JPH03250433A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サンプルサーボ方式を用いた光情報記録再生
装置に関する。

従来の技術 従来におけるサンプルサーボ方式を用いた光情報記録再
生装置を第５図に基ついて説明する。半導体レーザ１か
ら出射された光は、コリメートレンズ２により平行化さ
れ、偏光ビームスプリッタ３を透過し、λ／４板４で円
偏光された後、その平行光は対物レンズ５により集光さ
れ、光情報記録媒体としての光デイスク６上に約１μｍ
の微小なスポットを形成し、これにより、情報の記録等
を行うことができる。また、その光ディスク６がらの反
射光は、再び、対物レンズ５を透過することにより平行
光となり、λ／４板４により直線偏光とされる（この場
合、往路と復路とでは、光の偏光面は９０°異なる）。

そして、この直線偏光とされた光は、偏光ビームスプリ
ッタ３で光路を９０’偏向されることにより信号検出光
学系７内に導かれる。この信号検出光学系７内に導かれ
た前記光ディスク６からの反射光は、集光レンズ８によ
り集光され、シリンドリカルレンズ９により非点収差を
生じた光となり、受光素子１０で検出される。この場合
、フォーカスエラー信号は周知の非点収差法により検出
され、また、情報の再生は受光素子１０の４分割された
受光面の和信号を得ることにより求めることができる。

ここで、サンプルサーボ方式によるトラックエラー信号
の検出方法を第６図に基づいて説明する。

第６図（ａ）に示すように、光デイスク６上のトラック
中心１１から左右対称に一定の距離だけ離れた位置には
、ウオブリングピットＡ、Ｂが千鳥状に形成されている
。今、スポット１２がトラック中心１１上を通過する時
には、ウオブリングピットＡ、Ｂからの反射率のレベル
１３は共に等しくなり、この時のトラックエラー信号Ｔ
ｒの値は、Ｔｒ＝ａ−ｂ＝ｏとなり検出されない。しか
し、第６図（ｂ）に示すように、スポット１２がトラッ
ク中心１１から上側（紙面上）にずれた時には反射率の
レベル］３はａ　（ｂとなり、これにより、トラックエ
ラー信号Ｔ　ｒ　＝　ａ　−ｂ　（Ｏとして検出される
。これと同様に、第６図（Ｃ）に示すように、スポット
１２がトラック中心１１から下側（紙面上）にずれた時
には反射率のレベル１３はａ　）　ｂとなり、これによ
り、トラックエラー信号Ｔｒ＝ａ−ｂ＞○として検出さ
れる。このようにウオブリングピットＡ、Ｂからの反射
光量を求めることにより、トラックエラー信号の有無を
調べ、これによりトラッキング制御を行うことができる
。

発明が解決しようとする課題 上述したような従来の装置において、今、第７図に示す
ように、光ディスク６と光ピックアップ部を構成する対
物レンズ５とが相対的にθだけ傾いたとする。このよう
な相対的傾きが発生する原因としては、光ディスク６の
初期的なそりや温湿度変化による変化、さらには、光デ
ィスク６の取付は部と光ピックアップ部の取付は部との
間での傾きが挙げられる。

そして、この時の光デイスク６面上におけるスポット１
２には、第８図に示すように、コマ収差１４が発生し、
そのスポット１２の片側のリングが強調され、これによ
り光強度分布も非対称の形状となる。このようなコマ収
差の発生したスポット１２がトラック中心１１にある時
の様子を第９図に示す。この場合、スポット１２はトラ
ック中心１１にあるにもかかわらず、トラックエラー信
号Ｔ　ｒ　＝　ａ　−ｂ　）　Ｏとなり、まるで第６図
（ｃ）に示すようにトラック中心１１からずれた時と同
じ信号が出力されることになる。これにより、トラック
エラー信号Ｔｒの値は常にＯとなるように制御されるた
め、スポット１２の位置は第１０図に示すようにトラッ
ク中心１１からずれた位置に移動し、この位置でトラッ
キング制御を行うことになる。従って、このように光デ
ィスク６と光ピックアップ部（ここでは、対物レンズ５
）との間で相対的傾きを生じると、スポット１２はトラ
ック中心１１からはずれた位置でトラッキング制御を行
うこととなり、これによりクロストークが増加し正常な
情報の記録、再生等を行うことがてきないという問題が
ある。

