JPH03261754A - アズレン誘導体、これを用いた液晶組成物および液晶素子 - Google Patents

アズレン誘導体、これを用いた液晶組成物および液晶素子

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JPH03261754A
JPH03261754A JP2061534A JP6153490A JPH03261754A JP H03261754 A JPH03261754 A JP H03261754A JP 2061534 A JP2061534 A JP 2061534A JP 6153490 A JP6153490 A JP 6153490A JP H03261754 A JPH03261754 A JP H03261754A
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Tadayoshi Morita
守田 忠義
Masaharu Kaneko
雅晴 金子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアズレン誘導体、それを用いた液晶組成
物および液晶素子に関し、更に詳しくは液晶表示等に有
用な青色系の負ないし低い正の二色性を持つアズレン誘
導体およびこれを用いた液晶組成物、並びにこれを含有
する液晶素子に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕現在
、液晶表示としてはツイストネマチック(TN)型表示
モード、スーパーツイスト(STN)モードなどの外に
各種の表示モードが提案され、また液晶に色素を溶解し
て用いるゲストホスト(OH)型表示方式が、広い視野
角などの特徴のために、自動車などの表示パネルとして
広く用いられている。
二〇GHモードはTN型との併用(TN−GH)モード
など、他のモードと併用できる点にも特徴を有し、この
ため使用する色素にはその使用目的および表示モードに
応じ、色相および二色性に対する要求が種々なされてい
る。
このうち負の二色性を有する色素はポジのゲストホスト
表示用あるいは配合色の色相補正用等として、また低い
正の二色性をもつ色素は配合色の色相補正用等として有
用であるが、上記の特性を有する青色の色素は殆ど知ら
れていない。
また、色素は一般に液晶に対する溶解性が低く、特に低
温での溶解安定性が低いために析出しやすいという問題
点を有している。
本発明は溶解安定性がすくれた、従来殆ど知られていな
い青色の負ないし低い二色性を有する色素、液晶組成物
、およびこれを含有する液晶素子を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、下記−数式〔I〕 本発明の一般式〔I〕で表わされるアズレン誘導体にお
けるRとしては、メチル基、エチル基、分校状または直
鎖状のプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル基
などのアルキル基が挙げられる。本発明に使用するアズ
レン誘導体は新規な有色の液晶化合物であり、下記の反
応ルートによる2−ヒドロキシ−6−ジアツアズレンを
経由して台底することができる。
で表されるアズレン誘導体を少なくとも1種含有するこ
とを特徴とする液晶組成物及びこれを用いた液晶素子に
より達成される。
本発明のアズレン誘導体を含む液晶&Il戒物は、通常
のアントラキノン系、アゾ系色素が0.5ないしそれ以
上のオーダーパラメーターを有する正の二色性を示すの
に対して、負ないしゼロ附近の低い二色性を示す点で、
際立った特徴を有する。
本発明の液晶組成物は前示一般式(1)で示されるアズ
レン誘導体を、ネマチックあるいはスメクチック相を示
すビフェニル系、フェニルシクロヘキサン系、フェニル
ピリミジン系、シクロへキシルシクロヘキサン系などの
各種の液晶化合物または液晶組成物に公知の方法で混合
することにより容易に調製することができる。
この場合、本発明のアズレン誘導体は広い液晶温度領域
を有する液晶化合物であるため、溶解安定性のすぐれた
液晶組成物を調製することができる。
また本発明の液晶組成物はコレステリルノナノエートナ
どの、液晶相を示しても示さな(でも良い光学活性化合
物を含有してもよく、あるいは紫外線吸収剤、酸化防止
剤などの各種の添加剤を含有しても良い。
このようにして得られた液晶組成物を、少なくとも一方
が透明な電極付基板間に挟持することにより、ゲストホ
スト効果を応用した素子〔松本正、角田市民“液晶の最
新技術”工業調査会。
34 (1983)  ; J、L、Fergason
、SID85Digest。
6B (1985)等〕などを構成することができる。
[発明の効果] 本発明は負ないし低い正の二色性を有するアズレン誘導
体およびこれを含有する液晶組成物並びにこれを用いた
液晶素子であり、ゲストホスト型モードの色相補正用な
どに使用して、より表示効果の高められた液晶素子を実
現できる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により、具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1 下記構造式 H,C,0OC H,C,OOC で表されるアズレン誘導体1gをトリフルオロ酢酸IQ
