JPH03248096A - 核燃料集合体の組立および解体方法 - Google Patents
核燃料集合体の組立および解体方法Info
- Publication number
- JPH03248096A JPH03248096A JP2415973A JP41597390A JPH03248096A JP H03248096 A JPH03248096 A JP H03248096A JP 2415973 A JP2415973 A JP 2415973A JP 41597390 A JP41597390 A JP 41597390A JP H03248096 A JPH03248096 A JP H03248096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel rod
- fuel
- jig
- spacer
- assembling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 102
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 36
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 6
- 239000003758 nuclear fuel Substances 0.000 claims description 13
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract description 8
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 abstract description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 2
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 2
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 2
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 239000002915 spent fuel radioactive waste Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は核燃料集合体の組立および解体方法に係り、特
にその組立あるいは解体時において燃料棒表面に傷が発
生することを確実に防止するようにした核燃料集合体の
組立および解体方法に関する。 [0002]
にその組立あるいは解体時において燃料棒表面に傷が発
生することを確実に防止するようにした核燃料集合体の
組立および解体方法に関する。 [0002]
一般に、原子炉用の燃料集合体においては、その長手方
向複数箇所に燃料棒スペーサを設け、複数本の燃料棒の
間隔保持を行うようにしである。 [0003] すなわち、図11は上記原子炉用の燃料集合体の縦断面
図であって、燃料チャンネル1内には、上下両側部をそ
れぞれ上部タイプレート2および下部タイプレート3に
支持された複数本の燃料棒4およびウォータロッド5が
配列装着されており、さらに上記燃料棒4を整列支持し
燃料棒4の横方向の振動を拘束するとともに冷却材の流
路を確保するためのスペーサ6が、上記燃料棒4の軸方
向に複数個設けられている。 [0004] 上記スペーサ6は、図12および図13に示すように正
方形の外枠7を有し、その外枠7内に互いに格子状に配
設されたバー8.9およデイバイダー10.11によっ
て複数個のセル12が形成されている。また、上記バー
8.9の各交差部には、各側部に外側方に突出する板ば
ね部13aを有するランタンスプリング13が装着され
ており、上記各セル12内の挿入された燃料棒4を、セ
ル12の隅角部からデイバイダー10.11に形成され
たSベンド10a、llaに対して弾性的に圧接するよ
うにしである。 [0005] そこで、上記核燃料集合体の組み立てに際しては、下部
タイプレート3およびスペーサ6を所定位置に固定し、
燃料棒4およびウォータロッド5をそれぞれスペーサ6
のセル12内に押し込み、その下端を下部タイプレート
3に装着し、上端に上部タイプレート2を取り付けて固
定する。 [0006]
向複数箇所に燃料棒スペーサを設け、複数本の燃料棒の
間隔保持を行うようにしである。 [0003] すなわち、図11は上記原子炉用の燃料集合体の縦断面
図であって、燃料チャンネル1内には、上下両側部をそ
