JPH03252439A - 組成物 - Google Patents

組成物

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JPH03252439A
JPH03252439A JP5047390A JP5047390A JPH03252439A JP H03252439 A JPH03252439 A JP H03252439A JP 5047390 A JP5047390 A JP 5047390A JP 5047390 A JP5047390 A JP 5047390A JP H03252439 A JPH03252439 A JP H03252439A
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JP
Japan
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ethylene
weight
chlorinated
copolymer
composition
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Application number
JP5047390A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Ichiro Sakae
一郎 寒河江
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Publication of JPH03252439A publication Critical patent/JPH03252439A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフレオンガスの耐透過性がすぐれた組成物に係
り、とりわけ機械的強度(たとえば、弓張強度、引裂強
度)が良好であり、しかも耐油性および柔軟性について
もすくれている組成物に関する。
〔従来の技術〕
周知のごとく、フレオンガスは空調設備、冷蔵庫、冷凍
庫などの冷媒用ガスとして広く利用されている。この種
のフレオンガスは、分子量が小さくなる程、冷却効果が
大きい。しがしながら、分子量が小さくなるにともない
、ガス透過性が高いため、通常R−12が用いられてい
ることはよく知られている。自動車業界、工業用部品業
界、家電業界において使用されているフレオンガス用の
ホース、チューブ、パツキン類は、現在アクリロニトリ
ル−ブタジェン共重合ゴムC以下[N’BRJと云う〕
が使用されているが、最近になって世界的問題になり始
めている大気圏のオゾン層がフレオンガスによって破壊
されるという問題が発生し、前記の業界においてフレオ
ンガスに耐え得る樹脂やゴムが要望されている。
一般に用いられているフレオンガス用ホースとしてはR
−12に耐え得るゴムとして、内層としてNBRを、外
層としてクロロプレンゴム(CR)やアクリルゴムが使
用され、形成されている。
さらに、フレオンガスR−12にすぐれた材料や成形物
として、ポリアミド樹脂ならびにポリアミド樹脂および
エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物の混合物から
なる積層されたホース(特開平1−30Ei239号)
、ナイロン11、ナイロン12の少なくとも一方にエチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物を主成分とする組
成物、ナイロン月、ナイロン12の少なくとも一方にポ
リエステル樹脂とを主成分とする組成物、炭素数が8個
以上、16個以下の脂肪族ジカルボン酸とへキサメチレ
ンシアミンとを反応させてなるポリアミド樹脂を主成分
とする組成物、さらに塩素化ブチルゴムまたはエピクロ
ルヒドリンゴムなどを混合してなる組成物を用いて三層
ないし五層からなるホースについて提案されている(特
開平1−3[]8452号ないし308455号)。
さらに、本発明者らは、フレオンガスの透過性かすぐれ
ているばかりでなく、耐熱性も良好であり、しかも耐油
性および機械的強度がすぐれている組成物、さらにはこ
れらの物性が良好であるのみならず、温度抵抗性および
