JPH03262504A - 金属超微粒子から分離液及び金属微粒子の製造方法 - Google Patents

金属超微粒子から分離液及び金属微粒子の製造方法

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JPH03262504A
JPH03262504A JP5952890A JP5952890A JPH03262504A JP H03262504 A JPH03262504 A JP H03262504A JP 5952890 A JP5952890 A JP 5952890A JP 5952890 A JP5952890 A JP 5952890A JP H03262504 A JPH03262504 A JP H03262504A
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JP
Japan
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particles
ultrafine
metal
separated liquid
particle dispersion
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JP5952890A
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English (en)
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Hiroyuki Hasegawa
宏幸 長谷川
Naoki Sato
直紀 佐藤
Hirosaku Kimura
啓作 木村
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属超微粒子分散液から分離液と金属微粒子
を製造する方法に関するものである。更に詳細には、金
属超微粒子分散液を触媒反応、医薬品などに利用した後
、金属微粒子を凝集させ、反応物を含む分離液のみを取
り出し、あるいは金属のみを回収、又は両者を分離する
ことによって両者を製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 触媒、高感度ガスセンサー、エレクトロニクス素材、医
薬品等に新規な効果、あるいは効果の増大をもたらす素
材として、近年金属超微粒子(粒径1〜1000n@程
度の金属固体物質)の利用価値が高まっている。特に金
属超微粒子を液体中に分散させた金属超微粒子分散液は
、超微粒子間の凝集がなく、触媒や、反応液などとして
活用されるまで安定に保存し、簡単に操作することが可
能である点において有用である。
この超微粒子の作成技術に関しては最近多くの方法が提
案されている。しかし、超微粒子分散液を用いて得られ
る反応物から有用な分離液を取り出す方法や、使用した
後の金属微粒子を回収する方法等に関しては有効な技術
がまだ確立されていない。従来知られている、超微粒子
分散液から微粒子又は分離液を製造する方法に関しては
次ぎのようなものがある。
l)超微粒子分散液を限外フィルター等により処理し、
微粒子又は分離液を製造する方法2)塩析により超微粒
子を凝集沈澱させ微粒子又は分離液を製造する方法 3)遠心法を用いて超微粒子を沈積させ、凝集粒子又は
分離液を製造する方法 しかし、これらの方法はいづれも、それぞれ未解決の課
題を有している。即ち、l)による製造方法では、粒径
が数nl11程度の超微粒子の場合は分離液中に超微粒
子が混入し、又生成した凝集粒子の歩留まりが充分では
ない。2)の方法にあっては、分離液及び凝集粒子の双
方に不純物が混入し、得られるものの純度が低下する。
又、3)の方法にあっては数nw+程度の粒子を凝集さ
せることは著しく困難であり、純粋の分離液又は凝集粒
子の製造方法として実質的でない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述のような既存技術の持つ欠点を解決するも
のであって、不純物の混入することのない優れた分離液
又は金属微粒子を得るものである。
[課題を解決するための手段] 上述のような目的を達成するため、本発明者らは種々検
討の結果、本発明に到達した。即ち本発明は、金属超微
粒子分散液に波長400〜800開の可視光を照射し、
金属超微粒子を凝集させ分離することにより、金属超微
粒子分散液から分離液と金属微粒子を製造する方法に関
するものである。又、金属超微粒子分散液に波長400
〜80Qniの可視光を照射した後又は同時に、波長2
00〜400ng+の紫外光を照射することによって金
属微粒子を凝集粒子から更に融合粒子を製造できること
を見いだし本発明に到達したものである。
本発明の原料である金属微粒子分散液は、例えばガス中
蒸発法とソリューショントラップ法を用いて製造するこ
とができる。即ち、ガス中蒸発法によって調製された金
属超微粒子を窒素やアルゴン等の不活性キャリヤガスと
ともに分散媒中に吹き込み、捕集分散させるような方法
で調製することができる。
このような方法によって得られた超微粒子分散液を波長
400〜800nmの可視光により照射する。照射エネ
ルギー密度は、超微粒子分散液の濃度にもよるが、0.
