JPH0326621Y2 - - Google Patents
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- JPH0326621Y2 JPH0326621Y2 JP1986021489U JP2148986U JPH0326621Y2 JP H0326621 Y2 JPH0326621 Y2 JP H0326621Y2 JP 1986021489 U JP1986021489 U JP 1986021489U JP 2148986 U JP2148986 U JP 2148986U JP H0326621 Y2 JPH0326621 Y2 JP H0326621Y2
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- Japan
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- superconducting
- superconducting wire
- coil
- wire
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
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Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は超電導線の接続構造に係り、特に、超
電導線を用いて超電導パンケーキコイルを形成す
る場合に好適な接続構造に関する。
電導線を用いて超電導パンケーキコイルを形成す
る場合に好適な接続構造に関する。
超電導コイルを作製する際、コイルの線材どう
しを接続して所定長さの線材を得ることがよくあ
る。こうして作製した内部に接続部をもつ超電導
パンケーキコイルにおいては、この接続部の発熱
による影響を軽減するために、接続部及びその近
傍の冷却性を向上させる必要がある。
しを接続して所定長さの線材を得ることがよくあ
る。こうして作製した内部に接続部をもつ超電導
パンケーキコイルにおいては、この接続部の発熱
による影響を軽減するために、接続部及びその近
傍の冷却性を向上させる必要がある。
従来、超電導コイルの接続部は、第5図に示す
ように、超電導線1を相互にラツプさせ、接続面
積を大きくとり、接続部の接続抵抗を低減させる
ように構成されている。
ように、超電導線1を相互にラツプさせ、接続面
積を大きくとり、接続部の接続抵抗を低減させる
ように構成されている。
ところが、このような接続構造においては巻線
段差が生じて、超電導線に歪が生じる。歪により
超電導線の特性が劣化することは良く知られてい
るところであり、超電導線どうしをラツプさせて
接続する場合、線材厚みによる巻線段差をなくす
ため、第2図及び第4図に示すように、接続され
ている一方の超電導線1をダミーターンとして配
置する方法がとられている。即ち、図中の矢印で
示した電流は接続部を介して流れ、A′の破線で
示した部位からAにかけての領域は電流が流れ
ず、従つて、電流が流れて磁場を発生するコイル
要素としては機能しておらず、ダミーのターンと
なつている。
段差が生じて、超電導線に歪が生じる。歪により
超電導線の特性が劣化することは良く知られてい
るところであり、超電導線どうしをラツプさせて
接続する場合、線材厚みによる巻線段差をなくす
ため、第2図及び第4図に示すように、接続され
ている一方の超電導線1をダミーターンとして配
置する方法がとられている。即ち、図中の矢印で
示した電流は接続部を介して流れ、A′の破線で
示した部位からAにかけての領域は電流が流れ
ず、従つて、電流が流れて磁場を発生するコイル
要素としては機能しておらず、ダミーのターンと
なつている。
しかし、このような接続構造でも、有限の値を
もつ接続抵抗は存在し、特に、熱影響に敏感な線
材の場合には、コイルのクエンチが懸念される。
もつ接続抵抗は存在し、特に、熱影響に敏感な線
材の場合には、コイルのクエンチが懸念される。
超電導パンケーキコイルの場合には、スペーサ
等でクーリングチヤンネルを設けるなどして、コ
イル全体の冷却性を向上させている。一方、接続
部を積極的に冷却する手段として、第6図に示す
ように、接続部の近傍に銅板を配置させ、電気的
に接合し、超電導線材1と一緒に巻き込んで、銅
板で一ターン構成する方法が考えられている。し
かし、この方法では銅板と超電導線の接続抵抗、
及び、電流が銅板を介して流れるために銅板の固
有抵抗が問題となり、前述の巻線段差の欠点もあ
る。
等でクーリングチヤンネルを設けるなどして、コ
イル全体の冷却性を向上させている。一方、接続
部を積極的に冷却する手段として、第6図に示す
ように、接続部の近傍に銅板を配置させ、電気的
に接合し、超電導線材1と一緒に巻き込んで、銅
板で一ターン構成する方法が考えられている。し
かし、この方法では銅板と超電導線の接続抵抗、
及び、電流が銅板を介して流れるために銅板の固
有抵抗が問題となり、前述の巻線段差の欠点もあ
る。
その他、超電導線の接続に関するものとして、
