JPH0326038Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326038Y2 JPH0326038Y2 JP1981058383U JP5838381U JPH0326038Y2 JP H0326038 Y2 JPH0326038 Y2 JP H0326038Y2 JP 1981058383 U JP1981058383 U JP 1981058383U JP 5838381 U JP5838381 U JP 5838381U JP H0326038 Y2 JPH0326038 Y2 JP H0326038Y2
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- JP
- Japan
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- motor
- headlamp
- lamp
- ball joint
- Prior art date
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Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 20
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K11/00—Combinations of a radio or television receiver with apparatus having a different main function
- H05K11/02—Combinations of a radio or television receiver with apparatus having a different main function with vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/05—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights retractable
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、自動車用リトラクタブルヘツドラン
プの改良に関し、ヘツドランプ開閉用のモータの
停止位置がすべり角度範囲内でばらついてもヘツ
ドランプの光軸が常に正規方向を向き、変動する
ことのない自動車用リトラクタブルヘツドランプ
を提供することを目的とする。
プの改良に関し、ヘツドランプ開閉用のモータの
停止位置がすべり角度範囲内でばらついてもヘツ
ドランプの光軸が常に正規方向を向き、変動する
ことのない自動車用リトラクタブルヘツドランプ
を提供することを目的とする。
［従来の技術］
近時、自動車のヘツドランプとして、昼間等の
不使用時にはヘツドランプをフロントボデー内に
引き込んで外部から見えないように収納してお
き、夜間等の使用時にはフロントボデー内から引
き出して起立させ、通常のヘツドランプとして点
灯する開閉自在のリトラクタブルヘツドランプが
採用されている。
不使用時にはヘツドランプをフロントボデー内に
引き込んで外部から見えないように収納してお
き、夜間等の使用時にはフロントボデー内から引
き出して起立させ、通常のヘツドランプとして点
灯する開閉自在のリトラクタブルヘツドランプが
採用されている。
この種のリトラクタブルヘツドランプは、フロ
ントボデーに位置して開閉自在に軸支配置された
ヘツドランプと、これを開閉駆動するためのモー
タと、前記ヘツドランプとモータとを連結してヘ
ツドランプを開閉するリンク機構と、前記ヘツド
ランプの光軸が正規方向となる停止位置を規制す
るストツパ機構から構成されており、、ヘツドラ
ンプ開閉用のモータはヘツドランプの点灯位置お
よび収納位置に対応する位置でヘツドランプがス
トツパに当つたときに停止するよう構成されてい
るが、モータには、正規停止位置を定めても固有
のすべり角度が、正規停止位置の前後に等角度だ
け存し、回動方向手前側で停止したときには、ヘ
ツドランプの光軸が正規方向より下向きとなる
し、停止位置が回動方向先方となる際には、リン
ク機構からモータに至る駆動機構に過大な力が作
