JPH0325819Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325819Y2
JPH0325819Y2 JP18525185U JP18525185U JPH0325819Y2 JP H0325819 Y2 JPH0325819 Y2 JP H0325819Y2 JP 18525185 U JP18525185 U JP 18525185U JP 18525185 U JP18525185 U JP 18525185U JP H0325819 Y2 JPH0325819 Y2 JP H0325819Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notched
sphere
wheel
running
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18525185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6292890U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18525185U priority Critical patent/JPH0325819Y2/ja
Publication of JPS6292890U publication Critical patent/JPS6292890U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0325819Y2 publication Critical patent/JPH0325819Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の属する技術分野 この考案は、車輪の回転と玩具全体のころがり
とにより進行する新規な転回走行玩具に関するも
のである。
従来技術とその欠点 従来の走行玩具は、いずれも車輪を走行面上で
回転させて進行するものばかりであり、その進行
態様は本物の自動車のそれからの予想を越えるこ
とがないため、進行態様が遊戯者に意外性を与え
ることはない。
この考案の目的 この考案は、走行玩具本体の形状及び走行車輪
の取付け位置と態様を工夫し、走行玩具本体の外
周面に可動凸部を設けることにより、車輪の走行
面上の回転による走行(以下、車輪走行という。)
と、玩具自体の走行面上のころがりによる走行
(以下、ころがり走行という。)との交互繰返し及
び可動凸部による転向により、従来の走行玩具か
らは予想もできない、非常に面白く、かつ、予測
困難な進行態様を示す転回走行玩具を提供するこ
とを目的とする。
この考案の実施例 [基本的構成とその作用] この考案の上記目的を達成するための基本的構
成は、底部において水平面に沿つて切除された中
空の切欠球体の内部にハズミ車により回転力を与
えられる車輪を設け、その車輪の外周面の一部を
前記切欠球体の底面から外部に突出させた点、及
び切欠球体の外周面に移動可能な凸部を設けた点
に特徴を有する。
この構成により、車輪を走行面に接触させて玩
具を進行方向に押し進めるとハズミ車の慣性回転
により、最初に車輪が走行面上を回転して進行す
る車輪走行が行なわれ、その走行中に走行面の凹
凸又は走行面上に存するゴミなどにより車輪が走
行抵抗を受けて走行速度が変化するため、切欠球
体がバランスを失つて前方向にわずかに傾斜して
底部前端部が走行面に接触し、これがはずみとな
つて慣性移動中の玩具がころがり始め、ころがり
走行により進行する。そのころがりにより再び車
輪が走行面に当接したときは、ハズミ車の慣性回
転力を受けている車輪により走行し、以後同様に
車輪走行ところがり走行を交互に行なつて進行
し、ハズミ車の慣性運動が止まるまで継続する。
そして、切欠球体外周の凸部が走行面に接触した
ときは進行方向が変換されるものである。
[具体的実施態様] 次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
この考案に係る転回走行玩具Tは、上記のよう
に底部において水平面に沿つて切除された中空の
切欠球体Aと、この切欠球体の内部に取付けら
れ、少なくともハズミ車とこのハズミ車により回
転力を与えられる車輪、又は図示の好ましい例の
ように、ハズミ車を兼ねた車輪Bと、及び切欠球
体の外周面に突設された可動凸部Cとからなつて
いる。車輪Bはその外周の一部を切欠球体Aの底
面の孔1から外部に突出させた状態で回転自在に
取付けられている。
可動凸部Cは軸2により切欠球体に固着され、
その軸を中心として回動して、位置変更可能であ
る。
上記の基本的構成に、好ましい実施例として、
走行中に球体の外周面に描かれたロボツト又は怪
獣などがその口から火を吐出するような動作をさ
せるための後述するような付随的構成が付加され
ている。
第2図及び第3図は、上記基本的構成のハズミ
車を兼ねる車輪及び付随的構成の切欠球体への取
付けを容易にした構造の一例を示している。同図
