JPH0341705A - 超伝導磁石内でクエンチを伝搬する装置 - Google Patents

超伝導磁石内でクエンチを伝搬する装置

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JPH0341705A
JPH0341705A JP2111911A JP11191190A JPH0341705A JP H0341705 A JPH0341705 A JP H0341705A JP 2111911 A JP2111911 A JP 2111911A JP 11191190 A JP11191190 A JP 11191190A JP H0341705 A JPH0341705 A JP H0341705A
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coil
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coils
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ダン・アーサー・グロス
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レムビット・サラソー
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    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/381Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
    • G01R33/3815Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets with superconducting coils, e.g. power supply therefor
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F6/00Superconducting magnets; Superconducting coils
    • H01F6/02Quenching; Protection arrangements during quenching

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は多重コイル磁石内で最初にクエンチ(quen
ch) したコイルから他のすべてのコイルヘクエンチ
を熱的に伝搬するための装置に関するものである。
数個のコイルを有する超伝導磁石が動作しているとき、
超伝導ワイヤの移動または不充分な冷却による局部加熱
によって生じる温度上昇のため、1つのコイルの一部が
超伝導状態から常伝導状態に変化する。コイル全体が常
伝導状態に遷移すれば、コイルのクエンチが生じる。磁
石の出力上昇中の電流の増大による磁界強度の変化によ
っても、クエンチが生じることがある。1つのコイル中
の一箇所で超伝導状態が失なわれると、その場所で超伝
導ワイヤまたは超伝導テープは電流に対して抵抗を示し
、それに続いてコイル全体のクエンチが生じる。クエン
チの際、磁石の循環電流に蓄積されたすべての磁気エネ
ルギが然工木ルギとして消散される。
クエンチは、その結果として生じる熱応力および電気応
力のために超伝導コイルに永久的な損傷を生じさせ得る
高速、高エネルギの過渡現象である。すべての超伝導磁
石は磁石巻線を損傷しないでクエンチに耐え、これによ
り再び電力を加えて再度使用できるように設計しなけれ
ばならない。
直列接続された多重コイルを有する磁石では、能動また
は受動の保護装置が設けられていなければ、クエンチし
たコイルで磁石のすべてのエネルギが消散され、その結
果として温度が過度に上昇して、クエンチしたコイルが
損傷する。1つのコイルのクエンチが検出されたεきに
他のコイルのクエンチを開始させることにより、蓄積さ
れた磁気エネルギをすべてのコイルに分配することが望
ましい。クエンチの伝搬は現在、クエンチを生じている
コイルの抵抗上昇によって他のコイルの加熱や電流増大
を生じさせて、それらのコイルのクエンチを開始させる
ように設計された電気的結合および磁気的結合によって
達成されている。
本発明の1つの目的は電気的結合または磁気的結合によ
らずに、熱伝導によって1つのコイルに生じたクエンチ
