JPH0325075B2 - - Google Patents
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- JPH0325075B2 JPH0325075B2 JP58120375A JP12037583A JPH0325075B2 JP H0325075 B2 JPH0325075 B2 JP H0325075B2 JP 58120375 A JP58120375 A JP 58120375A JP 12037583 A JP12037583 A JP 12037583A JP H0325075 B2 JPH0325075 B2 JP H0325075B2
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- JP
- Japan
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- signal
- synchronization signal
- sampling
- vertical synchronization
- composite
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 22
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 13
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/04—Synchronising
- H04N5/08—Separation of synchronising signals from picture signals
- H04N5/10—Separation of line synchronising signal from frame synchronising signal or vice versa
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、複合映像信号から分離された複合同
期信号から、垂直同期信号を分離するための垂直
同期分離装置に関する。
期信号から、垂直同期信号を分離するための垂直
同期分離装置に関する。
従来、垂直同期分離装置は、テレビジヨン受像
機、ビデオテープレコーダなど種々の映像機器に
設けられているが、垂直同期信号が水平同期信号
とは周波数が異なることを利用し、複合同期信号
から垂直同期信号をアナログ的に分離するのが一
般的であつた。
機、ビデオテープレコーダなど種々の映像機器に
設けられているが、垂直同期信号が水平同期信号
とは周波数が異なることを利用し、複合同期信号
から垂直同期信号をアナログ的に分離するのが一
般的であつた。
第1図はかかる従来の垂直同期分離装置の一例
を示す回路図であつて、1は低域フイルタ、2は
レベル検出器、3,4は抵抗、5,6はコンデン
サ、7は入力端子、8は出力端子である。
を示す回路図であつて、1は低域フイルタ、2は
レベル検出器、3,4は抵抗、5,6はコンデン
サ、7は入力端子、8は出力端子である。
第2図は第1図の各部の信号を示す波形図であ
つて、第1図に対応する信号には同一符号をつけ
ている。
つて、第1図に対応する信号には同一符号をつけ
ている。
この従来技術の動作を、第1図,第2図によ
り、説明すると、入力端子7からは、水平同期信
号Hsと垂直同期信号Vsとからなる正極性の複合
同期信号aが低域フイルタ1に供給される。低域
フイルタ1は、たとえば、抵抗3と、抵抗4とコ
ンデンサ5,6がπ型に接続された回路とからな
つて積分作用をなし、適当に時定数が設定されて
複合同期信号を積分する。その結果、低域フイル
タ1の出力信号bとしては、高い周波数の水平同
期信号Hsの部分が充分に抑圧され、低い周波数
の垂直同期信号Vsの部分が充分に高レベルとな
つた信号が得られる。
り、説明すると、入力端子7からは、水平同期信
号Hsと垂直同期信号Vsとからなる正極性の複合
同期信号aが低域フイルタ1に供給される。低域
フイルタ1は、たとえば、抵抗3と、抵抗4とコ
ンデンサ5,6がπ型に接続された回路とからな
つて積分作用をなし、適当に時定数が設定されて
複合同期信号を積分する。その結果、低域フイル
タ1の出力信号bとしては、高い周波数の水平同
期信号Hsの部分が充分に抑圧され、低い周波数
の垂直同期信号Vsの部分が充分に高レベルとな
つた信号が得られる。
