JPH0325488Y2 - - Google Patents

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JPH0325488Y2
JPH0325488Y2 JP1986115985U JP11598586U JPH0325488Y2 JP H0325488 Y2 JPH0325488 Y2 JP H0325488Y2 JP 1986115985 U JP1986115985 U JP 1986115985U JP 11598586 U JP11598586 U JP 11598586U JP H0325488 Y2 JPH0325488 Y2 JP H0325488Y2
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JP
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handle
protrusion
groove
valve
outer circumferential
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JP1986115985U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガス等の危険流体の配管に使用する
押し廻し式のバルブであつて、特に、バルブ全閉
時の位置決めを確実に行うことにより、振動や接
触等によつて不慮の開弁が起きないようにしたバ
ルブ開閉装置に関するものである。
(従来の技術) 従来よりガスコツクには、安全性の要請から押
し廻し式コツクを採用しているものがある。
これは、閉止時にハンドルが不用意に回動しな
いようにロツク機構を設け、コツクを開放する場
合は、ハンドルを押し込んでロツク機構を解除
し、この押し込んだ状態のままハンドルを回動す
るようにしたものである。
これを第6図に示すガスコツクにより具体的に
説明すると、操作軸28と閉子29は、操作軸2
8の係合孔30と閉子29の突起部31とが軸方
向には摺動自在で、かつ回転不能に連結されてお
り、操作軸28の下面と閉子29との間に、ばね
34を装着して操作軸28を常時押し下げてい
る。また、操作軸28は、閉子位置においてコツ
ク本体32に固定されたストツパ33に係止する
ようにばね34によつて押し上げられている。更
には、ハンドル35をねじ36で操作軸28に止
着し、このハンドル35の押し込み操作により、
操作軸28をストツパ33から離脱させて回動で
きるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来のガスコツクに
は、ストツパ33やこれをコツク本体に固定する
部品が必要であり、その分、部品点数が多くな
り、従つて重量も大きく、また、これらの部品形
状が複雑でコストアツプにもなつている。更に
は、この構造は、軸部にパツキンやOリングを装
着していないメンコツク用のもので、パツキンの
装着してあるグランドコツクやOリングを装着し
ているボールバルブに用いることは困難である。
そこで、本願出願人は、上記の問題点を解決す
るために、バルブ、特にボールバルブに押し廻し
式のロツク機構を設けたバルブ開閉装置を提案し
ている(実願昭61−93256号)。
本考案は、上記出願に更に改良を加えたもので
あり、振動等によつてハンドルが脱落することを
防止し、バルブ全閉時の位置決めを確実にし、も
つて、開閉操作の向上を図ることを目的としたも
のである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、ボデー
内に組み込んだ弁体とステムをハンドルの押し廻
しによつて回動して弁体を開にする押し廻し式の
バルブにおいて、上記ボデーの軸装部の外周面に
は、ハンドルの回動を規制する軸装方向に沿つた
縦溝と、該縦溝の下端に軸装部の円周方向に略
90゜の間隔で形成した円周溝を連設し、上記ハン
ドルの内周面に1個の突起部を一体に設け、該突
起部を上記縦溝と円周溝に案内自在に嵌合すると
共に、上記ハンドルの下面にばねを装着して上記
ハンドルを常に押し上げ、更に、上記縦溝の途中
に軸装部の外周方向に沿つた外周溝を連設し、こ
の外周溝内に割りリングを装着し、上記突起部が
縦溝内に位置したとき、当該突起部の上面を割り
リングに係止させるようにしたものである。
(作用) 本考案は、上記のように構成したから、弁体の
閉止時には、ハンドルの内周面に設けた突起部が
ボデーの軸装部外周面に設けた縦溝内に位置して
ハンドルの回動が規制されてロツク状態と成り、
更に突起部の上面は、軸装部の外周溝に装着した
割りリングに当接しているので、ハンドルは全閉