を他のコイルへ伝搬させる装置を提供することである。
発明の要約 本発明の一面によれば、磁気共鳴イメージングおよび分
光分析で使用されるような超伝導磁石が提供される。こ
の磁石、円筒形のコイル枠」二に互いに間隔をあけて同
軸状に配置された復数の超伝導コイルで構成される。
磁石にはまた、それぞれ第1および第2の端部分を接続
するバー(bar )形部分を有する複数対の熱ブリッ
ジが設けられ、第1の端部分の表面積は第2の端部分の
表面積より大きい。隣り合う対のコイルの間に一対ずつ
熱ブリッジが配置される。
各熱ブリフジのバー形部分はそれに隣接したコイルの間
の磁石の磁界と整列される。6対の内の一方の熱ブリッ
ジの第1の端およびその対の他方の熱ブリッジの第2の
端が、隣接した一対のコイルの内の一方のコイルと熱的
に接触し、またその対の内の一方の熱ブリッジの第2の
端および他方の熱ブリッジの第1の端が、隣接した他方
のコイルと熱的に接触している。対の各熱ブリッジは、
その異なる面積の端部分がそれぞれの隣接のコイルと接
触するので隣接のコイルの間で逆方向の熱束増幅器とし
ての役目を果す。
本発明のもう1つの面によれば、6対の熱ブリッジの内
の一方の熱ブリッジの各端をそれに隣接した各コイルの
一端に電気的に接続して、これらの6対の一方の熱ブリ
ッジがコイルを一緒に電気的に接続する母線としての役
目も果すようにする。
発明と考えられる主題は特許請求の範囲に記載しである
が、しかし、本発明の構成および実施方法、ならびに上
記以外の目的および利点は添付図面を参照した以下の説
明により最もよく理解されよう。
発明の詳細な説明 図面全体を通じて同じ参照番号は同じ要素を表わす。第
1図には円筒形のガラス繊維シェル11よりなるコイル
枠の一部が示されている。シェル11には円周方向の溝
13が設けられており、この溝13の中には超伝導ワイ
ヤが巻かれていて、別々のコイル15.16.17およ
び18を形成している。クエンチが1つのコイルの全体
に伝搬するのに要する時間と比べて短い時間で1つのコ
イルから次のコイルにクエンチを伝搬させるため、熱ブ
リッジが使用される。コイル15と16の間に配置され
た熱ブリッジ21aおよび21b1コイル16と17の
間に配置された熱ブリッジ22aおよび22b、ならび
にコイル17と18の間に配置された熱ブリッジ23a
および23bにより、クエンチが生じた1つのコイルか
ら別のコイルへ熱が伝達される。熱ブリッジは表面対体
積比を小さくしたバー形領域27を有する。バー形領域
27は製造上の便宜のために図では横断面が長方形にな
っているが、熱損失を最小にするためには円形とする。
横断面が長方形のバーの縁は、横断面の面積を小さくす
めために斜めに切ることができる。バー形領域は磁石の
磁界と整列させることが好ましい。本実施例では、磁石
の磁界は軸方向に伸びる。したがって、バー形領域は隣
接のコイルの間に軸方向に伸びる。熱ブリッジの両端部
30および31はバー形領域に比べて表面積が大きく、
かつ厚さが薄い。熱ブリッジの表面積を大きくした両端
部は、隣接のコイルを相互に電気的に接続するのを避け
るために熱ブリッジの電気絶縁体を介して隣接のコイル
と熱的に接触している。
熱ブリッジはガラス繊維のコイル枠に形成されたスロッ
トの中に配置されている。
熱ブリッジの製造に使用される材料は低温での熱拡散率
が大きくなければならない。熱拡散率の大きい材料は熱
伝導率が大きく、比熱が小さい。
熱拡散率raJは次式で表わされる。
a−に/(CXD) ここで、Kは熱伝導率、Cは比熱、pは密度である。熱
が1つの点から次の点へ流れるのに要する時間Tは近似
的に次式で表わされる。
TwL2/2a ここで、Lは熱が移動する距離であり、aは熱拡散率で
ある。低温での熱拡散率が大きい適当な材料は高純度の
銅、銀、および高純度のアルミニウムである。バー形部
分を磁石の磁界と整列させることにより熱ブリッジの作
用を増強するため、磁界内での熱拡散率の好ましい方向
を使うことができる。磁気共鳴イメージングおよび分光
分析で使用される超伝導磁石では、磁界は軸方向になっ
ている。
熱ブリッジはエポキシ樹脂およびガラスで覆われ、コイ
ル枠全体がエポキシで含浸されている。
熱ブリッジはエポキシ樹脂に対する結合が増強されるよ
うに処理される。銅製の熱ブリッジを使用するときは、
エボノル(EBONOL)黒色化処理を使うことができ
る。コイル枠は熱伝導性シェル34によって囲まれてい
る。シェル34は特願平1−172061号(特開平2
