JPH0319421Y2 - - Google Patents

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JPH0319421Y2
JPH0319421Y2 JP1984076204U JP7620484U JPH0319421Y2 JP H0319421 Y2 JPH0319421 Y2 JP H0319421Y2 JP 1984076204 U JP1984076204 U JP 1984076204U JP 7620484 U JP7620484 U JP 7620484U JP H0319421 Y2 JPH0319421 Y2 JP H0319421Y2
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JP
Japan
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motor
shaft
vehicle body
drive
wheels
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JP1984076204U
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JPS60187794U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、前輪を上方に浮かせた状態での走行
(いわゆるウイリー走行)が可能となる走行玩具
に関するものである。
(考案の技術的背景とその問題点) 従来、この種のウイリー走行が可能な走行玩具
としては、種々のものが提供されてきた。例え
ば、車体の一部を移動させたり、車体の下部より
予備車輪を下方に出没自在に突出させたりして前
輪を上方に浮かせた状態を維持したままで走行で
きるようにしていたので、その構造が複雑にな
り、製作し難いと共に、製品が高価となる等の問
題点を有していた。
尚、車体全体の重心を移動させるものとして
は、例えば、実願昭58−186018号のラジオコント
ロールカーの重心変換機構等があり、これは、シ
ヤーシの中央部及び後部に収容部を夫々設け、こ
れらの収容部に、重い重量物となる充電式バツテ
リーと、軽い重量物となる電子部品とを置換して
収納することにより、通常走行や、ウイリー走行
が行えるようにしたものである。ところが、これ
は、車体全体の重心を移動させるために、充電式
バツテリーと電子部品とを置換して収納し直さな
ければならず、非常に面倒で、しかも、興趣に乏
しい等の難点があつた。
(考案の目的) そこで、本考案は、従来存した前述の如き問題
点等の解消を図ると共に、簡単に操作でき、幼児
が楽しく遊べるような興趣に富んだ走行玩具を提
供できるようにすることを目的とするものであ
る。
(考案の概要) しかして、前述の目的を達成するために、本考
案は、遠隔操縦される走行玩具に於いて、車体後
部に、モーターの回転力が適宜伝達されて正逆回
転可能な駆動車輪を備えた駆動装置を設け、この
駆動装置の矩形枠状の基枠の左右側板間に軸支シ
ヤフトを軸架すると共に、この軸支シヤフトにモ
ーター収納ケースを前後方向に揺動自在となるよ
う装着し、このモーター収容ケースにモーターを
収容すると共にモーター収納ケースが所定の揺動
範囲内で揺動するよう形成し、モーターの駆動回
転軸に固着されたピニオンを、軸支シヤフトに取
付けられてモーターの駆動力を駆動車輪へ伝達す
るための中間歯車に噛合せしめて、モーターの回
転力でモーター及びモーター収納ケースが軸支シ
ヤフトを中心として車体前後方向に揺動可能とな
るよう構成したことを要旨とし、モーターの移動
によつて車体全体の重心を前後方向に偏倚させ、
後方に重心が偏倚したときに前輪が上方に浮き上
がつた状態のまま走行できるようにし、更に、玩
具自身の構造の簡素化を図ることに成功したもの
である。
(考案の実施例) 以下、本考案を図示例に基づいて説明すると次
の通りである。
本考案の走行玩具は、適宜手段によつて遠隔操
作されるもので、車体S後部に、モーター1の回
転力が適宜伝達されて正逆回転可能な駆動車輪1
0を備えた駆動装置Aが設け、この駆動装置Aの
矩形枠状に形成される基枠Bの左右側板11間に
軸支シヤフト6を軸架すると共に、この軸支シヤ
フト6にモーター収納ケース2を前後方向に揺動
自在となるよう装着し、このモーター収容ケース
2にモーター1を収容すると共にモーター収納ケ
ース2が所定の揺動範囲内で揺動するよう形成
し、モーター1の駆動回転軸に固着されたピニオ
ン3を、軸支シヤフト6に取付けられてモーター
1の駆動力を駆動車輪10へ伝達するための中間
歯車4に噛合せしめて、モーター1の回転力でモ
ーター1及びモーター収納ケース2が軸支シヤフ
ト6を中心として車体S前後方向に揺動可能とな
るよう構成することにより、モーター1の揺動動
作に伴つて車体S全体の重心が前後方向に大きく
偏倚するようになり、モーター1が後方に揺動し
たときに、車体S前部の走行車輪25が上方に浮
き上がつたままで、モーター1の回転力が駆動車
