JPH0325887Y2 - - Google Patents

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JPH0325887Y2
JPH0325887Y2 JP1984041099U JP4109984U JPH0325887Y2 JP H0325887 Y2 JPH0325887 Y2 JP H0325887Y2 JP 1984041099 U JP1984041099 U JP 1984041099U JP 4109984 U JP4109984 U JP 4109984U JP H0325887 Y2 JPH0325887 Y2 JP H0325887Y2
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axis
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドリル等の多軸工具付き多軸ヘツド
を交換する加工機の防塵装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、例えば実開昭55−89508号公報に記載さ
れているように、多軸のドリルやタツプドリルを
備えた複数の多軸ヘツドを移送装置を介して自動
交換するようにした加工機が実用化されており、
この種の加工機のドライブユニツトの前面の取付
部に多軸ヘツドを連結する際に、取付部の接当ベ
ース面に多軸ヘツドの接当ベース面を接当させる
ことにより多軸ヘツドを高精度に位置決めしてか
らクランプするのであるが、上記両接当ベース面
と多軸ヘツドの当り面との間にごみや切粉などの
異物が付着し易く、その状態で多軸ヘツドをクラ
ンプすると多軸ヘツドが幾分傾いた姿勢つまりド
リルやタツプを傾けた状態で加工することになる
ので、加工精度が悪化して製品の品質が低下し、
タツプ、ドリル等やその駆動機構の耐久性も低下
するという欠点があつた。
一方、特開昭58−109246号公報には、立型盤の
回転主軸のテーパ穴と工具のシヤンクとの間の隙
間に切粉などの付着するのを防止する為に、上記
隙間にエアブローする技術が記載されているの
で、上記ドライブユニツトの接当ベース面と多軸
ヘツドの当り面間にエアブローするエアブロー装
置を設けることが考えられる。
ところで、ドライブユニツトの接当ベース面を
多数個所に設けるなど全体的に広い面積のものに
形成すると、切粉などが付着する確率が大きくな
ること、広い範囲にエアブローしなければならな
いのでエア消費量が多くなること、接当ベース面
を高精度に加工する加工コストが高くなること、
などの問題がある。
更に、通常ドライブユニツトの取付部に多軸ヘ
ツドを精密に位置決めして固定する為に位置決め
装置とクランプ装置が設けられる。
上記位置決め装置として、ドライブユニツト側
に複数の位置決め用ロツドを取付部に出退自在に
設け、それらロツドの先端部を多軸ヘツドの当り
面の嵌合孔に嵌合させる形式のものを適用ことが
考えられるが、上記位置決め用ロツドを個々の流
体圧シリンダで夫々出退駆動する場合には、複数
のシリンダが必要となりドライブユニツトが複雑
化。大型化し、位置決め時に同期作動させること
が難しくなるという問題がある。
上記クランプ装置として、複数のクランプ軸を
夫々シリンダでクランプ駆動する形式のものが一
般に適用されるが、その場合全部のシリンダで均
一なクランプ力を発生させることが難しいという
問題がある。
本考案の目的は、多軸ヘツドを高精度に位置決
めして固定できるような多軸ヘツド交換式加工機
のドライブユニツトを提供することである。
(考案の構成) 本考案の多軸ヘツド交換式加工機のドライブユ
ニツトは、送り機構で進退駆動されるドライブユ
ニツトと、このドライブユニツトの前面の方形取
付部へ上記前面と平行な方向から移送装置で移送
して交換される多軸ヘツドとを備え、上記取付部
に連結された多軸ヘツドの各工具をドライブユニ
ツトからの回転駆動力で駆動するようにした加工
機において、ブユニツトの駆動主軸を包囲するよ
うに配設され上記方形取付部を貫いて前方へ突出
する4本の位置決め用ロツドと、これらロツドを
共通のベース板を介して駆動する位置決め用シリ
ンダとを備え、上記位置決め用ロツドを多軸ヘツ
ドの後面の位置決め用嵌合孔ヘ嵌合させることに
より多軸ヘツドを方形取付部に位置決めする位置
決め装置を設け、上記4隅部の接当ベース面に
