JPH03253612A - 地下構造物の山止め構築工法およびそれに使用する山止め用構築部材 - Google Patents

地下構造物の山止め構築工法およびそれに使用する山止め用構築部材

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JPH03253612A
JPH03253612A JP5140590A JP5140590A JPH03253612A JP H03253612 A JPH03253612 A JP H03253612A JP 5140590 A JP5140590 A JP 5140590A JP 5140590 A JP5140590 A JP 5140590A JP H03253612 A JPH03253612 A JP H03253612A
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Nobuyuki Maeda
信之 前田
Koichi Watanabe
宏一 渡辺
Yasushi Samori
佐守 康司
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄筋コンクリート造の建築物等の地下構造物
の構築工法に係り、とくに、地表面から土止め壁を先行
して構築し、その支承のもとで地下を掘削するときの、
土庄に対する支承手段を改善する山止めの構築工法を採
用した地下構造物の構築工法に関するものである。
[従来の技術] 建築物が鉄筋コンクリート造で形成され、地下室を有す
るときには、地下階の施工に先立ってその周囲に擁壁を
構築する必要がある。一般的な従来技術では、第7図に
示すように、鉄筋コンクリート造の建築物lの地下室等
の地下構造物を地盤2中に構築するには、建築物1の地
下部分の掘削のために、その周囲に地上から土止め壁3
を打設し、土止め壁の上部に沿って腹蔵し4を設け、対
向する腹蔵し4間に切梁5と火打梁を架設して支保工と
する。土止め壁3は、例えば図示のように、親杭31と
横矢板32とからなり、またはシートパイルを連設する
。6は掘削部、7は建築物1の柱、8は床梁、9は床ス
ラブである。
このとき、1階の床梁8の位置に切梁5を架設し、その
支承のもとで掘削部6の根切り掘削をし、外壁コンクリ
ートや構造躯体を逆打ちしながら下向きに掘削を進める
工法、掘削の完了後に底盤から上向きに外壁を構築する
工法などの地下階の構築工法が知られている。
また、切梁として、鋼製の仮設材を使用し、または、鉄
筋コンクリート造の本設床梁8の施工を先行させること
もよく行われている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、山止めにおける切梁の架設は、土圧を支
承するために、通常、直交する支圧材を上下に組み付け
るための架設工事と、工事の進行に伴う盛り替えを必要
とするばかりでなく、掘削土の搬出や、施工用の資機材
の搬入、搬出に障害となって、施工性が低下することが
免れられず、このような欠点が認識されないままに経過
しているのが現状である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記のような切梁に関する一切の欠点を一掃
することを目的とし、切梁を全廃することを課題として
、山止めの構築工法を改善し、切梁に代る山止め用構築
部材を採用すると共に、施工中の支持手段を創案したも
のであって、地下構造物の構築工事に先行して掘削部周
囲に山止め設け、地下構造物を構築する工法において、
地上から先行して土止め壁を構築すると共に、掘削部外
周に鋼管製ケーシングの支持柱を打設する工程、該支持
柱に支持させて、土止め壁の内側に、中央部分に開口部
を有する環状の水平のコンクリート版体を構築する工程
、地下階の構築終了後に支持柱を撤去する工程とを包含
することを特徴とする地下構造物の山止め構築工法と、
その工法に使用され、腹蔵し、切梁に代えることができ
る山止め用構築部材を提供することを目的とするもので
ある。これによって、地下の構造体の構築に欠くことの
できない山止め工事を改善することができ。
地下構造物の構築工事を合理化できるものである。
[実施例] 本発明の地下構造物の山止め構築工法とその工法に使用
する山止め用構築部材とを、好適な実施例を示す図面に
基づいて詳細に説明する。第1図は本発明を採用した鉄
筋コンクリート造建築物を例とする地下階部分の断面図
、第2図は同地下部分の平面図である。第7図の参照番
号は該当部分について共通にしである。図において、建
築物1の地下部分の地!!2の掘削のために、その周囲
に地上から土止め壁3を打設し、土止め壁3の上部に沿
って頭繋ぎ4Aを架設しである。
本発明にあっては、掘削部6の外周寄りにケーシング1
0を打設し、このケーシング10を支持柱として、その
