JPH03265862A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH03265862A
JPH03265862A JP2064064A JP6406490A JPH03265862A JP H03265862 A JPH03265862 A JP H03265862A JP 2064064 A JP2064064 A JP 2064064A JP 6406490 A JP6406490 A JP 6406490A JP H03265862 A JPH03265862 A JP H03265862A
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organic group
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fine powder
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Shunichi Chiba
俊一 千葉
Nobuhiro Nakayama
中山 信広
Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Yoshinao Okamoto
岡元 義尚
Takatsugu Makita
牧田 香世
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法などに
おいて形成される静電潜像を現像するためのトナーに関
するものである。更に詳しくは、デジタル書き込みの電
子写真法等に用いられる負荷電性トナーに関する。
[従来の技術] 従来電子写真法として米国特許第227891号、特開
昭42−23910号公報及び特開昭43−24748
号公報等に種々の方法が記載されているが、一般には光
導電性物質を利用し、種々の手段により光導電性支持体
上に電気的潜像を形成し、次いて該潜像をトナーで現像
し可視像を得るか、又は必要に応じてこの現像した未定
着の画像を紙などに転写した後加熱・加圧或は溶剤蒸気
などにより定着して可視像を得るものである。
電子写真法において良好な画質の可視画像の多数を長期
間安定に形成するためには実際工種々の条件が必要であ
り、トナーも例外ではない。
トナーとしては一般に熱可塑性のバインダー樹相中に着
色剤及び極性制御剤などを分散含有せしめて成る検電性
着色粒子の粉体より成るものが使用されているが、良好
な画質の可視画像を形成するためにはトナーが高い流動
性を有することが必要であり、そのために従来において
は二酸化珪素などの金属酸化物微粉末をトナーに添加混
合することが行なわれている。然るに金属酸化物粉末は
、そのままでは親水性であるためにこれが添加されたト
ナーは空気中の湿気の影響により帯電性が低下するよう
になる。そこで疎水化処理した金属酸化物微粉末を使用
することが提案されている(例えば、特開昭46−57
82号、特開昭48−47345号、特開昭48−47
846号などの公報参照)。
具体的には、例えば二酸化珪素粒子とジメチルクロロシ
ラン等の有機珪素化合物とを水蒸気と共に加熱された流
動層反応容器中に窒素ガス等の不活性ガス中によって併
流的に送気せしめることにより、二酸化珪素粒子の表面
のシラノール基を有機珪素化合物と反応せしめて疎水化
した二酸化珪素粒子の微粉末が用いられる。
しかし、このようにして得られた金属酸化物微粉末は、
一応疎水化されているが疎水化の程度が十分とは言えず
、例えば高温多湿時においては凝集性を帯びるようにな
りl・ナーの流動性が低下するのみでなく、吸湿により
電荷をリークさせ易くなるためトナー粒子の帯電量が減
少し可視画像の画質の低下を招く場合がある。さらに疎
水化された金属酸化物微粉末を使用した場合には、帯電
性を制御することが困難であり、特に低湿下において帯
電量が上昇するために画像濃度が低下し、環境依存性が
大きいという欠点があった。
又疎水化された金属酸化物微粉末は相当に硬いものであ
り、そのために静電荷像支持体を損傷し易い。特に静電
荷像支持体が有機光導電性物質より成る場合のように比
較的硬度の小さいものである場合には損傷が顕著となり
、静電荷像支持体へのトナーフィルミングやクリーニン
グ不良の発生を誘発し易くなる。
これに対して特開昭58−132757号等に特定の比
較的高級の有機基を有する有機珪素化合物の疎水化処理
剤により疎水化処理した二酸化珪素粒子の微粉末を用い
ることが提案されている。
このようにして得られた二酸化珪素粒子の微粉末は、シ
ラノール基と反応した置換基が比較的に大きな原子団の