夫々エアを噴射するエア噴射口と、これらエア噴
射口に加圧エアを供給するエア供給路と、このエ
ア供給路に介設され多軸ヘツドの交換時に入力さ
れるヘツド交換信号によりエア供給位置に切換え
られる電磁切換弁とを有するエアブロー装置を設
け、上記各隅部の接当ベース面の略中心部を貫い
て前方へ延びるクランプ軸と、クランプ軸を後方
へ付勢するクランプ用スプリングとを備え、クラ
ンプ軸の前端のクランプヘツドを多軸ヘツド後面
のT溝に係合させて多軸ヘツドを方形取付部にク
ランプするクランプ装置を設けたものである。
(作用) 本考案に係る多軸ヘツド交換式加工機のドライ
ブユニツトにおいては、ドライブユニツトの前面
の方形取付部に多軸ヘツドを装着するときには、
ドライブユニツトの前面と平行な方向から多軸ヘ
ツドが方形取付部に接近した所定の位置に移送さ
れると、位置決め装置の4本の位置決め用ロツド
か位置決め用シリンダにより共通のベース板を介
して進出駆動されて、各ロツドの先端部が多軸ヘ
ツドの後面の各位置決め用嵌合孔へ嵌合され、多
軸ヘツドが方形取付部に高精度に位置決めされ
る。
エアブロー装置については、多軸ヘツドの装着
に際してヘツド交換信号が入力されるので電磁切
換弁がエア供給位置に切換えられてエア供給路か
らエア噴出口に加圧エアが供給され、各エア噴出
口から対応する接当ベース面にエアが継続的に噴
射される。
一方、クランプ装置については、多軸ヘツドが
方形取付部に接近した所定位置にドライブユニツ
トの前面と平行な方向から移動されるときに、ク
ランプ軸のクランプヘツドが多軸ヘツドの後面の
T溝に係合され、多軸ヘツドが所定位置に停止し
たときにクランプ軸がクランプ解除状態からクラ
ンプ状態に切換えられ、多軸ヘツドの後面が4隅
部の接当ベース面に接当した状態で多軸ヘツドが
ドライブユニツトの方形取付部に固体される。
(考案の効果) 本考案に係る多軸ヘツド交換式加工機のドライ
ブユニツトによれば、次のような効果が得られ
る。
ドライブユニツトの前面の方形取付部の4隅部
に多軸ヘツドの後面を受止める接当ベース面を設
けるので、各接当ベース面は比較的小型のものと
なる。その結果、接当ベース面に切粉などの異物
が付着する確率が小さくなること、これら小型の
接当ベース面をエアブローする為の加圧エアの消
費量が少なくて済むこと、接当ベース面及びこれ
に接当する多軸ヘツドの後面の当り面部分を高精
度に機械加工する必要があるが、その加工が容易
で加工精度も向上できること、及びそれらの加工
の誤差が生じても多軸ヘツドの取付誤差に影響が
現われにくくなること、などの効果が得られる。
位置決め装置には4本の位置決め用ロツドを設
けるので、多軸ヘツドを高精度に位置決め出来、
位置決め時に作用する1本のロツド当りの摺動抵
抗が小さくなるためロツドの摩耗が生じにくく耐
久後の位置決め精度に優れる。更に、4本のロツ
ドを共通のベース板を介して位置決め用シリンダ
で駆動するので、1本の位置決め用シリンダを設
ければよいから、ドライブユニツトを小型化し構
造を簡単化することが出来、4本の位置決め用ロ
ツドを確実に同期作動させることが出来る。
エアブロー装置によつて、4隅の接当ベース面
へエアを噴射するので、接当ベース面とそこに接
当する多軸ヘツドの当り面部分との間に切粉など
の異物を噛み込むのを確実に防止することが出
来、多軸ヘツドをドライブユニツトの方形取付部
へ高精度に取付けることが出来る。
クランプ装置の各クランプ軸は方形取付部の隅
部の接当ベース面の略中心部を貫くように配設さ
れるので、多軸ヘツドにはクランプ力によつて曲
げモーメントが作用せず、多軸ヘツドの弾性曲げ
変形が生じず、多軸ヘツドの取付精度を高く維持
できる。上記クランプ軸はクランプ用スプリング
でクランプ駆動されるので、4本のクランプ軸を
均一な一定のクランプ力で作動させることが出来
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基いて説
明する。
先ず、第1図〜第3図により加工機1及び多軸
ヘツドを移送する移送装置2について説明する。
この加工機1はワークに同時に多軸のドリル加
工やタツピング加工を行う為の複数の多軸ヘツド
3を移送装置2で移送して自動交換し、各ワーク
に応じた各種の多軸加工を行うものであつて、各
ワークが取付られたパレツト4は加工機1の前側
に配設されたワーク搬送ライン5で移送され、こ
のワーク搬送ライン5内に設けられた加工機1の
