JPH032629Y2 - - Google Patents

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JPH032629Y2
JPH032629Y2 JP6092087U JP6092087U JPH032629Y2 JP H032629 Y2 JPH032629 Y2 JP H032629Y2 JP 6092087 U JP6092087 U JP 6092087U JP 6092087 U JP6092087 U JP 6092087U JP H032629 Y2 JPH032629 Y2 JP H032629Y2
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leaf spring
lid
arm
base
attached
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JP6092087U
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JPS63167580U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写機、あるいはその他の機器に使
用される蓋体(たとえば複写機の原稿押圧板な
ど)の蝶番装置に関する。
(従来の技術) 従来、複写機の原稿置台等の本体に、原稿押圧
板等の蓋体を開閉揺動自在に取付ける蝶番装置と
して、本体側の端部に取付けられるベースと、蓋
体等の端部に取付けられると共にベースに対して
横軸5中心に揺動自在に取付けられるアームと、
ベース側に一端が取付けられかつ他端がアームに
当接してアームを開方向に付勢する板ばねとを備
えたものがある(実公昭61−439号公報)。
これは、蓋体は閉じ方向に揺動されるほど、自
重による揺動中心回りの閉じ方向へのモーメント
が大きくなるため、蓋体を小さな力で開閉できる
ようにし、かつ、閉じて際の本体との衝突による
衝撃を減少させる必要があるからである。
そのため、この従来技術における板ばねは、所
定の曲率をもつて弯曲成形されており、また、自
由端部に向つて板幅が狭くされ、蓋体の自重によ
るモーメントに対応して板ばねによる付勢力を変
化させている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術においては、板ばねを曲げ加工し
たり、板ばねの板幅を加工する必要があり、加工
の手間が必要で、加工による残留歪が生じ、板ば
ね強度が低下するという問題がある。
本考案は、上記問題点を解決することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本考案が、従来技術の問題点を解決するために
講じる技術的手段の特徴とするところは、原稿置
台等の本体1に、蓋体2を開閉揺動自在に取付け
る蝶番装置3であつて、本体1側の端部に取付け
られるベース4と、蓋体2等の端部に取付けられ
ると共にベース4に対して横軸5中心に揺動自在
に取付けられるアーム6と、ベース4側に一端が
取付けられかつ他端がアーム6に当接してアーム
6を開方向に付勢する板ばね7Aとを備えたもの
において、 ベース4側にその一端が取付けられる補助板バ
ネ7Bが備えられ、この補助板バネ7Bの他端
は、蓋体2が閉じ方向に一定角度以上揺動した場
合に、アーム6を開方向に付勢すべく、アーム6
に当接するものとされている点にある。
(作用) 蓋体2の開き角度が大きいときは、蓋体2の開
方向への付勢力は、板ばね7Aのみによつて生じ
る。蓋体2が閉じ方向に一定角度以上揺動し、蓋
体2の閉じ方向への自重によるモーメントが大き
くなるが、補助板バネ7Bによつても蓋体開方向
への付勢力が作用することで、蓋体2の下降慣性
力を吸収して、本体1への衝撃が緩和される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面において、1は複写機における原稿置台等
の本体、2は原稿押圧板等の蓋体、3は本体1に
蓋体2を開閉揺動自在に装着される蝶番装置であ
る。この蝶番装置3は、本体1側の一端部に取付
けられるベース4と、蓋体2の一端部に取付けら
れると共にベース4に対して横軸5中心に揺動自
在に取付けられるアーム6と、アーム6を開方向
(上方)に付勢する板ばね7Aと、板ばね7Aの
一端を固着し且つベース4に固着された板ばね支
持部材8とを具備している。
前記ベース4は、上部に側面からみて略U形の
板ばね支持部材嵌装部9と、この嵌装部9の下方
に続いて平面からみてコ字形の取付柄部10とを
有し、板金により一体成形されている。この嵌装
部9には、前後壁上部右端に、横軸挿通孔11が
設けられ、水平部分に板ばね支持部材8の位置決
め孔12及び取付ねじ孔13が穿設されており、
水平部分の左端縁は突出させると共に下方に折曲
して、本体1への係合突起14を形成している。
そして、前記取付柄部10の上部側面には、本体
1への固定ねじ孔15が設けられている。また、
嵌装部9の前壁には、略逆L字形のスイツチ作動
レバー16が、ビス16Aにより揺動自在に装着
され、このレバー16はその上端と嵌装部9の前
壁右端との間に張設されたスプリング16Bによ
り水平部が上方に付勢されている。
前記アーム6は、左半分が箱形を呈し、右半分
のベース4への取付部が箱の下及び右端壁を除去
した形状を呈した前・後壁17,18、上・下壁
19,20及び左側壁21から成り、板金により
一体成形されている。前・後壁17,18の取付
部の下部は切除されて左半分よりも短かくされ、
その上部は上方に切り起し成形された蓋体取付耳
部22,23が、前後にそれぞれ突設されて左右
に延びる取付長孔24,25が設けられ、さら
に、前・後壁17,18の右端部には、横軸挿通
孔26がそれぞれ設けられている。前壁17に
は、中央付近に、蓋体2に設けられる原稿自動送
り装置の作動用スイツチ27を取付けるための位
置決め孔28及び取付ねじ孔29が設けられ、前
記スイツチ作動レバー16の端部がスイツチ27
を作動させるようになつている。ここで、作動レ
バー16は、スプリング16Bにより、スイツチ
27との衝突の際の衝撃が吸収される。
アーム6の上壁19には、左側端部に蓋体取付
長孔30が設けられ、前側中央及び後側左寄りに
位置して、それぞれ前後辺が残された四角形の他
の2辺に切り目が入れられ、この切り目の中間位
置で直交状の切り目を入れて、切り目で囲まれた
