JPH03258647A - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents

車両のスリップ制御装置

Info

Publication number
JPH03258647A
JPH03258647A JP2057591A JP5759190A JPH03258647A JP H03258647 A JPH03258647 A JP H03258647A JP 2057591 A JP2057591 A JP 2057591A JP 5759190 A JP5759190 A JP 5759190A JP H03258647 A JPH03258647 A JP H03258647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
control
value
road surface
outside temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2057591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Tsuyama
俊明 津山
Kazutoshi Nobumoto
信本 和俊
Fumio Kageyama
景山 文雄
Haruki Okazaki
晴樹 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2057591A priority Critical patent/JPH03258647A/ja
Priority to US07/665,191 priority patent/US5159991A/en
Priority to DE4107337A priority patent/DE4107337A1/de
Publication of JPH03258647A publication Critical patent/JPH03258647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/175Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel spin during vehicle acceleration, e.g. for traction control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2270/00Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
    • B60T2270/20ASR control systems
    • B60T2270/206Monitoring, e.g. parameter monitoring, plausibility check
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2270/00Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
    • B60T2270/20ASR control systems
    • B60T2270/208ASR control systems adapted to friction condition

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の走行状態に応じて車輪の路面に対する
スリップを抑制するように制御するスリップ制御装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭62−251268号公報に示され
るように、車両の加速時において駆動輪の路面に対する
スリップ値が所定値以上となったときに、エンジンの出
力を低下させるとともに、駆動輪に制動力を付与するこ
とにより、駆動輪への付与トルクを減少させてグリップ
力を回復させ、駆動輪のスリップを抑制するトラクショ
ン制御機能を備えたスリップ制御装置が知られている。
また、特開昭60−255558号公報に示すように、
ブレーキ操作時に車輪がロックするのを防止して適正な
制動力が得られるように、各車輪に付与されるブレーキ
圧を制御するアンチスキッド制御機能を備えたスリップ
制御装置が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように車輪の路面に対するスリップを抑制するス
リップ制御を実行する場合、その制御状態は路面μに応
じて大きく変化する。例えば、凍結路等の路面μが小さ
い道路の走行時には、車輪と路面との間に作用する摩擦
抵抗が極めて小さいため、上記スリップ制御装置によっ
て車輪に同じ制動力を付与した場合においても、通常の
路面の走行に比べて車輪の挙動が大きく変化することと
なる。
したがって、上記スリップ制御装置による車輪の制御状
態を路面μに応じて変化させることが望ましいが、スリ
ップ制御の開始時点においては正確な路面μを求めるこ
とができないため、路面の状態に対応した適正なスリッ
プ制御を実行することができないという問題があった。
すなわち、上記路面μは通常、スリップ制御を実行する
ことによって変化する車輪のスリップ値に応じて算出し
ており、スリップ制御め開始時点において正確な路面μ
を知ることができないため、従来装置ではスリップ制御
開始時に使用する推定路面μの初期値を最大値に設定し
、その値に応じてスリップ制御開始時点を判断していた
。このため、低温路の走行時に、スリップ制御開始時点
を正確に判断することができず、制御の応答性が悪いと
いう問題があった。
なお、上記低温路走行時における制御の応答性を向上さ
せるため、推定路面μの初期値を低μ路に相当する小さ
い値に設定することも考えられるが、この場合には凍結
路以外の通常路の走行時において、頻繁にスリップ制御
が実行される結果、車両の挙動が不安定になるという問
題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、路面μに応じた迅速かつ適正なスリップ制御を実
行し、凍結路等の路面μの小さい道路の走行時における
制御応答性を改善して車両の走行安定性を向上させるこ
とができるとともに、通常の路面の走行時に、頻繁にス
リップ制御が実行されるのを防止して車両の挙動を安定
させることができるスリップ制御装置を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載された発明は、車両の走行状態と、路面
μとに応じて車輪の路面に対するスリップを抑制するよ
うに制御する制御手段を備えた車両のスリップ制御装置
において、外気温を検出する外気温センサと、この外気
温センサの検出信号に応じて外気温が低いことが確認さ
れた場合に、車輪のスリップ制御に使用する路面μの初
期値を通常時に比べて小さい値に変更する制御状態変更
手段とを設けたものである。
請求項2に記載された発明は、車両の走行状態゛7、(
