JPH06172032A - 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 - Google Patents

炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法

Info

Publication number
JPH06172032A
JPH06172032A JP4324315A JP32431592A JPH06172032A JP H06172032 A JPH06172032 A JP H06172032A JP 4324315 A JP4324315 A JP 4324315A JP 32431592 A JP32431592 A JP 32431592A JP H06172032 A JPH06172032 A JP H06172032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
boron carbide
pressure
carbon composite
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4324315A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Inoue
賢紀 井上
Shigeharu Ukai
重治 鵜飼
Tadashi Maruyama
忠司 丸山
Kiyoshi Sutani
潔 酢谷
Yoshihiko Sunami
好彦 角南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Nippon Steel Corp
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
Original Assignee
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan, Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp, Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Priority to JP4324315A priority Critical patent/JPH06172032A/ja
Publication of JPH06172032A publication Critical patent/JPH06172032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中性子吸収性能、曲げ強度や熱伝導率等の機械
的熱的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材を廉価に製
造する。 【構成】炭化ホウ素粉末60〜85体積%と、バインダ
ーピッチ15〜40体積%とを主体とする原料を混合
し、480〜600℃の温度で加圧加熱成型後、非加圧
下で焼成し、さらに減圧下でピッチを含浸させた後、再
焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性子吸収性能、熱的
および機械的性質に優れ、かつ高強度の炭化ホウ素/炭
素複合系中性子遮蔽材の製造方法に関する。本発明によ
る炭化ホウ素/炭素複合材は、原子炉容器内炉心周り中
性子遮蔽体、炉心内制御棒等の構成材料として適してい
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、中性子吸収性能、熱的および
機械的性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合材の製造方法
としては各種のものが提案されている。たとえば、第1
の方法としては、特開昭52−105917号公報にコ
ークスと炭化ホウ素を200kg/cm2以上の加圧下で、か
つ2000℃以上で焼結する方法の開示がある。また、
第2の方法としては、特開昭54−81315号公報に
炭化ホウ素(B4 C)25〜60体積%、遊離炭素50
〜5体積%からなり、熱硬化性樹脂で結合された密度
1.4〜1.8g/cm3 の炭化ホウ素/炭素複合材の製造
方法(樹脂マトリックス法)の開示がある。また、第3
の方法としては、特開昭62−108767号公報にピ
ッチを熱処理して生成したメソフェーズ小球体100重
量部と、耐熱性無機材質粒子(炭化ホウ素B4 C)1〜
50重量部を常温で成型後、焼成する方法(常温焼結
法)の開示がある。さらに、第4の方法としては、第3
の方法の改良方法に係り、特開平1−100063号公
