JPH0326844A - 内燃機関の燃料供給制御装置における空燃比フィードバック補正装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給制御装置における空燃比フィードバック補正装置

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JPH0326844A
JPH0326844A JP1156748A JP15674889A JPH0326844A JP H0326844 A JPH0326844 A JP H0326844A JP 1156748 A JP1156748 A JP 1156748A JP 15674889 A JP15674889 A JP 15674889A JP H0326844 A JPH0326844 A JP H0326844A
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air
fuel ratio
feedback correction
fuel
rich
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1493Details
    • F02D41/1495Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1473Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation method
    • F02D41/1474Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the regulation method by detecting the commutation time of the sensor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の燃料供給制御装置における空燃比フ
ィードバック補正装置に関し、詳しくは、機関吸入混合
気の空燃比を目標空燃比に近づけるフィードバック補正
制御の改善技術に関する。
〈従来の技術〉 空燃比のフィードバック制御機能を有した内燃機関の燃
料供給制御装置としては、次のようなものが知られてい
る. 吸入空気に関与する状態量として吸入空気流量Qや吸気
圧力PBを検出し、これらと機関回転速度Nの検出値と
に基づいて基本燃料供給MTpを演算する.そして、こ
の基本燃料供給tTpを、冷却水温度で代表される機関
温度等の各種運転状態に基づいて設定された各種補正係
数COEF,排気中酸素濃度の検出を介して求められる
吸入混合気の空燃比に基づいて設定される空燃比フィー
ドバック補正係数LAMBDA,バッテリ電圧による補
正分Ts等により補正して最終的な燃料供給11Ti(
=T p X C O E F XLAMBDA+T 
s )を演算し、この演算された量の燃料が燃料噴射弁
等によって機関に供給されるようになっている(特開昭
60−2 4 0 8 4 0号公報等参照)。
前記空燃比フィードバック補正係数LAMBDAは、例
えば比例積分制御によって設定され、酸素センサによっ
て検出される排気中の酸素濃度に基づいて実際の空燃比
が目標空燃比(理論空燃比)よりもリッチ(リーン)で
あるときには、空燃比フィードバック補正係数LAMB
DAを初めに比例定数Pだけ減少(増大)させ、それか
ら時間同期又は機関回転同期で積分定数1ずつ徐々に減
少(増大)させていき、実際の空燃比が目標空燃比付近
で反転を操り返すように制御するものであり、リッチと
リーンとを同じ時間だけで繰り返すことで平均空燃比が
目標空燃比に制御されるようにしてある。
尚、上記空燃比のフィードバック制御に用いる酸素セン
サとしては、理論空燃比を境に排気中の酸素濃度が急変
することを利用して、理論空燃比に対する実際の空燃比
のリッチ・リーンを検出できるセンサが一般に用いられ
る.センサ構造としては、ジルコニアチュ一ブの内外表
面にそれぞれ電極を形威し、チューブの内側に導入した
大気中の酸素濃度と外側が曝される排気中の酸素濃度と
の比に応じて前記電極間に起電力を発生させ、この起電
力をモニタすることで排気中の酸素濃度、引いては機関
吸入混合気の理論空燃比に対するリッチ.リーンを間接
的に検出するものである(実開昭63−51273号公
報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のように酸素センサの検出結果から空燃
比をフィードバック制御するものでは、酸素センサが劣
化して第11図〜第14図に示すように空燃比に対する
検出信号の出力特性が初期から変化すると、フィードバ
ック制御によってり・冫チ・リーンを交互に繰り返して
得られる実際の空燃比が、目標空燃比(理論空燃比)付
近に制御されなくなるという問題があった. 自動車用機関の排気系には、排気を浄化するために三元
触媒が設けられているものがあるが、この三元触媒装置
は、混合気を理論空燃比で燃焼させたときに最も転換効
率が良くなるため、上記のように酸素センサの劣化によ
ってフィードバック制御される空燃比が理論空燃比から
ずれると、三元触媒装置による転換効率が低下しCO,
HC,NOxが増加するという問題が発生する。また、
酸素センサの静特性に変化が殆どない場合であつても、
例えば実際の空燃比がリッチからリーンへ又はリーンか
らリッチへ反転したときの酸素センサの応答時間が初期
から変化すると、この場合にも空燃比の制御点が初期(
目標空燃比)からずれ、三元触媒装置により充分な排気
浄化効果を得ることができなくなるという問題がある。
ここで、第11図〜第14図に示した酸素センサの劣化
による特性変化の例について説明すると、第11図は例
えば公知のジルコニアチューブタイブの酸素センサにお
いてジルコニアに僅かな熱劣化が生じた場合を示し、こ
の場合には、初期の出力特性に対してリッチ側に特性が
シフトし、応答特性としては表1及び第l5図に示すよ
うに、リッチからリーンへの応答が初期に比べ速くなっ
て制御周波数が高くなるため、この酸素センサを用いて
フィードバック制御を行うと、目標よりもリッチ空燃比
に制御されることになってしまう。また、かかる熱劣化
が進行すると、第12図に示すようにリッチ側の出力が
低下レ、理論空燃比を境とした出力の急変特性が得られ
なくなるため、制御周波数が初期よりも小さくなって応
答速度が遅くなってしまう。
一方、酸素センサとしてジルコニアチューブタイプのも
のを用いた場合、ジルコニアチューブの内側に大気を導
き、この大気中の酸素濃度と排気中の酸素濃度との比に
応じて起電力を発生させるものであるから、チューブの
内側に設けた電極が劣化したり、ジルコニアチューブを
排気から保護する保護層に目詰まりが発生すると、セン
サの出力特性が、第13図及び第14図に示すように変
化する。
即ち、内側電極が劣化すると、起電力が良好に取り出せ
ないためリーン側及びリッチ側の出力が共に低下し、フ
ィードバックの制御点としてはリッチ側に移行してしま
い(表1参照)、また、外側の保護層に目詰まりが発生
すると、リーン状態においても酸素濃度比が大きくなら
ないためり−ン出力が高くなり、結果、リッチからリー
ンへの検出応答性が悪化し、制御点はりーン側にずれて
しまう(表1参照)。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、機関吸
入混合気の空燃比を検出する酸素センサの劣化により、
フィードバック制御される空燃比が目標空燃比(理論空
燃比;λ=1)からはずれたときに、これを補正して目
標空燃比が得られるようにできるフィードバック補正装
置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、機関排気成
分の濃度を検出しこれにより機関に吸入される混合気の
空燃比の目標空燃比に対するリッチ・リーンを検出する
空燃比検出手段と、この空燃比検出手段で検出される空