耐ストレッチ性についてもす(れている組成物として、
(^)塩素化エチレン−プロピレン共重合体および(B
)エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物からなる組
成物(特願平1−100957号)ならびに(A)塩素
化ポリエチレン、(B)エチレン−酢酸ビニル共重合体
のケン化物および(C)210”Cにおいて溶融するポ
リアミド樹脂からなる組成物(特願平1−101740
号)についてすでに提案した。
〔発明が解決しようとする課題] 前記のNBRとクロロプレンゴムまたはアクリルゴムか
ら製造されたホースおよびバッキングシール材は、分子
量が80−115であり、かつ沸点(1気圧)が−30
℃以下のフレオンガスに満足し得る程度に耐えられず、
透過してしまうという問た発明では、ゴム層と樹脂層の
界面において動的特性(振動特性)を行なうと剥離など
の欠点が懸念される。さらに、特願平1−100957
号および同1−101740号に記載された発明では、
フレオン性はすぐれているが、柔軟性が劣るとともに、
加工するさいにコストアップとなる。
以上のことから、本発明は前に提案した特願平]−10
0957号および同1−10174(]号と同様に前記
の欠点(問題点)がなく、すなわちフレオンガスの耐透
過性が良好であり(フレオンガスの透過か極めて小さい
)、シかも耐熱性がすくれており、耐油性および機械的
強度が良好であり、さらに温度抵抗性および耐ストレッ
チ性かすくれているゴム組成物(塩素化ポリエチレン組
成物)を得ることである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明にした
がえば、これらの課題は、(A)プロピレンの含有量が
15〜40重Q9oてあり、かつメルトフローインデッ
クスか(jls K7210にしたかい、条件が14で
測定、以1”rMFRJと云う)か0.01〜5.0g
/10分であり、差動走査熱量計で測定した融解ピーク
が80℃以上であり、X線で測定した結晶化度か3%以
上であり、しかもゲルパーミエーンヨンクロマトグラフ
ィーて測定した分子量分布の指標である重量平均分子f
fl(My)/数平均分子量(Mn)か4以上であるエ
チレン−プロピレン共重合体を塩素化させることによっ
て得られる塩素含有率が40〜50重量96であり、か
つムーニー粘度(ML   、100℃)が40〜20
01+4 である塩素化エチレン−プロピレン共重合体(B)塩素
含有率が20〜50重量%である塩素化ポリエチレン ならびに (C)α、β−不飽和ジカルボン酸および/またはその
無水物の共重合割合が0.5〜10モル%であり、不飽
和カルボン酸エステルの共重合割合が多くとも30モル
%であるエチレン系共重合体 からなる組成物であり、組成物中に占める塩素化エチレ
ン−プロピレン共重合体の組成割合は40〜75重量9
6であり、かつエチレン系共重合体の組成割合は50〜
25重−%であるか、塩素化ポリエチレンの組成割合は
少なくとも20重足06である組成物、 によって解決することかできる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)  塩素化エチレン−プロピレン共重合体本発明
において使われる塩素化エチレン−プロピレン共重合体
を製造するにあたり、原料であるエチレン−プロピレン
共重合体のプロピレンの含有量は15〜40重量%であ
り、18〜40重量Ooが好ましく、特に20〜38重
量%が好適である。プロピレンの含有量が15重量%未
満のエチレン−プロピレン共重合体を使って塩素化させ
ると、得られる塩素化エチレン−プロピレン共重合体は
ゴム的な弾性が乏しく、むしろ製品においてプラスナッ
クライクであり、得られる組成物のゴム的特性を発揮し
ない。一方、40重量96を超えたエチレン−プロピレ
ン共重合体を用いて塩素化すると、塩素化のさいに得ら
れる塩素化エチレン−プロピレン共重合体の粒子か大き
くなり、反応系において団塊状になるために好ましくな
い。
また、該エチレン−プロピレン共重合体のM F Rは
0.01〜5.0g/IO分てあり、002〜5.0g
/10分が望ましく、とりわけ0.[15〜5.0g/
l[]分か好適である。MFRが[]、01g/10分
未満のエチレシープロピレン共重合体を使用して塩素化
