JPS6019752Y2 - 走行玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行玩具に係り、さらに詳しくは車体の上部に
重心移動用のウニ４トを左右前後に蜂動可能に取付け、
かつ車体の左右前後に補助車輪を回転自在に取り付けて
おき、前記ウェイトを移動させることによって車体を左
右或いは前後に傾斜させた状態で走行させることができ
るよう構成した走行玩具に関するものである。

以下、図面に示す実施例に基いて本考案の詳細を説明す
る。

図において符号１で示す走行玩具はその車体２の上部に
装飾を兼ねた十字状の透孔３が形成されており、この透
孔３を貫通して支軸４が設けられている。

この支軸４の基部４ａは車体２中に設けられている球面
継手５によって回動自在にとりつけられている。

同支軸４の上端部４ｂにはたとえば人形の頭部を形取っ
た球形の重心移動用ウェイト６が固定され、同支軸４を
介して車体２上を左右前後に移動自在となっている。

一方、車体２の下部には通常の走行時に使用される前輪
７，７および後輪８，８がそれぞれ回転自在に軸支され
ている。

また、車体２の前後左右で、前記前輪７，７および後輪
８，８の取付は位置より上部位置には補助車輪９． ９
． １０． １０．１１および１２がそれぞれ回転自在
に突設されている。

従って、たとえばウェイト６を車体２の後方に移動させ
ると後端側が重くなるため、第４図に示すように走行玩
具１は先端が持ち上がった状態で駆動軸である後輪８と
補助車輪１０．１０によって車体２を支えた状態で走行
可能となる。

また、ウェイト６を車体２の前方へ移動させれば、第５
図に示すように、前に傾いて前輪７，７と補助車輪９，
９によって走行され、ウェイト６を車体２の左右いずれ
かの方向に移動させれば、ウェイト６の移動した側の前
輪７と後輪８と、一方の補助車輪１１、或いは他方の補
助輪１２とで、第６図或いは第７図に示すように、左右
いずれかウェイト５の移動方向に傾いて走行させること
ができる。

以上の説明から明らかなように、本考案によれば走行玩
具の車体の上部に重心位置移動用のウェイトを左右前後
方向に移動自在に取り付けるとともに、同車体の左右前
後に、車体を傾けた状態で支持する補助走行輪を突設し
であるので、前記ウェイトを左右前後のいずれの方向に
格動させても、その反対側の車輪が浮き上がった状態で
いわゆる曲乗り走行をしているかの如き観を生じさせる
ことのできる遊戯性の高い走行玩具を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は走行玩具
の平面図、第２図Ａは側面図、第２図Ｂはウェイトを移
動させる機構を示す部分断面図、第３図は正面図、第４
図は走行玩具が後方に傾いて走行する状態を示す側面図
、第５図は前方に傾いて走行する状態を示す側面図、第
６図は左に傾いて走行する状態を示す正面図、第７図は
右に傾いて走行する状態を示す正面図である。 １・・・・・・走行玩具、２・・・・・・車体、３・・
・・・・透孔、４・・・・・・支軸、４ａ・・・・・・
基部、４ｂ・・・・・・上端部、５・・・・・・球面継
手、６・・・・・・ウェイト、７・・・・・・前輪、８
・・・・・・後輪、９． １０． １１． １２・・・
・・・補助車輪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体の上部に重心位置移動用のウェイトを左右前後力向
   に移動自在に取り付けるとともに、同車体の左右前後に
   、車体を傾けた状態で支持する補助走行輪を突設してな
   ることを特徴とする走行玩具。