−72605号)に開示されているように銅で作ること
ができる。
コイルの巻線は互いに絶縁し、また磁石の磁界によって
生じる力により動かされないようにするために、通常エ
ポキシおよびガラス布のような電気絶縁体が設けられて
いる。コイル巻線と熱ブリッジの両端部の接触領域との
間の熱伝導路の熱抵抗が小さいことは、できる限り多く
の熱を迅速に伝達するために重要である。しかし、熱ブ
リッジの両端部とコイル巻線との間に充分な絶縁体を付
加して絶縁することにより、励磁上昇の際およびクエン
チの際に生じる電圧差に対して防護しなければならない
。厚さが5−10ミルの繊維布およびエポキシが適当な
電気的絶縁を与えるはずである。
隣接のコイルと熱的に接触している各熱ブリッジの両端
部の接触面積は異なっている。熱ブリッジへの熱人力を
最大にするため、熱ブリッジは(端部30において)ク
エンチが生じているコイルとの大きな接触面積を必要と
する。クエンチしていないコイルは低温であり、良好な
熱シンクとして作用する。したがって、熱ブリッジの(
端部31における)クエンチさせようとするコイルとの
接触面積を小さくすることによって、−層局部的な加熱
が行なわれ、これによりこのクエンチしていないコイル
の一部の局部的な温度を上昇させてクエンチを開始させ
るために必要な全エネルギが小さくなる。第1図の実施
例では、熱ブリッジの端部30が大きな接触面積でコイ
ルの下面と熱的に接触している。熱ブリッジに出入りす
る伝熱速度は等しい。また、入力面積が出力面積より大
きいので、熱ブリッジは接触面積の大きな入力から接触
面積の小さな出力に向う好ましい方向で熱束の増幅器と
しての役目を果す。2個の隣接したコイルのどちらが最
初にクエンチを起すかわからないので、熱ブリッジはそ
れぞれ逆の増幅方向を持つ対として設置される。
次に第2図に示すように、クエンチを生じたコイルから
クエンチしていないコイルへ熱を送るために超伝導コイ
ルに隣接して熱ブリッジが伸びる円周方向距離は、エネ
ルギの伝達を最大にするように選択される。熱が第2図
の点Aで示される熱ブリッジの中心から絶縁体33およ
び超伝導ワイヤ37の絶縁体35を横切って超伝導ワイ
ヤ上の点Bへ進むのに要する時間の長さを熱が点Aから
熱ブリッジの円周方向の縁の点Cへ進むのに要する時間
と同じにするように、端部31の円周方向の長さが選定
される。同様に、熱が熱ブリッジの入力側の端部30の
中心から絶縁体を横切って半径方向に進んで超伝導ワイ
ヤに達するのに要する時間の長さを、熱が該中心から円
周方向に進んで端部30の縁に達するのに要する時間と
同じにするように、面積の大きな端部30の円周方向の
長さを選定することができる。
動作について説明すると、1つのコイルがクエンチし始
めたとき、熱がこのコイルから熱ブリッジを介して隣接
のコイルに(両端の各コイルが最初にクエンチし始めた
場合にはその隣りの1個のコイルにだけ)伝達される。
たとえばコイル16がクエンチし始めた場合、熱ブリッ
ジ21bがコイル16の下の大面積の端部30で熱を補
えて、この熱を隣接のコイル15の縁部にある超伝導ワ
イヤに伝導し、熱ブリッジの端部近傍のワイヤを加熱す
る。同様に、熱ブリッジ22aがコイル16の下の大面
積の端部30で受けた熱をバー形領域を横切って、コイ
ル17の縁部に接触している小面積の端部31に伝導す
る。伝達された熱は隣接のコイルの1本または2本の超
伝導ワイヤの一部をそれらの臨界温度以上に上昇させ、
超伝導ワイヤを通って流れる電流が12R損失によって
付加的な加熱を行なう。こうしてコイルの残りの部分は
温度が上昇して、クエンチし始める。熱がクエンチした
コイルのワイヤからクエンチしていないコイルのワイヤ
まで横切るための時間は約10ミリ秒と算出された。コ
イルがクエンチするための時間は1秒より短い。熱ブリ
ッジ21aおよび22bもクエンチを起したコイルから
隣接のコイルへ熱を伝導する。しかし、これらの熱ブリ
ッジはクエンチを起したコイルと接触して端部の横断面
積が小さく、熱束が大面積の端部によってより広い領域
に伝えられるので、これらの熱ブリッジはこの例ではク
エンチの伝搬に寄与しない。
第3図は本発明のもう1つの実施例を示す。隣り合うコ
イル15と16の間に一対の熱ブリッジ41aおよび2
1b、隣り合うコイル16と17の間に一対の熱ブリッ
ジ42aおよび22b1隣り合うコイル17と18の間
に一対の熱ブリッジ43gおよび23.bが示されてい
