JPH06172032A - 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 - Google Patents
炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法Info
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- JPH06172032A JPH06172032A JP4324315A JP32431592A JPH06172032A JP H06172032 A JPH06172032 A JP H06172032A JP 4324315 A JP4324315 A JP 4324315A JP 32431592 A JP32431592 A JP 32431592A JP H06172032 A JPH06172032 A JP H06172032A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】中性子吸収性能、曲げ強度や熱伝導率等の機械
的熱的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材を廉価に製
造する。 【構成】炭化ホウ素粉末60〜85体積%と、バインダ
ーピッチ15〜40体積%とを主体とする原料を混合
し、480〜600℃の温度で加圧加熱成型後、非加圧
下で焼成し、さらに減圧下でピッチを含浸させた後、再
焼成する。
的熱的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材を廉価に製
造する。 【構成】炭化ホウ素粉末60〜85体積%と、バインダ
ーピッチ15〜40体積%とを主体とする原料を混合
し、480〜600℃の温度で加圧加熱成型後、非加圧
下で焼成し、さらに減圧下でピッチを含浸させた後、再
焼成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性子吸収性能、熱的
および機械的性質に優れ、かつ高強度の炭化ホウ素/炭
素複合系中性子遮蔽材の製造方法に関する。本発明によ
る炭化ホウ素/炭素複合材は、原子炉容器内炉心周り中
性子遮蔽体、炉心内制御棒等の構成材料として適してい
る。
および機械的性質に優れ、かつ高強度の炭化ホウ素/炭
素複合系中性子遮蔽材の製造方法に関する。本発明によ
る炭化ホウ素/炭素複合材は、原子炉容器内炉心周り中
性子遮蔽体、炉心内制御棒等の構成材料として適してい
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、中性子吸収性能、熱的および
機械的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材の製造方法
としては各種のものが提案されている。たとえば、第1
の方法としては、特開昭52−105917号公報にコ
ークスと炭化ホウ素を200kg/cm2以上の加圧下で、か
つ2000℃以上で焼結する方法の開示がある。また、
第2の方法としては、特開昭54−81315号公報に
炭化ホウ素(B4 C)25〜60体積%、遊離炭素50
〜5体積%からなり、熱硬化性樹脂で結合された密度
1.4〜1.8g/cm3 の炭化ホウ素/炭素複合材の製造
方法(樹脂マトリックス法)の開示がある。また、第3
の方法としては、特開昭62−108767号公報にピ
ッチを熱処理して生成したメソフェーズ小球体100重
量部と、耐熱性無機材質粒子(炭化ホウ素B4 C)1〜
50重量部を常温で成型後、焼成する方法(常温焼結
法)の開示がある。さらに、第4の方法としては、第3
の方法の改良方法に係り、特開平1−100063号公
報にメソフェーズ小球体を粉砕して微粉化するととも
に、焼成時に減圧し、焼結助材として人造黒鉛を添加し
て強度増加を図る方法の開示がある。
機械的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材の製造方法
としては各種のものが提案されている。たとえば、第1
の方法としては、特開昭52−105917号公報にコ
ークスと炭化ホウ素を200kg/cm2以上の加圧下で、か
つ2000℃以上で焼結する方法の開示がある。また、
第2の方法としては、特開昭54−81315号公報に
炭化ホウ素(B4 C)25〜60体積%、遊離炭素50