ものであるために未反応のシラノール基の親水性がカバ
ーされて、その結果、帯電性及び耐久性等の点において
トナー特性を大きく向上せしめることができる。
しかし、このようにして得られた二酸化珪素粒子の微粉
末は、トナーへの流動性を付与する点で従来のものに比
べ非常に劣ったものであり、可視画像の画質を向上させ
ることはできない。
特開昭58−205111iO号に、特定の比較的低級
の有機基を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤により
疎水化処理した第1の二酸化珪素粒子より成る微粉末と
、特定の比較的高級な有機基を有する有機珪素化合物の
疎水化処理剤により疎水化処理した第2の二酸化珪素粒
子より成る微粉末を併せて用いることが提案されている
が、この方法ではトナーへの流動性を付与する効果はあ
るものの、静電荷像支持体へのトナーフィルミングやク
リーニング不良の発生や連続使用時の帯電性の変化があ
り、耐久性も短く、満足のゆくものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は従来の欠点を改善して良好な流動性を有し優れ
た画像品質を得ることができ、且つ、環境依存性が少な
く優れた帯電性を有する電子写真用トナーを提供しよう
とするものである。
更に、耐久性が優れていて、長期間にわたり繰り返して
使用した時も安定した性能が得られる電子写真用トナー
を提供しようとするものである。
更に、本発明は静電荷像支持体へのトナーフィルミング
が発生することなく、良好なりリーニングを行なうこと
ができる電子写真用トナを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 」−記課題を解決するための本発明の構成は、静電荷像
を現像するトナーの構成成分として、炭素原子数4以下
の飽和若しくは不飽和の脂肪族有機基及び/又は炭化水
素環を有し炭素原子数が7以下の有機基を有す疎水化処
理剤(A)、及び少なくとも1つが炭素原子数5以上の
飽和若しくは不飽和の脂肪族有機基及び/又は炭化水素
環を有し炭素原子数が8以上の有機基を有す疎水化処理
剤(B)の両方で表面処理した金属酸化物微粉末を含有
する電子写真用トナーである。
更に、金属酸化物微粉末がシリカ、アルミナ、チタニア
及び珪素とアルミニウムの共酸化物よりなる群から選ば
れた物質である電子写真用トナーにより前記l」的がよ
り効果的に達成できることを見いだした。
以下本発明について具体的に説明する。
本発明は、トナー粒子の粉末に、有機基としては特定の
比較的低級の有機基を有する有機珪素化合物の疎水化処
理剤(A)と、有機基とじては特定の比較的高級の有機
基を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤(B)との両
方で表面処理した金属酸化物微粉末を添加混合して電子
写真用トナーとする。
本発明の電子写真用トナーによれば、繰り返して画像を
形成したときにも該トナーの流動性及び耐湿性が十分に
確保され、その結果良好な可視画像の形成が可能となる
上に、感光体より成る静電荷像支持体の損傷が大幅に抑
制される。
本発明に用いる2種類の疎水化処理剤で表面処理された
金属酸化物微粉末の概要を述べれば、金属酸化物微粉末
の母体は気相加水分解法によって得られるヒユームドシ
リカ、アルミナ、チタニアあるいは珪素−アルミニウム
共酸化物で少なくとも50d/g以上の比表面積を有し
、1次粒子が50■以下の微細なものが好適に使用され
る。例えば日本アエロジル社製の「アエロジル20.O
J、西独デグサ社製の[アルミニウムオキサイドC」、
「チタニウムオキサイドP25」、[アエロジルMOX
170Jなどが好適である。
母体の金属酸化物微粉末は、例えば、 R’ S iX3、R’ R2S iX2、若しくはR
’ R’ R3S iXで示される比較的低級の有機基
を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤(A)  及び
、例えば、R’5iX3、R’ R5S iX2、若し
くはR4R5R65iXで示される比較的高級の有機基
を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤(B)と反応さ
せて金属酸化物微粉末の表面に存在するOH基の水素原
子を、R’5iSR’R2Si、若しくはR’ R’ 
R3S t、及びR’Si。
R’ R5S i、若しくはR’R5R6Siで置換せ
しめることにより、金属酸化物微粉末と酸素原子を介し
て結合せしめて得ることができる。
上記式において、基RIR2、及びR3は、その何れも
