JPH03257011A - ピラー量の異なるジルコニウム架橋モンモリロナイトの製造法 - Google Patents

ピラー量の異なるジルコニウム架橋モンモリロナイトの製造法

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JPH03257011A
JPH03257011A JP2051950A JP5195090A JPH03257011A JP H03257011 A JPH03257011 A JP H03257011A JP 2051950 A JP2051950 A JP 2051950A JP 5195090 A JP5195090 A JP 5195090A JP H03257011 A JPH03257011 A JP H03257011A
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憲司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は近年注目を集めている粘土層間化合物の一種で
あるジルコニウム架橋モンモリロナイトのピラー(ジル
コニウム)量を制御する方法に関するものであり、その
化合物の二次元細孔構造を利用した化学工業への利用、
例えば触媒、触媒担体、吸着材、分離材等への利用が考
えられる。
〈従来の技術〉 従来、粘土層間化合物の製造法に間しては特開昭54−
5884号公報、特開昭54−16386号公報、 特
公昭62−12172号公報、特公昭 62−4116
7号公報等が公表されている。しかし、これらの製造法
では粘土層間化合物のピラー量を制御することは出来な
い。
本発明者らはアルミナ架橋モンモリロナイトのピラー(
アルミナ)量を制御することを目的に鋭意研究を行い、
アルミナ架橋モンモリロナイトのピラー量の制御法を見
いだした(特願昭63−207526号、特願昭63−
286281号)。
しかし、ジルコニウム架橋モンモリロナイトのピラー(
ジルコニウム)量を制御する技術は未だに確立されてい
ない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 一般に粘土層間化合物の製造法は、ピラー前駆体である
陽イオン性オリゴマーが粘土の交換性イオンとイオン交
換反応を行うことから始まるので、イオン交換量の多少
がピラー量に影響し、さらにイオン交換量は粘土のカチ
オン交換容量に比例する。従って、粘土のカチオン交換
容量を制御することができれば、ピラー量が制御された
粘土層間化合物を得ることができる筈である。
従って、本発明の最初の目的はモンモリロナイトのカチ
オン交換容量を制御することにある。そして次の目的は
、制御されたカチオン交換容量を有するモンモリロナイ
トを出発原料としてジルコニウム架橋モンモリロナイト
を合成し、ピラー量の異なる架橋体を製造することにあ
る。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、カチオン交換容量を制御したモンモリロナイ
トを出発原料とすることを特徴とする、ピラー量の異な
るジルコニウム架橋モンモリロナイトの製造法に関する
ものである。
本発明で使用される原料はスメクタイト型鉱物の一種で
あるモンモリロナイトであるが、これと同様の性質を有
する粘土であれば、これに限られるものではない。モン
モリロナイトの結晶構造は、けい酸四面体−アルミナ八
面体−けい酸四面体が酸素原子を共有して積み重なって
結合し、−枚のシート状の結晶を形成している。この結
晶をシリケート層と呼ぶ。シリケート層中のアルミナ八
面体の中心金属であるアルミニウムの一部はそれよりも
陽電荷の小さいマグネシウムによって置換されている。
また、けい酸四面体のシリコンの一部がそれよりも陽電
荷の小さいアルミニウムにより置換されている。これら
の置換によりシリケート層は電荷バランスを失い、賀電
箇を帯びている。
この負電荷量に応じて陽イオン(例えば N a”(a
 24等〉がシリケート層間に存在し、全体の電荷バラ
ンスを保つように配置されている。シリケート眉間に存
在する陽イオンが N a”の場合はHa−モンモリロ
ナイト、Ca2+の場合は Ca−モンモリロナイトと
いう具合に表現される。層間に存在する Na+やCa
2+等の陽イオンは他の陽イオンと交換可能であり、交
換可能なこれらの陽イオン量をカチオン交換容量と呼ぶ
。カチオン交換容量はそれぞれのモンモリロナイトに特
有の物性値であり、これを任意に変えることは従来知ら
れていなかった。従〕て、本発明のひとつはモンモリロ
ナイトのカチオン交換容量を加熱することのみにより制