報にメソフェーズ小球体を粉砕して微粉化するととも
に、焼成時に減圧し、焼結助材として人造黒鉛を添加し
て強度増加を図る方法の開示がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記第1の方
法の場合には2000℃以上の温度で加圧成型する必要
があり、この加圧加熱成型設備が極めて高価であるため
経済的でないなどの問題を有する。また、第2方法の場
合には、結合材として熱硬化性樹脂を使用しており、樹
脂の炭化収率が低いため比較的低密度であり、強度増加
が望めないとともに、樹脂由来の炭素は不定型であり機
械加工性、潤滑性が不良であるなどの問題を有する。ま
た、第3の方法の場合には、得られる複合材の強度レベ
ルが低く、また中性子吸収率を上げるために炭化ホウ素
の体積含有率を増加させると複合材の強度が低下するた
め、高強度かつ高中性子吸収能を有する複合材を得るこ
とは困難であった。さらに第4の方法の場合にも、ある
程度の強度増加は望めるものの、B4 C含有率が高々5
5重量%で、曲げ強度も520kg/cm2と比較的低いもの
であった。
【0004】これに対し本出願人は、先の出願として、
ホウ素および炭化ホウ素の一種または二種の粉末60〜
85体積%と、バインダーピッチ15〜40体積%とを
主体とする原料を混合し、480〜600℃の温度で加
圧加熱成型後、非加圧下で焼成することにより、中性子
吸収性能および曲げ強度等の機械的性質に優れたホウ素
/炭素複合材を廉価に製造する方法を提案した(特願平
3−132675号)。
【0005】しかし、この方法で得られた炭化ホウ素/
炭素複合材は、熱伝導率については高々0.17W/cm/K
と決して高いものではなく、そのため中性子遮蔽材とし
て使用した場合、中性子の衝突による熱を放散するには
必ずしも充分ではなかった。
【0006】したがって、本発明の主たる課題は、中性
子吸収性能、曲げ強度や熱伝導率等の機械的および熱的
性質に優れた炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材を得
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、炭化ホウ素
粉末60〜85体積%と、バインダーピッチ15〜40
体積%とを主体とする原料を混合し、480〜600℃
の温度で加圧加熱成型後、非加圧下で焼成し、さらにピ
ッチを減圧含浸させた後、再焼成することで解決でき
る。この場合、減圧含浸に続いて、雰囲気を加圧して加
圧含浸させた後、再焼成することができる。
【0008】本発明における体積%は、各原料の配合重
量をそれぞれの真密度で除して算出した体積より算出し
たものである。
【0009】
【作用】本発明においては、バインダーとして加熱時溶
融する低揮発分のバインダーピッチを使用する。溶融性
の良好なピッチを使用することにより炭化ホウ素粉に対
するバインダー性が改善され、多量の炭化ホウ素粉を添
加してもバインダー性が不足することがなくなり、強度
の低下が少なくなるとともに、揮発分が少ないことによ
り炭化収率が向上するため複合材の密度ならびに強度増
加を図ることができる。また、バインダーピッチは、熱
硬化性樹脂とは異なり、2000℃程度で焼成すること
により容易に黒鉛化性組織となり、摺動特性および加工
性に優れた黒鉛組織となる。なお、前記バインダーピッ
チとしては、コールタールピッチや石油ピッチを熱処理
して得られる、高軟化点でかつ流動性を有する低揮発分
のバインダーピッチ、具体的には、揮発分25%以下、
軟化点(島津製作所社製高化式フローテスターでの測定
値)が230℃以上、流動点350℃以下のピッチを使
用するのが望ましい。また、その添加量は15〜40体
積%とされる。15体積%未満の場合には十分な接着力
が得られず強度増加が望めず、また40体積%を超える
とホウ素または炭化ホウ素の含有割合の低下により中性
子吸収能が低下し、またバインダーが過剰となり成型性
が悪化するため強度が低下する。
【0010】一方、炭化ホウ素粉末の添加量は60〜8
5体積%とされる。高い中性子吸収能を確保するために
は、少なくとも60体積%必要であり、一方85体積%
を超えると、バインダーピッチが15体積%以下となり
強度や密度が低下する。また、前記炭化ホウ素粉末の粒
径は、特に限定されるものではないが、あまり大き過ぎ
ると複合材の強度が低下するため、最大でも平均粒径で
50μm、好ましくは20μm以下、より好ましくは1
0μm以下とされる。
【0011】本発明における加圧加熱成型の目的は、ピ
ッチの発泡およびそれに起因する低密度化を抑制し緻密
性を担保するためである。加圧はピッチが溶融〜固化す
る温度域のみで行えばよいため、本発明の場合には48
