JPH03260265A - Ｐｃ板のジョイントの型枠工法及び型枠固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、壁板なとに用いるＰＣ板のジヨイントの型
枠工法及び型枠固定金物に関する。

（従来の技術） 従来のＰＣ（プレキャストコンクリート）板からなる隅
角部のジヨイント、Ｔ形、十字形、直線状のジヨイント
の型枠工事をする場合には、板状の型枠と、この型枠を
支持するためのセパレータ、フオームタイ（登録商標）
なとの部材と、組立解体のための道具を必要としている
。

（発明が解決しようとする課題） 従来例によると、ＰＣ板のジヨイントの型枠工事に多数
の部材と、多数の道具を必要とするために、ジヨイント
の型枠の組立、解体に手間と手数がかかり、部材なとの
費用がかかる問題があった。

この発明の目的は、ＰＣ板のジヨイントの型枠工事を簡
単かつ容具に行えるようにすると共に部材にかかる費用
を低く抑えるようにすることである。

（課題を解決するための手段） この発明に係るＰＣ板のジヨイントの型枠工法は、まず
、所定形状のジヨイントを形成する複数のＰＣ板のうち
、互いに突き合う位置にあるＰＣ板間に向けて三角型枠
を配置すると共に三角型枠の当接面を両ＰＣ板に当接し
、ついで上記当接面と反対側の三角型枠の被押圧面を型
枠固定金物とくさびとを用いて押圧固定するものである
。

この抑圧固定の過程では、上記型枠固定金物の基部を上
記ＰＣ板に取付け、型枠固定金物の先端部と三角型枠と
の間にくさびすなわち押込み体を打ち込んで、三角型枠
をＰＣ板と型枠固定金物で挟持固定するものである。ジ
ヨイントの形状には、Ｔ形、Ｌ形、十字、直線状などの
ものが含まれる。

こげ発明に係るＰＣ板のジヨイントの型枠工法に使用す
る型枠固定装置は、上記三角型枠の被押圧面に当接可能
である押え板と、この押え板の基部に固着されている取
付は棒と、ＰＣ板に開けてあって上記取付は棒が挿入可
能の取付は孔と、上記三角型枠と押え板との間に打込み
可能であるくさびとからなるものである。

（作用） 上記型枠工法に使用する部材は、三角型枠の他に型枠固
定金物とくさびの２部材にすぎない。

型枠固定装置は型枠固定金物とくさびとＰＣ板の取付は
孔とからなるものであって、この取付は孔に型枠固定金
物の取付は棒を挿入することにより型枠固定金物がＰＣ
板に支持される。

（実施例） まず、Ｔ形ジヨイントの型枠組立て状態を説明してから
、その施工法を説明する。

第１図〜第３図において、Ｔ形ジヨイントにおける３枚
のＰＣ板１，２．３は所定間隙を置いて突き合っており
、これらの間隙がＴ形の空隙部４を形成している。そし
てＰＣ板１とＰＣ板２との間に平面直角三角形状の三角
型枠５の直角部をＰＣ板に向けてセットしてあり、同様
にＰＣ板１とＰＣ板３との間に平面直角三角形状の三角
型枠５の直角部を向けてＰＣ板をセットしてあり、各三
角型枠の当接面５ａ、５ａの端部がＰＣ板１２３の外面
に当接して、空隙部４の第３図下側を封止している。各
三角型枠５，５は型枠固定金物６・・・とくさび７．・
・・とでＰＣ板１〜３側に押圧され固定されている。

５ｃは、仕上ｌ、ろ分用の板である。

型枠固定金物６は、第２図に示すように屈曲した押え板
６ａと、この押え板の屈曲側（同図下側）の両端を結合
する補強棒６ｂと、押え板６ａの基部６ａｌを貫通する
取付は棒６ｃとからなる。

押え板６ａは基部６ａｌから先端部に向けて４５度屈曲
して、平面形状が「へＪの字状となっている。

また補強棒６ｂと取付は棒６ｃとは、異形鉄筋を所定長
さに切断して形成したものである。補強棒６ｂの両端部
は押え板の基部６ａｌと先端部とにそれぞれ固着されて
いる。取付は棒６ｃは、押え板基＃６ａｌを直交状態に
貫通して、この基部と連結棒６ｂとに固着されている。