1、・、ツー に応じて車輪の路面に対するdを抑制するように制御す
る制御手段を備えた車両のスリップ制御装置において、
外気温を検出する外気温センサと、この外気温センサの
検出信号に応じて外気温が低いことが確認された場合に
、車輪のスリップ制御開始時の基準値を通常時に比べて
小さい値に変更する制御状態変更手段とを設けたもので
ある。
請求項3に記載された発明は、車両の走行状態に応じて
駆動輪への付与トルクを制御することにより、路面に対
する駆動輪のスリップ値を目標値以下に抑制する制御手
段を備えたスリップ制御装置において、外気温を検出す
る外気温センサと、この外気温センサの検出信号に応じ
て外気温が低いことが確認された場合に、上記スリップ
制御時の目標値を通常時に比べて小さい値に変更する制
御状態変更手段とを設けたものである。
〔作 用〕
上記請求項1記載の本発明によれば、外気温が低く路面
が凍結している可能性がある場合には、通常時に比べて
推定路面μが小さい値に変更され、これによって車輪が
スリップしているか否かの判断基準となる基準値が、通
常時に比べて小さな値に設定されることになる。
また請求項2記載の本発明によれば、外気温が低く、路
面が凍結している可能性のある場合には、通常時に比べ
て小さい値に設定された基準値に応じて車輪がスリップ
しているか否かが判定され、これによって車輪のスリッ
プが早期に検出されてスリップ制御が適正に実行される
ことになる。
また請求項3記載の本発明によれば、外気温が低く、路
面が凍結している可能性がある場合には、通常時に比べ
てスリップ制御の目標値が小さな値に設定され、加速時
に駆動輪のスリップ値を小さい値に収束させるようにス
リップ制御が実行されることになる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の実施例に係るスリップ制御装置を備
えた車両を示し、このスリップ制御装置は、トラクショ
ン制御を実行するエンジンの出力制御手段と、駆動輪の
制動力制御手段とからなっている。この車両は、従動輪
となる左右の前輪1L、IRと、駆動輪となる左右の後
輪2L、2Rとを備え、エンジン3の駆動力が自動変速
機4、プロペラシャフト5、ディファレンシャル6およ
び左右の車軸7L、7Rを介して後輪2L、2Rに伝達
されるように構成されている。
上記自動変速機4は、公知のようにトルクコンバータ8
と、多段変速歯車機構9とからなり、この多段変速歯車
機構9の油圧回路に組み込まれた複数のソレノイドlO
の励磁と消磁との組み合わせを変更することにより、変
速が行われる。また、上記トルクコンバータ8は、油圧
作動式のロックアツプクラッチ11を有し、その油圧回
路に組み込まれたソレノイド12の励磁と消磁とを切り
替えることにより、締結と締結解除とが行われるように
なっている。
上記ソレノイド10.12は、変速制御用の制御ユニッ
ト(図示せず)から出力される制御信号に応じて制御さ
れる。この制御ユニットは、公知のように予め設定され
た変速特性およびロックアツプ特性と、スロットル開度
センサおよび車速センサから出力される検出信号とに基
づいて所定の変速制御およびロックアツプ制御を実行す
るための制御信号を上記ソレノイド10.12に出力す
るように構成されている。
また、上記前輪IL、IRおよび後輪2L、2Rには、
それぞれブレーキ15a〜15dが設けられ、各ブレー
キ15a〜15dのキャリパ16a〜16dには、ブレ
ーキ圧供給用の配管17a〜17dが接続されている。
そしてブレーキペダル18の踏込み力が液圧倍力式の倍
力装置19によって倍力されてマスクシリンダ20に伝
達され、このマスクシリンダ20の第1吐出口21aか
ら配管17aを経て左前輪ILのキャリパ16aにブレ
ーキ液圧が供給され、かつマスクシリンダ20の第2吐
出口21bから配管17bを経て右前輪1Rのキャリパ
16bにブレーキ液圧が供給されるように構成されてい
る。
上記倍力装置19には、配管22を介してポンプ23か
らの液圧が供給され、その余剰液圧はリターン用配管2
4を介してリザーブタンク25に戻されるようになって
いる。上記配管22から分岐した分岐管22aが後述す
る配管27との合流部Gに連結され、上記分岐管22a
には電磁式の開閉弁26が設けられている。また、上記
倍力装置19において発生した倍力用液圧は、配管27
を介して上記合流部Gに供給されるようになっており、
この配管27には電磁式開閉弁28が設けられている。
そして上記配管27には、合流部G側へのブレーキ油の
流れを許容し、その逆方向の流れを阻止する一方向弁2
9が電磁式開閉弁28と並列に設けられている。
上記合流部Gには、左右後輪用のブレーキ配管17c、
17dが接続され、この配管17c、17dには、電磁
式開閉弁29A、30Aが設けられている。そして上記
電磁式開閉弁29Aの設置0 部の下流側には、電磁式開閉弁29Bを有するリリーフ
通路31Lが配設され、また電磁式開閉弁30Aの設置
部の下流側には、電磁式開閉弁30Bを有するリリーフ
通路31Rが配設されている。
上記各開閉弁26.28.29A、29B、30A、3
0Bは、後輪2L、2Rの制動力制御手段32を構威し
、スリップ制御用の制御ユニットUTRによって制御さ
れる。そしてスリップ制御を行わないときには、図示の
ように、開閉弁26が閉じられるとともに、開閉弁28
が開かれ、かつ開閉弁29A、30Aが開かれている。
これにより、ブレーキペダル18が踏み込まれると、前
輪用ブレーキ15a、15bにはマスクシリンダ20か
らブレーキ液圧が供給される。また、後輪用ブレーキ1
5c、15dには、液圧倍力装置19からの倍力液圧が
ブレーキ液圧として配管27を介して供給される。
また、後輪2L、2Hのスリップ制御を行うときには、
上記制御ユニットUTRからの制御信号に応じて開閉弁
28が閉じられるとともに、開閉1 弁26が開かれる。そして、開閉弁29A、29Bおよ
び30A、30Bをそれぞれデユーティ制御することに
よってブレーキ液圧の保持と昇圧と降圧とが行われるよ
うになっている。すなわち、開閉弁26が開いている状
態で各開閉弁29A。
29B、30A、30Bが閉じているときにブレーキ液
圧が保持される。また、開閉弁29A、30Aが開き、
開閉弁29B、30Bが閉じているときにブレーキ液圧
が昇圧状態となり、また開閉弁29A、30Aが閉じ、
開閉弁29B、30Bが開いているときにブレーキ液圧
が降圧状態となる。そして分岐管22aを経たブレーキ
液圧は、一方向弁29のバイパス作用によってブレーキ
ペダル18の反力として作用しないようになっている。
なお、上記制動力制御手段32によってスリップ制御を
行っている状態において、ブレーキペダル↑8が踏み込
まれると、その踏み込みに応じて倍力装置19からのブ
レーキ液圧が、一方向弁29を介して後輪用ブレーキ1
5c、15dに供給2 される。
上記スリップ制御用の制御ユニットUTRは、車両の加
速時に後輪2L、2Rへの付与トルクを低減してそのス
リップを抑制するため、上記のようにして後輪2L、2
Hに制動力を付与して制動力制御を実行するとともに、
エンジン3の駆動トルクを低減する出力制御を実行する
