JPH0325509Y2 - - Google Patents
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- JPH0325509Y2 JPH0325509Y2 JP1985155866U JP15586685U JPH0325509Y2 JP H0325509 Y2 JPH0325509 Y2 JP H0325509Y2 JP 1985155866 U JP1985155866 U JP 1985155866U JP 15586685 U JP15586685 U JP 15586685U JP H0325509 Y2 JPH0325509 Y2 JP H0325509Y2
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- Thermal Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、温水、冷水または蒸気等の熱媒体を
搬送するための不燃性の断熱管に関する。
搬送するための不燃性の断熱管に関する。
（従来の技術）
従来の断熱管１１としては、例えば第４図に示
すように、内管１２と、この内管１２を覆う無機
質成型断熱材１３と、この断熱材１３との間に間
隙１６を形成して外装する外管１５と、前記間隙
に充填された無機質発泡材１７とからなるもので
あつた。
すように、内管１２と、この内管１２を覆う無機
質成型断熱材１３と、この断熱材１３との間に間
隙１６を形成して外装する外管１５と、前記間隙
に充填された無機質発泡材１７とからなるもので
あつた。
（考案が解決しようとする問題点）
この断熱管１１は、内管１２に周方向に二分割
した無機質成型断熱材１３を接着剤で接着するか
針金で締結するかして固定し、この無機質成型断
熱材１３で覆われた内管１２を外管１５に挿入
し、無機質成型断熱材１３と外管１５とを固着す
るため両者間の間隙１６に無機質発泡材１７を充
填固化させて製造するのであるが、無機質発泡材
１７は粘性が高いため間隙１３が小さいと無機質
発泡材１７が完全に充填されない。無機質発泡材
１７が完全に充填されるためには間隙１３は少な
くとも10mm必要であるが、無機質発泡材１７の量
が多くなり無機質成型断熱材に比して無機質発泡
材の値段が高いためコスト高となり、また無機質
成型断熱材に比して無機質発泡材は断熱性が劣る
ので、断熱性を上げるためには無機質成型断熱材
１３の厚さを厚くする必要があり、この場合断熱
管１１の外径が大きくなる欠点があつた。
した無機質成型断熱材１３を接着剤で接着するか
針金で締結するかして固定し、この無機質成型断
熱材１３で覆われた内管１２を外管１５に挿入
し、無機質成型断熱材１３と外管１５とを固着す
るため両者間の間隙１６に無機質発泡材１７を充
填固化させて製造するのであるが、無機質発泡材
１７は粘性が高いため間隙１３が小さいと無機質
発泡材１７が完全に充填されない。無機質発泡材
１７が完全に充填されるためには間隙１３は少な
くとも10mm必要であるが、無機質発泡材１７の量
が多くなり無機質成型断熱材に比して無機質発泡
材の値段が高いためコスト高となり、また無機質
成型断熱材に比して無機質発泡材は断熱性が劣る
ので、断熱性を上げるためには無機質成型断熱材
１３の厚さを厚くする必要があり、この場合断熱
管１１の外径が大きくなる欠点があつた。
本考案は、叙上の問題に鑑み、コストが低減さ
れ、断熱性に優れた断熱管を提供することを目的
とする。
れ、断熱性に優れた断熱管を提供することを目的
とする。
（問題点を解決するための手段）
この考案の特徴とする構成は、内管２を、外周
面に軸方向に沿つて溝４が形成された無機質成型
断熱材３で覆い、この断熱材３と、この断熱材３
を覆う外管５との間に間隙６を形成し、前記溝４
および間隙６内に無機質発泡材７が充填されてな
る点にある。
面に軸方向に沿つて溝４が形成された無機質成型
断熱材３で覆い、この断熱材３と、この断熱材３
を覆う外管５との間に間隙６を形成し、前記溝４
および間隙６内に無機質発泡材７が充填されてな
る点にある。
（実施例）
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第１〜３図において、１は火気を嫌う火力発
電所、化学薬品製造工場等で用いる不燃性の断熱
管であり、２は温水、冷水、蒸気等が流れる鋼
管、鋼管、合成樹脂からなる内管である。
る。第１〜３図において、１は火気を嫌う火力発
電所、化学薬品製造工場等で用いる不燃性の断熱
管であり、２は温水、冷水、蒸気等が流れる鋼
管、鋼管、合成樹脂からなる内管である。
３は内管２を覆うけい酸カルシウム、パーライ
ト等からなり成型、焼成された無機質成型断熱材
であり、周方向に二分割された筒状をなし、外周
面には軸方向に沿つて幅、深さとも10mm程度の溝
４が形成されている。この無機質成型断熱材３は
内管に接着剤で接着するか針金で外周面側を締結
するかして固定してある。
ト等からなり成型、焼成された無機質成型断熱材
であり、周方向に二分割された筒状をなし、外周
面には軸方向に沿つて幅、深さとも10mm程度の溝
４が形成されている。この無機質成型断熱材３は
内管に接着剤で接着するか針金で外周面側を締結
するかして固定してある。
５は、鋼管、亜鉛鉄板製スパイラルダクト管、
合成樹脂管等からなる外管であり、無機質成型断
熱材３との間に２〜５mm程度の間隙６を形成して
外装される。
合成樹脂管等からなる外管であり、無機質成型断
熱材３との間に２〜５mm程度の間隙６を形成して
外装される。
７は、間隙６に充填固化して発泡アルミナ、発
泡コンクリート等の無機質発泡材である。
泡コンクリート等の無機質発泡材である。
８は、内管２に固定され間隙６を形成するため
のけい酸カルシウム、パーライト等からなる周方
向に二分割された筒状のサポートであり、外周面
は外管に接し、、また外周面には無機質成型断熱
材３と同様の溝４′が形成されている。
のけい酸カルシウム、パーライト等からなる周方
向に二分割された筒状のサポートであり、外周面
は外管に接し、、また外周面には無機質成型断熱
材３と同様の溝４′が形成されている。
