JPH03250409A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH03250409A
JPH03250409A JP4681390A JP4681390A JPH03250409A JP H03250409 A JPH03250409 A JP H03250409A JP 4681390 A JP4681390 A JP 4681390A JP 4681390 A JP4681390 A JP 4681390A JP H03250409 A JPH03250409 A JP H03250409A
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sliding surface
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magnetic
head
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Hiroyuki Osaki
博之 大崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特にビデオヘッドに適用して好適な磁気ヘッド
に係わる。
〔発明の概要〕
本発明は、磁気ヘッドに係わり、磁気ヘッドの磁気記録
媒体との摺動面に隣接する非摺動面に、臨界表面張力が
31dyne/cm以下の低い表面エネルギーを有する
物質を被覆することにより、上述した非摺動面にテープ
の摩耗粉等の塵埃が付着することを抑制してヘッドクロ
ッグの低減化はかる。
〔従来の技術〕
磁気ヘッドは、ビデオテープや音響用テープ等の各種磁
気記録装置の用途の多様化に伴って、その構造や磁気記
録媒体との接触方法等の開発が進められており、雑音や
誤信号の原因となるヘッドクロッグの低減化が望まれて
いる。
ヘッドクロッグの起こる原因を、磁気ヘッドの平面図を
示す第5図と、正面図を示す第6図を参照して説明する
第5図において(1)は例えばビデオヘッド等の磁気ヘ
ッド、(2)は例えばビデオテープ等の磁気記録媒体で
ある。
同図に示すように、磁気ヘット(Dの前方部の作動磁気
ギャップgを含む磁気記録媒体(2)との摺動面(4)
に、矢印aで示す走行方向に向かって磁気記録媒体(2
)を摺動させて磁気記録媒体(2)に対する記録内容の
記録再生を行う。矢印aで示す走行方向に関して摺動面
(4)に隣接する非摺動面(5A)及び(5B)この場
合特に走行方向後部の非摺動面(5B)上には、磁気記
録媒体(2)の摩耗粉等の塵埃(3)が溜り込み易い。
そして第6図に示すようにこの摩耗粉等の塵埃(3)が
塊状になって、テープ等の磁気記録媒体(2)に再び付
着して磁気ヘッド(1)の摺動面(4)に運ばれてヘッ
ドクロッグを発生し、特にビデオヘッドにおいて著しい
記録再生特性の低下を来す。
このような問題を解決する方法として、例えば特開昭6
2−192906号公報に示されている磁気ヘッドは、
第7図にその平面図を示すように、磁気ヘッド(1)の
摺動面(4)の後部に隣接する非摺動部を摺動面(4)
との境界から後角部にかけて適切な深さをもって切落と
した切落し部分(8)を設ける。
このように切落し部分(8)を設けることにより、磁気
記録媒体(2)の摩耗粉等の塵埃(3)がこの切落し部
分(8)に落とし込まれ、ここにおける塵埃(3)の収
容容量が増加するために、磁気記録媒体(2)へ再付着
する頻度が減少して、ヘッドクロッグが起こりにくくな
る。
しかしながらこのような方法による場合、依然として切
落し部分(8)の側面(8A)に磁気記録媒体(2)の
摩耗粉等の塵埃(3)が付着して磁気記録媒体(2)に
再付着したり、又付着する塵埃(3)の収容容量が大で
あるために摩耗粉等の塵埃(3)が付着して塊状となっ
て磁気記録媒体(2)に再付着して磁気ヘッドの摺動面
(4)に運ばれてここに付着した場合、汚染の度合いが
大となり、むしろ著しいヘッドクロッグを招く恐れがあ
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上述した非摺動面にテープの摩耗粉等の塵埃が
付着することを抑制してヘッドクロッグの低減化をはか
る。
〔課題を解決するための手段] 本発明による磁気ヘッドの平面図を第1図に、又正面図
を第2図に示す。
本発明は、第1図及び第2図に示すように、磁気ヘッド
(1)の磁気記録媒体(2)との摺動面(4)に隣接す
る非摺動面(5)に、臨界表面張力が31dyne/c
m以下の低い表面エネルギーを有する物質(6)を被覆
する。(6)はその被覆体を示す。
[作用] 上述の構成による磁気ヘットは磁気ヘッドクロッグの発
生が効果的に改善された。これは、磁気ヘッド(1)の
磁気記録媒体(2)との摺動面(4)に隣接する、即ち
走行方向に関して隣接する非摺動面(5)に、表面張力
T、が、31dyne/cm以下の物質を被覆したこと
により、ここにおける摩耗粉すなわち磁性粉の付着を低
減化されたことに因ると思われる。
このヘッドクロッグの低減に対する良結果の原因を理論
的に考察してみると、まず、摩耗粉や塵埃が、磁気ヘッ
ドの非摺動面に付着する現象については、第3図の拡大
断面図に示すように、大気中に存在する水分が摩耗粉(
3)等の間に入り込んで斜線を付して示すメニスカス(
7)を形成して、磁気ヘッド表面(IA)に摩耗粉等の
塵埃(3)を付着させることが知られている。そしてこ
の付着力は大気圧と、メニスカス(7)を形成する水の
内部圧力との差によって生じるものである。
このことから、磁気ヘッドの表面(LA)とメニスカス
(力との接触角θが90°前後となる場合を境界として
摩耗粉等の塵埃(3)等が付着するか或いは滑落するか