01%〜50vt%程度の場合10〜500W/am”
程度が好ましい。この値以下では凝集粒子の発達が充分
でなく、又上限値以上では効果の増大に比較してロスの
増大がより大きく効率的でない。
同様に、照射量は0.01〜6 KW−hr/ca+’
程度が好ましい。下限値以下では効果が充分でなく、上
限値以上では可能ではあるが効率的ではない。
本発明の原料となる金属超微粒子分散液に用いることの
できる金属元素としては、金、銀、銅、白金等の貴金属
、チタン、ニッケル、コバルト、鉄等の遷移金属、マグ
ネシウム、アルミニウム等の軽金属等がある。又、分散
液としてはエタノール、メタノール、インプロパツール
、アセトン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、エー
テル等の比較的広い誘電率の範囲の溶媒に対して本発明
を適用することができる。
本発明の原料として特に好適に使用することのできる分
散液中の金属超微粒子の粒径は1000ron以下の分
散液である。原料分散液中の粒径がこれ以上になると光
による粒子の凝集効率が悪化し、又、上述の代替的方法
の効率が向上するからである。
原料の分散液中の金属超微粒子の濃度には特に制限はな
いが0.01〜5Qvt%が好ましい。上限以上の金属
超微粒子は安定に存在することが困難であり、下限値以
下では微粒子の製造効率が良くないからである。
本発明において使用される照射光の波長は金属の種類に
よって異なるが400〜800rvの可視光が代表的で
ある。即ち、各金属によって固有の最適波長が存在し、
該金属超微粒子の表面ブラズマ振動に相当する波長の可
視光を照射する場合に最も効率的に凝集粒子が生成する
。このような表面プラズマ振動の可視光領域における振
動数は知られており、例えば金では530r+m程度、
銀では410nra程度である。この最適波長は分散液
の光吸収曲線の最大吸収波長に相当する。
上述のように、超微粒子分散液に可視光を照射して凝集
させた後、これに更に200〜400nmの紫外光を照
射することにより微粒子間の融合を起こすことができる
照射密度は、融合させる微粒子の粒径や濃度にもよるが
10〜500W/cm’程度が好ましい。
この値以下では凝集粒子の融合が充分でなく、又上限値
以上では効果の増大に比較してロスの増大がより大きく
効率的でない。
同様に照射量は0.01〜6 KW−hr/co’程度
が好ましい。下限値以下では効果が充分でなく、上限値
以上では可能ではあるが効率的ではない。
又、凝集粒子を融合させるための照射光の波長は、金属
の種類によって異なるが200〜400nmの紫外光が
代表的である。即ち、分散液と微粒子金属との組み合わ
せによって決まる最も効果的な最適波長が存在し、例え
ば、金−インプロパノール系では270ru++前後、
金−クロロホルム系では320W前後である。このよう
な最適波長は凝集粒子系の最大吸収波長を見ることによ
って、系毎に容易に決めることができる。
(発明の効果) 以上のようにして生じた凝集粒子又は融合粒子を分散液
から濾過、遠心沈降等によって容易に分離し、夾雑物の
混入なく取り出すことができる。
又、分離液も塩や未凝集金属超微粒子等の夾雑物のない
透明液を取り出すことができる。
以下、本発明を例を挙げて説明する。
(実施例1) ガス中蒸発法にて製造した全超微粒子(平均粒径10.