0〜600℃の温度で加圧加熱成型し、その後非加圧下
で高温焼成する。ピッチが固化するためには少なくとも
480℃以上、好ましくは500℃以上の温度が必要で
あり、また600℃を超えるとピッチの収縮に伴う成型
体の収縮が大きくなり、加圧拘束下では成型体に割れが
生じ易くなるため好ましくない。
【0012】本発明での加圧成型は、高々数十〜数百kg
/cm2程度あれば十分であり、具体的には好ましくは20
kg/cm2以上、より好ましくは60kg/cm2以上とされる。
ここで、加圧する温度範囲については、室温状態から加
圧加熱最高温度までの全範囲である必要はなく、最高温
度に達するまでの一部の温度範囲、具体的にはピッチが
固化する500℃近傍の温度域において加圧するだけで
も、加圧加熱成型しない場合に比較して製品複合材の強
度、耐摩耗性などを著しく改善することができる。
【0013】加圧加熱成型によって得られた前記成型体
を、その後非加圧下で、好適には2000〜2200℃程度の温
度で焼成するが、焼成時の雰囲気は、複合材中の炭素の
酸化を抑制するため、酸化性ガスを含まないことが望ま
しい。具体的には、窒素、アルゴン等の不活性ガス、水
素等の還元ガス、あるいは真空雰囲気で行うことが望ま
しい。
【0014】この焼成で得られた複合材は、通常20体
積%以上の気孔を有するため、曲げ強度および熱伝導率
の面で必ずしも十分ではない。そのため、本発明では、
焼成後の複合材を、さらに減圧下でピッチを含浸させる
減圧含浸した後、再度焼成する。ここで、含浸用ピッチ
としては、軟化および流動性が良好な軟化点が100℃
以下のものを使用するのが望ましい。また、含浸時の温
度としては、ピッチの粘度とピッチの安定性の面から2
00〜300℃が望ましい。含浸時の圧力としては、成
型中のガスを脱気するために、最大でも50Torr、好ま
しくは30Torr以下とされる。
【0015】焼成後の複合材を減圧下でピッチに浸し含
浸させ、その後大気圧に戻すだけでも、かなりの量のピ
ッチを含浸させることができるが、より好ましくは、前
記減圧下でのピッチの含浸に続いて、その雰囲気を数kg
/cm2〜数百kg/cm2の圧力で加圧することにより、より小
さな気径までピッチを含浸させることがきる。ただ、こ
の加圧含浸のみでは、成型体中に残存しているガスのた
め、含浸効率が上がらず、密度は上昇しない。したがっ
て、加圧の前に、減圧含浸処理することが必要である。
【0016】このピッチ含浸、および焼成処理は、繰り
返して行うことにより、さらに緻密化が進み、強度や熱
伝導率が向上する。
【0017】このピッチ含浸された複合材は、窒素、ア
ルゴン等の不活性ガス、水素等の還元ガス、あるいは真
空雰囲気で炭化あるいは黒鉛化処理される。
【0018】このピッチ含浸処理後の焼成温度は、熱伝
導率の観点からは高い方が望ましいが、2200℃を超
えると、炭化ホウ素成分の溶融流出が起こるため、20
00〜2200℃が望ましい。なお、炭化ホウ素の融点
は、文献では2350℃(理化学辞典第3版,岩波書
店)あるいは2450℃(電気化学工業社「デンカボロ
ン」カタログ)と記されているが、炭素と複合した本発
明の場合には、焼成温度が2200℃を超えると、炭化
ホウ素成分の溶融が発生するので望ましくない。
【0019】以上の方法により製造される炭化ホウ素/
炭素複合材は、従来の常温焼結法や、樹脂マトリックス
法と比べて、高いホウ素含有粉末含有率と強度を有し、
中性子吸収能、熱的および機械的性質に優れる。また、
加圧加熱成型温度は、600℃以下の温度で足りるた
め、従来のような1600℃以上の超高温域まで加熱し
加圧するホットプレス成型と比べて、加圧加熱成型装置
設備が非常に安価となり経済的に有利となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の効果を実験例に基づき詳説す
る。 (実験例1)ホウ素含有粉末として、電気化学工業
(株)製B4 C粉〔商標名;デンカボロンF1〕(ホウ
素含有率75wt%以上、C含有量20〜25wt%、公称
粒径10μm以下,真密度2.51g/cm2 )と、バイ
ンダーピッチとしてコールタールを50Torr減圧の下で
440℃で熱処理して得られた軟化点255℃、流動点
310℃、揮発分21%, 真密度1.4g/cm2 の高軟
化点ピッチとを用いて、本発明に係る炭化ホウ素/炭素
複合材を製造した。
【0021】具体的には、B4 C粉164gと高軟化点
ピッチ36gを秤量後、内容積2lのポリ製広口ビンに
入れ、5分間激しく振って混合し、この混合原料を図3
に示される加圧加熱成型装置の内径100mmのステンレ
ス製金枠5に仕込み、加圧加熱成型を行った。この場
合、B4 Cとピッチの配合比は、各原料の体積比が71.