この出力信号bは波形成形の機能を有するレベ
ル検出器2に供給される。レベル検出器2には予
じめ一定の基準レベルE0が設定されており、供
給される出力信号bのレベルが基準レベルE0以
上であるときには、出力レベルを高レベル(以
下、“H”という)とし、基準レベルE0未満であ
るときには、出力レベルを低レベル(以下、“L”
という)とする。したがつて、基準レベルE0を
適当な値に設定することにより、出力端子8に幅
が3H(ただし、Hは水平同期信号の繰返し周期)
の垂直同期信号cが得られる。
ル検出器2に供給される。レベル検出器2には予
じめ一定の基準レベルE0が設定されており、供
給される出力信号bのレベルが基準レベルE0以
上であるときには、出力レベルを高レベル(以
下、“H”という)とし、基準レベルE0未満であ
るときには、出力レベルを低レベル(以下、“L”
という)とする。したがつて、基準レベルE0を
適当な値に設定することにより、出力端子8に幅
が3H(ただし、Hは水平同期信号の繰返し周期)
の垂直同期信号cが得られる。
ところで、この従来の垂直同期分離装置におい
ては、低域フイルタ1の出力信号bの垂直同期信
号Vsの部分の立上りは、瞬間的ではなく、低域
フイルタ1の時定数で決まる傾斜を有している。
このために、この出力信号bをレベル検出器2で
波形成形して得られる垂直同期信号cは、複合同
期信号の垂直同期信号Vsよりも、低域フイルタ
1の時定数とレベル検出器2で設定されている基
準レベルE0とによつて決まる時間τ0だけ遅れるこ
とになる。
ては、低域フイルタ1の出力信号bの垂直同期信
号Vsの部分の立上りは、瞬間的ではなく、低域
フイルタ1の時定数で決まる傾斜を有している。
このために、この出力信号bをレベル検出器2で
波形成形して得られる垂直同期信号cは、複合同
期信号の垂直同期信号Vsよりも、低域フイルタ
1の時定数とレベル検出器2で設定されている基
準レベルE0とによつて決まる時間τ0だけ遅れるこ
とになる。
この時間遅れτ0は一般に非常にわずかなもので
あるから、テレビジヨン受像機において、かかる
時間遅れを有する垂直同期信号を用いて画像再生
を行なつても、また、この時間遅れτ0が変動して
も、格別問題にはならない。
あるから、テレビジヨン受像機において、かかる
時間遅れを有する垂直同期信号を用いて画像再生
を行なつても、また、この時間遅れτ0が変動して
も、格別問題にはならない。
しかし、ビデオテープレコーダにおいては、2
つの磁気ヘツドに交互に1フイールドづつ映像信
号を供給して磁気テープ上に記録しているが、こ
れら2つの磁気ヘツドの切換タイミングをとるた
めに、複合映像信号に含まれる複合同期信号の垂
直同期信号が用いられており、この切換タイミン
グを精度よく設定するために、垂直同期信号の位
相が固定されている必要がある。すなわち、この
磁気ヘツドの切換タイミングは、複合映像信号中
の垂直同期信号よりも、たとえば、6.5H進んだ
時点に規定されており、この時点に磁気ヘツドの
切換が行なわれるように、上記の時間遅れτ0を考
慮して複合同期信号から分離された垂直同期信号
から切換信号が形成されている。したがつ、複合
同期信号から分離するときに、垂直同期信号に上
記の時間遅れτ0が生じても格別問題ではないが、
この時間遅れτ0が変動すると、上記の時点で磁気
ヘツドの切換えを行なうことができなくなる。
つの磁気ヘツドに交互に1フイールドづつ映像信
号を供給して磁気テープ上に記録しているが、こ
れら2つの磁気ヘツドの切換タイミングをとるた
めに、複合映像信号に含まれる複合同期信号の垂
直同期信号が用いられており、この切換タイミン
グを精度よく設定するために、垂直同期信号の位
相が固定されている必要がある。すなわち、この
磁気ヘツドの切換タイミングは、複合映像信号中
の垂直同期信号よりも、たとえば、6.5H進んだ
時点に規定されており、この時点に磁気ヘツドの
切換が行なわれるように、上記の時間遅れτ0を考
慮して複合同期信号から分離された垂直同期信号
から切換信号が形成されている。したがつ、複合
同期信号から分離するときに、垂直同期信号に上
記の時間遅れτ0が生じても格別問題ではないが、
この時間遅れτ0が変動すると、上記の時点で磁気
ヘツドの切換えを行なうことができなくなる。
一方、再生時において、2つの磁気ヘツドで
夫々再生された複合映像信号は、その垂直同期信
号の6.5H前で継ぎ合わされるが、上記のように、
記録時に2つの磁気ヘツドの切換タイミングに誤
差が生ずると、再生時の夫々の磁気ヘツドからの