〜5体積%からなり、熱硬化性樹脂で結合された密度
1.4〜1.8g/cm3 の炭化ホウ素/炭素複合材の製造
方法(樹脂マトリックス法)の開示がある。また、第3
の方法としては、特開昭62−108767号公報にピ
ッチを熱処理して生成したメソフェーズ小球体100重
量部と、耐熱性無機材質粒子(炭化ホウ素B4 C)1〜
50重量部を常温で成型後、焼成する方法(常温焼結
法)の開示がある。さらに、第4の方法としては、第3
の方法の改良方法に係り、特開平1−100063号公
報にメソフェーズ小球体を粉砕して微粉化するととも
に、焼成時に減圧し、焼結助材として人造黒鉛を添加し
て強度増加を図る方法の開示がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記第1の方
法の場合には2000℃以上の温度で加圧成型する必要
があり、この加圧加熱成型設備が極めて高価であるため
経済的でないなどの問題を有する。また、第2方法の場
合には、結合材として熱硬化性樹脂を使用しており、樹
脂の炭化収率が低いため比較的低密度であり、強度増加
が望めないとともに、樹脂由来の炭素は不定型であり機
械加工性、潤滑性が不良であるなどの問題を有する。ま
た、第3の方法の場合には、得られる複合材の強度レベ
ルが低く、また中性子吸収率を上げるために炭化ホウ素
の体積含有率を増加させると複合材の強度が低下するた
め、高強度かつ高中性子吸収能を有する複合材を得るこ
とは困難であった。さらに第4の方法の場合にも、ある
程度の強度増加は望めるものの、B4 C含有率が高々5
5重量%で、曲げ強度も520kg/cm2と比較的低いもの
であった。
法の場合には2000℃以上の温度で加圧成型する必要
があり、この加圧加熱成型設備が極めて高価であるため
経済的でないなどの問題を有する。また、第2方法の場
合には、結合材として熱硬化性樹脂を使用しており、樹
脂の炭化収率が低いため比較的低密度であり、強度増加
が望めないとともに、樹脂由来の炭素は不定型であり機
械加工性、潤滑性が不良であるなどの問題を有する。ま
た、第3の方法の場合には、得られる複合材の強度レベ
ルが低く、また中性子吸収率を上げるために炭化ホウ素
の体積含有率を増加させると複合材の強度が低下するた
め、高強度かつ高中性子吸収能を有する複合材を得るこ
とは困難であった。さらに第4の方法の場合にも、ある
程度の強度増加は望めるものの、B4 C含有率が高々5
5重量%で、曲げ強度も520kg/cm2と比較的低いもの
であった。
【0004】これに対し本出願人は、先の出願として、
ホウ素および炭化ホウ素の一種または二種の粉末60〜
85体積%と、バインダーピッチ15〜40体積%とを
主体とする原料を混合し、480〜600℃の温度で加
圧加熱成型後、非加圧下で焼成することにより、中性子
吸収性能および曲げ強度等の機械的性質に優れたホウ素
/炭素複合材を廉価に製造する方法を提案した(特願平
3−132675号)。
ホウ素および炭化ホウ素の一種または二種の粉末60〜
85体積%と、バインダーピッチ15〜40体積%とを
主体とする原料を混合し、480〜600℃の温度で加
圧加熱成型後、非加圧下で焼成することにより、中性子
吸収性能および曲げ強度等の機械的性質に優れたホウ素
/炭素複合材を廉価に製造する方法を提案した(特願平
3−132675号)。
【0005】しかし、この方法で得られた炭化ホウ素/
炭素複合材は、熱伝導率については高々0.17W/cm/K
と決して高いものではなく、そのため中性子遮蔽材とし
て使用した場合、中性子の衝突による熱を放散するには
必ずしも充分ではなかった。
炭素複合材は、熱伝導率については高々0.17W/cm/K
と決して高いものではなく、そのため中性子遮蔽材とし
て使用した場合、中性子の衝突による熱を放散するには
必ずしも充分ではなかった。
【0006】したがって、本発明の主たる課題は、中性
子吸収性能、曲げ強度や熱伝導率等の機械的および熱的
性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材を得
ることにある。
子吸収性能、曲げ強度や熱伝導率等の機械的および熱的
性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材を得
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、炭化ホウ素
