JPH03266628A - 共重合ポリエステルフィルムの製造方法 - Google Patents

共重合ポリエステルフィルムの製造方法

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JPH03266628A
JPH03266628A JP6589290A JP6589290A JPH03266628A JP H03266628 A JPH03266628 A JP H03266628A JP 6589290 A JP6589290 A JP 6589290A JP 6589290 A JP6589290 A JP 6589290A JP H03266628 A JPH03266628 A JP H03266628A
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JP
Japan
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film
copolymerized polyester
polyester resin
longitudinal
stretching
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Pending
Application number
JP6589290A
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English (en)
Inventor
Akito Hamano
明人 濱野
Tadashi Tahoda
規 多保田
Tadashi Okudaira
奥平 正
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、共重合ポリエステルフィルムの製造方法に関
し、特に、機械的強度やヤング率に優れた共重合ポリエ
ステルフィルムが製造できる方法に関する。
(従来の技術) 一般に、ポリエチレンテレフタレートのようなポリエス
テルは、物理的および化学的な緒特性に優れているため
、繊維用や成形用だけでなく、磁気テープ用、フロッピ
ーディスク用、写真用、コンデンサー用、包装用、レン
トゲン用などのフィルムとして広く用いられている。特
に、磁気テープのベースフィルムとしては、ポリエチレ
ンテレフタレートを主成分とする共重合ポリエステルフ
ィルムが広(使用され、その使用範囲は拡大する傾向に
ある。他方、この分野の技術の高度化に伴って、より小
型化された磁気テープが求められている。小型化された
磁気テープを作成するには、用いられるベースフィルム
をできるだけ薄膜化する必要がある。そのために、ベー
スフィルムとしては、より高強度の共重合ポリエステル
フィルムが要求されている。
このようなベースフィルムとして、一般に、二軸延伸さ
れた共重合ポリエステルフィルム、特に、ポリエチレン
テレフタレートフィルムが採用されている。しかしなが
ら、このようなポリエステルフィルムは、5%伸長させ
たときの最大応力が20Kg/llm2程度であり、充
分な機械的強度を有しない。
二軸延伸ポリエステルフィルムの機械的強度を高める方
法としては、再縦延伸法および横・縦延伸法がある。再
縦延伸法とは、縦方向および横方向に延伸して得られる
二軸配向フィルムを更に縦方向に延伸することにより、
縦方向すなわち走行方向に強度を増大させる方法である
。横・縦延伸法とは、初めに横方向に延伸した後、縦方
向に延伸する方法である。
しかしながら、従来の再縦延伸法および横・縦延伸法を
採用した場合には、フィルムを製造するときに該フィル
ムが破断しやすいという欠点がある。これは、次の事柄
が原因となる。再縦延伸法では、未配向フィルムを縦方
向および横方向に延伸して得られる二輪延伸フィルムは
配向および結晶化が相当に進み、しかも主配向が横方向
になっている。このため更にフィルムを縦方向に延伸す
るときには、分子鎖の配向方向を縦方向に戻すための多
大なエネルギーが必要になる。このため縦方向の延伸に
大きな力を必要とし、これによってフィルムが破断する
。同様に横・縦延伸法でも、最初に横方向に延伸して得
られるフィルムは配向および結晶化が相当に進み、しか
も主配向が横方向になっている。このため、次にフィル
ムを縦方向に延伸するときにはフィルムが破れやすい。
従って、8  mmビデオ用のベースフィルムのように
、薄膜で、しかも縦方向に高強度が要求されるフィルム
の製膜に際しては、フィルムの破断により著しく生産性
が低下する。更に、延伸工程においてフィルムが均一に
延伸されにくいために部分的に品質型が生じ、フィルム
の品質が不均一になりやすい。
また特開昭58−501943号公報には、縦方向に延
伸した後、横方向に延伸する縦・横延伸法において、横
方向延伸後のフィルムの物性を、縦方向の延伸条件によ
り調整する方法が開示されている。この方法により縦方
向の強度を増大させることが可能となるが、所望の物性
を得るためには製膜に際してフィルム破断を生じること
があり、まだ、満足しうるちのではなかった。
フィルムの縦方向の強度を増大させるために、ポリエチ
レンテレフタレートに代えて、ポリエチレン−2,6−
ナフタレート、全芳香族ポリエステルや全芳香族ポリア
ミドなどのフィルムを用い、これを延伸させることも提
案されている。しかしながら、これらのフィルムは、ポ
リエチレンテレフタレートに比べて価格が極めて高いた
め、実用的でない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的は、機械的強度、特に縦方向の強度にiれた共重合
ポリエステルフィルムの製造方法を提供することにある
。本発明の他の目的は、品質型が少ない共重合ポリエス
テルフィルムの製造方法を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は、安価に得られる共重合ポリエステ