するならば、得られる塩素化エチレン−プロピレン共重
合体の加工性がよくない。一方、5.0g/10分を超
えたエチレン−プロピレン共重合体を使って塩素化する
と、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の製造時に
おける反応効率が悪く、しかも塩素化物の団塊化か激し
い。
該エチレン−プロピレン共重合体のムーニ粘度(ML、
14,100℃)は通常10〜180てあり、】0〜1
70が好ましく、特に10〜150か好適である。
ムーニー粘度が10未満のエチレン−プロピレン共重合
体を塩素化すれば、塩素化中に塩素化物の団塊化か厳し
い。一方180を超えたエチレン−プロピレン共重合体
を用いると、得られる塩素化物の機械的特性はすぐれて
いるが、ゴム的な弾性が乏しく、むしろプラスチックラ
イつてある。
なお、該エチレン−プロピレン共重合体は、差動走査熱
量計(Diff’ercntial Scanning
Calori−meter、 DSC)で測定した融解
ピークか80℃以上であり、80〜125℃が好ましく
、特に85〜125℃が好適である。前記融解ピークが
80°C未満では、塩素化エチレン−プロピレン共重合
体を製造するさいに塊状になり、均一な塩素化物か得ら
れないために好ましくない。
また、該エチレン−プロピレン共重合体はX線で測定し
た結晶化度が396以上であり、3〜5006が望まし
く、とりわけ3〜4596か好適である。この結晶化度
か3%未満のエチレン−プロピレン共重合体を使って塩
素化すると、塩素化の段階で塊状となり、同様に均一な
塩素化物か得られない。
さらに、該エチレン−プロピレン共重合体はケルパーミ
エーンヨンクロマトグラフィ−(G P C)で測定し
た分子量分布の指標である重量平均分子ffl(M−・
)/数平均分子量(Mn)は4以上であり、4〜8か好
ましい。Mv/Mnか4未満のエチレン−プロピレン共
重合体を使用するならば、得られる塩素化物の加工性か
よくないために好ましくない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン共重合体を製造す
るには、該エチレン−プロピレン共重合体を水性媒体中
に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持するために、少
量の乳化剤、懸濁剤を加えることが好ましい。このさい
、必要に応して、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビス
イソブチロニトリルおよび過酸化水素のごときラジカル
発生剤、ライトシリコン浦なとの消泡剤ならびにその他
の添加剤を加えてもさしつかえない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン共重合体を製造す
るにあたり、前記の水性懸濁下で下記のごとき三つの方
法で塩素化させることか望ましい。
第一の方法は第一段階において用いられるエチレン−プ
ロピレン共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い温
度であるか、50℃より高い温度において全塩素化量の
2D〜60%を塩素化し、第二段階において前記第一段
階における塩素化温度よりも10℃以上高い温度である
が、該エチレン−プロピレン共重合体の融点よりも5〜
15℃低い温度において残りの塩素化を行なう方法であ
る。
また、第二の方法は、第一段階において使われるエチレ
ン−プロピレン共重合体の融点よりも少なくとも25℃
低い温度であるか、50°Cより高い温度において全塩
素化量の20〜6096を塩素化し、第二段階において
該エチレン−プロピレン共重合体の融点よりも1〜7℃
高い温度まで昇温させ、二の温度において塩素を導入す
ることなく10〜60分間アニールさせ、第三段階にお
いて該エチレンプロピレン共重合体の融点よりも2〜2
5℃低い温度において残りの塩素化を行なう方法である
さらに、第三の方法は第一段階において使用されるエチ
レン−プロピレン共重合体の融点よりも少なくとも25
℃低い温度であるが、50℃より高い温度において全塩
素化量の20〜6096を塩素化し、第二段階において
前記第一段階における塩素化温度よりも10℃以上高い