燃比を目標空燃比に近づけるように燃料供給量をフィー
ドバック補正するためのフィードバック補正値を設定す
るフィードバック補正値設定手段と、このフィードバッ
ク補正値設定手段で設定されたフィードバック補正値に
基づいて補正した燃料供給量に基づいて機関への燃料供
給を制御する燃料供給制御手段と、を含んで構威された
内燃機関の燃料供給制御装置における空燃比フィードバ
ック補正装置において、フィードバック補正値のリッチ
方向制御時とりーン方向制御時とにおける操作量を同一
として燃料供給量がフィードバン゛ク補正されていると
きに、前記空燃比検出手段のリッチ側とリーン側との応
答バランスを、空燃比検出手段の出力変化速度,空燃比
反転時から空燃比検出値が目標空燃比方向へ変化し始め
るまでの時間,リッチ・リーン制御時間の少なくとも1
つに基づいて決定する応答バランス検出手段と、 この応答バランス検出手段で検出された応答バランスに
基づいて前記フィードバック補正値設定手段によるフィ
ードバ・ンク補正値の操作量を補正する操作量補正手段
と、 を設けるようにした。
〈作用〉 かかる構或において、空燃比検出手段は、機関排気成分
の濃度を検出しこれにより機関に吸入される混合気の空
燃比の目標空燃比に対するリッチ・リーンを検出し、フ
ィードバック補正値設定手段は、検出される空燃比を目
標空燃比に近づけるように燃料供給量をフィードバック
補正するためのフィードバック補正値を設定する。そし
て、燃料供給制御手段は、フィードバック補正値に基づ
いて補正した燃料供給量に基づいて機関への燃料供給を
制御する. ここで、応答バランス検出手段は、フィードバック補正
値のリッチ方向制御時とりーン方向制御時とにおける操
作量を同一として燃料供給量がフィードバック補正され
ているときに、空燃比検出手段のリッチ側とリーン側と
の応答バランスを、空燃比検出手段の出力変化速度,空
燃比反転時から空燃比検出値が目標空燃比方向へ変化し
始めるまでの時間.リッチ・リーン制御時間の少なくと
もlつに基づいて決定する。即ち、フィードバック補正
の結果、空燃比検出手段におけるリッチ側とリーン側の
応答バランスが略同等か否かによって平均的な空燃比が
目標空燃比に制御されているか否かを検出する。
操作量補正手段は、この応答バランス検出手段で検出さ
れた応答バランスに基づき前記フィードバック補正値設
定手段によるフィードバック補正値の操作量を補正する
。即ち、例えばリーン制御した結果の空燃比検出手段の
応答が、リッチ側に比べて遅れていることが、検出され
た応答バランスから判別できるとき(第16図において
、A>B,ΔA1〈1ΔB l,A’ >B’ のとき
)には、制御される空燃比が目標よりもリーン化してい
るために、フィードバック補正値のリッチ方向操作量を
リーン側のそれに対して増大するように操作量を補正す
るものである。
(実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
一実施例のシステム構成を示す第2図において、内燃機
関1には、エアクリーナ2.吸気ダクト3,スロットル
チャンバ4及び吸気マニホールド5を介して空気が吸入
される.スロットルチャンバ4には、図示しないアクセ
ルペダルと連動してスロットルチャンバ4の開口面積を
可変制御するスロットル弁7が設けられていて、吸入空
気流IQを制御する. 前記スロットル弁7には、その間度TVOを検出するポ
テンシッメー夕と共に、その全閉位置(アイドル位置)
でONとなるアイドルスイッチ8Aを含むスロットルセ
ンサ8が付設されている。
スロットル弁7上流の吸気ダクト3には、機関1の吸入
空気流量Qを検出するエアフローメータ9が設けられて
いて、吸入空気流IQに応じた電圧信号を出力する。
また、スロットル弁7下流の吸気マニホールド5の各ブ
ランチ部には、各気筒毎に電磁弐の燃料噴射弁10が設
けられている。燃料噴射弁1oぱ、後述するマイクロコ
ンピエー夕を内蔵したコントロールユニット11から機
関回転に同期したタイミングで出力される駆動パルス信
号によって開弁駆動し、図示しない燃料ポンプから圧送
されプレッシャレギュレー夕により所定圧力に制御され
た燃料を吸気マニホールド5内に噴射供給する.即ち、
燃料噴射弁10による燃料供給量は、燃料噴射弁10の
開弁駆動時間で制御されるようになっている。
更に、機関1の冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検
出する水温センサ12が設けられると共に、排気通路1
3内で排気中の酸素濃度を検出することによって、機関
吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段としての
酸素センサl4が設けられている。
酸素センサ14は、実開昭63−51273号等に開示
されている公知のものであり、ジルコニアチューブの内
側に大気を、外側には酸素濃度の低い排気を導き、排気
中の酸素濃度によって内外の酸素濃度比が変化し、酸素
不足となる理論空燃比よりもリッチ側では酸素濃度比が
大きく起電力(電圧)■otが発生し、酸素過剰となる
理論空燃比よりちりーン側では酸素濃度比が小さく殆ど
起電力Vo2を発生しなくなるという性質を利用して、
理論空燃比に対する実際の空燃比のリッチ・リーンを判
別できるセンサである。但し、センサ素子はジルコニア
で構成されるものに限るものではなく、また、素子構造
についてもチューブ型に限定するものではない。
また、各気簡の燃焼室にそれぞれ臨ませて点火栓6を設
けてある。
コントロールユニット11は、クランク角センサl5か
ら機関回転に同期して出力されるクランク単位角度信号
POSを一定時間カウントして、又は、所定クランク角
位置毎に出力されるクランク基準角度信号REF (4
気筒の場合180゜毎)の周期を計測して機関回転速度
Nを検出する。
次に、コントロールユニット11によって行われる空燃
比フィードバック制御を含む燃料供給制御と、酸素セン
サ14の異常診断制御と、該診断結果に基づくフィード
バック制御の補正制御とを、第3図〜第8図のフローチ
ャートに示すプログラムに従い第9図のタイムチャート
を参照しつつ説明する。
本実施例において、フィードバック補正値設定手段5燃
料供給制御手段,応答バランス検出手段,操作量補正手
段としての機能は、前記第3図〜第8図のフローチャー
トに示すようにソフトウエア的に備えられている。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、10ms
毎に実行されるものであり、このプログラムにおいて実
際の空燃比を目標空燃比(理論空燃比)にフィードバッ
クするための空燃比フィードバック補正係数LAMBD
Aが比例積分制御によって設定されるようになっている
まず、ステップl(図中ではSLとしてある。
以下同様)では、各センサによって検出された吸入空気
流fQ等の運転状態データや、酸素センサ14の出力電
圧Vowを入力する。
ステップ2では、ステップ1で入力した吸入空気流量Q
と機関回転速度Nとに基づき、燃料供給制御における基
本燃料噴射ITp(←K X Q/N二Kは定数)を演
算する。
ステップ3では、所定の高排気温度領域を判別するため
の判別用基本燃料噴射量Tpを機関回転速度Nに対応し
て記憶してあるマップから、ステップ1で人力した機関
回転速度Nに対応するデータを検索して、この検索した
判別用基本燃料噴射量Tpをregaにセットする。
ステンブ4では、ステップ3で判別用基本燃料噴射量T
pがセットされているregaと、ステップ2で演算し
た基本燃料噴射ITpとを比較して、現在の運転条件が
所定の高排気温度領域であるか否かの判別を行う. ここで、現在の運転条件に基づいて演算した基本燃料噴
射量Tpがregaにセットされている判別用Tpより
も大きいときには、予め設定した所定の高排気温度領域
であるから、このときにはステップ5へ進み、所定の高
排気温度領域の経験を逐次判別するためのフラグfに1
をセットし、このフラグfにより所定の高排気温度領域