上記断熱管１の製造に当つては、無機質成型断
熱材３で覆つた内管２を外管に挿入し、無機質成
型断熱材３と外管５の間に間隙６を形成し、間隙
６の断熱管一端側を蓋し、断熱管一端側を下にし
他端側を上にして傾けた状態で、他端側から無機
質成型断熱材３の溝４およびサポートの溝４′に
無機質発泡材７の原液を流し込む。流し込まれた
無機質発泡材７の原液は溝４，４′と外管の間を
通つて一端側まで流れ、そして原液は発泡するに
つれて間隙６の全周に回りこみ、この回りこみが
断熱管の全長にわたつて行われ無機質発泡材７が
間隙６の完全に充填固化される。
熱材３で覆つた内管２を外管に挿入し、無機質成
型断熱材３と外管５の間に間隙６を形成し、間隙
６の断熱管一端側を蓋し、断熱管一端側を下にし
他端側を上にして傾けた状態で、他端側から無機
質成型断熱材３の溝４およびサポートの溝４′に
無機質発泡材７の原液を流し込む。流し込まれた
無機質発泡材７の原液は溝４，４′と外管の間を
通つて一端側まで流れ、そして原液は発泡するに
つれて間隙６の全周に回りこみ、この回りこみが
断熱管の全長にわたつて行われ無機質発泡材７が
間隙６の完全に充填固化される。
このように、溝４，４′を通つて無機質発泡材
７が間隙６に充填されるので、間隙６の寸法が２
〜５mmと小さくても粘性の高い無機質発泡材７は
間隙６に充填されるので、間隙６の寸法が２〜５
mmと小さくても粘性の高い無機質発泡材７は間隙
６にもれなく充填することができる。
７が間隙６に充填されるので、間隙６の寸法が２
〜５mmと小さくても粘性の高い無機質発泡材７は
間隙６に充填されるので、間隙６の寸法が２〜５
mmと小さくても粘性の高い無機質発泡材７は間隙
６にもれなく充填することができる。
尚、無機質成型断熱材３の外周面に無機質発泡
材７との密着性を良くするため変形アクリル樹脂
やシリコン樹脂等の合成樹脂被膜を設けても良
い。また溝４，４′の断面形状は第１，２図に示
すような角形に限らず、Ｕ字形、Ｖ字形等でも良
く、溝４，４′の数も断熱管の径に応じて２つで
あつても良い。
材７との密着性を良くするため変形アクリル樹脂
やシリコン樹脂等の合成樹脂被膜を設けても良
い。また溝４，４′の断面形状は第１，２図に示
すような角形に限らず、Ｕ字形、Ｖ字形等でも良
く、溝４，４′の数も断熱管の径に応じて２つで
あつても良い。
（考案の効果）
以上詳述した本考案によれば、無機質成型断熱
材３と外管５の間隙６に充填した無機質発泡材７
の層を薄くすることができるため、無機質成型断
熱材３より値段の高い無機質発泡材７の量が少な
くてすみ、断熱管の製造コストを低減できる。そ
して、無機質発泡材７の層を薄くできる分、無機
質発泡材７より断熱性に優れた無機質成型断熱材
３の層を厚くでき、従来と同じ外径寸法の断熱管
で断熱性に優れたものを得ることができる。
材３と外管５の間隙６に充填した無機質発泡材７
の層を薄くすることができるため、無機質成型断
熱材３より値段の高い無機質発泡材７の量が少な
くてすみ、断熱管の製造コストを低減できる。そ
して、無機質発泡材７の層を薄くできる分、無機
質発泡材７より断熱性に優れた無機質成型断熱材
３の層を厚くでき、従来と同じ外径寸法の断熱管
で断熱性に優れたものを得ることができる。
第１〜３図は本考案の断熱管の実施例を示し、
第１図は横断面図、第２図は縦断面図、第３図は
第２図の−線断面図、第４図は従来例の横断
面図である。 １……断熱管、２……内管、３……無機質成型
断熱材、４……溝、５……外管、６……間隙、７
……無機質発泡材。
第１図は横断面図、第２図は縦断面図、第３図は
第２図の−線断面図、第４図は従来例の横断
面図である。 １……断熱管、２……内管、３……無機質成型
断熱材、４……溝、５……外管、６……間隙、７
……無機質発泡材。
Claims (1)
- 内管２を、外周面に軸方向に沿つて溝４が形成
された無機質成型断熱材３で覆い、この断熱材３
と、この断熱材３を覆う外管５との間に間隙６を
形成し、前記溝４および間隙６内に無機質発泡材
７が充填されてなることを特徴とする断熱管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985155866U JPH0325509Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985155866U JPH0325509Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6263489U JPS6263489U (ja) | 1987-04-20 |
| JPH0325509Y2 true JPH0325509Y2 (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=31076952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985155866U Expired JPH0325509Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0325509Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0660713B2 (ja) * | 1990-04-03 | 1994-08-10 | ニチアス株式会社 | 断熱輸送管の製造方法 |
| JPH0660714B2 (ja) * | 1990-04-19 | 1994-08-10 | ニチアス株式会社 | 高温断熱装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54117568U (ja) * | 1978-01-30 | 1979-08-17 |
-
1985
- 1985-10-12 JP JP1985155866U patent/JPH0325509Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6263489U (ja) | 1987-04-20 |
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