る。第1図で説明したように、コイルは円周方向の溝1
3の中に巻かれている。6対の一方の熱ブリッジ41a
142aおよび43aは超伝導コイル15.16゜17
および18を直列に電気接続する母線の機能も果す。熱
ブリッジは前と同様、高純度のアルミニウム、高純度の
銀、または高純度の銅で作られ、超伝導性のものではな
い。母線としても作用する母線兼用の熱ブリッジ41a
、42aおよび43aの各々は中心のバー形領域57を
有する。バー形領域57は製造を容易にするため横断面
が長方形になっているが、横断面を円形にすると周囲の
コイル枠に対する熱損失が最小になる。隣接のコイルと
接触する熱ブリッジの端部6oおよび61の面積は等し
くない。1つのコイルの巻線端が、このコイルと接触す
る横断面積の小さい方の、熱ブリッジの円周方向に伸び
る端部61にはんだ付けされる。熱ブリッジの横断面積
の大きい方の端部は他方の隣接のコイルの縁に沿ってそ
の下に伸び、コイルの最初の巻線が熱ブリッジの円周方
向に伸びる部分に沿ってはんだ付けされる。
隣接のコイルの終了ターンと開始ターンは熱ブリッシト
電気的に直接接触しているが、他のターンは互いに電気
的に絶縁されているのに加えて、コイルと熱ブリッジの
端部との間に付加的な絶縁体をそなえている。熱ブリッ
ジ41ax42aおよび43aはそれぞれ2個の隣接し
たコイルを結合するので、端部分相互の間の電圧差は小
さくなって無視し得る値となる。通常3kVまでのクエ
ンチ電圧に耐えることが要求されているような、端部分
とコイルとの間の必要な電気的絶縁は、約300Vまで
大幅に下げることができる。導体と円周方向に伸びる端
部分との間のはんだ結合部によりブリッジに対する優れ
た熱接続が得られる。
熱ブリッジの端部の熱収集表面および熱分配表面はリー
ド接続表面とは異なる円周方向の長さを持つことができ
る。母線としても作用する熱ブリッジの端部とコイルと
の間で絶縁体を薄くして使用すると、熱インピーダンス
が小さくなるので熱ブリッジの熱伝達能力が向上する。
6対の他方の熱ブリッジ21b、22bおよび23bは
前に第1図を参照して説明したものであり、上記の母線
としても作用する母線兼用の熱ブリッジ41a、42a
および43aとは反対方向に優先的な熱束伝導を行なう
。これらの熱ブリッジの円周方向の長さは前述の通り決
定される。動作については、母線兼用の熱ブリッジは大
面積の端部から小面積の端部への好ましい熱束増幅方向
を有している。さらに、直接の電気的接触によって、コ
イル相互間の熱伝達が増強される。
隣り合うコイルの間に1対の熱ブリッジだけを示したが
、2対の熱ブリッジを使用して、たとえば互いに180
@の間隔を置いて同じ優先的な熱束伝導方向を持つよう
にすることもできる。隣り合うコイルの間に多重対の熱
ブリッジを使用した場合には、1個の熱ブリッジだけを
第3図の実施例に示した母線兼用の熱ブリッジとする。
熱ブリッジの端部とコイルとの間の接触は、製造上の便
宜と磁石の動作中にコイルと母線に加わる力に基いて、
コイルの縁との間またはコイルの下面で行なうことがで
きる。
図示の両方の実施例では熱ブリッジは低温冷却器(図示
しない)によって冷却される巻線枠をそなえるものとし
て示されている。熱ブリッジは液体ヘリウムおよびヘリ
ウム蒸気によって冷却されるコイル対して使うこともで
きる。コイルを液体ヘリウムで冷却するときは、熱ブリ
ッジは液体ヘリウム中1と浸されていないコイル枠上の
位置に配置すべきである。
本発明と組合わせて他のクエンチ保護方式を使用するこ
とができる。たとえば、本出願人による前掲の特願平1
−172061号に示されているようにコイル内の巻線
層を囲む銅コイルの連続ループを使用したり、またコイ
ル内に埋め込まれたヒータを使用して、クエンチを起し
たコイルの両端間に誘導される電圧でヒータを動作させ
ることができる。
以上、電気的または磁気的な結合によらないで熱伝導に
よりクエンチを起した1つのコイルからクエンチしてい
ないコイルヘクエンチ伝搬するための装置について述べ
た。
いくつかの実施例について本発明を具体的に図示し説明
したが、本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく形式や
細部に種々の変更を加え得ることは当業者には明らかで
あろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従ってクエンチを伝搬する装置をそな
えたコイル枠に巻かれた超伝導コイルの一部の破断斜視