用し、故障の原因となる。
ントボデーに位置して開閉自在に軸支配置された
ヘツドランプと、これを開閉駆動するためのモー
タと、前記ヘツドランプとモータとを連結してヘ
ツドランプを開閉するリンク機構と、前記ヘツド
ランプの光軸が正規方向となる停止位置を規制す
るストツパ機構から構成されており、、ヘツドラ
ンプ開閉用のモータはヘツドランプの点灯位置お
よび収納位置に対応する位置でヘツドランプがス
トツパに当つたときに停止するよう構成されてい
るが、モータには、正規停止位置を定めても固有
のすべり角度が、正規停止位置の前後に等角度だ
け存し、回動方向手前側で停止したときには、ヘ
ツドランプの光軸が正規方向より下向きとなる
し、停止位置が回動方向先方となる際には、リン
ク機構からモータに至る駆動機構に過大な力が作
用し、故障の原因となる。
このため、例えば実開昭54−146549号公報に示
されるように、トルクリミツタやタイマを駆動系
に介装したものが存するが、機構が複雑となり、
コスト高となる等の問題が存している。
されるように、トルクリミツタやタイマを駆動系
に介装したものが存するが、機構が複雑となり、
コスト高となる等の問題が存している。
［考案が解決しようとする課題］
本考案は、単純な機構で、モータのすべり角度
に影響されることなく、リトラクタブルヘツドラ
ンプの光軸を常に正規方向に保持でき、コストを
低く抑えうるリトラクタブルヘツドランプを提供
することを課題としている。
に影響されることなく、リトラクタブルヘツドラ
ンプの光軸を常に正規方向に保持でき、コストを
低く抑えうるリトラクタブルヘツドランプを提供
することを課題としている。
［課題を解決するための手段］
前記課題を解決するため、本考案は、自動車の
フロントボデーに起伏自在に軸支されているヘツ
ドランプに一体に結合されているランプリンク
が、ボールジヨイントを介してリンクロツドに連
結され、該リンクロツドはボールジヨイントを介
してモータリンクに連結され、モータリンクは、
ランプリンクの回動ピンと平行に配置され、駆動
モータで回転される回転軸に結合されており、ヘ
ツドランプ露出時において、駆動モータが正規停
止位置に対する最大すべり角度端で停止した位置
においてランプリンクに当接するストツプピン
が、突出量調節ナツトを介してボデー側固定部材
に突設され、該ランプリンクは、前記ストツプピ
ンに当接した位置で光軸が正規方向となるようヘ
ツドランプに結合されており、前記リンクロツド
とモータリンクと回転軸とは、ボールジヨイント
の組付けアローワンスと、回転軸の軸方向のアロ
ーワンスと、リンクロツドおよびモータリンクの
弾性とにより、前記ランプリンクとストツプピン
との当接時点以降において、リンクロツドとモー
タリンクとを結合しているボールジヨイントを屈
折中心として外側方へ略く字状に屈折するリンク
を構成しているという構成を採用している。
フロントボデーに起伏自在に軸支されているヘツ
ドランプに一体に結合されているランプリンク
が、ボールジヨイントを介してリンクロツドに連
結され、該リンクロツドはボールジヨイントを介
してモータリンクに連結され、モータリンクは、
ランプリンクの回動ピンと平行に配置され、駆動
モータで回転される回転軸に結合されており、ヘ
ツドランプ露出時において、駆動モータが正規停
止位置に対する最大すべり角度端で停止した位置
においてランプリンクに当接するストツプピン
が、突出量調節ナツトを介してボデー側固定部材
に突設され、該ランプリンクは、前記ストツプピ
ンに当接した位置で光軸が正規方向となるようヘ
ツドランプに結合されており、前記リンクロツド
とモータリンクと回転軸とは、ボールジヨイント
の組付けアローワンスと、回転軸の軸方向のアロ
ーワンスと、リンクロツドおよびモータリンクの
弾性とにより、前記ランプリンクとストツプピン
との当接時点以降において、リンクロツドとモー
タリンクとを結合しているボールジヨイントを屈
折中心として外側方へ略く字状に屈折するリンク
を構成しているという構成を採用している。
［作用］
一般にモータの停止位置は、回転の慣性とか製
作、組立ての許容誤差の累積等により、正規の停
止位置の前後に、略等角度のすべり角度を存して
停止位置がばらつくものである。
作、組立ての許容誤差の累積等により、正規の停