れぞれ上部タイプレート2および下部タイプレート3に
支持された複数本の燃料棒4およびウォータロッド5が
配列装着されており、さらに上記燃料棒4を整列支持し
燃料棒4の横方向の振動を拘束するとともに冷却材の流
路を確保するためのスペーサ6が、上記燃料棒4の軸方
向に複数個設けられている。 [0004] 上記スペーサ6は、図12および図13に示すように正
方形の外枠7を有し、その外枠7内に互いに格子状に配
設されたバー8.9およデイバイダー10.11によっ
て複数個のセル12が形成されている。また、上記バー
8.9の各交差部には、各側部に外側方に突出する板ば
ね部13aを有するランタンスプリング13が装着され
ており、上記各セル12内の挿入された燃料棒4を、セ
ル12の隅角部からデイバイダー10.11に形成され
たSベンド10a、llaに対して弾性的に圧接するよ
うにしである。 [0005] そこで、上記核燃料集合体の組み立てに際しては、下部
タイプレート3およびスペーサ6を所定位置に固定し、
燃料棒4およびウォータロッド5をそれぞれスペーサ6
のセル12内に押し込み、その下端を下部タイプレート
3に装着し、上端に上部タイプレート2を取り付けて固
定する。 [0006]
ところが、上述のような核燃料集合体の組み立てにおい
ては、各燃料棒4をセル12内に挿通させる場合に、そ
の燃料棒4がスペーサ6のランタンスプリング13の板
ばね13aおよびSベンド10a、llaに摺接するた
め、燃料棒4の表面に傷が着くことがある。 [0007] したがって、従来、上記燃料棒4の表面に傷が着くこと
を防止するために、スペーサ6のランタンスプリング1
3の板ばね13aやSベンド10a、llaをひもで縛
りつけてばねの突出部を押さえ、燃料棒4を挿入する空
間を大きくしたり、あるいは燃料棒4を氷点したに保存
して表面に氷または霜の被膜を形成させておいたり、ま
たは、水とアルコールその他の混合物を冷却して潤滑剤
として使用する等の手段がとられている。 [0008] ところが、スペーサのランタンスプリング等の板ばね部
をひもで縛る方法は非常に煩雑で時間を要し、また燃料
棒の表面に氷等の被膜を形成する場合には、燃料棒をあ
らかじめ氷点下に保っておく必要がある。 [0009] さらに、スペーサの板ばね部等に潤滑剤を使用する場合
には、燃料棒に不純物が付着して燃料棒の性能が低下す
る恐れがあり、洗浄工程を設ける必要がある等いずれも
作業工程が増え、組立てがめんどうになる等の問題があ
る。 [0010] また、燃料棒にステンレスパイプを嵌装してスペーサの
セル内に挿入する方法も考えられるが、上記ステンレス
パイプの肉厚を大きくすると、ランタンスプリング等を
弾性限界以上に押し広げ、燃料棒の弾性保持を不可能と
する恐れが大きくなり、逆にステンレスパイプの肉厚を
小さくすると、パイプを抜き取る際に、ランタンスプリ
ング等による押圧力が働いた状態で燃料棒表面とステン
レスパイプ内表面とが摺動するために、燃料棒表面に傷
が発生する可能性がある。 [0011] また、ステンレスパイプの肉厚を薄くした場合には、パ
イプ先端にキャップを溶接するなど補強を行い、パイプ
先端が変形することを防ぐ必要がある。 [0012] ところが、この場合にはパイプは燃料棒挿入方向のみし
が引き抜くことができず、例えば図11に示したような
下部タイプレートの穴に燃料棒先端を挿入していくよう
な組立方法をとる必要のある燃料集合体には適用できな
い等の問題がある。 [0013] 本発明は上記問題を解決するために燃料棒の表面に傷が
発生しないようにした核燃料集合体の組立および解体方
法を得ることを目的とする。 [0014]
ては、各燃料棒4をセル12内に挿通させる場合に、そ
の燃料棒4がスペーサ6のランタンスプリング13の板
ばね13aおよびSベンド10a、llaに摺接するた
め、燃料棒4の表面に傷が着くことがある。 [0007] したがって、従来、上記燃料棒4の表面に傷が着くこと
を防止するために、スペーサ6のランタンスプリング1
3の板ばね13aやSベンド10a、llaをひもで縛
りつけてばねの突出部を押さえ、燃料棒4を挿入する空
間を大きくしたり、あるいは燃料棒4を氷点したに保存
して表面に氷または霜の被膜を形成させておいたり、ま
たは、水とアルコールその他の混合物を冷却して潤滑剤
として使用する等の手段がとられている。 [0008] ところが、スペーサのランタンスプリング等の板ばね部
をひもで縛る方法は非常に煩雑で時間を要し、また燃料
棒の表面に氷等の被膜を形成する場合には、燃料棒をあ
らかじめ氷点下に保っておく必要がある。 [0009] さらに、スペーサの板ばね部等に潤滑剤を使用する場合
には、燃料棒に不純物が付着して燃料棒の性能が低下す
