JP6854988B1 - 超電導電磁石装置 - Google Patents

超電導電磁石装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6854988B1
JP6854988B1 JP2020561837A JP2020561837A JP6854988B1 JP 6854988 B1 JP6854988 B1 JP 6854988B1 JP 2020561837 A JP2020561837 A JP 2020561837A JP 2020561837 A JP2020561837 A JP 2020561837A JP 6854988 B1 JP6854988 B1 JP 6854988B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding frame
refrigerant
superconducting
superconducting coil
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020561837A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021214837A1 (ja
Inventor
直樹 岩本
直樹 岩本
正義 大屋
正義 大屋
田邉 肇
肇 田邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6854988B1 publication Critical patent/JP6854988B1/ja
Publication of JPWO2021214837A1 publication Critical patent/JPWO2021214837A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/04Cooling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/06Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

巻枠(4)は、上下方向と交差する軸方向に延在して円筒状の外形を有し、外周面において周方向に延在する複数の環状溝部(4a)が軸方向に互いに間隔をあけて形成されており、該複数の環状溝部(4a)の各々の内部に超電導コイル(1)が巻回されて収容されている。蓋部(7)は、複数の環状溝部(4a)の各々を覆うように巻枠(4)に取り付けられ、複数の環状溝部(4a)とともに超電導コイル(1)を冷却する冷媒(3)の複数の環状流路(8)を構成する。連通路(17)は、軸方向と平行に延在し、複数の環状流路(8)のうちの互いに隣り合う環状流路(8)同士を連通させる。