8:28.2%となるようにしたものである。
【0022】前記加圧加熱成型装置は、金枠5、5の上
下開口に嵌合する上下金型3、4により成型材料6を押
圧成型するとともに、前記上下金型3、4と上下プレス
ヘッド1、2との間に熱板7、7およびその断熱材8、
8を介在させることによって加圧と同時に加熱できるよ
うになっている。
【0023】前記加圧加熱成型装置により加圧加熱成型
に際しては、室温から300℃までは1kg/cm2のプレス
圧の下で5℃/分の昇温速度で昇温させ、300℃〜5
20℃までは80kg/cm2のプレス圧の下で5℃/Hrの昇
温速度で昇温し、1時間その状態を保持した後、冷却し
成型体を得、この成型体を粉コークスに詰め、窒素ガス
雰囲気中で15℃/Hrの昇温速度で1000℃まで昇温
し、4時間保持後放冷して炭化し、次にこの炭化した成
型体を、内径150mmφの黒鉛化炉を用いてアルゴン気
流中10℃/分の昇温速度で2150℃まで昇温して黒
鉛化した。こうして得られたホウ素/炭素複合材から寸
法10mm×10mm×60mmの試験片を切り出し、比較例
1の試験片とした。
【0024】その後、この試験片について、ピッチ含浸
処理さらには再焼成処理を行った。この場合、含浸用ピ
ッチとしては、高化式フローテスターで測定した軟化点
が60℃のコールタールピッチを使用した。前記試験片
とその含浸用ピッチを、内径80φ×高さ200mmのオ
ートクレーグに仕込み、220℃に加熱後20Torrまで
減圧し、その後窒素ガスで100kg/cm・Gまで加圧
し、10分間保持後大気圧に戻し、150℃まで冷却し
た後に、ピッチ含浸処理した試験片を取り出した。続い
て、このピッチ含浸処理後の試験片を、粉コークスに充
填し、20℃/Hrの昇温速度で室温から1000℃まで
昇温し、2時間保持した。次いでその試験片を、内径6
0φの雰囲気調整型黒鉛化炉(進成電炉SDS46−4
型)で100℃/Hrの昇温速度で2150℃まで昇温
し、30分間保持して、本発明例1の試験片を得た。さ
らに、このピッチ含浸から2150℃焼成の工程を5回
繰り返し、本発明例2の試験片を得た。このピッチ含浸
から2150℃焼成の各工程において、2150℃処理
後の試験片の見掛け密度を測定し、含浸による密度変化
を測定した。また、比較例1、本発明例1および本発明
例2の各試験片について、曲げ強度および熱伝導率を測
定した。なお、曲げ試験は、曲げスパン40mmの3点曲
げ試験を実施した。一方熱伝導率は、レーザーフラッシ
ュ法により試験片長手方向(長さ60mmの方向)につい
て測定した。含浸から再焼成の処理回数と見掛け密度の
関係を図1に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】上記表1から明らかなように、本発明例1
および2は、比較例1と比べて、曲げ強度、熱伝達率共
に大幅に改善されていることが判明した。また、表1と
図1を併せて参照すると、ピッチ含浸から再焼成までの
工程を繰り返し行うことにより、見掛け密度が高くな
り、曲げ強度および熱伝達率がより向上することが判
る。
【0027】(実験例2)本実験例では、220℃に加
熱後20Torrまで減圧した後、加圧を行わず大気圧まで
戻すのみで、複合材を作成し、その物性測定を行った。
なお、その他の点については実験例1と同様である。
【0028】含浸から再焼成の処理回数と見掛け密度の
関係を図2に、曲げ強度および熱伝導率(常温)測定結
果を表1に示す。ただし、ピッチ含浸から2150℃焼
成の工程が1回のものを本発明例3とし、5回のものを
本発明例4としている。
【0029】前記の表1を参照すると、本発明例3およ
び4は、本発明例1および2と比べると若干劣るが、含
浸処理以降の工程を行っていない比較例1と比べた場合
には、曲げ強度、熱伝導率共に向上していることは明白
である。また、表1と図2を併せて参照すると、上記実
験例1と同様に、ピッチ含浸から再焼成までの工程を繰
り返し行うことにより、見掛け密度が高くなり、曲げ強
度および熱伝達率がより向上することが判る。
【0030】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明に係る炭化ホ
ウ素/炭素複合材の場合には、ホウ素含有率を高く設定
し中性子吸収能を確保しながら、かつ高曲げ強度および
高熱伝導率を確保することができ、たとえば原子炉用中
性子吸収材として好適な中性子遮蔽材を得ることができ
る。また、極めて低温域での加熱成型であるため加圧加
熱成型装置が簡単かつ廉価となり、それがもたらす経済
効果も多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例1におけるピッチ含浸処理回数と見掛け
密度の関係を示す図である。
【図2】実験例2におけるピッチ含浸処理回数と見掛け
密度の関係を示す図である。
【図3】実施例で使用した加圧加熱成型装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…上プレスヘッド、2…下プレスヘッド、3…上金
型、4…下金型、5…金枠、6…成型材料、7…熱板、
8…断熱材。
フロントページの続き (72)発明者 丸山 忠司 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002 動力 炉・核燃料開発事業団大洗工学センター内 (72)発明者 酢谷 潔 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 角南 好彦 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化ホウ素粉末60〜85体積%と、バイ