ルフィルムの製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、共重合ポリエステルフィルムの骨格内に、剛
直な構造単位を微量で導入することにより、該フィルム
の二軸延伸性が向上し得る;このフィルムを、横方向そ
して縦方向に延伸し、さらに縦方向に延伸することによ
り、機械的強度、特に、縦方向の機械的強度が著しく向
上し得る、との発明者の知見に基づいて完成された。
本発明の共重合ポリエステルフィルムの製造方法は、実
質的に未配向の共重合ポリエステル樹脂のフィルムを、
横方向そして縦方向にそれぞれ2゜5〜5.5倍に延伸
する工程、および該延伸されたフィルムを、さらに縦方
向に1.05〜2.00倍に延伸する工程を包含し、該
共重合ポリエステル樹脂は、下記の一般構造式[I1お
よび/または[I[]で示される構造単位を0.5重■
%〜7重量%およびアルキレンテレフタレート単位を9
3重量%〜995重ここで、R1,R2およびR3は、
 それぞれ、C2〜C4のアルキレン基を示スロ 本発明の共重合ポリエステルフィルムは、上記製造方法
により得られる。
本発明の方法で用いられる共重合ポリエステル樹脂は、
全ジカルボン酸成分の少なくとも80モル%(好ましく
は、90モル%)がテレフタル酸単位からなり、そして
グリコール成分の少なくとも80モル%(好ましくは、
90モル%)が単一のアルキレングリコールからなる。
また、全ジカルボン酸成分を100モル%としたとき、
上記[L]および/または[II]で示される構造単位
を、20モル%以下の量で含有する。
用いられる好ましいアルキレングリコールには、例えば
、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、1
.4−シクロへ牛サンジメタツールがある。好ましいテ
レフタル酸−グリコール単位としては、エチレン−テレ
フタレート単位、テトラメチレン−テレフタレート単位
、シクロヘキサンジメチレン−テレフタレート単位など
がある。
テレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、例えば
、イソフタル酸、フタル酸、ジフェニルジカルボン酸、
ジフェノキンエタンジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸、セパチン酸、ドデカンジオン酸、p−ヒドロキシ安
息香酸などの二塩基酸やオキシ酸が包含される。これら
のジカルボン酸は、一種または二種以上で用いられる。
他のグリコール成分としては、上で用いられる主要なア
ルキレングリコールとは興なるグリコールが挙げられ、
エチレングリフール、トリメチレングリコール、プロピ
レングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメ
チレングリコール、1.4−シクロへ牛サンジオール、
1.4−シクロへ牛サンジメタツール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール(分子量;10000以下)、ポリテトラメチレン
グリコール(分子量; 10G00以下)などがある。
本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂では、以下
のような単官能性化合物の一種または二種以上が末端に
結合されてもよい二安息香酸、ベンゾイル安息香酸、ベ
ンジルオキシ安息香酸、およびこれらのエステル形成性
誘導体。このような共重合ポリエステル樹脂では、また
、以下のような3官能性またはそれ以上の多官能性化合
物の一種または二種以上を、得られる樹脂が実質的に線
状である程度に共重合させてもよい:グリセリン、ペン
タエリスリトール、トリメリット酸、ピロメリット酸、
またはこれらのエステル形成性誘導体。
本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂は、従来公
知の方法で製造される。ここでは、上記の一般構造式C
I]および/lたは[I[]で示される構造単位は、以
下のような式[I a]および[■a]で表される化合
物および7丈たはそれらのエステル形成性誘導体(オリ
ゴマー ポリマーを含む)を用いて、次のようにして、
本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂に含有され
る。
(nは1以上の整数を示す) まず、テレフタル酸蓼たはそのエステル形成性誘導体(
例えば、その低級アル牛ルエステル)と、アルキレング
リコールとを触媒と共に加熱し、さらに高真空下にて融
点以上の高温に加熱することにより、テレフタル酸のグ
リコールエステルをlる。式[Ia]および[II a
]で表される化合物および/またはそれらのエステル形
成性誘導体は、この加熱段階のいずれの段階でも添加さ
れ得る。
但し、化合物[I[a]がカルボキシル基を含有t ル
場合や化合物[工3〕および/または [IIa]の誘
導体を用いる場合には、好ましくは、テレフタル酸の低
級アルキルエステルとアル牛レンゲリコールとをエステ
ル交換反応させた後、これらの化合物が添加される。ま
た、テレフタル酸のグリフールエステル重合体の極限粘
度が0.3を上まわり、そしてこの重合体に化合物[I
a]および/または[na]を添加するときには、この
重合体をその融点以上の温度に充分加熱してエステル交
換反応(アシドリシス、アルコーリシスを含む)を行わ
せた後、通常、高温かつ高減圧下にて、これらの化合物
と再重合される。さらに、化合物[Ia]および/また
は[na] またはそれらの誘導体に代えて、それらの
化合物の前駆体く例えば、無水ピロメリット酸、無水ト
リメリット酸およびモノエタノールアミンなど)を用い
てもよい。
本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂は、[I]
式および/または[I[]式で示される構造単位を0.