課題を解決するための手段 そこで、このような問題点を解決するために、本発明は
、半導体レーザから出射された光をコリメートレンズに
より平行化し、この平行光を対物レンズにより集光して
光情報記録媒体上に微小なスポットを形成することによ
り情報の記録や再生を行うと共に、前記光情報記録媒体
のトラックの中心からはずれた位置に予め形成されたウ
オブリングピットからの反射光によりトラックエラー信
号を検出してトラッキング制御を行うサンプルサーボ方
式を用いた光情報記録再生装置において、前記光情報記
録媒体と前記対物レンズ等を搭載した光ピックアップ部
との間の相対的傾きを検出する傾き検出回路を設け、こ
の傾き検出回路により検出された傾き量に応じて前記ト
ラックエラー信号にオフセット信号を印加するトラック
エラー信号補正回路を設けた。

作用 従って、傾き検出回路により光情報記録媒体と光ピック
アップ部との間の相対的傾きを検出し、その傾き量に応
じてトラックエラー信号補正回路によりオフセット信号
を印加することによってトラックエラー信号の補正を行
うことができ、これにより、コマ収差により発生するト
ラックずれを除去することが可能となる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし、第４図に基づいて説
明する。なお、光情報記録再生装置の全体構成について
は従来技術（第５図参照）で述べたのでここでの説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。

光ディスク６と対物レンズ５等を搭載した光ピックアッ
プ部１５との間の相対的傾きを検出する傾き検出回路１
６が設けられている（なお、この相対的傾きを検出する
方法については後述する）。

この傾き検出回路１６により検出された傾き量に応じて
トラックエラー信号Ｔｒにオフセット信号としてのオフ
セット電圧■０を印加するトラックエラー信号補正回路
１７が設けられている。

ここで、光ディスク６と光ピックアップ部１５との相対
的傾きを検出する方法について述べておく。光ディスク
６からの反射光をラジアル（トラック直交）方向に２分
割された受光素子のそれぞれの受光面での受光量の差分
を求めることにより得ることかできる。また、そのよう
な相対的傾きを検出する方法としては、第２図に示すよ
うな方法がある。この場合、発光素子１８から出た光は
光ディスク６で反射され、受光素子１９に入射する。そ
こで、受光素子１９を例えば２分割したものを用い、光
ディスク６と光ピックアップ部１５との相対的傾きがＯ
の時、２分割の中央の位置に光が入射するようにしてお
く。このようにしておけば、相対的傾きが変化すると、
２分割されたそれぞれの受光面に入射する光量が変化し
、その傾きは差信号として検出することができる。

このような構成において、まず、光ディスク６と光ピッ
クアップ部１５との間の相対的傾きを傾き検出回路１６
により検出する。次に、トラックエラー信号補正回路１
７によりその傾きに応じたオフセット電圧■０をトラッ
クエラー信号Ｔｒに印加する。これにより、コマ収差の
影響を受けない補正された補正トラックエラー信号Ｔｒ
ｏを得ることができる。

以下、具体例について述べるが、その前に第３図及び第
４図について説明しておく。スポット１２がトラック中
心１１にある時の相対的傾きθとトラックエラー信号Ｔ
ｒとの関係を第３図に示す。

この図かられかるように、相対的傾きＯに対しトラック
エラー信号Ｔｒのオフセット電圧はほぼ線形に変化する
。なお、この時のグラフの傾きは、半導体レーザ１の波
長、光ピックアップ部１５の対物レンズ５の開口数（Ｎ
Ａ）により変化するが、同一条件であればバラツキは少
ない。また、第４図はトラックエラー信号Ｔｒ＝Ｏとな
るように制御した時の相対的傾きθとトラックずれ△と
の関係を示したものである。以下、その具体例について
述べる。

今、スポット１２がトラック中心１１にあるものとする
。この時、光ディスク６と光ビツクアツプ部１５との相
対的傾きθを検出した時の値を２０分とすると、従来の
方法では、第３図よりトラックエラー信号ＴｒＯ値はＸ
　（Ｖ）となり、トラック制御系はトラックずれをして
いるものと判断し、スポット位置をＸμｍたけずらす。