Description

本開示は、超電導電磁石装置に関する。
超電導電磁石装置の構成を開示した先行文献として、特開2013−118228号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された超電導電磁石装置は、冷媒循環流路と、冷凍機と、超電導コイルと、保護抵抗とを含む。
特開2013−118228号公報
特許文献1に記載された超電導電磁石装置においては、超電導コイルの励磁時および消磁時における超電導コイルの温度上昇によるクエンチの発生を抑制するために冷媒を多量に必要とする。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、冷媒の使用量を削減しつつ超電導コイルの励磁時および消磁時における超電導コイルのクエンチの発生を抑制することができる超電導電磁石装置を提供することを目的とする。
本開示に基づく超電導電磁石装置は、超電導コイルと、巻枠と、蓋部と、冷媒循環流路と、冷凍機と、連通路とを備える。巻枠は、上下方向と交差する軸方向に延在して円筒状の外形を有する。巻枠は、外周面において周方向に延在する複数の環状溝部が上記軸方向に互いに間隔をあけて形成されている。複数の環状溝部の各々の内部に超電導コイルが巻回されて収容されている。蓋部は、複数の環状溝部の各々を覆うように巻枠に取り付けられている。蓋部は、複数の環状溝部とともに超電導コイルを冷却する冷媒の複数の環状流路を構成する。冷媒循環流路は、冷媒を循環させるために設けられている。冷媒循環流路は、複数の環状流路と接続されている。冷凍機は、冷媒循環流路における冷媒を冷却する。連通路は、上記軸方向と平行に延在し、複数の環状流路のうちの互いに隣り合う環状流路同士を連通させる。
本開示によれば、巻枠に形成された複数の環状溝部と、巻枠に取り付けられた蓋部とで、超電導コイルを冷却する冷媒の複数の環状流路を構成し、隣り合う環状流路同士が連通路によって互いに連通していることにより、冷媒の使用量を削減しつつ超電導コイルの励磁時および消磁時における超電導コイルのクエンチの発生を抑制することができる。
実施の形態1に係る超電導電磁石装置の構成を示す正面図である。 図1の超電導電磁石装置をII−II線矢印方向から見た部分断面図である。 図2の超電導電磁石装置をIII−III線矢印方向から見た断面図である。 実施の形態1の第1変形例に係る超電導電磁石装置における連通路の配置を示す断面図である。 実施の形態1の第2変形例に係る超電導電磁石装置における連通路の配置を示す断面図である。 実施の形態2に係る超電導電磁石装置を示す断面図である。
以下、各実施の形態に係る超電導電磁石装置について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る超電導電磁石装置の構成を示す正面図である。図2は、図1の超電導電磁石装置をII−II線矢印方向から見た部分断面図である。図1においては、後述する熱シールド5および真空容器6は図示していない。
図1および図2に示すように、超電導電磁石装置100は、超電導コイル1と、巻枠4と、蓋部7と、冷媒循環流路11と、冷凍機16と、連通路17とを備えている。
超電導コイル1は、表面に絶縁部材2が被覆されることにより絶縁されている。超電導コイル1は、絶縁部材2を介して冷媒3と接触することによって、臨界温度以下に冷却される。本実施の形態においては、冷媒3は、ヘリウムである。
巻枠4は、上下方向と交差する軸方向に延在して円筒状の外形を有し、上記軸方向の両端にフランジを有する。巻枠4においては、フランジ同士の間の外周面において周方向に延在する複数の環状溝部4aが上記軸方向に互いに間隔をあけて形成されている。複数の環状溝部4aの各々の内部に、絶縁部材2に覆われた超電導コイル1が巻回されて収容されている。
図2に示すように、本実施の形態に係る超電導電磁石装置100は、熱シールド5と、真空容器6とをさらに備えている。熱シールド5は巻枠4の外側を巻枠4に隙間をあけて覆っている。真空容器6は、熱シールド5の外側に設けられている。真空容器6の内部は、真空状態に維持されている。超電導電磁石装置100は、真空容器6の内部において、真空断熱構造を有している。
蓋部7は、複数の環状溝部4aの各々を覆うように巻枠4に取り付けられている。蓋部7は、たとえば溶接により巻枠4に取り付けられる。蓋部7は、巻枠4の外周面における、上記軸方向において互いに隣り合う環状溝部4a同士の間の領域も覆っている。蓋部7は、複数の環状溝部4aの全体を外側から覆う略円筒状の板材によって形成される。
蓋部7は、複数の環状溝部4aとともに超電導コイル1を冷却する冷媒3の複数の環状流路8を構成する。複数の環状流路8の各々の内部を、液相の冷媒3が流れる。すなわち、複数の環状流路8と蓋部7とに挟まれた内部空間が、冷媒3が巻枠4の周方向に通流する複数の環状流路8となる。
巻枠4の周方向から見た複数の環状流路8の各々の断面積は、運転時の冷却性能および運転開始時の初期冷却性能を満たすのに必要な量の冷媒3が通流可能となるように設定されている。また、冷媒3の量を低減するために、図2のように蓋部7と環状溝部4aに設置された超電導コイル1との距離が、環状溝部4aの深さよりも小さくなるようにするとよい。
図1に示すように、冷媒循環流路11は、冷媒配管12と、上部タンク13と、上部ヘッダ14と、下部ヘッダ15とを含む。図1に示すように、冷媒配管12は、巻枠4の外周面に間隔をあけて沿うように延在している。冷媒配管12の内部は、液相の冷媒3で満たされている。冷媒配管12の上端は、上部タンク13と接続されている。冷媒配管12の下端は、下部ヘッダ15と接続されている。
