JPH03247995A - 熱交換器用部材およびその製造方法 - Google Patents

熱交換器用部材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH03247995A
JPH03247995A JP2044516A JP4451690A JPH03247995A JP H03247995 A JPH03247995 A JP H03247995A JP 2044516 A JP2044516 A JP 2044516A JP 4451690 A JP4451690 A JP 4451690A JP H03247995 A JPH03247995 A JP H03247995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
thermosetting resin
less
50weight
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2044516A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ito
和男 伊藤
Masahiko Ichijima
雅彦 市島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP2044516A priority Critical patent/JPH03247995A/ja
Publication of JPH03247995A publication Critical patent/JPH03247995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、熱交換器用部材およびその製造方法に関す
るものである。
従来の技術 様々な構造の熱交換器が広く用いられている。熱交換器
は機能によって加熱器、冷却器、蒸発器(濃縮器)、凝
集器などと呼ばれ、これらの熱交換器に用いられる部材
には耐食性と伝熱性が要求される。
従来、熱交換器用部材としては不浸透黒鉛が用いられる
ことが多かった。不浸透黒鉛を用いる代表的なものとし
ては套管式、ブロック式およびカスケード式の3種があ
る。
発明が解決しようとする問題点 不浸透黒鉛は、焼成過程におけるバインダーの炭化焼成
によって生じた多数の微細気孔を、熱硬化性樹脂を含浸
することによって充填したものである。この際、流体に
対して実用的に不浸透になるまで、少なくとも2回以上
含浸工程を繰り返す必要がある。
しかし、含浸処理によって前述の気孔が完全に充填され
ず、気孔内表面が薄い膜で覆われた程度である場合には
漏れの問題が生じる。
通常、熱交換器管内の圧力は数kg / an ”に達
するため長時間の使用に際しては漏れが問題となるので
ある。含浸工程を多数回繰り返すことによって漏れの問
題はある程度解決できるが、コスト高になってしまう。
他方、大型の熱交換器の需要が高まっているが、不浸透
黒鉛は比較的比重が高く(例えば1.8)大型にすると
大重量になってしまう。このため、不浸透黒鉛は大型の
熱交換器には不向きであった。
発明の目的 このような従来技術の欠点に鑑み、本発明は大型の熱交
換器にも適用できるように軽量で、しかも耐食性があり
、不透過性にも優れた熱交換器用部材およびその製造方
法を提供することを目的とする。
発明の要旨 前述の目的を達成するために、本発明は請求項1.2に
記載の熱交換器用部材およびその製造方法を要旨として
いる。
問題点を解決するための手段 本発明による熱交換器用部材は、ガラス状カーボンを主
成分とすることを特徴とする。
ガラス状カーボン(ガラス状炭素)は、熱硬化性樹脂等
の固相炭素化によって生成する硬質炭素である。
本発明によるガラス状カーホン質の熱交換器用部材は、
出発原料として流動性を持たせるよう重合させた熱硬化
性樹脂を準備し、所定形状に成形し、不活性雰囲気中に
おいて、比較的ゆっくりとした昇温スピード(例えば1
℃/時間)で炭化焼成することによって得られる。昇温
スピードは10℃/時間以下であることが望ましい。ま
た不活性雰囲気とは、酸素を含まず、通常ヘリウム、ア
ルゴン、窒素、水素、ハロゲン等からなる群より選ばれ
た少なくとも1種の気体よりなる雰囲気あるいは減圧ま
たは真空下、または大気を遮断した状態の雰囲気をいう
本発明のガラス状カーボン質熱交換器用部材の製造方法
によれば、少なくとも1種の熱硬化性樹脂50vt%以
上と、少なくとも1種の熱硬化性樹脂を炭化焼成した粉
末50W1%未満とを出発原料としてもよい。そして、
それらの混合物を好ましくは100 torr以下に減
圧後ミキサー等で十分混合し、所定形状に成形し、その
後望ましくは前述L7た条件で炭化焼成することによっ
て製造してもよい。熱硬化性樹脂を炭化焼成させた粉末
の割合を50vt%未満としたのは、50vt%以上で
はガラス状カーボン質焼成体粉末の結合が低下し、機械
的強度が劣るためである。
ガラス状カーボンを主成分とする本発明の熱交換器用部
材は、気孔率を0.02〜0゜20%に調整するのが望
ましい。気孔率か0゜20%をこえると開気孔(Ope
n P ore)、閉気孔(C1ose  P oz)