実開昭58−5309号公報や特開昭50−92698号公報
に記載された例があるが、いずれも本考案に比し
て構造上及び製作上複雑であり、また、考案の目
的、構成、効果も相違するものである。
実開昭58−5309号公報や特開昭50−92698号公報
に記載された例があるが、いずれも本考案に比し
て構造上及び製作上複雑であり、また、考案の目
的、構成、効果も相違するものである。
本考案の目的は超電導パンケーキコイル内の超
電導線の接続において、第一に、接続部の発熱を
カバーするに足る冷却性能をもち、第二に、更
に、線材の厚みによる巻線段差が生じない接続構
造を提供することにある。
電導線の接続において、第一に、接続部の発熱を
カバーするに足る冷却性能をもち、第二に、更
に、線材の厚みによる巻線段差が生じない接続構
造を提供することにある。
上記の目的を達成するために本考案は、テープ
形状もしくは平角形状の超電導線材の一部と、該
超電導線材と同じ厚みを有する他の超電導線材の
一部とを相互にラツプさせて接続し、これを巻回
して成るコイルで、該コイルの内部に前記接続部
が存在する超電導パンケーキコイルにおいて、前
記超電導線材と同じ厚みの熱伝導性の良い常電導
金属を、該超電導線材に対して熱的な抵抗が小さ
くなるように電気的に絶縁し、前記接続部近傍の
コイル内周側の超電導線材の終端から外周側の超
電導線材の始端までの間に介在させたことを特徴
とするものである。
形状もしくは平角形状の超電導線材の一部と、該
超電導線材と同じ厚みを有する他の超電導線材の
一部とを相互にラツプさせて接続し、これを巻回
して成るコイルで、該コイルの内部に前記接続部
が存在する超電導パンケーキコイルにおいて、前
記超電導線材と同じ厚みの熱伝導性の良い常電導
金属を、該超電導線材に対して熱的な抵抗が小さ
くなるように電気的に絶縁し、前記接続部近傍の
コイル内周側の超電導線材の終端から外周側の超
電導線材の始端までの間に介在させたことを特徴
とするものである。
上記構成によれば次のような作用がある。銅や
アルミニウム等、コイル線材に用いている超電導
線よりも熱伝導率の高い常電性金属によつて、接
続部で発生した熱の拡散効率が高められ、接続部
の冷却性能を向上させることができる。このと
き、常電導金属はコイル構成する超電導線とは電
気的に絶縁されているので、超電導線との接触抵
抗が生じない。また、常電導金属はダミーターン
として配置されているので、線材厚みによる巻線
段差も生じない。
アルミニウム等、コイル線材に用いている超電導
線よりも熱伝導率の高い常電性金属によつて、接
続部で発生した熱の拡散効率が高められ、接続部
の冷却性能を向上させることができる。このと
き、常電導金属はコイル構成する超電導線とは電
気的に絶縁されているので、超電導線との接触抵
抗が生じない。また、常電導金属はダミーターン
として配置されているので、線材厚みによる巻線
段差も生じない。
以下、本考案の一実施例を第1図及び第3図に
より説明する。第1図は本実施例の超電導パンケ
ーキコイルの断面図、第3図はその接続部付近を
明瞭にした拡大図である。
より説明する。第1図は本実施例の超電導パンケ
ーキコイルの断面図、第3図はその接続部付近を
明瞭にした拡大図である。
本実施例による超電導パンケーキコイルは、同
じ厚み寸法の超電導線1と超電導線2とを四分の
一ターン程度ラツプさせ、ハンダ4により接合
し、超電導線1及び超電導線2と同じ厚み寸法を
もち、且つ、超電導線1,2と電気的に絶縁され
た銅3をダミー分として、約四分の三ターン介在
させた構造をもつ。図中の符号5は絶縁物であ
る。
じ厚み寸法の超電導線1と超電導線2とを四分の
一ターン程度ラツプさせ、ハンダ4により接合
し、超電導線1及び超電導線2と同じ厚み寸法を
もち、且つ、超電導線1,2と電気的に絶縁され
た銅3をダミー分として、約四分の三ターン介在
させた構造をもつ。図中の符号5は絶縁物であ
る。
本実施例によれば、超電導線1及び超電導線2
によつて生じた接続抵抗による発熱を、その接続
部に配置した銅により積極的に熱拡散させ、冷却
性を向上させている。また、銅3は線材厚みによ
る巻線段差が生じるのを防いでいる。
によつて生じた接続抵抗による発熱を、その接続
部に配置した銅により積極的に熱拡散させ、冷却
性を向上させている。また、銅3は線材厚みによ
る巻線段差が生じるのを防いでいる。
本考案によれば、常電導性である導電性金属で
接続部近傍の断面を形成できるので、接続部の冷
却効果を向上させることができる。また、この常
電導金属をダミーターンとして配置しているの
で、接続部の線材厚さによる巻線段差をなくすこ
とができる。
接続部近傍の断面を形成できるので、接続部の冷
却効果を向上させることができる。また、この常
電導金属をダミーターンとして配置しているの
で、接続部の線材厚さによる巻線段差をなくすこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例の超電導パンケーキ
コイルの断面図、第2図は従来の接続構造をもつ
超電導コイルの断面図、第3図は第1図の一部拡
大図、第4図は第2図の一部拡大図、第5図及び
