JPH0325366Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0325366Y2
JPH0325366Y2 JP1984142486U JP14248684U JPH0325366Y2 JP H0325366 Y2 JPH0325366 Y2 JP H0325366Y2 JP 1984142486 U JP1984142486 U JP 1984142486U JP 14248684 U JP14248684 U JP 14248684U JP H0325366 Y2 JPH0325366 Y2 JP H0325366Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
operating body
case
latch claw
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984142486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6157503U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984142486U priority Critical patent/JPH0325366Y2/ja
Publication of JPS6157503U publication Critical patent/JPS6157503U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0325366Y2 publication Critical patent/JPH0325366Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、半固定可変抵抗器などの回転型電子
部品に係り、特に、操作体の回動を正確に規制す
るストツパ機構が設けられている回転型電子部品
に関する。
〔従来の技術〕
第4図〜第6b図は従来の回転型電子部品の一
例として半固定可変抵抗器を示すものである。
第4図(平面図)に示す半固定可変抵抗器にお
いて、樹脂製の操作体1の外周には、掛止爪1a
が突設されている。操作体1を回転させると、所
定角度で掛止爪1aが樹脂製ケース2に形成され
た突部2aに当接し、操作体1の回転角が規制さ
れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
この種の半固定可変抵抗器は、小型軽量化の傾
向にあるので、上記掛止爪1aと突部2aの肉厚
も必然的に薄くなつている。したがつて、電子機
器の調整工程にて、操作体1をドライバで回転さ
せる際に、不用意に力が加わつて、掛止爪1aが
突部2aに強く当接すると、その押圧力で突部2
aが図の一点鎖線で示すように外方へ弾性変形す
る場合がある。その結果、掛止爪1aのひつかか
りが不十分になつて、操作体1の回転角を規制で
きなくなる不都合が生じる。
また、第5a図(斜視図)に示すように、操作
体1に形成された掛止爪1aの肉厚が薄い場合に
は、第5b図(断面図)に示すように、この掛止
爪1aがケース2の突部2aに当接する際の押圧
力で弾性変形し、上述同様の不都合が生じる。
また、第6a図(斜視図)に示す掛止爪1aは
アングル形であり操作体1の外周一側に形成され
ているものであり、下方へ延出された部分がケー
ス2の突部2aに係合されるようになつている。
しかし、この掛止爪1aが突部2aに強い力で掛
止されると、第6b図に一点鎖線で示すように掛
止爪1aは上方へ反つてしまう。その結果、この
場合においても上述と同様の不都合が生じる。
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、操作体の回転角が正確に規制される
ばかりでなく、小型軽量化が容易に実現できる回
転型電子部品を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による回転型電子部品は、ケースに操作
体が回動自在に支持されて、このケースと操作体
との間に回路構成部材が介在されており、且つ前
記ケースには操作体の回動軸に沿う方向に延びる
突部が、操作体にはその回動時に前記突部の側面
に当接する掛止爪が設けられており、前記操作体
が回動したときに掛止爪が突部の側面に当たると
きのその掛止爪と突部の側面のそれぞれの当たり
部のうちの少なくとも一方には前記操作体の回転
中心から遠ざかるにしたがつて突部側へ入り込ん
でいく傾斜面が形成されており且つ、操作体の回
動力により掛止爪が突部の側面を押圧したとき前
記傾斜面を介して突部に回転中心方向への力を与
える状態にて掛止爪と突部の側面とが当接するこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
上記手段では、操作体を回転させて、回路構成
部材により抵抗値の可変などを行なう場合、操作
体の係止爪がケースの突部の側面に当たることに
より、操作体の回動角度の規制が行なわれる。こ
の掛止爪と突部の側面のそれぞれの当たり部のう
ちの少なくとも一方には前記操作体の回転中心か
ら遠ざかるにしたがつて突部側へ入り込んでいく
傾斜面が形成されており且つ、操作体の回動力に
より掛止爪が突部の側面を押圧したとき前記傾斜
面を介して突部に回転中心方向への力を与える状
態にて掛止爪と突部の側面とが当接するため、係
止爪が突部に当たつた際、ケースに設けられた突