複合映像信号の継目に欠除部が生ずる。そして、
複合映像信号が記録されるときには周波数変調さ
れているから、この再生された複合映像信号を周
波数復調すると、上記の継目の欠除部でノイズが
生ずることになる。
夫々再生された複合映像信号は、その垂直同期信
号の6.5H前で継ぎ合わされるが、上記のように、
記録時に2つの磁気ヘツドの切換タイミングに誤
差が生ずると、再生時の夫々の磁気ヘツドからの
複合映像信号の継目に欠除部が生ずる。そして、
複合映像信号が記録されるときには周波数変調さ
れているから、この再生された複合映像信号を周
波数復調すると、上記の継目の欠除部でノイズが
生ずることになる。
このために、上記の時間遅れτ0は一定に保持さ
れ、かつ、全てのビデオテープレコーダに用いら
れている垂直同期分離装置について、上記の時間
遅れτ0は同一でなければならない。
れ、かつ、全てのビデオテープレコーダに用いら
れている垂直同期分離装置について、上記の時間
遅れτ0は同一でなければならない。
しかし、実際には、低域フイルタ1には時定数
などのバラツキが生ずるし、レベル検出器2には
設定された基準レベルE0などの特性にバラツキ
が生ずる。また、これら回路の特性の温度変化に
よる影響や経年変化を避けることができず、結
局、第1図に示す従来の垂直同期分離装置は、複
合映像信号に含まれる垂直同期信号に対するこの
複合映像信号から分離された垂直同期信号の時間
遅れτ0にバラツキや変動が生ずるという欠点を有
し、特に、ビデオテープレコーダには適したもの
ではなかつた。
などのバラツキが生ずるし、レベル検出器2には
設定された基準レベルE0などの特性にバラツキ
が生ずる。また、これら回路の特性の温度変化に
よる影響や経年変化を避けることができず、結
局、第1図に示す従来の垂直同期分離装置は、複
合映像信号に含まれる垂直同期信号に対するこの
複合映像信号から分離された垂直同期信号の時間
遅れτ0にバラツキや変動が生ずるという欠点を有
し、特に、ビデオテープレコーダには適したもの
ではなかつた。
さらに、かかる従来の垂直同期分離装置は、構
成素子として、コンデンサを用いた低域フイルタ
を含んでいるものであるから、この低域フイルタ
を集積回路化することができず、この低域フイル
タを外付部品とするために、集積回路化に際し
て、部品点数の増加が避けられず、また、小型化
できないという欠点があつた。
成素子として、コンデンサを用いた低域フイルタ
を含んでいるものであるから、この低域フイルタ
を集積回路化することができず、この低域フイル
タを外付部品とするために、集積回路化に際し
て、部品点数の増加が避けられず、また、小型化
できないという欠点があつた。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
構成回路の特性のバラツキや変動による影響を除
き、集積回路化に好適な垂直同期分離装置を提供
するにある。
構成回路の特性のバラツキや変動による影響を除
き、集積回路化に好適な垂直同期分離装置を提供
するにある。
この目的を達成するために、本発明は、複合同
期信号中の水平同期信号と垂直同期信号を構成す
るパルスのデユーテイ比の差を利用するものであ
つて、該複合同期信号を該複合同期信号から形成
されたサンプリングパルスでサンプリングして該
複合同期信号の垂直同期信号部分から3H幅のパ
ルスを形成し、さらに、該複合同期信号をサンプ
リングパルスとしてこの3H幅のパルスをサンプ
リングホールドし、該複合同期信号の垂直同期信
号よりも一定時間遅れた垂直同期信号をデジタル
的に得ることができるようにした点に特徴があ
る。
期信号中の水平同期信号と垂直同期信号を構成す
るパルスのデユーテイ比の差を利用するものであ
つて、該複合同期信号を該複合同期信号から形成
されたサンプリングパルスでサンプリングして該
複合同期信号の垂直同期信号部分から3H幅のパ
ルスを形成し、さらに、該複合同期信号をサンプ
リングパルスとしてこの3H幅のパルスをサンプ
リングホールドし、該複合同期信号の垂直同期信
号よりも一定時間遅れた垂直同期信号をデジタル
的に得ることができるようにした点に特徴があ
る。
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
第3図は本発明による垂直同期分離装置の実施
例を示すブロツク図であつて、18は遅延部、1
81,182は遅延回路、19は反転部、191,
192はインバータ、20はサンプリングホール
