JP2645552B2 - シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体 - Google Patents
シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体Info
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- JP2645552B2 JP2645552B2 JP61159325A JP15932586A JP2645552B2 JP 2645552 B2 JP2645552 B2 JP 2645552B2 JP 61159325 A JP61159325 A JP 61159325A JP 15932586 A JP15932586 A JP 15932586A JP 2645552 B2 JP2645552 B2 JP 2645552B2
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- H10N10/81—Structural details of the junction
- H10N10/817—Structural details of the junction the junction being non-separable, e.g. being cemented, sintered or soldered
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10N10/00—Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
- H10N10/80—Constructional details
- H10N10/85—Thermoelectric active materials
- H10N10/851—Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
- H10N10/8556—Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising compounds containing germanium or silicon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、電子回路に使用するための薄膜導電体に
係わり、特にマイクロエレクトロニクスの範囲に属する
もので、特殊な新しい原始的構造を備えた複数種類の半
導体材料からなる混晶薄膜導電体に関する。
係わり、特にマイクロエレクトロニクスの範囲に属する
もので、特殊な新しい原始的構造を備えた複数種類の半
導体材料からなる混晶薄膜導電体に関する。
この混晶薄膜導電体は、半導体材料で成るにも拘ら
ず、非常に大きな導電率をもち、しかもその温度係数が
金属程度に小さいため熱的にも安定している。また、一
方では、熱電能(ゼーベック係数の大きさ)が半導体の
ように大きいという特徴を備えていることが発見され
た。
ず、非常に大きな導電率をもち、しかもその温度係数が
金属程度に小さいため熱的にも安定している。また、一
方では、熱電能(ゼーベック係数の大きさ)が半導体の
ように大きいという特徴を備えていることが発見され
た。
このことから、この混晶薄膜導電体は、微細な熱電効
果素子を構成でき、電力測定用のパワーセンサの構成素
材とするとができる。
果素子を構成でき、電力測定用のパワーセンサの構成素
材とするとができる。
さらに、ゼーベック効果やピエゾ抵抗効果を備えてい
るから、サーモパイルや歪みセンサ、ロードセル、圧力
センサ等の構成素材とすることができる。
るから、サーモパイルや歪みセンサ、ロードセル、圧力
センサ等の構成素材とすることができる。
すなわち、各種センサエレクトロニクス用素材として
提供することができるものである。
提供することができるものである。
<従来の技術> センサエレクトロニクス用素材としては、各種の金
属、合金、単元素半導体、化合物半導体、混晶半導体、
半金属、アモルファス材料等が数多く知られている。し
かし、これら素材の特性を見ると、いずれにおいても一
つに特長があると、その反面、欠点があるという具合で
あった。
属、合金、単元素半導体、化合物半導体、混晶半導体、
半金属、アモルファス材料等が数多く知られている。し
かし、これら素材の特性を見ると、いずれにおいても一
つに特長があると、その反面、欠点があるという具合で
あった。
例えば、単元素半導体である結晶シリコンのゲージフ
ァクターについて言えば、その効果は合金のニクロムの
10倍も大きいのに対し、抵抗の温度係数10倍も大きいと
いう具合であった。
ァクターについて言えば、その効果は合金のニクロムの
10倍も大きいのに対し、抵抗の温度係数10倍も大きいと
いう具合であった。
ゼーベックと係数と導電率あるいはその温度係数につ