る恐れがあり、洗浄工程を設ける必要がある等いずれも
作業工程が増え、組立てがめんどうになる等の問題があ
る。 [0010] また、燃料棒にステンレスパイプを嵌装してスペーサの
セル内に挿入する方法も考えられるが、上記ステンレス
パイプの肉厚を大きくすると、ランタンスプリング等を
弾性限界以上に押し広げ、燃料棒の弾性保持を不可能と
する恐れが大きくなり、逆にステンレスパイプの肉厚を
小さくすると、パイプを抜き取る際に、ランタンスプリ
ング等による押圧力が働いた状態で燃料棒表面とステン
レスパイプ内表面とが摺動するために、燃料棒表面に傷
が発生する可能性がある。 [0011] また、ステンレスパイプの肉厚を薄くした場合には、パ
イプ先端にキャップを溶接するなど補強を行い、パイプ
先端が変形することを防ぐ必要がある。 [0012] ところが、この場合にはパイプは燃料棒挿入方向のみし
が引き抜くことができず、例えば図11に示したような
下部タイプレートの穴に燃料棒先端を挿入していくよう
な組立方法をとる必要のある燃料集合体には適用できな
い等の問題がある。 [0013] 本発明は上記問題を解決するために燃料棒の表面に傷が
発生しないようにした核燃料集合体の組立および解体方
法を得ることを目的とする。 [0014]
本発明は、スペーサにおける少なくとも1つの燃料棒押
圧用弾性部材を有する複数のセル行うようにしたことを
特徴とする核燃料集合体の間隔保持が行われるようにし
た核燃料集合体の組立および解体方法において、自己潤
滑性を有する材料によって形成され、燃料棒のほぼ全長
にわたる長さを有する細長い円筒状フィルムを燃料棒に
同心的に外嵌した状態で軸線方向に所定間隔をもって配
設された複数のスペーサの各セルの内への挿入あるいは
引き抜きを行うようにしたものである[0015] また、本発明は、燃料棒先端に着脱可能なキャップを装
着し、そのキャップに円筒状フィルムの先端を係合させ
て、セル内へ燃料棒の挿入を行うようにしたものである
。 [0016]
圧用弾性部材を有する複数のセル行うようにしたことを
特徴とする核燃料集合体の間隔保持が行われるようにし
た核燃料集合体の組立および解体方法において、自己潤
滑性を有する材料によって形成され、燃料棒のほぼ全長
にわたる長さを有する細長い円筒状フィルムを燃料棒に
同心的に外嵌した状態で軸線方向に所定間隔をもって配
設された複数のスペーサの各セルの内への挿入あるいは
引き抜きを行うようにしたものである[0015] また、本発明は、燃料棒先端に着脱可能なキャップを装
着し、そのキャップに円筒状フィルムの先端を係合させ
て、セル内へ燃料棒の挿入を行うようにしたものである
。 [0016]
自己潤滑性で燃料棒のほぼ全長にわたる細長い長の円筒
状フィルムにより、燃料棒を同心状に嵌装し、この燃料
棒を複数のスペーサの各セルの内部に挿入あるいは引き
抜きを行うようにしたものである。 [0017] 燃料棒先端に着脱可能なキャップを装着し、そのキャッ
プに円筒状フィルムの先端を係合させセル内へ燃料棒を
挿入および解体を行うようにしたものである。 [0018]
状フィルムにより、燃料棒を同心状に嵌装し、この燃料
棒を複数のスペーサの各セルの内部に挿入あるいは引き
抜きを行うようにしたものである。 [0017] 燃料棒先端に着脱可能なキャップを装着し、そのキャッ
プに円筒状フィルムの先端を係合させセル内へ燃料棒を
挿入および解体を行うようにしたものである。 [0018]
以下、図1乃至図10を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 [0019] 図1において、符号20は燃料棒4のほぼ全長にわたる
長さの細長いポリエステル製の円筒状フィルムからなる
治具であり、その治具20の円筒部21には軸線方向に
延びる切り割り22が設けられており、さらに−側端部
には柄23が設けられている。上記治具20の円筒部2
1は、自由な状態においては、切り割り22部において
は端縁部が互いに重なり合い、断面渦巻状になっている
。 [0020] しかして、燃料集合体の組立に際しては、図3に示すよ
うに、直立動作可能なテーブル24を有する組立台25
を用い、テーブル24を水平にした状態で組立作業を行
う。 [0021] すなわち、まず、治具20の円筒部21に右側から左側
に燃料棒4を同心状に挿入し、燃料棒4の外周面を全体
にわたって円筒状フィルムによって被覆する。 一方、上記テーブル24の所定位置に装着された取付具
26に下部タイプレート3および各スペーサ6をそれぞ
れ取り付け、各スペーサ6の同一軸線上にあるセル12
内に円筒状フィルムからなる治具20を外装した燃料棒
4を挿入する。 [0022] この状態では、図4に示すように、燃料棒表面はフィル