御できることを見い出したものである。これを Na−
モンモリロナイトを例に挙げて説明する。第1図にNa
−モンモリロナイトを空気雰囲気の電気炉で加熱した後
のカチオン交換容量と加熱温度との関係を示す。カチオ
ン交換容量は、600℃までの加熱においては127m
eq/100gで変らないものの、それ以上の温度にお
いて減少し始め、  800 ’CにおいてOmeq/
 100gとなり、カチオン交換能を失う。この結果を
利用してモンモリロナイトのカチオン交換容量を任意に
変えることができる。即ち、600〜800℃の間で加
熱温度をコントロールすることにより、モンモリロナイ
トのカチオン交換容量は任意に変えられる。また、Ni
−モンモリロナイトの場合について加熱温度とカチオン
交換容量の関係を第2図に示す。N1−モンモリロナイ
トの場合、広い温度範囲にわたってカチオン交換容量が
加熱温度の上昇と共に単調に減少しており、このことか
らカチオン交換容量のコントロールが加熱温度を変える
ことのみにより容易に行えることが分かる。従って、モ
ンモリロナイトのカチオン交換容量を制御する第一の方
法は、モンモリロナイトの加熱温度を制御することであ
る。
第1図と第2図の結果から眉間に存在する陽イオンの種
類が違うことによりカチオン交換容量に及ぼす加熱温度
の効果が異なることが分かる。例えば、400℃ 加熱
においてNa−モンモリロナイトのカチオン交換容量は
加熱前とほとんど変わらない127saeq/100g
  である(Dに対して Ni−モンモリロナイトのそ
れは加熱前の約20%に相当する2 5 rp e q
 / 100 g ニ減少する。これらの実験事実から
次のことを推論することが出来る。即ち、Na−モンモ
リロナイトのNa+の一部をNi2″″でイオン交換し
た(N/Na)−モンモリロナイトを調製し、400℃
で加熱すれば眉間に共存する Na+とN i”のうち
Na+の全量が依然として交換能を有して存在するのに
対し、N;2+の多くは交換能を失う。
従って、眉間に存在した N i”、の量に関係してカ
チオン交換容量が減少することになる。このことを第3
図により詳しく説明する。初め 127meq/100
g  のカチオン交換容量を有したNa−モンモリロナ
イトを Ni2+でイオン交換し、イオン交換率が0、
20、40.6o、 8o、10ozの(N i / 
N a)−モンモリロナイトを調製した後、400℃ 
で加熱した。ここでのイオン交換率とは、例えば4oχ
 はモンモリロナイトが最初に有しているカチオン交換
容量、即ち127  meq/100g  のうち、 
40%  に相当する 51meq/100gがNi2
”  60%に相当する76meq/100gが N 
a”であることを表現している。また、 0 及びto
otはそれぞれNa−及びN1−モンモリロナイトであ
る。第3図に示した結果から分るように、カチオン交換
容量はイオン交換率のみにより決定される。イオン交換
率とカチオン交換容量との関係は良い直線間係にあり、
このことはカチオン交換容量を制御する観点から非常に
都合が良い。従って、モンモリロナイトのカチオン交換
容量を制御する第二の方法は、 層間陽イオンの N 
a”の−部をN12゛や A 13”等の陽イオンでイ
オン交換した後、400℃ 程度の適当な温度で加熱す
ることである。なお、加熱温度は希望するカチオン交換
容量を得るために、400℃ に限ることなく、適当な
温度を決めればよい。ただし、800℃以上の温度で加
熱することはほとんど全ての眉間陽イオンが交換能を失
うことから意味がない。
眉間陽イオンが加熱により交換能を失う現象を「固着」
と言う。この固着現象について説明する。
モンモリロナイトのシリケート層の層面には、シリカ四
面体を形成している酸素原子が六角網を形成するように
配列している。その酸素原子が形成する六角網の内側に
は酸素原子−個分に相当する半径1.4 オングストロ
ームの孔が空いており、眉間に存在する陽イオンが加熱
されることによりその孔を通うてシリケート層内に侵入
し、固定する。その結果、眉間陽イオンは交換能を失う
ことになり、この現象を「固着」と言う。従って、加熱
前に眉間に存在した交換性陽イオンは減少し、その結果
モンモリロナイトのカチオン交換容量は減少する。なお
、本発明で使用される陽イオンはイオン半径が 1.4
オングストローム以下のものに限られる。本発明は、出
発原料に固着現象を利用してカチオン交換容量を制御し
たモンモリロナイトを使用することにより、はじめてピ
ラー量の異なるジルコニウム架橋モンモリロナイトの製
造に成功したものである。
ピラー量の異なるジルコニウム架橋モンモリロナイトの
製造法について説明する。カチオン交換容量を上記の方