時において確実に位置決めされ、また、振動等に
よるハンドルの脱落を防止し、誤操作が起きるお
それは全くない。
また、弁体を開放する場合は、ハンドルの押し
込み操作により、突起部が縦溝の下方位置に案内
されてロツク状態が解除されるので、更にハンド
ルを回動操作すると、突起部が円周溝内に案内さ
れて弁体は開放状態となる。
(実施例) 第1図は本考案におけるバルブ開閉装置の一実
施例を示した縦断面図、第2図は第1図の分解斜
視図、第3図は第1図におけるロツク機構部分の
横断面図、第4図は第1図のハンドルの押し込み
状態を示す部分断面図である。
図面において、1はボールバルブ用のボデーで
あり、このボデー1の上方に軸装部2があり、ま
た、ボデー1の内部には、貫通孔3を有する弁体
(ボール)4をボールシート5を介して回動自在
に装着し、この弁体4にステム6の下端を連結
し、ステム6は、軸装部2に止め輪7で軸装され
ている。8は軸装部2の内部に設けたばね9の係
止溝、10はOリングである。11はハンドル
で、このハンドル11には、内部にステム6の角
柱部6aに係合する係合部12を設け、この係合
部12の上方には、長孔13を形成している。ハ
ンドル11を押し込んだときに、係合部位置の当
接面12aが角柱部6aの上面6bに当接するよ
うに設定されている。14は、ばね9の係止溝で
ある。このばね9は、本例のようにボデー1とハ
ンドル11の間に設けても良いが、ハンドル11
とステム6の間、ハンドル11と止め輪7の間に
装着することもできる。
更に、ハンドル11のスカート部15の内周面
に、上面と下面を円弧状又は傾斜状に形成した突
起部16を設ける。17は縦溝であり、この縦溝
17は軸装部2の外周面に軸装方向に沿つて切欠
き形成し、この縦溝17に上記した突起部16を
嵌合してハンドル11の回動を規制するためのも
のである。更に、縦溝17の下端より円周溝18
を連設形成する。この円周溝18は、突起部16
を案内してハンドル11の回動範囲を90度に規制
するためのもので、第3図に示すように突起部1
6の中心の回動範囲が90度となるように形成す
る。19は、ハンドル11を軸装部に冠着するた
めの止めねじである。ただし、次に述べるように
突起部16の上面が割りリング21に当接した時
にも、止めねじ19とハンドル11との間には余
裕があるようになつている。
又、軸装部2の外周面には円周方向に沿つて外
周溝20を形成し、この外周溝20に割りリング
(止着部材)21を装着する。割りリング21の
一端部を折り曲げて折曲部21aを形成し、この
折曲部21aを軸装部2に形成した切欠き部21
bに係止して割りリング21がみだりに外周溝2
0内で回らないようにしている。
この割りリング21は、突起部16の止着部材
となるもので、バルブの全閉時に突起部16が縦
溝17の上方に位置しているとき、ばね9の弾発
力により突起部16の上面が割りリング21に当
接してハンドル11のがたつき防止と位置決めが
確実になされると共に、万一止めねじが振動等に
よつて抜け落ちてもハンドル11は脱落すること
がない。
なお、割りリング以外にハンドル11の分解と
組立に支障がなく、かつ突起部16が当接してハ
ンドルの位置決めが行われる止着部材であれば良
く、また、軸装部に一体に止着部を設けて、突起
部を当接させ、この場合は、ハンドル11の分解
と組立に支障がない形状にすれば良い。
次に、上記実施例の作用を説明する。
先ず、ボデーにハンドルを組み付ける順序につ
いて説明すると、軸装部2の外周面に設けた外周
溝20に割りリング21を装着し、ばね9を軸装
部2の係止溝8に装着し、次いで、ハンドル11
の係合部12をステム6の角柱部6aに嵌合する
と共に、ハンドル11の突起部16を縦溝17の
開放端より強く挿入すると、突起部16の下端面
により割りリング21が縮径されて突起部16が
押し込まれる。すると、ばね9の上端がハンドル
11の係止部14に装着されるので、ばね9の弾
発力によりハンドル11を上方に押し上げ、突起
部16の上面は、割りリング21に当接して位置
決めされ、最後に、ハンドル11の長孔13より
止めねじ19を挿通してステム6に螺着すると、
ハンドル11は、ボデー1に確実に組み付けるこ
とができる。
また、分解するときは、止めねじ19を外して
縦溝17に位置している突起部16を上方に強く
引き上げるようにハンドル11を引き抜くと、突
起部16の上面により割りリング21を縮径する
ので、ハンドル11を取外すことができる。
次に、第1図において、成閉の状態で、ハンド
ル11をばね9に抗して押し込むと、縦溝17に
嵌合している突起部16が下方に案内されて円周
溝18の下面に移動してロツク状態が解除され、
次いで、ハンドル11を第3図において反時計回
