JPS5912003B2 - コイル - Google Patents

コイル

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JPS5912003B2
JPS5912003B2 JP3327478A JP3327478A JPS5912003B2 JP S5912003 B2 JPS5912003 B2 JP S5912003B2 JP 3327478 A JP3327478 A JP 3327478A JP 3327478 A JP3327478 A JP 3327478A JP S5912003 B2 JPS5912003 B2 JP S5912003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
reinforcing band
conductor
wire
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP3327478A
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English (en)
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JPS54125466A (en
Inventor
雅民 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS54125466A publication Critical patent/JPS54125466A/ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、半径方向に巻重ねられていて、通電され磁
界を発生するためのコイルに関するものである。
この発明のコイルは、常電導コイル及び超電導コイルの
いづれに対しても適用できるが、この発明の一実施例及
び従来のコイルは、超電導コイルに適用する場合につい
て説明する。
第1図は従来の超電導コイルの構成を示す一部を断面し
た斜視図である。
1は超電導線で、いわ5ゆるパンケーキ状に巻回され、
パンケーキコイル3が形成される。
導線1の絶縁は図示を略している。2は各パンケーキコ
イル3の側面に入れられ、円周方向に配置された複数の
間隔片である。
4は巻わくで、パンケーキコイル3を囲い強固に機械1
0的保護をしている。
5はコイル3の膨張的な電磁力を支えるためのガーダで
ある。
上記コイルの超電導線1に電流を流すと磁界が発生する
パンケーキコイル3の側面には間隔片2、2間にすき間
が設けられており、このすき間15に液体ヘリウムが充
てん流通された状態で、各パンケーキコイル3は冷却さ
れる。巻わく4は各パンケーキコイル3と各間隔片2で
組立てられた複合体としてのコイルを、機械的に固定支
持している。20上記従来のコイルでは、各パンケーキ
コイル3は導線1が半径方向に薄い絶縁物(図示は略す
)を介しつつ、巻回し積重ねられて形成されているため
、各導線1に作用する膨張的な半径方向の電磁力は、累
積的に導線1に加かり、導線1とこの25絶縁物に加わ
る電磁力が極めて大きくなり、コイルに機械的損傷を引
き起こすおそれがあつた。
また、軸方向の圧縮的電磁力に対しては、スペーサ2や
、このスペーサがパンケーキコイル3に接する部分が力
を伝達するが、これらが、しばしば電、電磁力の応力集
中で破壊する危険性があつた。この発明は、上記のよう
な従来のものの欠点を除くためになされたもので、幅方
向に複数個配列された収容みぞが設けられた補強帯を、
これらの収容みぞに導線をそう入した状態で、半径方向
に35巻重ね上げた構成にし、機械的強度が大きく、強
火な電磁力に耐える信頼度の高いコイルを提供すること
を目的としている。
以下、この発明の一実施例を第2図について説明する。
図はコイルの一部を断面して示す斜視図であり、6は補
強帯で、機械的強度の大きい金属材又は絶縁材よりなり
、幅方向に複数条(図では4条)の収容みぞ7が並行配
列して設けられている。これらの収容みぞ7にそれぞれ
超電導の導線1がそう入され、半径方向に巻回し積重ね
上げている。導線1の絶縁は、一例を第3図の斜視図に
示し、導線1の四辺には、長手方向に対し配置された絶
縁片8が固着されている。巻回形成されたコイル全体は
、巻わく4で囲って支持している。第4図に補強帯6を
斜視図で示し、各収容みぞ7がほぼ並行に設けられてい
る。上記実施例によるコイルにおいては、各導線1に作
用する半径力向の膨張的な電磁力は、いつたん補強帯6
に伝えられる。
補強帯6は半径力向に積重ねられた状態に巻き土げられ
ており、各導線1に働く電磁力は直接補強帯6に伝達さ
れるが、層状に構成された補強帯6によつて全体として
強固に受けられる。すなわち、補強帯6に対しては、電
磁力は累積的に作用するが、補強帯6は強度の高い材料
よりなるので、支障はない。一方、導線1は補強帯6の
収容みぞ7にそう入されているので、累積的な電磁力は
加わらない。各導線1に働く電磁力は、その導線の(電
流1)×(磁界B)の大きさであり、この値は一般に前
述の累積的電磁力よりもはるかに小さい。このため、導
線1の機械的損傷の危険性がなく、かつ、全体として強
固なコイルが構成される。第5図はこの発明の第2の実
施例による補強帯Jの斜視図で、補強帯9は基板10と
これに固着された複数条の棒部材11からなつていて、
各棒部材11間に収容みぞ7が形成されている。この補
強帯9を用いても、第2図の補強帯6を用いた場合と同
様な効果をもつコイルが構成される。なお、ご棒部材1
1は基板10に必ずしも機械的に結合されなくてもよい
。これは、コイルに巻き上げられた状態では、ターン間