ム状の円筒部21を介して8122部10a、lla、
ランタンスプリング13の板ばね部13aと接している
。 [0023] このようにして燃料棒4の挿入操作が完了したら、その
燃料棒4が軸方向に動かないように、図5に示すように
、燃料棒4の端部をブツシャ27で挿入方向に押さえた
状態にして、治具20を柄23により挿入方向と逆方向
に引き抜き、スペーサ6から治具20を除去する。 [0024] なお、この場合、治具20の円筒部21には軸線方向の
切り割り22が設けられているので、ブツシャ27が燃
料棒4を押えた状態でも容易に治具20の引き抜きを行
うことができる。 [0025] 以下、同様にしてスペーサ6の各セル12内に順次燃料
棒4を挿入して核燃料集合体の組立てを行う。 [0026] このように、燃料棒のスペーサへの挿入に際して自己潤
滑性を有する材料からなる治具20を使用するので、ス
ペーサのセル12における8122部10 a、11a
、ランタンスプリング13の板ばね部13a等が治具2
0の長円筒状のフィルムによって覆われ、燃料棒4の挿
入あるいは引き抜きを行うときに燃料棒の外表面が直接
板ばね部13a等に摺接することがなく、その外表面に
傷がつくことがない。 [0027] また、燃料集合体の解体に際しては、上記燃料棒の挿入
時とは逆に、引き抜こうとする燃料棒4とスペーサ6の
セル12内面との間に手作業によって治具20の円筒部
21の先端部を挿入し、上記燃料棒4をほぼその全長に
わたって被覆した状態とし、その後、治具20の円筒部
21とともに上記燃料棒を軸線方向に移動させることに
よりスペーサから燃料棒を引き抜く。 [0028] この場合、ランタンスプリングの燃料棒押圧力は数kg
以下であり、燃料棒表面とスプリング、Sベント等は鋭
角で接触しているため、治具の0.1mm厚程度域フィ
ルムからなる円筒部は数百g程度の力で容易にスペーサ
と燃料棒間に差し込むことができ、特別の器具等は必要
としない。 [0029] なお、燃料集合体の設計が、燃料棒を挿入した後下部タ
イプレートを取り付けられるようになっている場合には
、治具20の円筒部21の断面は断面渦巻状のもの以外
に、図6および図7のように切り割りが設けられていな
いものも使用することができる。すなわち、タイプレー
トの代わりに燃料棒下部をチャックして固定する治具を
使用し、燃料棒挿入後燃料棒の下端部をチャックした後
、治具を挿入方向と逆方向に引き抜くことができる。 [00301 さらに、図8、図9のように治具20の円筒部21に軸
線方向に延びる補強用肉厚部21aを設けてもよい。こ
の場合、上記肉厚部21aはスペーサのセル内における
Sベント10a、llaおよび板ばね部13と接しない
ような位置に設ける。 [00313 また、図9に示すような形状の治具20においては、補
強用肉厚部21aを円筒部21の長さより延長させフッ
ク部21bを設け、図10に示すように、燃料棒4の先
端に装着したキャップ28に掛合させ、燃料棒4の挿入
によってたキャツブ28およびフック部21bを介して
治具20を引張る状態で同時に挿入し、上記キャップ2
8を挿入完了直前に燃料棒4から取り去り、その後、第
1実施例と同様にして燃料棒の組み立てを行うようにし
てもよい。 [0032] なお、上記各実施例においては、治具20の円筒部21
をポリエステルフィルムによって形成したものを示した
が、その他引張り強さが大きく力り破断延びが小さく自
己潤滑性を有する材料によって構成してもよい。また、
スペーサがランタンスプリングを用いたものでなくても
、燃料棒を押圧支持するめの弾性要素を有するスペーサ
を有する燃料集合体の組立にも適用できる。 [0033]
て説明する。 [0019] 図1において、符号20は燃料棒4のほぼ全長にわたる
長さの細長いポリエステル製の円筒状フィルムからなる
治具であり、その治具20の円筒部21には軸線方向に
延びる切り割り22が設けられており、さらに−側端部
には柄23が設けられている。上記治具20の円筒部2
1は、自由な状態においては、切り割り22部において
は端縁部が互いに重なり合い、断面渦巻状になっている
。 [0020] しかして、燃料集合体の組立に際しては、図3に示すよ
うに、直立動作可能なテーブル24を有する組立台25
を用い、テーブル24を水平にした状態で組立作業を行
う。 [0021] すなわち、まず、治具20の円筒部21に右側から左側
に燃料棒4を同心状に挿入し、燃料棒4の外周面を全体
にわたって円筒状フィルムによって被覆する。 一方、上記テーブル24の所定位置に装着された取付具
26に下部タイプレート3および各スペーサ6をそれぞ
れ取り付け、各スペーサ6の同一軸線上にあるセル12