上部ヘッダ14は、上部タンク13と接続されているとともに、分岐して複数の環状流路8の各々の上側の部分と接続されている。下部ヘッダ15は、冷媒配管12と接続されているとともに、分岐して複数の環状流路8の各々の下側の部分と接続されている。このように、冷媒循環流路11においては、上部タンク13、冷媒配管12、下部ヘッダ15、複数の環状流路8および上部ヘッダ14を通じて冷媒3が循環可能に形成されている。
冷凍機16は、冷媒循環流路11における冷媒3を冷却する。具体的には、冷凍機16の先端の冷凍ステージが、上部タンク13の上部に接続されている。
図2に示すように、連通路17は、巻枠4の軸方向と平行に延在し、複数の環状流路8のうちの互いに隣り合う環状流路8同士を連通させている。
図3は、図2の超電導電磁石装置をIII−III線矢印方向から見た断面図である。図2および図3に示すように、本実施の形態においては、連通路17は、巻枠4と蓋部7との間の隙間で構成されている。具体的には、蓋部7の内面における環状流路8同士の間に位置する巻枠4の外周面と対向する部分の一部が、巻枠4の外周面から離間しており、環状流路8同士の間に位置する巻枠4の外周面と蓋部7の内面との間に隙間が形成されている。この隙間が、連通路17となっている。
なお、連通路17は、巻枠4と蓋部7との間の隙間で構成される場合に限られず、巻枠4に形成された貫通孔で構成されていてもよいし、巻枠4の外周面上において巻枠4の周方向に互いに間隔をあけて配置された樹脂製または金属製のスペーサを設置することにより確保された円環状の蓋部と巻枠4の外周面との間の隙間で構成されていてもよい。また、軸方向に延在する貫通孔のかわりに軸方向に延在する溝を巻枠4の外周面に設けて連通路17としてもよい。
本実施の形態においては、図3に示すように、連通路17は、巻枠4の下側の位置において、巻枠4の左側の位置と右側の位置とに1箇所ずつ設けられている。巻枠4の軸方向から見た連通路17の断面積は、後述するように連通路17を通じて液相の冷媒3を補充することができればよく、複数の環状流路8の各々の断面積よりも小さくするとよい。たとえば、連通路17の断面積は、巻枠4の周方向から見た複数の環状流路8の各々の断面積の20分の1以上10分の1以下である。このように小さな断面積の連通路17を設置することにより、各環状流路8への液相の冷媒3の補充ができるだけでなく、冷媒3の量を削減することができる。
本実施の形態に係る超電導電磁石装置100は、図1に示す保護抵抗10と、電流リード9とをさらに備えている。保護抵抗10は、冷媒配管12の内部に配置されている。保護抵抗10は、クエンチが発生したときの超電導コイル1の性能低下または焼損を防止する機能を有している。保護抵抗10は、超電導コイル1と電気的に並列に接続されている。超電導コイル1の励磁時および消磁時には、保護抵抗10は通電されて過渡的に発熱する。本実施の形態における保護抵抗10の横断面形状は、矩形であるが、保護抵抗10の横断面形状は矩形に限定されず、環状もしくは円形でもよい。
電流リード9は、上部タンク13および冷媒配管12を通じて超電導コイル1と接続されている。超電導コイル1において、一の環状流路8の内部に位置する部分と、一の環状流路8に隣り合う他の環状流路8の内部に位置する部分とは、上部タンク13の内部または環状流路8の内部において互いに連結されている。
ここで通常運転時の超電導電磁石装置100における冷媒3の流れについて説明する。冷媒3の液面は、上部タンク13内に位置している。すなわち、上部タンク13の内部の下部が冷媒3で満たされている。通常運転時の超電導電磁石装置100における超電導コイル1の主な発熱要因は、真空容器6および熱シールド5を通じた外部からの入熱である。
複数の環状流路8の各々の内部に位置する冷媒3は、外部からの入熱によって密度が低下する。そのため、複数の環状流路8の各々の内部において、冷媒3の上方への流れが発生する。図1中の矢印で示すように、冷媒3は、複数の環状流路8の各々において、巻枠4の周方向において互いに反対向きに分かれて流れる。
複数の環状流路8の各々の内部を上昇するように流れた冷媒3は、上部ヘッダ14を径て合流して上部タンク13内に流入する。上部タンク13内の冷媒は、冷凍機16によって冷却されて密度が高くなる。その結果、上部タンク13から下部ヘッダ15に冷媒3が流入する。下部ヘッダ15にて分岐された冷媒3は、複数の環状流路8の各々に流入する。このように、冷媒3の密度差によって、冷媒3が冷媒循環流路11を循環する。
次に、超電導コイル1の励磁時および消磁時の超電導電磁石装置100における超電導コイル1の過渡的な発熱現象について説明する。超電導コイル1の励磁時および消磁時の超電導電磁石装置100においては、保護抵抗10が通電されて過渡的に発熱し、この熱的要因およびひずみなどの影響によって超電導コイル1の一部が発熱する場合がある。この場合、超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8の内部の冷媒3が気化することで液相の冷媒3が減少する。減少量に相当する液相の冷媒3は、下部ヘッダ15を通じて補充されるが、液相の冷媒3の補充に要する時間が長い場合、超電導コイル1の発熱部の温度がさらに上昇してクエンチが発生する可能性がある。
そこで、本実施の形態に係る超電導電磁石装置100においては、互いに隣り合う環状流路8同士を連通路17で連通させていることにより、下部ヘッダ15を通じて超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8に液相の冷媒3を補充するとともに、超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8に隣り合う環状流路8から連通路17を通じて、超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8に液相の冷媒3を補充することができる。そのため、下部ヘッダ15を通じた液相の冷媒3の補充のみを行なう場合に比較して、補充に要する時間を短くすることができる。ひいては、超電導コイル1の発熱部を早期に冷却して超電導コイル1のクエンチの発生を抑制することができる。