インデツクステーブル6上へ搬送され、そこに位
置決めして固定されワークの加工に供される。
上記多軸ヘツド3が連結されるドライブユニツ
ト7は、ベースレローム8の後部上に支持された
サドル9であつて、駆動モータ10の駆動力でス
クリユー軸やボールネジを介して前後に進退駆動
されるサドル9上に固定され、このドライブユニ
ツト7の前面の取付部7aに連結された多軸ヘツ
ド3の多軸工具11はドライブユニツト7の主軸
駆動モータ12で回転駆動される。
多軸ヘツド3を自動交換する為の移送装置2
は、多軸ヘツド3を前後方向へ移送するチエーン
コンベア2aと左右方向へ移送するローラコンベ
ア2b及び横送り装置2cとからなり、多軸ヘツ
ド3はその工具11を前方へ向けたまま第2図の
矢印方向へ平行に移送される。
すなわち、5種の多軸ヘツド3がコンベア2
a,2b上に装備され、第2図に於いて例えば第
1多軸ヘツド3aはドライブユニツト7に連結さ
れ、第2多軸ヘツド3bは右側の前方移送用のチ
エーンコンベア2aの前端部と重複しているロー
ラコンベア2bの右側部上にあり、第3多軸ヘツ
ド3cは右側の前方移送用チエーンコンベア2a
上にあり、第4多軸ヘツド3dは後側のローラコ
ンベア2b上にあり、第5多軸ヘツド3eは後方
移送用チエーンコンベア2a上にある。
上記チエーンコンベア2aはモータ(図示略)
でスプロケツト13を駆動することにより多軸ヘ
ツド3を搬送するようになつているが、ローラコ
ンベア2bは遊転ローラコンベアであつて、その
上方に設けられた横送り装置2cで2個の多軸ヘ
ツド3を同時にピツチ送り出来るようになつてい
る。
また、前側及び後側のローラコンベア2bは
各々3ブロツクに分割されていて、第1及び第4
多軸ヘツド3a,3dが載つている中央ローラコ
ンベア2bの搬送面はチエーンコンベア2aの搬
送面よりも一段高くなつているのに対し、その左
右両隣りの側部ローラコンベア2bはエアシリン
ダ14で昇降自在で、下降状態ではその搬送面が
チエーンコンベア2aよりも低く、上昇状態では
その搬送面がチエーンコンベア2aよりも高くな
る。
上記横送り装置2cは、ケーシング15に左右
に摺動自在に支持され、シリンダ(図示略)など
の横送り駆動手段で所定ストロークだけ横送りさ
れるスライダ16と、スライダ16の左右一対の
枢支部に回動自在に支持され回動手段17で約
90゜回動される回動軸18と、回動軸18に外嵌
固定されたキヤリア19と、キヤリア19に突設
され多軸ヘツド3の左右両側面に係合する2組の
係合爪20とから構成され、上記回動手段17は
例えば回動軸18にスプライン嵌合させたスリー
ブをシリンダ等で回動させるようになつている。
例えば、第1多軸ヘツド3aに代えて第2多軸
ヘツド3bをドライブユニツト7の取付部7aへ
移送する場合には、ドライブユニツト7の取付部
7aの下側に設けられた中央ローラコンベア2b
のレベルまで右側部ローラコンベア2bを上昇さ
せてから、上記回動手段17で回動軸18及びキ
ヤリア19を下方へ約90゜回動させることにより
各組の係合爪20を第1多軸ヘツド3a及び第2
多軸ヘツド3bに係合させ、次に横送り駆動手段
でスライダ16を左方へ移送して第1多軸ヘツド
3aを左側部ローラコンベア2b上へまた第2多
軸ヘツド3bを中央ローラコンベア2b上へ移動
させ、次に回動軸受板18及びキヤリア19を上
方へ回動復帰させて係合爪20の係合を外し、横
送り駆動手段によりスライダ16を右限の原位置
へ復帰させる。そして、上記のように移動された
第1多軸ヘツド3aは左側部ローラコンベア2b
を下降させてチエーンコンベア2a上へ載せ替え
ればチエーンコンベア2aで後方へ移送すること
が出来る。
以上のように、上記移送装置2により各多軸ヘ
ツド3をドライブユニツト7の前面の方形取付部
7aへ移送し交換することが出来る。
第4図〜第6図に示すように、上記ドライブユ
ニツト7は、その取付部7aへ多軸ヘツド3を固
定する為の4組のクランプ装置21と、多軸ヘツ
ド3を高精度に位置決めする為の位置決め装置2
4と、駆動主軸12aを回転させる駆動ユニツト
(図示略)とを備えている。
上記クランプ装置21はそのクランプ軸21a
をクランプ本体21b内に内装された皿バネで後
方へ強力に付勢してバネ力でクランプし、シリン
ダ21(油圧又はエア)のピストンロツドに連結
されたプツシユロツド21dでクランプ軸21a
の後端部を前方へ押すことによりクランプ解除す