法で任意の値に制御したモンモリロナイ)1.0gを3
00m1の蒸溜水に添加し、スターラーでよく撹拌して
スラリーを調製する。スラリー濃度は撹拌条件に合わせ
て適当な濃度を選択すれば良いが、均質に分散したスラ
リーを得るためには10wtχ 以下の濃度が望ましい
。次にスラリーを激しく撹拌しながら水酸化ジルコニウ
ムオリゴマーを少しずつ添加し、添加終了後室温または
数十塵の加温状態で1日以上放置する。水酸化ジルコニ
ウムオリゴマーは2価の陽電荷をもち、組成式は次式で
表される。
[Z ra (OH)+4(H20)lθ]2゛また、
その調製はオキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl2・8
 H20) 33gを蒸留水400IIllζこ溶解し
、室温で1週間以上放置することζこよりfテう。水酸
化ジルコニウムオリゴマーの添加量こよ原料粘土のモン
モリロナイトが有する交換性陽イオンの全量が交換され
る量が望ましく1゜生成物をろ過し、その後必要ならば
11の蒸溜水で数回洗浄した後乾燥する。このような方
法りこよって1尋られる生成物は、水酸化ジルコニウム
のとラーな有するジルコニウム架橋モンモリロナイトで
ある。これを電気炉等で加熱すれば水酸化ジルコニウム
のピラーは、脱水して酸化ジルコニウムのとラーしこ変
化する。本発明で使用するモンモリロナイトの最大のカ
チオン交換容量は130meq/100gであり、それ
から合成されるジルコニウム架橋モンモリロナイトのピ
ラー量は、とワーカ1水酸(ヒジルコニウムの場合には
440mg/g−モンモリロナイト、ピラーが酸化ジル
コニウムの場合ζこは 340mg/g−モンモリロナ
イトである。
従って、本発明で合成されるジルコニウム架橋モンモリ
ロナイトのピラー量は上記の値を最大値とし、それ以下
の量で制御することができるものである。また、本発明
で合成されるジルコニウム架橋モンモリロナイトの層間
隔は約0.7nm、比表面積は最大260m2/gであ
る。
本発明のピラー量の異なるジルコニウム架橋モンモリロ
ナイトの製造法は、その工程中モンモリロナイトのカチ
オン交換容量を予め調整しておくことにより、ピラー量
の制御を行うことを特徴とするものである。従って、本
発明のジルコニウム架橋モンモリロナイトの製造法は同
架橋体が得られる方法でありさえすればどのような方法
であっても差し支えない。
さらに詳しくモンモリロナイトのカチオン交換容量の多
少とピラー量の間係について第4図により説明する。ジ
ルコニウム架橋モンモリロナイトの製造は、その初期反
応においてピラー前駆体く水酸化ジルコニウムオリゴマ
ー)が眉間陽イオンとのイオン交換によりシリケート層
間に取り込まれる。その取り込まれる量はイオン交換量
、即ちモンモリロナイトが有するカチオン交換容量の多
少により決まる。大きな値のカチオン交換容量を有する
モンモリロナイト(a)から生成されるジルコニウム架
橋モンモリロナイ)(b)のピラー量は多く、一方、小
さな値のカチオン交換容量を有するモンモリロナイト(
C)から生成されるジルコニウム架橋モンモリロナイト
(d)のピラー量は少ない。
〈発明の効果〉 二次元構造の細孔を有するジルコニウム架橋モンモリロ
ナイトはゼオライトと同様な機能力tXJl?寺され、
従来多くの分野でその利用が検討されてきた。本発明は
二次元構造を支えるピラーのジルコニウム量を制御する
方法に間するものであり、これはジルコニウム架橋モン
モリロナイトの新たな機能の発現をもたらすものである
以下、実施例にて本発明の詳細な説明する。
実施例 l カチオン交換容量127meq/100g  のNa−
モンモリロナイト1.0gを蒸溜水300m1に添加し
、マグネチックスターラーで十分に撹拌、混合し、均質
なスラリーを調製する。つづいてスラリーをマグネチッ
クスターラーで激しく攪拌しながら水酸化ジルコニウム
オリゴマー水溶液40m1を毎時20m1で少量ずつ添
加する。
水酸化ジルコニウムオリゴマーはオキシ塩化ジルコニウ
ム(ZrOCl2・8H20)33gを蒸留水400m
1に溶解し、 室温で1週間放置することにより調製し
た。オリゴマー添加後、室温で 1日間放置した後粘土
をろ別し、得られた生成物を60℃のオーブン中で3日
間乾燥した。その後乳鉢にて粉砕し、ピラーが水酸化ジ
ルコニウムであるジルコニウム架橋モンモリロナイトを
得た。測定から本発明品のピラー量は 437mg/g
−モンモリロナイト、比表面積は198 m27gであ
った。
実施例 2 カチオン交換容量127meq/loog  を有する
Na−モンモリロナイトをN12′″イオンでカチオン
交換容量の lOχ相当分だけイオン交換した (N 