いても同様であった。また、同一出願人による(特開昭
60−196900号)「シリコン・ゲルマニュウム混晶薄膜導
電体」においては、暗導電率σDが100S・cm-1以上で、
かつ、ゼーベッグ係数が100〜160μV/Kという値が得ら
れている。さらに、金属的性質により近づけるために、
前記の混晶薄膜導電体のもつ暗導電率よりも大きな値の
向上を目的に、700℃で熱処理したが、およそ10%程度
しか導電率を向上させることができなかった。同様にゼ
ーベック係数については殆ど変化させることができなか
った。
いても同様であった。また、同一出願人による(特開昭
60−196900号)「シリコン・ゲルマニュウム混晶薄膜導
電体」においては、暗導電率σDが100S・cm-1以上で、
かつ、ゼーベッグ係数が100〜160μV/Kという値が得ら
れている。さらに、金属的性質により近づけるために、
前記の混晶薄膜導電体のもつ暗導電率よりも大きな値の
向上を目的に、700℃で熱処理したが、およそ10%程度
しか導電率を向上させることができなかった。同様にゼ
ーベック係数については殆ど変化させることができなか
った。
<発明が解決しようとする問題点> センサエレクトロニクス素材を利用するために、半導
体の特長である優れた特性と、低抵抗(高導電率)およ
びその温度係数が小さいという金属的性質をともに備
え、低抵抗化が容易にでき、ガラス基板はじめ種々様々
の基板上に堆積でき、しかも、加工がそれ程難しくない
という生産技術上の要請をすべて備えたマイクロエレク
トロニクス用導電体を実現することがこの発明の課題で
ある。
体の特長である優れた特性と、低抵抗(高導電率)およ
びその温度係数が小さいという金属的性質をともに備
え、低抵抗化が容易にでき、ガラス基板はじめ種々様々
の基板上に堆積でき、しかも、加工がそれ程難しくない
という生産技術上の要請をすべて備えたマイクロエレク
トロニクス用導電体を実現することがこの発明の課題で
ある。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、絶縁性基板上に形成されたシリコン、ゲル
マニウム及び金よりなる混晶薄膜が、高い導電性を持
ち、その温度係数が小さく、しかも大きなゼーベック効
果とピエゾ抵抗効果を示すということが発明者により発
見された事実を利用するものである。
マニウム及び金よりなる混晶薄膜が、高い導電性を持
ち、その温度係数が小さく、しかも大きなゼーベック効
果とピエゾ抵抗効果を示すということが発明者により発
見された事実を利用するものである。
すなわち、マイクロエレクトロニクス技法(例えば、
プラズマCVD法、光CVD法、スパッタ法等)を用いて、ア
モルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜を絶縁性基
板上に形成した後、金を蒸着した上で、電気炉を用いて
熱処理することにより、シリコン・ゲルマニウム混晶薄
膜中に金を拡散させ、高い導電性を持たせ、その薄膜の
両端に電流の入・出力端子として一対の電極を形成し、
上記素材の電流現象(輸送現象)をセンサに利用できる
構造とするものである。
プラズマCVD法、光CVD法、スパッタ法等)を用いて、ア
モルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜を絶縁性基
板上に形成した後、金を蒸着した上で、電気炉を用いて
熱処理することにより、シリコン・ゲルマニウム混晶薄
膜中に金を拡散させ、高い導電性を持たせ、その薄膜の
両端に電流の入・出力端子として一対の電極を形成し、
上記素材の電流現象(輸送現象)をセンサに利用できる
構造とするものである。
<作 用> このようにして製作されたシリコン、ゲルマニウム及
び金よりなる混晶薄膜導電体は、熱処理によって、金が
シリコンとゲルマニウムの混晶からなる薄膜中に拡散さ
れていることが観測され、 導電率が少なくとも1S・cm-1以上、導電率の温度係数
が1%/K以下であり、しかも、熱電能(ゼーベック係
数)の大きさが少なくとも10μV/Kを有し、ピエゾ抵抗
効果の大きさを示すゲージ率(抵抗変化率/ひずみ)が
少なくとも4以上である。
び金よりなる混晶薄膜導電体は、熱処理によって、金が
シリコンとゲルマニウムの混晶からなる薄膜中に拡散さ
れていることが観測され、 導電率が少なくとも1S・cm-1以上、導電率の温度係数
が1%/K以下であり、しかも、熱電能(ゼーベック係
数)の大きさが少なくとも10μV/Kを有し、ピエゾ抵抗
効果の大きさを示すゲージ率(抵抗変化率/ひずみ)が
少なくとも4以上である。
<実施例> 先ず、アモルファスシリコン・ゲルマニウム薄膜導電
体をマイクロエレクトロニクスの技法の一つであるCVD
(Chemical Vapour Deposition)法により製造する方法
について述べる。なお、該薄膜導電体を製造する方法と
しては、汎用のプラズマCVDシステムを用いる方法が一
般的であるが、熱CVDシステムあるいは光CVDシステムを
