JPH0326797Y2 - - Google Patents

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JPH0326797Y2
JPH0326797Y2 JP9651685U JP9651685U JPH0326797Y2 JP H0326797 Y2 JPH0326797 Y2 JP H0326797Y2 JP 9651685 U JP9651685 U JP 9651685U JP 9651685 U JP9651685 U JP 9651685U JP H0326797 Y2 JPH0326797 Y2 JP H0326797Y2
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transistor
base
control circuit
transformer
circuit section
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インバータ回路に係り、自励発振を
行なう1石式インバータ回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に、一石式インバータ回路は、第2図に示
すように、トランスTの一次巻線NPとトランジ
スタQのエミツタ・コレクタ間とに直流電源Eが
接続され、このトランジスタQのベースに抵抗R
を介して制御回路部Sが接続され、この抵抗Rと
制御回路部S間からコンデンサCおよびベース巻
線NBが電源Eのマイナス側に接続されている。
また、トランスQの二次巻線NSには、負荷RO
が接続されているとともに、帰還巻線NKを備え
た帰還回路部Kが接続され、この帰還回路部K
は、上記制御回路部Sにこの帰還回路部Kからの
帰還信号が与えられるように接続されている。
そして、帰還回路部Kにて検出した信号を制御
回路部Sに送り、その信号に基づいて制御回路部
SからトランジスタQのベースに与えるベース電
流IBを制御することにより、トランスTの二次側
への出力を定電流または定電圧に制御するように
なつている。
このようなインバータ回路において、出力を定
電圧にした場合、二次側の負荷抵抗が過負荷状態
すなわち二次側が短絡状態になつても、制御回路
部Sでは、出力電圧を得るために最大のベース電
流を流すことになるが、ベース巻線NBに電圧が
誘起されないためトランジスタQは発振せず、常
時ベース電流IBが流れた状態となつてトランジス
タQのエミツタとコレクタ間に、ベース電流IB
hfe倍のコレクタ電流ICが流れることになる。そ
のため、このコレクタ電流ICにより、トランジス
タQが破損したり、トランスTが過電流による発
熱等で破損することがある。
そこで、従来、トランジスタQに流れる過電流
を防止するようにしたものとしては、第3図に示
すように、トランジスタQのエミツタと電源Eの
マイナス側との間に、トランジスタQ2のベース
を接続し、このトランジスタQ2のエミツタ・コ
レクタを電源Eのマイナス側、制御回路部Sと抵
抗Rとの間に接続し、そして、二次側が短絡して
トランジスタQのエミツタとコレクタ間を流れる
コレクタ電流ICが増大することによつて、トラン
ジスタQ2に電流が流れて導通し、制御回路部S
からトランジスタQへ流れるベース電流IBを電源
Eへ流して、トランジスタQを不導通状態にする
ようになつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のような従来の回路では、トランジスタQ
が不導通状態にらると、エミツタ・コレクタ間を
電流ICが流れなくなり、トランジスタQ2へ電流が
流れなくなるので、トランジスタQ2が不導通状
態になつて、制御回路部Sからベース電流IBがト
ランジスタQに流れて、再びトランジスタQが導
通することになる。
従つて、従来の回路では、トランジスタQが導
通および不導通状態を交互に繰返し、長時間この
状態が継続すると、トランジスタQおよびトラン
スT等を破損および寿命に影響を与え、信頼性に
問題があつた。また、トランジスタQの不導通状
態を保持する回路を付加することが考えられる
が、回路が複雑になるとともに、回路構成部品が
増加して高価になつてしまう。
本考案は上述のような点に鑑みなされたもの
で、二次側の過負荷時にトランジスタの発振を確
実に停止させる信頼性に優れたインバータ回路を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、トランスTの一次巻線NPとこのト
ランスTの二次側からの帰還信号に基づいてベー
ス電流が出力を制御する制御回路部Sにベースが
接続されたトランジスタQとを直列に電源Eに接
続し、この制御回路部SとトランジスタQのベー
ス間から自励発振用のコンデンサCとトランスT
のベース巻線NBとを直列に接続したインバータ
回路において、上記コンデンサCと並列にダイオ
ードDをそのアノード側を上記制御回路部Sとト
ランジスタTのトランス間の方向にして接続した
ものである。
〔作用〕
本考案は、トランスの二次側が短絡などにより
過負荷状態になると、トランスのベース巻線の電
圧が減少して、制御回路部からトランジスタのベ
ースへ流れる出力をダイオードを介してベース巻
線側に流れ、トランジスタのベースには流れない