内に円筒状フィルムからなる治具20を外装した燃料棒
4を挿入する。 [0022] この状態では、図4に示すように、燃料棒表面はフィル
ム状の円筒部21を介して8122部10a、lla、
ランタンスプリング13の板ばね部13aと接している
。 [0023] このようにして燃料棒4の挿入操作が完了したら、その
燃料棒4が軸方向に動かないように、図5に示すように
、燃料棒4の端部をブツシャ27で挿入方向に押さえた
状態にして、治具20を柄23により挿入方向と逆方向
に引き抜き、スペーサ6から治具20を除去する。 [0024] なお、この場合、治具20の円筒部21には軸線方向の
切り割り22が設けられているので、ブツシャ27が燃
料棒4を押えた状態でも容易に治具20の引き抜きを行
うことができる。 [0025] 以下、同様にしてスペーサ6の各セル12内に順次燃料
棒4を挿入して核燃料集合体の組立てを行う。 [0026] このように、燃料棒のスペーサへの挿入に際して自己潤
滑性を有する材料からなる治具20を使用するので、ス
ペーサのセル12における8122部10 a、11a
、ランタンスプリング13の板ばね部13a等が治具2
0の長円筒状のフィルムによって覆われ、燃料棒4の挿
入あるいは引き抜きを行うときに燃料棒の外表面が直接
板ばね部13a等に摺接することがなく、その外表面に
傷がつくことがない。 [0027] また、燃料集合体の解体に際しては、上記燃料棒の挿入
時とは逆に、引き抜こうとする燃料棒4とスペーサ6の
セル12内面との間に手作業によって治具20の円筒部
21の先端部を挿入し、上記燃料棒4をほぼその全長に
わたって被覆した状態とし、その後、治具20の円筒部
21とともに上記燃料棒を軸線方向に移動させることに
よりスペーサから燃料棒を引き抜く。 [0028] この場合、ランタンスプリングの燃料棒押圧力は数kg
以下であり、燃料棒表面とスプリング、Sベント等は鋭
角で接触しているため、治具の0.1mm厚程度域フィ
ルムからなる円筒部は数百g程度の力で容易にスペーサ
と燃料棒間に差し込むことができ、特別の器具等は必要
としない。 [0029] なお、燃料集合体の設計が、燃料棒を挿入した後下部タ
イプレートを取り付けられるようになっている場合には
、治具20の円筒部21の断面は断面渦巻状のもの以外
に、図6および図7のように切り割りが設けられていな
いものも使用することができる。すなわち、タイプレー
トの代わりに燃料棒下部をチャックして固定する治具を
使用し、燃料棒挿入後燃料棒の下端部をチャックした後
、治具を挿入方向と逆方向に引き抜くことができる。 [00301 さらに、図8、図9のように治具20の円筒部21に軸
線方向に延びる補強用肉厚部21aを設けてもよい。こ
の場合、上記肉厚部21aはスペーサのセル内における
Sベント10a、llaおよび板ばね部13と接しない
ような位置に設ける。 [00313 また、図9に示すような形状の治具20においては、補
強用肉厚部21aを円筒部21の長さより延長させフッ
ク部21bを設け、図10に示すように、燃料棒4の先
端に装着したキャップ28に掛合させ、燃料棒4の挿入
によってたキャツブ28およびフック部21bを介して
治具20を引張る状態で同時に挿入し、上記キャップ2
8を挿入完了直前に燃料棒4から取り去り、その後、第
1実施例と同様にして燃料棒の組み立てを行うようにし
てもよい。 [0032] なお、上記各実施例においては、治具20の円筒部21
をポリエステルフィルムによって形成したものを示した
が、その他引張り強さが大きく力り破断延びが小さく自
己潤滑性を有する材料によって構成してもよい。また、
スペーサがランタンスプリングを用いたものでなくても
、燃料棒を押圧支持するめの弾性要素を有するスペーサ
を有する燃料集合体の組立にも適用できる。 [0033]
以上説明したように、本発明は、スペーサにおける少な
くとも1つの燃料棒押圧用弾性部材を有する複数のセル
行うようにしたことを特徴とする核燃料集合体の間隔保
持が行われるようにした核燃料集合体の組立および解体
方法において、自己潤滑性を有する材料によって形成さ
れ、燃料棒のほぼ全長にわたる長さを有する細長い円筒
状フィルムを燃料棒に同心的に外嵌した状態で軸線方向
に所定間隔をもって配設された複数のスペーサの各セル
の内への挿入あるいは引き抜きを行うようにしたもので
あるから、ランタンスプリング等による燃料棒外面への
傷の発生を確実に防止することができ、しかも1個の円
筒状フィルムの使用によって、全てのスペーサの同一線
上のセル内面と燃料棒との直接摺接を防止でき、燃料集
合体の組立あるいは解体の工程もきわめて簡単で、複雑