用いても同様な結果が得られている。ここで説明する実
施例では、p形の薄膜導電体を形成する方法について述
べるが、n形の場合も同様な方法が形成できる。電気炉
内に導入する原料ガスとしてはシラン(SiH4)とゲルマ
ン(GeH4)の混合ガスを用いる。
体をマイクロエレクトロニクスの技法の一つであるCVD
(Chemical Vapour Deposition)法により製造する方法
について述べる。なお、該薄膜導電体を製造する方法と
しては、汎用のプラズマCVDシステムを用いる方法が一
般的であるが、熱CVDシステムあるいは光CVDシステムを
用いても同様な結果が得られている。ここで説明する実
施例では、p形の薄膜導電体を形成する方法について述
べるが、n形の場合も同様な方法が形成できる。電気炉
内に導入する原料ガスとしてはシラン(SiH4)とゲルマ
ン(GeH4)の混合ガスを用いる。
また、p形ドーパントとして水素希釈のジボラン(B
H)を添加する(n形ドーパントとしては水素希釈のホ
スフィン(PH3)、またはアルシン(AsH3)を添加す
る。)。
H)を添加する(n形ドーパントとしては水素希釈のホ
スフィン(PH3)、またはアルシン(AsH3)を添加す
る。)。
基板には少なくとも表面が絶縁性をもつ基板、例え
ば、ガラス基板、マイカ、ポリイミドフィルムをはじめ
各種半導体基板もしくはイオンプレーティング法により
金属板の表面を絶縁性薄膜で覆った基板等が用いられ
る。
ば、ガラス基板、マイカ、ポリイミドフィルムをはじめ
各種半導体基板もしくはイオンプレーティング法により
金属板の表面を絶縁性薄膜で覆った基板等が用いられ
る。
第1図は、絶縁性基板1上にアモルファスシリコン・
ゲルマニウム混晶薄膜2を堆積して、その上に金薄膜3
を真空蒸着法により堆積した本発明の一実施例として使
用する試料の正面図を示す。
ゲルマニウム混晶薄膜2を堆積して、その上に金薄膜3
を真空蒸着法により堆積した本発明の一実施例として使
用する試料の正面図を示す。
この場合、絶縁性基板1としてコーニング7059ガラス
を用い、該金薄膜3はプラズマCVD法により堆積したア
モルファスシリコン・ゲルマニウム薄膜2上の酸化膜
を、フッ酸と硝酸と酢酸とを混合したエッチング液を用
いて除去した後、蒸着したものである。
を用い、該金薄膜3はプラズマCVD法により堆積したア
モルファスシリコン・ゲルマニウム薄膜2上の酸化膜
を、フッ酸と硝酸と酢酸とを混合したエッチング液を用
いて除去した後、蒸着したものである。
本実施例では、該試料を、電気炉を用いて窒素雰囲気
中にて700℃、60分の熱処理を行った結果、室温で導電
率が熱処理をする前に比べ少なくとも20%以上増加する
ことが見い出された。
中にて700℃、60分の熱処理を行った結果、室温で導電
率が熱処理をする前に比べ少なくとも20%以上増加する
ことが見い出された。
これは、熱処理することでアモルファスシリコン・ゲ
ルマニウム薄膜中に金が拡散され、暗導電率が大きくな
ることを示すものである。
ルマニウム薄膜中に金が拡散され、暗導電率が大きくな
ることを示すものである。
第2図は、従来のプラズマCVD法を用いて堆積した薄
膜の上に金を拡散する前後におけるアモルファスシリコ
ン・ゲルマニウム混晶薄膜のX線回折波形を示すもので
ある。図において、aは金を拡散する前のアモルファス
シリコン・ゲルマニウム混晶薄間のX線回折波形を示
し,a′は窒素雰囲気中において700℃、60分で熱処理を
行って、金を拡散したシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜
(シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜)のX線回折波
形を示したものである。
膜の上に金を拡散する前後におけるアモルファスシリコ
ン・ゲルマニウム混晶薄膜のX線回折波形を示すもので
ある。図において、aは金を拡散する前のアモルファス
シリコン・ゲルマニウム混晶薄間のX線回折波形を示
し,a′は窒素雰囲気中において700℃、60分で熱処理を
行って、金を拡散したシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜
(シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜)のX線回折波
形を示したものである。
また、横軸は回折角2θを、縦軸は回折強度(任意単
位)を、(ref)はシリコン単体、ゲルマニウム単体、
金単体のそれぞれについて結晶粉末試料の回折ピーク値
のデータ(ASTMカードによる)を示している。a′では
aに比べて、鋭い回折ピークが、(111)、(110)およ
び(311)に表われており、(111)、(110)および(3
11)に強く配向していることが示されている。
位)を、(ref)はシリコン単体、ゲルマニウム単体、
金単体のそれぞれについて結晶粉末試料の回折ピーク値
