JPH03253876A - カラー記録装置 - Google Patents

カラー記録装置

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JPH03253876A
JPH03253876A JP2051774A JP5177490A JPH03253876A JP H03253876 A JPH03253876 A JP H03253876A JP 2051774 A JP2051774 A JP 2051774A JP 5177490 A JP5177490 A JP 5177490A JP H03253876 A JPH03253876 A JP H03253876A
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recording
endless
belt
toner
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JP2051774A
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Nobuyuki Tanaka
信之 田中
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Fujitsu Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子写真記録方式を利用して少なくとも2色以上のカラ
ー記録を行うカラー記録装置に関し、記録紙の除電不足
に起因したその中央部の盛上がりによって生じ得る色ず
れ問題を克服し得るカラー記録装置を提供すること目的
とし、互いに異なった色の帯電トナー像を形成する少な
くとも2つのトナー記録ユニットと、トナー記録ユニッ
トに記録紙を順次通過させてそこに異なった色の帯電ト
ナー像を転写させるべく記録紙を機械的に把持して搬送
する記録紙搬送機構と、記録紙搬送機構でもって記録紙
を少なくともトナー記録ユニットのうちの隣接する2つ
の間で搬送する際に記録紙を水平に維持すべく記録紙搬
送機構に組み込まれかつトナー記録ユニットのそれぞれ
の間に配置された少なくとも2つの無端保持ベルト組立
体とを具備するカラー記録ユニットにおいて、無端保持
ベルト組立体の無端ベルトの走行速度が前記記録紙搬送
機構による記録紙の搬送速度よりも遅くされ、しかも無
端保持ベルト組立体の無端ベルトの走行速度が記録紙の
搬送方向で上流側に位置する無端保持ベルト組立体の無
端ベルト程遅くされることを特徴とするカラー記録装置
を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子写真記録方式を利用して少なくとも2色
以上のカラー記録を行うカラー記録装置に関する。
電子写真記録方式では、感光ドラム等の静電潜像担持体
に−様な帯電領域を与え、この帯電領域に光学的露光手
段でもって静電潜像を形成し、この静電潜像を帯電トナ
ーで現像して可視像とし、その帯電トナー像に記録紙等
の記録媒体を適用させると共に該記録媒体にその背面か
ら帯電トナーとは逆極性の電荷を与えて、該帯電トナー
像を静電的に該記録媒体側に転写し、その転写トナー像
を持つ記録媒体を例えば熱定着器等に送って、該転写ト
ナー像を記録媒体に熱定着し、これにより記録媒体上に
トナー記録像が得られることになる。
このような電子写真記録技術を利用してカラー記録を行
う場合には、例えば、特開昭53−74036号公報、
特開昭53−96838号公報等に開示されているよう
に、互いに独立したトナー記録装置を構成する少なくと
も2つのトナー記録ユニットが直列に配置され、これら
トナー記録ユニットで互いに異なった色の帯電トナー像
が形成される。これら帯電トナー像はトナー記録ユニッ
トを順次通過させられる記録紙上に転写させられて重ね
合わされ、その後例えば熱定着器によって該記録媒体上
に熱定着され、これにより少なくとも2色以上のカラー
記録が得られることになる。
以上述べたように、電子写真記録方式を利用しく3) たカラー記録装置では、異なった色の着色トナー像が記
録媒体上で重ね合わせられるので、高品位の出力カラー
画像を得るためには2色以上の帯電トナー像の重合わせ
が正確に行い得るようにされなけらばならない。
〔従来の技術〕
上述したようなカラー記録装置において、記録紙上で2
色以上の着色トナー像を正確に重ね合わせるためには、
記録紙は平坦な状態で各トナー記録ユニットの帯電トナ
ー像転写箇所を定速度で通過させられなければならない