5重量%〜7重量%、好ましくは、1〜5重量%、そし
てアルキレンテレフタレート単位を93重量%〜99.
5重量%、好ましくは、95〜99重量%で含有する。
0.5重量%を下まわると、共重合ポリエステルフィル
ムの骨格内における剛直な構造単位の割合が少なすぎる
ため、フィルムの充分な高強度化が達成されない。従っ
て、得られる共重合ポリエステルフィルムの機械的強度
は、従来のフィルムとほとんど変わらなくなる。他方、
7重量%を上まわると、共重合ポリエステル樹脂の主要
成分であるアルキレンテレタレート単位の割合が減少す
るため、ポリアルキレンテレフタレート分子の規則性が
低下する。そのために、このような共重合ポリエステル
樹脂を延伸しても、この分子が充分に配向結晶化しにく
くなり、得られる共重合ポリエステルフィルムの熱収縮
率が大きくなる。
このような共重合ポリエステル樹脂の極限粘度は、0.
35〜1.4 dl/g、  好ましくは、0.5〜0
.9dl/gに調整される。
0.35 dl/gを下まわると、延伸倍率を高くする
ことができないため、高強度の共重合ポリエステルフィ
ルムが得られない。1.4 di/gを上まわると、得
られる共重合ポリエステルフィルムの流動特性が悪くな
るため、加工が困難となる。
本発明で用いられる共重合ポリエステル樹脂には、酸化
防止剤、紫外線吸収剤などの各種安定剤、滑剤、帯電防
止剤、結晶核剤などを含有させてもよい。
このような共重合ポリエステル樹脂は、まず、溶融し押
出した後、冷却しそして固化することにより、実質的に
未配向の共重合ポリエステル樹脂のフィルムとされる。
次いで、この共重合ポリエステル樹脂フィルムを、横方
向に延伸した後、縦方向に延伸することにより(横・縦
延伸)、二軸配向フィルムが得られる。この場合、延伸
倍率は、通常、80〜130”Cにて、2,5〜5.0
倍に設定される。好ましくは、横方向の延伸倍率は80
〜130℃にて2.0〜4.0倍、そして縦方向の延伸
倍率は90〜130℃にて3,0〜5.0倍に設定され
る。
本発明では、このように横・縦延伸で得られた二軸配向
フィルムは、さらに、縦方向に再延伸される。この場合
、延伸倍率は、100〜180°Cにて1゜05〜2.