ド部、201,202はD−FF、21,22はD
−FF、23はインバータ、24,25はアンド
ゲート、26,27,28,29は出力端子であ
る。
例を示すブロツク図であつて、18は遅延部、1
81,182は遅延回路、19は反転部、191,
192はインバータ、20はサンプリングホール
ド部、201,202はD−FF、21,22はD
−FF、23はインバータ、24,25はアンド
ゲート、26,27,28,29は出力端子であ
る。
第3図は第4図の各部の信号を示す波形図であ
つて、第3図に対応した信号には同一符号をつけ
ている。
つて、第3図に対応した信号には同一符号をつけ
ている。
この実施例は、さらに、奇、偶フイールドの判
別をも可能としたものであつて、複合同期信号中
の垂直同期信号が、奇、フイールドと偶フイール
ドでは、水平同期信号に対して1/2Hだけ位相が
異なる点を利用する。
別をも可能としたものであつて、複合同期信号中
の垂直同期信号が、奇、フイールドと偶フイール
ドでは、水平同期信号に対して1/2Hだけ位相が
異なる点を利用する。
第3図において、9は複合映像信号が入力され
る入力端子、遅延部18は遅延回路181,182
からなる。遅延回路181はH>τD1>1/2Hなる
遅延量τD1を有し、複合同期信号aではトリガー
され、その水平同期信号Hsの前縁で立上り、幅
τD1の遅延パルス信号d1を発生する。また、遅延
回路182は1/2H>τD2>0なる遅延量τD2を有し、
遅延パルス信号d1の立上りでトリガーされて立上
り、幅τD2の遅延パルス信号d2を発生する。した
がつて、遅延パルス信号d1,d2は、複合同期信号
a中の水平同期信号Hsの前縁で立上り、幅が
夫々τD1,τD2で周期Hのパルス信号である。
る入力端子、遅延部18は遅延回路181,182
からなる。遅延回路181はH>τD1>1/2Hなる
遅延量τD1を有し、複合同期信号aではトリガー
され、その水平同期信号Hsの前縁で立上り、幅
τD1の遅延パルス信号d1を発生する。また、遅延
回路182は1/2H>τD2>0なる遅延量τD2を有し、
遅延パルス信号d1の立上りでトリガーされて立上
り、幅τD2の遅延パルス信号d2を発生する。した
がつて、遅延パルス信号d1,d2は、複合同期信号
a中の水平同期信号Hsの前縁で立上り、幅が
夫々τD1,τD2で周期Hのパルス信号である。
反転部19はインバータ191,192からな
る。インバータ191は遅延パルス信号d1と反転
し、複合同期信号a中の水平同期信号Hsの前縁
よりも時間τD1だけ遅れて立上る反転された遅延
パルス信号1を発生する。また、インバータ1
92は遅延パルス信号d2を反転し、複合同期信号
a中の水平同期信号Hsの前縁よりも時間τD2だけ
遅れて立上る反転された遅延パルス信号2を発
生する。
る。インバータ191は遅延パルス信号d1と反転
し、複合同期信号a中の水平同期信号Hsの前縁
よりも時間τD1だけ遅れて立上る反転された遅延
パルス信号1を発生する。また、インバータ1
92は遅延パルス信号d2を反転し、複合同期信号
a中の水平同期信号Hsの前縁よりも時間τD2だけ
遅れて立上る反転された遅延パルス信号2を発
生する。
サンプリングホールド部20はD−FF201,
202からなる。D−FF201では、T11入力端子
に反転された遅延パルス信号1が、D11入力端子
に複合同期信号aが夫々供給され、複合同期信号
aが反転された遅延パルス信号〓1の立上りでサン
プリングされ、そのサンプリング点のレベルが反
転された遅延パルス信号1の周期Tだけホール
ドされる。同様にして、D−FF202では、複合同
期信号aが反転された遅延パルス信号2の立上
りでサンプリングされ、そのサンプリング点での
レベルが反転さた遅延パルス信号2の周期Tだ
けホールドされる。
202からなる。D−FF201では、T11入力端子
に反転された遅延パルス信号1が、D11入力端子
に複合同期信号aが夫々供給され、複合同期信号
aが反転された遅延パルス信号〓1の立上りでサン
プリングされ、そのサンプリング点のレベルが反
転された遅延パルス信号1の周期Tだけホール
ドされる。同様にして、D−FF202では、複合同
期信号aが反転された遅延パルス信号2の立上
りでサンプリングされ、そのサンプリング点での
レベルが反転さた遅延パルス信号2の周期Tだ
けホールドされる。
したがつて、複合同期信号中奇フイールドの開
始の垂直同期信号(以下、奇フイールド垂直同期
信号という)VS0はその前縁が水平同期信号と同