が経験済であることが判別されるようにする.一方、現
在の運転条件に基づいて演算した基本燃料噴射量Tpが
regaにセットされている判別用TP以下であるとき
には、所定の高排気温度領域ではないため、ステップ6
へ進んで前記フラグfにゼロをセットし、このフラグf
で所定の高排気温度領域が未経験であることが判別され
るようにする。
次のステップ7では、スロットルセンサ8によって検出
されるスロットル弁7開度TVOの単位時間当たりの変
化量ΔTVOが略ゼロであるか否かを判別することによ
り、機関lが定常運転状態であるか否かを判別する。
前記変化量ΔTVOが略ゼロでないときには、スロット
ル弁7の開度TVOが変化している機関1の過渡運転状
態であり、このときにはステップ8へ進んで過渡運転か
ら定常運転に移行してからの経過時間を計測するための
タイマー値TllIaCCに所定値(例えば300)を
セットする。一方,,前記変化量ΔTVOが略ゼロであ
るときには、スロットル弁7の開度TVOが一定してい
る定常運転状態であり、このときには、ステップ9へ進
んで前記タイマー値Tmaccがゼロであるか否かを判
別し、ゼロでないときにはステップ10へ進んでタイマ
ー値Tmaccが1だけ減算される。
従って、機関1が過渡運転状態であればタイマー値T 
tmaccには所定値がセットされ、スロットル弁7の
開度TV○が一定になって定常運転に移行すると、タイ
マーT maccは本プログラム実行毎に1ずつ減算さ
れ、定常運転に移行してから前記所定値で決定される時
間が経過するとタイマーT maccはゼロになり、タ
イマーT maccによって過渡直後でない安定した定
常運転状態が判別できるようになっている。
次のステップ11では、ステップエで入力した機関回転
速度Nと、ステップ2で演算した基本燃料噴射tTpと
をパラメータとして予め設定されているマップから比例
積分制御における操作量を検索して求める。ここで検索
される操作量は、空燃比フィードバック補正係数LAM
BDA (フィードバック補正値)を比例積分制御する
のに用いるものであり、空燃比がリッチからりーンに反
転したときに空燃比フィードバック補正係数LAMBD
Aを比例制御して増大させるためのリッチ制御比例分P
R、空燃比リーンからリッチに反転したときに空燃比フ
ィードバック補正係数LAMBDAを比例制御して減少
させるためのリーン制御比例分PL、更に、空燃比フィ
ードバック補正係数LAMBDAを積分制御するための
積分分【がここで設定される。
次のステップI2では、酸素センサl4の劣化診断を行
うか否かを切り換え選択するためのフラグr測定の判別
を行う。前記フラグf測定は、1であるときに酸素セン
サ14の劣化診断(酸素センサのリッチ側とリーン側と
の応答バランスを検出する制御)を選択し、ゼロである
ときには劣化診断をキャンセルするものであり、フラグ
f測定が1であって劣化診断を行うときには、補正係数
LAMBDAの比例積分制御において、リーン制御とリ
ッチ制御とを同条件(同じ操作量)で行わせて酸素セン
サ14の応答バランスを検出する必要があるため、前記
フラグf測定が1のときには、ステップ13へ進み、ス
テップ1lで検索されるリッチ制御比例分PR,  リ
ーン制御比例分PLの代わりに、PR,PLを同じ所定
値とする。
一方、ステップ12でフラグf測定がゼロであると判別
されたときには、酸素センサ14の劣化診断を行わない
ので、ステップ11で検索されたリッチ制御比例分PR
,  リーン制御比例分PLが用いられる.尚、前記フ
ラグf測定の設定切り換えについては、後に詳細に説明
するが、本実施例では、所定時間毎に酸素センサ14の
劣化診断と通常制御とが切り換えられるようになってい
る。
次のステップ14では、空燃比のフィードバック制御を
開始する初期条件が揃ったときに1がセットされる初期
条件判別フラグλcanonの判別を行う。前記フラグ
λcanonは、第7図のフローチャートに示すプログ
ラムに従い、イグニッシゴンスイッチ(IC/SW)の
ON時、即ち、コントロールユニット11に対する電源
投入時にイニシャライズされてゼロでセットされるもの
であり(ステップ163参照)、このフラグλcano
nに1がセットされないと空燃比のフィードバック制御
は実行されない。
ステップl4で前記フラグλCOnOnがゼロであると
判別されたときには、初期条件が未だ揃ってなくフィー
ドバック制御が開始されていない状態であるから、ステ
ップl5以降へ進んで初期条件の確認を行う。
ステップ15では、水温センサl2で検出された冷却水
温度Twと所定温度(例えば40゜C)とを比較し、冷
却水温度Twが所定温度以下である冷機状態においては
そのまま本プログラムを終了させて、フラグλcano
nをゼロのままとする。
一方、冷却水温度Twが所定温度を越えたときには、ス
テップ16以降へ進んで、酸素センサ14が実際の空燃
比の検出するのに必要となる電圧範囲を出力し得る活性
状態にあるか否かを判別する.ステップl6では、酸素
センサ14の出力電圧Vozとリッチ側の所定電圧(例
えば700mV)とを比較し、酸素センサ■4がリッチ
判別に充分な電圧を出力しているか否かを判別する.出
力電圧Vo.が前記所定電圧以上であるときには、少な
くともリッチ側の電圧Vo,が出力されることが確認さ
れ、リーン側についても自ずと正常出力されるものと推
定されるので、ステップ18へ進んで前記フラグλca
nonに1をセットし、次回から空燃比フィードバック
補正係数LAMBDAの設定制御が行われるようにする
リッチ側の出力電圧Vozが出力されていないときには
、ステップ17へ進みリーン側の所定電圧(例えば23
0mV)と比較することにより、同様にして酸素センサ
14がリーン判別に充分な電圧を出力し得るか否かを判
別し、ここでも、リーン側所定電圧よりも低い電圧が出
力されているときには、空燃比検出に使用できる状7t
q6こなったものと判断し、ステップl8へ進んで前記
フラグスcanonに1をセットする。
一方、冷却水温度Twが所定温度以上であるにも関わら
ず、酸素センサl4の出力電圧Vozが理論空燃比を判
別するためのスライスレベル電圧(例えば500mV)
付近の値しか出力しないときには、前記フラグλcan
onをゼロとしたまま本プログラムを終了させる。
このようにして前記フラグλcanonに1が設定され
て、フィードバック制御を開始するに当たっての初期条
件が確認されると、今度はステップ14からステップ1
9へ進む。
ステップ19では、現状の運転条件が所定の高温度排気
領域であるか否かによって切り換え設定される前記フラ
グfの判別を行い、フラグfが1であって所定の高排気
温度領域であるときにはステップ20へ進む。
ステップ20では、前記タイマー値T maceがゼロ
であるか否かの判別を行い、タイマー{l!Tmacc
がゼロである機関1の安定した定常運転状態であるとき
には、ステップ2lへ進む. ステップ21では、酸素センサ14の最大出力値がセッ
トされるMAXと、現状の酸素センサl4出力電圧Vo
2とを比較し、現状出力値がそれまでのMAXを越える
ときには、ステップ22へ進み、現状出力値をMAXに
セットしてMAXを更新設定する. ?た、ステップ23では、酸素センサl4の最小出力値
がセットされるMINと、現状の酸素センサl4出力電
圧Vo2とを比較し、現状出力値がそれまでのMINを
下回るときには、ステップ24へ進み現状出力値をMI
NにセットしてMINを更新設定する. 尚、前記最大値MAX及び最小値MINは、第7図のフ
ローチャー トに示すプログラムに従い、イグニッショ
ンスイッチのON時に理論空燃比相当のスライスレベル
である出力範囲の略中央値(500mV)がそれぞれセ
ットされるので(ステップ161参照)、所定の高排気
温領域において逐次更新されることになり、所定の高排
気温領域の然も定常運転されているときの最大値MAX
及び最小値MINがサンプリングされることになる。
次のステップ25では、高排気温領域を経験したことを
判別するためのフラグf■XNINにlをセットする.
