JPH03247848A - 乾式石版状パネル取付構造 - Google Patents
乾式石版状パネル取付構造Info
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- JPH03247848A JPH03247848A JP4355390A JP4355390A JPH03247848A JP H03247848 A JPH03247848 A JP H03247848A JP 4355390 A JP4355390 A JP 4355390A JP 4355390 A JP4355390 A JP 4355390A JP H03247848 A JPH03247848 A JP H03247848A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、建築物の外壁面に複数の石材、セラミンク材
、硝子質材その他の方形パネルを設置する乾式石版状パ
ネル張構法に関するもので、特に石版状パネルを連続的
に設ける際に等圧排水機構を採用して防水性を高めた等
圧乾式石版状パネル張構法に関するものである。
、硝子質材その他の方形パネルを設置する乾式石版状パ
ネル張構法に関するもので、特に石版状パネルを連続的
に設ける際に等圧排水機構を採用して防水性を高めた等
圧乾式石版状パネル張構法に関するものである。
建築物の外壁面に石材等の石版状パネルを配設する隙に
は、従来のコンクリート壁の上に取り付ける方法として
は湿式1法と乾式1法がある。
は、従来のコンクリート壁の上に取り付ける方法として
は湿式1法と乾式1法がある。
前者は石版状パネルの小口に設けた孔に金属棒のダボを
挿入し、この金属棒を針金等でコンクリート壁のアンカ
ーに引掛けて固定してから、石板とコンクリート壁の間
にセメントモルタルを流し込んで圧縮側の固定をする工
法で、モルタルの硬化乾燥に時間を要し、施工期間が天
候に左右され、パネル表面にセメントのアルカリが染み
出たり、浸入した水分がいつまでも残りやすく石の汚れ
が多い。
挿入し、この金属棒を針金等でコンクリート壁のアンカ
ーに引掛けて固定してから、石板とコンクリート壁の間
にセメントモルタルを流し込んで圧縮側の固定をする工
法で、モルタルの硬化乾燥に時間を要し、施工期間が天
候に左右され、パネル表面にセメントのアルカリが染み
出たり、浸入した水分がいつまでも残りやすく石の汚れ
が多い。
また地震による建物の眉間変形に追従出来ずクランクや
剥落を起こし易いものである。
剥落を起こし易いものである。
更に、施工には熟練が必要で、体力の必要な汚れ仕事で
若い人のなり手が無いという問題もある。
若い人のなり手が無いという問題もある。
このような問題を一部解決するのが乾式石張工法であり
、即ち、建築物のコンクリート壁に石材の自重、風圧力
、地震力に耐え、層間変形を逃がす工夫をした取付金具
を用いて、石版状パネルを取り付ける方法である。
、即ち、建築物のコンクリート壁に石材の自重、風圧力
、地震力に耐え、層間変形を逃がす工夫をした取付金具
を用いて、石版状パネルを取り付ける方法である。
この場合、石と金具の取付けは石版状パネルの小口に削
孔して差し込んだ金属棒であるダボを、孔の開いた金属
板に通し、その金属板をボルトナツトで壁に取り付けた
金具に締め付けるのが一般である。
孔して差し込んだ金属棒であるダボを、孔の開いた金属
板に通し、その金属板をボルトナツトで壁に取り付けた
金具に締め付けるのが一般である。
この工法にも隣り合う石板間の間隙である目地を現場施
工の室温硬化シーリング材により密封する第6図のシー
ル目地工法と目地を詰めない第7図のオーブン目地工法
がある。
工の室温硬化シーリング材により密封する第6図のシー
ル目地工法と目地を詰めない第7図のオーブン目地工法
がある。