図である。第2図は第1図の細部を示す部分的な上面図
である。第3図は本発明に従ってクエンチを伝搬する装
置のもう1つの実施例を示すためのコイル枠に巻かれた
超伝導コイルの一部の破断斜視図である。 [主なn・号の説明] 15.1B、17.18・・・コイル、21a、21b
、22a、22b、23a。 23b、41a、42a、43a−・・熱ブリッジ、2
7.57・・・バー形領域、 30.60・・・熱ブリッジの大面積の端部、31.6
1・・・熱ブリッジの小面積の端部。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.磁気共鳴イメージングおよび分光分析で使用するた
    めの超伝導磁石に於いて、 互いに間隔をあけてコイル枠上に同軸に配置された複数
    の超伝導コイル、ならびに 複数対の熱ブリッジであって、各熱ブリッジは第1およ
    び第2の端部とそれらを接続するバー形部分とを含み、
    該第1の端部の表面積は該第2の端部のそれより大きく
    、該熱ブリッジは隣り合う上記コイルの間にそれぞれ一
    対ずつ配置されており、各対の熱ブリッジの上記バー形
    部分はそれに隣接した上記コイルの間で、該コイルが励
    磁されたときに発生する磁石の磁界の方向に伸びていて
    、各対の一方の熱ブリッジの上記第1の端部および他方
    の熱ブリッジの第2端部が隣接のコイル対の一方のコイ
    ルと熱的に接触し、かつ該一方の熱ブリッジの上記第2
    の端部および上記他方の熱ブリッジの上記第1の端部が
    該隣接のコイル対の他方のコイルと熱的に接触している
    ことにより、各対の各熱ブリッジを対応する隣接の対の
    コイル間で互いに逆方向の熱束増幅器として機能させた
    当該複数対の熱ブリッジ、 を含むことを特徴とする超伝導磁石。
  2. 2.上記の各対の一方の熱ブリッジが1つのコイル巻線
    の端を隣接のコイル巻線の端に電気的に接続していて、
    該一方の熱ブリッジが上記コイルを一緒に電気的に接続
    する母線としての役目も果す請求項1記載の超伝導磁石
  3. 3.上記熱ブリッジの上記第1の端部が上記コイルと上
    記コイル枠との間に伸びている請求項1記載の超伝導磁
    石。
  4. 4.上記熱ブリッジの上記第2の端部が上記コイルの縁
    に突合せ接触している請求項1記載の超伝導磁石。
  5. 5.高純度の銀、高純度の銅、および高純度のアルミニ
    ウムで構成される群から選択された高熱拡散率の材料に
    より上記熱ブリッジが作られている請求項1記載の超伝
    導磁石。
  6. 6.上記熱ブリッジの上記第1の端部が上記コイルと上
    記コイル枠との間に伸びている請求項2記載の超伝導磁
    石。
  7. 7.上記熱ブリッジの上記第2の端部が上記コイルの縁
    に突合せ接触している請求項2記載の超伝導磁石。
  8. 8.高純度の銅、高純度の銀、および高純度のアルミニ
    ウムで構成された群から選択された高熱拡散率の材料に
    より上記熱ブリッジが作られている請求項2記載の超伝
    導磁石。
  9. 9.上記熱ブリッジの上記両端部が上記コイルから電気
    的に絶縁されている請求項1記載の超伝導磁石。
  10. 10.上記熱ブリッジの第2の端部の円周方向の中心か
    らその円周方向の縁まで熱が伝達されるのに要する時間
    の長さが該第2の端部の該円周方向の中心から該第2の
    端部と熱的に接触している超伝導巻線まで熱が伝達する
    のに要する時間と同じであるように該第2の端部の円周
    方向の長さが選定されている請求項1記載の超伝導磁石
  11. 11.上記熱ブリッジの第1の端部の円周方向の中心か
    らその円周方向の縁まで熱が伝達されるのに要する時間
    の長さが該第1の端部の該中心から該第1の端部と熱的
    に接している超伝導巻線に熱が伝達されるのに要する時
    間と同じであるように該第1の端部の円周方向の長さが
    選定されている請求項1記載の超伝導磁石。
  12. 12.磁気共鳴イメージングおよび分光分析で使用する
    ための超伝導磁石に於いて、 互いに間隔をあけて円筒形のコイル枠上に同軸に配置さ
    れた複数の超伝導コイル、ならびに複数対の熱ブリッジ
    であって、各熱ブリッジは第1および第2の端部とそれ