所定の高さ位置ごとに、山止め構築用の構築部材20が
支持されている。
ケーシング10は、鋼管11を主体とし、鋼管11の径
と板厚とは、それに作用する軸力と下方の支持層Sの耐
力および施工性によって定められ、その下端部12では
、第3図にも詳細に示すように、内面に鉄筋13を溶接
し、コンクリート14を打設して下端開口部を閉塞しで
ある。
ケーシング10が構造物1の地下各階の床スラブ9と交
差する位置には、構築部材20としての水平のコンクリ
ート版体(以下単に版体という)20を支承するために
、鋼管11の外周に複数の鋼板製のスラブ支持体15が
取付けられ、スラブ支持体15は、第4図の側面図a、
平面図すに示すように、鋼管11の外面に垂直に溶接し
て固着されたブラケット16と、その上面に水平に固着
すると共に、鋼管11にも裏板を介して溶接されるスラ
ブ受17の板体とからなり、その取付個数と構造材の寸
法とは、上方から作用する重量に従って定められる。
一方、版体20は、実体としては環状のものであって、
中央部分には開口部21を有しており、第1図、第2図
に示すように、土止め壁3に接する外周辺22では分厚
く、開口部11に面する内側823では床スラブとして
薄く形成すると共に、外周辺22の肉厚部内に、地下室
の外周の梁8を内蔵して形威しである。24は、この版
体20の平面上の拡がりに対して、建築物1の内部の複
数の柱7の位置に設けた貫通孔であり、詳細を第6図に
示しである。
本発明の山止めの構築工法に使用される山止め用構築部
材20には、構造物が格別大きくないときに、プレキャ
ストコンクリートで形成することができ、さらに、第2
図に仮想線で示すように、対角線に沿って各辺ごとに分
割した部材として形成することもできる。
[作 用] 本発明の構築工法と構築部材の作用を、第5図のa、b
、c各図によって、施工工程に基づいて説明する。a図
においては、通常のように、土止め壁3を構築すると共
に、その内側の地盤2の表面において、下方の支持層S
に達する鋼管製のケーシング10を打設し、第3図に示
すように、内部にコンクリート14を打設して下端部1
2を閉塞し、支持層Sに支持させる。
ついで、b図では、−次の掘削を行い、掘削部6の面6
1の表面を均し、地表までのケーシング10の余長部1
8を切断すると共に、その周囲部分62を若干掘削する
。この部分では、最上段のスラブ支持体15を取付けた
のち、その周囲部分62を掘削面61まで埋め戻し、掘
削面61全面にわたって開口部21や貫通孔24のため
に所定の型枠3oを組み、所要の配筋をする。
次に、C図に示すように、版体20を構築し、版体20
をケーシング10の位置でスラブ支持体15に支持させ
る。この構造によって、ケーシング10の支持力の流れ
は、鋼管11から鉄筋13、コンクリート14を経て、
下端部12において支持層21に伝達される。
以上によって、版体20はケーシング10によって支持
され、土止め壁3の全周に対して、腹蔵し4と個々の切
梁5に代る環状の支保工を形威し、掘削部6の次段の掘
削が可能になる。
以後は、通常の掘削工事が所定の深さごとに推進され1
版体20の下方の二次、三次の根切と、それに伴う次段
の版体20の構築とが、ケーシング10の支持のもとで
下方に繰り返して施工され、掘削の最終根切底60に到
達すれば、以後、構造物1の柱7と外壁72(第1図)
等を上方に順に構築する。
次に、本数の構造物との関係では、版体20の外周以外
にも本設の床梁8を内蔵しておき、第6図に示すように
1版体20に設けた柱7用の貫通孔24の部分で、柱7
、床梁8の鉄筋71.81の接続を行い構造物lの架構
を完成する。また、開口部21の部分のコンクリートは
、開口部21が仮設の開口として不要になった時点で、
逐次に床スラブ9の後打ちコンクリート91によって閉
塞すればよい。そして最後に、各階において、支持柱と
しての役目を果たした鋼管ケーシングを切断除去する。
もちろん、内部にコンクリートを打設し、鋼管11を外
殻とする構造部材として利用することもできる。
[発明の効果] 本発明の山止めの構築工法と山止め用構築部材は、地下
構造物の構築工事に先行して掘削部周囲に山止め設け、
地下構造物を構築する工法において、地上から先行して
土止め壁を構築すると共に、掘削部外周に鋼管製ケーシ
ングの支持柱を打設する工程、該支持柱に支持させて、
土止め壁の内側に、中央部分に開口部を有する環状の水
平のコンクリート版体を構築する工程、地下階の構築終
了後に支持柱を撤去する工程とを包含する地下構造物の
山止めの構築工法と、そのためにとくに構成された山止
め用構築部材であるから、従来出立めに不可欠とされて
いた腹蔵しならびに切梁を廃して合理的な支保工を架設
することができる。従って、支保工関連の工期を短縮し
、仮設工事費を削減することができるばかりでなく、地
下工事の期間中のあらゆる上下の連絡作業に、十分な仮