なお、連通路17の配置は、図3に示す位置に限られない。ここで、本実施の形態の変形例に係る超電導電磁石装置における連通路17の配置について説明する。
図4は、実施の形態1の第1変形例に係る超電導電磁石装置における連通路の配置を示す断面図である。図4においては、図3と同一方向から断面視して示している。図4に示すように、第1変形例に係る超電導電磁石装置においては、連通路17は、巻枠4の周方向に等間隔に設けられている。第1変形例においては、連通路17は、等間隔に4箇所配置されているが、連通路17の設置箇所は4箇所に限定されず、複数であればよい。
図5は、実施の形態1の第2変形例に係る超電導電磁石装置における連通路の配置を示す断面図である。図5においては、図3と同一方向から断面視して示している。図5に示すように、第2変形例に係る超電導電磁石装置においては、連通路17は、巻枠の上側半分より下側半分に多く配置されている。第2変形例においては、連通路17は6箇所配置されているが、連通路17の設置箇所は6箇所に限定されず、1箇所以上であればよい。
実施の形態1に係る超電導電磁石装置100においては、巻枠4に形成された複数の環状溝部4aと、巻枠4に取り付けられた蓋部7とで、超電導コイル1を冷却する冷媒3の複数の環状流路8を構成し、隣り合う環状流路8同士が連通路17によって互いに連通していることにより、超電導コイル1の発熱部を複数の環状流路8の内部の冷媒3を利用して早期に冷却することができるため、冷媒3の使用量を削減しつつ超電導コイル1の励磁時および消磁時における超電導コイル1のクエンチの発生を抑制することができる。また、環状流路8の内部において、超電導コイル1が絶縁部材2を介して冷媒3と接しているため、超電導コイル1と冷媒3との間の熱抵抗を低減して超電導コイル1を効果的に冷却することができる。
実施の形態1に係る超電導電磁石装置100においては、連通路17が巻枠4と蓋部7との隙間で構成されていることにより、隙間の大きさを蓋部7の形状により調整できるため、巻枠4の形状を変更することなく連通路17を流れる冷媒の量を任意に設定することができる。
実施の形態1の第1変形例に係る超電導電磁石装置においては、連通路17を巻枠4の周方向に等間隔に配置することにより、超電導コイル1の発熱部の近くに位置する連通路17を通じて超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8に液相の冷媒3を補充することができる。その結果、超電導コイル1の発熱部を早期に冷却して超電導コイル1のクエンチの発生を抑制することができる。
実施の形態1の第2変形例に係る超電導電磁石装置においては、連通路17を巻枠4の上側半分より下側半分に多く配置することにより、冷媒3の液圧が比較的高い、巻枠4の下側半分に位置する連通路17を通じて超電導コイル1の発熱部を収容している環状流路8に液相の冷媒3を補充することができる。その結果、超電導コイル1の発熱部を早期に冷却して超電導コイル1のクエンチの発生を抑制することができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係る超電導電磁石装置について説明する。実施の形態2に係る超電導電磁石装置は、連通路の構成のみ実施の形態1と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
図6は、実施の形態2に係る超電導電磁石装置を示す断面図である。図6に示すように、蓋部7は、環状溝部4a同士の間において巻枠4の外周面と接しつつ複数の環状溝部4aの各々を覆うように巻枠4に取り付けられている。
巻枠4は、環状溝部4a同士の間において、超電導コイル1および絶縁部材2よりも外周側に位置し、かつ、巻枠4の軸方向と平行に貫通している貫通孔が形成されている。すなわち、巻枠4の外径は、超電導コイル1および絶縁部材2の外径よりも大きくされている。本実施の形態においては、連通路17aは、巻枠4に形成された上記貫通孔で構成されている。貫通孔は、巻枠4に蓋部7を取り付ける前に設けられている。
実施の形態2に係る超電導電磁石装置においては、巻枠4に形成された複数の環状溝部4aと、巻枠4に取り付けられた蓋部7とで、超電導コイル1を冷却する冷媒3の複数の環状流路8を構成する。さらに、隣り合う環状流路8同士が巻枠4に形成された連通路17aによって互いに連通していることにより、冷媒3の使用量を削減しつつ超電導コイル1の励磁時および消磁時における超電導コイル1のクエンチの発生を抑制することができる。
実施の形態2に係る超電導電磁石装置においては、巻枠4に形成された貫通孔によって連通路17aを構成していることにより、蓋部7の形状を簡易にすることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本開示の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではない。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
1 超電導コイル、2 絶縁部材、3 冷媒、4 巻枠、4a 環状溝部、5 熱シールド、6 容器、7 蓋部、8 環状流路、9 電流リード、10 保護抵抗、11 冷媒循環流路、12 冷媒配管、13 上部タンク、14 上部ヘッダ、15 下部ヘッダ、16 冷凍機、17,17a 連通路、100 超電導電磁石装置。