。従来の記録紙搬送機構の一タイプとして、無端搬送ベ
ルトを用いるものが知られており、この場合少なくとも
2つのトナー記録ユニットは該無端搬送ベルトの上側走
行部に沿って直列に配置される。各トナー記録ユニット
のトナー像転写箇所を記録紙に定速で通過させるために
は、無端搬送ベルトに対する記録紙の位置ずれ所謂スリ
ップを生じさせないようにしなければならない。このよ
うな記録紙の位置ずれ(4) を防止するために、無端搬送ベルトの上側走行部に電荷
を与えて、記録紙を該無端搬送ベル1〜の上側走行部に
静電的吸着力でもって保持させることが提案されている
。ところが、そのような静電的吸着力は湿度等の環境条
件によって変動し、このため無端搬送ベルトの上側走行
部と記録紙と間で十分な静電的吸着力が得られなくなる
と、無端搬送ベルトに対する記録紙の位置ずれが生じ、
その結果2色以上の着色トナー像の重合わせに色ずれが
発生し得ることになる。
そこで、湿度等の環境変化に影響されることなく記録紙
を確実に定速で搬送し得る記録搬送機構として、無端駆
動ベルトに把持具すなわちグリッパを取り付け、そのグ
リッパでもって記録紙を機械的に把持して搬送するもの
が提案さている。
第2図を参照すると、そのような記録紙搬送機構を組み
込んだカラー記録装置が示され、そこではかかる記録紙
搬送機構が参照番号10で全体的に示されている。記録
紙搬送機構10は給紙部12と熱定着器14との間に配
置され、記録紙搬送機構10の上方側には4つのトナー
記録ユニット16Y、16M、16Cおよび16Kが直
列に配置される。これらトナー記録ユニットは互いに同
じ構成を持つものであるが、各トナー記録ユニットで用
いられるトナーの色は異なる。すなわち、トナー記録ユ
ニット16Y、16M、16Cおよび16にでは、それ
ぞれイエロトナー、マゼンタトナー、シアントナーおよ
びブラックトナーが用いられる。
記録紙搬送機構10は第3図に示すように一対の無端ベ
ルト要素10aを具備し、この一対の無端ベルト要素1
0aは一対の駆動プーリ10bおよび一対の従動プーリ
10c (第2図)に掛は渡され、一対の駆動プーリ1
0bは第3図に示すように長尺シャフト10dの両端部
に取り付けられるつなお、第3図には図示されていない
が、一対の従動プーリ10cも一対の駆動プーリ10b
と同様な態様で長尺シャフトの両端部に取り付けられる
一対の無端ベルト要素10a間には長尺の板状部材10
eが橋架され、この板状部材10e上には記録紙Pの先
端縁を把持するようになった4つのグリッパすなわち把
持要素10fが適当な間隔で搭載される。なお、板状部
10eは複数個設けられ、それらは一対の無端ベルト要
素10aの周長方向に沿って適当な距離を置いて等間隔
に配置される。第4図に最もよく示すように、板状部材
10eの両端には垂直に立ち上がった取付片10gが設
けられ、この取付片10gには丸孔10hおよび弧状ス
ロワ)10iが形成される(第4図)。
一方、無端ベルト要素10aには一対の金具10jが固
着され、この一対の金具10jの各々からはピン要素1
0kが突出する。第4図に図示するように、一方のピン
要素10には丸孔10hに挿通させられ、また他方のピ
ン要素10には弧状スロット10iに挿通させられ、こ
れにより板状部材10eは一対の無端ベルト要素10a
に対して保持されることになる。ここで注目すべき点は
、板状部材10eが丸孔10hに挿通されたピン要素1
0にの回りで回動自在とされ、これにより一(7) 対の金Mtojが駆動プーリ10bおよび従動ブーJ1
0cをスムーズに通過し得ることである。
把持要素10fはトーションばね等の適当な弾性ばね要
素によって把持位置に弾性的に偏倚させられ、記録紙の
先端縁を把持する際あるいはその先端縁の把持状態を解
放する際に把持要素10fは弾性的偏倚力に抗して把持
位置から解放位置に変位させられるようになっている。
把持要素10fを把持位置から解放位置に変位させるた
めに、長尺シャツ)10dには把持要素10fの数に対
応した4つのカム板101が取り付けられる。各カム板
10iは円板の一部を略半月形に切り取った形態を呈し
、その弧部には突起片10mが設けられる。なお、第3
図には図示されていないが、従動プーリ10cの長尺シ
ャフトにも同様な形態のカム板が4つ取り付けられる。
板状部材10eが駆動ブーIJ 10 bあるいは従動
プーリ10cを通過するとき、板状部材10eはカム板
10Aの弧部に当てられ、このとき突起片10mは板状
部10eに形成された孔を貫通して把持要素10f(8