な設備や工程を付加する必要もない等の効果を奏する。 [0034] また、燃料棒先端に着脱可能なキャップを装着し、その
キャップに円筒状フィルムの先端を係合させて、セル内
へ燃料棒の挿入を行うような場合には、燃料棒をセル内
へ挿入あるいは引き抜くときに円筒状フィルムの先端部
をセル内面、ランタンスプリング等につかえないで円滑
に行うことができる。
くとも1つの燃料棒押圧用弾性部材を有する複数のセル
行うようにしたことを特徴とする核燃料集合体の間隔保
持が行われるようにした核燃料集合体の組立および解体
方法において、自己潤滑性を有する材料によって形成さ
れ、燃料棒のほぼ全長にわたる長さを有する細長い円筒
状フィルムを燃料棒に同心的に外嵌した状態で軸線方向
に所定間隔をもって配設された複数のスペーサの各セル
の内への挿入あるいは引き抜きを行うようにしたもので
あるから、ランタンスプリング等による燃料棒外面への
傷の発生を確実に防止することができ、しかも1個の円
筒状フィルムの使用によって、全てのスペーサの同一線
上のセル内面と燃料棒との直接摺接を防止でき、燃料集
合体の組立あるいは解体の工程もきわめて簡単で、複雑
な設備や工程を付加する必要もない等の効果を奏する。 [0034] また、燃料棒先端に着脱可能なキャップを装着し、その
キャップに円筒状フィルムの先端を係合させて、セル内
へ燃料棒の挿入を行うような場合には、燃料棒をセル内
へ挿入あるいは引き抜くときに円筒状フィルムの先端部
をセル内面、ランタンスプリング等につかえないで円滑
に行うことができる。
【図1】
。 治具の斜視図。
。 治具の斜視図。
【図2】
他の実施例の治具の斜視図。
【図3】
燃料集合体の組立状態を示す説明図。
【図4】
スペーサのセル内に治具を挿入した状態を示す平断面図
。
。
【図5】
燃料棒挿入後治具の引き抜き状態を示す平断面図。
【図6】
治具の他の実施例を示す断面図。
【図7】
治具の他の実施例を示す断面図。
【図8】
治具の他の実施例を示す断面図。
【図9】
治具の他の実施例を示す断面図。
【図101
治具の他の実施例を示す部分斜視図。
【図11】
一般に使用されている核燃料集合体の縦断面図。
【図12】
図11に使用されるスペーサの拡大平面図。
【図13】
図12をIII−III線に沿って切断し矢印方向に見
た断面側面図。
た断面側面図。
4 燃料棒
スペーサ
セル
2
3
20
1
2
3
7
8
ランタンスプリ
治具
円筒部
切る割り
柄
プッシャ
キャップ
ング
【図1】
【図3】
図面
2
2/
【図4】
【図5】
【図6】
7
【図7】
【図8】
【図9】
【図101
【図11】
■開平3−248096 (15)
【図12】
【図13】
Claims (2)
- 【請求項1】スペーサにおける少なくとも1つの燃料棒
押圧用弾性部材を有する複数のセル内にそれぞれ燃料棒
が挿入され、各燃料棒の間隔保持が行われるようにした
核燃料集合体の組立および解体方法において、自己潤滑
性を有する材料によって形成され、燃料棒のほぼ全長に
わたる長さを有する細長い円筒状フィルムを燃料棒に同
心的に外嵌した状態で軸線方向に所定間隔をもって配設
された複数のスペーサの各セルの内への挿入あるいは引
き抜きを行うようにしたことを特徴とする核燃料集合体
の組立および解体方法。 - 【請求項2】燃料棒先端に着脱可能なキャップを装着し
、そのキャップに円筒状フィルムの先端を係合させて、
セル内へ燃料棒の挿入を行うことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の核燃料集合体の組立および解体方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415973A JPH03248096A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415973A JPH03248096A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59037982A Division JPS60181680A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03248096A true JPH03248096A (ja) | 1991-11-06 |
Family