温度であるが、該エチレン−プロピレン共重合体の融点
よりも5〜15℃低い温度で残りの塩素化量の少なくと
も3096てあり、この段階までに全塩素化量の60〜
90%塩素化し、ついて第三段階において該エチレン−
プロピレン共重合体の融点よりも低い温度であるが、融
点よりも2℃以下低い温度において塩素化を行なう方法
である。
このようにして得られる本発明において使用される塩素
化エチレン−プロピレン共重合体の塩素含有率は40〜
50重量%(好ましくは、42〜50重足%、好適には
、43〜50重量%)である。この塩素化エチレン−プ
ロピレン共重合体の塩素含有率か40重量%未満では、
得られる組成物のフレオンガスの耐透過性がよくない。
一方、50重量%を超えると、生成される塩素化エチレ
ン−プロピレン共重合体は、熱安定性および耐熱性にお
いて著しく低下し、し、かも柔軟性についても低下する
ために好ましくない。
またムーニー粘度は100℃の温度においてラジ・ロー
タで40〜200ポイントであり40〜180ポイント
か望ましく、とりわけ50〜180ポイントか好適であ
る。
さらに、メルトフローインデックスCJIS K−72
10にしたかい、条件か8で測定、以下rFRJと云う
〕は、一般には1〜100g/ 10分てあり、3〜5
0g/10分か好ましく、とりわけ5〜30g/10分
が好適である。
(B)  塩素化ポリエチレン また、本発明において用いられる塩素化ポリエチレンは
ポリエチレンの粉末まt:は粒子を水性懸濁液中で塩素
化するか、あるいは有機溶媒中に溶解したポリエチレン
を塩素化することによって得られるものである(水性懸
濁中で塩素化することによって得られるものが望ましい
)。その塩素含有量が20〜50重量%の非結晶性の塩
素化ポリエチレンであり、特に塩素含有量か20〜45
重量06の非結晶性の塩素化ポリエチレンか好ましい。
前記ポリエチレンはエチレンを単独重合またはエチレン
と多くとも20重nq6のα−オレフィン(一般には、
炭素数か多くとも12個)とを共重合することによって
得られるものである。その密度は一般には、0910〜
0.970g/ccである。また、その分子量は少なく
とも3万であり、とりわけ5万〜70万が好適である。
この塩素化ポリエチレンのムーニー粘度(ML   、
100℃)は通常20〜100てあり、特に1+4 25〜90のものが好ましい。
(の エチレン系共重合体 さらに、本発明において使用されるエチレン系共重合体
は少なくともエチレンとα、β−不飽和ジカルボン酸ま
たはその無水物との共重合体である。該共重合体の流動
性を確保するためには、極性基を有するラジカル重合性
のコモノマー〔以下「第三成分」と云う〕とエチレンお
よび「α、β−不飽和ジカルボン酸またはその無水物」
〔以下「不飽和ジカルボン酸成分」と云う〕とのエチレ
ン系多元共重合体か好ましい。
不飽和ジカルボン酸成分のうち、α、β−不飽和ジカル
ボン酸の炭素数は通常多くとも20個であり、とりわけ
4〜16個のものか好適である。該ジカルボン酸の代表
例としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、3.6−ニンドメチレンー2.3.4.I3
−テトラヒドロ−シス−フタル酸(ナディック酸町かあ
げられる。
本発明のa、β−不飽和ジカルボン酸成分のうち、前記
α、β−不飽和ジカルボン酸の無水物か望ましく、なか
でも無水マレイン酸が好適である。
また、第三成分とは、極性基を含有するランカル重合性
のビニル化合物であり、不飽和カルボン酸エステル、ビ
ニルエステルおよびアルコキンアルキル(メタ)アクリ
レートなどが代表例としてあげられる。
不飽和カルボン酸エステルの炭素数は通常4〜40個で
あり、特に4〜20個のものが好ましい。代表例として
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレートなとの熱安定性のよいものが好ましい。
さらに、アルコキシアルキル(メタ)アクリレートの炭
素数は通常多くとも20個である。また、アルキル基の
炭素数が1〜8個(好適には、1〜4個)のものが好ま
しく、さらにアルコキン基の炭素数か1〜8個(好適に
は、1〜4個)のものか望ましい。好ましいアルコキン
(メタ)アルキルアクリレートの代表ρノとしては、メ
トキシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレー
ト、およびブトキシエチルアクリレートがあげられる。
また、ビニルエステルの炭素数は一般には多くとも20
個(好適には、4〜16個)である。その代表例として
は酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルブチレート
、ビニルピバレートなどがあげられる。
本発明のエチレン系共重合体において、不飽和ジカルボ
ン酸成分の共重合割合は通常0.5〜10モル%であり
、0.7〜10モル%か望ましく、とりわけ1,0〜1
0モル%が好適である。エチレン系共重合体の不飽和ジ
カルボン酸成分の共重合割合か0.5モル%未満では、
後記の熱可塑性樹脂との接着性や相溶性が劣り、さらに
耐熱性が劣る。一方、10モル%を超えたエチレン系共
重合体を使うならば、成形加工時に発泡が生し易く、し
かも成形後の吸水性が高くなり、電気的特性が悪くなり
、さらに製造上および経済上好ましくない。
また、第三成分の共重合割合は一般には30モル%未満
であり、1.0〜30モル%のものが好ましく、特に2
.0〜30モル%のものか好適である。エチレン系共重
合体の第三成分の共重合割合が30モル%を超えたもの
を使用すると、本発明の特徴を発現するか、製造上およ
び経済上好ましくない。
該エチレン系共重合体はエチレンと不飽和ジカルボン酸
成分あるいはこれらと第三成分とを100〜2500k
g/ e−の超高圧下、120〜oo°Cの温度で必要
に応し、連鎖移動剤を用い、撹拌機付きオートクレーブ
またはチューブラ−リアクターで、パーオキサイドなど
の遊離基発生剤を用いてランカル重合させることによっ
て製造することかてきる。該共重合体の製造方法はよく
知られているものである。
このエチレン系共重合体のメルトインデックスCJIS
 K〜7210に準拠し、第1表の条件か4でIfI1
1定、以下rM、1.Jと云う〕はいずれも通常05g
/10分以上であり、5.0g/10分以上か望ましく
、とりわけ10〜200g/10分か好適である。
(D)組成割合 本発明において、組成物中に占める塩素化エチレンープ
ロピレン共重合体の組成割合は40〜75重量%てあり
、42〜75重ff196が好ましく、特に45〜75
重量%が好適である。組成物中に占める塩素化エチレン
−プロピレン共重合体の組成割合か40重量%未満ては
、得られる組成物の耐フレオンガス性および機械的強度
か劣る。一方、75重量%を超えると、耐フレオンガス
性はすぐれているか、柔軟性と機械的特性とのバランス
の点て問題かある。
また、エチレン系共重合体の組成割合は50〜25重量
%であり、5.0〜20重量%が望ましく、とりわけ6
,0〜18重量%が好適である。組成物中に占めるエチ
レン系共重合体の組成割合が50重出量未満では、得ら
れる組成物の機械的特性が劣るばかりでなく、流動性に
ついてもよくなく、しかも他の組成物との相溶性につい
てもよくない。
方、25重量%を超えると、得られる組成物の耐フレオ
ンガス性の点において問題がある。
さらに、組成物中に占める塩素化ポリエチレンの組成割
合は少なくとも20重2%であり、20〜40重量9゜
か好ましい。組成物中に占める塩素化ポリエチレンの組
成割合が20重量9゜未満ては、得られる組成物の柔軟
性が劣る。
(E)  混合方法、成形方法なと 以上の物質を均一に配合することによって本発明の組成
物を得ることができるけれとも、さらにゴム業界および
樹脂業界において一般に使われている充填剤、可塑剤、
酸素、オゾン、熱および光(紫外線)に対する安定剤、
有機過酸化物(架橋剤として)、架橋促進剤、架橋促進
助剤、粘着付与剤、シャツ解削、軟化剤、ス1ルソプ剤
、難燃化剤、帯電防止剤、滑剤ならびに着色剤のごとき
添加剤を組成物の使用目的に応してさらに添加してもよ
い。
本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術性!Ilfにおいて一般に用いられている
オープンロール、ドライブレンダバンバリーミキサ−お
よびニーダ−のごとき混合機を使用して混合すればよい
。これらの混合方法のうち、−層均一な組成物を得るた
めにはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(た
とえば、あらかしめドライブレンダ−で混合した後、そ
の混合物をオープンロールを用いて混合する方法)。
本発明の組成物は一般のゴム業界において通常使用され
ている押出成形機、射出成形機、圧縮成形機およびスタ
ンピング成形機のごとき成形機を用いて所望の形状物に
成形してもよい。また、塩素化ポリエチレンまたは上記
のような組成物を添加してゴム技術分野において一般に
加硫(架橋)しながら成形物を製造する方法、すなわち
加硫と成形とを同時に進行させる方法を適用して所望の
形状物に成形させてもよい。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、抗張力〔以下rT
  Jと云う〕および伸び率〔以下「EB」と云う〕は
ASTM D790にしたかってテンシロン試験機を用
いて測定した。また、曲げ弾性率は、ASTM D79
0にしたかってテンシロン試験機を使って測定した。さ
らに、ガス透過率は、ASTM D1434に準じ、フ
ッ素含有有機化合物のガスとしてフロン22およびフロ
ン134aを使用し、1気圧、90℃の温度において2
4時間放置した後の重量変化より求めた。
なお、実施例および比較例において使った塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体、塩素化ポリエチレン、エチ
レン系共重合体、無機充填剤およびその他の添加剤の物
性、種類などを下記に示す。
〔く^)塩素化エチレン−プロピレン系共重合体〕塩素
化エチレン−プロピレン系共重合体として、水性懸濁状
てプロピレン含有量か22重量%てあり、かつムーニー
粘度(ML   、100℃)か+151+4 であるエチレン−プロピレン系共重合体(MFRl、0
g/10分、融点 120℃)1.0kgを仕込み、撹
拌しなから50〜90℃の温度範囲において該共重合体
の塩素含有量が18.2重1!9oになるまで塩素化し
た(第一段階塩素化)。ついて、反応系を121〜12
5℃に昇温させ、この温度範囲において塩素の導入を中
止させて30分間アニール化を行なった(第二段階アニ
ール化)。ついで、反応系を冷却し、95〜118℃の
温度範囲においで塩素含有量か46.2重量%になるま
で塩素化しく第三段階塩素化)、得られるムーニー粘度
(ML   、1.00℃)1+4 が110である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体
[M F R10,0g / 10分、以下「CgEP
R(^)」と云う〕を使った。
なお、比較のために前記のエチレン−プロピレン系共重
合体を用い、c、cEpR(A)を製造するさいの第三
段階の塩素化において塩素含有量が30,0重量になる
まで塩素化したほかは、CPE P R(A)と同じ条
件で塩素化を行なった。
得られた塩素化エチレン−プロピレン系共重合体〔以下
rcN EPR(B)Jと云う〕のムーニー粘度11L
   、100℃)は69てあり、MFRは21.01
+4 g/10分であった。
〔(B)塩素化ポリエチレン] また、塩素化ポリエチレンとして、密度か0.930g
/cnlであるポリエチレン(平均分子量 約10万)
を水性懸濁液で塩素化させることによって得られた塩素
化ポリエチレン〔塩素含有量370重量9゜、非品性、
以下rCPElと云う〕を用いた。
〔(C)エチレン系共重合体〕
さらに、エチレン系共重合体として、M、1が100g
/10分であるエチレン−メチルメタクリレート−無水
マレイン酸三元共重合体〔メチルメタクリレートの共重
合割合 18.5モル9o、無水マレイン酸の共重合割
合1,5モル%、以下rEMMAjと云う〕を使用した
〔(D)無機充填剤〕
また、無機充填剤として、ファーネスブラック〔昭和キ
ャボット社製、商品名 ショウブラックSRF、平均粒
径 72nm、以下rSRFJと云う〕を使った。
〔(E)その他の添加剤〕
また、その他の添加剤として、酸化マグネシウム〔協和
化学工業社製、商品名 キョーワマグ#150.100
メツシユパス、比表面積 150イ/g1以下rMgO
Jと云う〕を安定剤として、2.2.4−1−ツメチル
−1,2−ジヒドロキノリンの重合物〔以下r2,2.