i9.ss / N as、s )−モンモリロナイト
を調製し、400°C130分間加熱して得られた モ
ンモリロナイトの カチオン交換容量は115IIIe
q/100gである。  カチオン交換容量 1151
Ieq/100gのモンモリロナイトを出発原料とし、
実施例1 と同様の操作でジルコニウム架橋モンモリロ
ナイトを製造した。測定から本発明品のピラー量は 3
96mg/g−モンモリロナイト、比表面積は247 
m2/ gであった。
実施例 3 カチオン交換容量127meq/100g  を有する
Na−モンモリロナイトをN i ”イオンでカチオン
交換容量の 15χ相当分だけイオン交換した( N 
is、@vs / N ae、ss )−モンモリロナ
イトを調製し、400℃、30分間加熱して得られた 
モンモリロナイトの カチオン交換容量は109meq
/ 100gである。カチオン交換容量 109meq
/100gのモンモリロナイトを出発原料とし、実施例
1 と同様の操作でジルコニウム架橋モンモリロナイト
を製造した。測定から本発明品のピラー量は 390m
g/gモンモリロナイト、比表面積は228IT12/
8てあった。
実施例 4 カチオン交換容量127meq / 100g  を有
するNa−モンモリロナイトをNi2“イオンでカチオ
ン交換容量の 20χ相当分だけイオン交換した (N
 ia、+ / N ae、8)−モンモリロナイトを
調製し、400℃、30分間加熱して得られた モンモ
リロナイトの カチオン交換容量は106meq/10
0gである。カチオン交換容量 106me、q/10
0gのモンモリロナイトを出発原料とし、実施例 1 
と同様の操作でジルコニウム架橋モンモリロナイトを製
造した。測定から本発明品のピラー量は 371mg/
g−モンモリロナイト、比表面積は250 m2/ g
であった。
実施例 5 カチオン交換容量127meq/100g  を有する
Na−モンモリロナイトをN12′″イオンでカチオン
交換容量の 30%相当分だけイオン交換した( N 
is、+s / N as、v )−モンモリロナイト
を調製し、400℃、30分間加熱して得られた モン
モリロナイトの カチオン交換容量は98meq/ 1
00gである。カチオン交換容量98meq/ 100
gのモンモリロナイトを出発原料とし、実施例1 と同
様の操作でジルコニウム架橋モンモリロナイトを製造し
た。測定から本発明品のピラー量は 344mg/g−
モンモリロナイト、比表面積は260II+27gであ
った。
実施例 6 カチオン交換容量127meq/100g  を有する
Na−モンモリロナイトをNi2“イオンでカチオン交
換容量の 40%相当分だけイオン交換した (N i
s、2/ N as、e )−モンモリロナイトを調製
し、400℃、30分間加熱して得られた モンモリロ
ナイトの カチオン交換容量は89meq/ 100g
である。カチオン交換容量89meq/ 100gのモ
ンモリロナイトを出発原料とし、実施例 1 と同様の
操作でジルコニウム架橋モンモリロナイトを製造した。
測定から本発明品のピラー量は 317mg/g−モン
モリロナイト、比表面積は260m27gであった。
実施例 7 カチオン交換容1127 m e q / 100 g
  を有するNa−モンモリロナイトをN i ”イオ
ンでカチオン交換容量の 60χ相当分だけイオン交換
した (N 1lI3/ N as、4)−モンモリロ
ナイトを調製し、400℃、30分間加熱して得られた
 モンモリロナイトの カチオン交換容量は65meq
/ 100gである。カチオン交換容量65meq/ 
100gのモンモリロナイトを出発原料とし、実施例1
 と同様の操作でジルコニウム架橋モンモリロナイトを
製造した。測定から本発明品のピラー量は 209mg
/g−モンモリロナイト、比表面積は247 n+2/
 gであった。
実施例 8 実施例1 て製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 338mg/g−モンモリロナイト、比表面積は 1
69 m2/ gであった。
実施例 9 実施例2 で製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 306mg/g−モンモリロナイト、比表面積は21
6 m2/ gであった。
実施例 10 実施例3 で製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 302mg/g−モンモリロナイト、比表面積は20
1 m2/ gであワた。