00倍、好ましくは、1.2〜1.6倍に設定される。
再延伸されたフィルムは、160〜240℃、好ましく
は、200〜230℃にて熱処理することにより、熱固
定される。熱処理時間は、1〜10秒が好ましい。この
熱処理は、再延伸されたフィルムの縦方向の両端をクリ
ップなどで把持して行われる。フィルムの横方向は必ず
しも把持される必要はない。
(作用) 本発明によれば、このように、延伸されるべき共重合ポ
リエステル樹脂は、アルキレンテレフタレート単位を主
体とし、 [I]式および/または[■コ式で示される
ようなトリメリテートイミド単位および/またはピロメ
リテートイミド単位といった剛直な構造単位を微量で含
有している。この剛直な構造単位は、共重合ポリエステ
ル樹脂の配向や結晶化を阻害するため、横・縦延伸され
た二輪配向フィルムの結晶化の進行が少なくなり、この
フィルムの再延伸が容易となる。従って、得られる共重
合ポリエステルフィルムは、アルキレンテレフタレート
単位のみで構成される従来のポリエステルフィルムに比
べて、高強度となる。この共重合ポリエステルフィルム
では、延伸による破断や品質斑が少なくなる。さらに、
一般に、従来の二輪延伸された共重合ポリエステルフィ
ルムでは、熱収縮率が大きいものの、本発明のような剛
直な構造単位を適当な量で含有する共重合ポリエステル
フィルムは、熱収縮率が低くなる。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
エステル交換器に、ジメチルテレフタレート100重量
部、エチレングリコール70重量部、酢酸亜鉛0.03
6重量部、および二酸化アンチモン0.030重量部を
仕込み、145℃〜215℃にてエステル交換反応を行
った。生成したメタノールを留去した後、N−ヒドロキ
シエチルトリメリット酸イミド2重量%、およびシリカ
ゲル微粉末0.10重量部を添加して、215℃にて1
5分間反応させた。エステル交換器を減圧にしつつ反応
物の温度をゆっくりと上げて、50分間で275℃、0
.04 stagとした。さらに、この温度および圧力
にて反応物の重縮合反応を行い、攪はんトルクが300
0ポイズ相当に達した時点で反応を停止した。生成物は
、ベレット状にして取り比した。
得られた共重合ポリエステル樹脂を、フェノール−テト
ラクロロエタンの混合溶液(6/4重量比)に溶解させ
て、ウベローデ粘度管により溶液の固有粘度を測定した
。その結果、固有粘度は、0.61(dl/g)であっ
た。
2共重ムポリエステルフィルムの °6および(1−1
)で得られた共重合ポリエステル樹脂を、充分に乾燥し
た後、押出し機に供給して溶融し押出した。押出された
樹脂を、30℃の冷却ドラムに接触させて冷却し固化さ
せることにより、厚さ160μmの実質的に未配向のフ
ィルムとした。このフィルムを、90℃にて横方向に3
.2倍延伸し、続いて、95℃にて縦方向に4.5倍延
伸することにより、二軸配向フィルムを得た。この二輪
配向フィルムを、さらに、130℃にて、縦方向に1.
33倍の延伸倍率で再延伸した。総合縦延伸倍率は6.
0倍であった。この再延伸したフィルムを、210℃に
て2秒間熱処理することにより熱固定しそして冷却した
後、フィルムを巻取うて共重合ポリエステルフィルムヲ
得た。得られた共重合ポリエステルフィルムの性能を以
下のようにして評価した。これらの結果を下表に示す。
m郁」J杉区立 5%伸長時応力とは、試料が5%伸長された時点の応力
を意味する。
上記の共重合ポリエステルフィルムを、長さ方向に15
0mmそして幅方向に101寓に切り取って、試料とし
た。この試料を、テンシロンUTM−ll−500型装
置(東洋ボールドウィン社製)のチャック間に、チャッ
ク間の距離が100mmとなるように取り付け、温度が
23℃そして関係湿度が65%の条件下にて、100%
/分の引張速度で引張試験を行い、5%伸長時の応力を
測定した。応力の測定は、フィルムの縦方向(MD)お
よび横方向(TD)の2回に分けて行った。その結果、
5%伸長時の応力は、縦方向で25.2(kg/mm2
)そして横方向で10.1 (kg/am2)であった
胚m 上記の共重合ポリエステルフィルムを、長さ方向に15
0mmそして幅方向に1011ご切り取って、試料とし
た。この試料を、105℃の温度に保持されたギア・オ
ーブン中に、無緊張状態で30分間放置することにより
、熱処理を行った。熱処理された試料の縦方向および横
方向の長さを測定し、それぞれ最初の長さと比較して、
熱収縮率を算出した。その結果、熱収縮率は、縦方向(
MD)で1.8%、そして横方向(TD)で0.7%で
あった。
支五五主 実施例1と同様にして、共重合ポリエステル樹脂を製造
した。この共重合ポリエステル樹脂を、縦方向への再延
伸倍率を1.38倍としたこと以外は、実施例1と同様
の方法により、二軸延伸および再延伸し、そして熱処理
することにより、共重合ポリエステルフィルムを製造し
た。総合縦延伸倍率は、6.4倍であった。得られた共
重合ポリエステルフィルムの5%伸長時応力および熱収
縮率を、実施例1と同様にして測定した。その結果、5
%伸長時の応力は、縦方向で26.6(kg/■■2)
かつ横方向で9.9 (kg/l■2)であり、そして
熱収縮率は、縦方向(MD”)で2.0%かつ横方向(
TD)で0.6%であった。これらの結果を下表に示す
K1丘立 N−とドロキシエチルピロメリット酸イミドに代えて、
N、N”−ヒドロキシエチルピロメリット酸イミドを用
いたこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリエス
テル樹脂を製造した。ポリエステル樹脂の固有粘度は、
0.62(di/g)であった。この共重合ポリエステ
ル樹脂を、縦方向への再延伸倍率を1.42倍としたこ
と以外は、実施例1と同様の方法により、二軸延伸およ
び再延伸し、そして熱処理することにより、共重合ポリ
エステルフィルムを製造した。総合縦延伸倍率は、6.