るようにしたもので、多軸ヘツド3の交換時クラ
ンプ軸21aのクランプヘツド21eが多軸ヘツ
ド3の後面全幅に互るT溝22内に相対摺動し、
多軸ヘツド3が後述の如く位置決めされた後多軸
ヘツド3をクランプし、各クランプヘツド21e
に対向する取付部7aの部分に3個所ずつ僅かに
突出状に形成された接当ベース面23aに多軸ヘ
ツド3の後面の接当ベース面23bを接当させる
ことにより多軸ヘツド3を正規の姿勢に保持する
ようになつている。
上記位置決め装置24はドライブユニツト本体
7bのガイド孔24aに摺動自在に挿嵌された4
本の位置決め用のロツド24bの後端部を共通の
ベース板24cに連結し、このベース板24cの
左右2個所に位置決めシリンダ24d(油圧又は
エア)のピストンロツドを連結ロツド24eで連
結し、上記位置決めシリンダ24dでベース板2
4cを介してロツド24bを前後移動させること
により各ロツド24bの先端部を多軸ヘツド3の
後面に形成された嵌合孔25へ嵌入させることに
より多軸ヘツド3を取付部7aに精度よく位置決
めするようにしたものである。尚、下側の左右の
ロツド24bは連結軸24gとラツク・ピニオン
機構を介して同期されている。
次に、上記取付部7aに多軸ヘツド3を取付け
るときに、上記取付部7aと多軸ヘツド3との接
当ベース面23a,23b間にごみ等が付着しな
いようにする為のエアブロー装置26及び上記接
当ベース面23a,23b同士の密着状態を検出
する為の密着検出装置31は次のように構成され
る。
上記エアブロー装置26はエア供給源27から
のエアをドライブユニツト本体7b内のエア供給
路26bに導入し、エア噴射口26aから前記接
当ベース面23a,23b間へエアを噴出させる
ようにしたものであつて、上側の左右のクランプ
ヘツド21eに対向する接当ベース面23aの
各々の真上の上記取付部7aの上縁に於いてドラ
イブユニツト本体7bに小さなエア噴射口26a
が下向きに開けられエア供給路26bに接続され
る。
また、下側の左右のクランプヘツド21eに対
向する接当ベース面23aの各々に向けたエア噴
射ノズル26cが取付部7aの下部の凹溝28に
設けられ、各エア噴射ノズル26cはドライブユ
ニツト本体7b内に形成されたエア供給路26b
に接続される。
上記エア供給路26bは第6図に示すようにエ
ア供給源27へ電磁切換弁26dを介して接続さ
れ、この電磁切換弁26dは加工機1の制御ユニ
ツト30へ接続され、制御ユニツト30からヘツ
ド交換信号を受けて上記切換弁26dがエア供給
位置に切換えられ4個所のエア墳射口26aから
エアが噴出するようになつている。
上記密着確認装置31はドライブユニツト本体
7b内に形成された検出エア供給路31bに連な
る小さなエア噴出孔31aが、対角関係に位置す
る1対のクランプヘツド21eに対応する接当ベ
ース面23aに開孔され、第6図に示すように検
出エア供給路31bは電磁切換弁31cを介して
エア供給源27に接続されると共に、上記切換弁
31cより下流側において検出エア供給路31b
に圧力スイツチ31dが接続され、この圧力スイ
ツチ31dは制御ユニツト30へ接続される。
ここで、上記エアブロー装置26及び密着検出
装置31の作動について説明する。
先ず、使用後の旧多軸ヘツド3とこれから使用
する新多軸ヘツド3とを交換する場合、旧多軸ヘ
ツド3についてクランプが解除され位置決め用の
ロツド24bが外され、次に既述の如く旧多軸へ
ツド3と新多軸ヘツド3とが交換されると、新多
軸ヘツド3に位置決め用のロツド24bを挿嵌し
て位置決め後クランプ装置21でクランプし、加
工が開始されるのであるが、上記旧多軸ヘツド3
についてのクランプ解除から新多軸ヘツド3につ
いてのクランプ終了に至る間中、制御装置30か
ら切換弁26dへヘツド交換信号が出力されてエ
アブロー装置26が作動し、エア噴射口26aか
ら噴出したエアが接当ベース面23a,23b間
へ吹きつけられるので、接当ベース面23a,2
3b間へごみ等が仮に落下しても或いはまた新多
軸ヘツド3の接当ベース面23bにごみ等が付着
していても、上記エアブローにより吹き飛ばされ
完全に防塵されることになる。
また、上記新多軸ヘツド3についてクランプす
る際には、密着検出装置31の切換弁31cが切
換えられ、エアが噴出孔31aからエア噴出さ
れ、クランプにより接当ベース面23a,23b
同士が密着するとエア噴出孔31aが閉塞され、
上記検出エア供給路31bのエア圧が上昇して圧