    らを接続するバー形部分とを含み、該第1の端部の表面
    積は該第2の端部の表面積よりも大きく、該熱ブリッジ
    は隣り合う上記コイルの間にそれぞれ一対ずつ配置され
    ており、各対の熱ブリッジの上記バー形部分はそれに隣
    接した上記コイルの間に軸方向に伸び、各対の一方の熱
    ブリッジの上記第1の端部および他方の熱ブリッジの上
    記第2の端部が隣接のコイル対の一方のコイルと熱的に
    接触し、かつ該一方の熱ブリッジの上記第2の端部およ
    び該他方の熱ブリッジの上記第1の端部が該隣接のコイ
    ル対の他方のコイルと熱的に接触していることにより、
    各対の各熱ブリッジがその隣接のコイルの間で互いに逆
    方向の熱束増幅器として機能するようにした当該複数対
    の熱ブリッジ、 を含むことを特徴とする超伝導磁石。
  13. 13.超伝導磁石に於いて、 互いに間隔をあけてコイル枠上に配置された複数の超伝
    導コイル、ならびに 複数対の熱ブリッジであって、各熱ブリッジは第1およ
    び第2の端部とそれらを接続するバー形部分とを含み、
    該第1の端部の表面積は該第2の端部の表面積よりも大
    きく、該熱ブリッジは隣り合う上記コイルの間にそれぞ
    れ一対ずつ配置され、各対の熱ブリッジの上記バー形部
    分はそれに隣接した上記コイルの間に、該コイルが励磁
    されたときに発生する磁石の磁界の方向に伸びていて、
    各対の一方の熱ブリッジの上記第1の端部および他方の
    熱ブリッジの第2の端部が隣接のコイル対の一方のコイ
    ルと熱的に接触し、かつ該一方の熱ブリッジの上記第2
    の端部および該他方の熱ブリッジの上記第1の端部が該
    隣接のコイル対の他方のコイルと熱的に接触しているこ
    とにより、各対の各熱ブリッジがその隣接のコイルの間
    で互いに逆方向の熱束増幅器として機能するようにした
    当該複数対の熱ブリッジ、 を含むことを特徴とする超伝導磁石。
  14. 14.上記の各対の一方の熱ブリッジが1つのコイル巻
    線の端を隣接のコイル巻線の端に電気的に接続して、該
    一方の熱ブリッジが上記コイルを一緒に電気的に接続す
    る母線としての役目も果す請求項13記載の超伝導磁石
  15. 15.上記熱ブリッジの上記第1の端部が上記コイルと
    上記コイル枠との間に伸びている請求項13記載の超伝
    導磁石。
  16. 16.上記熱ブリッジの上記第2の端部が上記コイルの
    縁に突合せ接触している請求項13記載の超伝導磁石。
  17. 17.高純度の銀、高純度の銅、および高純度のアルミ
    ニウムで構成される群から選択された高熱拡散率の材料
    により上記熱ブリッジが作られている請求項13記載の
    超伝導磁石。
  18. 18.上記熱ブリッジの上記第1の端部が上記コイルと
    上記コイル枠との間に伸びている請求項14記載の超伝
    導磁石。
  19. 19.上記熱ブリッジの上記第2の端部が上記コイルの
    縁に突合せ接触している請求項14記載の超伝導磁石。
  20. 20.高純度の銅、高純度の銀、および高純度のアルミ
    ニウムで構成された群から選択された高熱拡散率の材料
    により上記熱ブリッジが作られている請求項14記載の
    超伝導磁石。
  21. 21.上記熱ブリッジの両端部が上記コイルから電気的
    に絶縁されている請求項13記載の超伝導磁石。
  22. 22.上記熱ブリッジの上記第2の端部の円周方向の中
    心からその円周方向の縁まで熱が伝達されるのに要する
    時間の長さが該第2の端部の該中心から該第2の端部と
    熱的に接触している超伝導巻線に熱が伝達されるのに要
    する時間と同じであるように該第2の端部の円周方向の
    長さが選定されている請求項13記載の超伝導磁石。
  23. 23.上記熱ブリッジの上記第1の端部の円周方向の中
    心からその円周方向の縁まで熱が伝達されるのに要する
    時間の長さが該第1の端部の該中心から該第2の端部と
    熱的に接触している超伝導巻線に熱が伝達されるのに要
    する時間と同じであるように該第1の端部の円周方向の
    長さが選定されている請求項13記載の超伝導磁石。
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