。この出力制御は、エンジン3の吸気通路33に配設さ
れたサブスロットル開度調節機構34によって行われる
このサブスロットル開度調節機構34は、アクセルペダ
ル35によって開閉操作されるスロットル弁36の上流
側に配設されたサブスロットル弁37と、このサブスロ
ットル弁37を駆動するアクチュエータ38とからなっ
ている。そしてスリップ発生時に、上記制御ユニットU
TRからアクチュエータ38に出力される制御信号に応
じ、サブスロットル弁37を開閉操作することにより、
エンジン3の出力を制御するように構成されている。
上記スリップ制御用の制御ユニットUTRには、各車輪
IL、IR,2L、、2Rの回転速度を検出3 する車輪速センサ39a〜39d1スロツトル弁36の
開度を検出するスロットル弁センサ40、車速を検出す
る車速センサ41、サブスロットル弁37の開度を検□
出するサブスロットル弁センサ42、ハンドル舵角を検
出する舵角センサ43、上記走行モード等をマニュアル
設定する際に使用する使用するスイッチ44、ブレーキ
ペダル18が踏み込まれたことを検出するブレーキセン
サ45および外気温を検出する外気温センサ46からの
出力信号が入力される。
そして上記各出力信号に応じ、上記制御ユニツ)UTR
において、後輪2L、2Rのスリップ値を算出し、その
算出結果に応じて第2図に示すように、後輪2L、2H
の制動力制御とエンジン3の出力制御とからなるスリッ
プ制御が実行される。
また、上記制御ユニットUTR内に設けられた制御状態
変更手段47において、上記外気温センサ46の検出信
号に応じて外気温が予め設定された基準温度以下である
ことが確認された場合には、後述するように、上記サブ
スロットル開度調節機4 構34からなる出力制御手段および制動力制御手段32
の制御状態が変更されるように構成されている。
上記第2図において、SSは後輪2L、2Rのスリップ
制御開始時の基準値、つまりスリップ制御を開始すべき
か否かの判断基準となるスリップ値のしきい値を示して
いる。そして車両の加速時において、後輪2L、2Hの
スリップ値が上記基準値SS以上に増大するt□時点に
至るまでの領域では、サブスロットル弁37が最大開放
状態に維持され、スロットル弁36の開度に応じて吸気
通路33の開度Tnが設定される。すなわち、アクセル
ペダル35の踏み込み値に対応して開閉操作されるスロ
ットル弁36の開度TH−Bに応じ、吸気通路33の開
度Tnが設定されてエンジン3の出力制御が実行される
そして後輪2L、2Rの回転速度の増大に応じてそのス
リップ値が増大し、上記スリップ制御開始時の基準値S
S以上となったt1時点において、アクチュエータ38
が作動され、サブスロットル5 弁37の開度を後述する初期設定値SMに低下させるよ
うにフィードフォード制御が実行される。
この結果、上記サブスロットル弁37の開度がスロット
ル弁36の開度よりも小さくなり、このサブスロットル
弁37の開度に応じて吸気通路33の開度Tnが設定さ
れる。その後、後輪2L、2Rのスリップ値が後述する
エンジン出力制御用の目標値SETとなるように、上記
サブスロットル弁37の開度TH−Mがフィードバック
制御される。
また上記スリップ制御の開始時点t1から後輪2L、2
Hのスリップ値がさらに増大し、後述する制動力制御用
の目標値SBTを越えた時点t2において、後輪2L、
2Hのブレーキ↑5c、15dに対してブレーキ液圧が
供給され、上記後輪2L、2Rのスリップ値が上記目標
値SBT以下となるt3時点に至るまで、後輪2L、2
Rの制動力がフィードバック制御される。
次に、制御ユニットUTRによるスリップ制御の詳細に
ついて、第3図に示すフローチャートに6 基づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、ま
ずステップS1おいて、各センサおよびスイッチからの
信号に基づいて各データが入力される。次いでステップ
S2において、駆動輪である後輪2L、2Hの回転速度
VKから従動輪である前輪IL、IRの回転速度VJを
減算することにより、後輪2L、2Hのスリップ値Sを
算出する。
このスリップ値Sを算出する際には、従動輪用の回転速
度VJとして左右前輪IL、IRの回転速度の平均値を
用いる。また、駆動輪の回転速度VKとして左右後輪2
L、2Rの回転速度のうち大きい方の値もしくは左右後
輪2L、2Hの個々の回転速度を用いる。
次いで、ステップS3において、アクセルが全開状態で
あるか否かを判定する。そしてアクセルが全閉状態では
なく、所定の加速状態にあることが確認された場合には
、ステップS4において、スリップフラグSFが1であ
るか否か、つまり現在スリップ制御を実行中であるか否
かを判定する。
この判定の結果、スリップ制御を実行していない7 ことが確認された場合には、ステップS5において、外
気温センサ46によって検出された外気温が50C以下
の低温か否かを判定する。この判定の結果、外気温が5
0C以下であることが確認された場合には、ステップS
6において、推定路面μの初期値、つまりスリップ制御
開始時に使用する路面μの値として中μ路に相当する3
、0を選択する。また、上記ステップS5で外気温が5
0Cよりも大きいと判定された場合には、ステップS7
において、推定路面μの初期値として高μ路に相当する
5、0を選択する。
その後、ステップS8において、スリップ制御開始時の
基準値SS1つまりスリップ制御を開始すべきか否かの
判断基準となるしきい値を設定する。例えば、第4図に
示すように、路面μをパラメータとして記憶されたスリ
ップ制御用の基本スリップ値SSOのマツプから上記推
定路面μの初期値に対応する基本スリップ値SSOの値
を読出す。そして第5図に示す車速をパラメータとする
ゲイン係数VGのマツプ、第6図に示すアクセル8 開度をパラメータとするゲイン係数ACPGのマツプ、
第7図に示す舵角をパラメータとするゲイン係数5TR
Gのマツプおよび第8図に示す運転者のスイッチ操作に
応じて選択される走行モードに対応したゲイン係数MO
DECのテーブルから各ゲイン係数を読出し、これらの
値を上記基本スリップ値SSOにそれぞれ掛は合わせる
ことにより、スリップ制御開始時の基準値SSを求める
次いで、ステップS9において、後輪2L、2Rのスリ
ップ値Sが上記スリップ制御開始時の基準値SS以上で
あるか否かを判定する。そして上記ステップS9でYE
Sと判定された場合には、ステップSIOにおいて、ス
リップフラグSFをlにセットした後、ステップS11
において、エンジン3の出力制御を実行するとともに、
ステップS12において、後輪2L、2Rの制動力制御
を実行する。
なお、上記ステップS4でYESと判定され、現在すで
にスリップ制御中であることが確認された場合には、ス
テップSllに進んでスリップ制御9 御を継続する。また上記ステップS3においてアクセル
が全閉状態であると判定され、あるいはステップS9に
おいて後輪2L、2Rのスリップ値Sがスリップ制御開
始時の基準値SSよりも小さいと判定され、スリップ制
御を実行する必要がないことが確認された場合には、ス