止位置の前後に、略等角度のすべり角度を存して
停止位置がばらつくものである。
本考案では、ランプリンクが光軸を正規方向に
向けて停止する位置が、前記モータのすべり角度
の回転方向手前側の停止位置および回転方向先方
側の停止位置となるようにストツパ機構が設定さ
れているので、モータが停止する際には、すべり
角度の範囲内の何処の点で停止しても、光軸は常
に正規方向に指向される。
向けて停止する位置が、前記モータのすべり角度
の回転方向手前側の停止位置および回転方向先方
側の停止位置となるようにストツパ機構が設定さ
れているので、モータが停止する際には、すべり
角度の範囲内の何処の点で停止しても、光軸は常
に正規方向に指向される。
すべり角度は、モータの正規停止位置の前後に
略等角度で分布するので、ストツパ機構によるラ
ンプリンクの停止位置は、１部位で足りるもので
ある。
略等角度で分布するので、ストツパ機構によるラ
ンプリンクの停止位置は、１部位で足りるもので
ある。
また、モータが正規停止位置を超えて回転方向
先方のすべり角度範囲内へ回動する際には、正規
停止位置においては、ランプリンクが既にストツ
パ機構により停止させられているため、リンクロ
ツドとモータリンクとに、中心線上の圧縮方向の
過負荷が作用するが、通常のモータは、その出力
軸に、軸心方向に出入し、熱膨張に対応するアロ
ーワンスたる所定値内の遊隙が与えられているこ
とと、ランプリンクとリンクロツドとモータリン
クとの三者の有する組み付けアローワンスと弾性
撓曲能とにより、両端をボールジヨイントでラン
プリンクとモータリンクとに連結されているリン
クロツドとモータリンクとは、該ボールジヨイン
トを屈折中心として三次元的に、すなわち外側方
へ略く字状にランプリンクに対して屈折し、前記
過負荷を吸収、消去して、すべり角度だけ回動
し、停止する。
先方のすべり角度範囲内へ回動する際には、正規
停止位置においては、ランプリンクが既にストツ
パ機構により停止させられているため、リンクロ
ツドとモータリンクとに、中心線上の圧縮方向の
過負荷が作用するが、通常のモータは、その出力
軸に、軸心方向に出入し、熱膨張に対応するアロ
ーワンスたる所定値内の遊隙が与えられているこ
とと、ランプリンクとリンクロツドとモータリン
クとの三者の有する組み付けアローワンスと弾性
撓曲能とにより、両端をボールジヨイントでラン
プリンクとモータリンクとに連結されているリン
クロツドとモータリンクとは、該ボールジヨイン
トを屈折中心として三次元的に、すなわち外側方
へ略く字状にランプリンクに対して屈折し、前記
過負荷を吸収、消去して、すべり角度だけ回動
し、停止する。
個々のモータにおけるすべり角度の差は、スト
ツパ機構のストツプピンの突出度合の調節で対応
できる。
ツパ機構のストツプピンの突出度合の調節で対応
できる。
また本考案では、従来のリトラクタブルヘツド
ランプが基本的に具備するストツパ機構、ランプ
リンク、リンクロツド、モータリンクの外には、
リンクロツドの両端をランプリンクとモータリン
クとに連結するボールジヨイントを備えるのみで
足りるので機構が著しく簡単となるものである。
ランプが基本的に具備するストツパ機構、ランプ
リンク、リンクロツド、モータリンクの外には、
リンクロツドの両端をランプリンクとモータリン
クとに連結するボールジヨイントを備えるのみで
足りるので機構が著しく簡単となるものである。
［実施例］
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第１図において、１はヘツドランプ、２はラン
プカバー、３はモータであつて、これらは自動車
のフード４内のフロントボデーに固定されている
ブラケツト５に一体に組付けられている。すなわ
ち、ヘツドランプ１とランプカバー２は、ピン６
によりその下端部をブラケツト５に回動自在に軸
支され、ピン６を支点として上下に開閉し起伏し
うるよう構成されており、モータ３は、ブラケツ
ト５内の所要の位置に固設されている。前記ヘツ
ドランプ１には、ヘツドランプ１をモータ３によ
り起伏するための作動腕たるランプリンク７が一
体に結合されており、該ランプリンク７にはリン
クロツド１０の上端がボールジヨイント８で連結
され、またリンクロツド１０の下端はボールジヨ
イント９でモータリンク１１に連結されている。
