JPH03250626A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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JPH03250626A
JPH03250626A JP12219090A JP12219090A JPH03250626A JP H03250626 A JPH03250626 A JP H03250626A JP 12219090 A JP12219090 A JP 12219090A JP 12219090 A JP12219090 A JP 12219090A JP H03250626 A JPH03250626 A JP H03250626A
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JP
Japan
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gas
reaction
nitrogen
substrate
radical
Prior art date
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Pending
Application number
JP12219090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Oda
昌雄 織田
Masao Ecchu
昌夫 越中
Yoshimi Kinoshita
儀美 木之下
Tatsuya Iwasa
岩佐 辰弥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜形成方法に関するものであり、特にCV 
D (Chemical Vapor Deposit
ion)法によりシリコン窒化膜を形成する方法に関す
るものである。
〔従来の技術] 近年、LSI、液晶デイスプレィを含む電子デバイスの
製造プロセスの低温化、低損傷化に伴い、ラジカルによ
る化学反応を利用したプラズマ分離型マイクロ液プラズ
マCVD法が注目されている。
プラズマ分離型マイクロ波プラズマCVD法は、反応室
とは分離したプラズマ放電により反応力′スを励起し、
生成したラジカルを反応室内の低温加熱された基板上に
輸送し、このラジカルに、直接反応室内に供給された別
種の反応ガスを加えた化学反応により薄膜を形成する技
術である。
この技術では、基板が直接プラズマにさらされないため
、プラズマ中の荷電粒子が基板及び形成中の薄膜に損傷
を与えることなく、しかも300°C以下の低い基板温
度で良質の薄膜を形成することができる。
以下、従来のプラズマ分離型マイクロ液ブラズマCVD
法について説明する。
第4図は例えば、特公昭58−27656号公報に示さ
れたプラズマ分離型マイクロ波プラズマCVD法に用い
られる薄膜形成装置の構成を示す断面構成図である。
図において、1は反応室、2は第1の反応ガスである窒
素ガス、3はマイクロ波プラズマ放電管、4はマイクロ
波エネルギー 5はラジカル導入口、6はラジカル、7
は第2の反応ガス供給口、8は第2の反応ガスであるシ
ランガス、9は基板、10は基板9が載置されるヒータ
ー 11はガス排気口、12は反応後のガスである。
次に動作について説明する。
以上のように構成された薄膜形成装置において、プラズ
マ分離型マイクロ波プラズマCVD法によりシリコン窒
化膜を形成する場合、窒素ガス2が第1の反応ガスとし
てマイクロ波プラズマ放電管3に供給されることにより
生成される窒素ラジカル6がラジカル導入口5がら反応
室1内に導入される。また反応ガス供給ロアから第2の
反応ガスであるシランガス8が反応室1内に供給される
この時、窒素ラジカル6はシランガス8と基板近傍の空
間で化学気相反応を起こし、前駆体を形成する。この前
駆体が基板9表面で変化し、シリコン窒化膜が形成され
る。その後、ガス排気口11より反応後のガス12が排
気される。
この方法によれば、窒素ラジカルとシランガスとの反応
により、ケミカルルミネッセンスが生し、その中に基板
を置くとシリコン窒化膜が形成されることがわかってい
る。
第5図は例えば、「半導体プラズマプロセス技術」 (
菅野卓111&?著、産業図書、昭和55年7月10日
初版発行)のp、136に示された、プラズマ分離型マ
イクロ波プラズマCVD法による窒素ラジカルとシラン
ガスとの反応によって生したルミネッセンスの分光感度
である。このスペクトルは430nm〜800 nmの
波長に対してブロードであるが、340nm以下ではラ
イン状である。ここで、400nm〜430 nmのラ
インスペクトルは窒素系ラジカル(N原子またはSiN
ラジカル)によるものであり、また400nm以下のス