テップS13において、スリップフラグを0にセットし
た後、リターンする。
次に上記エンジン出力制御を、第9図に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、ステップS21におい
て、現時点おいてスリップフラグが0から1に変化した
か否か、つまり現時点が第2図に示すスリップ制御の開
始時点t1であるか否かを判定する。この判定結果がY
ESであれば、ステップS22において、外気温が50
C以下の低温であるか否かを判定する。
そして上記ステップS22で外気温が50C以下である
ことが確認された場合には、ステップS23において、
予め設定された低温路走行時のサブスロットル弁37の
初期設定値SM1を読出し0 た後、ステップS24において、上記初期設定値SMI
に応じてアクチュエータ38を作動させ、サブスロット
ル弁37の開度を絞って吸気通路33の開度Tnを制御
する。また、上記ステップS22で外気温が50Cより
も高いことが確認された場合には、ステップS25にお
いて、上記低温路走行時の初期設定値SM1に比べてサ
ブスロットル弁37の開度が大きく設定された通常路走
行時のサブスロットル弁37の初期設定値SM2を読出
した後、ステップS24に移行する。
また、上記ステップS21でNoと判定され、すでにス
リップ制御が開始されていることが確認された場合には
、ステップS26において、スリップ制御時の車体加速
度等から推定路面μを算出した後、ステップS27にお
いて、外気温が50C以下であるか否かを判定する。そ
して上記ステップS27で外気温が50C以下であるこ
とが確認された場合には、ステップS28において、低
温路走行時におけるエンジン出力制御用の目標値5ET
Iを求める。すなわち、第10図に示すよ1 うに、推定路面μをパラメータとして記憶された2種類
のエンジン出力制御用の基本スリップ値5TAOのマツ
プから、値の小さい方の基本スリップ値5TAOIを読
出し、この値に第5図ないし第8図に示す各ゲイン係数
を掛は合わせて低温路走行時におけるエンジン出力制御
用の目標値5ETlを算出する。
次いでステップS29において、後輪2L、2Rのスリ
ップ率Sが上記目標値5ETIに対応する目標値SET
よりも大きいか否かを判定する。
このステップ829で上記スリップ率Sが上記目標値S
ET以下であると判定された場合には、ステップS30
に進み、スリップフラグSFを0にセットしてスリップ
制御を終了する。
上記ステップ3.29で後輪2L、2Hのスリップ率S
が上記目標値SETよりも大きいと判定された場合には
、ステップS31において、第11図に示すように、車
速および路面μをパラメータとして設定されたサブスロ
ットル弁開度のマツプから、車両の走行状態に対応した
サブスロットル2 弁37の開度TH−M、つまり上記通常の走行時におい
てスリップ値Sを目標値SET以下とするために必要な
アクチュエータ38の操作量を読出した後、ステップS
24に進み、アクチュエータ38を作動させて吸気通路
33の開度Tnを制御する。
また、上記ステップS27で外気温が500よりも高い
ことが確認された場合には、ステップS32において、
上記推定路面μの下限値を3.0に設定する。つまり、
走行路が凍結路等の低μ路ではないと判断し、上記ステ
ップS31で求めた推定路面μが3..0以下である場
合に、その値を3.0に設定する。その後、ステップS
33において、第10図のマツプから上記推定路面μに
対応した基本スリップ5TAO2を読出し、この値に各
ゲイン係数を掛は合わせることにより、通常路走行時の
目標値5ET2、つまり上記低温路走行時の目標値5E
TIよりも大きい値となる目標値を求めた後、上記ステ
ップ829に進む。
次に、上記後輪2L、2Rの制動力制御を、第3 12図に示すフローチャートに基づいて説明する。
この制動力制御がスタートすると、まずステップ841
において、外気温が50C以下であるか否かを判定する
。そして外気温が50C以下であることが確認された場
合には、ステップ842において、低温路走行時におけ
る制動力制御用の目標値5BTIを求める。すなわち、
第13図に示すように、推定路面μをパラメータとして
記憶された2種類の制動力制御用の基本スリップ値5T
BOのマツプから、値の小さい方の基本スリップ値5T
BOIを読出し、この値に第5図ないし第8図に示す各
ゲイン係数を掛は合わせて低温路走行時における制動力
制御用の目標値5BTIを算出する。
次いでステップ843において、後輪2L、2Rのスリ
ップ値Sが、上記低温路走行時の目標値5BTIに対応
する目標値SBTよりも大きいか否かを判定し、YES
と判定された場合には、ステップS44において、上記
スリップ値Sを目標値SBT以下とするための制動力制
御を実行する。
4 また、上記ステップS43において上記スリップ量Sが
目標値SBT以下であると判定された場合には、ステッ
プS45において、現在制動力制御を実行中であるか否
かを判定する。この判定がYESの場合には、ステップ
S46において、上記制動力を徐々に低下させて制動力
制御を終了する。なお、上記ステップS45の判定がN
oの場合には、そのままリターンする。
また、上記ステップS41において、外気温が500よ
りも高いことが確認された場合には、ステップS27に
おいて、第13図に示す基本スリップ値5TBO2に基
づき、通常路走行時における制動力制御用の目標値5B
T2、つまり上記通常路走行時おける上記目標値5BT
Iよりも大きい値となる目標値を求めた後、上記ステッ
プS43に進む。
上記のように、加速時に駆動輪のスリップを抑制するト
ラクション制御機能を備えたスリップ制御装置において
、外気温に応じて推定路面μの初期値を変更し、低温路
走行時に、上記初期値を通5 常路走行時に比べて小さい値に変更するようにしたため
、道路が凍結する可能性がある低温路走行時において早
期に上記スリップ制御を実行することができる。すなわ
ち、路面μを計算することができないスリップ制御の開
始時に、従来装置のように推定路面μの初期値を最大値
に設定してスリップ制御を開始するか否かを判定するも
のに比べ、スリップ制御開始時の基準値が小さな値に設
定されるため、スリップ制御の開始時点を適正かつ早期
に判断することができる。したがって、駆動輪がスリッ
プし易い凍結路等の走行時に、早期にスリップ制御を実
行してスリップ制御の応答性を向上させることができる
。しかも路面が凍結する可能性が低く、駆動輪がスリッ
プしにくい通常路の走行時には、上記推定路面μの初期
値として大きな値が選択されてスリップ制御時の基準値
が大きな値に設定されるため、頻繁にスリップ制御が実
行されるのを防止することができる。
また、上記のようにスリップ制御開始後に、駆動輪のス
リップ値を一定値に収束させるための工6 ンジン出力制御用の目標値SETおよび制動力制御用の
SBTとして、それぞれ2種類の値を設け、低温路走行
時には、通常路走行時の目標値5ET2および5BT2
に比べてそれぞれ小さい値の目標値5ETIおよび5B
TIを選択してスリップ制御を実行するように構成した