相で、偶フイールドの開始の垂直同期信号(以
下、偶フイールド垂直同期信号という)VSEはそ
の前縁が水平同期信号よりも1/2Hだけ位相がず
れているとすると、D−FF201のQ11端子からは、
複合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号VS0
の前縁から時間τD1だけ遅れて立上る幅3Hのパル
スe10と同じく偶フイールド垂直同期信号VSeの前
縁から時間(τD1−1/2H)だけ遅れて立上る幅
3Hのパルスe1eとからなるパルス信号e1が出力さ
れる。また、D−FF202のQ12端子からは、複
合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号VS0の
前縁から時間τD2だけ遅れれて立上る幅3Hのパル
スe20と同じく偶フイールド垂直同期信号VSeの前
縁から時間(1/2H+τD2)だけ遅れて立上る幅
3Hのパルスe2eとからなるパルス信号e2が出力さ
れる。
始の垂直同期信号(以下、奇フイールド垂直同期
信号という)VS0はその前縁が水平同期信号と同
相で、偶フイールドの開始の垂直同期信号(以
下、偶フイールド垂直同期信号という)VSEはそ
の前縁が水平同期信号よりも1/2Hだけ位相がず
れているとすると、D−FF201のQ11端子からは、
複合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号VS0
の前縁から時間τD1だけ遅れて立上る幅3Hのパル
スe10と同じく偶フイールド垂直同期信号VSeの前
縁から時間(τD1−1/2H)だけ遅れて立上る幅
3Hのパルスe1eとからなるパルス信号e1が出力さ
れる。また、D−FF202のQ12端子からは、複
合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号VS0の
前縁から時間τD2だけ遅れれて立上る幅3Hのパル
スe20と同じく偶フイールド垂直同期信号VSeの前
縁から時間(1/2H+τD2)だけ遅れて立上る幅
3Hのパルスe2eとからなるパルス信号e2が出力さ
れる。
パルス信号e1はD−FF21のD4入力端子に、
また、パルス信号e2はD−FF21のT4入力端子
に夫々供給され、パルス信号e1はパルス信号e2の
立上りでサンプリングされてその周期ホールドさ
れる。したがつて、τD1>τD2、かつ、(1/2H
+τD2)>(τD1−1/2H)であるから、D−FF21
のQ4端子からは、パルス信号e2のパルスe20の立
上りで立下り、パルスe2eの立上りで立上る矩形
波信号Fが得られる。この矩形波信号Fの低レベ
ルは複合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号
VS0と偶フイールド垂直同期信号VSeとの間を表
わし、したがつて、奇フイールドを表わす。同様
に、矩形フイールドFの高レベルは偶フイールド
を表わしており、結果、出力端子26に奇、偶フ
イールドを表わす矩形波信号Fが得られる。
また、パルス信号e2はD−FF21のT4入力端子
に夫々供給され、パルス信号e1はパルス信号e2の
立上りでサンプリングされてその周期ホールドさ
れる。したがつて、τD1>τD2、かつ、(1/2H
+τD2)>(τD1−1/2H)であるから、D−FF21
のQ4端子からは、パルス信号e2のパルスe20の立
上りで立下り、パルスe2eの立上りで立上る矩形
波信号Fが得られる。この矩形波信号Fの低レベ
ルは複合同期信号aの奇フイールド垂直同期信号
VS0と偶フイールド垂直同期信号VSeとの間を表
わし、したがつて、奇フイールドを表わす。同様
に、矩形フイールドFの高レベルは偶フイールド
を表わしており、結果、出力端子26に奇、偶フ
イールドを表わす矩形波信号Fが得られる。
一方、D−FF22のD2入力端子にパルス信号
e2が、T11入力端子に複合同期信号aが夫々供給
され、パルス信号e2が複合同期信号aの立上りで
サンプリングされ、そのサンプリング点でのレベ
ルが次のサンプリング点までホールドされる。パ
ルス信号e2中の各パルスe20,e2eの複合同期信号
aに含まれる奇,偶フイード垂直同期信号VS0,
VSeに対する位相関係は上記したとおりであるか
ら、結局、D−FF22からのQ2端子からは、複
合同期信号a中の奇フイールド垂直同期信号VS0
よりも/2H位相がずれた奇フイールド垂直同期信
号VS0と、同じく偶フイールド垂直同期信号VSe