前記フラグr NAXNINは、第7図のフローチャー
トに示すプログラムに従い、イグニッションスイッチの
ON時にゼロがセットされるので(ステップ162参照
)、所定の高排気温度領域で然も定常運転状態であって
ステップ2lへ進んだときに初めてlがセットされる。
一方、ステップ19でフラグfがゼロであると判別され
た高排気温度領域でないときと、ステップ20でタイマ
ー値Tmaccがゼロでないと判別された機関lの過渡
運転状熊とにおいては、ステップ21〜25をジャンプ
してステップ26へ進む。
ステップ26では、空燃比が目標空燃比に対してリッチ
・リーン反転した初回にゼロリセットされるタイマー値
T+montをlアップし、このタイマー値Tmont
によって空燃比反転からの経過時間が計測できるように
する。
次のステップ27では、酸素センサl4が通常出力する
電圧範囲の略中央値であり、目標空燃比である理論空燃
比に相当するスライスレベル電圧(例えば500nv)
と、酸素センサ14の出力電圧Vo.と、を比較するこ
とにより、実際の空燃比が理論空燃比よりもリッチであ
るかリーンであるかの判別を行う. スライスレベル電圧よりも出力電圧Vowが高いときに
は、空燃比がリッチであるために酸素不足となって高い
電圧が出力されたものであり、このときにはステップ2
8へ進む。
ステップ28では、リッチ判別の初回であるか否かをフ
ラグfRに基づいて判別する。前記フラグfRは、後述
するようにリーン検出の初回にゼロがセットされるもの
であるから、今回のリッチ検出が初回であれば、フラグ
fRはゼロであると判別されステップ29へ進む。
ステップ29では、前記フラグfRに1をセットすると
共に、後述するりーン検出初回判別のためのフラグfL
にゼロをセットする。
ステップ30では、後述するようにリーン検出の初回に
ゼロリセットされ、その後リーン検出中にカウントアッ
プされていたタイマー値T non tの値をリーン時
間を示すTMONTI  (リーン制御時間)にセット
する。
ステップ3lでは、前記タイマー値T won tをゼ
ロリセットし、新たにリッチ検出初回からの経過時間が
このタイマー値Tmontによって検出されるようにす
る。
ステップ32では、現状の空燃比フィードバック補正係
数LAMBDAの値を最大値aにセットする。前回まで
は空燃比がリーンであると判別され、空燃比フィードバ
ック補正係数LAMBDAは増大制御されており、今回
のリッチ検出を受けて今度は減少制御させるから、リッ
チ検出初回において減少制御する前の空燃比フィードバ
ック補正係数LANBDAが最大値を取るものである。
次のステップ33では、前記フラグf測定の判別を行い
、フラグf測定がゼロであって通常のフィードバック制
御を行うときには、ステップ40へ進み、前記ステップ
l1で基本燃料噴射量Tpと機関回転速度Nとに基づい
て検索されたりーン制御比例分PLに、リーン制御補正
係数hos L を乗算して補正した値を、前回までの
空燃比フィードバック補正係数LAMBDAから減算し
て補正係数LAMBDAの比例操作による減少設定を行
い、その結果を新たに補正係数LAMBDAにセットす
る.尚、前記リーン制御補正係数hos L は、フィ
ードバック制御におけるリッチ・リーンバランスが崩れ
て平均空燃比が理論空燃比付近でなくなったときに、こ
れを補正するためのものであり、後に詳細に説明する。
そして、次のステップ4lでは、酸素センサ14の劣化
診断時に用いる減少変化初回判別フラグfLLをゼロリ
セットし、そのまま終了する。
一・方、ステップ33でフラグf測定が1であると判別
されたときには、ステップ34以降へ進み酸素センサ1
4の劣化診断のための処理を行う。
ステップ34では、酸素センサl4の劣化診断のため前
記ステップ13でリッチ制御比例分PRと同じ所定値が
セットされたリーン制御比例分PLを、前回までの空燃
比フィードバック補正係数LAMBDAから減算して補
正係数LAMBDAの比例操作による減少設定を行い、
その結果得た補正係数LAMBDAをregbにセット
する。
次のステップ35では、今回ステップ32で得た補正係
数LAMBDAの最大と同様にして空燃比リーン検出の
初回に得られる最小値bとの平均値として求められる補
正係数LAMBDAの平均値(中心値)から固定値αを
減算した値と、ステップ34で得たregbと、を比較
する.ここで、regbの方が大きいと判別されたとき
には、ステップ36へ進み、(a十b)/2−aをre
gbに更新セットし、次のステップ37へ進む。
一方、ステップ35でregbの方が小さいと判別され
たときには、そのままステップ37へ進む.そして、ス
テップ37では、regbにセットされている補正係数
LAMBDAを最終的に燃料補正に用いる補正係数LA
MBDAとして設定する。
即ち、空燃比フィードバック補正係数1,AMBDAは
、実際の空燃比の目標空燃比に対するリッチ・り−ン判
別に基づいて比例積分制御されることにより、実際の空
燃比が目標空燃比を中心として変動するようにして平均
的な空燃比を目標空燃比に制御しようとするものである
から、実際にはその平均値が目標空燃比を得るのに必要
としている補正係数である。いま、空燃比がリッチに反
転したことが検出されたので、空燃比フィードバック補
正係数LAMBDAを減少させることで燃料供給量を減
量補正する必要があるが、実は空燃比フィードバック補
正係数LAMBDAを目標空燃比相当の( a + b
 ) / 2よりも下回る値に制御すれば、少なくとも
空燃比のリッチ状態が解消されるはずである。