部分を下方に直角に折曲されてなる板ばね当接突
片31,32が設けられている。また、この上壁
19の右側端縁は延長されて下方に直角に折曲さ
れてストツパー部33とせられ、前記ベース4の
前後壁右端縁に切欠状に形成された係止凹部34
に、このストツパー部33が当接し、アーム6の
回動上限が規制されるようになつている。
前記板ばね7Aは、長方形とした複数枚を重ね
合わせ、一端に取付孔(図示省略)が設けられて
いる。なお、板ばね7Aの幅・厚さ・長さ及び重
ね合わせ枚数等は、蓋体2の全重量により適宜選
定される。
前記板ばね支持部材8は、合成樹脂製で、第5
図に示すように、前後方向中央に左右方向に延び
るフランジ部35が設けられ且つ、フランジ部3
5の前後に曲面からなる板ばね支持面36,37
が形成されており、フランジ部35の右端上部に
横軸挿通孔38が設けられている。そして前側の
板ばね支持面36は、上部だけとせられ、この支
持面36に続いて右側に形成された斜面39に
は、板ばね7Aより短尺の補助板バネ7Bが取付
ねじ40により固着されている。また、後側の板
ばね支持面37は上部から右側下方に延び、その
右側下部に長尺の板ばね7Aが取付ねじ41によ
り固着されている。ここで、補助板バネ7Bの自
由端は、板ばね7の自由端よりも閉じ方向側に位
置されている。板ばね支持部材8の下面には、位
置決め用の突起42及び取付ねじ孔43が設けら
れ、ベース4の取付ねじ孔13に貫通された取付
ねじ44が、この取付ねじ孔43に螺着されてい
る。
前記ベース4、アーム6及び板ばね支持部材8
の各横軸挿通孔11,26,38は合致せしめら
れて前記横軸5が挿通され、横軸5の両端がアー
ム6に固定されている。この横軸5と横軸挿通孔
11の間にはブレーキ軸受45が嵌装されてお
り、横軸5がベース4及び板ばね支持部材8に対
して回動し、アーム6が開閉揺動するようになつ
ている。
なお、46はアース線で、蓋体2に設けられた
原稿自動送り装置のアースをなすもので、47は
アース導通密着と、8の板ばね支持部材を固着さ
せるネジである。
本考案の実施例によれば、蓋体2すなわちアー
ム6を、第1図に示す開状態から矢印イで示す方
向に回動させ、第2図に示す閉状態にする場合、
蓋体2を第1図の矢印イ方向に回動させていく
と、まず長尺の板ばね7Aが板ばね当接片32に
より自由状態から順次板ばね支持面37に沿つて
湾曲される。そして、蓋体2が下降限に近づく
と、板ばね当接片31が、短尺の補助板バネ7B
に当接し、補助板バネ7Bも板ばね支持面36に
沿つて弯曲され、両板ばね7A,7Bの協同作用
により、蓋体2は静かに本体1上に当接し、衝撃
を与えることなく原稿等を押圧する。
なお、補助板バネ7Bは必ずしも板ばね7Aよ
り短尺とする必要はなく、蓋体2が一定角度以上
揺動し、蓋体自重による閉じ方向へのモーメント
が大きくなつた際に、アーム6に当接して蓋体2
を開き方向に付勢するものであればよい。
(考案の効果) 本考案によれば、板ばねだけでなく、補助板バ
ネによつても蓋体を開き方向に付勢し、しかも、
補助板バネは、蓋体が閉じ方向に一定角度以上揺
動した場合に、その弾性力を作用させるものであ
る。これにより、蓋体の自重による閉じ方向への
モーメントの増大に対応して蓋体を開き方向に付
勢し、蓋体の円滑な開閉を維持し、かつ、蓋体と
本体との衝突を緩衝することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
開状態の正面図、第2図は閉状態の正面図、第3
図は第2図の右側面図、第4図は第2図の平面
図、第5図は板ばね支持部材の断面図、第6図は
複写機等の要部を示す正面図である。 1……本体、2……蓋体、3……蝶番装置、4
……ベース、5……横軸、6……アーム、7A…
…板ばね、7B……補助板バネ、8……板ばね支
持部材、36,37……板ばね支持面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 原稿置台等の本体1に、蓋体2を開閉揺動自在
    に取付ける蝶番装置3であつて、本体1側の端部
    に取付けられるベース4と、蓋体2等の端部に取
    付けられると共にベース4に対して横軸5中心に
    揺動自在に取付けられるアーム6と、ベース4側
    に一端が取付けられかつ他端がアーム6に当接し
    てアーム6を開方向に付勢する板ばね7Aとを備
    えたものにおいて、 ベース4側にその一端が取付けられる補助板バ
    ネ7Bが備えられ、この補助板バネ7Bの他端
    は、蓋体2が閉じ方向に一定角度以上揺動した場
    合に、アーム6を開方向に付勢すべく、アーム6
    に当接するものとされていることを特徴とする蝶
    番装置。
JP6092087U 1987-04-22 1987-04-22 Expired JPH032629Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6092087U JPH032629Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JP6092087U JPH032629Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63167580U JPS63167580U (ja) 1988-11-01
JPH032629Y2 true JPH032629Y2 (ja) 1991-01-24

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ID=30893777

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JP6092087U Expired JPH032629Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JP5640303B2 (ja) * 2013-02-04 2014-12-17 株式会社ナチュラレーザ・ワン 原稿圧着板開閉装置及びこの原稿圧着板開閉装置を備えた事務機器

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JPS63167580U (ja) 1988-11-01

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