に沿つて、この考案の好ましい実施例を詳細に説
明すると、切欠球体Aは、下部において切欠され
た半球状のほぼ同一形状の左右の半部材A1,A2
を、その周縁において突き合せ、一方の半部材
A2の内部に設けた筒3に外部からねじを貫通し、
他方の半部材A1の内部に設けたねじ受へ筒4に
ねじ込むことにより形成されている。
5はハズミ車を兼ねる車輪B及び付随的構成を
切欠球体Aの内部に取付けるための枠であつて、
逆U字形に形成され、下部にハズミ車を兼ねる車
輪Bを軸6により回転自在に支持し、また、車輪
の上方にヤスリ車7を軸8により回転自在に支持
し、これらの中間に歯車9を軸10により回転自
在に支持するとともに、車輪B、歯車9及びヤス
リ車7の側面にそれぞれ固着した歯車11,1
2,13を所要の順序で噛み合せることにより、
車輪Bの回転がヤスリ車7に伝達され、かつ、両
者が同一方向に回転するようになつている。そし
て、枠5の上部には発火石14がその下端面が自
重によりヤスリ車7の上面に当接するように設け
てある。
枠5は、切欠球体がその両半部材A1,A2を結
合する前に、各半部材の内側に形成してある固定
板15の溝16に嵌合し、枠の底面を各半部材の
底部17上面に当接して、車輪Bの下部外周面を
底部に形成してある孔1から外部に突出させたの
ち両半部材を結合することにより、切欠球体内に
取付けられる。枠5の左右両側面に上下一対の突
起18を設け、その突起の間に固定板15を挿通
することにより、この玩具を走行面上に置いたと
きに車輪から加わる玩具荷重の上方の反力により
枠が上方に移動されることなく固定される。
切欠球体Aの前後両面には、ヤスリ車7と発火
石14との接線上において貫通する孔19f,1
9rが設けられている。
上記の構成により、この玩具は、第1図に示す
ように切欠球体Aを把持し、車輪Bを走行方向と
平行にし走行面に接触させて前方にすばやく押す
か、又は車輪を手のひらですばやくこすつて車輪
を回転させる。その状態で手を離すと、車輪はハ
ズミ車を兼ねているから、慣性回転して車輪走行
を行なう。また、ヤスリ車が回転されるため、孔
19f又は19rから火花が吐出し、あたかも奇
形ロボツトが火を噴いて路面を移動しているよう
な象を与える。
この場合、車輪Bは重さを有するため、回転速
度が高い間はジヤイロ効果を発揮し、切欠球体が
左右に揺れても車輪の軸が水平になるように傾き
が矯正されて直立状態で走行しようとする。ま
た、初速度が遅いとき、又は走行速度が遅くなつ
たときは左右に揺れるが車輪が切欠球体の切欠面
に突設してあるため、多少揺れてもその切欠面が
走行面に接触するので、直ちに左右にころがるこ
となく、安定して車輪走行を続けることができ
る。
これに対して、車輪走行中に走行面の凹凸又は
走行面上のゴミなどにより、車輪が走行抵抗を受
けたときは、切欠球体がバランス失つて前方向に
傾くために切欠面の前部が走行面に接触し、その
はずみで切欠球体Aがころがり走行を始める。
ころがりにより車輪Bが走行面に接触したとき
は、再び車輪走行が行なわれ、同様な条件により
ころがり走行を行ない、車輪走行ところがり走行
を交互に繰り返す。
車輪走行ところがり走行の転換時期は、速度、
玩具全体の重心位置、及び走行面状態などに微妙
に関係する。重心位置が高い場合は比較的遅い速
度でも車輪走行の安定性が低く、車輪走行よりも
ころがり走行の割合が多い。これに対して、重心
位置が低い場合は、比較的速い速度に対しても車
輪走行の安定性が高いので、車輪走行の割合が多
くなる。重心位置を車輪の軸よりわずかに上方に
設けた場合は車輪走行ところがり走行の割合がほ
ど良く、速度の大小により種々な走行態様を得る
ことができる。
切欠球体の外周面が平滑である場合は、ころが
り走行の際に常に一定方向に直進する。これでは
変化に乏しく、すぐに飽きられてしまう。これに
対して、この考案に係る玩具の切欠球体の外周面
には凸部Cが設けられている。この凸部は単数で
も複数でもよく、長さは任意である。図示の例で
は切欠球体の外面にロボツト顔面の模様又は彫刻
もしくは固定凸部20を設けたので、これと統一
的なイメージを構成するため、球体の周面と等し
い曲率をもつ湾曲した腕の形状に形成してあり、
軸2を中心として任意の位置に回動した場合に
も、球体の外周面から常に同じ突出量となる。
このような可動凸部Cを設けることにより、こ
の転回走行玩具がころがるときに、凸部を避けて
ころがろうとするので、第4図に一例を示すよう
に凸部が走行方向変換作用をし、意外な方向に蛇
行しながら進行する。そして、可動凸部を移動し
て方向を変えることにより、走行させるたびに異
なる方向にころがり走行させることが可能であ
る。
従つて、これを進行方向により点数などが決定
されるゲームに使用することができるし、はじめ
に任意のコースを作つておき、そのコースにいか
に近づけて走行させることができるかを競つても
よい。
以上の実施例は、球体の底部に車輪を備えて車
輪走行ところがり走行とに変化させるよにした
が、車輪を有しない完全球体に可動凸部のみ又は