ところが、空燃比フィードバック補正係数LAMBDA
を、予め設定されている所定がセットされているリーン
制御比例分PL基づいて比例制御しても、必ずしもリッ
チ状態を解消し得る比例制御が行われるとは限らず、比
例制御の付加レベルよってリッチ状態が解消される時間
も同一運転条件で異なることになる。本実施例では、空
燃比の反転時に補正係数LANBDAの比例制御を行っ
てから、実際に検出される空燃比が目標に近づく方向に
変化し始めるまでの時間を計測して、酸素センサl4の
劣化を診断しようとするので、条件を同じにすべく、比
例制御によって少なくとも現在の空燃比リッチ状態が解
消し得るような空燃比フィードバック補正係数LAMB
DAが設定されるようにするものである.次のステップ
38では、第4図のフローチャートに示すようにして酸
素センサl4の出力電圧Vo2の単位時間当たりの変化
量ΔVoz(酸素センサ14の出力変化速度)の演算を
行う. まず、ステップ71では、今回上記ステ・冫ブlで入力
した酸素センサ14の出力電圧Vo.から前回実行時(
 10ms前)に入力した出力電圧VO!。LDを減算
することにより、単位時間(Ioms)当たりの変化量
ΔVatを求め、その結果をregcにセットする。
ステップ72では、ステップ7lで最新の変化貴ΔVo
zがセットされているregcO値と、プラスの所定値
(+)とを比較し、酸素センサ14の出力電圧Vowが
所定以上の割合で増加しているか否かを判別する。
ここで、regcがプラスの所定値(+)以上であると
判別されたときには、ステップ73へ進んで出力電圧V
ozが略一定している状態であるか否かを判別するため
のフラグfAにゼロをセットして、このフラグfAによ
り出力電圧Vo,が変化していることが判別できるよう
にする。
?のステップ74では、増大変化初回判別フラグfRR
の判別を行う.前記増大変化初回判別フラグfRRは、
後述するようにリーン検出の初回にゼロリセットされ、
その後、出力電圧Vo.が所定以上の割合で増大変化し
ていることが検出された初回においてlがセットされる
ものである。
従って、ステップ74でフラグfRRがゼロであると判
別されたときには、リーン検出の初回から初めて出力電
圧vO■が増大方向に変化したことを示す。このため、
ステップ74でフラグfRRがゼロであると判別された
ときには、既に初回検出が済んでいることが判別される
ようにステップ75でフラグfRRに1をセットすると
共に、次のステップ76では、リーン検出の初回にゼロ
リセットされその後の経過時間を計測しているタイマー
値TwontをTMONT3にセットする。これにより
、TMONT3は、リーン検出初回から空燃比がリッチ
方向に変化し始めるまでにかかった時間(空燃比がリー
ンに反転してから空燃比が理論空燃比方向に変化し始め
るまでの時間)を表すことにな?。
一方、ステップ74でフラグfRRが1であると判別さ
れたときには、ステップ77へ進んで、今回ステップ7
1で検出した変化量ΔVo.がセ・ントされているre
gcと、それまでのプラス側最大変化量ΔV(+)と、
が比較される。前記プラス側最大変化量ΔV(+)は、
バックグラウンド処理される第5図のフローチャートで
ゼロリセットされ、出力電圧VO2のプラス側変化量Δ
vO■の最大値がセットされるものであり、ここで、今
回サンプリングされたΔVcgがセットされているre
gcが、前回までのプラス側最大変化量Δ■(+)より
も大きいと判別されたときには、ステップ78へ進んで
regcをΔV(+)に更新設定する。
そして、ステップ87では、次回の変化量ΔVo2(r
egc)の演算のために、今回ステップ1で入力した出
力電圧Vozを前回{li!vO■OLDにセットする
一方、ステップ72で、regcがプラスの所定値以下
であると判別されたときには、ステ・ノブ79?進んで
、regcの値と、マイナスの所定値(−)とを比較し
、酸素センサ14の出力電圧■0■が所定以上の割合で
減少しているか否かを判別する。
ここで、regcがマイナスの所定値(−)以下である
と判別されたときには、ステップ80へ進んで出力電圧
Vo.が略一定している状態であるか否かを判別するた
めのフラグfAにゼロをセットして、このフラグfAに
より出力電圧Vo.が変化していることが判別できるよ
うにする。
次のステ・ンプ81では、減少変化初回判別フラグfL
Lの判別を行う。前記減少変化初回判別フラグfLLは
、後述のようにリッチ検出の初回にゼロリセットされ、
その後、出力電圧VO■が所定以上の割合で減少変化し
ていることが検出された初回においてlがセットされる
ものである。
従って、ステップ81でフラグfLLがゼロであると判
別されたときには、リッチ検出の初回から初めて出力電
圧Vozが減少方向に変化したことを示す.このため、
ステップ8lでフラグfLLがゼロであると判別された
ときには、既に初回検出が済んでいることが判別される
ようにステップ82でフラグfLLに1をセットすると
共に、次のステップ83では、リッチ検出の初回にゼロ
リセットされその後の経過時間を計測しているタイマー
値TwontをTMONT4にセットする.これにより
、TMONT4は、リッチ検出初回から空燃比がリーン
方向に変化し始めるまでにかかった時間(空燃比がリッ
チに反転してから目標空燃比方向へ変化し始めるまでの
時間)を表すことになる.一方、ステップ81でフラグ
fLLが1であると判別されたときには、ステップ84
へ進んで、今回ステップ7lで検出した変化量ΔvO!