ID=18524231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2415973A Pending JPH03248096A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03248096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016023932A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 原子燃料工業株式会社 | 未使用核燃料の処理システム及び未使用核燃料の処理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60181680A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-17 | 日本ニユクリア・フユエル株式会社 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2415973A patent/JPH03248096A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60181680A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-17 | 日本ニユクリア・フユエル株式会社 | 核燃料集合体の組立および解体方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016023932A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 原子燃料工業株式会社 | 未使用核燃料の処理システム及び未使用核燃料の処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4740351A (en) | Method of and arrangement for protecting nuclear fuel assembly | |
US5884003A (en) | Cable splice enclosure with strap member holding stacked splice trays | |
US20180162614A1 (en) | Lateral pull rod mechanism configured to lock steel tube support assembly | |
US5068081A (en) | Method of inserting fuel rods into a nuclear fuel assembly grid | |
JPH0559397B2 (ja) | ||
JPS60146184A (ja) | 原子炉燃料集合体の再構成方法 | |
JPH02287290A (ja) | 粒子保持装置を有する燃料集合体の下部端ノズルおよびかかる端ノズルを有する燃料集合体 | |
US4119489A (en) | Method of using nuclear reactor fuel assembly | |
US5311564A (en) | Spacer for fuel assemblies | |
JPH03248096A (ja) | 核燃料集合体の組立および解体方法 | |
KR940003794B1 (ko) | 제거가능한 정부노즐을 갖는 핵연료집합체 | |
JPH0631756B2 (ja) | スペーサ支持体の周辺において損障した核燃料集合体の補修のための方法及び保持用部品 | |
JPH028678B2 (ja) | ||
CN86103992A (zh) | 将核燃料组件的上管座连接在导向套管上的双锁定接头 | |
EP0797217B1 (en) | Spacer capture mechanism for non-round water rods | |
US5464258A (en) | Compression joint | |
JPH0573198B2 (ja) | ||
US5386444A (en) | Fuel rod loading apparatus | |
JPS6050490A (ja) | 核燃料集合体の組立および解体方法 | |
US5061437A (en) | Grid key for exterior grid cells | |
JPH02168198A (ja) | 核燃料集合体の組立方法 | |
JPS60213889A (ja) | 核燃料集合体の組立用治具 | |
JPS6224192A (ja) | 核燃料集合体の組立方法 | |
DE2852515C2 (de) | Bandförmige Schallschutzeinlage für eine Rohrschelle | |
JPH01282496A (ja) | 核燃料集合体の組立方法 |