) に係合させられ、これにより把持要素10fは弾性的偏
倚力に抗して把持位置から解放位置まで変位させられる
ことになる。要するに、第3図では、記録紙Pの先端縁
は4つの把持要素10fによって把持された状態となっ
ているが、駆動プーリ10bが図中に矢印で示す方向に
回転駆動させられると、板状部材10eは駆動プーリ1
0b側に向かって移動させられ、その結果板状部材10
eが駆動ブーIJ 10 bを通過するとき、各把持要
素10fは該当カム板101!、の突起片10mの保合
によって把持位置から解放位置まで変位させられ、これ
により記録紙の先端縁は把持要素10fによる把持状態
から解放される。板状部材10eが駆動プーリ10bか
ら離れるとき、把持要素10fは突起片10mとの保合
から解除されて、弾性的偏倚力でもって再び解放位置か
ら把持位置に戻される。一方、板状部材10eが従動ブ
ー’) 10 cを通過するときも、同様に把持要素1
0fは把持位置から解放位置に偏倚され、また板状部材
10eがそこを離れるとき、把持要素10fは再び解数
位置から把持位置に戻される。
給紙部12は記録紙の積重ね体を収容するホッパ12a
と、その積重ね体の上側から一枚ずつ記録紙を繰り出す
繰出しローラ12bとを具備する。
繰出しローラ12bによって繰り出された記録紙は一対
のガイドローラ12cを介して記録紙搬送機構10側に
送り出される。記録紙の送出し繰出しタイミングについ
ては、板状部材10eが従動ブーU 10 cを通過す
る際に把持要素10fが解放位置から再び把持位置を取
る直前とされ、これにより記録紙の先端縁が第3図に示
すような態様で把持要素10fによって把持され、その
結果記録紙はトナー記録ユニット16Y、16M、16
Cおよび16Kを順次通過させられるべく搬送されるこ
とになる。
トナー記録ユニット16Y、16M、16Cおよび16
には上述したように互いに同じ構成を持つものであるか
ら、トナー記録ユニット16Yの構成についてのみ以下
に説明し、その説明を他のトナー記録ユニット16M、
16Cおよび16Kについて援用することにする。トナ
ー記録ユニット16Yは静電潜像担持体として感光ドラ
ム16aを具備し、この感光ドラム16aは記録作動時
に時計方向(第2図において)に回転駆動させられる。
感光ドラム16aの周囲にはその回転方向に沿って帯電
器16b、光学的露光手段16c、トナー現像器16d
、転写/除電器16eおよびクリーナ16fが順次配置
される。帯電器16bは例えばコロナ放電器から構成さ
れ、このコロナ放電器によって感光ドラム16aには−
様な帯電領域が形成される。光学的露光手段16cは例
えば一ライン上に配列した多数の発光ダイオード素子か
らなるLEDアレイから構成され、このLEDアレイに
よって感光ドラム16aの帯電領域には静電潜像が書き
込まれる。LEDアレイ16cによって書き込まれた静
電潜像はトナー現像器16dにより帯電トナー(その色
はトナー記録ユニットに応じて異なる)で現像され、こ
れにより該静電潜像は帯電トナー像として可視化される
。転写/除電器16eは例えば一対のコロナ放電器(1
1) 16e1および16e2から構成され、コロナ放電器1
6e、は転写器として、またコロナ放電器16e2は除
電器として機能する。詳しく述べると、転写器16e、
には、それと感光ドラム16aとの間を通過させられる
記録紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷を与えるような
直流電流が流され、これにより該帯電トナー像は該記録
紙側に転写され、一方除電器16e2には、帯電トナー
像の転写のために記録紙に与えられた電荷を取り除いて
その帯電量を低下させるように交流が流され、これによ
り該記録紙が静電的吸着力でもって感光ドラム16a側
に巻き込まれることなく該感光ドラム16aから容易に
分離される。記録紙側に転写されずに感光ドラム16a
側に残った残留トナーはクリーナ16fによって清掃さ
れる。また、トナー記録ユニッl−16Yは記録紙搬送
機構10によって搬送される記録紙位置を検出するセン
サ16gを具備し、このセンサ16gによって、LED
アレイ16cによる静電潜像の書込みタイミング制御さ
れ(なお、感光ドラム16aは定速回(12) 転させられ、また無端ベルト10cは定速走行させられ
る)、これにより帯電トナー像が記録紙に対して常に所
定位置に転写され得ることになる。
板状部材10eがトナー記録ユニッ)16Yのセンサ1
6gによって検出されると、トナー記録ユニット16Y