がセ・冫トされているregcと、それまでのマイナス
側最大変化量ΔV (−)と、が比較される.前記マイ
ナス側最大変化量ΔV(−)は、バックグラウンド処理
される第5図のフローチャートでゼロリセットされ、出
力電圧Vowのマイナス側変化量ΔVo.の最大値がセ
ットされるものであり、ここで、今回サンプリングされ
たΔvO雪がセ・冫トされているregcが、前回まで
のマイナス側最大変化量ΔV(−)よりも小さいと判別
されたときには、ステップ85へ進んでregcをΔV
 (−)に更新設定する.そして、ステップ87で、今
回ステップ1で入力した出力電圧Vozを前回値Voz
otI,にセットする.また、ステップ79で、reg
cがマイナスの所定{I¥(−)以上であると判別され
たときには、酸素センサ14の出力電圧Vo.が、プラ
ス側とマイナス側の両方向に大きく変化してなく、出力
変化が殆どない状態であるので、前記フラグfAに1を
セットして、該フラグfAによって出力電圧Vozの安
定状態が判別できるようにする. ここで、再び、第3図のフローチャートに戻って説明す
ると、上記のようにして酸素センサ14の出力電圧Vo
.の変化量ΔVowの演算を行ったリッチ検出初回にお
いては、ステップ39で減少変化初回判別フラグfLL
をゼロリセットし、リッチ検出の初回から酸素センサl
4の出力電圧Vo.が減少して、空燃比がリーン方向に
変化し始めたことが検出されるまでの時間(TMONT
4)が検出されるようにする. また、ステップ28で、フラグfRが1であると判別さ
れたリッチ検出の2回目以降においては、ステップ42
で、前回までの空燃比フィードバック補正係数LAMB
DAからステップ11で検索して求めた積分分【を減算
して、その結果を新たに補正係数LAMBDAにセット
する。従って、空燃比のリッチ状態が解消されるまでは
、このステップ37でlOms毎に補正係数LAMBD
Aが積分分■ずつ減少設定される.そして、次のステッ
プ43では、前記フラグf測定の判別を行い、フラグ『
測定が1であって劣化診断を行うときにのみステップ4
4へ進んで上記に説明した第4図のフローチャートが実
行されて、酸素センサ14の出力電圧VO,の変化量Δ
Vo.のサンプリング、及び、変化量ΔVo.のブラス
・マイナス両方向での最大値サンプリング、更に、リッ
チ・リーン検出初回から空燃比が目標に近づく方向に変
化し始めるまでの時間(TMONT3,TMONT4)
のサンプリングが行われる。
一方、ステップ27で酸素センサ14の出力電圧Vow
が目標空燃比(理論空燃比)相当のスライスレベルまり
も小さいと判別され、空燃比が目標よりもリーンである
ときには、前記リッチ検出のときと略同様な演算処理を
行うため、以下に簡単に説明する.尚、以下の説明は、
第3図のフローチャートにおけるステップ45〜61の
部分に相当する。
即ち、リーン検出初回においては、リッチ検出の初回に
ゼロリセットされてからの経過時間を計測するT II
Ion tの値をTMONT2にセットし、前記TMO
NT2がリッチ検出時間を示すようにする。
また、リーン検出初回においては、空燃比フィードバッ
ク補正係LAMBDAが下側のピーク値となっているは
ずであるから、このピーク値をbにセットし、リッチ検
出の初回にサンプリングされる上側のピーク値aとの平
均から、目標空燃比相当の空燃比フィードバック補正係
数LAMBDAを求め、劣化診断時(フラグf測定が1
のとき)この目標空燃比相当値よりも大きな補正係数七
AMBDAが比例制御によって設定されるようにし、リ
ーン検出の初回の比例制御でリーン状態を略確実に解消
し得る補正係数LAMBDAが設定されるようにする。
また、リーン検出の2回目以降においては、空燃比フィ
ードバック補正係数LAMBDAに積分分Iを加算して
増大補正し、リーン状態が解消されて空燃比がリッチに
反転するまで積分分Iによる増大補正を続ける。
更に、劣化診断時には、第4図のフローチャートに示す
出力電圧Vo2の変化量ΔVo,の演算を行い、最大変
化量の演算や、リーン検出の初回から空燃比がリッチに
向け変化し始めるまでの時間(TMONT3)のサンプ
リングを行う。
次に第5図のフローチャートに示す酸素センサl4の診
断用プログラムについて説明する.このプログラムは、
バックグラウンド処理されるものであり、まず、ステッ
プ101では、前記フラグf測定の判別を行い、フラグ
f測定が1であるときにのみ、ステップ102以降の処
理を行わせる.ステップ102では、前記タイマー値T
 maccの判別を行い、該タイマー値T maccが
ゼロであって機関が安定した定常運転状態であるときに
のみ以降の演算処理を実行する.これは、機関が過渡運
転状態にあると、吸気通路壁面に沿って供給される液状
燃料の応答遅れ等によって空燃比が大きくリーン化した
りリッチ化したりすることがあり、かかる空燃比の変化
に基づく空燃比フィードバック補正係数LAMBDAの
制御状態がサンプリングされて、酸素センサ14の劣化
等が誤診断されることを回避するためである. タイマー値T a+accがゼロであって機関が安定し
た定常運転状態であるときには、ステ゛ツブ103へ進
んでフラグfNAエ,Nの判別を行う.前記フラグf 
I’lAXNINは、前述のように、イグニッションス
イッチのON時にゼロリセットされ、その後所定の高排
気温領域を経験したときに1がセットされるものであり
、前記所定の高排気温領域においては酸素センサ14の
出力電圧Vo.の最大値MAX及び最小{d!MINが
サンプリングされているので、ステップ104以降へ進
んで、最大値MAX及び最小値MINとして初期値がサ
ンプリングされているか否かを判別し、この判別結果に
基づいて酸素センサl4の故障劣化を診断する。
即ち、酸素センサl4の出力は、第IO図に示すように
、所定以上の排気温度雰囲気になると、略一定レベルの
最大値及び最小値を、空燃比のリッチ・リーンに応じて
出力するようになるため、初期状態におけるかかる最大
・最小値を記憶しておけば、この初期値と検出した最大
・最小値とを比較することによって酸素センサ14の出
力レベル異常を判別することができるものである。
従って、ステップ104では、所定の高排気温領域でサ
ンプリングされている最大値MAXと、初期状態におけ
る最大値に相当する所定値(初期値)とを比較し、サン
プリングされた最大4fiMAXが初期値と略等しくな
いときには、ステップ107へ進んで酸素センサ14の
出力レベルの異常を判別するためのフラグfVotNG
に1をセットし、該フラグfVotNGによって酸素セ
ンサ14の出力レベル異常が判別されるようにする。
そして、次のステップ108では、運転者に対して酸素
センサ14に何らかの故障が発生していることを・車両
のダッシュボード上での表示等によって知らせるように
する. また、ステップ104で最大値MAXが初期値と略等し
いと判別されたときには、ステップエo5で今度はサン
プリングされている最小値MINと、最小値の初期値と
を比較して、最小値MINが初期と異なるときには、最
大値MAXが初期と異なる場合と同様にステップ107
へ進んでフラグfVotNGに1をセットした後、ステ
ップ108で酸素センサl4の故障を運転者に知らせる
一方、最大値MAX及び最小値MINが共に初期値と略
等しいと判別されたときには、ステップ106でフラグ
fVogNGにゼロをセットし、このフラグfVozN
Gによって少なくとも酸素センサ14の出力レベルに関
しては異常が認められないことが判別されるようにする
. ところで、上記のように出力電圧Vo,が初期に対して
変化するのは、第13図や第14図に示したように、ジ
ルコニアチューブタイプの酸素センサl4において内側
(大気側)電極が劣化した場合や、チューブの外側を保