輪10に伝達されて前進走行できるようにしたも
のである。
尚、モーター1の回転力は、モーター1の駆動
回転軸の先端部分に固着されているピニオン3
と、軸支シヤフト6の一端部分に固定されている
中間歯車4と、この中間歯車4と同様に軸支シヤ
フト6に固定されている中間歯車5と、この中間
歯車5に噛合すると共に、基枠Bの左側板11に
軸支されている中間歯車7と、この中間歯車7に
噛合すると共に、基枠Bの左右側板11間に軸架
した駆動シヤフト9に固定されている駆動歯車8
とを介して、駆動シヤフト9両端部分に夫々固定
した駆動車輪10に伝達されるように形成されて
いる。
モーター1を収容するモーター収容ケース2
は、その下部に軸支突部2aが突設されており、
この軸支突部2aに軸支孔2bを穿設し、この軸
支孔2bに軸支シヤフト6が回動可能に挿通でき
るように形成されている。
駆動装置Aの基枠Bは、左右側板11と前板1
2と後板13とで略矩形枠状に形成されており、
駆動装置Aを車体Sに装着したとき、車体S底部
中央の基枠取付爪片20上端部分が基枠Bの前板
12に穿設した係止孔15に係止されると共に、
車体S後部の基枠取付爪片21上端部分が基枠B
の後板13上端縁に係止されて、駆動装置Aを車
体Sに逸脱することなく確実且つ容易に装着した
り取外したりできるように形成してある。
図中14は、モーター1の後端突出部分が摺動
自在に収容されると共に、モーター1が所定の揺
動範囲内で揺動するようにその揺動範囲を規制で
きるように右側板11に穿設した案内孔である。
ところで、モーター1の揺動範囲を規制する手段
としては、基枠Bの前板12及び後板13の上端
部分がモーター1と共に揺動するモーター収容ケ
ース2に当接するように形成しても良いし、その
他適宜手段を採用できる。
図中25は、車体S前がわ底部に設けられた走
行車輪で、この走行車輪25は、前進時には走行
玩具が前方に直進するように形成され、後進時に
は走行車輪25が移動して走行玩具が斜後方に移
動するように形成されている。
また、駆動装置Aの車体Sへの取付け手段は、
図示例等に限定されることなく、適宜取付け手段
を採用できる。
尚、走行玩具の遠隔操縦手段は、有線によるも
のでも良いし、無線によるものでも良いし、その
他適宜手段を採用できる。
本考案は、前述の如く構成されており、次にそ
の使用例について説明する。
先ず、走行車輪25が床面30に接地した走行
玩具の停止状態(第2図参照)からモーター1を
前進回転(左回転)させると、基枠B前部に位置
していたモーター1は、ピニオン3の回転によつ
てモーター1自身が中間歯車4に沿つて後方に揺
動し、モーター1が基枠B後部に移動し終ると、
ピニオン3で中間歯車4を回転させ、中間歯車
5、中間歯車7、駆動歯車8、駆動シヤフト9を
介して駆動車輪10を前進回転させる。すると、
駆動車輪10が前進回転しようとするときに床面
30との間に生じる反力と、モーター1が後部に
移動したことによる車体S全体の重心の偏倚とが
相俟つて、車体Sは走行車輪25を上方に大きく
浮かせた状態(第3図参照)のまま前進する。
尚、このとき、車体Sは、その一部が床面30に
接触した状態となつて、後方への転倒を防止して
いる。
更に、走行車輪25を上方に浮かせて前進して
いる状態から、モーター1を停止してから後進回
転させると、基枠B後部に位置していたモーター
1は、ピニオン3の回転によつて、モーター1自
身が中間歯車4に沿つて前方に揺動し、モーター
1が基枠B前部に移動し終ると、ピニオン3で中
間歯車4を回転させ、中間歯車5、中間歯車7、
駆動歯車8、駆動シヤフト9を介して駆動車輪1
0を後進回転させる。すると、モーター1が前方
に移動したことによる車体S全体の重心の偏倚
と、駆動車輪10が後進回転しようとするときに
床面30との間に生じる反力とによつて、車体S
が前方に傾いて走行車輪25が床面30に接地す
ると共に、車体Sが後進する。
(考案の効果) 従つて、遠隔操縦される走行玩具に於いて、車
体S後部に、モーター1の回転力が適宜伝達され
て正逆回転可能な駆動車輪10を備えた駆動装置
Aを設け、この駆動装置Aの矩形枠状の基枠Bの
左右側板11間に軸支シヤフト6を軸架すると共
に、この軸支シヤフト6にモーター収納ケース2
を前後方向に揺動自在となるよう装着し、このモ
ーター収容ケース2にモーター1を収容すると共
にモーター収納ケース2が所定の揺動範囲内で揺
動するよう形成し、モーター1の駆動回転軸に固
着されたピニオン3を、軸支シヤフト6に取付け
られてモーター1の駆動力を駆動車輪10へ伝達
するための中間歯車4に噛合せしめて、モーター
1の回転力でモーター1及びモーター収納ケース
2が軸支シヤフト6を中心として車体S前後方向
に揺動可能となるよう構成したので、モーター1
を正逆回転させるだけで、比較的重量のあるモー
ター1全体を車体Sの前後方向に素早く且つ確実
に揺動させることができるようになつて、車体S
全体の重心を前後方向に大きく偏倚させることが
できるようになり、走行車輪25を上方に浮かせ
た状態のままで走行玩具を走行させるウイリー走
行が軽快に行え、しかも、走行車輪25を上方に