の双方の摩擦だけで十分固定されるからである。第6図
はこの発明の第3の実施例による補強帯4の斜視図であ
り、補強帯12には複数条の収容みぞ7が設けられ、そ
の底部には垂直方向の流通孔13が設けられている。
この流通孔13は、コイルに巻回構成され組立てられた
状態において、液体ヘリウムの冷媒の通路となり、導線
1を良好に冷却することができる。第7図及び第8図は
異なる第4及び第5の実施例による補強帯の斜視図で、
第7図では、補強帯14には幅方向の流通孔15が設け
られ、第8図では補強帯16には幅方向に半円の流通み
ぞ17が設けられている。
なお、導線1の冷媒による冷却効果を向上するためには
、導線1の寸法を収容みぞ7の寸法より若干小さくしす
き間を設ける。
このすき間は、第3図のように、導線1の四辺に絶縁片
8を固着することにより確保できる。また、補強帯の収
容みぞ7の内面に絶縁処理を施すか、絶縁層を設けると
、導体1と補強帯間の電気絶縁性を向上でき、導体1側
の電気絶縁を少くするか、省くことができ、導体1の冷
却効果をさらに向上できる。
第9図はこの発明の第6の実施領を示す補強帯と導体の
一部断面にした斜視図である。
超電導の導体18は、比較的細い素線19を複数本転移
して組合わせてなつている。あるいは、素線19を複数
本転移しない組合わせの場合もある。このような複合導
体は一般に機械的強度が劣るため、強大な電磁力が作用
するコイルには、従来は使用できなかつた。しかし、こ
の発明によれば、補強帯の収容みぞ7に複合の導体18
をそう入し巻重ねるので、導体18には累積的電磁力が
働かないため、転移した(あるいは転移しない)複合導
体であつてもコイルに使用できるのである。このように
、この発明による構造のコイルでは、導体1,18に加
わる電磁力が小さくて済むから、Nb3SnやV3Ga
のようなもろい化合物超電導線を用いてコイルにするこ
とが容易にできる。
第10図はこの発明の第7の実施例によるコイルの一部
断面にした斜視図である。巻わく20には両側部にそれ
ぞれ複数個の流通孔21が設けられ、補強帯14には第
7図に示す幅方向の流通孔15が設けられている。なお
、補強帯には第8図で示す補強帯16を用いてもよい。
このように、補強帯14を隔壁として利用し、かつ、矢
印方向に冷媒を流通することにより、冷却効果のよいコ
イルが得られる。なお、この発明の第8の実施例として
、第11図の一部断面にした斜視図に示すように、補強
帯6を収容みぞ7が下側になるようにし、このみぞ7に
導線1をそう入して巻重ねてコイルを形成してもよく、
上記実施例と同様な効果があげられる。
第12図はこの発明によるコイルに適用される概略結線
図である。コイルは本質的にはパンケーキコイル配置に
なつている。コイルの内周側の導体1端子と外周側の導
体1端子を接続線22で、コイルの外部を通つて接続す
ることにより、容易に直列に接続される。なお、上記実
施例では導線は超電導線の場合について説明したが、常
電導線の場合にも適用でき、上記実施例と同様な効果を
あげることができる。
以上のように、この発明によれば、幅方向に複数条配列
の収容みぞが設けられた補強帯を、この収容みぞに導線
をそう入した状態で半径方向に巻重ねてコイルを形成し
ているので、機械的強度が大で、導線に累積的な電磁力
が加わらず、強大な電磁力に耐え、信頼度の高いコイル
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコイルの構成を示す一部を断面した斜視
図、第2図はこの発明の一実血例によるコイルの構成を
示す一部を断面した斜視図、第3図は第2図の補強帯の
収容みぞの導線部を示す斜視図、第4図は第2図の補強
帯の斜視図、第5図はこの発明の第2の実施例による補
強帯の斜視図、第6図、第7図及び第8図はそれぞれこ
の発明の第3、第4及び第5の実施例による補強帯の斜
視図、第9図はこの発明の第6の実施例を示す補強帯と
導線部の一部を断面した斜視図、第10図はこの発明の
第7の実施例によるコイルの一部を断面した斜視図、第
11図はこの発明の第8の実施例によるコイルの一部を
断面した斜視図、第12図はこの発明によるコイルに適
用される概略結線図である。 1・・・導線、6・・・補強帯、7・・・収容みぞ、9
,12,14,16・・・補強帯、13,15・・・流
通孔、17・・・流通みぞ、18・・・導線、19・・
・素線、21・・・流通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 幅方向に複数条配列した収容みぞが設けられた補強
    帯と、上記各収容みぞにそう入力された導線とを半径方
    向に巻重ねて形成したことを特徴とするコイル。 2 補強帯に冷媒を流通するための流通孔又は流通みぞ
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    コイル。 3 導線を複数本の素線により構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のコイル。 4 導線を複数本の転移した素線により構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載のコイ
    ル。 5 導線が超電導線よりなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいづれかに記載のコイル。
JP3327478A 1978-03-22 1978-03-22 コイル Expired JPS5912003B2 (ja)

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