第6図のシール目地工法では、石版状パネルCの小口に
設けた孔に取付金具すのダボを挿入して壁a側に取付け
、石版状パネルC間の目地をシーリング材dによって密
封するものである。
設けた孔に取付金具すのダボを挿入して壁a側に取付け
、石版状パネルC間の目地をシーリング材dによって密
封するものである。
このシール目地工法はdのシールが健全な場合は壁aの
欠陥があっても雨は漏らず、bの取付金具の防錆も軽微
で良いようにみえるが、実は寒暑日射によるパネルCの
熱膨張収縮、地震や風圧による目地の動き、シール材自
体の収縮や劣化によりシーリング材dの亀裂や剥離を生
じると、この欠陥部以外は石版状パネルCの内外がシー
ルで隔絶されているので内外の圧力に大きな差があり、
石版状パネルCの表面に付着した水膜はシーリング材d
の僅かな欠陥部からでも外側の圧力により大量に浸入し
て壁aに欠陥が在れば更に室内にも浸入する。
欠陥があっても雨は漏らず、bの取付金具の防錆も軽微
で良いようにみえるが、実は寒暑日射によるパネルCの
熱膨張収縮、地震や風圧による目地の動き、シール材自
体の収縮や劣化によりシーリング材dの亀裂や剥離を生
じると、この欠陥部以外は石版状パネルCの内外がシー
ルで隔絶されているので内外の圧力に大きな差があり、
石版状パネルCの表面に付着した水膜はシーリング材d
の僅かな欠陥部からでも外側の圧力により大量に浸入し
て壁aに欠陥が在れば更に室内にも浸入する。
また入った水は最下部で排出しても、パネルCと壁3間
の空間内の湿度は常に高くなり、取付金具すの防錆も十
分に必要になり、壁aも完全である必要がある。
の空間内の湿度は常に高くなり、取付金具すの防錆も十
分に必要になり、壁aも完全である必要がある。
仮に、取付金具すの防錆が完全で、壁aの欠陥が無けれ
ば、実はシーリング材dは無くても良く、シールが無け
れば、石板の内外の風圧力の差がなくなって却って水は
押し込まれることはなく、また入った水も直ちに外部に
排出され、乾燥も早い。
ば、実はシーリング材dは無くても良く、シールが無け
れば、石板の内外の風圧力の差がなくなって却って水は
押し込まれることはなく、また入った水も直ちに外部に
排出され、乾燥も早い。
また、−aに耐久性の高い種類のシーリング材には埃が
付き易く、その埃が石に流れて汚れる事が多く、意匠的
にもシールを充填した目地よりも、打たない目地のほう
がすっきりとして美しいので、シーリング材を用いない
方が好ましい。
付き易く、その埃が石に流れて汚れる事が多く、意匠的
にもシールを充填した目地よりも、打たない目地のほう
がすっきりとして美しいので、シーリング材を用いない
方が好ましい。
このような考えからシールを用いない工法が第7図に示
す乾式のオープン目地工法である。
す乾式のオープン目地工法である。
即ち、石版状パネルCにダボ孔eを穿設し、これに取付
けたダボfを金具gによって外壁a側に引張って取付け
、石版の目地部にはシーリング材を充填しない方法であ
る。
けたダボfを金具gによって外壁a側に引張って取付け
、石版の目地部にはシーリング材を充填しない方法であ
る。
しかし結局、第6図、第7図の工法は何れもコンクリー
トの壁を前提としている。
トの壁を前提としている。
即ち、建設工期の短縮、人手不足から手数の掛かるコン
クリート建物の建設自体が困難になりつつあることや上
記の工法も結局現場の体力による取付けであり技能者不
足に悩まされている等の問題を内包している。
クリート建物の建設自体が困難になりつつあることや上
記の工法も結局現場の体力による取付けであり技能者不
足に悩まされている等の問題を内包している。
また建物外壁への取り付けには外足場組が必要である点
も高層建物では好ましくない。
も高層建物では好ましくない。
超高層建物を始めとする鉄骨の柱梁のみの鋼構造建物に