浮かせた状態の解除も簡単に行えるようになる。
更に、このようなウイリー走行を行うのに高度な
テクニツクを必要とせず、幼児等でも簡単に行
え、長期に亙つて楽しく遊べて、興趣に富んだ走
行玩具となる。
特に、モーター1の正逆回転を利用して、駆動
車輪10に回転力を付与するためのモーター1を
前後方向に揺動できるように構成してあるだけな
ので、ウイリー走行させるための特殊な装置や部
品が必要なく、従来のウイリー走行玩具に比べて
走行玩具自体の構成を非常に簡素化できるように
なると共に、走行玩具自体を非常にコンパクトに
形成できるようになる。しかも、製作も容易で、
耐久性に優れ、汎用性も広く、安価に提供でき、
大変経済的なものとなる。
更に、モーター1はモーター収容ケース2内に
収容してあるので、モーター1を確実に支持でき
るようになると共に、外力等からも確実に保護で
きるようになり、幼児等が多少乱暴に取扱つても
故障し難いものとなる。
以上説明したように本考案によれば、前輪を上
方に浮かせた状態での走行が確実且つ容易に行
え、しかも、スピーデイーで興趣に富んだ動作が
可能となり、また、構造が簡素でコンパクトに形
成でき、安価に提供できる等実用上極めて優れた
効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は一部
切欠斜視図、第2図及び第3図は側断面図、第4
図は駆動装置部分の縦断面図、第5図は平断面図
である。 A…駆動装置、1…モーター、2…モーター収
納ケース、2a…軸支突部、2b…軸支孔、3…
ピニオン、4…中間歯車、5…中間歯車、6…軸
支シヤフト、7…中間歯車、8…駆動歯車、9…
駆動シヤフト、10…駆動車輪、B…基枠、11
…左右側板、12…前板、13…後板、14…案
内孔、15…係止孔、S…車体、20…基枠取付
爪片、21…基枠取付爪片、25…走行車輪、3
0…床面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠隔操縦される走行玩具に於いて、車体後部
    に、モーターの回転力が適宜伝達されて正逆回転
    可能な駆動車輪を備えた駆動装置を設け、この駆
    動装置の矩形枠状の基枠の左右側板間に軸支シヤ
    フトを軸架すると共に、この軸支シヤフトにモー
    ター収納ケースを前後方向に揺動自在となるよう
    装着し、このモーター収容ケースにモーターを収
    容すると共にモーター収納ケースが所定の揺動範
    囲内で揺動するよう形成し、モーターの駆動回転
    軸に固着されたピニオンを、軸支シヤフトに取付
    けられてモーターの駆動力を駆動車輪へ伝達する
    ための中間歯車に噛合せしめて、モーターの回転
    力でモーター及びモーター収納ケースが軸支シヤ
    フトを中心として車体前後方向に揺動可能となる
    よう構成したことを特徴とする走行玩具。
JP7620484U 1984-05-24 1984-05-24 走行玩具 Granted JPS60187794U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7620484U JPS60187794U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 走行玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7620484U JPS60187794U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 走行玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60187794U JPS60187794U (ja) 1985-12-12
JPH0319421Y2 true JPH0319421Y2 (ja) 1991-04-24

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ID=30618133

Family Applications (1)

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JP7620484U Granted JPS60187794U (ja) 1984-05-24 1984-05-24 走行玩具

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JP (1) JPS60187794U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6086393U (ja) * 1983-11-21 1985-06-14 株式会社タカラ 二輪車走行玩具

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JPS60187794U (ja) 1985-12-12

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