JPH03250250A - 医療事務処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はコンピュータ処理により診療行為データ等の入
力データに基づいて診療報酬明細書作成等の医療事務処
理を行なう医療事務処理システムに関する。

（従来の技術） 医師が患者に施す診療行為や薬剤等については、診療報
酬点数表や、薬価基準にその名称、点数（又は薬価）、
単位等が規定されている。この薬価基準の一例を第５図
に示している。

医療事務処理システムに於ける点数マスタ（医師が患者
に施す診療行為や薬剤等についての各種情報を記録した
ファイル）も、この規定に沿って作成され運用されるの
か一般的である。

上記第５図に示す薬価基準を基に作成した点数マスタ例
を第６図に示している。

しかし、実際の運用に於いて、医師の指示は必ずしも点
数マスタの通りとは限らないし、また、別の薬剤に置換
える方が適切な場合もある。

例えば、第６図の点数マスタに於いては次のような場合
が生じ得る。

１）、薬剤の持つ成分量で指示される場合「Ａ錠を３０
０　Ｂ服用する」 ２）、１回当りに服用する錠数（カプセル数）が薬研基
準に定める規格・単位とならない場合「Ｃカプセル５０
を１力プセル服用・１日２回朝夕食後」 このような場合には、通常、オペレータにより次のよう
に変換して入力される。

１）、ｒＡＡｌ２Ｏ２ｍｇを３錠」 ２）、ｒＣカプセル２５を２カプセル・１日２回朝夕食
後」 このように、従来の点数マスタ構造及び入力方式に於い
ては、上記例示のようにオペレータによる判断、変換作
業が発生してしまうため、誤入力により誤った量の薬剤
を投与する成があり、又、オペレータにある程度の知識
が必要とされるとともにオペレータにかかる操作負担が
大きい等の不都合な問題点を有していた。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように従来の点数マスタ構造及び入力方式に於
いては、上記例示のような場合にオペレータによる判断
、変換作業が発生してしまうため、誤入力により誤った
量の薬剤を投与する虞があり、又、オペレータにある程
度の知識が必要とされるとともにオペレータにかかる操
作負担が大きい等の不都合な問題点を有していた。

本発明は上記実情に鑑みなされたもので、診療行為デー
タの入力段階に於いて、医師の指示通りの入力を実現さ
せることにより、オペレータの操作負担を軽減し、入力
誤りを無くして、事務の効率化を図った医療事務処理シ
ステムを提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段及び作用）本発明は、点数
マスタ情報を記憶する手段（点数マスタ情報記憶手段）
と、点数マスタ内の各薬剤毎に対応した剤型、成分量、
各種単位等を記憶する手段（薬剤情報記憶手段）と、同
一薬品で異規格の薬剤群を関連付ける手段（薬剤管理手
段）と、診療行為データを記憶する手段（診療行為デー
タ記憶手段）とを設け、更にこれらの各手段の情報に基
づいて診療行為データ記憶手段内の薬剤情報を実業務運
用に即した形に自動的に変換する変換処理手段を設けて
なる構成としている。

上記変換手段は、薬剤に係わる診療行為データを診療行
為データ記憶手段より読出し、読出した診療行為データ
に関連する各種情報を、点数マスタ情報記憶手段、薬剤
情報記憶手段、薬剤管理手段より読出し、必要に応じて
診療行為データを変換して、再び診療行為データ記憶手
段へ書戻すように構成されている。

このような構成とすることにより、医師の指示通りの入
力が可能となり、又、オペレータによる、診療行為デー
タ（薬剤に係わるデータ）内容の判断、変換作業が不要
となることから、入力誤りの軽減が図れる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明の一実施例に於けるシステムの構成を示
すブロック図である。