粉末60〜85体積%と、バインダーピッチ15〜40
体積%とを主体とする原料を混合し、480〜600℃
の温度で加圧加熱成型後、非加圧下で焼成し、さらにピ
ッチを減圧含浸させた後、再焼成することで解決でき
る。この場合、減圧含浸に続いて、雰囲気を加圧して加
圧含浸させた後、再焼成することができる。
粉末60〜85体積%と、バインダーピッチ15〜40
体積%とを主体とする原料を混合し、480〜600℃
の温度で加圧加熱成型後、非加圧下で焼成し、さらにピ
ッチを減圧含浸させた後、再焼成することで解決でき
る。この場合、減圧含浸に続いて、雰囲気を加圧して加
圧含浸させた後、再焼成することができる。
【0008】本発明における体積%は、各原料の配合重
量をそれぞれの真密度で除して算出した体積より算出し
たものである。
量をそれぞれの真密度で除して算出した体積より算出し
たものである。
【0009】
【作用】本発明においては、バインダーとして加熱時溶
融する低揮発分のバインダーピッチを使用する。溶融性
の良好なピッチを使用することにより炭化ホウ素粉に対
するバインダー性が改善され、多量の炭化ホウ素粉を添
加してもバインダー性が不足することがなくなり、強度
の低下が少なくなるとともに、揮発分が少ないことによ
り炭化収率が向上するため複合材の密度ならびに強度増
加を図ることができる。また、バインダーピッチは、熱
硬化性樹脂とは異なり、2000℃程度で焼成すること
により容易に黒鉛化性組織となり、摺動特性および加工
性に優れた黒鉛組織となる。なお、前記バインダーピッ
チとしては、コールタールピッチや石油ピッチを熱処理
して得られる、高軟化点でかつ流動性を有する低揮発分
のバインダーピッチ、具体的には、揮発分25%以下、
軟化点(島津製作所社製高化式フローテスターでの測定
値)が230℃以上、流動点350℃以下のピッチを使
用するのが望ましい。また、その添加量は15〜40体
積%とされる。15体積%未満の場合には十分な接着力
が得られず強度増加が望めず、また40体積%を超える
とホウ素または炭化ホウ素の含有割合の低下により中性
子吸収能が低下し、またバインダーが過剰となり成型性
が悪化するため強度が低下する。
融する低揮発分のバインダーピッチを使用する。溶融性
の良好なピッチを使用することにより炭化ホウ素粉に対
するバインダー性が改善され、多量の炭化ホウ素粉を添
加してもバインダー性が不足することがなくなり、強度
の低下が少なくなるとともに、揮発分が少ないことによ
り炭化収率が向上するため複合材の密度ならびに強度増
加を図ることができる。また、バインダーピッチは、熱
硬化性樹脂とは異なり、2000℃程度で焼成すること
により容易に黒鉛化性組織となり、摺動特性および加工
性に優れた黒鉛組織となる。なお、前記バインダーピッ
チとしては、コールタールピッチや石油ピッチを熱処理
して得られる、高軟化点でかつ流動性を有する低揮発分
のバインダーピッチ、具体的には、揮発分25%以下、
軟化点(島津製作所社製高化式フローテスターでの測定
値)が230℃以上、流動点350℃以下のピッチを使
用するのが望ましい。また、その添加量は15〜40体
積%とされる。15体積%未満の場合には十分な接着力
が得られず強度増加が望めず、また40体積%を超える
とホウ素または炭化ホウ素の含有割合の低下により中性
子吸収能が低下し、またバインダーが過剰となり成型性
が悪化するため強度が低下する。
【0010】一方、炭化ホウ素粉末の添加量は60〜8
5体積%とされる。高い中性子吸収能を確保するために
は、少なくとも60体積%必要であり、一方85体積%
を超えると、バインダーピッチが15体積%以下となり
強度や密度が低下する。また、前記炭化ホウ素粉末の粒
径は、特に限定されるものではないが、あまり大き過ぎ
ると複合材の強度が低下するため、最大でも平均粒径で
50μm、好ましくは20μm以下、より好ましくは1
0μm以下とされる。
5体積%とされる。高い中性子吸収能を確保するために
は、少なくとも60体積%必要であり、一方85体積%
を超えると、バインダーピッチが15体積%以下となり
強度や密度が低下する。また、前記炭化ホウ素粉末の粒
径は、特に限定されるものではないが、あまり大き過ぎ
ると複合材の強度が低下するため、最大でも平均粒径で
50μm、好ましくは20μm以下、より好ましくは1
0μm以下とされる。
【0011】本発明における加圧加熱成型の目的は、ピ