4倍であった。
得られた共重合ポリエステルフィルムの5%伸長時応力
および熱収縮率を、実施例1と同様にして測定した。そ
の結果、5%伸長時の応力は、縦方向で25.1(kg
/■層2)かつ横方向で10.0(kg/l璽2)であ
り、モして熱収縮率は、縦方向(MD)で1.7%かつ
横方向(丁D)で0.7%であった。これらの結果を下
表に示す。
え立五土 N−ヒドロキシエチルトリメリット酸イミドを4重量%
用いたこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリエ
ステル樹脂を製造した。ポリエステル樹脂の固有粘度は
、 0J2(dl/g)であった。この共重合ポリエス
テル樹脂を、縦方向への再延伸倍率を1.42倍とした
こと以外は、実施例1と同様の方法により、二軸延伸お
よび再延伸し、そして熱処理することにより、共重合ポ
リエステルフィルムを製造した。総合縦延伸倍率は、6
.4倍であった。
得られた共重合ポリエステルフィルムの5%伸長時応力
および熱収縮率を、実施例1と同様にして測定した。そ
の結果、5%伸長時の応力は、縦方向で26.8  (
kg/mm”)かつ横方向で9.8 (kg/mm2)
であり、モして熱収縮率は、縦方向(MD)で2.5%
かつ横方向(TD)で0.7%であった。これらの結果
を下表に示す。
注XIJLL N−ヒドロキシエチルトリメリット酸イミドを10重量
%用いたこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリ
エステル樹脂を製造した。ポリエステル樹脂の固有粘度
は、0.64(di/g)であった。この共重合ポリエ
ステル樹脂を、縦方向への再延伸倍率を1.42倍とし
たこと以外は、実施例1と同様の方法により、二軸延伸
および再延伸し、そして熱処理することにより、共重合
ポリエステルフィルムを製造した。総合縦延伸倍率は、
6.4倍であった。
得られた共重合ポリエステルフィルムの5%伸長時応力
および熱収縮率を、実施例1と同様にして測定した。そ
の結果、5%伸長時の応力は、縦方向で26.9  (
kg/mm2)かつ横方向で9.7 (kg/m12)
であり、そして熱収縮率は、縦方向(MD)で5.1%
かつ横方向(TD)で2.7%であった。これらの結果
を下表に示す。
ルj」LL 実施例1と同様にして、共重合ポリエステル樹脂を製造
した。この共重合ポリエステル樹脂を、横・縦延伸にお
ける縦方向への延伸倍率を6.4倍とし、モして再縦延
伸を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法に
より、共重合ポリエステルフィルムの製造を試みたもの
の、製膜時に破断が多発したため製品化が不可能であっ
た。総合縦延伸倍率は、6.4倍であった。これらの結
果を下表に示す。
よ蚊五ユ 実施例3と同様にして、共重合ポリエステル樹脂を製造
した。この共重合ポリエステル樹脂を、横・縦延伸にお
ける縦方向への延伸倍率を6.4倍とし、モして再縦延
伸を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の方法に
より、共重合ポリエステルフィルムの製造を試みたもの
の、製膜時に破断が多発したため製品化が不可能であっ
た。総合縦延伸倍率は、6.4倍であった。これらの結
果を下表に示す。
塩帆鳳土 N−ヒドロキシエチルトリメリット酸イミドを用いなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリエス
テル樹脂を製造した。得られた共重合ポリエステル樹脂
の固有粘度は、0.60(di/g)であった。この共
重合ポリエステル樹脂を、縦方向への再延伸倍率を1.