これにより、従来の方法ではトラックずれをＸμｍだけ
生じていることになる。一方、本発明による方法では、
傾き２０分に対応してオフセット電圧Ｘ　（Ｖ）をトラ
ックエラー信号Ｔｒに印加することにより、補正トラッ
クエラー信号Ｔｒｏを生成することができ、これにより
、スポット１２をトラック中心１］からはずすことなく
トラッキング制御を正確に行うことができる。

上述したように、傾き検出回路１６により光ディスク６
と光ピックアップ部１５との間の相対的傾きを検出し、
その傾き量に応じてトラックエラー信号補正回路１７に
よりオフセット電圧ｖＯを印加することによってトラッ
クエラー信号Ｔｒの補正を行う二とができ、これにより
、コマ収差により発生するトラックずれを除去すること
ができるためクロストークのない良好な記録、再生、消
去を行うことができる。

発明の効果 本発明は、半導体レーザから出射された光をコリメート
レンズにより平行化し、この平行光を対物レンズにより
集光して光情報記録媒体上に微／ｈなスポットを形成す
ることにより情報の記録や再生を行うと共に、前記光情
報記録媒体のトラックの中心からはずれた位置に予め形
成されたウオブリングピットからの反射光によりトラッ
クエラー信号を検出してトラッキング制御を行うサンプ
ルサーボ方式を用いた光情報記録再生装置において、前
記光情報記録媒体と前記対物レンズ等を搭載した光ピッ
クアップ部との間の相対的傾きを検出する傾き検出回路
を設け、この傾き検出回路により検出された傾き量に応
じて前記トラックエラー信号にオフセット信号を印加す
るトラックエラー信号補正回路を設けたので、傾き検出
回路により光情報記録媒体と光ピックアップ部との間の
相対的傾きを検出し、その傾き量に応じてトラックエラ
ー信号補正回路によりオフセット信号を印加することに
よってトラックエラー信号の補正を行うことができ、こ
れにより、コマ収差により発生するトラックずれを除去
することができるため、クロストークのない良好な記録
、再生、消去を行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
光情報記録媒体と光ピックアップ部との間の相対的傾き
を検出する回路の様子を示す説明図、第３図はトラック
エラー信号と相対的傾きとの関係を示すグラフ、第４図
はトラックずれと相対的傾きとの関係を示すグラフ、第
５図は従来例を示す構成図、第６図はサンプルサーボ方
式によるトラックエラー信号の検出原理を示す説明図、
第７図は相対的傾きの様子を示す説明図、第８図はスポ
ットに発生したコマ収差の様子及びそれに対応した光強
度分布の様子を示す説明図、第９図はコマ収差が発生し
た状態における反射率のレベル変化の様子を示す説明図
、第１０図はコマ収差が発生したことによるスポット位
置のずれの様子を示す説明図である。 １・・・半導体レーザ、２・・コリメートレンズ、５・
・・対物レンズ、６・・・光情報記録媒体、１１・・ト
ラック、１２・・・スポット、１５・・・光ピックアッ
プ部、１６・・・傾き検出回路、１７・・トラックエラ
ー信号補正回路、Ａ、Ｂ・・・ウオブリングピット、Ｖ
ｏ・オフセット信号、Ｏ・・・相対的傾き 出　願　人　　　　株式会社　リ　コ １ｒ−Ｊｉ快、Ｊ５ ３ 」 図 図 １３図 ４４図 、、、￥１）５薗 収４左 、Ｊ３６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 半導体レーザから出射された光をコリメートレンズによ
   り平行化し、この平行光を対物レンズにより集光して光
   情報記録媒体上に微小なスポットを形成することにより
   情報の記録や再生を行うと共に、前記光情報記録媒体の
   トラックの中心からはずれた位置に予め形成されたウォ
   ブリングピットからの反射光によりトラックエラー信号
   を検出してトラッキング制御を行うサンプルサーボ方式
   を用いた光情報記録再生装置において、前記光情報記録
   媒体と前記対物レンズ等を搭載した光ピックアップ部と
   の間の相対的傾きを検出する傾き検出回路を設け、この
   傾き検出回路により検出された傾き量に応じて前記トラ
   ックエラー信号にオフセット信号を印加するトラックエ
   ラー信号補正回路を設けたことを特徴とする光情報記録
   再生装置。