護する保vII1iの目詰まりが発生した場合である。
上記のようにして酸素センサl4の出力レベルを診断し
た後は、ステップ109以降で制御周期時間の診断を行
う. まず、ステップ109では、機関回転速度Nと基本燃料
噴射MTpC機関負荷)とに応じて予め設定してある制
御周期の初期値マンブから、該当する運転状態の制御周
期の初XA4aを検索して求める。
そして、次のステップ110では、リーン時間(リッチ
制御時間)TMONT1とリッチ時間(リーン制御時間
)TMONT1とを加算して得られる制御の1周期時間
と、ステップl08でマップから検索された該1周期時
間の初期値とを比較し、制御周期が初期よりも長くなっ
ているときには、ステップ111でフラグf周期NGに
1をセットし、このフラグf周期NGによって制御周期
の異常が判別されるようにすると共に、次のステップ1
12では運転者に対して酸素センサ14の故障を表示さ
せる。
制御周期が初期よりも長くなるのは、前記表1に示した
ように、被検出気体である排気とセンサ素子との間に介
在する保i!層の目詰まりが発生した場合や、センサ素
子を構成するジルコニア等の熱劣化が発生したときであ
る。
一方、ステップ110で制御周期が初期に比べ長くなっ
ていないことが判別されると、ステップ113へ進んで
、前記フラグr周期NGにゼロをセットして、このフラ
グf周IIANGによって制御周期については正常であ
ることが判別されるようにする。
そして、次のステップ114では、前記フラグfAを判
別し、フラグfAがゼロであって酸素センサl4の出力
電圧VO,が略一定しているときには、ステップ115
以降へ進んで更に酸素センサ14の診断を行う。
ステップ115では、第4図のΔVO2演算プログラム
に従ってサンプリングされている出力電圧Vo.のブラ
ス側変化量ΔVowの最大値MAXΔV(+)に、マイ
ナス側の最大値MAXΔV(−)を加算し、その結果を
M1にセットする. そして、次のステップ116では、新たにMAXΔV(
+),MAXΔV(−)がサンプリングされるように、
それぞれをゼロリセットする。
また、次のステップ117では、リーン時間TM○NT
Iからリッチ時間TMONT2を減算した値をM2にセ
ットし、次のステップ118では、リーン検出初回から
空燃比がリッチ方向に変化し始めるまでの時間T’ M
 O N T 3から、リッチ検出初回から空燃比がリ
ーン方向に変化し始めるまでの時間TMONT4を減算
して、その結果をM3にセットする。
そして、次のステップ119では、酸素センサl4の出
力が増大方向に変化するときと、減少方向に変化すると
きの変化速度の差を示すM1と、このMlの初期値に相
当する所定値とを比較し、変化速度が初期に対して変化
しているか否かを判別する。ここで、M1と初期値とが
略等しくないと判・別され、初期値から変化しているこ
とが判別されると、例えば第15図及び前記表1に示す
例のようにリッチ→リーンの応答速度とりーン→リッチ
の応答速度との少なくとも一方に変化が発生しているも
のと推測されるため、ステップ123へ進んでフラグf
バランスNGに1をセットすると共に、次のステップ1
24で運転者に対して酸素センサl4の故障を表示する
また、ステップ120では、フィードバック制御中にお
けるリッチ時間とりーン時間との差であるM2と、この
M2の初期値に相当する所定値とを比較し、リッチ・リ
ーン制御時間のバランスが初期に対して変化しているか
否かを判別する。ここで、制御時間バランスが初期から
変化していることが判別されると、フィードバック制御
される空燃比が初期の目標空燃比(理論空燃比)からず
れるから、この場合にも、ステップ123. 124へ
進んで故障フラグの設定と故障表示とを行う。
また、ステップ121では、リッチ(リーン)検出の初
回にこのリッチ(リーン)状熊を解消し得る比例制御を
行って実際に空燃比がリーン(リッチ)方向に変化し始
める時間の両変化方向での差を示すM3と、このM3の
初期値に相当する所定値とを比較し、リッチ・リーン検
出の応答バランスが初期に対して変化しているか否かを
判別する。
ここで、初期に対してリッチ・リーン検出の応答バラン
スが変化していて実際のM3と初期値とが略等しくない
と判別されると、前記同様ステップ123,124へ進
んで故障フラグの設定と故障表示とを行う. 一方、ステップ121でM3が初期値と略等しいと判別
され、Ml,M2,M3がいずれも初期値と略等しく応
答性の変化が見られないときには、ステップ122へ進
んでフラグfバランスNGにゼロをセットして、応答性
に関しては故障が認められない状態が判別できるように
する. このように、本実施例によると、第15図及び表1に示
したような酸素センサl4における各種の劣化パターン
が存在しても、各劣化パターンに特有の特性変化を捉え
て酸素センサl4の劣化を自己診断することができるた
め、精度良く酸素センサl4の診断が行われ、例えばこ
の診断結果を運転者に表示することで速やかなメンテナ
ンスを促して、目標空燃比からずれた空燃比にフイード
,く,ツタ制御されて排気性状が悪化した状態での運転
を速やかに回避することが可能となる. また、上記のような診断結果に基づいて、酸素センサ1
4の劣化を補ってフィードバック制御を実行させること
も可能である。かかる劣化補正(空燃比フィードバック
補正係数LANBDAの操作量補正制?a!l)を第6
図のフローチャートに従って説明する。
第6図のフローチャートに示すプログラムは、バックグ
ラウンド処理されるものであり、ステップ141, 1
42, 143では、フィードバック制御におけるリッ
チ時間とりーン時間とのバランスを示す前記Ml,M2
,M3の初期値に対するずれ度合いをそれぞれ示すメン
バーシップ値ml,m2,m3を、予め設定されてメン
バーシップ関数に基づいて設定する. 尚、第6図のフローチャート中に示すメンバーシップ関
数は、初期値がゼロの場合を示してあるが、初期値がゼ
ロでない場合であっても良い。
そして、ステップ144では、上記で求めたメンバーシ
ップ値ml.m2,m3に基づいて、空燃比フィードバ
ック補正係数LAMBDAを比例制御する際に用いる比
例分PL,PR(操作量)を補正するための補゛正係数
hos L , hos Rを設定する。
前記補正係数hos L , hos Rは、例えば各
メンバーシップ値ml,m2.m3の平均値や3つの中
の2つの平均値や各メンバーシップ値ml,m2.m3
単独で基準値1を補正して求められるものである。
ここで、第17図の点線示のように、制御される空燃比
がリーン側にずれる傾向である場合(換言すれば、酸素
センサ14の応答がリーン方向制御時よりもリッチ方向
制御時の方で遅くなる場合)には、各メンバーシップ値
ml,m2,m3はプラス側に設定され、リーン側にず
れる傾向であるときには、リーン検出初回における比例
制御による空燃比フィードバック補正係数LAMBDA
の増大補正をより大きくし、逆にリッチ検出初回の比例
制御による補正係数LAMBDAの減少補正をより小さ
くする必要がある。
このため、リッチ検出初回の比例制御分PLを補正する
ための補正係数11os L をリーン化傾向が大きい
ときほど小さくし、また、リーン検出初回の比例制御分
PRを補正するための補正係数hos Rをリーン化傾
向が大きいときほど大きくするように、補正係数hos
 L については各メンバーシップ値ml,m2,m3
の増大に応じて増大設定され、補正係数hos R に
ついては各メンバーシップ値m1,m2,m3の増大に
応して減少設定されるように、前者は基準値lにプラス
する形で、また、後者については基準値1から減算され
る形で設定されるようにしてある。