よりも1H位相がずれた偶フイールド垂直同期信
号VSeとからなる垂直同期信号Vsが得られ、出力
端子29に供給される。ところで、複合同期信号
a中奇フイールド垂直同期信号VS0の前縁は水平
同期信号Hsの前縁に一致し、偶フイールド垂直
同期信号VSeの前縁は水平同期信号の前縁より1/
2Hずれているから、結局、出力端子29に得ら
れる垂直同期信号Vsは、複合同期信号a中の水
平同期信号Hsよりも1/2Hだけずれている。この
1/2Hのずれ量は、遅延回路182の遅延量τD2が、
温度変化や経時変化によつても、1/2H>τD2であ
るように設定することにより、安定している。
e2が、T11入力端子に複合同期信号aが夫々供給
され、パルス信号e2が複合同期信号aの立上りで
サンプリングされ、そのサンプリング点でのレベ
ルが次のサンプリング点までホールドされる。パ
ルス信号e2中の各パルスe20,e2eの複合同期信号
aに含まれる奇,偶フイード垂直同期信号VS0,
VSeに対する位相関係は上記したとおりであるか
ら、結局、D−FF22からのQ2端子からは、複
合同期信号a中の奇フイールド垂直同期信号VS0
よりも/2H位相がずれた奇フイールド垂直同期信
号VS0と、同じく偶フイールド垂直同期信号VSe
よりも1H位相がずれた偶フイールド垂直同期信
号VSeとからなる垂直同期信号Vsが得られ、出力
端子29に供給される。ところで、複合同期信号
a中奇フイールド垂直同期信号VS0の前縁は水平
同期信号Hsの前縁に一致し、偶フイールド垂直
同期信号VSeの前縁は水平同期信号の前縁より1/
2Hずれているから、結局、出力端子29に得ら
れる垂直同期信号Vsは、複合同期信号a中の水
平同期信号Hsよりも1/2Hだけずれている。この
1/2Hのずれ量は、遅延回路182の遅延量τD2が、
温度変化や経時変化によつても、1/2H>τD2であ
るように設定することにより、安定している。
矩形波信号Fをゲート信号とすることにより、
垂直同期信号Vsから奇フイールド垂直同期信号
VS0と偶フイールド垂直同期信号VSeとを分離す
ることができる。すなわち、矩形波信号Fと垂直
同期信号Vsとをアンドゲート24に供給するこ
とにより、短形波信号Fの高レベルで偶フイール
ド垂直同期信号VSeが分離されて出力端子27に
得られる。また、アンドゲート25に垂直同期信
号Vsとインバータ23で反転された矩形波信号
Fとを供給することにより、出力端子28に奇フ
イールド垂直同期信号VS0が得られる。
垂直同期信号Vsから奇フイールド垂直同期信号
VS0と偶フイールド垂直同期信号VSeとを分離す
ることができる。すなわち、矩形波信号Fと垂直
同期信号Vsとをアンドゲート24に供給するこ
とにより、短形波信号Fの高レベルで偶フイール
ド垂直同期信号VSeが分離されて出力端子27に
得られる。また、アンドゲート25に垂直同期信
号Vsとインバータ23で反転された矩形波信号
Fとを供給することにより、出力端子28に奇フ
イールド垂直同期信号VS0が得られる。
以上のように、この実施例では、遅延部18、
反転部19、サンプリングホールド部20によつ
て概略の垂直同期信号を検出し、D−FF22に
よつて同期化した垂直同期信号Vsを抽出するが、
これは先の実施例と同様の構成をなし、さらに、
遅延部18、反転部19、サンプリングホールド
部20を夫々二重構成として、遅延回路181,
182の遅延量τD1,τD2を、夫々、 H>τD1>1/2H>τD2 の関係を満たすように設定し、遅延回路181か
ら得られる遅延パルス信号d1と遅延回路182か
ら得られる遅延パルス信号d2とで複合同期信号を
サンプリングし、夫々の遅延パルスによる複合同
期信号中の奇、偶フイールド垂直同期信号のサン
プリング点の違いから、奇、偶フイールドを判別
するようにしている。この場合、D−FF21が
このサンプリング点の違いによる奇、偶フイール
ドの判別を行なつているが、T4の入力としてD
−FF202のQ12出力、すなわち、パルス信号e2
を用いる代りに、D−FF22からの垂直同期信
号Vsを用いてもよいし、また、D−FF21の代
り、同様の機能を有する他の回路構成としてもよ
い。
反転部19、サンプリングホールド部20によつ
て概略の垂直同期信号を検出し、D−FF22に
よつて同期化した垂直同期信号Vsを抽出するが、
これは先の実施例と同様の構成をなし、さらに、
遅延部18、反転部19、サンプリングホールド
部20を夫々二重構成として、遅延回路181,