はそれによって記録されるべき記録紙が所定位置に到達
したことを知り、そこでLEDアレイ16cが作動され
て、感光ドラムlOaの帯電領域に対する記録紙−頁分
の静電潜像の書込みが順次開始される。そのような静電
潜像がトナー現像器16dでもって帯電トナー像として
順次現像されて帯電器16e1に到達するとき、記録紙
の先端縁側は帯電器16e+内に既に導入され、これに
より該帯電トナー像は記録紙に所定巾の上縁マージンを
残した状態で該記録紙側に順次転写されることになる。
記録紙にイエロの帯電トナー像が転写された後、その記
録紙はトナー記録ユニット16M、16Cおよび16K
を順次通過させられ、その結果イエロの帯電トナー像上
にマゼンタの帯電トナー像、シアンの帯電トナー像およ
び黒の帯電トナー像が次々重ね合わされる。このような
4色の帯電トナー像を持つ記録紙は次いでヒートローラ
形式の熱定着14に送られ、そこで4色の帯電トナー像
は記録紙上に熱定着される。
以上に述べたような記録紙搬送機構10にあっては、記
録紙が板状部材10eに伴われてトナー記録ユニット間
、例えばトナー記録ユニット16Yおよび16Mの間を
搬送されるとき、記録紙の後端縁側は板状部材10eか
ら垂れ下がって引きずられることになる。そこで、記録
紙搬送機構10には第2図に示すように記録紙の垂下が
りを阻止するために3つの無端保持ベルト組立体18が
組み込まれ、各無端保持ベルト組立体18は互いに隣接
するトナー記録ユニットの転写/除電器16e間に配置
される。各無端保持ベルト組立体重8は駆動プーリ18
aと、3つの従動プーリ18bと、その間に掛は渡され
た無端ベルト18cとから槽底される。従来では、無端
保持ベルト組立体18の無端ベルト18Cの走行速度は
記録紙の搬送速度少なくとも一対の無端ベルト要素10
aの走行速度と一致させられ、これにより記録紙は上述
のように板状部材10eから垂れ下がることなくトナー
記録ユニット間を水平な状態で搬送されることになる。
第2図では、記録搬送機構10の板状部材10eと無端
保持ベルト組立体18の無端ベルト18Cと関係につい
ては正確には図示されていないが、実際には、第5図に
示すように、板状部材10eが無端ベルト18cの領域
を通過するとき、板状部材10eは無端ベルト10cに
形式された凹部18d内に収容される。詳述すると、無
端ベルト18cには比較的大きな肉厚が与えられ、そこ
には肉薄部として凹部18dが与えられる。このような
凹部ledのために、記録紙(第5図では、参照符号P
で示される)は板状部材10eから水平に延在した状態
で無端ベルト8c上に保持され、これにより記録紙に先
端縁側(すなわち、把持要素10fによって把持された
部分)が折り曲げられることはない。従来の場合では、
上述したよう(15) に、無端ベルt−18cの走行速度(V、)は記録紙の
搬送速度(v9)と一致させられているので、板状部材
10eが必ず各無端ベルト18cの凹部18d内に収容
され得るようにするためには、各無端ベルト18cの周
長と板状部材10eの配置間隔(1g)とが同じかある
いは所定の比例関係にされる。なお、特定の比例関係の
場合には無端ベルト18Cに複数個の凹部を形式して、
それら凹部でもって板状部材10eを交互に収容させる
ことが必要となる。
以上のように槽底されたカラー記録装置では、記録紙は
板状部材10eに対して機械的に把持された状態で搬送
されるので、トナー記録ユニット16Y、16M、16
Cおよび16Kを所定の一定速度で順次通過させられる
ことになり、このため各トナー記録ユニットでの記録紙
の垂れ下がりに起因する送り量の変動による色ずれ問題
は解消され得ることになる。
(I6) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、記録紙を把持要素10fでもって機械的
に把持して搬送したとしても、記録紙の搬送不良による
色ずれ問題を完全に克服し得ないことが明らかなとなっ
た。先に述べたように、転写/除電器16eの除電器1
6e2は帯電トナー像の転写のために記録紙に与えられ
た電荷を取り除き、これにより該記録紙を静電的吸着力
でもって感光ドラム16a側に巻き込まれないように機
能するものであるが、環境変化等の変動のために除電器
16e2によって記録紙から十分な除電が行われない場
合がしばしば生じる。このとき記録紙の中間部が静電的
吸着力でもって感光ドラム10a側に強く引き付けられ
、その結果記録紙の中央部は上側に向かって盛り上がっ
た状態・となる。
記録紙がそのような状態の優で送られると、その中央盛