力スイツチ31dが閉じ、その信号が制御装置3
0へ出力される。
これに対して、仮に接当ベース面23a,23
b間に介在するごみ等のために両者が密着しない
場合には、上記圧力上昇が生じないので圧力スイ
ツチ31dが閉じず、この信号とクランプ作動信
号とから密着不良状態が制御装置30で検出さ
れ、ブザーやアラームランプの点灯など警報が発
せられる。
上記エアブロー装置26及び密着検出装置31
によれば、簡単な構成の装置でありながら、ドラ
イブユニツト7と多軸ヘツド3の接当ベース面2
3a,23b間にごみ等が付着するのを自動的に
防止し、万一ごみ等が介在して密着しない時には
自動的に検出することが出来るから、ドライブユ
ニツト7に多軸ヘツド3を正規の姿勢で連結する
ことが出来、加工精度を向上させ、多軸ヘツド3
の工具11及びその駆動系の耐久性を向上させる
ことが出来る。
尚、上記取付部7aの接当ベース面23a以外
の部分と多軸ヘツド3の後面との間に切粉などの
異物を噛み込むことも考えられるので、上記エア
噴射口26aに加えて、ドライブユニツト7の取
付部7aの全面あるいは一部に適当間隔おきに多
数のエア噴出口を設けてもよく、更に上記エア噴
出口26aに加えて又は代えて上記密着検出装置
31のエア噴出孔31aと同様に取付部7aの接
当ベース面23aにエア噴出口を開口してもよ
い。
また、多軸ヘツド3の交換時にそれをリミツト
スイツチ等で検出するヘツド交換検出装置を設
け、この検出装置からエアブロー装置26の切換
弁26dへヘツド交換信号を出力して切換えるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
加工機の要部正面図、第2図は同平面図、第3図
は同側面図、第4図はドライブユニツトの正面
図、第5図は第4図−線断面図、第6図はエ
アブロー装置と密着検出装置の制御系統図であ
る。 1……加工機、2……移送装置、2a……チエ
ーンコンベア、2b……ローラコンベア、2c…
…横送り装置、3……多軸ヘツド、7……ドライ
ブユニツト、7a……取付部、9……サドル、1
0……駆動モータ、11……工具、23a……7
aの接当ベース面、23b……3の接当ベース
面、26……エアブロー装置、26a……エア噴
射口、26b……エア供給路、26c……エア噴
射ノズル、26d……切換弁、30……制御ユニ
ツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送り機構で進退駆動されるドライブユニツト
    と、このドライブユニツトの前面の方形取付部へ
    上記前面と平行な方向から移送装置で移送して交
    換される多軸ヘツドとを備え、上記取付部に連結
    された多軸ヘツドの各工具をドライブユニツトか
    らの回転駆動力で駆動するようにした加工機にお
    いて、 上記ドライブユニツトの駆動主軸を包囲するよ
    うに配設され上記方形取付部を貫いて前方へ突出
    する4本の位置決め用ロツドと、これらロツドを
    共通のベース板を介して駆動する位置決め用シリ
    ンダとを備え、上記位置決め用ロツドを多軸ヘツ
    ドの後面の位置決め用嵌合孔ヘ嵌合させることに
    より多軸ヘツドを方形取付部に位置決めする位置
    決め装置を設け、 上記4隅部の接当ベース面に夫々エアを噴射す
    るエア噴射口と、これらエア噴射口に加圧エアを
    供給するエア供給路と、このエア供給路に介設さ
    れ多軸ヘツドの交換時に入力されるヘツド交換信
    号によりエア供給位置に切換えられる電磁切換弁
    とを有するエアブロー装置を設け、 上記各隅部の接当ベース面の略中心部を貫いて
    前方へ延びるクランプ軸と、クランプ軸を後方へ
    付勢するクランプ用スプリングとを備え、クラン
    プ軸の前端のクランプヘツドを多軸ヘツド後面の
    T溝に係合させて多軸ヘツドを方形取付部にクラ
    ンプするクランプ装置を設けたことを特徴とする
    多軸ヘツド交換式加工機のドライブユニツト。
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JP5251425B2 (ja) * 2008-10-29 2013-07-31 マツダ株式会社 工作機械の切粉除去装置

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