ッチの発泡およびそれに起因する低密度化を抑制し緻密
性を担保するためである。加圧はピッチが溶融〜固化す
る温度域のみで行えばよいため、本発明の場合には48
0〜600℃の温度で加圧加熱成型し、その後非加圧下
で高温焼成する。ピッチが固化するためには少なくとも
480℃以上、好ましくは500℃以上の温度が必要で
あり、また600℃を超えるとピッチの収縮に伴う成型
体の収縮が大きくなり、加圧拘束下では成型体に割れが
生じ易くなるため好ましくない。
ッチの発泡およびそれに起因する低密度化を抑制し緻密
性を担保するためである。加圧はピッチが溶融〜固化す
る温度域のみで行えばよいため、本発明の場合には48
0〜600℃の温度で加圧加熱成型し、その後非加圧下
で高温焼成する。ピッチが固化するためには少なくとも
480℃以上、好ましくは500℃以上の温度が必要で
あり、また600℃を超えるとピッチの収縮に伴う成型
体の収縮が大きくなり、加圧拘束下では成型体に割れが
生じ易くなるため好ましくない。
【0012】本発明での加圧成型は、高々数十〜数百kg
/cm2程度あれば十分であり、具体的には好ましくは20
kg/cm2以上、より好ましくは60kg/cm2以上とされる。
ここで、加圧する温度範囲については、室温状態から加
圧加熱最高温度までの全範囲である必要はなく、最高温
度に達するまでの一部の温度範囲、具体的にはピッチが
固化する500℃近傍の温度域において加圧するだけで
も、加圧加熱成型しない場合に比較して製品複合材の強
度、耐摩耗性などを著しく改善することができる。
/cm2程度あれば十分であり、具体的には好ましくは20
kg/cm2以上、より好ましくは60kg/cm2以上とされる。
ここで、加圧する温度範囲については、室温状態から加
圧加熱最高温度までの全範囲である必要はなく、最高温
度に達するまでの一部の温度範囲、具体的にはピッチが
固化する500℃近傍の温度域において加圧するだけで
も、加圧加熱成型しない場合に比較して製品複合材の強
度、耐摩耗性などを著しく改善することができる。
【0013】加圧加熱成型によって得られた前記成型体
を、その後非加圧下で、好適には2000〜2200℃程度の温
度で焼成するが、焼成時の雰囲気は、複合材中の炭素の
酸化を抑制するため、酸化性ガスを含まないことが望ま
しい。具体的には、窒素、アルゴン等の不活性ガス、水
素等の還元ガス、あるいは真空雰囲気で行うことが望ま
しい。
を、その後非加圧下で、好適には2000〜2200℃程度の温
度で焼成するが、焼成時の雰囲気は、複合材中の炭素の
酸化を抑制するため、酸化性ガスを含まないことが望ま
しい。具体的には、窒素、アルゴン等の不活性ガス、水
素等の還元ガス、あるいは真空雰囲気で行うことが望ま
しい。
【0014】この焼成で得られた複合材は、通常20体
積%以上の気孔を有するため、曲げ強度および熱伝導率
の面で必ずしも十分ではない。そのため、本発明では、
焼成後の複合材を、さらに減圧下でピッチを含浸させる
減圧含浸した後、再度焼成する。ここで、含浸用ピッチ
としては、軟化および流動性が良好な軟化点が100℃
以下のものを使用するのが望ましい。また、含浸時の温
度としては、ピッチの粘度とピッチの安定性の面から2
00〜300℃が望ましい。含浸時の圧力としては、成
型中のガスを脱気するために、最大でも50Torr、好ま
しくは30Torr以下とされる。
積%以上の気孔を有するため、曲げ強度および熱伝導率
の面で必ずしも十分ではない。そのため、本発明では、
焼成後の複合材を、さらに減圧下でピッチを含浸させる
減圧含浸した後、再度焼成する。ここで、含浸用ピッチ
としては、軟化および流動性が良好な軟化点が100℃
以下のものを使用するのが望ましい。また、含浸時の温
度としては、ピッチの粘度とピッチの安定性の面から2
00〜300℃が望ましい。含浸時の圧力としては、成
型中のガスを脱気するために、最大でも50Torr、好ま
しくは30Torr以下とされる。
【0015】焼成後の複合材を減圧下でピッチに浸し含
浸させ、その後大気圧に戻すだけでも、かなりの量のピ
ッチを含浸させることができるが、より好ましくは、前
記減圧下でのピッチの含浸に続いて、その雰囲気を数kg
/cm2〜数百kg/cm2の圧力で加圧することにより、より小
さな気径までピッチを含浸させることがきる。ただ、こ
の加圧含浸のみでは、成型体中に残存しているガスのた
め、含浸効率が上がらず、密度は上昇しない。したがっ