のデータ(ASTMカードによる)を示している。a′では
aに比べて、鋭い回折ピークが、(111)、(110)およ
び(311)に表われており、(111)、(110)および(3
11)に強く配向していることが示されている。
また、各回折パターンのピーク波形およびピーク値の
回折角はシリコン・ゲルマニウム混晶より構成されてい
ることが示されている。
回折角はシリコン・ゲルマニウム混晶より構成されてい
ることが示されている。
これらの各回折ピークは波形aのものより波形a′の
方が鋭い。これは、熱処理によって再結晶化が進行して
いることを示す。
方が鋭い。これは、熱処理によって再結晶化が進行して
いることを示す。
さらに、金を拡散した後の波形a′では、 2θ=38゜、44゜と、 2θ=36゜、40.3゜と40.8゜ にも回折ピークが表われている。これは、金を拡散した
前には見られなかった現象であり、熱処理により、金が
拡散されたためである。前者は、金の回折ピークが(11
1)と(100)に配向していることを示し、後者は、γ−
ゲルマニウム・金(Au0.6Ge0.4)混晶の回折ピークが
(334)と(138あるいは152)および(336)に配向して
いることを示している。
前には見られなかった現象であり、熱処理により、金が
拡散されたためである。前者は、金の回折ピークが(11
1)と(100)に配向していることを示し、後者は、γ−
ゲルマニウム・金(Au0.6Ge0.4)混晶の回折ピークが
(334)と(138あるいは152)および(336)に配向して
いることを示している。
これは、シリコン・ゲルマニウム混晶と、さらには熱
処理によって金単体や金・ゲルマニウム混晶ができ、こ
れらの混晶系よりなる混晶薄膜導電体であることが確認
できる。
処理によって金単体や金・ゲルマニウム混晶ができ、こ
れらの混晶系よりなる混晶薄膜導電体であることが確認
できる。
第3図は、従来のプラズマCVD法を用いてガラス基板
上に堆積したアモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶
薄膜について金を拡散した前後の暗導電率とゼーベック
係数の測定に用いたサンプルの形状を示すものである。
図において、4はコーニング7059ガラス基板、5はアモ
ルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜あるいはシリ
コン・ゲルマニウム・金混晶薄膜、6はAu/NiCr薄膜、
7はゼーベック係数測定用サンプルをそれぞれ示す。こ
こで、測定に用いたアモルファスシリコン・ゲルマニウ
ム混晶薄膜の膜厚は約1μmである。
上に堆積したアモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶
薄膜について金を拡散した前後の暗導電率とゼーベック
係数の測定に用いたサンプルの形状を示すものである。
図において、4はコーニング7059ガラス基板、5はアモ
ルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜あるいはシリ
コン・ゲルマニウム・金混晶薄膜、6はAu/NiCr薄膜、
7はゼーベック係数測定用サンプルをそれぞれ示す。こ
こで、測定に用いたアモルファスシリコン・ゲルマニウ
ム混晶薄膜の膜厚は約1μmである。
T+ΔTは温接点を、Tは冷接点を示す。
この場合におけるパターン形成は通常のホトリソグラ
フィ技術を用いて行ない、Au/NiCr薄膜形成は真空蒸着
法を用いて、NiCrを蒸着した後に連続して金を蒸着す
る。
フィ技術を用いて行ない、Au/NiCr薄膜形成は真空蒸着
法を用いて、NiCrを蒸着した後に連続して金を蒸着す
る。
第4図は、第3図に示したゼーベック係数測定用サン
プル7について、熱処理して得られた本発明の一実施例
に係るシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜と、従来の
アモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜との暗導
電率の温度特性の比較を示す。図において、横軸は絶対
温度の逆数(1/T)を、縦軸は暗導電率σD(S・c
m-1)をそれぞれ示す。aは従来のアモルファスシリコ
ン・ゲルマニウム混晶薄膜の暗導電率の温度特性を、
a′は熱処理して得られたシリコン・ゲルマニウム・金
混晶薄膜の暗導電率の温度特性をそれぞれ示すものであ
り、a′では室温での暗導電率の大きさ、aに比べ、〜
100%以上も向上しており、この場合、温導電率σDの
値も278S・cm-1で半金属の暗導電率σDと同程度ぐらい
大きく、さらに温度による変化が1%/K以下と非常に小
さいことが大きな特徴である。
プル7について、熱処理して得られた本発明の一実施例
に係るシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜と、従来の
アモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜との暗導
電率の温度特性の比較を示す。図において、横軸は絶対
温度の逆数(1/T)を、縦軸は暗導電率σD(S・c
m-1)をそれぞれ示す。aは従来のアモルファスシリコ
ン・ゲルマニウム混晶薄膜の暗導電率の温度特性を、
a′は熱処理して得られたシリコン・ゲルマニウム・金
混晶薄膜の暗導電率の温度特性をそれぞれ示すものであ
り、a′では室温での暗導電率の大きさ、aに比べ、〜
100%以上も向上しており、この場合、温導電率σDの
値も278S・cm-1で半金属の暗導電率σDと同程度ぐらい
大きく、さらに温度による変化が1%/K以下と非常に小
さいことが大きな特徴である。
このように暗導電率が温度変化による影響を受け難い
ことは、ICチップ上等に微小な抵抗体等を形成する上で
極めて有利である。
ことは、ICチップ上等に微小な抵抗体等を形成する上で
極めて有利である。
また、暗導電率σDの大きさは、アモルファスシリコ
ン・ゲルマニウム混晶薄膜を形成するときの基板温度又
は金の拡散量を制御することによって変えることができ
る。ここで、金の拡散量は、金薄膜の膜厚及び熱処理の
時間を変えるとによって制御する。
ン・ゲルマニウム混晶薄膜を形成するときの基板温度又
は金の拡散量を制御することによって変えることができ
る。ここで、金の拡散量は、金薄膜の膜厚及び熱処理の
時間を変えるとによって制御する。
第5図は、第3図に示したゼーベック係数の測定のた
めに用いたサンプル7について測定した暗導電率とゼー
ベック係数の特性を示すもので、横軸に暗導電率σ
D(S・cm-1)の大きさを、縦軸にゼーベック係数S
(μV/K)の大きさを示している。図において、白抜き
の記号は従来のアモルファスシリコン・ゲルマニウム混
晶薄膜のサンプルについてのもので、シリコン・ゲルマ
ニウム・金混晶薄膜のサンプルについてのものは黒くぬ
りつぶした記号で示してある。
めに用いたサンプル7について測定した暗導電率とゼー
ベック係数の特性を示すもので、横軸に暗導電率σ
D(S・cm-1)の大きさを、縦軸にゼーベック係数S
(μV/K)の大きさを示している。図において、白抜き
の記号は従来のアモルファスシリコン・ゲルマニウム混
晶薄膜のサンプルについてのもので、シリコン・ゲルマ
ニウム・金混晶薄膜のサンプルについてのものは黒くぬ
りつぶした記号で示してある。
これらの記号の形状は、製造するときの条件の相違、
たとえば、アモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄
膜を堆積するときの基板温度の相違を示すものである。
また、○と●とは、同一の基板温度で堆積したサンプル
であることを示すものである。
たとえば、アモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄
膜を堆積するときの基板温度の相違を示すものである。
また、○と●とは、同一の基板温度で堆積したサンプル
であることを示すものである。
熱処理して得られたシリコン・ゲルマニウム・金混晶
薄膜では、暗導電率σDが200S・cm-1以上におけるゼー
ベック係数としておよそ80〜130μV/Kと大きな値が示さ
れている。この値は、金属のゼーベック係数S(μV/
K)よりもはるかに大きく半導体と同程度の値が得られ
ている。このシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜を用
いれば、高性能な熱電対素子をはじめ、高周波パワーセ
ンサ、赤外線センサ、温度センサ等が構成できるので幅
広いセンサへの応用が期待できる。
薄膜では、暗導電率σDが200S・cm-1以上におけるゼー
ベック係数としておよそ80〜130μV/Kと大きな値が示さ
れている。この値は、金属のゼーベック係数S(μV/
K)よりもはるかに大きく半導体と同程度の値が得られ
ている。このシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜を用
いれば、高性能な熱電対素子をはじめ、高周波パワーセ
ンサ、赤外線センサ、温度センサ等が構成できるので幅
広いセンサへの応用が期待できる。
第6図には、歪みゲージ率測定用サンプル12の形状を
示した。そのゲージ率を測定した結果、その値が6〜12
以上のものが得られている。
示した。そのゲージ率を測定した結果、その値が6〜12
以上のものが得られている。
なお、図において、8はコーニング7059ガラス記番、
9はアモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜ある
いはシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜、10、10′は
オーミック電極、11、11′は金リボン線をそれぞれ示
す。
9はアモルファスシリコン・ゲルマニウム混晶薄膜ある
いはシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜、10、10′は
オーミック電極、11、11′は金リボン線をそれぞれ示
す。
オーミック電極の材料としてはAu/NiCr薄膜を用いて
いる。
いる。
また、矢印は歪みゲージを測定するため、外部より加
えた応力の方向を示している。
えた応力の方向を示している。
<発明の効果> 本発明によるシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導
電体は、シリコン・ゲルマニウム混晶と、さらには熱処
理によって金単体や金・ゲルマニウム混晶ができ、これ
らが混在しているので、次に示すような固有の結果を有
する。すなわち、 (1) 暗導電率が1S・cm-1以上と大きな値が得られる
ので、小形な抵抗体を絶縁性基板上に形成できる。
電体は、シリコン・ゲルマニウム混晶と、さらには熱処
理によって金単体や金・ゲルマニウム混晶ができ、これ
らが混在しているので、次に示すような固有の結果を有
する。すなわち、 (1) 暗導電率が1S・cm-1以上と大きな値が得られる
ので、小形な抵抗体を絶縁性基板上に形成できる。
(2) 暗導電率が200S・cm-1以上でもゼーベック係数
が80〜130μV/K以上であるので、高性能な熱電対、高周
波パワーセンサ、赤外線センサ、温度センサ等を構成で
きる。
が80〜130μV/K以上であるので、高性能な熱電対、高周
波パワーセンサ、赤外線センサ、温度センサ等を構成で
きる。
(3) 暗導電率が200S・cm-1以上と大きいにもかかわ
らず、ゲージ率が6〜12以上と大きいので、高性能な歪
みセンサ、圧力センサ、ロードセル、タッチセンサを構
成できる。
らず、ゲージ率が6〜12以上と大きいので、高性能な歪
みセンサ、圧力センサ、ロードセル、タッチセンサを構
成できる。
(4) 暗導電率の温度係数が1%/K以下と小さいの
で、温度補償を必要としない抵抗体をはじめ高周波パワ
ーセンサ、赤外線センサ、歪みセンサ、圧力センサ、ロ
ードセル等を構成できる。
で、温度補償を必要としない抵抗体をはじめ高周波パワ
ーセンサ、赤外線センサ、歪みセンサ、圧力センサ、ロ
ードセル等を構成できる。
(5) アモルファシスシリコン・ゲルマニウム薄膜は
プラズマCVD法等により比較的簡単な方法で形成でき、
かつ、その上に金を蒸着した後、熱処理によってアモル
ファシスシリコン・ゲルマニウム薄膜中に金を拡散させ
ることにより、暗導電率を容易に制御でき、かつ、ICプ
ロセスと両立するので、従来のICの中に温度センサ、歪
センサ、圧力センサ等を組み込むことができる。また、
温度センサ、歪みセンサ等を組み合わせた高機能センサ
を容易に、かつ、安価に構成できる。
プラズマCVD法等により比較的簡単な方法で形成でき、
かつ、その上に金を蒸着した後、熱処理によってアモル
ファシスシリコン・ゲルマニウム薄膜中に金を拡散させ
ることにより、暗導電率を容易に制御でき、かつ、ICプ
ロセスと両立するので、従来のICの中に温度センサ、歪
センサ、圧力センサ等を組み込むことができる。また、
温度センサ、歪みセンサ等を組み合わせた高機能センサ
を容易に、かつ、安価に構成できる。
(6) 薄膜形成技術により、絶縁性基板上に広い面積
で自由な平面形状にわたり導電体を形成でき、 かつ簡単に熱処理効果を利用できる。
で自由な平面形状にわたり導電体を形成でき、 かつ簡単に熱処理効果を利用できる。
このように本発明の利用効果は顕著であるので、産業
の発達に十分寄与し得ると確信する。
の発達に十分寄与し得ると確信する。
第1図は、本発明の一実施例として使用する試料の模式
正面図を示す。 第2図は従来のアモルファスシリコン・ゲルマニウム混
晶薄膜及び本発明の一実施例に係るシリコン・ゲルマニ
ウム・金混晶薄膜についてのX線回折パターンを示す。 第3図はゼーベック係数測定用サンプル7の平面図を、
第4図は暗導電率の温度依存を示す特性図を、第5図は
暗導電率とゼーベック係数との関係を示す特性図を、第
6図は歪みゲージ測定用サンプル12の平面図を示してい
る。 図において、1は絶縁性基板、4と8はコーニング7059
ガラス基板、2はアモルファスシリコン・ゲルマニウム
混晶薄膜、3は金薄膜、5と9はアモルファスシリコン
・ゲルマニウム混晶薄膜あるいはシリコン・ゲルマニウ
ム・金混晶薄膜、6はAu/NiCr薄膜、7はゼーベック係
数測定用サンプル、10と10′はオーミック電極、11と1
1′は金リボン線、12は歪みゲージ率測定用サンプルを
それぞれ示す。
正面図を示す。 第2図は従来のアモルファスシリコン・ゲルマニウム混
晶薄膜及び本発明の一実施例に係るシリコン・ゲルマニ
ウム・金混晶薄膜についてのX線回折パターンを示す。 第3図はゼーベック係数測定用サンプル7の平面図を、
第4図は暗導電率の温度依存を示す特性図を、第5図は
暗導電率とゼーベック係数との関係を示す特性図を、第
6図は歪みゲージ測定用サンプル12の平面図を示してい