第１図に於いて、１は医療事務処理プログラムの実行、
及び変換装置５の起動等を含むシステム全体の処理制御
を司る処理装置である。２は処理の実行要求、及び診療
行為データ等を入力するための入力装置である。３は診
療行為に係るデータを記憶する診療行為データ記憶装置
であり、第２図に示すように、入力、変換される診療行
為データを記憶し保存する。４は点数マスタ（ファイル
）であり、第３図に示すような、薬剤情報記憶手段４１
、及び薬剤管理手段４２等が設けられる。５は処理装置
ｌの制御の下に、診療行為データ記憶装置３内の診療デ
ータと点数マスタ４の関係により診療データを業務運用
に即した形に変換して、処理装置１を起動する。６は患
者情報ファイルであり、医療事務処理に必要な保険情報
、診療行為データ等の患者データを個人別に記憶し保存
する。７はプリンタ等の出力装置であり、処理装置１の
制御の下に医療事務処理の結果を出力する。

第２図は上記実施例に於ける診療行為データ記憶装置３
の構成を示す図である。

第３図は上記実施例に於ける点数マスタ４の構成を示す
図である。

第３図に於いて、４１は薬剤情報記憶手段であり、診療
行為データとして実際に用いられる薬剤品目につき定義
したテーブルにより構成される。４２は薬剤管理手段で
あり、同一薬品で異規格の薬剤群を関連付けるための管
理品目を定義したテーブルにより構成される。この薬剤
情報記憶手段４１、薬剤管理手段４２は、同一点数マス
タ内に定義され、品番により管理され、マスタ区分によ
り識別されている。

尚、本実施例では、薬剤情報記憶手段４１、薬剤管理手
段４２は同一点数マスタ内に定義したが、それぞれ独立
した記憶装置にあっても差支えない。

第４図は上記実施例に於ける変換装置５の動作を示すフ
ローチャートである。

第４図に於いて、Ｓｌは処理対象データを取出すステッ
プであり、入力データ及び点数マスタ情報を取出す。Ｓ
２は入力単位によって入力数量を変換するステップであ
り、入力単位が成分量の単位であるとき、［入力数量−
人力数量÷成分量］として算出する。Ｓ３は薬剤の適性
を判定するステップであり、薬剤が錠剤、カプセル剤の
場合、１回当りの服用数量が薬価基準に定める規格・単
位であるか（整数値であるか）否かを判定する。

Ｓ４は別規格の薬剤に置換えるステップであり、点数マ
スタ情報内の管理品番により点数マスタ４から管理品目
を取出して、別規格の薬剤に置換える。又、このとき入
力数量も別規格の薬剤に合せて変換する。Ｓ５はデータ
を書戻すステップであり、上記ステップ８２〜Ｓ４によ
り決定された薬剤情報を診療行為データ記憶装置３内の
上記ステップＳｌで取出した装置へ書戻す。

ここで上記第１図乃至第４図を参照して本発明の一実施
例に於ける動作を説明する。

処理装置ｌは、点数マスタ４を参照しながら入力装置２
より診療行為データを医師の指示通り入力させて、第２
図に示すように、診療行為データ記憶装置３に入力デー
タを記憶させる。

全診療行為データの入力が完了すると、処理装置１は変
換装置５を起動する。

変換装置５は、第４図に示す処理ステップに従って診療
行為データ記憶装置３内の薬剤入力データを実業務運用
に適した形に変換し、処理装置１に制御を戻す。即ち、
第４図に於いて、ステップＳ１では、診療行為データ記
憶装置３より１品目分の薬剤入力データを取出し、点数
マスタ４より対応する点数マスタ情報を取出す。ステッ
プＳ２では入力単位によって入力数量を変換するステッ
プであり、入力単位が成分量の単位であるとき、［入力
数量−人力数量÷成分子ｆｉ］として入力数量を製剤単
位の数量に変換する。ステップＳ３では、薬剤の適性を
判定する。即ち、薬剤が錠剤、カプセル剤であるとき、
１回当りの服用数量が薬価基準に定める規格・単位であ
るか（整数値であるか）否かを判定する。ここで入力数
量と服用回数が適性な関係にないとき（投与すべき薬剤
が業務運用に適した形式でないとき）は、ステップＳ４
に於いて別規格の薬剤に置換える。即ち、点数マスタ情
報内の管理品番により点数マスタ４から管理品目を取出
して、別規格の薬剤を検索し、現在処理中の薬剤と置換
える。又、このとき入力数量も別規格の薬剤に合せて変
換する。ステップＳ５では、上記ステップ８２〜Ｓ４に
より決定された薬剤情報を診療行為データ記憶装置３内
の上記ステップＳ１で取出した装置へ書戻す。