て、加圧の前に、減圧含浸処理することが必要である。
浸させ、その後大気圧に戻すだけでも、かなりの量のピ
ッチを含浸させることができるが、より好ましくは、前
記減圧下でのピッチの含浸に続いて、その雰囲気を数kg
/cm2〜数百kg/cm2の圧力で加圧することにより、より小
さな気径までピッチを含浸させることがきる。ただ、こ
の加圧含浸のみでは、成型体中に残存しているガスのた
め、含浸効率が上がらず、密度は上昇しない。したがっ
て、加圧の前に、減圧含浸処理することが必要である。
【0016】このピッチ含浸、および焼成処理は、繰り
返して行うことにより、さらに緻密化が進み、強度や熱
伝導率が向上する。
返して行うことにより、さらに緻密化が進み、強度や熱
伝導率が向上する。
【0017】このピッチ含浸された複合材は、窒素、ア
ルゴン等の不活性ガス、水素等の還元ガス、あるいは真
空雰囲気で炭化あるいは黒鉛化処理される。
ルゴン等の不活性ガス、水素等の還元ガス、あるいは真
空雰囲気で炭化あるいは黒鉛化処理される。
【0018】このピッチ含浸処理後の焼成温度は、熱伝
導率の観点からは高い方が望ましいが、2200℃を超
えると、炭化ホウ素成分の溶融流出が起こるため、20
00〜2200℃が望ましい。なお、炭化ホウ素の融点
は、文献では2350℃(理化学辞典第3版,岩波書
店)あるいは2450℃(電気化学工業社「デンカボロ
ン」カタログ)と記されているが、炭素と複合した本発
明の場合には、焼成温度が2200℃を超えると、炭化
ホウ素成分の溶融が発生するので望ましくない。
導率の観点からは高い方が望ましいが、2200℃を超
えると、炭化ホウ素成分の溶融流出が起こるため、20
00〜2200℃が望ましい。なお、炭化ホウ素の融点
は、文献では2350℃(理化学辞典第3版,岩波書
店)あるいは2450℃(電気化学工業社「デンカボロ
ン」カタログ)と記されているが、炭素と複合した本発
明の場合には、焼成温度が2200℃を超えると、炭化
ホウ素成分の溶融が発生するので望ましくない。
【0019】以上の方法により製造される炭化ホウ素/
炭素複合材は、従来の常温焼結法や、樹脂マトリックス
法と比べて、高いホウ素含有粉末含有率と強度を有し、
中性子吸収能、熱的および機械的性質に優れる。また、
加圧加熱成型温度は、600℃以下の温度で足りるた
め、従来のような1600℃以上の超高温域まで加熱し
加圧するホットプレス成型と比べて、加圧加熱成型装置
設備が非常に安価となり経済的に有利となる。
炭素複合材は、従来の常温焼結法や、樹脂マトリックス
法と比べて、高いホウ素含有粉末含有率と強度を有し、
中性子吸収能、熱的および機械的性質に優れる。また、
加圧加熱成型温度は、600℃以下の温度で足りるた
め、従来のような1600℃以上の超高温域まで加熱し
加圧するホットプレス成型と比べて、加圧加熱成型装置
設備が非常に安価となり経済的に有利となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の効果を実験例に基づき詳説す
る。 (実験例1)ホウ素含有粉末として、電気化学工業
(株)製B4 C粉〔商標名;デンカボロンF1〕(ホウ
素含有率75wt%以上、C含有量20〜25wt%、公称
粒径10μm以下,真密度2.51g/cm2 )と、バイ
ンダーピッチとしてコールタールを50Torr減圧の下で
440℃で熱処理して得られた軟化点255℃、流動点
310℃、揮発分21%, 真密度1.4g/cm2 の高軟
化点ピッチとを用いて、本発明に係る炭化ホウ素/炭素
複合材を製造した。
る。 (実験例1)ホウ素含有粉末として、電気化学工業
(株)製B4 C粉〔商標名;デンカボロンF1〕(ホウ
素含有率75wt%以上、C含有量20〜25wt%、公称
粒径10μm以下,真密度2.51g/cm2 )と、バイ
ンダーピッチとしてコールタールを50Torr減圧の下で
440℃で熱処理して得られた軟化点255℃、流動点
310℃、揮発分21%, 真密度1.4g/cm2 の高軟
化点ピッチとを用いて、本発明に係る炭化ホウ素/炭素
複合材を製造した。
【0021】具体的には、B4 C粉164gと高軟化点
ピッチ36gを秤量後、内容積2lのポリ製広口ビンに
入れ、5分間激しく振って混合し、この混合原料を図3
に示される加圧加熱成型装置の内径100mmのステンレ
ス製金枠5に仕込み、加圧加熱成型を行った。この場
合、B4 Cとピッチの配合比は、各原料の体積比が71.