ここで、設定された補正係数hos L , hos 
Rが、第3図のフローチャートに示す空燃比フィードバ
ック補正係数LAMBD^の比例積分制御におけるリン
チ・リーン検出初回の比例制御において、基本燃料噴射
量TPと機関回転速度Nとに基づいてマップから検索さ
れる比例制御分PR,PLに乗算され、酸素七ンサl4
の劣化による応答バランスの変化等に基づくフィードバ
ックされる空燃比のずれがこの比例制御分の補正によっ
て補償されるようにしてある. また、ステップ145では、フラグf測定の判別を行い
、ここで、フラグr測定が1であると判別された劣化診
断時には、ステップ146へ進み補正係数hos L 
, hos Rを基準値lにリセットする。
尚、第3図のフローチャートに示すプログラムで比例積
分制御されて設定される空燃比フイードバ:冫ク補正係
数LAMBDAは、第8図のフローチャートに示すよう
に、最終的な燃料噴射量Tiの演算に用いられる. 第8図のフローチャートに示すプログラムは、10ms
毎に実行されるものであり、まず、ステ.2プ181で
は燃料噴射量Tiを例えば以下の式に従って演算する. T i 4−T P XLAMBDAX C O E 
F +T sここで、COEFは、水温センサl2によ
って検出される冷却水温度Twを基本として設定される
各種補正係数であり、また、Tsは燃料噴射弁10の駆
動電源であるバッテリの電圧変化による有効開弁時間の
変化を補正するための補正分である。
最終設定された燃料噴射量Tiは、出力レジスタにセ・
冫トされ、所定の噴射タイξングになるとこの出力レジ
スタにセットされている最新の燃料噴射量TIが読み出
されて、この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾をもつ
駆動パルス信号が燃料噴射弁10に出力されて、燃料噴
射弁10による間欠的な燃料噴射が制御される. 次のステップ182では、前述のように酸素センサ14
の劣化診断を行うか否かの診断の切り換え制御に用いた
フラグf測定の判別を行う。ここで、フラグf測定がゼ
ロであると判別されたときには、ステップ183へ進み
、非診断状態の時間を計測するタイマTmfi2がゼロ
であるか否かを判別し、ゼロであるときにはステップ1
84でフラグf測定に1をセットした後、診断状態の時
間を計測するタイマTgtfllに所定値をセットする
.また、ステップ183でタイマTmfi2がゼロでな
いと判別されたときには、ステップ186へ進んでタイ
マTo+fi2をlダウンさせる. ステップ184でフラグf測定に1をセットしてから診
断状態の時間を計測するタイマT信fitに所定値をセ
ットした場合には、次のプログラム実行時にステップ1
82でフラグf測定が1であると判別され、ステップ1
87へ進んでタイマT+++filがゼロであるか否か
の判別を行うが、このステップ187でタイマTmfH
がゼロでないと判別されることにより、ステップ190
へ進んでタイマTmfilが1ダウンされる。従って、
タイマTn+filが所定値からステップ190での処
理によってゼロになるまでの間はフラグf測定に1がセ
ットされたままとなり、この間酸素センサl4の劣化診
断がなされる.タイマTmfilがゼロになると、今度
は、ステップ188でフラグf測定にゼロがセットされ
ると共に、ステップ189で前記タイマTtmfi2に
所定値がセットされ、前記タイマTmfi2がステップ
186での処理によってゼロになるまで劣化診断がキャ
ンセルされ通常制御が行われる。
尚、本実施例においては、エアフローメータを備え、こ
のエアフローメータで検出した吸入空気流量Qに基づい
て基本燃料噴射量Tpが演算される構威のものについて
述べたが、吸気圧力PBを検出する圧カセンサを備え、
この吸気圧力PBに基づいて基本燃料噴射tTpが設定
されるものや、吸気系の開口面積と機関回転速度とに基
づいて基本燃料噴射1tTpが演算されるものであって
も良い.また、酸素センサ14としては、特開昭64−
458号公報に開示されるような窒素酸化物還元触媒層
を備えたものであっても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、排気或分濃度に基
づいて機関吸入混合気の空燃比を検出し、この空燃比検
出値を目標空燃比に近づけるように燃料供給量をフィー
ドバック制御する空燃比フィードバック補正装置におい
て、空燃比検出手段におけるリッチ側とリーン側との応
答バランスを検出して、該応答バランスに基づいて空燃
比フィードバック補正値の操作量を補正するようにした
ので、空燃比検出手段の劣化等によってフィードバック
制御される空燃比が目標からずれても、これを補正して
目標空燃比を得ることが可能となり、排気性状を初期に
保つことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロノク図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第8図は
それぞれ同上実施例における制御内容を示すフローチャ
ート、第9図は同上実施例における制御特性を示すタイ
ムチャート、第10図は酸素センサの出力電圧と排気温
度との関係を示す線図、第11図〜第14図はそれぞれ
酸素センサの劣化による出力特性変化の様子を示す線図
、第l5図は酸素センサの劣化による応答特性の変化を
示すタイムチャート、第16図は酸素センサの応答バラ
ンスの検出特性を示すタイムチャート、第l7図は酸素
センサの応答バランスの変化による空燃比制御点の変化
を示すタイムチャートである。 1・・・機関  7・・・スロットル弁  8・・・ス
ロットルセンサ  9・・・エアフローメータ  10
・・・燃n rJJt 射弁11・・・コントロールユ
ニット13・・・排気通路  14・・・酸素センサ 
 15・・・クランク角センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 機関排気成分の濃度を検出しこれにより機関に吸入され
    る混合気の空燃比の目標空燃比に対するリッチ・リーン
    を検出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段で検出
    される空燃比を目標空燃比に近づけるように燃料供給量
    をフィードバック補正するためのフィードバック補正値
    を設定するフィードバック補正値設定手段と、 前記設定されたフィードバック補正値に基づいて補正し
    た燃料供給量に基づいて機関への燃料供給を制御する燃
    料供給制御手段と、 を含んで構成された内燃機関の燃料供給制御装置におけ
    る空燃比フィードバック補正装置において、 前記フィードバック補正値のリッチ方向制御時とリーン
    方向制御時とにおける操作量を同一として燃料供給量が
    フィードバック補正されているときに、前記空燃比検出
    手段のリッチ側とリーン側との応答バランスを、空燃比
    検出手段の出力変化速度、空燃比反転時から空燃比検出
    値が目標空燃比方向へ変化し始めるまでの時間、リッチ
    ・リーン制御時間の少なくとも1つに基づいて決定する
    応答バランス検出手段と、 該応答バランス検出手段で検出された応答バランスに基
    づいて前記フィードバック補正値設定手段によるフィー
    ドバック補正値の操作量を補正する操作量補正手段と、 を設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供給制御装置
    における空燃比フィードバック補正装置。
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