が存在することになる。
独立開気孔が存在すると、加工等を施す場合研磨によっ
て閉気孔が開気孔となり、更に強度が低下してしまう。
また、気孔率が0.02%未満の場合には、高温使用時
の熱応力のため、ガラス状カーボン材料(非常にち密質
である)に割れが生じる危険がある。ただし、ここで気
孔率とは水銀圧入式によって求めた100kg/crl
加圧時のトータル気孔量に比重を掛け、100を掛けた
値である。
また、本発明による熱交換器用部材は比重が1.55以
下であることが望ましい。比重が1.55をこえると大
型の熱交換器用部材には不向きとなる。
本発明に用いられる熱硬化性樹脂としては、フラン樹脂
、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、アルキシド樹脂、キ
シレン樹脂等を挙げることができ、本発明の条件に合致
する樹脂をそのままあるいはブレンドしてまたは変性す
ることにより用いることができる。
好ましくは、変性フラン樹脂が用いられる。
また、本発明で使用する熱硬化性樹脂焼成体は、上記熱
硬化性樹脂を450℃以上の温度で炭化焼成して得られ
る。炭化焼成温度は好ましくは800℃以上、より好ま
しくは1000℃以上とする。また、炭化焼成時間は焼
成する温度により適宜選択すればよい。焼成温度が45
0℃より低ければ十分炭化せず、気孔率が高くなり、本
発明が目的とするガラス状カーボン材料としての性質を
賦与することが困難となる。
作  用 本発明によれば、ガラス状カーボンを主成分とする、低
気孔率で軽量の熱交換器用部材が得られ、熱交換器を大
型化することが可能となり、漏れの問題も解消できる。
実施例(1)〜(4) フルフリルアルコールモノマーに対し、p−トルエンス
ルホン酸を適宜かく拌混合し重合させた。なお重合中に
生じる水分は適宜除いた。
このフルフリルアルコール重合液を脱泡処理し、所定の
型に成形し、ゆっくりした昇温スピード(1℃/時間)
で乾燥器中において硬化させた。
こうして得られた硬化体を不活性雰囲気中において2℃
/時間の昇温スピードで焼成し、気孔率が0.02〜0
.20%であるガラス状カーボン材料を得、熱交換器用
部材となるよう加工研磨を施した。
熱交換器用部材の1例を第1図に示した。
熱交換器用の管群10は多数の伝熱管11をバンド12
で束ねた構成になっている。伝熱管11はガラス状カー
ボンを主成分としており、前述の手順で製造されている
。バンド12はカーボン製である。伝熱管11の貫通穴
11aの内側と管の外側に別々の媒体を流して熱交換を
行う。
実施例(5)〜(8) フェノール樹脂に対し濃塩酸をトータル量0.09vt
%かく拌混合して重合させたフェノール重合液60〜8
0wj%と、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)を炭化焼
成させた粉末40〜20vj%を減圧(100totr
以下)下においてトータル100vt%になるようミキ
サーで混合し、脱泡した後、所定の鋳込み型に成形した
。その後、常温硬化させ、乾燥器中で再度硬化させた。
ただし、硬化の温度は昇温スピード10℃/時間とし、
常温から200℃まで行なった。
こうして得られた硬化体を不活性雰囲気中で2℃/時間
の昇温スピードで焼成し、気孔率が0.02〜0.20
%であるガラス状カーボン材料を得、熱交換器用部材と
なるよう加工研磨を施した。
比較例(1)〜(4) 比較例として次のような工程で熱交換器用部材を得た。
一般のピッチ、コークス粉等を原料として混練し、その
後任意の粒度に粉砕し焼結性をもった粉体を成形し、熱
処理した。
次に、減圧、加圧工程等を繰り返しながらここで得られ
た材料にフラン樹脂を含浸した。
その後焼成を行い、加工研磨を施して熱交換器用部材を
製造した。
実施例(1)〜(8)及び比較例(9)〜(12)で得
た材料を用いて空気透過率及び耐食性のテストを行った
耐食性テストは、条件aでは濃HFを用いて80℃で1
50時間、条件すではHNO3+HF (1: 1)を
用いて80℃で300時間行った。
この結果を第1.2表に示した。
さらに、若干の酸化性雰囲気中での使用あるいは2次的
に発生する酸化雰囲気中での使用を考慮して、酸化消耗
特性についてもテストを行った。その結果を第2図に示
した。
以上のテスト結果から、ガラス状カーボン材質で構成し
た本発明の熱交換器用部材は従来品(比較例)とくらべ
て、空気透過率が小さく、耐食性にすぐれ、また酸化消
耗特性も良好であることが明らかになった。
なお本発明は前述の実施例に限定されない。
例えば実施例以外の他の熱硬化性樹脂を出発原料として
もよい。また、本発明は加熱器、冷却器、蒸発器、凝集
器などの全ての熱交換器用の部材として適用できるもの
である。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、従来の熱交換器部
材にくらべて耐食性、不浸透性がすぐれており、大型品
に適したより軽量の熱交換器用部材が提供でき、産業上
極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による部材を用いた熱交換器用管群を示