可動凸部と固定凸部のみを設けてころがり走行だ
けさせて進行方向の意外な変化を楽しむこともで
きる。
この考案の効果 上述のように、この考案による転回走行玩具
は、底部に水平切欠面を有する中空の切欠球体
と、その切欠球体の内部に設けられ、周面の一部
が前記切欠面から外部に突出されて、切欠球体に
取付けられたハズミ車より回転力を与えられる車
輪と、及び切欠球体の外周面上に移動可能に設け
た凸部とを有してなるので、車輪走行ところがり
走行との交互繰返し及び凸部による方向変換によ
り、従来品からは予想もできない非常に面白い進
行態様を示す転回走行玩具を提供することがで
き、しかも、可動凸部の回動によりころがり走行
の方向を種々変更させてその進行態様を楽しむこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図イ〜ハはそれぞれ下方、前方上方、及び後
方上方より見た斜視図、第2図は分解斜視図、第
3図は車輪と付随的構成である発火機構を示す斜
視図、第4図は走行状態を説明する模写図であ
る。 A……切欠球体、B……ハズミ車を兼ねた車
輪、C……可動凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) (イ) 底部に水平切欠面を有する中空の切欠球
    体と、 (ロ) 前記切欠球体の内部に設けられ、周面の一
    部が前記切欠面から外部に突出されて、前記
    切欠球体に取付けられたハズミ車より回転力
    を与えられる車輪と、 (ハ) 前記切欠球体の外周面上に移動可能に設け
    た凸部と、 からなる転回走行玩具。 (2) 車輪がハズミ車を兼ねていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の転回
    走行玩具。
JP18525185U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0325819Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18525185U JPH0325819Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18525185U JPH0325819Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6292890U JPS6292890U (ja) 1987-06-13
JPH0325819Y2 true JPH0325819Y2 (ja) 1991-06-04

Family

ID=31133701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18525185U Expired JPH0325819Y2 (ja) 1985-11-30 1985-11-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0325819Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3870257B2 (ja) * 2002-05-02 2007-01-17 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 オフセット回転関節を有するロボット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6292890U (ja) 1987-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3429293B2 (ja) 無線制御自転車
US4363187A (en) Toy capable of repeatedly upsetting and then righting itself
JPH0325826Y2 (ja)
JPH06327845A (ja) ラジオコントロール走行玩具
JPH048074B2 (ja)
JPH0325819Y2 (ja)
WO2004103506A1 (ja) 無線操縦式二輪車玩具
JPH0226517B2 (ja)
JPH0335952B2 (ja)
JP2003527945A (ja) ジャイロスコープ動作をする複数の車輪を有する玩具車両
JPS64954Y2 (ja)
JPS5921836Y2 (ja) 走行玩具
JP2509829Y2 (ja) 連結車両玩具
JPH0319420Y2 (ja)
JPH0428637Y2 (ja)
JPS601757Y2 (ja) 車輛玩具
JPH0122700Y2 (ja)
JPH0448239Y2 (ja)
JPH0122699Y2 (ja)
JPH0749995Y2 (ja) 走行玩具
JPS642799Y2 (ja)
JPH0534699Y2 (ja)
JPH0123519Y2 (ja)
JPH0319421Y2 (ja)
JPH0425194Y2 (ja)