場合には、凍結路等の低μ路の走行時に駆動輪がスリッ
プするのを効果的に抑制し、より適正なスリップ制御を
実行することができる。
特に上記実施例に示すように、スリップ制御開始時にお
けるサブスロットル開度の初期値SMとして2種類の値
を設け、低温路走行時に、通常路走行時の初期値SM2
に比べて小さな値の初期値SM1を選択して吸気通路3
3の開度Tnを制御するように構成した場合には、凍結
路等の低μ路の走行時における駆動輪のスリップを迅速
に低減することができるという利点がある。
なお、上記実施例では、スリップ制御開始時の推定路面
μの初期値を低温時と高温時とで異ならせることにより
、トラクション制御を実行するか7 否かを判定するしきい値となる基準値SSの値を変更す
るように構成しているが、上記基準値SSとして予め2
種類の基準値を設け、外気温に応じて上記基準値を変更
し、低温時には通常時に比べて上記基準値SSを小さい
値に変更するように構成してもよい。そしてこの場合に
おいても、スリップ制御を開始すべきか否かを適正かつ
早期に判断し、駆動輪がスリップし易い凍結路等の走行
時にスリップ制御の応答性を向上させることができると
ともに、路面が凍結する可能性が低く、駆動輪がスリッ
プしに(い通常路の走行時において頻繁にスリップ制御
が実行されるのを防止することができる。
また、上記実施例では、サブスロットル開度調節機構3
4からなる出力制御手段によってスリップ制御時にエン
ジン出力を制御するように構成した例について説明した
が、上記サブスロットル開度調節機構34に加えてエン
ジン3の点火時期制御手段を設けてもよい。すなわち、
スロットル弁センサ40から出力される検出信号と、エ
ンジン8 3の回転数を検出する回転すセンサから出力される検出
信号に応じて点火時期を決定し、これに基づいた制御信
号をエンジン3のイグナイタに出力して点火時期を遅角
補正することにより、スリップ制御時におけるエンジン
3の出力制御を実行するように構成してもよい。
また本発明は、車両の加速時に駆動輪のスリップを抑制
するトラクション制御を実行するスリップ制御装置に限
定されることなく、ブレーキ操作時に従動輪および駆動
輪がロックするのを防止するアンチスキッド制御を実行
するスリップ装置についても適用することができる。す
なわち、従動輪となる前輪IL、IRおよび駆動輪とな
る後輪2L、2Rの制動力をそれぞれ個別に制御する制
動力制御手段を備えたスリップ制御装置において、アン
チスキッド制御を実行する場合の制御動作を、第14図
に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS51において、スリップ制御を実行中
であることを示すフラグASFが1か否9 かを判定する。この判定がNoである場合には、ステッ
プS52において、外気温が50C以下であるか否かを
判定する。そして外気温が50C以下で、路面が凍結し
ている可能性があることが確認された場合には、ステッ
プS53において、スリップ制御開始時の推定路面μの
初期値を低μ路に相当する1、Oに設定した後、この値
に基づき、ステップS54において、スリップ制御を開
始すべきか否かを判断する基準値、つまり路面μをパラ
メータとして予め設定されたマツプから車輪がロック状
態にあるか否かを判断するしきい値となる車両の減速度
を読出す。なお、上記ステップ52において、外気温が
500よりも高いと判定された場合には、路面が凍結す
る可能性が低いと判断し、ステップS55において、上
記初期値を中μ路に相当する3、0に設定した後、上記
ステップS54に進む。
その後、ステップS56において上記基準値と車両の減
速度を比較することにより、車輪がロック状態にあるか
否かを判定する。この判定におい0 て車輪がロック状態にあることが確認された場合には、
ステップS57において、フラグASFを1にセットし
、車輪に付与されるブレーキ圧を低下させて上記ロック
状態を解・除するスリップ制御を実行する。また、上記
ステップ856において車輪がロック状態にないことが
確認された場合には、そのままリターンするる また、上記ステップS51で現在すでにスリップ制御を
実行中であることが確認された場合には、ステップS5
8において、車体の加速度に応じて推定路面μを設定す
る。すなわち、例えば第15図に示すように、車体の加
速度をパラメータとして設定された路面μのマツプに基
づいて推定路面μの値を読出す。その後、ステップ85
9に移行して上記推定路面μに応じ、スリップ制御を開
始すべきか否かを判断する基準値を設定する。
次いでステップS60において、上記基準値に基づき、
車輪がロック状態にあるか否かを判定する。この判定に
おいて車輪がロック状態にないことが確認された場合に
は、ステップS61におい1 て、フラグASFをOにセットしてスリップ制御を終了
する。なお、上記ステップS60で車輪がロック状態に
あることが確認された場合には、そのままリターンし、
スリップ制御を継続する。
このように、ブレーキ操作時に車輪のロックを防止する
アンチスキッド機能を備えたスリップ制御装置において
、スリップ制御開始時の推定路面μの初期値を外気温に
応じて変更し、低温時には、通常時に比べて上記初期値
を小さく設定するようにした場合には、スリップ制御を
開始すべきか否かの判断基準となる基準値を適正に設定
することができる。すなわち、路面が凍結する可能性の
高い低温時に、上記基準値を通常時に比べて小さくする
ことにより、車輪のロックを早期に検出することができ
、凍結路の走行時にブレーキ操作した場合に、車輪がロ
ックするのを効果的に抑制することができる。
なお、スリップ制御を開始するか否かを判断する基準値
として2種類の基準値を設け、低温路の走行時に、通常
路の走行時に比べて小さな値に設2 定された基準値を選択してロック判定を行うように構成
した場合においても、凍結路の走行時に車輪がロックす
るのを効果的に防止することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は外気温センサの検出信号
に応じ、外気温が低いことが確認された場合に、車輪の
スリップ制御に使用する推定路面μの初期値を、通常時
に比べて小さい値に変更するように構成したため、車輪
がスリップしているか否かを判定する基準値が上記初期
値に基づいて小さな値に変化することとなる。したがっ
て、路面が凍結している可能性がある低温路の走行時に
車輪がスリップしていることを適正に検出し、車輪のス
リップを早期に抑制することができ、凍結路等の路面μ
の小さい道路の走行時における制御応答性を改善するこ
とができる。また、通常の路面の走行時に、頻繁にスリ
ップ制御が実行されるのを防止して車両の挙動を安定さ
せることができるという利点がある。
3 また、車輪がスリップしているか否かを判定する基準値
として予め2種類の基準値を設け、外気温に応じて上記
基準値を変更し、低温時には通常時に比べて上記両基準
値のうち値の小さい方の基準値を選択するように構成し
た場合においても、車輪のスリップを外気温に応じて適
正に判定することができる。