そして取付は棒６ｃは、ＰＣ板１に開けられている取付
は孔１ａに挿入されている。

またくさび７は、押え板６ａと三角型枠５の被押圧面５
ｂとの間に第１図矢印方向から打込まれるものである。

８は、三角型枠５に取付けられているコ字状の取手であ
って、三角型枠の解体時に使用する。

次に型枠工法を主に第４図を参照して説明する。

ＰＣ板１，２に対する型枠工事を説明する。

第４図（ア）に示すようにＰＣ板１．２を建込み、つい
で、ＰＣ板１，２の突合せ間隙に三角型枠５の直角部を
対向させて当接面５ａをＰＣ板１゜２の外面に当て、三
角型枠を起立させ、そして同図（イ）に示すように型枠
固定金物６の取付は棒６ｃをＰＣ板１の取付は孔１ａ内
に差し込み、その後同図（つ）に示すように押え板６ａ
と三角型枠５の被押圧面５ｂとの間にくさび７を打込む
。

これにより、押え板６ａがばねとなり三角型枠５が固定
される。

ＰＣ板１とＰＣ板３との間の型枠工事も上記と同様の手
順で行う。

なお、ｐｃ板２とｐｃ板３との間は板状の型枠により封
止する。

その後、ｐｃ板１，２．３の空隙部４内にコンクリート
を打設すると、ｐｃ板のジヨイントが施工される。

コンクリートの養生後は、上述した三角型枠の組立ての
手順と逆の手順で三角型枠５の解体をする。

取付は孔１ａは、ｐｃ板２，３側にも設けて、固定型枠
金具６をｐｃ板１，２．３にそれぞれ支持させるように
してもよい。

三角型枠５が適用されるジヨイントは、上例に限定され
ず、第５図（ア）（イ）（つ）（１）に示すものであっ
てもよい。すなわち第５図（ア）に示す２枚のｐｃ板１
１．１２からなるＴ形のもの、同図（イ）に示す３枚の
ｐｃ板２１，２２゜２３からなるＴ形のもの、同図（つ
）に示す２枚のｐｃ板３３．３４からなるＬ形（隅角部
）ジヨイント、さらに同図（１）に示す２枚のｐｃ板４
１．４２からなる直線状のジヨイント、図示していない
が、十字状のジヨイント等に使用できる。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明によれば、三角型枠、型枠
固定金物及びくさびによってジヨイントの型枠工事かで
きるので、使用する部材及び道具が従来例に比較して少
なくてすみ、型枠工事か簡単となり、手間がかからす、
部材にかかる費用を低く抑制できる。また型枠固定金物
は構成が簡単であって、取付は孔に取付は棒を挿入する
だけで型枠固定金物がｐｃ板に支持されるので、型枠固
定金物の支持がしやすい。

【図面の簡単な説明】

第１図は三角型枠をセットした状態を示す斜視図、 第２図は型枠固定金物の拡大平面図、 第３図はｐｃ板１とｐｃ板２との間の三角型枠の固定状
態を示す断面図、 第４図（ア）〜（つ）は、型枠工事の手順を段階的に示
す斜視図、 第５図（ア）〜（１）は、各種のジヨイントに適用した
例を示す平面図である。 １　２．３，１１，１２，２１，２２，２３３１．３２
，４１．４２・・ｐｃ板、 １ａ・・・取付は孔、 ５・・・三角型枠、　５ａ・・・当接面、５ｂ・・・被
押圧面　６・・・型枠固定金物、６ａ・・・押え板、　
６ｂ・・補強棒、６ｃ・・取付は棒、７・・くさび。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定形状のジョイントを形成する複数のＰＣ板のう
   ち、互いに突き合う位置にあるＰＣ板間に向けて三角型
   枠を配置すると共に三角型枠の当接面を両ＰＣ板に当接
   し、上記当接面と反対側の三角型枠の被押圧面に型枠固
   定金物を当て、この型枠固定金物の基部を上記ＰＣ板に
   取付け、型枠固定金物の先端部と三角型枠との間にくさ
   びを打ち込んで三角型枠を固定することを特徴とするＰ
   Ｃ板のジョイントの型枠工法。 ２、三角型枠の被押圧面に当接可能である押え板と、こ
   の押え板の基部に固着されている取付け棒と、ＰＣ板に
   開けてあって上記取付け棒が挿入可能の取付け孔と、上
   記三角型枠と押え板との間に打込み可能であるくさびと
   からなる請求項１記載のＰＣ板のジョイントの型枠工法
   に使用する型枠固定装置。