ようにしたものである。
〔実施例〕
次に、本考案の一実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
第1図において、トランスTの一次巻線NP
トランジスタQのエミツタ・コレクタ間とに直流
の電源Eが接続され、このトランジスタQのベー
スに抵抗Rを介して制御回路部Sが接続され、こ
の抵抗Rと制御回路部S間から自励発振用のコン
デンサCおよびベース巻線NBが電源Eのマイナ
ス側に接続されている。
また、トランスTの二次巻線NSには、負荷RO
が接続されているとともに、帰還巻線NKを備え
た帰還回路部Kが接続され、この帰還回路部K
は、上記制御回路部にこの帰還回路部Kからの帰
還信号が与えられるように接続されている。
また、上記制御回路部Sとベース巻線NBとの
間には、上記コンデンサCと並列にダイオードD
がそのアノード側を制御回路部S側とトランジス
タQのベース間側にして接続されている。
そして、回路が正常な状態では、トランジスタ
Qのベース・エミツタ電圧VBE、ベース巻線電圧
VNB、ダイオード順方向電圧VFの関係は、 VNB+VF≧VBE+IBR となり、ベース巻線NBに電圧が誘起されてトラ
ンジスタQは発振する。
また、二次側の負荷抵抗が過負荷状態(例えば
短絡状態)になると、ベース巻線電圧VNBが低下
(短絡状態ではVNB=0)し、各電圧の関係が、 VNB(≒0)+VF≦VBE+IBR となり、トランジスタQのベースに流れるベース
電流IBは減少し、VF≦VBEの状態では、IB=0と
なり、トランジスタQは発振を停止する。
すなわち、制御回路部Sからの出力は、ダイオ
ードD、ベース巻線NBを介して電源Eのマイナ
ス側に流れ、トランジスタQのベースには流れ
ず、トランジスタQは発振しない。
また、この状態において、ベース巻線NBの電
圧が得られない限りは、制御回路部Sからの出力
が、ダイオードD、ベース巻線NBを通じて電源
Eに流れるため、トランジスタQが再び動作する
ようなことはない。
〔考案の効果〕 本考案によれば、トランスの二次側が短絡など
により過負荷状態になると、制御回路部からトラ
ンジスタのベースへ流れる出力をダイオードを介
してベース巻線側に流し、トランジスタのベース
には流れないようにしたので、ダイオードを付加
するのみで二次側の過負荷時にトランジスタの発
振を停止することができ、トランジスタやトラン
スに過電流が流れるのを防止してそれらを確実に
保護でき、また、トランスの二次側の過負荷状態
が解消されてベース巻線の電圧が得られない限り
は、制御回路部からの出力をダイオードを介して
ベース巻線側に恒久的に流すので、制御回路部か
らの出力がトランジスタのベースに再び流れてト
ランジスタが再発振するようなことはなく、この
ダイオードにより回路を確実に保護して信頼性に
優れ、また、ダイオードのみを付加すればよいの
で従来の保護回路の付加に比べて簡素な回路構成
であるとともに安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインバータ回路の一実施例を
示す回路図、第2図はインバータ回路の一般的な
回路図、第3図は従来のインバータ回路の回路図
である。 C……コンデンサ、D……ダイオード、E……
電源、NB……ベース巻線、NP……一次巻線、Q
……トランジスタ、S……制御回路部、T……ト
ランス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランスの一次巻線とこのトランスの二次側か
    らの帰還信号に基づいてベース電流の出力を制御
    する制御回路部にベースが接続されたトランジス
    タとを直列に電源に接続し、この制御回路部とト
    ランジスタのベース間から自励発振用のコンデン
    サとトランスのベース巻線とを直列に接続したイ
    ンバータ回路において、 上記コンデンサと並列にダイオードをそのアノ
    ード側を上記制御回路部とトランジスタのベース
    間の方向にして接続したことを特徴とするインバ
    ータ回路。
JP9651685U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0326797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9651685U JPH0326797Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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JP9651685U JPH0326797Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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Publication Number Publication Date
JPS624895U JPS624895U (ja) 1987-01-13
JPH0326797Y2 true JPH0326797Y2 (ja) 1991-06-10

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