適用するには、第6図の方法は壁aの代わりに鉄骨の下
地を壁aとして、取付金具すにより石版状パネルCを取
り付け、シーリング材dで防水すれば簡便であるが、シ
ールの欠陥が発生すれば直ちに漏水に至るため膨大な外
壁面積と、短い工期と強い風雨を受ける超高層建物での
採用には問題がある。
適用するには、第6図の方法は壁aの代わりに鉄骨の下
地を壁aとして、取付金具すにより石版状パネルCを取
り付け、シーリング材dで防水すれば簡便であるが、シ
ールの欠陥が発生すれば直ちに漏水に至るため膨大な外
壁面積と、短い工期と強い風雨を受ける超高層建物での
採用には問題がある。
また第7図のオープン目地工法の原理は壁aの気密性と
水密性が無くては成立しない。
水密性が無くては成立しない。
従ってコンクリートの壁の代わりが必要であり、鋼フレ
ームの上に防錆的な金属板等の気密水密板を全面的に張
り付けたものを壁aとして、その上に石版状パネルCを
取り付けた第7図の原理の工法とすることが考えられ、
またその上に更に第6図のように目地部分にシーリング
材dを充填する工法は実際に一部で実施されている。
ームの上に防錆的な金属板等の気密水密板を全面的に張
り付けたものを壁aとして、その上に石版状パネルCを
取り付けた第7図の原理の工法とすることが考えられ、
またその上に更に第6図のように目地部分にシーリング
材dを充填する工法は実際に一部で実施されている。
この工法はプレハブリケーションにより、予め工場製作
したユニットパネルとして無足場工法で建物に取り付け
られるので現代の要求に応えるものである。
したユニットパネルとして無足場工法で建物に取り付け
られるので現代の要求に応えるものである。
しかし、上記第7図の原理の方法では石版状パネルCの
裏側全面に金属板等を必要とする上、ユニ7)組み立て
時にパネルをその金属板の前方向からのみ取り付けるこ
とができず、能率的な取り付は作業および特に完全な平
滑面に調整することはデイティール上も作業上も特に困
難なものである。
裏側全面に金属板等を必要とする上、ユニ7)組み立て
時にパネルをその金属板の前方向からのみ取り付けるこ
とができず、能率的な取り付は作業および特に完全な平
滑面に調整することはデイティール上も作業上も特に困
難なものである。
また、パネルに用いられる石板の大きさは概ね1メート
ル角内外であり、パネル寸法が太き(なればなるほど金
属板の継手が多くなって、取り付ける石板の数も増え、
金属板に穴を開け、ボルトを貫通して取り付は金物すを
設ける必要から、壁aとしての水密気密の保持に手数が
かかる。
ル角内外であり、パネル寸法が太き(なればなるほど金
属板の継手が多くなって、取り付ける石板の数も増え、
金属板に穴を開け、ボルトを貫通して取り付は金物すを
設ける必要から、壁aとしての水密気密の保持に手数が
かかる。
また、目地からの水の浸入を防止するいわゆる等圧排水
力式としては内外の気圧の差の無いことの他に、壁面の
圧力分布による気流の発生、雨滴の飛び込み、重力に因
る流れ込み等の総てに対応する必要があり、第7図に示
したオープン目地では完全でなく、壁a側には水を付着
させてはならないと言う等正方式の大原則を守れず、金
属製の壁aの信顛性が低いのとあいまって、結局防水は
第6図のようにシーリング材dを設けて行うという中途
半端な結果になり易い。
力式としては内外の気圧の差の無いことの他に、壁面の
圧力分布による気流の発生、雨滴の飛び込み、重力に因
る流れ込み等の総てに対応する必要があり、第7図に示
したオープン目地では完全でなく、壁a側には水を付着
させてはならないと言う等正方式の大原則を守れず、金
属製の壁aの信顛性が低いのとあいまって、結局防水は
第6図のようにシーリング材dを設けて行うという中途
半端な結果になり易い。
このようにシーリング材を用いた場合には、硬化に要す
