JPH03257023A - AgTaS↓3で示される斜方晶系の構造を有する化合物及びその製造法 - Google Patents

AgTaS↓3で示される斜方晶系の構造を有する化合物及びその製造法

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JPH03257023A
JPH03257023A JP5242490A JP5242490A JPH03257023A JP H03257023 A JPH03257023 A JP H03257023A JP 5242490 A JP5242490 A JP 5242490A JP 5242490 A JP5242490 A JP 5242490A JP H03257023 A JPH03257023 A JP H03257023A
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JP
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compound
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tantalum
agtas3
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Hiroaki Wada
和田 弘昭
Mitsuko Ono
小野田 みつ子
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National Institute for Research in Inorganic Material
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、電子材料並びにイオン伝導体などとして有用
なAg−Ta−8系の新規化合物及びその製造法に関す
る。 (従来の技術及び解決しようとする課題)従来、Ag−
Ta−8系では、三元系化合物として900℃以下の温
度で合成される六方晶系のA gz / 3 T a 
S 2や、菱面体晶系のAg17.TaS、の存在が知
られている。 しかしながら、Ag−Ta−8系の相関係については、
殆ど報告がなく、斜方晶系の三元系化合物の存在につい
ては全く知られていなかった。 本発明は、か)る事情に鑑みて、Ag−Ta−8三元系
で斜方晶系の新規な化合物を得る技術を提供することを
目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、石英封管法によ
り450〜500℃の温度範囲で、新規なAg−Ta−
8三元系化合物を見い出すべく鋭意研究を重ねた結果、
ここに斜方晶系の新規化合物を発見したものである。 すなわち、本発明に係る新規化合物は、化学式A g 
T a S 3で示される斜方晶系の構造を有する化金
物である。 また、その製造法は、銀原料として金属銀又は硫化銀と
、タンタル原料としてタンタル又は二硫化タンタルと、
硫黄原料として硫黄、硫化銀又は二硫化タンタルとを、
AgとTaとSの割合が原子比で1対1対3となるよう
に混合し、該混合粉末を加圧して圧粉体とし、これをア
ルミナルツボに入れ真空引きした石英封管中で450〜
500℃の温度で加熱することを特徴とするものである
。 以下に本発明を更に詳述する。 (作用) 本発明に係る化学式AgTaS3で示される化合物は、
b軸方向に金属−硫黄一金属一硫黄と交互に連なる層よ
り形成される層状構造の斜方晶系物質であり、斜方晶系
としての格子定数は、a=3.3756±0.0002
(人)b=14.0608to、ooll(人)c=7
.7486±0.0007(人)V=367.77±0
.04C人3) で、空間群はCmc21である。 この化合物についての面指数(hkQ)、面間隔d(人
)(doは実測値、dcは計算値)及び粉末X線回折強
度工(%)(I。は実測強度)を示すと第1表のとおり
である。
【以下余白】
a1夷 AyTaS、の鉛賓xm回折データこの化合物
は、以下の方法により製造することができる。 すなわち、その方法は、まず、銀原料として金属銀又は
硫化銀と、タンタル原料としてタンタル又は二硫化タン
タルと、硫黄原料として硫黄、硫化銀又は二硫化タンタ
ルとを、AgとTaとSの割合が原子比で1対1対3と
なるように混合する。 次いで、この混合粉末を加圧して圧粉体とし、これをア
ルミナルツボに入れ真空引きした石英封管中で450〜
500℃の温度で加熱する方法である。 この方法の場合、出発原料は、市販のものをそのまま使
用してもよいが、得られる化合物を電子材料として用い
る場合には、不純物を含まずできるだけ純度の高いもの
を用いるのが望ましい。また、製造時には固相化学反応
促進のため、粒径は小さい方が良く、数μ園以下である
ことが望ましい。 原料はそのまま、望ましくは不活性気体雰囲気中で充分
に混合し、加圧成形し圧粉体とする。加圧条件は、特に
限定するものではないが、1〜2ton/cm”の静水
圧であることが望ましい。 原料の混合割合は、AgとTaとSの割合が原子比で1
対1対3の割合であることが必要であり。 この割合から組成がずれると、目的とする化合物の単一
相を得ることができない。 次いで、該圧粉体をアルミナルツボに入れ、真空引きし
た石英封管中で加熱するが、その焼成温度は450〜5
00℃であることが必要である。 それ以上の温度では分解を起こし、目的とする化合物を
得ることができない、なお、加熱時間は500℃で3〜
4日が望ましく、それ以上の加熱は試料とS壁との反応
によりタンタル酸化物の生成が進行するため、好ましく
ない。 加熱終了後は、石英封管を水中に急冷する。得られる化
合物粉末は、化学式AgTaS3のもので。 黒色であり、粉末X線並びに電子線回折法によって斜方
晶系の結晶構造を有することが判明した。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 純度99.9%以上の硫化銀(Ag、S)粉末と、純度
99.96%以上の二硫化タンタル(TaSヨ)粉末と
、純度99.9999%以上の硫黄(S)粉末とを、A
gとTaとSの原子比が1対1対3の割合となるように
グローブボックス中で秤量し、めのう乳鉢内で約10分
間混合し、該混合粉末を加圧して圧粉体を得た。 次いで、これをアルミナルツボに入れ、透明石英管中に
真空封入し、500℃に設定された横型管状電気炉内に
入れ、4日間加熱し、その後、石英管を取り出し、水中
に急冷した。 得られた試料は、A g T a S 、単一相であり
、粉末xg回折法により各反射の面間隔dll(λ)及
び回折強度I0を測定した結果、第1表に示すとおりで
あった。また、斜方晶系としての格子定数は次のとおり
であった。 a=3.3755±0.0002(人)b=14.06
08±0.0011(人)c=7.7486±0.00
07(人)V=367.77f0.04(人3) 上記の格子定数及び第1表に示した各面指数(hkQ)
より計算した面間隔dc(人)は、実測の面間隔d、(
人)と極めてよく一致した。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、化学式AgTa
S3で示される斜方晶系の構造を有する新規なAg−T
a−8累代合物を提供でき、特に電子材料並びにイオン
伝導体などとして有用であり、その効果は大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化学式AgTaS_3で示される斜方晶系の構造
    を有する化合物。
  2. (2)銀原料として金属銀又は硫化銀と、タンタル原料
    としてタンタル又は二硫化タンタルと、硫黄原料として
    硫黄、硫化銀又は二硫化タンタルとを、AgとTaとS
    の割合が原子比で1対1対3となるように混合し、該混
    合粉末を加圧して圧粉体とし、これをアルミナルツボに
    入れ真空引きした石英封管中で450〜500℃の温度
    で加熱することを特徴とするAgTaS_3で示される
    斜方晶系の構造を有する化合物の製造法。
JP2052424A 1990-03-02 1990-03-02 AgTaS▲下3▼で示される斜方晶系の構造を有する化合物及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0725552B2 (ja)

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