モータリンク１１の基端部はモータ３で駆動され
る回動軸１２に結合されており、モータの停止位
置に従つてヘツドランプ１を点灯位置と収納位置
との間の起伏を制御するよう構成されている。
プカバー、３はモータであつて、これらは自動車
のフード４内のフロントボデーに固定されている
ブラケツト５に一体に組付けられている。すなわ
ち、ヘツドランプ１とランプカバー２は、ピン６
によりその下端部をブラケツト５に回動自在に軸
支され、ピン６を支点として上下に開閉し起伏し
うるよう構成されており、モータ３は、ブラケツ
ト５内の所要の位置に固設されている。前記ヘツ
ドランプ１には、ヘツドランプ１をモータ３によ
り起伏するための作動腕たるランプリンク７が一
体に結合されており、該ランプリンク７にはリン
クロツド１０の上端がボールジヨイント８で連結
され、またリンクロツド１０の下端はボールジヨ
イント９でモータリンク１１に連結されている。
モータリンク１１の基端部はモータ３で駆動され
る回動軸１２に結合されており、モータの停止位
置に従つてヘツドランプ１を点灯位置と収納位置
との間の起伏を制御するよう構成されている。
ランプリンク７の先端位置に対応するボデー側
固定部材、図示例ではブラケツト５の上部には、
ヘツドランプ１の点灯時の光軸が正規方向に向け
られた際のランプリンク７の停止位置を規制する
ためのストツパ機構１３が設けられている。この
ストツパ機構１３は、ランプリンク７の先端に固
設された接当片１４と、これに対面するブラケツ
ト５の上端部に設けられたストツプピン１５およ
びストツプピン１５の突出度合を調節し、固定す
る止めナツト１６，１７とからなり、ストツプピ
ン１５を進退することによりランプリンク７の停
止位置すなわちヘツドランプ１の点灯時の光軸方
向を調節しうるよう構成されている。
固定部材、図示例ではブラケツト５の上部には、
ヘツドランプ１の点灯時の光軸が正規方向に向け
られた際のランプリンク７の停止位置を規制する
ためのストツパ機構１３が設けられている。この
ストツパ機構１３は、ランプリンク７の先端に固
設された接当片１４と、これに対面するブラケツ
ト５の上端部に設けられたストツプピン１５およ
びストツプピン１５の突出度合を調節し、固定す
る止めナツト１６，１７とからなり、ストツプピ
ン１５を進退することによりランプリンク７の停
止位置すなわちヘツドランプ１の点灯時の光軸方
向を調節しうるよう構成されている。
本考案は、上記のごとき構成になる自動車用リ
トラクタブルヘツドランプにおいて、ヘツドラン
プ１の点灯時の光軸が正規方向を向いた際のラン
プリンク７の停止位置を第２図のごとき関係に設
定したものである。
トラクタブルヘツドランプにおいて、ヘツドラン
プ１の点灯時の光軸が正規方向を向いた際のラン
プリンク７の停止位置を第２図のごとき関係に設
定したものである。
すなわち、第２図は第１図に示した自動車用リ
トラクタブルヘツドランプのリンク機構の運動説
明図であつて、図中、θSはヘツドランプ点灯位置
におけるモータ３の正規の停止位置からの該モー
タ固有の、マイナス側すなわち回転方向手前側お
よびプラス側すなわち回転方向先方側のすべり角
度であり、モータリンク１１とリンクロツド１０
との結合点たるボールジヨイント９の位置を、モ
ータ３の正規の停止位置の場合にｂ点、すべり角
度θSだけプラス側たる回転方向先方でモータ３が
停止した場合にａ点、すべり角度θSだけマイナス
側たる回転方向手前でモータ３が停止した場合に
ｃ点とすると、リンクロツド１０とランプリンク
７との結合点たるボールジヨイント８の位置は、
ボールジヨイント９がｂ点にあるときb′点とな
り、ボールジヨイント９がｃ点またはａ点に在る
ときは、同一位置たるa′点となり、モータ３が正
規の停止位置で停止した場合と、該モータ３が固
有のすべり角度θSだけ停止位置が変化した場合と
では、ランプリンク７の停止位置が角度θだけ変
化し、この角度θに相当する分だけ光軸が正規光
軸に対して変動する。
トラクタブルヘツドランプのリンク機構の運動説
明図であつて、図中、θSはヘツドランプ点灯位置
におけるモータ３の正規の停止位置からの該モー
タ固有の、マイナス側すなわち回転方向手前側お
よびプラス側すなわち回転方向先方側のすべり角
度であり、モータリンク１１とリンクロツド１０