第6図はそれぞれ従来例の他の接続構造の拡大図
である。 1,2……超電導線、3……銅、4……ハン
ダ、5……絶縁物。
コイルの断面図、第2図は従来の接続構造をもつ
超電導コイルの断面図、第3図は第1図の一部拡
大図、第4図は第2図の一部拡大図、第5図及び
第6図はそれぞれ従来例の他の接続構造の拡大図
である。 1,2……超電導線、3……銅、4……ハン
ダ、5……絶縁物。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 テープ形状もしくは平角形状の超電導線材1の
一部と、該超電導線材1と同じ厚みを有する他の
超電導線材2の一部とを相互にラツプさせて接続
し、これを巻回して成るコイルで、該コイルの内
部に前記接続部が存在する超電導パンケーキコイ
ルにおいて、 前記超電導線材1,2と同じ厚みの熱伝導性の
良い常電導金属3を、該超電導線材1,2に対し
て熱的な抵抗が小さくなるように電気的に絶縁
し、前記接続部近傍のコイル内周側の超電導線材
1の終端から外周側の超電導線材2の始端までの
間に介在させたことを特徴とする超電導線の接続
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986021489U JPH0326621Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986021489U JPH0326621Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135359U JPS62135359U (ja) | 1987-08-26 |
JPH0326621Y2 true JPH0326621Y2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=30817977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986021489U Expired JPH0326621Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326621Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4865081B2 (ja) * | 2009-12-08 | 2012-02-01 | 新日本製鐵株式会社 | 酸化物超伝導バルク磁石部材 |
JP2012064693A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導コイルおよび超電導機器 |
JP2018195736A (ja) * | 2017-05-18 | 2018-12-06 | 住友電気工業株式会社 | 超電導コイル、超電導マグネット及び超電導機器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5092698A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-24 | ||
JPS585309B2 (ja) * | 1978-07-12 | 1983-01-29 | バウエル興産株式会社 | 油と金属粉等で汚れた工業用バツグフイルタ−、ウエスの洗濯方法 |
JPS60250106A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-10 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 線支承の補修方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585309U (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-13 | 三菱電機株式会社 | 超電導コイル |
-
1986
- 1986-02-19 JP JP1986021489U patent/JPH0326621Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5092698A (ja) * | 1973-12-14 | 1975-07-24 | ||
JPS585309B2 (ja) * | 1978-07-12 | 1983-01-29 | バウエル興産株式会社 | 油と金属粉等で汚れた工業用バツグフイルタ−、ウエスの洗濯方法 |
JPS60250106A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-10 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 線支承の補修方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62135359U (ja) | 1987-08-26 |
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