ペクトルはシラン原子ラジカルによるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のプラズマ分離型マイクロ波プラズマCVD法にお
いては、第1の反応ガスに長寿命窒素ラジカルの生成効
率の低い窒素ガスを用いているため、反応室内に置かれ
た基板面近傍の反応領域全体にわたって十分な量の窒素
ラジカルを供給することが困難であった。従って第2の
反応ガスであるシランガスの分解効率および前駆体の形
成効率も低く、良質の膜が形成できないという問題点な
らびに膜形成速度が遅いという問題点や、基板の大面積
化に対応できないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、基板面近傍の反応領域全体にわたって十分な
量の窒素ラジカルを供給することができ、反応領域でシ
ランガスが効率良く分解され、前駆体形成効率も高く、
良質なシリコン窒化膜を高速に形成でき、また基板の大
面積化にも対応できるプラズマ分離型マイクロ波プラズ
マCVD法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる薄膜形成方法は、マイクロ波プラズマ
放電を用いて第1の反応ガスを活性化することにより生
成したラジカルを反応室内に輸送し、別系統から反応室
内に供給した第2の反応ガスと上記ラジカルとの化学反
応により、反応室内に設けられた基板上に薄膜を形成す
る方法において、第1の反応ガスに窒素ガスとアンモニ
アガスの混合ガスを用いるとともに、第2の反応ガスに
シランガスを用いたものである。
〔作用〕 この発明の薄膜形成方法においては、窒素ガスに混合し
たアンモニアガスの触媒効果により、長寿命窒素ラジカ
ルの生成効率を極めて高くすることが可能となり、反応
室内に置かれた基板面近傍の反応領域全体にわたって十
分な量の窒素ラジカルを供給することができ、反応領域
でシランガスが効率良く分解され前駆体形成効率も高ま
り、良質な薄膜の高速形成が可能となるとともに基板の
大面積化にも対応できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例によるプラズマ分離型マイ
クロ液プラズマCVD装置の内部を示す断面構成図であ
る。
図において、第4図と同一符号は同一部分を示し、13
は反応室内でラジカルが発生するルミネッセンスを計測
するための石英ガラス窓である。
また反応室1内のラジカル導入口端5より基板面9まで
の距離は約300mmである。第2の反応ガスであるシ
ランガス8供給ロアはラジカル導入口5直下に設けられ
ている。
次に動作について説明する。
シリコン窒化膜を形成する場合、第1の反応ガス2′と
して窒素ガスとアンモニアガスとの混合ガスが用いられ
る。この混合ガスにおける窒素ガスに対するアンモニア
ガスの混合比は0.06以下としている。これは窒素ガ
スに対するアンモニアガスの混合比をあまり大きくする
と、アンモニアガスに含まれる水素が薄膜形成に悪影響
を与える恐れがあるためである。
この混合ガス2′がマイクロ波プラズマ放電管3に供給
されることにより生成される長寿命窒素ラジカル6がラ
ジカル導入口5から反応室l内に導入される。
反応ガス供給ロアから第2の反応ガスとしてシランガス
8が反応室1内に供給され、この時、長寿命窒素ラジカ
ル6はシランガス8と、基板9近傍の空間で化学気相反
応を起こし、前駆体を形成する。この前駆体が基板9表
面で変化し、シリコン窒化膜が形成される。
この場合、窒素ガスに混合したアンモニアガスの触媒効
果により、長寿命窒素ラジカルの生成効率が極めて高く
なり、反応室内に置かれた基板9面近傍の反応領域全体
にわたって十分な量の窒素ラジカルを供給することが可
能となる。従って反応領域でシランガス8は効率よく分
解され前駆体形成効率も高まり、良質な薄膜の高速形成
が可能となるとともに基板の大面積化にも対応できる。
以下、本発明により長寿命窒素ラジカルが効率よく生成
され反応領域に供給されていることを実験により検証し
たので、その結果について説明する。
第2図に、本発明による窒素ラジカル6とシランガス8
の反応により生じるルミネッセンスの分光感度を示す。
この時の窒素ガス分圧は238Pa、アンモニアガス分
圧はIPaである。マイクロ波パワーは90Wである。
このスペクトルは300nm以下のシリコン原子ラジカ
ルによるラインスペクトルと、400〜430 nmの
窒素系ラジカルによるラインスペクトルのみを示してい
る。
シランガス8と窒素ラジカル6との反応によりシリコン
原子ラジカルが生成され、同時に窒素系ラジカルが生成
されていることがわかる。
注目すべきは本発明によれば、従来例として図5に示す
アンモニアガスを窒素ガスに添加しない場合に見られる
430〜800 n、 mの波長に対するブロードなス
ペクトルが観察されない点である。
この結果は、アンモニアガスの触媒効果により窒素ラジ