7nm)をArガス中にて系外に運び、インプロパツー
ル中に分散させて超微粒子分散液を調製した。乾燥重量
法により濃度を測定したところQ、lvt%であった。
第1図に示す光照射装置を用いて光照射した。
まず、上記分散液50jliを厚み2cmの石英製セル
4に入れ、高圧水銀ランプ2を用い400nm以上の可
視光を照射した。光源の出力は450W、照射光の照射
断面は8.00cm”、照射エネルギー密度は56.3
W/cm’、照射時間は60時間、照射量は540W−
hr/cm2であった。照射後、凝集粒子の微小部分を
採取し、濾過後透過電子顕微鏡により集合状態を観察し
た。第2図に可視光照射前の粒子集合状態を、第3図に
可視光照射後30時間目の粒子集合状態を示した。第3
図より、凝集粒子は、−次粒子がおよそ500個程度集
まった凝集物であり、径が500 nm程度であった。
この状態の金微粒子分散液を孔部開口径200 nmの
メンブランフィルタ−で濾過(た。得られた分離液はH
e−Neレーザーを入射してもチンダル光を示さず、全
超微粒子分散径に特有の表面プラズマ振動の吸収スペク
トルも確認されず、固体夾雑物のないものであった。一
方、金微粒子はフィルター膜面上にほぼ定量的に残存す
ることが確認された。これを超音波分散装置で再分散さ
せ、再度分散液にすることができる。
(実施例2) 実施例1のガス中蒸発法及びソリューショントラップ法
によって調製されたものと同一の全超微粒子−イツブロ
バノール分散液を用いて、実施例1と同様の装置を用い
、波長200nmの紫外光を照射した。光源の出力は4
50W、照射光の照射断面は8.00cm”、照射エネ
ルギー密度は56゜3W/am’、照射時間は30時間
、照射量は270W−hr/cm2であった。照射16
時間目に凝集粒子の微小部分を採取し、濾過後透過電子
顕微鏡により集合状態を観察した(第4図)。−次粒子
の平均粒子径は19.4r+g+であった。更に、この
−次粒子が集合し、径2000nm程度の二次凝集粒子
を造っていた。照射終了後、フィルターによって金粒子
を回収することができた。また、紫外光照射の結果、イ
ソプロパツールが一部化学的に変化することが確認され
た。この変性物を含む溶媒は濾過等の方法によって容易
に懸濁物と分離することができ、固体夾雑物を含まない
分離液を取り出すことができた。
(実施例3) 実施例1と同様な方法によって調製した全超微粒子クロ
ロホルム分散系を得た。この濃度は乾燥重量法によりo
、oswt%であった。この液に実施例1と同様の装置
を用いて400r+mの可視光を照射した。光源の出力
は450W、照射光の照射断面は8.00cm”、照射
エネルギー密度は56゜3W/cm”、照射時間は4時
間、照射量は36,0W−hr/cm2であった。照射
後、凝集粒子の微小部分を採取し、濾過後透過電子顕微
鏡により集合状態を観察した。4時間の照射で全超微粒
子は凝集し、更に融合し、沈澱した。沈澱と液とを分離
することにより容易に金微粒子を未確認変性物を含む分
離液を製造することができた。
(実施例4) 実施例1と同様にしてスズ超微粒子アセトン分散系にお
いて可視光の照射を行い、凝集、沈澱を分離し、分離液
とスズ微粒子とを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用される光照射装置である。 第2図は実施例1において原料の分散液中にある金の超
微粒子の粒子構造を示す透過電子顕微鏡写真である。 第3図は実施例1において30時時間区得られた金の凝
集粒子の粒子構造を示す透過電子顕微鏡写真である。 第4図は実施例2において16時間目に得られた金の凝
集・融合粒子の粒子構造を示す透過電子顕微鏡写真であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属超微粒子を溶媒中に分散した金属超微粒子分散
    液に照射エネルギー密度10〜500W/cm^2で波
    長400〜800nmの可視光を照射し、金属超微粒子
    を凝集させて、金属微粒子と分離液とを分離することを
    特徴とする、金属超微粒子分散液からの分離液及び金属
    微粒子の製造方法。 2)金属超微粒子と溶媒中に分散した金属超微粒子分散
    液に照射エネルギー密度10〜500W/cm^2で波
    長400〜800nmの可視光を照射した後又は同時に
    、波長200〜400nmの紫外光を照射し、金属超微
    粒子を凝集させて金属微粒子と分離液とを分離すること
    を特徴とする、金属超微粒子分散液からの分離液及び金
    属微粒子の製造方法。
JP5952890A 1990-03-09 1990-03-09 金属超微粒子から分離液及び金属微粒子の製造方法 Pending JPH03262504A (ja)

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