部に操作体の回転中心の方向への変形力が作用す
る。よつて突部と係止爪とが外れることはなく、
両者が確実に係止され、操作体の回転規制が確実
に行なわれる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第3図の図面
によつて説明する。
第1a図は第一実施例による回転型電子部品の
斜視図、第1b図はその正面図、第2a図は第二
実施例による回転型電子部品の斜視図、第2b図
はその正面図、第3図は回転型電子部品の断面図
である。なお、図においては回転型電子部品の一
例として半固定可変抵抗器が示されている。
第3図に示すように、樹脂製のケース20には
所定深さの収納室20aが形成されている。この
収納室20aの底に基板21が固設されている。
この基板21の表面には、回路構成部材である半
円弧状の抵抗体21aが形成されている。この抵
抗体21aの両端には接続端子22aが半田付け
されている。この接続端子22aはケース20の
底面20bから外方へ突出されている。また、基
板21の中心には支持軸11が、ケース20の底
面20bから挿通されている。この支持軸11に
形成されたフランジ11aと底面20bとの間に
他の接続端子22bが介装されている。この接続
端子22bはL字形に曲げ形成されて上記接続端
子22aと平行に配列されている。
抵抗体21a上には、これも回路構成部材であ
る摺動子23が摺動されている。この摺動子23
は樹脂製の操作体10に固着されている。この摺
動子23は支持軸11を介して接続端子22bに
電気的に導通されている。また、操作体10の中
央にはドライバなどの工具が装着される溝10a
が穿設されている。
ケース20の上縁一側には突部20cが形成さ
れている。また、操作体10の外周一側には掛止
爪10bが形成されている。
操作体10の溝10aにドライバなどの工具を
装着して回転力を印加すると、この操作体10は
支持軸11を中心に回転する。その間、操作体1
0に固設された摺動子23が基板21の抵抗体2
1a上を摺動し、抵抗値が可変的に設定される。
この操作体10の許容回動角は、上記操作体1
0に形成された掛止爪10bがケース20に形成
された突部20cに当接することで規制される。
この掛止爪10bと突部20cとの当接部には、
互いに外れる方向への変形を防止する変形防止面
αとβが形成されている。この変形防止面αとβ
は、以下の各実施例に示す形状となつている。
(第一実施例) 第1a図、第1b図に示す第一実施例では、突
部20cの両側の当接部20dは、2つの平面か
ら成る凸面αとなつている。また掛止爪10bの
両端の当接部10cは、上記凸面αに嵌合する凹
面βになつている。
掛止爪10bの当接部10cが、突部20cの
当接部20dに当接されると、この両者は互いに
凹凸嵌合されて位置決めされる。よつて、例え
ば、ケース20の肉厚が比較的薄い場合でも、突
部20cが外方へ逃げるようなことはなく、操作
体10の回動角は正確に規制される。特に、上記
凸面αと凹面βの回転中心に対する外側のほぼ半
分の部分では、両面が回転中心から遠ざかるにし
たがつて回転方向へ傾斜する傾斜面となつている
ため、係止爪10b側の凹面βの外側の半分の部
分によりケース側の突部20cが回転中心方向へ
包み込まれるような当接関係となり、これにより
突部20cと係止爪10bとの外れが完全に防止
できるようになる。
(第二実施例) 第2a図、第2b図に示す第二実施例では、ケ
ース20に形成された突部20cの両側の当接部
20dが、外方へ収束するテーパ状の斜面αに形
成されている。一方、この当接部20dに嵌合さ
れる操作体10側の掛止爪10bの当接部10c
は、上記当接部20dと対称な傾斜面βとなつて
いる。すなわち上記斜面αならびに傾斜面βは、
第2b図に示すように、操作体10の回転中心か
ら遠ざかるにしたがつて回転方向へ向く傾斜状態
となつている。
掛止爪10bの当接部10cが、突部20cの
当接部20dに当接されると、この両者は互いに
面当接され、このとき、当接部10cの斜面が当
接部20dを軸心方向へ押圧する。よつて、ケー
ス20の肉厚が比較的薄い場合でも、突部20c
が外方へ変形するようなことはなく、操作体10
の回動角は正確に規制される。
なお、本考案による回転型電子部品は半固定可
変抵抗器に限らず、ロータリースイツチなどに応
用することができる。
〔効果〕
以上のように本考案によれば、操作体に設けら
れた係止爪がケースの突部に当たるとき、係止爪
と突部の少なくとも一方に形成された傾斜面によ
りケース側の突部が回転中心方向へ押圧されるた
め、突部が係止爪から外側に外れることがなく、
両者が確実に当たつて、操作体の回動規制が確実
に行なわれる。またケースに形成される突部なら
びに操作体に形成された掛止爪の肉厚を薄くする
ことができ、部品の小型軽量化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は第一実施例による回転型電子部品の
斜視図、第1b図はその平面図、第2a図は第二
実施例による回転型電子部品の斜視図、第2b図
はその正面図、第3図は回転型電子部品の断面
図、第4図以下は従来例を示すものであり、第4
図は回転型電子部品の正面図、第5a図は他の回
転型電子部品の斜視図、第5b図はその要部断面
図、第6a図はさらに他の回転型電子部品の斜視
図、第6b図はその要部断面図である。 10……操作体、10b……掛止爪、10c…
…掛止爪の当接部、20……ケース、20c……
突起、20d……突起の当接部、20c,21a