8:28.2%となるようにしたものである。
ピッチ36gを秤量後、内容積2lのポリ製広口ビンに
入れ、5分間激しく振って混合し、この混合原料を図3
に示される加圧加熱成型装置の内径100mmのステンレ
ス製金枠5に仕込み、加圧加熱成型を行った。この場
合、B4 Cとピッチの配合比は、各原料の体積比が71.
8:28.2%となるようにしたものである。
【0022】前記加圧加熱成型装置は、金枠5、5の上
下開口に嵌合する上下金型3、4により成型材料6を押
圧成型するとともに、前記上下金型3、4と上下プレス
ヘッド1、2との間に熱板7、7およびその断熱材8、
8を介在させることによって加圧と同時に加熱できるよ
うになっている。
下開口に嵌合する上下金型3、4により成型材料6を押
圧成型するとともに、前記上下金型3、4と上下プレス
ヘッド1、2との間に熱板7、7およびその断熱材8、
8を介在させることによって加圧と同時に加熱できるよ
うになっている。
【0023】前記加圧加熱成型装置により加圧加熱成型
に際しては、室温から300℃までは1kg/cm2のプレス
圧の下で5℃/分の昇温速度で昇温させ、300℃〜5
20℃までは80kg/cm2のプレス圧の下で5℃/Hrの昇
温速度で昇温し、1時間その状態を保持した後、冷却し
成型体を得、この成型体を粉コークスに詰め、窒素ガス
雰囲気中で15℃/Hrの昇温速度で1000℃まで昇温
し、4時間保持後放冷して炭化し、次にこの炭化した成
型体を、内径150mmφの黒鉛化炉を用いてアルゴン気
流中10℃/分の昇温速度で2150℃まで昇温して黒
鉛化した。こうして得られたホウ素/炭素複合材から寸
法10mm×10mm×60mmの試験片を切り出し、比較例
1の試験片とした。
に際しては、室温から300℃までは1kg/cm2のプレス
圧の下で5℃/分の昇温速度で昇温させ、300℃〜5
20℃までは80kg/cm2のプレス圧の下で5℃/Hrの昇
温速度で昇温し、1時間その状態を保持した後、冷却し
成型体を得、この成型体を粉コークスに詰め、窒素ガス
雰囲気中で15℃/Hrの昇温速度で1000℃まで昇温
し、4時間保持後放冷して炭化し、次にこの炭化した成
型体を、内径150mmφの黒鉛化炉を用いてアルゴン気
流中10℃/分の昇温速度で2150℃まで昇温して黒
鉛化した。こうして得られたホウ素/炭素複合材から寸
法10mm×10mm×60mmの試験片を切り出し、比較例
1の試験片とした。
【0024】その後、この試験片について、ピッチ含浸
処理さらには再焼成処理を行った。この場合、含浸用ピ
ッチとしては、高化式フローテスターで測定した軟化点
が60℃のコールタールピッチを使用した。前記試験片
とその含浸用ピッチを、内径80φ×高さ200mmのオ
ートクレーグに仕込み、220℃に加熱後20Torrまで
減圧し、その後窒素ガスで100kg/cm・Gまで加圧
し、10分間保持後大気圧に戻し、150℃まで冷却し
た後に、ピッチ含浸処理した試験片を取り出した。続い
て、このピッチ含浸処理後の試験片を、粉コークスに充
填し、20℃/Hrの昇温速度で室温から1000℃まで
昇温し、2時間保持した。次いでその試験片を、内径6
0φの雰囲気調整型黒鉛化炉(進成電炉SDS46−4
型)で100℃/Hrの昇温速度で2150℃まで昇温
し、30分間保持して、本発明例1の試験片を得た。さ
らに、このピッチ含浸から2150℃焼成の工程を5回
繰り返し、本発明例2の試験片を得た。このピッチ含浸
から2150℃焼成の各工程において、2150℃処理
後の試験片の見掛け密度を測定し、含浸による密度変化
を測定した。また、比較例1、本発明例1および本発明
例2の各試験片について、曲げ強度および熱伝導率を測
定した。なお、曲げ試験は、曲げスパン40mmの3点曲
げ試験を実施した。一方熱伝導率は、レーザーフラッシ
ュ法により試験片長手方向(長さ60mmの方向)につい
て測定した。含浸から再焼成の処理回数と見掛け密度の
関係を図1に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。
処理さらには再焼成処理を行った。この場合、含浸用ピ
ッチとしては、高化式フローテスターで測定した軟化点
が60℃のコールタールピッチを使用した。前記試験片
とその含浸用ピッチを、内径80φ×高さ200mmのオ
ートクレーグに仕込み、220℃に加熱後20Torrまで
減圧し、その後窒素ガスで100kg/cm・Gまで加圧
し、10分間保持後大気圧に戻し、150℃まで冷却し
