JPH032586B2 - - Google Patents

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JPH032586B2
JPH032586B2 JP7917785A JP7917785A JPH032586B2 JP H032586 B2 JPH032586 B2 JP H032586B2 JP 7917785 A JP7917785 A JP 7917785A JP 7917785 A JP7917785 A JP 7917785A JP H032586 B2 JPH032586 B2 JP H032586B2
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JP
Japan
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welding
pipe
tube
layer
pipes
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JP7917785A
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JPS61238466A (ja
Inventor
Koji Ishiwatari
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IHI Corp
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IHI Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は管を突き合せて多層円周溶接する方
法の改良に関し、管軸のたおれを防止して溶接で
きるようにしたものである。
〔従来の技術〕
種々の構造物のフレームや各種プラント等に
は、多数の管材が使用され、必要に応じ溶接され
ることも多い。
例えば、原子力プラントやボイラ等の蒸気プラ
ントの配管や伝熱管等にも管が使用されており、
内部に流される流体の圧力等の使用条件に応じそ
の肉厚が定められており、溶接に際しては、多層
円周溶接を行なわねばならない場合が多い。
管同志を突き合せて円周溶接する場合には、溶
接継手部分で生ずる収縮変形が大きな問題とな
り、管軸のたおれが生じ、溶接後の組立が円滑に
できなくなつてしまう。
現在、このような多層円周溶接を行なう場合に
は、手溶接で管の円周数箇所を仮付したのち、初
層から数層を手溶接し、収縮変形がほぼ一定とな
つたのち自動TIG溶接機等で自動溶接するように
している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような手溶接を必要とするため溶接の能率
が低く、しかも、手溶接する場合にも、第5図に
示すように、管1,2の溶接継手部分3の各層の
円周溶接後、平らな定規4等を一方の管1の表面
に当て、他方の管2の管軸l2のたおれを計つて次
層の円周溶接の開始点を変えて溶接しており、非
常に煩雑であり、初層から自動溶接を行なうこと
のできる溶接方法の開発が望まれている。
この発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
で、溶接による収縮変形が生じても管軸のたおれ
が生ずることを防止でき、しかも初層から自動溶
接することができる管の自動溶接方法を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するためこの発明は、管を突
き合せて多層円周溶接するに際し、前層の溶接終
了後、一方の管に対する他方の管の管軸のたおれ
量を検出し、この検出値により管軸がたおれた方
向と反対側を溶接開始点として次層の溶接を行な
うよう制御することを特徴とするものである。
〔作用〕 溶接による収縮変形は円周溶接の場合、溶接開
始点側が最大となり、反対側が最小となるという
性質に基づき、前層の溶接終了後、一方の管に対
する管の管軸のたおれ量を検出し、検出値により
管軸がたおれた側と反対側を溶接開始点とし次層
の溶接を重ねて行くよう制御することで管軸のた
おれが生じないように自動溶接する。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
第1図はこの発明の管の自動溶接方法の原理説
明図である。
互に突き合せられて多層円周溶接がされる管
1,2は、それぞれの管軸l1,l2が水平となるよ
う配置されて溶接継手3が円周溶接されるのであ
るが、一方の管1の管軸l1が円柱座標(半極座
標)のZ軸と一致し、円柱座標γ,θが溶接継手
3と同一の鉛直平面となる座標を想定して溶接を
行なう。
まず、両方の管1,2の溶接継手3の円周数箇
所を仮付けする。そして、従来から使用されてい
る自動円周溶接装置を用い、管1に環状の走行レ
ールを固定し、この走行レール上を走行する走行
台車に搭載したTIG溶接装置で初層の円周溶接を
行なう。
こうして初層の円周溶接を行なうと、第1図に
示すように、管1の管軸l1に対し、管2の管軸l2
が倒れた状態となる。
そこで、上記の座標でZを一定Z1、Z2としてθ
を0から360度回転しながら管1および管2の外
周のγの値を検出する。この検出結果R1、R2
表わしたのが、第2図であり、管1の検出値R1
は実線のようにほぼ一定であるのに対し、管2の
検出値R2は破線のように大きく変化する。
この検出値R2からその値が最大となつている
θ=90度の方向に管軸l2が倒れていることがわか
る。
このようにして管2の管軸l2が倒れている方向
がわかつたら、これと反対側の点S(θ=270度)
を2層目の溶接開始点とする。
こうすることにより、溶接開始点S側の溶接に
よる収縮変形が最大となつて管軸l2のたおれを相
殺することとなる。
したがつて、各層の円周溶接終了後、管軸l2
たおれ量を検出し、最大のγ値となつているθ方
向と反対側の点(θ±180゜)を溶接開始点Sとし
て順次溶接を繰り返えすようにして多層溶接を完
了すれば良い。
次に、以上のような自動溶接原理に基づき実際
に溶接する場合について第3図により説明する。
まず、基準となる管1の溶接継手部分3の付近
に環状の走行レール10を取付け、この走行レー
ル10上を走行する走行台車11を搭載する。こ
の走行台車11には、基準位置(θ=0)からの
走行角度θを検出するロータリエンコーダ12が
取付けてあり、制御装置13に入力されるように
してある。
また、走行台車11には、所定の高さγaで管1
の管軸l1と平行に伸縮する機構14を具えたアー