また、加速時におけるスリップ制御開始後に駆動輪のス
リップ値を一定に収束させるための目標値として予め2
種類の値を設定し、低温時には通常時に比べて、上記目
標値を小さい値に変更するように構成した場合には、凍
結路等の低μ路の走行時に駆動輪がスリップするのを効
果的に抑制して適正なトラクション制御を実行すること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスリップ制御装置の実施例を示す
全体系統図、第2図はスリップ制御の概要を示すタイム
チャート、第3図はスリップ制御装置の制御動作を示す
フローチャート、第4図は4 路面μをパラメータとしたスリップ制御用の基本スリッ
プ値を表すマツプ、第5図は車速をパラメータとしたゲ
イン係数を表すマツプ、第6図はアクセル開度をパラメ
ータとしたゲイン係数を示すマツプ、第7図は舵角をパ
ラメータとしてゲイン係数を示すマツプ、第8図は走行
モードに対応したゲイン係数を示す図表、第9図はエン
ジンの出力制御動作を示すフローチャート、第10図は
推定路面μをパラメータとしたエンジン出力制御用の基
本スリップ値を示すマツプ、第11図は車速および路面
μをパラメータとしたサブスロットル開度のマツプ、第
12図は制動力制御動作を示すフローチャート、第13
図は路面μをパラメータとした制動力制御用の基本スリ
ップ値を示すマツプ、第14図はトラクション制御動作
を示すフローチャート、第15図は車体加速度をパラメ
ータとしたトラクション制御時の推定路面μのマツプで
ある。 IL、IR・・・従動輪(前輪)、2L、2R・・・駆
動輪(後輪)、32・・・制動力制御用、34・・・出
力5 制御手段(サブスロットル開度調節機構)、46・・・
外気温センサ、47・・・制御状態変更手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車両の走行状態と、路面μとに応じて車輪の路面に
    対するスリップを抑制するように制御する制御手段を備
    えた車両のスリップ制御装置において、外気温を検出す
    る外気温センサと、この外気温センサの検出信号に応じ
    て外気温が低いことが確認された場合に、車輪のスリッ
    プ制御に使用する路面μの初期値を通常時に比べて小さ
    い値に変更する制御状態変更手段とを設けたことを特徴
    とする車両のスリップ制御装置。 2、車両の走行状態に応じて車輪の路面に対するスリッ
    プを抑制するように制御する制御手段を備えた車両のス
    リップ制御装置において、外気温を検出する外気温セン
    サと、この外気温センサの検出信号に応じて外気温が低
    いことが確認された場合に、車輪のスリップ制御開始時
    の基準値を通常時に比べて小さい値に変更する制御状態
    変更手段とを設けたことを特徴とする車両のスリップ制
    御装置。 3、車両の走行状態に応じて駆動輪への付与トルクを制
    御することにより、路面に対する駆動輪のスリップ値を
    目標値以下に抑制する制御手段を備えたスリップ制御装
    置において、外気温を検出する外気温センサと、この外
    気温センサの検出信号に応じて外気温が低いことが確認
    された場合に、上記スリップ制御時の目標値を通常時に
    比べて小さい値に変更する制御状態変更手段とを設けた
    ことを特徴とする車両のスリップ制御装置。
JP2057591A 1990-03-07 1990-03-07 車両のスリップ制御装置 Pending JPH03258647A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2057591A JPH03258647A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 車両のスリップ制御装置
US07/665,191 US5159991A (en) 1990-03-07 1991-03-05 Slip control system for automotive vehicle
DE4107337A DE4107337A1 (de) 1990-03-07 1991-03-07 Schlupfregelsystem fuer kraftfahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2057591A JPH03258647A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 車両のスリップ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03258647A true JPH03258647A (ja) 1991-11-18

Family

ID=13060094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2057591A Pending JPH03258647A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 車両のスリップ制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5159991A (ja)
JP (1) JPH03258647A (ja)
DE (1) DE4107337A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05633A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Mazda Motor Corp 車両のスリツプ制御装置
EP0550997A1 (en) * 1992-01-10 1993-07-14 Lucas Industries Public Limited Company Method of and apparatus for detecting wheel spin
JP3223553B2 (ja) * 1992-02-24 2001-10-29 住友電気工業株式会社 トラクション制御禁止判断装置
DE4217710A1 (de) * 1992-06-01 1993-12-02 Porsche Ag Verfahren zur Erkennung einer winterglatten Fahrbahn
JPH06199160A (ja) * 1992-11-12 1994-07-19 Ford Motor Co 動いている自動車の下の表面の牽引特性を推定する方法
US5278761A (en) * 1992-11-12 1994-01-11 Ford Motor Company Method for vehicular wheel spin control that adapts to different road traction characteristics