4Jと云う〕を抗酸化剤として、可塑剤としてトリオク
チルトリメリテート〔以下1’TOTMJと云う〕を用
いた。また架橋剤として2.5−ジメチル−2,5−ジ
(第三級−ブチルペルオキシ)ヘキサン〔以下「過酸化
物」と云う〕、架橋促進剤としてトリアリルイソシアネ
ート 〔以下rTA I CJと云う〕を使用した。
実施例1〜6、比較例1〜18 第1表に種類および配合量が示されている塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体(CIIEPR)ならびに第
1表にそれぞれの配合量か示されている塩素化ポリエチ
レン(CPE)、エチレン系共重合体(EMMA) 、
無機充填剤(SRF)および抗酸化剤(2,2,4) 
、可塑剤(TOTM)ならびに5.0重量部のMg0(
安定剤として)をあらかしめ表面温度が50℃に設定し
たオープンロールを使って20分間充分に混練した。つ
いて、表面温度を室温に設定し、さらに第1表に配合量
か示されている架橋剤(過酸化物)および架橋助剤(T
A I C)を添加し、さらに10分間混練し、シート
を成形した。このようにして得られたシートを温度か1
85℃、圧力か2[]Okg/C−の条件で15分間熱
プレスし、それぞれ架橋シートを作成した。
このようにして得られた各シートの抗張力、伸び率およ
びガス透過率の測定を行った。それらの結果を第2表に
示す。
/ / / / / / / \ / / / 第 2 表 (その1) 第2表の結果から、本発明の組成物は柔軟性および耐フ
ッ素系冷媒ガスの透過性にすぐれていることは明らかで
ある。
〔発明の効果〕
本発明の組成物は下記のごとき効果(特徴)を発揮する
(1)  機械的強度が良好である。
(2)耐熱性がすぐれている。
(3)ストレスクラツキング性(金属劣化)が3好であ
る。
(4)引裂性がすぐれている。
(5)耐油性が良好である。
〈6)圧縮永久歪がすぐれている。
本発明の組成物は以上のごとき効果を発揮するために多
方面にわたって利用することができる。
代表的な用途を下記に示す。
(1)  フレオンガス用ホース、バンキング類、シー
ル材などの自動車用各種部品 (2)バンキング類、シール材などの各種家電部品。
(その2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)プロピレンの含有量が15〜40重量%であり、
    かつメルトフローインデックスが0.01〜5.0g/
    10分であり、差動走査熱量計で測定した融解ピークが
    80℃以上であり、X線で測定した結晶化度が3%以上
    であり、しかもゲルパーミェーションクロマトグラフィ
    ーで測定した分子量分布の指標である重量平均分子量/
    数平均分子量が4以上であるエチレン−プロピレン共重
    合体を塩素化させることによって得られる塩素含有率が
    40〜50重量%であり、かつムーニー粘度(ML_1
    _+_4、100℃)が40〜200である塩素化エチ
    レン−プロピレン共重合体 (B)塩素含有率が20〜50重量%の塩素化ポリエチ
    レン ならびに (C)α,β−不飽和ジカルボン酸および/またはその
    無水物の共重合割合が0.5〜10モル%であり、不飽
    和カルボン酸エステルの共重合割合が多くとも30モル
    %であるエチレン系共重合体からなる組成物であり、組
    成物中に占める塩素化エチレン−プロピレン共重合体の
    組成割合は40〜75重量%であり、かつエチレン系共
    重合体の組成割合は5.0〜25重量%であるが、塩素
    化ポリエチレンの組成割合は少なくとも20重量%であ
    る組成物。
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