が、炭素原子数4以下の飽和脂肪族有機基、炭素原子数
4以下の不飽和脂肪族有機基及び炭化水素環を有し炭素
原子数の総和が7以下の有機基より成る群から選ばれる
有機基(以下、「低級有機基」という。)であり、或い
はStに結合した任意の基R1が低級有機基で他のR2
又はR3が水素原子であるものである。MR’、R2、
及びR3は互いに同じであっても異なってもよい。
一方、Siに結合した任意の基R4は、炭素原子数5以
上の飽和脂肪族有機基、炭素原子数5以上の不飽和脂肪
族有機基及び炭化水素環を有し炭素原子数の総和が8以
上の有機基より成る群から選ばれる有機基(以下、「高
級有機基」という。)であり、他の基R5又はR6は、
水素原子、低級有機基、又は高級有機基であるものであ
る。基R4、R5、及びR6は互いに同じであっても異
なってもよい。そして前記高級有機基は、飽和若しくは
不飽和の脂肪族有機基である場合には炭素原子数が6以
上であることが好ましく、更に8以上のことが一層好ま
しい。
又、Xはハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基、プロピルオキシ基、アセトオキシ基、アミノ
基、その他を表わす。
特定の比較的低級の有機基を有する有機珪素0 化合物の疎水化処理剤(A)はXが/%ロゲン原子であ
るものが好ましく、そのようなものの具体的な代表例を
挙げると次の通りである。
■R’5iX3で示されるもの メチルトリクロルシラン、α−クロルエチルトリクロル
シラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメ
チルトリクロルシラン、p−クロルフェニルトリクロル
シラン、3−クロルプロピルトリクロルシラン、その他 ■R’ R2S iX2で示されるものジメチルジクロ
ルシラン、アリルフエニルジクロルシラン、ジビニルジ
クロルシラン、その他 ■R’ R’ R3S iXて示されるものトリメチル
クロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ベンジル
ジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシ
ラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、ジメチルビ
ニルクロルシラン、その他 又Xがハロゲン原子以外の疎水化処理剤とし1 て好適なものの具体例としては、トリメチルメトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジェトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、3−クロルプロピ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、
ヘキサメチルジシラザン、ヘキサメチルジシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、その他を挙げる
ことができる。
一方、特定の比較的高級の有機基を有する有機珪素化合
物の疎水化処理剤(B)もXがハロゲン原子であるもの
が好ましく、そのようなものの具体的な代表例を挙げる
と次の通りである。
■R’SiX:+で示されるもの オクチル−トリクロルシラン、デシル−トリクロルシラ
ン、ノニル−トリクロルシラン、(4−t−プロピルフ
ェニル)−トリクロルシラン、(4−t−ブチルフェニ
ル)−トリクロルシラン、その他 ■R’ R5S iX2で示されるものジペンチルージ
クロルシラン、ジヘキシル2 ジクロルシラン、ジオクチル−ジクロルシラン、ジノニ
ル−ジクロルシラン、ジデシル−ジクロルシラン、ジド
デシル−ジクロルシラン、ジヘキサデシルージクロルシ
ラン、(4−t−ブチルフェニル)−オクチル−ジクロ
ルシラン、ジブセニル−ジクロルシラン、ジビニルジク
ロルシラン、ジー2−エチルヘキシル−ジクロルシラン
、ジー3.3−ジメチルペンチル−ジクロルシラン、そ
の他 ■R’R5R65iXで示されるもの トリヘキシル−クロルシラン、トリオクチル−クロルシ
ラン、トリデシル−クロルシラン、ジオクチル−メチル
−クロルシラン、オクチル−ジメチル−クロルシラン、
(4−t−プロピルフェニル)−ジエチル−クロルシラ
ン、その他 又Xがハロゲン原子以外の疎水化処理剤として好適なも
のの具体例としては、次のものを挙げることができる。
3 \閤 ■ ■ 以上のうち、例えばR’R2R3SiC]若しくはR’
R25iC12で示される化合物、或いはR’R5R6
5iC1若しくは R’R55iC12で示される化合物の合成法について