す斜視図、第2図は酸化消耗特性テストの結果を示すグ
ラフである。 代  理  人   弁理士   1) 辺   徹F
ig、 2 (:::畿:;=: (: H::、5(700H,:)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ガラス状カーボンを主成分とすることを特徴とする
    熱交換器用部材。
  2. 2.少なくとも1種の熱硬化性樹脂50wt%以上と、
    少なくとも1種の熱硬化性樹脂を炭化焼成した粉末50
    wt%未満と、を含有する混合組成物を成形し、不活性
    雰囲気中において炭化焼成したことを特徴とする熱交換
    器用ガラス状カーボン部材の製造方法。
JP2044516A 1990-02-27 1990-02-27 熱交換器用部材およびその製造方法 Pending JPH03247995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2044516A JPH03247995A (ja) 1990-02-27 1990-02-27 熱交換器用部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2044516A JPH03247995A (ja) 1990-02-27 1990-02-27 熱交換器用部材およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03247995A true JPH03247995A (ja) 1991-11-06

Family

ID=12693713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2044516A Pending JPH03247995A (ja) 1990-02-27 1990-02-27 熱交換器用部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03247995A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH027494B2 (ja) * 1983-02-16 1990-02-19 Mitsubishi Electric Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH027494B2 (ja) * 1983-02-16 1990-02-19 Mitsubishi Electric Corp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4179299A (en) Sintered alpha silicon carbide ceramic body having equiaxed microstructure
US4346049A (en) Sintered alpha silicon carbide ceramic body having equiaxed microstructure
JPH0768066B2 (ja) 耐熱性複合体及びその製造方法
CN101323536A (zh) 氮化硼多孔陶瓷保温材料、制备方法及其应用
Gu et al. Low-temperature preparation of porous SiC ceramics using phosphoric acid as a pore-forming agent and a binder
CN113666765A (zh) 一种连续纤维增强高熵陶瓷基复合材料及其制备方法
US7452389B2 (en) Carbon foam abrasives
JPS6240317B2 (ja)
CN113735590B (zh) 一种耐高温电磁吸波陶瓷基复合材料的制备方法及产品
KR102286850B1 (ko) 기계적 물성과 단열성이 우수한 다공성 세라믹 및 이의 제조방법
JPH03247995A (ja) 熱交換器用部材およびその製造方法
JP2879675B1 (ja) 二次元繊維強化炭化ケイ素/炭素複合セラミックスの製造方法
CN106866168B (zh) 一种α相微孔氧化铝陶瓷的制备方法
JP2919901B2 (ja) 溶融るつぼ装置
JPS59195514A (ja) 不透過性炭素成形体及びその製造方法
CN115594511B (zh) 一种反应烧结制备氮化硅陶瓷的方法
JPH0711336Y2 (ja) プレート型カーボン熱交換器
JP2660516B2 (ja) シリコン単結晶引上げ用黒鉛ルツボ
CN115504786A (zh) 一种高强度亲水多孔石墨材料及其制备方法
JPS6328873B2 (ja)
JPH05270938A (ja) 多孔質炭素材の製造方法
JPS60186473A (ja) 窒化珪素焼結体の製造方法
JPH02129071A (ja) 炭化硅素系セラミックスの製造方法
JPH06172032A (ja) 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法
JPS6369758A (ja) 炭化けい素焼結体の製造方法