上がり部よりも後部では、記録紙が所定量よりも多く送
られることになって色ずれが生じ得る。
したがって、本発明の目的は上述したようなりイブのカ
ラー記録装置であって、記録紙の除電不足に起因したそ
の中央部の盛上がりによって生じ得る色ずれ問題を克服
し得るカラー記録装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるカラー記録装置は互いに異なった色の帯電
トナー像を形成する少なくとも2つのトナー記録ユニッ
トと、これらトナー記録ユニットに記録紙を順次通過さ
せてそこに異なった色の帯電トナー像を転写させるべく
該記録紙を機械的に把持して搬送する記録紙搬送機構と
、この記録紙搬送機構でもって記録紙を少なくとも該ト
ナー記録ユニットのうちの隣接する2つの間で搬送する
際に該記録紙を水平に維持すべく該記録紙搬送機構に組
み込まれかつ該トナー記録ユニットのそれぞれの間ある
いはその前後に配置された少なくとも2つの無端保持ベ
ルト組立体とを具備する。本発明によれば、そのような
カラー記録装置において、少なくとも2つの無端保持ベ
ルト組立体の無端ベルトの走行速度を記録紙搬送機構に
よる記録紙の搬送速度よりも遅くし、しかも少なくとも
2つの無端保持ベルト組立体の無端ベルトの走行速度を
記録紙の搬送方向で上流側に位置する無端保持ベルト組
立体の無端ベルト程遅くすることが特徴とされる。
〔作用〕
以上の構成から明らかなように、本発明によるカラー記
録装置にあっては、無端保持ベルト組立体の無端ベルト
の走行速度が記録紙搬送機構による記録紙の搬送速度よ
りも遅くされるので、記録紙が無端保持ベルト組立体の
無端ベルト上で保持されるているとき、記録紙は無端保
持ベルト組立体の無端ベルトの走行速度と記録紙搬送機
構による記録紙の搬送速度との速度差によって張力を受
ける。また、少なくとも2つの無端保持ベルト組立体の
無端ベルトの走行速度が記録紙の搬送方向で上流側に位
置する無端保持ベルト組立体の無端ベルト程遅くされる
ので、記録紙が少なくとも2(19) つの無端保持ベルト組立体の無端ベルト間に位置してい
るときにも、その両無端ベルト間の走行速度差によって
記録紙は張力を受ける。このため記録紙の中央部が除電
不足のために盛り上がったとしても、その盛上がり部が
かかる張力の作用によって平坦化されることになる。
〔実施例〕
次に、添付図面の第1図を参照して、本発明によるカラ
ー記録装置の一実施例について説明する。
本発明によるカラー記録装置は第2図ないし第5図に示
した従来のカラー記録装置の無端保持ベルト組立体18
に代えて第1図に示すような無端保持ベルト組立体20
を用いることによって得られる。換言すれば、第2図な
いし第5図を参照して説明した記録紙搬送機構10なら
びにトナー記録ユニット16Y、16M、16Cおよび
16には本発明によるカラー記録装置の構成要素ともな
り得るものである。したがって、それら構成要素の説明
は本発明によるカラー記録装置のものとしく20) て援用することにする。
第1図を参照すると、本発明に従って構成された無端保
持ベルト組立体が参照番号20で全体的に示される。3
つの無端保持ベルト組立体20はそれぞれ記録紙搬送機
構10に組み込まれると共に互いに隣接するトナー記録
ユニット間に配置される。各無端保持ベルト組立体20
は駆動プーリ20aと、3つの従動プーリ20bと、そ
の間に掛は渡された無端ベルト20cとから構成され、
その無端ベルト20cには板状部材10eを収容する凹
部20dが形成される。このように3つの無端保持ベル
ト組立体20は従来の無端保持ベルト組立体18の場合
と外見上同様な構成とされるが、しかし無端保持ベルト
組立体20では、それら3つの無端ベルト20Cの走行
速度(Vl、Vb2、Vb+)は従来の場合のように記
録紙の搬送速度(V9〉 と等しくされるのではなくそ
れよりも小さくされる。このため記録紙(第1図では参
照符号Pでしめされる)が各無端保持ベルトl立体20
の無端ベルl−20c上で保持されているとき、その速
度差のために記録紙は張力を受けることになる。
さらに、本発明では、3つの無端ベルト20cの走行速
度(Vb r、Vb2、Vb3)ニツイテはVbl <
 vbz〈Vb3の関係が与えられ、このため記録紙が
互いに隣接する2つの無端保持ベルト組立体20の無端
ベルト20c間に置かれているとき、その速度差のため
に記録紙は張力を受ける。したがって、記録紙がトナー
記録ユニット16Y、16M、16Cおよび16Kを順
次通過する際、記録紙には絶えず張力が与えられ、その