た後に、ピッチ含浸処理した試験片を取り出した。続い
て、このピッチ含浸処理後の試験片を、粉コークスに充
填し、20℃/Hrの昇温速度で室温から1000℃まで
昇温し、2時間保持した。次いでその試験片を、内径6
0φの雰囲気調整型黒鉛化炉(進成電炉SDS46−4
型)で100℃/Hrの昇温速度で2150℃まで昇温
し、30分間保持して、本発明例1の試験片を得た。さ
らに、このピッチ含浸から2150℃焼成の工程を5回
繰り返し、本発明例2の試験片を得た。このピッチ含浸
から2150℃焼成の各工程において、2150℃処理
後の試験片の見掛け密度を測定し、含浸による密度変化
を測定した。また、比較例1、本発明例1および本発明
例2の各試験片について、曲げ強度および熱伝導率を測
定した。なお、曲げ試験は、曲げスパン40mmの3点曲
げ試験を実施した。一方熱伝導率は、レーザーフラッシ
ュ法により試験片長手方向(長さ60mmの方向)につい
て測定した。含浸から再焼成の処理回数と見掛け密度の
関係を図1に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1から明らかなように、本発明例1
および2は、比較例1と比べて、曲げ強度、熱伝達率共
に大幅に改善されていることが判明した。また、表1と
図1を併せて参照すると、ピッチ含浸から再焼成までの
工程を繰り返し行うことにより、見掛け密度が高くな
り、曲げ強度および熱伝達率がより向上することが判
る。
および2は、比較例1と比べて、曲げ強度、熱伝達率共
に大幅に改善されていることが判明した。また、表1と
図1を併せて参照すると、ピッチ含浸から再焼成までの
工程を繰り返し行うことにより、見掛け密度が高くな
り、曲げ強度および熱伝達率がより向上することが判
る。
【0027】(実験例2)本実験例では、220℃に加
熱後20Torrまで減圧した後、加圧を行わず大気圧まで
戻すのみで、複合材を作成し、その物性測定を行った。
なお、その他の点については実験例1と同様である。
熱後20Torrまで減圧した後、加圧を行わず大気圧まで
戻すのみで、複合材を作成し、その物性測定を行った。
なお、その他の点については実験例1と同様である。
【0028】含浸から再焼成の処理回数と見掛け密度の
関係を図2に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。ただし、ピッチ含浸から2150℃焼
成の工程が1回のものを本発明例3とし、5回のものを
本発明例4としている。
関係を図2に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。ただし、ピッチ含浸から2150℃焼
成の工程が1回のものを本発明例3とし、5回のものを
本発明例4としている。
【0029】前記の表1を参照すると、本発明例3およ
び4は、本発明例1および2と比べると若干劣るが、含
浸処理以降の工程を行っていない比較例1と比べた場合
には、曲げ強度、熱伝導率共に向上していることは明白
である。また、表1と図2を併せて参照すると、上記実
験例1と同様に、ピッチ含浸から再焼成までの工程を繰
り返し行うことにより、見掛け密度が高くなり、曲げ強
度および熱伝達率がより向上することが判る。
び4は、本発明例1および2と比べると若干劣るが、含
浸処理以降の工程を行っていない比較例1と比べた場合
には、曲げ強度、熱伝導率共に向上していることは明白
である。また、表1と図2を併せて参照すると、上記実
験例1と同様に、ピッチ含浸から再焼成までの工程を繰
り返し行うことにより、見掛け密度が高くなり、曲げ強
度および熱伝達率がより向上することが判る。
【0030】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明に係る炭化ホ
ウ素/炭素複合材の場合には、ホウ素含有率を高く設定
し中性子吸収能を確保しながら、かつ高曲げ強度および
高熱伝導率を確保することができ、たとえば原子炉用中
性子吸収材として好適な中性子遮蔽材を得ることができ
る。また、極めて低温域での加熱成型であるため加圧加
熱成型装置が簡単かつ廉価となり、それがもたらす経済
効果も多大である。
ウ素/炭素複合材の場合には、ホウ素含有率を高く設定
し中性子吸収能を確保しながら、かつ高曲げ強度および
高熱伝導率を確保することができ、たとえば原子炉用中
性子吸収材として好適な中性子遮蔽材を得ることができ
る。また、極めて低温域での加熱成型であるため加圧加