実施例 11 実施例4 て製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 287mg/g−モンモリロナイト、比表面積は23
0 a+2/ gであった。
実施例 12 実施例5 で製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 266mg/g−モンモリロナイト、比表面積は21
1 m2/ gであった・実施例 13 実施例6 で製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを 400℃、1時間加、熱してピラーが酸化ジルコ
ニウムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー
量は 245+ng/g−モンモリロナイト、比表面積
は225 ra2/ gであった。
実施例 14 実施例7 で製造したジルコニウム架橋モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱してピラーが酸化ジルコニウ
ムの架橋体を製造した。測定から本発明品のピラー量は
 162mg/g−モンモリロナイト、比表面積は20
4 m2/ gであった。
実施例1〜7及び 8〜14のカチオン交換容量とピラ
ー量の結果をまとめて第5図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は Na−モンモリロナイトが有するカチオン交
換容量と加熱温度との関係について示す。 第2図は N1−モンモリロナイトが有するカチオン交
換容量と加熱温度との関係について示す。 第3図は(N i / N a)−モンモリロナイトの
400℃ 加熱後のカチオン交換容量とイオン交換率と
の関係について示す。 第4図はカチオン交換容量の多少とピラー量との関係を
示す概念図である。図中1はシリケート層、  2は交
換性イオン、  3はピラーを示す。 第5図はジルコニウム架橋モンモリロナイトのピラー量
とカチオン交換容量との関係について示す。図中 1 
はピラーが水酸化ジルコニウム、2はピラーが酸化ジル
コニウムの場合についての結果である。 爆1邑 カ0 乾 シ蓼 ハj(’C) 笛2目 0 200 400 600 800 カロ す虹 羞 ハシ  (・C) 000 笛3 閏 20  40  60  80 イオ〉交塘導(’/。°) 00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カチオン交換容量を制御したモンモリロナイトを
    出発原料とすることを特徴とするピラー量の異なるジル
    コニウム架橋モンモリロナイトの製造法。
  2. (2)該モンモリロナイトが有するカチオン交換容量は
    130meq/100g以下である、特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
  3. (3)該ピラーは水酸化ジルコニウム、酸化ジルコニウ
    ムの一種あるいはそれらの混合物である、特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。
  4. (4)該ピラー量はピラーが水酸化ジルコニウムの場合
    、モンモリロナイト1gあたり440mg以下である、
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  5. (5)該ピラー量はピラーが酸化ジルコニウムの場合、
    モンモリロナイト1gあたり340mg以下である、特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。
  6. (6)該カチオン交換容量の制御は、イオン半径が1.
    4オングストローム以下の陽イオンの一種あるいはそれ
    らの混合物から成る群より選択される陽イオンを包含す
    るモンモリロナイトを800℃以下の温度で加熱するこ
    とにより行う、特許請求の範囲1項記載のカチオン交換
    容量の制御。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100404417C (zh) * 2004-07-22 2008-07-23 中国地质大学(北京) 四氯化钛水解法制备二氧化钛柱撑蒙脱石的方法
JP2014522368A (ja) * 2011-06-03 2014-09-04 ナノバイオマターズ リサーチ アンド デヴェロップメント,エス.エル. 多機能性の特性を備えた、金属酸化物に基づくナノ複合体材料

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