US5390120A (en) * 1992-12-08 1995-02-14 Eaton Corporation Method and apparatus for determining a need for vehicle braking system maintenance
DE4301676A1 (de) * 1993-01-22 1994-07-28 Teves Gmbh Alfred Antriebsschlupfregelungssystem mit Bremsen- und/oder Motoreingriff
JP3052031B2 (ja) * 1993-04-30 2000-06-12 本田技研工業株式会社 車両の駆動輪トルク制御装置
DE4314826B4 (de) * 1993-05-05 2005-12-29 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren zur Bestimmung der Kraftschlußreserve von Fahrzeugen
JPH0874987A (ja) * 1994-09-01 1996-03-19 Toyota Motor Corp 自動変速機付車両のスリップ検出装置
US5517414A (en) * 1994-10-03 1996-05-14 Ford Motor Company Traction control system with active suspension
US5524080A (en) * 1994-11-22 1996-06-04 Zexel Torsen Inc. Traction control with variable threshold
US5671143A (en) * 1994-11-25 1997-09-23 Itt Automotive Europe Gmbh Driving stability controller with coefficient of friction dependent limitation of the reference yaw rate
DE19515056A1 (de) * 1994-11-25 1996-05-30 Teves Gmbh Alfred Bremsanlage
US5774821A (en) * 1994-11-25 1998-06-30 Itt Automotive Europe Gmbh System for driving stability control
US5732377A (en) * 1994-11-25 1998-03-24 Itt Automotive Europe Gmbh Process for controlling driving stability with a yaw rate sensor equipped with two lateral acceleration meters
US5742507A (en) * 1994-11-25 1998-04-21 Itt Automotive Europe Gmbh Driving stability control circuit with speed-dependent change of the vehicle model
US5710705A (en) * 1994-11-25 1998-01-20 Itt Automotive Europe Gmbh Method for determining an additional yawing moment based on side slip angle velocity
US5732378A (en) * 1994-11-25 1998-03-24 Itt Automotive Europe Gmbh Method for determining a wheel brake pressure
US5710704A (en) * 1994-11-25 1998-01-20 Itt Automotive Europe Gmbh System for driving stability control during travel through a curve
US5711024A (en) * 1994-11-25 1998-01-20 Itt Automotive Europe Gmbh System for controlling yaw moment based on an estimated coefficient of friction
US5732379A (en) * 1994-11-25 1998-03-24 Itt Automotive Europe Gmbh Brake system for a motor vehicle with yaw moment control
US5735584A (en) * 1994-11-25 1998-04-07 Itt Automotive Europe Gmbh Process for driving stability control with control via pressure gradients
US5694321A (en) * 1994-11-25 1997-12-02 Itt Automotive Europe Gmbh System for integrated driving stability control
US5701248A (en) * 1994-11-25 1997-12-23 Itt Automotive Europe Gmbh Process for controlling the driving stability with the king pin inclination difference as the controlled variable
US5671144A (en) * 1995-05-01 1997-09-23 Zexel Torsen Inc. Combined power limiting and power distributing traction control system for improving vehicle performance in turns
US5685619A (en) * 1996-02-21 1997-11-11 Catepillar Inc. Energy management method for a traction control system
US5929534A (en) * 1997-02-19 1999-07-27 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Device and method for improving performance and comfort of a vehicle
DE19821618C1 (de) * 1998-05-15 1999-09-16 Daimler Chrysler Ag Verfahren zum Erkennen von seitlich geneigten Kurven
DE59900755D1 (de) * 1998-06-22 2002-02-28 Continental Teves Ag & Co Ohg Regelschaltung zum regeln der fahrstabilität eines fahrzeugs anhand eines fahrzeugreferenzmodells