熱成型装置が簡単かつ廉価となり、それがもたらす経済
効果も多大である。
【図1】実験例1におけるピッチ含浸処理回数と見掛け
密度の関係を示す図である。
密度の関係を示す図である。
【図2】実験例2におけるピッチ含浸処理回数と見掛け
密度の関係を示す図である。
密度の関係を示す図である。
【図3】実施例で使用した加圧加熱成型装置の縦断面図
である。
である。
1…上プレスヘッド、2…下プレスヘッド、3…上金
型、4…下金型、5…金枠、6…成型材料、7…熱板、
8…断熱材。
型、4…下金型、5…金枠、6…成型材料、7…熱板、
8…断熱材。
フロントページの続き (72)発明者 丸山 忠司 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002 動力 炉・核燃料開発事業団大洗工学センター内 (72)発明者 酢谷 潔 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 角南 好彦 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】炭化ホウ素粉末60〜85体積%と、バイ
ンダーピッチ15〜40体積%とを主体とする原料を混
合し、480〜600℃の温度で加圧加熱成型後、非加
圧下で焼成し、さらにピッチを減圧含浸させた後、再焼
成することを特徴とする炭化ホウ素/炭素複合系中性子
遮蔽材の製造方法。 - 【請求項2】減圧含浸に続いて、雰囲気を加圧して加圧
含浸させた後、再焼成することを特徴とする請求項1記
載の炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4324315A JPH06172032A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4324315A JPH06172032A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172032A true JPH06172032A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18164426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4324315A Pending JPH06172032A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06172032A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108675793A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-10-19 | 北京清核材料科技有限公司 | 一种碳化硼陶瓷的二次烧结方法 |
CN108821773A (zh) * | 2018-09-29 | 2018-11-16 | 吉林长玉特陶新材料技术股份有限公司 | 一种湿法成型原位反应烧结制备碳化硼陶瓷的方法 |
CN114656277A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-06-24 | 南通三责精密陶瓷有限公司 | 一种环保型无压烧结碳化硼陶瓷材料的制造方法 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP4324315A patent/JPH06172032A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108675793A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-10-19 | 北京清核材料科技有限公司 | 一种碳化硼陶瓷的二次烧结方法 |
CN108821773A (zh) * | 2018-09-29 | 2018-11-16 | 吉林长玉特陶新材料技术股份有限公司 | 一种湿法成型原位反应烧结制备碳化硼陶瓷的方法 |
CN114656277A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-06-24 | 南通三责精密陶瓷有限公司 | 一种环保型无压烧结碳化硼陶瓷材料的制造方法 |
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