との結合点たるボールジヨイント９の位置を、モ
ータ３の正規の停止位置の場合にｂ点、すべり角
度θSだけプラス側たる回転方向先方でモータ３が
停止した場合にａ点、すべり角度θSだけマイナス
側たる回転方向手前でモータ３が停止した場合に
ｃ点とすると、リンクロツド１０とランプリンク
７との結合点たるボールジヨイント８の位置は、
ボールジヨイント９がｂ点にあるときb′点とな
り、ボールジヨイント９がｃ点またはａ点に在る
ときは、同一位置たるa′点となり、モータ３が正
規の停止位置で停止した場合と、該モータ３が固
有のすべり角度θSだけ停止位置が変化した場合と
では、ランプリンク７の停止位置が角度θだけ変
化し、この角度θに相当する分だけ光軸が正規光
軸に対して変動する。
モータ３の停止位置は、慣性や、製作許容誤
差、組付誤差等のため、個々の車のモータ３ごと
に固有のすべり角度θSが存するものである。な
お、モータ３で駆動される回転軸１２は、周知の
ごとく、所定値の範囲内で軸心方向へ出入するア
ローワンスが与えられている。
差、組付誤差等のため、個々の車のモータ３ごと
に固有のすべり角度θSが存するものである。な
お、モータ３で駆動される回転軸１２は、周知の
ごとく、所定値の範囲内で軸心方向へ出入するア
ローワンスが与えられている。
本考案は、上記せるモータの固有のすべり角度
の存在による停止位置のばらつきによりヘツドラ
ンプの光軸が変動することを防止するために、ヘ
ツドランプの光軸を正規方向に向けた状態におけ
るランプリンク７の停止位置を、モータの等角度
のマイナス側およびプラス側のすべり角度θSに対
応する前記a′位置に設定したものである。ランプ
リンク７の停止位置を、a′位置に設定するには、
ストツパ機構１３のストツプピン１５（第１図参
照）を前記θに対応する量Lsだけランプリンク
７側へ向つて進出させて調節し、この位置で光軸
が正規方向を指向するよう設定すれぱよい。
の存在による停止位置のばらつきによりヘツドラ
ンプの光軸が変動することを防止するために、ヘ
ツドランプの光軸を正規方向に向けた状態におけ
るランプリンク７の停止位置を、モータの等角度
のマイナス側およびプラス側のすべり角度θSに対
応する前記a′位置に設定したものである。ランプ
リンク７の停止位置を、a′位置に設定するには、
ストツパ機構１３のストツプピン１５（第１図参
照）を前記θに対応する量Lsだけランプリンク
７側へ向つて進出させて調節し、この位置で光軸
が正規方向を指向するよう設定すれぱよい。
ランプリンク７の停止位置をこのようにa′位置
に設定すれば、モータ３の停止位置が正規の停止
位置からθSだけばらついてもランプリンク７は常
にa′位置で強制的に停止されるため、ヘツドラン
プ１の光軸はランプリンク７がa′位置で停止した
時点からまつたく変動しなくなる。なお、ランプ
リンク７をa′位置で強制的に停止させているた
め、モータリンク１１がａ位置で停止した場合に
リンクロツド１０とモータリンク１１とに中心線
上で圧縮方向の過負荷Lhが発生するが、この過
負荷Lhは、前記リンクロツドとモータリンクと
回転軸とが、ボールジヨイントの組付けアローワ
ンスと、回転軸の軸方向のアローワンスと、リン
クロツドおよびモータリンクの弾性とにより、前
記ランプリンクとストツプピンとの当接時点以降
において、リンクロツドとモータリンクとを結合
しているボールジヨイントを屈折中心として外側
方へ略く字状に屈折するリンクを構成し、外側方
へく字状に屈折することにより吸収、消去され
る。
に設定すれば、モータ３の停止位置が正規の停止
位置からθSだけばらついてもランプリンク７は常
にa′位置で強制的に停止されるため、ヘツドラン
プ１の光軸はランプリンク７がa′位置で停止した
時点からまつたく変動しなくなる。なお、ランプ
リンク７をa′位置で強制的に停止させているた
め、モータリンク１１がａ位置で停止した場合に
リンクロツド１０とモータリンク１１とに中心線
上で圧縮方向の過負荷Lhが発生するが、この過
負荷Lhは、前記リンクロツドとモータリンクと
回転軸とが、ボールジヨイントの組付けアローワ
ンスと、回転軸の軸方向のアローワンスと、リン
クロツドおよびモータリンクの弾性とにより、前
記ランプリンクとストツプピンとの当接時点以降
において、リンクロツドとモータリンクとを結合