る。 図において、1は絶縁性基板、4と8はコーニング7059
ガラス基板、2はアモルファスシリコン・ゲルマニウム
混晶薄膜、3は金薄膜、5と9はアモルファスシリコン
・ゲルマニウム混晶薄膜あるいはシリコン・ゲルマニウ
ム・金混晶薄膜、6はAu/NiCr薄膜、7はゼーベック係
数測定用サンプル、10と10′はオーミック電極、11と1
1′は金リボン線、12は歪みゲージ率測定用サンプルを
それぞれ示す。
Claims (4)
- 【請求項1】絶縁性基板と、該絶縁性基板上に形成され
たシリコンとゲルマニウムと金との混晶でなる薄膜と、
該薄膜に電流を入出力するための電極とを備えたシリコ
ン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体。 - 【請求項2】前記薄膜は、少なくとも1S・cm-1の導電率
を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体。 - 【請求項3】前記薄膜は、少なくとも108μV/Kの熱電能
を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載のシリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電
体。 - 【請求項4】前記薄膜は、導電率の温度計数が1%/K以
下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
項または第3項記載のシリコン・ゲルマニウム・金混晶
薄膜導電体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61159325A JP2645552B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61159325A JP2645552B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6315484A JPS6315484A (ja) | 1988-01-22 |
| JP2645552B2 true JP2645552B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=15691340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61159325A Expired - Fee Related JP2645552B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | シリコン・ゲルマニウム・金混晶薄膜導電体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2645552B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5837113A (en) * | 1990-12-06 | 1998-11-17 | Fujitsu Limited | Small glass electrode |
| JP2003031860A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-31 | Toshiba Corp | 熱電材料および熱電変換モジュール |
| JP6665464B2 (ja) * | 2015-09-25 | 2020-03-13 | Tdk株式会社 | 薄膜熱電素子 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE790787R (fr) * | 1971-01-04 | 1973-04-30 | Nicolaou Michael C | Materiau pour la conversion directe a haut rendement d'energie thermo-electrique, procede de fabrication et convertisseur comportantun tel |
| SE7905248L (sv) * | 1978-07-03 | 1980-01-04 | Gulf & Western Mfg Co | Sitskonstruktion |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP61159325A patent/JP2645552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6315484A (ja) | 1988-01-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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