に状態が変化することが推論される。
従ってこの表面(IA)と水のメニスカス(7)との接
触角θが90°以上となるような表面張力を有する材料
物質を表面(IA)上に被覆すると、この表面(1八)
上に水が付着しにくくなり、即ち摩耗粉等の塵埃(3)
の付着を抑制することができる。
このメニスカス(7)の接触角θと表面(IA)の材料
物質の表面張力Tcとの関係はズイスマン(Zisma
n)プロットと呼ばれるグラフから求めることができる
。水の20°Cにおける他の物質との臨界表面張力と接
触角との関係を表すズイスマン・プロットを第4図に示
す。(幸書房「潤滑の物理化学J P、101参照)こ
の場合接触角θをθ=90°、水の表面張力γを7 =
 72.7dyne / cmとし、第4図において、
グラフの傾きは材料によらず一定であり、cosθ=1
 (θ=0)と交わるときのTの値が、臨界表面張力T
cとなる。このため、第4図に示すように、この場合c
osθ−1のとき、臨界表面張力Tcは約31dyne
/cmとなるため、上述した磁気ヘッド上の被覆材料と
して臨界表面張力Tcが31dyne/cm以下の物質
を用いたときに磁気ヘッド上に水分が付着しても、その
接触角θが90°以上となり、摩耗粉等の塵埃が付着し
にくくなるために、良好な結果を得たものと考えられる
〔実施例] 以下第1図の平面図及び第2図の正面図を参照して本発
明による磁気ヘッドの詳細な説明を行う。
第1図及び第2図に示すように、例えばビデオヘッド等
の磁気ヘッド(1)上の摺動面(4)と隣接する、即ち
矢印aで示すビデオテープ等の磁気記録媒体(2)の走
行方向に関して隣接する非摺動面(5)、第1図及び第
2図中斜線を付して示す部分に、被覆体(6)を被覆す
る。
被覆体(6)の被覆方法としては、こすりつけ法、スパ
ッタリング法、溶融塗布法、プラズマ重合による被覆法
、粉末吹きつけ方法、あらかじめ膜状に形成した被覆体
(6)を磁気ヘッド(1)に埋込む方法、焼付は法等各
種いずれ・の方法でもよい。その後、必要に応じてテー
プラップ等によって摺動面(4)上の被覆体を取り除き
、非摺動面(5)のみに被覆させるように整形する。
表1に示すように実施例1〜2、比較例1〜7として上
述したような方法により、臨界表面張力T、の異なる各
材料を非摺動面(5)に被覆した磁気ヘッドを作製した
。表1にその被覆体(6)の物質名とその臨界表面張力
γ。を示す。
そしてこのような被覆体(6)を非摺動面(5)に被覆
した後、磁気記録媒体(2)例えばビデオテープの摩耗
粉を非摺動面(5)上に乗せて、温度25°C2湿度6
0%の条件においてそこに6.5g/mm2の圧力で空
気を吹きつけた。吹きつけ後に摩耗粉が滑落した場合を
○、滑落しない或いはほとんど滑落しない場合を×で示
す。
表 表1の結果より、被覆材料としては臨界表面張力Tcが
、31dyne/cu+以下の低い表面エネルギーを有
する物質が有効であることがわかる。
なお上述した例においてはビデオヘッド上のビデオテー
プの摩耗粉の付着について調べたが、その他オーディオ
テープ、計算器用記録テープ等各種磁気ヘッドに本発明
を適用することができる。
[発明の効果] 上述したように本発明による磁気ヘッドは第1図及び第
2図に示すように磁気ヘッド(1)の磁気記録媒体(2
)との摺動面(4)に隣接する、即ち矢印aで示す磁気
記録媒体(2)の走行方向に隣接する非摺動面(5)に
、臨界表面張力Tcが31dyne/cm以下の低い表
面エネルギーの物質を被覆することにより、非摺動面(
5)上に磁気記録媒体(2)の摩耗粉等の塵埃(3)が
付着することを抑制することができ、従って例えば摩耗
粉の塊(13)が磁気記録媒体(2)に再び付着して磁
気ヘッド(1)の摺動面(4)に運ばれて発生するヘッ
ドクロッグの低減化をはかることができる。
また本発明による場合、磁気ヘッドの非摺動面(5)上
に被覆加工を行うので、磁気記録媒体(2)との摩耗に
対する耐摩耗性を考慮する必要がなく、また偏摩耗等に
より、この被覆面が変質することもないため、効果の持
続性を保つことができる。
さらに、本発明においては摺動面(4)上には被覆を行
わないため、スペーシング損失を起こさず、又、成膜方
法として非摺動面(5)上にスパツタリング、吹きつけ
等の成膜方法による場合は機械的加工を必要とせず、作
業性の向上をはかることができる。
またさらに、被覆する物質をその臨界表面張力γ。の値
で定量的に規定することができるため、特性のばらつき
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気ヘッドの平面図、第2図は本
発明による磁気ヘッドの正面図、第3図は摩耗粉等の塵
埃の付着を示す拡大断面図、第4図はズイスマン・プロ
ットを示す図、第5図は従来の磁気ヘッドの平面図、第
6図は従来の磁気ヘッドの正面図、第7図は従来の他の
例の磁気ヘッドの平面図を示す。 (1)は磁気ヘッド、(IA)は磁気ヘッド表面、(2
)は磁気記録媒体、(3)は塵埃、(4)は摺動面、(
5)、(5A)及び(5B)は非摺動面、(6)は被覆
体、(7)はメニスカス、(8)は切落し部分、(8A
)は側面、(13)は摩耗粉の塊である。 」hヘッドの平面(2) 第1図 第2 図 A1ぢ(のイす羞変示T目 第3図 ス゛イヌマシ・プロットに示す父 第4図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁気ヘッドの磁気記録媒体との摺動面に隣接する非摺動
    面に、臨界表面張力が31dyne/cm以下の低い表
    面エネルギーを有する物質を被覆することを特徴とする
    磁気ヘッド。
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