DE10004183A1 (de) * 1999-08-24 2001-03-01 Continental Teves Ag & Co Ohg Bremsanlage und Verfahren zu deren Betrieb
JP4657622B2 (ja) * 2004-04-27 2011-03-23 株式会社アドヴィックス 旋回制御装置、旋回制御方法および旋回制御プログラム
US7548805B2 (en) * 2006-03-27 2009-06-16 Fujitsu Ten Limited Vehicle control apparatus, vehicle control method and vehicle slip suppressing apparatus
JP5165794B2 (ja) * 2009-09-03 2013-03-21 ボッシュ株式会社 車両制動力制御装置
GB2486177A (en) * 2010-12-02 2012-06-13 Land Rover Uk Ltd Traction control method that allows for processing time delays
US10053100B2 (en) 2015-10-09 2018-08-21 Cnh Industrial America Llc Slip control system for an off-road vehicle
US10448555B2 (en) 2016-05-27 2019-10-22 Cnh Industrial America Llc System and method for scouting vehicle mapping

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184027A (ja) * 1983-04-04 1984-10-19 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車
JPS59216731A (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車
JPS61275031A (ja) * 1985-05-07 1986-12-05 Nissan Motor Co Ltd 4輪駆動車の駆動切換制御装置
JPH072448B2 (ja) * 1986-01-13 1995-01-18 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 4輪駆動の制御装置
US4779696A (en) * 1986-07-24 1988-10-25 Mazda Motor Corporation Vehicle slip control apparatus
DE3814957A1 (de) * 1988-05-03 1989-11-16 Bosch Gmbh Robert Regelsystem fuer abs und asr-anwendung
DE3814956A1 (de) * 1988-05-03 1989-11-16 Bosch Gmbh Robert Regelsystem fuer abs und asr-anwendung
DE3832025C2 (de) * 1988-09-21 1996-09-12 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zur Anfahrschlupfregelung (ASR)
US4938543A (en) * 1989-05-17 1990-07-03 General Motors Corporation Anti-lock braking/traction control braking system

Also Published As

Publication number Publication date
DE4107337A1 (de) 1991-09-12
US5159991A (en) 1992-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03258647A (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH0443150A (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JPH03284429A (ja) 車両のスリップ制御装置
JP4289294B2 (ja) トラクション制御装置
KR950014358B1 (ko) 차량의 앤티스키드 브레이크 장치
JP2923322B2 (ja) スリップ制御装置
JP3010075B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP3036956B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH0577705A (ja) 車両のアンチスキツドブレーキ装置
JP3207453B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3258444B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2970917B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2904901B2 (ja) 車両の運転制御装置
JP4506518B2 (ja) 駆動力制御装置
JPH04362457A (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH0569813A (ja) 車両のアンチスキツドブレーキ装置
JP2869471B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JPH04372449A (ja) 車両のスリップ制御装置
JPH04208666A (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JPH04362456A (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3059226B2 (ja) 車両のブレーキ制御装置
JP2863292B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JP3016907B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP3036955B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP2887998B2 (ja) 車両用トラクション制御装置