Claims (5)

  1. 超電導コイルと、
    前記超電導コイルを被覆する絶縁部材と、
    上下方向と交差する軸方向に延在して円筒状の外形を有し、外周面において周方向に延在する複数の環状溝部が前記軸方向に互いに間隔をあけて形成されており、該複数の環状溝部の各々の内部に前記超電導コイルが巻回されて収容されている巻枠と、
    前記複数の環状溝部の各々を覆うように前記巻枠に取り付けられ、前記複数の環状溝部とともに前記超電導コイルを冷却する冷媒の複数の環状流路を構成する蓋部と、
    前記複数の環状流路と接続され、前記冷媒を循環させるための冷媒循環流路と、
    前記冷媒循環流路における前記冷媒を冷却する冷凍機と、
    前記軸方向と平行に延在し、前記複数の環状流路のうちの互いに隣り合う環状流路同士を連通させる連通路とを備え
    前記連通路は、前記超電導コイルおよび前記絶縁部材よりも外周側に位置する、超電導電磁石装置。
  2. 前記連通路は、前記巻枠と前記蓋部との間の隙間で構成されている、請求項1に記載の超電導電磁石装置。
  3. 前記連通路は、前記巻枠に形成された貫通孔で構成されている、請求項1に記載の超電導電磁石装置。
  4. 前記連通路は、前記周方向に等間隔に設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超電導電磁石装置。
  5. 前記連通路は、前記巻枠の上側半分より下側半分に多く配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の超電導電磁石装置。
JP2020561837A 2020-04-20 2020-04-20 超電導電磁石装置 Active JP6854988B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/017079 WO2021214837A1 (ja) 2020-04-20 2020-04-20 超電導電磁石装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6854988B1 true JP6854988B1 (ja) 2021-04-07
JPWO2021214837A1 JPWO2021214837A1 (ja) 2021-10-28

Family

ID=75267898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020561837A Active JP6854988B1 (ja) 2020-04-20 2020-04-20 超電導電磁石装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6854988B1 (ja)
CN (1) CN115398571A (ja)
WO (1) WO2021214837A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912003B2 (ja) * 1978-03-22 1984-03-19 三菱電機株式会社 コイル
JPS5840803A (ja) * 1981-09-04 1983-03-09 Hitachi Ltd 超電導装置
JP5852425B2 (ja) * 2011-12-01 2016-02-03 株式会社日立製作所 超電導電磁石装置、その冷却方法、および磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20230111502A1 (en) 2023-04-13
JPWO2021214837A1 (ja) 2021-10-28
CN115398571A (zh) 2022-11-25
WO2021214837A1 (ja) 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6302736B2 (ja) 回転電機
JP6854988B1 (ja) 超電導電磁石装置
KR20200093868A (ko) 모터의 냉각 구조
US12027309B2 (en) Superconducting electromagnet device
JP2011250601A (ja) 電動機
JP2014176203A (ja) マルチギャップ型回転電機
JP6491828B2 (ja) 超電導電磁石装置
TWI675384B (zh) 靜態感應器
JP7224941B2 (ja) 静止誘導電器
JP2011082414A (ja) ガス絶縁変圧器
JP5307628B2 (ja) 超電導電磁石装置
JP2005354822A (ja) モータ
US11227709B2 (en) Superconducting magnet
US11250977B2 (en) Superconducting magnet apparatus
JP2010226918A (ja) モータステータ
CN111668079A (zh) X射线管及用于x射线管的阳极
JP6977145B2 (ja) 超電導コイル装置
US11877424B2 (en) Cold plate for cooling electronic component
JPWO2019229923A1 (ja) 超電導マグネット
JP2002217041A (ja) 静止誘導機器の冷却構造
JP2010226902A (ja) モータステータおよび分割ステータ
JPH03291840A (ja) 電子レンズ
JPH0342809A (ja) 静止誘導電器
JP2023076175A (ja) 静止誘導器
JPH11126718A (ja) 変圧器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201102

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201102

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201102

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6854988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250