カルの生成効率が極めて高くなるために、供給したシラ
ンガス8が完全に分解されてシリコン原子ラジカルが生
成されていることを示している。さらに本発明による窒
化膜形成反応が、シリコン窒化膜の形成に必要十分なシ
リコン原子ラジカルと窒素系ラジカルの反応によるもの
であり、解離過程にある分子の反応への関わりが低いこ
とを示唆している。即ち本発明によれば、水素原子との
結合を含有しない組成を持つ、良質なシリコン窒化膜を
形成することができることが分かる。
次に第3図に、ラジカル導入口5から基板面9間におけ
る窒素系ラジカルとシリコン原子ラジカルのラインスペ
クトル強度を示す。この図から、ラジカル導入口5から
300mm離れた基板9方向に向かってそれぞれのライ
ンスペクトル強度は増大しており、基板9近傍の反応領
域においてもラジカルが十分存在していること、並びに
これらのラジカルが長寿命であることがわかる。
また第6図に、本発明と従来例における薄膜形成の比較
結果を示す。この時、反応圧力270Pa、基板温度2
80°Cとし、また本発明の第1の反応ガスにおける窒
素ガスに対するアンモニアガスの混合比は0.053と
した。
図かられかるように、本発明によれば膜形成速度は従来
に比し、3倍となり、さらに形成され膜の屈折率も熱C
VD方法による屈折率(2,00)に近い値が得られる
なお上記実施例では、窒素ガスとアンモニアガスの混合
比を0.06以下としたが、この混合比はこれに限られ
るものではなく、ガス圧力等の環境条件によって変動す
るものであり、薄膜形成に悪影響のないような比であれ
ばよい。
〔発明の効果] 以上のように、この発明によれば、マイクロ波プラズマ
放電を用いて第1の反応ガスを活性化することにより生
成したラジカルを反応室内に輸送し、別系統から反応室
内に供給した第2の反応ガスと上記ラジカルとの化学反
応により、反応室内に設けられた基板上に薄膜を形成す
る方法において、第1の反応ガスに窒素ガスとアンモニ
アガスとの混合ガスを用い、この混合ガスにおける窒素
ガスに対するアンモニアガスの混合比を0.06以下(
但しOを含まない)にするとともに、第2の反応ガスに
シランガスを用いるようにしたので、窒素ガスに混合し
たアンモニアガスの触媒効果により、長寿命窒素ラジカ
ルの生成効率を極めて高くすることが可能となり、反応
室内に置かれた基板面近傍の反応領域全体にわたって十
分な量の窒素ラジカルを供給することができ、この結果
、反応領域でシランガスは効率良く分解され前駆体形成
効率も高まり、良質なシリコン窒化膜の高速形成が可能
となるとともに基板の大面積化にも対応できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に用いられたプラズマ分離
型マイクロ液プラズマCVD装置の内部を示す断面構成
図、第2図はこの発明の一実施例における窒素ラジカル
とシランガスの反応により生しるルミネッセンスの分光
感度を示す特性図、第3図はこの発明の一実施例におけ
るラジカル導入口から基板面間における窒素系ラジカル
とシリコン原子ラジカルのラインスペクトル強度を示す
特性図、第4図は従来のプラズマ分離型マイクロ液プラ
ズマCVD法に用いられるCVD装置の構成を示す断面
構成図、第5図は従来のプラズマ分離型マイクロ液プラ
ズマCVD法による窒素ラジカルとシランガスとの反応
によって生したルミネッセンスの分光感度を示す特性図
、第6図は本発明と従来例における薄膜形成の比較結果
を表す図である。 1は反応室、2′は第1の反応ガス、6はラジカル、8
は第2の反応ガス、9は基板である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイクロ波プラズマ放電を用いて第1の反応ガス
    を活性化することにより生成したラジカルを反応室内に
    輸送し、別系統から反応室内に供給した第2の反応ガス
    と上記ラジカルとの化学反応により、反応室内に設けら
    れた基板上に薄膜を形成する方法において、 上記第1の反応ガスに窒素ガスとアンモニアガスの混合
    ガスを用いるとともに、上記第2の反応ガスにシランガ
    スを用いることを特徴とするシリコン窒化膜形成方法。
  2. (2)上記混合ガスにおける窒素ガスに対するアンモニ
    アガスの混合比を0.06以下としたことを特徴とする
    シリコン窒化膜形成方法。
JP12219090A 1990-01-30 1990-05-11 薄膜形成方法 Pending JPH03250626A (ja)

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JP2-21743 1990-01-30
JP2174390 1990-01-30

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