    ンダーピッチ15〜40体積%とを主体とする原料を混
    合し、480〜600℃の温度で加圧加熱成型後、非加
    圧下で焼成し、さらにピッチを減圧含浸させた後、再焼
    成することを特徴とする炭化ホウ素/炭素複合系中性子
    遮蔽材の製造方法。
  2. 【請求項2】減圧含浸に続いて、雰囲気を加圧して加圧
    含浸させた後、再焼成することを特徴とする請求項1記
    載の炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法。
JP4324315A 1992-12-03 1992-12-03 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法 Pending JPH06172032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324315A JPH06172032A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4324315A JPH06172032A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06172032A true JPH06172032A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18164426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4324315A Pending JPH06172032A (ja) 1992-12-03 1992-12-03 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06172032A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108675793A (zh) * 2018-03-21 2018-10-19 北京清核材料科技有限公司 一种碳化硼陶瓷的二次烧结方法
CN108821773A (zh) * 2018-09-29 2018-11-16 吉林长玉特陶新材料技术股份有限公司 一种湿法成型原位反应烧结制备碳化硼陶瓷的方法
CN114656277A (zh) * 2022-03-17 2022-06-24 南通三责精密陶瓷有限公司 一种环保型无压烧结碳化硼陶瓷材料的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108675793A (zh) * 2018-03-21 2018-10-19 北京清核材料科技有限公司 一种碳化硼陶瓷的二次烧结方法
CN108821773A (zh) * 2018-09-29 2018-11-16 吉林长玉特陶新材料技术股份有限公司 一种湿法成型原位反应烧结制备碳化硼陶瓷的方法
CN114656277A (zh) * 2022-03-17 2022-06-24 南通三责精密陶瓷有限公司 一种环保型无压烧结碳化硼陶瓷材料的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4734674B2 (ja) 低cte高等方性黒鉛
JP2005516880A (ja) ブレンドされたピッチ/炭ベースの炭素発泡体
US7658903B2 (en) High purity nuclear graphite
JPH06172032A (ja) 炭化ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法
JPS5831729A (ja) 複合材料の製造法およびこの方法で得られる複合材料
JPS6186411A (ja) 多孔質カ−ボン板の製造方法
JP2633107B2 (ja) ホウ素/炭素複合系中性子遮蔽材の製造方法
JP2001130963A (ja) 等方性高密度炭素材の製造方法
JPS62138361A (ja) 炭素材料よりなる高密度成形体の製造方法
JP3038489B2 (ja) 金属複合カーボン材の製造方法
JPH0687654A (ja) 炭化ホウ素/炭素複合材およびその製造方法
JP3297977B2 (ja) 炭素材の製造方法
JP5093639B2 (ja) 炭素/セラミックス複合材の製造方法
JP2697482B2 (ja) ピッチ系素材の製造方法及びそれを原料とした炭素材の製造方法
JP5011521B2 (ja) 多孔質体の製造方法
JPS63151610A (ja) 大型炭素材製造用原料組成物
JPH04295060A (ja) 耐熱性無機物質/炭素複合材の製造方法
JP2918008B2 (ja) 自己融着性炭素質粉体および高密度炭素材料
JPS63112463A (ja) 炭素繊維/炭素複合材の製造方法
KR20240002812A (ko) 탄소블록, 이로부터 제조되는 높은 열전도성을 갖는 흑연블록 및 그들의 제조방법
JPH07215775A (ja) 炭素−炭素複合材の製造方法
JP5181169B2 (ja) 金属複合材料およびその製造方法
JP2004250264A (ja) 高強度窒化硼素焼結体とその製法
JP2630602B2 (ja) 高密度炭素材料の製造法
JP2004244264A (ja) 炭素同素体からなる構造体及びその製造方法