……回路構成部材、α,β……変形防止面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに操作体が回動自在に支持されて、この
    ケースと操作体との間に回路構成部材が介在され
    ており、且つ前記ケースには操作体の回動軸に沿
    う方向に延びる突部が、操作体にはその回動時に
    前記突部の側面に当接する掛止爪が設けられてお
    り、前記操作体が回動したときに掛止爪が突部の
    側面に当たるときのその掛止爪と突部の側面のそ
    れぞれの当たり部のうちの少なくとも一方には前
    記操作体の回転中心から遠ざかるにしたがつて突
    部側へ入り込んでいく傾斜面が形成されており且
    つ、操作体の回動力により掛止爪が突部の側面を
    押圧したとき前記傾斜面を介して突部に回転中心
    方向への力を与える状態にて掛止爪と突部の側面
    とが当接することを特徴とする回転型電子部品。
JP1984142486U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH0325366Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984142486U JPH0325366Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984142486U JPH0325366Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6157503U JPS6157503U (ja) 1986-04-17
JPH0325366Y2 true JPH0325366Y2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=30700810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984142486U Expired JPH0325366Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0325366Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2515053Y2 (ja) * 1990-09-12 1996-10-23 帝国通信工業株式会社 回転式電子部品
JP4801562B2 (ja) * 2006-10-23 2011-10-26 株式会社東海理化電機製作所 ロータリスイッチ装置
JP5294940B2 (ja) * 2009-03-30 2013-09-18 帝国通信工業株式会社 回転式電子部品のストッパ構造
JP2011003421A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Niles Co Ltd スイッチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829804B2 (ja) * 1974-03-29 1983-06-24 カルル フインケ オ− ハ− ゲ− カラ−ペ−ストヨウビヒクル

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829804U (ja) * 1981-08-21 1983-02-26 コパル電子株式会社 可変抵抗器のストッパ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829804B2 (ja) * 1974-03-29 1983-06-24 カルル フインケ オ− ハ− ゲ− カラ−ペ−ストヨウビヒクル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6157503U (ja) 1986-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0325366Y2 (ja)
US4465994A (en) Adjustable enclosed potentiometer
US5500634A (en) Variable resistor
JP4425005B2 (ja) 基板への電子部品取付構造
US5697796A (en) Contact sleeve
JPS5849607Y2 (ja) クリック付可変抵抗器
JPH0741063Y2 (ja) 電子機器の操作部構造
KR100230705B1 (ko) 전기부품
JP2592812Y2 (ja) 回転操作型電気部品のストッパ機構
JPH07153510A (ja) 表面実装型コネクタ
JP2939103B2 (ja) 回転形可変抵抗器
JPS59734Y2 (ja) 可変抵抗器
JPH0122191Y2 (ja)
JP3840962B2 (ja) 可変コンデンサの製造方法
JP3091133B2 (ja) リセプタクルコネクタ
JPH0328485Y2 (ja)
JPH0534086Y2 (ja)
JPS626652Y2 (ja)
JP3990005B2 (ja) 回転型電子部品
JPH019126Y2 (ja)
JPH0337207Y2 (ja)
JPH0532964Y2 (ja)
JP2500370Y2 (ja) 可変式電子部品
JP3669484B2 (ja) バッテリ
JPH01218005A (ja) 電子機構部品