は、例えば文献: Methoden derOrga
nischen Chemie 1315におけるMa
tallorganische Verbindung
en 5t(Houlen−Weyl、 GEORG 
THIEME VERLAG、 5TUTTGART 
1980年刊)に詳述されている。又、これらのハロゲ
ン−オルガノシランと珪素化合物のシラノールとの反応
についても同文献に詳細に記述されており、当業者は容
易に有用なものを入手することができよう。
本発明において、金属酸化物微粉末を疎水化処理する画
処理剤の量は各々1〜20重量%が好ましい。1重量%
以下では処理の効果が明瞭ではなく、又20重二%以上
では効果が飽和すると考えられるからである。
本発明において、トナーの他の構成成分に対して添加混
合される疎水化処理された該金属酸5 化物微粉末の含有割合は0.01〜10重量%の範囲が
好ましく、更には0.1〜5重量%が最も好ましい。こ
の範囲で他の構成成分中に十分混合分散することにより
負の帯電性を維持したままトナーの流動性を著しく改善
することができる。
又、疎水化処理した金属酸化物微粉末の疎水化度は40
%以上であることが好ましく、更に50%以上であるこ
とが一層好ましい。
本発明の電子写真用トナーは、以上のように特定の低級
有機基を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤(A)と
、特定の高級有機基を有する有機珪素化合物の疎水化処
理剤(B)との両方で表面処理した金属酸化物微粉末が
トナー粉末に添加混合されているため、優れた流動性を
保有しながら大きな耐湿性及び経時安定性が得られると
共に静電荷像支持体の損傷が抑制される効果がある。即
ち、本発明に使用される疎水化された金属酸化物微粉末
はその表面に酸素原子を介して低級有機基を有する部分
と同じく高級有機基を有する部分をあわせて持つために
前述の6 ような効果が得られるものである。つまり、金属酸化物
微粉末の表面は酸素原子を介して比較的大きな原子団或
いは長鎖状の原子団、及び小さな或いは短鎖状の原子団
で構成されているため、該金属酸化物微粉末の疎水性の
程度は相当高く、この結果トナー全体としての耐湿性は
大きく向上すると共に、該金属酸化物微粉末の表面は比
較的大きな原子団或いは長鎖状の原子団により言わば緩
衝材により包み込まれたのと同じような状態となって表
面硬度が低くなり、滑材としての作用を犠牲にすること
なく静電荷像支持体などに対する損傷力が大幅に低下す
るものと考えられる。更に、該金属酸化物微粉末の表面
は小さな或いは短鎖状の原子団によっても覆われている
ため適度な負帯電性と流動性を有すると考えられる。
本発明におけるトナー粉末は、特に制約を受けるもので
はなく、任意のトナー粉末であればよい。トナー粉末は
一般に既述のように主としてバインダー樹脂より成る粒
子中に着色剤及び7 必要に応じて極性制御剤のような添加剤が分散含有され
ているものであり、その平均粒子径は通常5〜20 μ
■程度である。
本発明のトナーのバインダー樹脂としては、公知のトナ
ー用の樹脂を使用することができる。
例えば、ポリスチレン、ポリp−スチレン、ポリビニル
トルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体、スチ
レン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プロピ
レン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、ス
チレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重
合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタ
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタ
アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体
、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−
ブタジェン共重合体、スチレンーイ8 ソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ス
チレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共
重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタク
リレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、ポ
リエステル、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂
、フェノール樹脂、脂肪族又は脂肪族炭化水素樹脂、芳
香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワック
スなどが単独あるいは混合して使用することができる。
又着色剤としては、トナー用として公知のものがすべて
使用できる。黒色の着色剤としては、例えば、カーボン
ブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ラ
ンプブラック等が使用できる。シアンの着色剤としては
、例えば、フタロシアニンブルー メチレンブルー ビ
クトリアブルー メチルバイオレット、アニリンブルー
 ウルトラマリンブルー等が使用できる。
9 マゼンタの着色剤としては、例えば、ローダミン6Gレ
ーキ、ウオッチングレッド、ローズベンガル、ローダミ
ンB1アリザリンレーキ等が使用できる。イエローの着
色剤としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジンイ
エロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブ
デンオレンジ、キノリンイエロー タートラジン等が使
用できる。
又更にこれらのトナーは、より効率的な帯電付与を与え
るために、少量の極性制御剤、例えば染顔料、荷電制御
剤などを含有してもよい。
極性制御剤としては、例えばモノアゾ染料の金属錯塩、
ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、ナフトエ酸、
ジカルボン酸のCo、Cr。
Fe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔
料、ニトロ基、ハロゲンを導入したスチレンオリゴマー
、塩素化パラフィン、メラミン樹脂等がある。
又必要に応じて、他のコロイダルシリカ、酸化チタン、
酸化アルミニウム等の金属酸化物微0 粉末の流動化剤や、炭化ケイ素等の研磨剤、脂肪酸金属
塩などの滑剤などを含有させてもよい。
本発明のトナーは、1成分系現像剤として、又キャリア
と混合して2成分系現像剤として、いずれでも使用する
ことが可能である。2成分系現像剤として使用する場合
には、キャリアは従来から公知のものが使用できる。例
えば、粒子径が20〜200μ川程度の鉄粉、ニッケル
粉、フェライト粉、マグネタイト粉、ガラスピーズ、或
は、これらを芯材とし、その表面にフッ素系樹脂、シリ
コーン樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂などの樹
脂を被覆したものが使用できる。
[実施例] 以下、本発明を下記の実施例によって更に具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお
、説明中の「部」は重量部を意味する。
以下の実施例において、金属酸化物微粉末を表面処理す
るために用いた低級有機基を有する1 有機珪素化合物の疎水化処理剤(A)、及び高級有機基
を有する有機珪素化合物の疎水化処理剤(B)を第1表
、及び第2表にそれぞれ示す。
第1表 疎水化処理剤(A) 第2表 疎水化処理剤(B) 実施例1 スチレン−〇−ブチルメタクリレート共重合体(70:
30)をバインダー樹脂として用い、そ2 の 100部とカーボンブラックr # −44J  
(三菱化成社製)5部及び極性制御剤[ボントロンS−
34J  (、オリエント化学工業社製)2部とを溶融
混練し、冷却後粉砕して分級する通常の方法により平均
粒径が約11μmのトナー粉末を製造した(以下、トナ
ー粉末という。)。
一方、比表面積200rrl’/gを有するヒユームド
シリカ[アエロジル200J(日本アエロジル社製)を
疎水化処理剤(A−■)及び疎水化処理剤(B−■)の
両方で表面処理し、疎水化処理したヒユームドシリカ■
を得た。トナー粉末0100部に対して得られたヒユー
ムドシリカ01部をヘンシェルミキサーを使用して添加
混合し、トナーを得た(以下、トナー■という。)。
実施例2 比表面積+00rrIt/gを有するアルミナ「アルミ
ニウムオキサイドCJ  (西独デグサ社製)を疎水化
処理剤(A−■)及び疎水化処理剤(B■)の両方で表
面処理し、疎水化処理したアルミナ■を得た。トナー粉
末100部に対して得3 られたアルミナ■1部をヘンシェルミキサーを使用して