結果記録紙の中央部が除電不足に起因して盛り上がった
としても、その盛上がり部は平坦化され得ることになる
。なお、かかる速度差については、好ましくは2ないし
3%程度とされる。
上述したように、本発明では、無端保持ベルト組立体2
0の無端ベルト20cの走行速度が記録紙の搬送速度す
なわち板状部材10eの走行速度よりも遅くされるので
、各無端保持ベルト組立体20の無端ベルト20cの走
行周期(無端ベルトの周長/Vb+、Vb2またはVb
3)が板状部材10eの到来周期(L、 /V9)に一
致させられ、これにより板状部材10eが常に無端ベル
ト20cの凹部20d内に収容され得ることになる。ま
た、無端保持ベルト組立体20の無端ベルト20cの走
行速度と板状部材10eの走行速度との速度差のために
、板状部材10eは無端ベルト20cの凹部20d内で
該無端ベルト20cに対して相対的に変位するので、該
凹部20dの巾が板状部材10eの巾よりも該速度差に
応じて広くされ、これにより板状部材20eは凹部20
dの縁壁と干渉することなく走行することができる。
本実施例では、記録紙の先端縁を機械的に把持させるた
めに、記録紙搬送機構10の一対の無端ベルト要素10
a間に板状部材10eを張り渡してそこに把持要素10
fを設置したが、記録紙の側方縁部を把持させる把持要
素を一対の無端ベルト要素10aに取り付けてもよい。
この場合には、かかる板状部材10eの使用が排除され
るので、無端ベルト20Cに凹部20dを形成する必要
はなく、また無端ベルt−20cの走行周期を板状部(
23) 材10eの到来周期に一致させる必要性もなくなるので
、各無端保持ベルト組立体2oの無端ベルト20cの走
行速度については適宜決め得ることになる。
〔発明の効果〕
以上の記載から明らかなように、本発明によれば、無端
保持ベルト組立体の無端ベルトの走行速度と記録紙搬送
機構による記録紙の搬送速度との速度差によって記録紙
に張力を与えるだけでなく、無端保持ベルト組立体の無
端ベルトの相互間の走行速度差によっても記録紙に張力
を与えることが可能となり、このため記録紙の中央部が
除電不足のために盛り上がったとしても、その盛上がり
部が平坦化され得るので、記録紙の搬送不良に起因する
色ずれの無い高品位のカラー記録を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカラー記録装置の要部を示す概略
図、第2図は従来のカラー記録装置の全(24) 体構成を示す概略図、第3図は第2図のカラー記録装置
の記録紙搬送機構を示す部分斜視図、第4図は第3図の
部分拡大斜視図、第5図は従来のカラー記録装置の要部
を示す概略図である。 10・・・記録紙搬送機構、12・・・給紙部、14・
・・熱定着器14.16Y・16M・16C−16K・
・・トナー記録ユニット、20・・・無端保持ベルト組
立体、20a・・・駆動プーリ、20b・・・従動プー
リ、20c・・・無端ベルト、20d・・・凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、互いに異なった色の帯電トナー像を形成する少なく
    とも2つのトナー記録ユニット(16Y、16M、16
    C、16K)と、これらトナー記録ユニットに記録紙を
    順次通過させてそこに異なった色の帯電トナー像を転写
    させるべく該記録紙を機械的に把持して搬送する記録紙
    搬送機構(10)と、この記録紙搬送機構でもって記録
    紙を少なくとも前記トナー記録ユニットのうちの隣接す
    る2つの間で搬送する際に該記録紙を水平に維持すべく
    該記録紙搬送機構に組み込まれかつ該トナー記録ユニッ
    トのそれぞれの間あるいはその前後に配置された少なく
    とも2つの無端保持ベルト組立体(20)とを具備する
    カラー記録装置において、前記少なくとも2つの無端保
    持ベルト組立体の無端ベルト(20c)の走行速度が前
    記記録紙搬送機構による記録紙の搬送速度よりも遅くさ
    れ、しかも前記少なくとも2つの無端保持ベルト組立体
    の無端ベルトの走行速度が記録紙の搬送方向で上流側に
    位置する無端保持ベルト組立体の無端ベルト程遅くされ
    ることを特徴とするカラー記録装置。
JP2051774A 1990-03-05 1990-03-05 カラー記録装置 Pending JPH03253876A (ja)

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