+mj!に溶解し、これに臭化水素酸20■lを加え1
00°Cで2時間加熱反応させ、氷水300 mlに反
応液を加えたのちクロロホルムで抽出し、飽和食塩水で
クロロホルム溶液を洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥後
、溶媒を留去して下記の2−ヒドロキシ−6−ブロムア
ズレンを得た。
上記の2−ヒドロキシ−6−ブロムアズレンを無水酢酸
20111、触媒量のピリジンを加えて一夜間反応させ
た後、水100mj!に反応液をくわえて、室温で4時
間攪拌した後、ベンゼンで抽出した。抽出液を飽和食塩
水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し
て得られた生成物をカラムクロマト(シリカゲル)によ
り精製し、メタノールより再結晶させて下記構造式で示
される2−アセトキシ−6−ブロムアズレンを得た(融
点:112°C)。
上記の反応により合成した2−アセトキシ−6−プロム
アズレン0.56 gを無水DMF5sj!に溶解し1
20℃でシアン化第−銅0.33 gを加え150℃で
40分間加熱した後、反応液を水120 ml中に加え
てベンゼンで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、カラムクロマトにより
目的物を分離精製し、メタノールから再結晶させて下記
の2−アセトキシ−6−ジアンアズレンを得た(融点=
129℃)。
上記の反応により合成した2−アセトキシ−6−ジアン
アズレン0.17 gを100%リン酸5Il11に加
え室温で90分間攪拌した。反応液を水40m1に加え
、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して下記の2−
ヒドロキシ−6−ジアンアズレンを得た。
次に4−トランス−n−プロピルシクロヘキシルカルボ
ン酸0.06 gに塩化チオニル1 mlを加え、3時
間加熱還流した。反応後過剰の塩化チオニルを減圧下に
留去した。これに前記の反応により合成した2−ヒドロ
キシ−6−ジアンアズレン0、034 g、ベンゼン1
Illl、ピリジン3滴を加え室温で1夜間攪拌した。
0、IN塩酸、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマト
により精製して下記の化合物を得た。
本化合物は112.1 ’C〜199.2℃に液晶領域
を示す青紫の結晶であり、これを商品名ZLI−113
2(メルク社)として市販されているフェニルシクロヘ
キサン系液晶組成物に10wt%配合して得られた液晶
組成物を、透明な電極付基板にホモジニアス配向処理を
施し、電極が対向するように構成した厚さ50μのセル
に封入して液晶素子を作製した。この液晶素子の配向方
向に平行な偏光に対する吸収スペクトル(A//)およ
び配向方向に垂直な偏光に対する吸収スペクトル(A上
)を測定して第1図に示す。下式により 5=(A/−A工)/  (2A上+A/ )オーダー
パラメータ(S)を求めたところ、450ないし750
nmにわたる波長領域において低い正の値ないし負の値
を示した。
実施例2 実施例1の4−トランス−n−プロピルシクロヘキシル
カルボン酸の代わりに4−トランス−n−ペンチルシク
ロへキシルカルボン酸を用い、他は実施例1と同様にし
て下記の化合物を合成した。
本化合物は105.4°C〜197.5°Cに液晶領域
を示す青紫の結晶であり、実施例1と同様の方法により
液晶素子を作製してオーダーパラメーター(S)を求め
たところ、実施例1と同様の結果を示した。
実施例3 実施例1の4−トランス−n−プロピルシクロヘキシル
カルポン酸の代わりに4−トランス−n−ヘキシルシク
ロへキシルカルボン酸を用い、他は実施例1と同様にし
て下記の化合物を合成した。
示す青紫の結晶であり、実施例1と同様の方法により液
晶素子を作製してオーダーパラメーター(S)を求めた
ところ、実施例1と同様の結果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1のアズレン誘導体を含む液晶組成物を
、ホモジニアス配向処理を施した透明電極付きセルに封
入して作製した液晶素子の吸収スペクトルを表す図面で
あり、A/は配向方向に平行な直線偏光に対する吸収ス
ペクトルであり、A±は配向方向に垂直に直線偏光に対
する吸収スペクトルを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、Rはアルキル基を示す。▲数式、化学式、表等
    があります▼は トランス−4−置換シクロヘキシル基を示す。)で表さ
    れるアズレン誘導体。
  2. (2)請求項1記載のアズレン誘導体を少なくとも1種
    含有することを特徴とする液晶組成物。
  3. (3)請求項2記載の液晶組成物を、少なくとも一方が
    透明な電極付基板間に挟持させたことを特徴とする液晶
    素子。
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