添加混合し、トナーを得た(以下、トナー■という)。
実施例3 比表面積50rr?/gを有するチタニア[チタニウム
オキサイドP−25J(西独デグサ社製)を疎水化処理
剤(A−■)及び疎水化処理剤(B−■)の両方で表面
処理し、疎水化処理したチタニア■を得た。トナー粉末
100部に対して得られたチタニア01部をヘンシェル
ミキサーを使用して添加混合し、トナーを得た(以下、
トナー■という。)。
実施例4 比表面積1.70d/gを有する珪素とアルミニウムの
共酸化物「アエロジルMOX170J  (西独デグサ
社製)を疎水化処理剤(A−■)及び疎水化処理剤(B
−■)の両方で表面処理し、疎水化処理した珪素とアル
ミニウムの臭酸−化−物■を得た。トナー粉末100部
に対して得られた珪素とアルミニウムの共酸化物■1部
をヘンシェル4 ミキサーを使用して添加混合し、トナーを得た(以下、
トナー■という。)。
実施例5 比表面積200ryf/gを有するヒユームドシリカ「
アエロジル200J(日本アエロジル社製)を疎水化処
理剤(A−■)及び疎水化処理剤(B−■)の両方で表
面処理し、疎水化処理したヒユームドシリカ■を得た。
トナー粉末100部に対して得られたヒユームドシリカ
■0.5部をヘンシェルミキサーを使用して添加混合し
、トナーを得た(以下、トナー■という。)。
実施例6 比表面積2DOd/gを有するヒユームドシリカ「アエ
ロジル200J(日本アエロジル社製)を疎水化処理剤
(A−■)及び疎水化処理剤(B−■)の両方で表面処
理し、疎水化処理したヒユームドシリカ■を得た。トナ
ー粉末1.00部に対して得られたヒユームドシリカ0
0.5部をヘンシェルミキサーを使用して添加混合し、
トナーを得た(以下、トナー■という。)。
5 比較例1 比表面積200d/gを有するヒユームドシリカ[アエ
ロジル200J(日本アエロジル社製)を疎水化処理剤
(A−■)だけで表面処理し、疎水化処理したヒユーム
ドシリカ■を得た。トナー粉末100部に対して得られ
たヒユームドシリカ01部をヘンシェルミキサーを使用
して添加混合し、トナーを得た(以下、トナー■という
。)。
比較例2 比表面積200rd/gを有するヒユームドシリカ「ア
エロジル2[10J  (8本アエロジル社製)を疎水
化処理剤(B−■)だけで表面処理し、疎水化処理した
ヒユームドシリカ■を得た。トナー粉末100部に対し
て得られたヒユームドシリカ01部をヘンシェルミキサ
ーを使用して添加混合し、トナーを得た(以下、トナー
■という)。
[実用試験] 上記のようにして作製したトナー■〜■各46 部に対し、フェライトキャリア96部とをボールミルで
それぞれ混合し、現像剤■〜■を作製した。
次に上記現像剤■〜■について、それぞれ画像テストを
行い、画像品質の評価を行なった。
画像テストは、(株)リコー製IMAGIO−320デ
ジタル複写機を使用した。テスト時(初期及び1万枚連
続複写後)の各トナーの帯電量はブローオフ法にて測定
を行なった。又、35℃90%RHという高湿環境下、
及び10℃15%RHという低湿環境下でもテストを行
ない、環境安定性を評価した。結果をまとめて第3表に
示す。
 7 8 [発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、トナーの流動性が
良好なため、階調再現性に優れた高品質な画像が得られ
る。連続複写後も初期画像と同等の品質を示す画像が得
られ、負帯電量の変化もなく、環境変動も少なく、鮮明
な画像が得られる。又、静電荷像支持体へのトナーフィ
ルミングが発生することなく、良好なりリーニングを行
なうことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)静電荷像を現像するトナーの構成成分として、炭
    素原子数4以下の飽和若しくは不飽和の脂肪族有機基及
    び/又は炭化水素環を有し炭素原子数が7以下の有機基
    を有する疎水化処理剤(A)、及び少なくとも1つが炭
    素原子数5以上の飽和若しくは不飽和の脂肪族有機基及
    び/又は炭化水素環を有し炭素原子数が8以上の有機基
    を有する疎水化処理剤(B)の両方で表面処理した金属
    酸化物微粉末を含有することを特徴とする電子写真用ト
    ナー。
  2. (2)金属酸化物微粉末がシリカ、アルミナ、チタニア
    及び珪素とアルミニウムの共酸化物よりなる群から選ば
    れた物質であることを特徴とする上記請求項(1)記載
    の電子写真用トナー。
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