しているボールジヨイントを屈折中心として外側
方へ略く字状に屈折するリンクを構成し、外側方
へく字状に屈折することにより吸収、消去され
る。
［考案の効果］
本考案は、以上説明したごとき構成、作用にな
るものであるから、ヘツドランプの点灯時の停止
位置をモータの停止位置のばらつきに影響される
ことなく、常に光軸を正規方向に保持する定位置
に設定することができ、従来のリトラクタブルヘ
ツドランプのようにモータすべり角度により、ラ
ンプ光軸が変動するおそれがまつたくなくなると
いう著効を奏するものである。
るものであるから、ヘツドランプの点灯時の停止
位置をモータの停止位置のばらつきに影響される
ことなく、常に光軸を正規方向に保持する定位置
に設定することができ、従来のリトラクタブルヘ
ツドランプのようにモータすべり角度により、ラ
ンプ光軸が変動するおそれがまつたくなくなると
いう著効を奏するものである。
しかも、機械的には、ランプリンクとリンクロ
ツドとモータリンクとストツパ機構のみで足り、
構造を簡単とし、コストを低く抑えうる効果も有
している。
ツドとモータリンクとストツパ機構のみで足り、
構造を簡単とし、コストを低く抑えうる効果も有
している。
第１図は自動車用リトラクタブルヘツドランプ
の構造を示す略示側断面図、第２図は本考案を説
明するための第１図の自動車用リトラクタブルヘ
ツドランプのリンク機構の運動説明図である。 １……ヘツドランプ、３……モータ、４……フ
ード、６……支軸、７……ランプリンク、８，９
……ボールジヨイント、１０……リンクロツド、
１１……モータリンク、１２……モータの回転
軸、１３……ストツパ機構、θS……モータのすべ
り角度、θ……すべり角度θSに対応するランプリ
ンク７の変動角度、ａ，ｂ，ｃ……ボールジヨイ
ント９の停止位置、a′，b′……ボールジヨイント
８の停止位置。
の構造を示す略示側断面図、第２図は本考案を説
明するための第１図の自動車用リトラクタブルヘ
ツドランプのリンク機構の運動説明図である。 １……ヘツドランプ、３……モータ、４……フ
ード、６……支軸、７……ランプリンク、８，９
……ボールジヨイント、１０……リンクロツド、
１１……モータリンク、１２……モータの回転
軸、１３……ストツパ機構、θS……モータのすべ
り角度、θ……すべり角度θSに対応するランプリ
ンク７の変動角度、ａ，ｂ，ｃ……ボールジヨイ
ント９の停止位置、a′，b′……ボールジヨイント
８の停止位置。
Claims (1)
- 自動車のフロントボデーに起伏自在に軸支され
ているヘツドランプに一体に結合されたランプリ
ンクが、ボールジヨイントを介してリンクロツド
に連結され、該リンクロツドはボールジヨイント
を介してモータリンクに連結され、モータリンク
は、ランプリンクの回動ピンと平行に配置され、
駆動モータで回転される回転軸に結合されてお
り、ヘツドランプ露出時において、駆動モータが
正規停止位置に対する最大すべり角度端で停止し
た位置においてランプリンクに当接するストツプ
ピンが、突出量調節ナツトを介してボデー側固定
部材に突設され、該ランプリンクは、前記ストツ
プピンに当接した位置で光軸が正規方向となるよ
うヘツドランプに結合されており、前記リンクロ
ツドとモータリンクと回転軸とは、ボールジヨイ
ントの組付けアローワンスと、回転軸の軸方向の
アローワンスと、リンクロツドおよびモータリン
クの弾性とにより、前記ランプリンクとストツプ
ピンとの当接時点以降において、リンクロツドと
モータリンクとを結合しているボールジヨイント
を屈折中心として外側方へ略く字状に屈折するリ
ンクを構成している自動車用リトラクタブルヘツ
ドランプ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981058383U JPH0326038Y2 (ja) | 1981-04-22 | 1981-04-22 | |
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Family
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Patent Citations (1)
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