る日数が必要となり、製作時間の短縮が困難であるとい
う問題が残る。
る日数が必要となり、製作時間の短縮が困難であるとい
う問題が残る。
また壁aの金属板は経済的に薄(シたいが、この壁aに
高い風圧が負荷されるので、変形やそれに伴う防水上、
発音等の障害も起き易くなる。
高い風圧が負荷されるので、変形やそれに伴う防水上、
発音等の障害も起き易くなる。
また経済性からステンレス材等を用いることができない
場合、修理が極めて困難な裏金属板の耐久性に問題を残
すことになる。
場合、修理が極めて困難な裏金属板の耐久性に問題を残
すことになる。
一方、大型建物ではデザイン上より大型で厚い石板を使
用することが多く、このため石板自体の強度は風圧に耐
えるのに充分となる。
用することが多く、このため石板自体の強度は風圧に耐
えるのに充分となる。
しかし、等圧排水空間を設けた場合には、金属板に殆ど
の風圧を負担させることとなり、石板自体の強度を利用
することができず、あまりうまい方法とはいえない。
の風圧を負担させることとなり、石板自体の強度を利用
することができず、あまりうまい方法とはいえない。
また超高層建物では高い風圧に対処して石版状パネルの
取付部分の応力を分散するためと、万−衝撃等により石
板にひび劃れが生しても石材の落下につながらないよう
に石板の取付金具は前述の局部的なダボではなく石の小
口に引き通した溝の全長に金属取付板を挿入することが
望ましいが、これをうまく防水的に利用するよう考慮す
るべきである。
取付部分の応力を分散するためと、万−衝撃等により石
板にひび劃れが生しても石材の落下につながらないよう
に石板の取付金具は前述の局部的なダボではなく石の小
口に引き通した溝の全長に金属取付板を挿入することが
望ましいが、これをうまく防水的に利用するよう考慮す
るべきである。
本発明は上記問題点に鑑みて、石版状パネルの目地の裏
面のみに沿って幅の狭い気密板を設けて、パネル裏面と
気密板の間、気密板の継ぎ手部分及び隣接するユニット
の気密板間に気密材を配設するとともに、雨除は材に遊
端から石版状パネルの接合目地裏の上記局部空間のみに
狭長な完全等圧空間を構成して雨除は材内外の圧力を外
気圧と等圧にして水の圧入を防止し、石版状パネル取付
材の雨除は部材への利用、横及び縦の石版状パネル目地
に雨除は材を配設することにより、風に乗った雨滴の飛
び込みを防止し、かつ石板パネル上下辺及び石板パネル
取り付は材、縦横の目地の交差部分に設けたキャッチパ
ンの外部への水勾配等により重力による水の浸入をも防
止し、また万一の浸入水を排出することにより気密材に
は絶対に水を付着させない完全な等圧排水システムを構
成する。
面のみに沿って幅の狭い気密板を設けて、パネル裏面と
気密板の間、気密板の継ぎ手部分及び隣接するユニット
の気密板間に気密材を配設するとともに、雨除は材に遊
端から石版状パネルの接合目地裏の上記局部空間のみに
狭長な完全等圧空間を構成して雨除は材内外の圧力を外
気圧と等圧にして水の圧入を防止し、石版状パネル取付
材の雨除は部材への利用、横及び縦の石版状パネル目地
に雨除は材を配設することにより、風に乗った雨滴の飛
び込みを防止し、かつ石板パネル上下辺及び石板パネル
取り付は材、縦横の目地の交差部分に設けたキャッチパ
ンの外部への水勾配等により重力による水の浸入をも防
止し、また万一の浸入水を排出することにより気密材に
は絶対に水を付着させない完全な等圧排水システムを構
成する。
また石板の取り付けは上下辺の全長に渡る溝に取付材を
用いているので安全性が高い。
用いているので安全性が高い。
以上により外壁の防水耐久性が建物の寿命中は完全であ
ることを目的とした等圧排水力式であり、且つ気密材や
雨除は材は総て工場成形ゴムの工場取り付けの乾式1法
でのプレハブ化ユニット工法で、石版状パネルのユニッ