設開口部を確保することができる。また、先行するケー
シングによって、各層ごとに支持される構造であるから
、版体面外に対する支柱等が不要であり、跳ね上がりの
惧れや座屈よる災害に対しても十分安全であり、版体に
要する費用はすべて本設の構造体に利用することができ
る。さらに、版体はプレキャストコンクリート部材とし
ても形成することができるから、その利点を十分に活用
することができると共に、本設の柱に逆打ち工法を採用
する必要がない、等の効果が大きい。
従って、本発明は、地下構造物の構築に欠くことができ
ない掘削部の山止めにおいて、支保工としての腹蔵しと
切梁とを削減するものであるから、構造物の工事費に占
める割合が大きい地下工事に関して、労務費と工期の削
減に大いに貢献し、きわめて新規的な効果を奏すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の地下構造物の山止め構築工法と山止め用
構築部材とを実施例に基づいて説明するものであり、第
1図は本発明を採用した鉄筋コンクリート造建築物の地
下階部分の断面図、第2図は同地下部分の平面図であり
、第3図はケーシングの下端の断面図、第4図a、bは
スラブ支持体の詳細説明図、第5図の各図は、本発明の
山止め構築工法を工程に基づいて説明する概略断面図で
あり、第6図は本発明を使用する構造物の柱と版体との
関係を説明する断面図、第7図は従来の山止め工法を説
明する断面図である。 l・・・建築物、2・・・地盤、3・・・土止め壁、4
・・・腹蔵し、5・・・切梁、6・・・掘削部、7・・
・柱、8・・・床梁、9・・・床スラブ、10・・・ケ
ーシング、11・・・鋼管、12・・・下端部、13・
・・鉄筋、14・・・コンクリート、15・・・スラブ
支持体、16・・・ブラケット、17・・・スラブ受、
18・・・余長部、20・・・コンクリート版体、21
・・・開口部、22・・・外周辺、23・・・内側縁、
24・・・貫通孔、30・・・型枠、60・・・根切底
、61掘削面、62・・・周囲部分、71・・・柱鉄筋
、72・・・外壁、81・・・梁鉄筋、91・・・スラ
ブコンクリート、P・・・土圧、S・・・支持層。 第2図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地下構造物の構築工事に先行して掘削部周囲に山
    止め設け、地下構造物を構築する工法において、地上か
    ら先行して土止め壁を構築すると共に、掘削部外周に鋼
    管製ケーシングの支持柱を打設する工程、該支持柱に支
    持させて、土止め壁の内側に、中央部分に開口部を有す
    る環状の水平のコンクリート版体を構築する工程、地下
    階の構築終了後に支持柱を撤去する工程とを包含するこ
    とを特徴とする地下構造物の山止め構築工法。
  2. (2)水平のコンクリート版体は、プレキャストコンク
    リートで形成することを特徴とする請求項1記載の地下
    構造物の山止め構築工法。
  3. (3)水平のコンクリート版体は、地下構造物の本設床
    版の一部を兼ねることを特徴とする請求項1または2記
    載の地下構造物の山止め構築工法。
  4. (4)支持柱は鋼管製のケーシングであり、下端部をコ
    ンクリートによって閉塞することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載の地下構造物の山止め構
    築工法。
  5. (5)地下構造物の構築工事に際し、地上から先行して
    構築する土止め壁の内側に設ける山止め用構築部材にお
    いて、該構築部材は、中央部分に開口部を有し外周部に
    梁を内蔵する環状のコンクリート版体であり、構造物の
    柱の位置には貫通孔を設けてあることを特徴とする山止
    め用構築部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104695446A (zh) * 2015-03-13 2015-06-10 朱奎 地下室支护施工方法
CN113818712A (zh) * 2021-08-31 2021-12-21 上海宝冶集团有限公司 构件堆放区其对应区域地下空间的加固方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104695446A (zh) * 2015-03-13 2015-06-10 朱奎 地下室支护施工方法
CN104695446B (zh) * 2015-03-13 2016-08-24 朱奎 地下室支护施工方法
CN113818712A (zh) * 2021-08-31 2021-12-21 上海宝冶集团有限公司 构件堆放区其对应区域地下空间的加固方法

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