ム15が取付けてあり、その伸縮量Zをポテンシ
ヨメータ16で検出して制御装置13に入力する
ようにしてある。
このアーム15の先端部には、管1の放射方向
γに伸縮する機構17を具えた溶接トーチ18が
取付けてあり、このγ方向の伸縮量γもポテンシ
ヨメータ19により検出され、制御装置13に入
力されるようになつている。
したがつて、溶接トーチ18の位置(γ,θ,
Z)はロータリエンコーダ12および2つのポテ
ンシヨメータ16,19によつて検出できる。
次に、管1,2を自動溶接する場合には、仮付
けされた状態の溶接継手部分3に溶接トーチ18
の先端が位置するようアーム15および溶接トー
チ18の伸縮機構14,17を調整・固定し、走
行台車11を一周走行させて初層の溶接を行な
う。
こののち、管1に対する管2の管軸l2のたおれ
量を検出するため、溶接トーチ18と管1,2と
の間にわずかな電圧Vをかけ、溶接トーチ18が
管1,2の表面に接触した瞬間を検知器20で検
出できるようにし、この検出信号を制御装置13
に入力する。
そして、アーム15の伸縮機構14でアーム1
5を所定量縮めた状態(Z=Z1)として走行台車
11を走行させ、溶接トーチ18の伸縮機構17
で管1の放射方向γに往復動させながら管1の表
面に溶接トーチ18が溶接する瞬間である検出器
20の検知信号が制御装置13に入力されたとき
のポテンシヨメータ19の値(γ値)を測定・記
憶して行く。
同様にして、アーム15を所定量伸ばした状態
(Z=Z2)で管2の外周のγ値をポテンシヨメー
タ19で測定・記憶して行く。
この管1,2の外周のγの値の測定を行なう場
合、走行台車11に搭載されているアーム15は
一定の高さ、すなわちγa値を有しているので、こ
の高さを基準として測定し、この値からの変化長
としてR3、R4を記憶するようにしており、その
結果を示したものが第4図である。
そして、管軸l2のたおれ量はそれぞれの角度θ
の点におけるR3とR4の差として求められ、第4
図の場合には、θ=90度の所で最小となつてお
り、この|R3−R4|の最小値が得られるθの方
向に管軸l2がたおれていることがわかる。
そこで、制御装置13により走行台車11をθ
=90゜+180゜=270゜の所まで走行させ、管軸l2がた
おれた方向と反対側のS点を第2層の溶接開始点
として円周溶接を行なう。
こうして、円周溶接と管軸のたおれ量の測定と
を繰り返すことで溶接作業が完了する。
なお、上記実施例では、走行台車を管の外周に
取付けた環状のレールに沿つて走行させるように
して円周溶接および管軸のたおれ量を測定するよ
う構成したが、溶接装置を固定式とし、被溶接物
である管をその管軸まわりに摩擦ローラや回転チ
ヤツク等で回転駆動して円周溶接および管軸のた
おれ量を測定するよう構成しても良い。
また、走行台車の走行駆動やアームおよび溶接
トーチの伸縮駆動の各機構はラツクとピニオンを
用いるものや送りねじを用いるもの等種々の機構
を用いることができる。
さらに、この管の自動溶接方法は、TIG、
MIG、サブマージ等に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上実施例とともに具体的に説明したようにこ
の発明によれば、管を突き合せて多層円周溶接す
る場合に前層の溶接終了後、一方の管に対する他
方の管の管軸のたおれ量を検出し、管軸がたおれ
た方向と反対側を溶接開始点として次層の溶接を
行なうよう制御するようにしたので、溶接による
収縮変形を最少にすることができ、例えば、管径
が200φmmで肉厚が25mmの鋳鋼管(c/s)やス
テンレス管(sus)を60度開先で溶接すると、管
の軸芯の収縮が5〜8mmも発生するが、この発明
方法によれば、これをほとんど無くすことができ
た。
したがつて、溶接後の組立等を容易に行なうこ
とができる。
また、従来方法では、仮付け後、初層から数
層、手溶接したのちでなければ自動溶接が困難で
あつたものが、初層から自動溶接することが可能
となり、溶接の無人化ができるとともに、溶接能
率の向上がはかられる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの発明の管の自動溶接方法
の一実施例にかかり、第1図は原理説明図、第2
図は管のγ軸長さの変化の説明図、第3図は溶接
装置の概略構成図、第4図は管のγ軸長さの変化
量を示す説明図、第5図は溶接変形の説明図であ
る。 1,2……管、3……溶接継手部分、10……
走行レール、11……走行台車、12……ロータ
リエンコーダ、13……制御装置、14,17…
…伸縮機構、15……アーム、16,19……ポ
テンシヨメータ、18……溶接トーチ、20……
検出器、γ,θ,Z……円柱座標、l1,l2……管
軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 管を突き合せて多層円周溶接するに際し、前
    層の溶接終了後、一方の管に対する他方の管の管
    軸のたおれ量を検出し、この検出値により管軸が
    たおれた方向と反対側を溶接開始点として次層の
    溶接を行なうよう制御することを特徴とする管の
    自動溶接方法。
JP7917785A 1985-04-16 1985-04-16 管の自動溶接方法 Granted JPS61238466A (ja)

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JP7917785A JPS61238466A (ja) 1985-04-16 1985-04-16 管の自動溶接方法

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JP7917785A JPS61238466A (ja) 1985-04-16 1985-04-16 管の自動溶接方法

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Publication Number Publication Date
JPS61238466A JPS61238466A (ja) 1986-10-23
JPH032586B2 true JPH032586B2 (ja) 1991-01-16

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JP6522316B2 (ja) * 2014-10-31 2019-05-29 三菱重工業株式会社 円筒構造物の溶接システム及び溶接方法
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