42倍としたこと以外は、実施例1と同様の方法により
、二軸延伸および再延伸し、そして熱処理することによ
り、共重合ポリエステルフィルムの製造を試みたものの
、製膜時に破断が多発したため製品化が不可能であった
。総合縦延伸倍率は、6.4倍であった。これらの結果
を下表に示す。
匿Δ丘立 N−ヒドロキシエチルトリメリット酸イミドを用いなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリエス
テル樹脂を製造した。得られた共重合ポリエステル樹脂
の固有粘度は、0.60 (di/g)であった。この
共重合ポリエステル樹脂を、実施例1と同様の方法によ
り、二軸延伸および再延伸し、そして熱処理することに
より、共重合ポリエステルフィルムを製造した。総合縦
延伸倍率は、6.0倍であった。得られた共重合ポリエ
ステルフィルムの5%伸長時応力および熱収縮率を、実
施例1と同様にして測定した。その結果、5%伸長時の
応力は、縦方向で24.7(kg/amりかつ横方向で
10.0 (kg/am”)であり、そして熱収縮率は
、縦方向(MD)で1.6%かつ横方向(TD)で0.
6%であった。これらの結果を下表に示す。
友吃五立 N−ヒドロキシエチルトリメリット酸イミドを用いなか
ったこと以外は、実施例1と同様にして共重合ポリエス
テル樹脂を製造した。得られた共重合ポリエステル樹脂
の固有粘度は、0.60(dl/g)であった。この共
重合ポリエステル樹脂を、横・縦延伸における縦方向へ
の延伸倍率を4,8倍とし、そして再縦延伸を行わなか
ったこと以外は、実施例1と同様の方法により、共重合
ポリエステルフィルムを製造した。総合縦延伸倍率は、
4.8倍であった。得られた共重合ポリエステルフィル
ムの5%伸長時応力および熱収縮率を、実施例1と同様
にして測定した。その結果、5%伸長時の応力は、縦方
向で18.1  (kg/富重2)かつ横方向でto、
s(kg/■菖2)であり、モして熱収縮率は、縦方向
(MD)で1.3%かつ横方向(TD)で0.5%であ
った。これらの結果を下表に示す。
(以下余白) 実施例および比較例から明らかなように、本発明の共重
合ポリエステルフィルムの製造方法によれば、従来の製
造方法ではフィルムの破断が多発するような6倍以上の
総合縦延伸倍率を加えても、破断することなくフィルム
が製造され得る。得られた共重合ポリエステルフィルム
の5%伸長時応力は高く、機械的強度やヤング率に優れ
ている。
フィルムの熱収縮率も小さい。N−ヒドロキシエチルト
リメリット酸イミドやN、N−ヒドロキシエチルピロメ
リット酸イミドといった剛直な構造単位を含有しない共
重合ポリエステル樹脂を用いると、共重合ポリエステル
フィルムの製膜時に破断が多発し、製品化が不能となる
。共重合ポリエステル樹脂に対し、再縦延伸を施さずに
、従来のように横・縦延伸だけで6倍以上の総合縦延伸
倍率を加えても、製膜時に破断が多発し、製品化が不能
となる。再縦延伸を施さずに、4.8倍の総合縦延伸倍
率で延伸した共重合ポリエステルフィルムは、5%伸長
時応力が不充分である。また、N−ヒドロキシエチルト
リメリット酸イミドを10重量%で含有する共重合ポリ
エステル樹脂を延伸すれば、得られた共重合ポリエステ
ルフィルムの熱収縮率が高くなる。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、機械的強度に優れ熱収縮
率の低い共重合ポリスチルフィルムが得られる。このフ
ィルムを製造する際には、フィルムの破断や品質斑の発
生が少ない。得られたフィルムの熱収縮率も低い。従っ
て、本発明による共重合ポリエステルフィルムは、磁気
テープや転写フィルムの基材といった厚さ10μm以下
の薄物フィルムに好適に利用され得る。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、実質的に未配向の共重合ポリエステル樹脂のフィル
    ムを、横方向そして縦方向にそれぞれ2.5〜5.5倍
    に延伸する工程、および 該延伸されたフィルムを、さらに縦方向に1.05〜2
    .00倍に延伸する工程、を包含する共重合ポリエステ
    ルフィルムの製造方法であって、 該共重合ポリエステル樹脂は、下記の一般構造式[ I
    ]および/または[II]で示される構造単位を0.5重
    量%〜7重量%およびアルキレンテレフタレート単位を
    93重量%〜99.5重量%の割合で含有する共重合ポ
    リエステルフィルムの製造方法:▲数式、化学式、表等
    があります▼…[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[II] ここで、R_1、R_2およびR_3は、それぞれ、C
    _2〜C_4のアルキレン基を示す。
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