182の遅延量τD1,τD2を、夫々、 H>τD1>1/2H>τD2 の関係を満たすように設定し、遅延回路181か
ら得られる遅延パルス信号d1と遅延回路182か
ら得られる遅延パルス信号d2とで複合同期信号を
サンプリングし、夫々の遅延パルスによる複合同
期信号中の奇、偶フイールド垂直同期信号のサン
プリング点の違いから、奇、偶フイールドを判別
するようにしている。この場合、D−FF21が
このサンプリング点の違いによる奇、偶フイール
ドの判別を行なつているが、T4の入力としてD
−FF202のQ12出力、すなわち、パルス信号e2
を用いる代りに、D−FF22からの垂直同期信
号Vsを用いてもよいし、また、D−FF21の代
り、同様の機能を有する他の回路構成としてもよ
い。
かかる実施例は、ビデオテープレコーダに用い
るに際し、記録すべき映像信号の奇、偶フイール
ドを判定するのに利用することができる。このよ
うにすることにより、アジマス記録方式におい
て、常に、一方のヘツドに奇フイールドのみを、
また、他方のヘツドに偶フイールドのみを夫々供
給するようにし、アセンブリ記録やインサート記
録などの編集において、全くフイールド飛び生じ
ることがないようにすることができる。
るに際し、記録すべき映像信号の奇、偶フイール
ドを判定するのに利用することができる。このよ
うにすることにより、アジマス記録方式におい
て、常に、一方のヘツドに奇フイールドのみを、
また、他方のヘツドに偶フイールドのみを夫々供
給するようにし、アセンブリ記録やインサート記
録などの編集において、全くフイールド飛び生じ
ることがないようにすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、複合同
期信号から、温度変化や経時変化の影響を受ける
ことがなく、常に、該複合同期信号に対して一定
位相関係で垂直同期信号を分離することができ、
また、デジタル回路で構成することができて、全
体を固体回路化可能であり、外付け部品を失くし
て小型化、量産化が実現でき、上記従来技術を除
いて優れた機能の垂直同期分離装置を低コストで
提供するることができる。
期信号から、温度変化や経時変化の影響を受ける
ことがなく、常に、該複合同期信号に対して一定
位相関係で垂直同期信号を分離することができ、
また、デジタル回路で構成することができて、全
体を固体回路化可能であり、外付け部品を失くし
て小型化、量産化が実現でき、上記従来技術を除
いて優れた機能の垂直同期分離装置を低コストで
提供するることができる。
第1図は従来の垂直同期分離装置の一例を示す
回路図、第2図は第1図の各部の信号を示す波形
図、第3図は本発明による垂直同期分離装置の一
実施例を示すブロツク図、第4図は第3図の各部
の信号を示す波形図である。 18……遅延部、19……反転部、20……サ
ンプリングホールド部、21,22……D−FF。
回路図、第2図は第1図の各部の信号を示す波形
図、第3図は本発明による垂直同期分離装置の一
実施例を示すブロツク図、第4図は第3図の各部
の信号を示す波形図である。 18……遅延部、19……反転部、20……サ
ンプリングホールド部、21,22……D−FF。
Claims (1)
- 1 複合映像信号が入力される入力端子と、予め
定められた遅延時間τ1(H>τ1>H/2:Hは水
平走査周期)を有し、上記入力端子に接続された
第1の遅延手段と、予め定められた遅延時間τ2
(H/2>τ2>0)を有し、上記第1の遅延手段
に接続された第2の遅延手段と、上記入力端子か
ら複合映像信号が入力され、上記第1の遅延手段
の出力信号によつて、複合映像信号をサンプリン
グしホールドする第1のサンプリングホールド手
段と、上記入力端子から複合映像信号が入力さ
れ、上記第2の遅延手段の出力信号によつて、複
合映像信号をサンプリングしホールドする第2の
サンプリングホールド手段と、第1のサンプリン
グホールド手段と第2のサンプリングホールド手
段とに接続され、第1のサンプリングホールド手
段の出力信号を第2のサンプリングホールド手段
の出力信号によりサンプリングしホールドし、奇
フイールドと偶フイールドとを示す信号を発生す
る第3のサンプリングホールド手段と、上記入力
端子と第2のサンプリングホールド手段とに接続
され、第2のサンプリングホールド手段の出力信
号を複合映像信号によりサンプリングしホールド
し、垂直同期信号を発生する第4のサンプリング
ホールド手段ととを備えていることを特徴とする