りに回動すると、突起部16は円周溝18に案内
されて終端に当接する。すなわち、ハンドル11
は90度回動されるので、弁体4は全開状態とな
る。
次いで、バルブを全閉するには、ハンドル11
を上記とは逆に回動すると、突起部16は円周溝
18を案内されて縦溝17の下端に位置した時に
弁体4が閉止され、同時にハンドル11は、ばね
9の弾発力によつて押し上げられ、突起部16は
縦溝17に案内されてロツク状態となると共に、
突起部16の上面が割りリング21に当接して位
置決めされる。
第5図は本考案におけるバルブ開閉装置をヒユ
ーズ機構を内蔵したボールバルブに適用した例で
ある。即ち、ガスが過流量になつたときに球弁2
2が連通孔23を瞬時に閉塞して、過流ガスによ
る事故を未然に防止するヒユーズ機構カートリツ
ジ24をボデー25に、供給側配管26と連通し
て設けたものであり、27はホース接続部であ
る。
なお、上記した各実施例は、縦溝17、円周溝
18及び突起部16の組合せは1組であるが、こ
れに限定されることなく、2組設けるようにして
も良い。
(考案の効果) 以上のことから明らかなように、本考案による
と、ボデーの外周面に縦溝及び円周溝を設け、こ
の縦溝及び円周溝に、ハンドルの突起部を案内自
在に嵌合してハンドルのロツク及び回動を可能と
するとともに突起部の上面を割りリングに当接す
るように構成したので、従来のようにハンドルと
弁体との間に操作軸やロツキングプレート等より
成るロツク機構を設ける必要がなく、その分、部
品点数が少なくなり、製作や組立も容易になり、
コスの低減を図ることができ、しかもバルブの全
閉時における位置決めが確実であるため、振動や
接触等によつて不慮の開弁が起きるおそれが全く
なく、更に振動等によつてハンドルが脱落するお
それもなく閉弁状態が維持され、バルブの開閉装
置の操作性にも優れており、又、ハンドルの組込
み、取り外しも極めて簡単に行なうことができる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本考案の各実施例を示し
たもので、第1図はバルブの閉止状態を示す縦断
面図、第2図は第1図の分解斜視図、第3図は第
1図におけるロツク機構部分の横断面図、第4図
は第1図のハンドルの押し込み状態を示す部分断
面図、第5図は本考案における他の実施例を示す
縦断面図であり、第6図は従来のガスコツクを示
した断面図である。 1……ボデー、2……軸装部、3……弁体(ボ
ール)、6……ステム、9……ばね、11……ハ
ンドル、16……突起部、17……縦溝、18…
…円周溝、20……外周溝、21……止着部材
(割りリング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデー内に組み込んだ弁体とステムをハンドル
    の押し廻しによつて回動して弁体を開にする押し
    廻し式のバルブにおいて、上記ボデーの軸装部の
    外周面には、ハンドルの回動を規制する軸装方向
    に沿つた縦溝と、該縦溝の下端に軸装部の円周方
    向に略90゜の間隔で形成した円周溝を連設し、上
    記ハンドルの内周面に1個の突起部を一体に設
    け、該突起部を上記縦溝と円周溝に案内自在に嵌
    合すると共に、上記ハンドルの下面にばねを装着
    して上記ハンドルを常に押し上げ、更に、上記縦
    溝の途中に軸装部の外周方向に沿つた外周溝を連
    設し、この外周溝内に割りリングを装着し、上記
    突起部が縦溝内に位置したとき、当該突起部の上
    面を上記割りリングに係止させたことを特徴とす
    るバルブ開閉装置。
JP1986115985U 1986-07-30 1986-07-30 Expired JPH0325488Y2 (ja)

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JPS6322485U JPS6322485U (ja) 1988-02-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534028B2 (ja) * 1977-07-25 1980-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534028U (ja) * 1978-08-24 1980-03-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5534028B2 (ja) * 1977-07-25 1980-09-04

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