このようにして、変換装置５は第４図に示す処理ステッ
プに従い診療行為データ記憶袋Ｗ３内の薬剤人力データ
を実業務運用に適した形に変換し処理装置ｌに制御を戻
す。

処理装置１は診療行為データ記憶装置３のデータを用い
て所定の処理を実行し、処理結果を患者情報ファイル６
、出力装置７等へ出力する。これにより、患者情報ファ
イル６、及び出力装Ｗ７には、医療事務処理に対応した
結果が記憶され出力される。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、診療行為データ等
の人力データに基づいて診療報酬明細書作成等の医療事
務処理を行なう医療事務処理システムに於いて、入力さ
れた診療行為データを記憶する診療行為データ記憶装置
と、医療事務処理に必要な点数マスタ情報を記憶する点
数マスタ情報記憶手段と、上記点数マスタの各薬剤毎に
対応して剤型、成分量、各種単位等の薬剤情報を記憶す
る薬剤情報記憶手段と、同手段で扱う薬剤群のうち同一
薬品で異なる規格の薬剤群を関連付ける薬剤管理手段と
、上記診療行為データ記憶装置内の薬剤が業務運用に適
した形式であるか否かを判断し、業務運用に適さない形
式であるときに前記各手段の情報に基づいて業務運用に
適した形式に自動的に変換する処理手段とを有してなる
構成としたことにより、診療行為データの入力段階にお
いて、医師の指示通りの入力が可能となり、又、オペレ
ータによる診療行為データ（薬剤に係わるデータ）内容
の判断、変換作業が不要となることから、入力誤りを低
減でき、オペレータ負担を軽減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於けるシステムの構成を示
すブロック図、第２図は上記実施例に於ける診療行為デ
ータ記憶装置の構成を示す図、第３図は上記実施例に於
ける点数マスタの構成を示す図、第４図は上記実施例に
於ける変換装置の動作を示すフローチャート、第５図は
薬価基準の一例を示す図、第６図は上記第５図に示す薬
価基準を基に作成した点数マスタ例を示す図である。 １・・・処理装置、２・・・入力装置、３・・・診療行
為データ記憶装置、４・・・点数マスタ（点数マスタフ
ァイル）、５・・・変換装置、６・・・患者情報ファイ
ル、７・・・出力装置、４１・・・薬剤情報記憶手段、
４２・・・薬剤管理手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 診療行為データ等の入力データに基づいて診療報酬明細
   書作成等の医療事務処理を行なう医療事務処理システム
   に於いて、入力された診療行為データを記憶する診療行
   為データ記憶装置と、医療事務処理に必要な点数マスタ
   情報を記憶する点数マスタ情報記憶手段と、上記点数マ
   スタの各薬剤毎に対応して剤型、成分量、各種単位等の
   薬剤情報を記憶する薬剤情報記憶手段と、同手段で扱う
   薬剤群のうち同一薬品で異なる規格の薬剤群を関連付け
   る薬剤管理手段と、上記診療行為データ記憶装置内の薬
   剤が業務運用に適した形式であるか否かを判断し、業務
   運用に適さない形式であるときに前記各手段の情報に基
   づいて業務運用に適した形式に変換する処理手段とを具
   備してなることを特徴とした医療事務処理システム。