垂直同期分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12037583A JPS6012870A (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 垂直同期分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12037583A JPS6012870A (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 垂直同期分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6012870A JPS6012870A (ja) | 1985-01-23 |
JPH0325075B2 true JPH0325075B2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=14784647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12037583A Granted JPS6012870A (ja) | 1983-07-04 | 1983-07-04 | 垂直同期分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012870A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07112247B2 (ja) * | 1985-09-10 | 1995-11-29 | 松下電器産業株式会社 | 垂直同期信号分離装置 |
JPS62190972A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-08-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フレ−ム同期信号検出回路 |
US5349387A (en) * | 1993-09-21 | 1994-09-20 | Acer Peripherals, Inc. | Apparatus for detecting polarity of an input signal |
US8569861B2 (en) * | 2010-12-22 | 2013-10-29 | Analog Devices, Inc. | Vertically integrated systems |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5579575A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-16 | Philips Nv | Vertical synchronizing signal separating circuit for television |
JPS57145840A (en) * | 1981-01-12 | 1982-09-09 | Montedison Spa | Manufacture of alkyl esters of c-alkyltartronic acid or c-halogenoalkyltartronic acid |
-
1983
- 1983-07-04 JP JP12037583A patent/JPS6012870A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5579575A (en) * | 1978-12-04 | 1980-06-16 | Philips Nv | Vertical synchronizing signal separating circuit for television |
JPS57145840A (en) * | 1981-01-12 | 1982-09-09 | Montedison Spa | Manufacture of alkyl esters of c-alkyltartronic acid or c-halogenoalkyltartronic acid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6012870A (ja) | 1985-01-23 |
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