トa枠への取り付けは裏面から取り付は調整も可能で作
業性が良く、現場では無足場工法で取り付けが出来る、
且つ意匠的にも目地の汚れの無い美しい石版状パネル張
構法の開示を目的とするものである。
ることを目的とした等圧排水力式であり、且つ気密材や
雨除は材は総て工場成形ゴムの工場取り付けの乾式1法
でのプレハブ化ユニット工法で、石版状パネルのユニッ
トa枠への取り付けは裏面から取り付は調整も可能で作
業性が良く、現場では無足場工法で取り付けが出来る、
且つ意匠的にも目地の汚れの無い美しい石版状パネル張
構法の開示を目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、上下縁取付溝に
上部及び下部取付材が設けられる石版状パネルと、該石
版状パネル後方に位置するユニットフレームと、該ユニ
ットフレームにおいて前記石版状パネルの目地裏部分に
位置して設けられるユニット内気密板と、前記ユニット
フレーム周縁部近傍に設けられるユニット内気密板と、
前記石版状パネル裏面の周縁部近傍に設けられ、前記石
版状パネル裏面中央部と外周縁部との気密を維持する環
状のユニット内気密材と、前記石版状ツマフル後方にお
いて、隣接するユニット間に設けられ、ユニット間の内
外の気密を維持するユニット間気密材と、隣接する石版
状パネル間の間隙に設けられる雨除は材とよりなり、隣
接する石版状パネル、ユニット内気密板、ユニシト間気
密板、ユニット内気密材及びユニット間気密材が構成す
る空間を等圧排水用間隙とし、該等圧排水用間隙を外気
と連通せしめて、外部風圧と略等しくしてなる乾式石版
状パネル張構法を開示するものである。
上部及び下部取付材が設けられる石版状パネルと、該石
版状パネル後方に位置するユニットフレームと、該ユニ
ットフレームにおいて前記石版状パネルの目地裏部分に
位置して設けられるユニット内気密板と、前記ユニット
フレーム周縁部近傍に設けられるユニット内気密板と、
前記石版状パネル裏面の周縁部近傍に設けられ、前記石
版状パネル裏面中央部と外周縁部との気密を維持する環
状のユニット内気密材と、前記石版状ツマフル後方にお
いて、隣接するユニット間に設けられ、ユニット間の内
外の気密を維持するユニット間気密材と、隣接する石版
状パネル間の間隙に設けられる雨除は材とよりなり、隣
接する石版状パネル、ユニット内気密板、ユニシト間気
密板、ユニット内気密材及びユニット間気密材が構成す
る空間を等圧排水用間隙とし、該等圧排水用間隙を外気
と連通せしめて、外部風圧と略等しくしてなる乾式石版
状パネル張構法を開示するものである。
ここで、少なくとも上縁が外方に傾斜する傾斜面を構成
する石版パネルを利用することができる。
する石版パネルを利用することができる。
また、石版状パネルの上下縁長さ方向に取付溝を設け、
前縁が該石版状パネルの上縁取付溝に挿入可能なパネル
取付部であり、中間部が外方に向けて傾斜面を構成する
とともに適所に通気孔を穿設してなり、後方は取付材ブ
ラケ・7トに取付けられる上部取付材を前記石版状パネ
ルの上縁取付溝に取付け、前縁が前記石版状パネルの下
縁取付溝に挿入可能なパネル取付部であり、中間部適所
に通気孔を有し、取付材ブラケットに取付けられた下部
取付材を前記石版状パネルの下縁取付溝に取付けて構成
することが可能である。
前縁が該石版状パネルの上縁取付溝に挿入可能なパネル
取付部であり、中間部が外方に向けて傾斜面を構成する
とともに適所に通気孔を穿設してなり、後方は取付材ブ
ラケ・7トに取付けられる上部取付材を前記石版状パネ
ルの上縁取付溝に取付け、前縁が前記石版状パネルの下
縁取付溝に挿入可能なパネル取付部であり、中間部適所
に通気孔を有し、取付材ブラケットに取付けられた下部
取付材を前記石版状パネルの下縁取付溝に取付けて構成
することが可能である。
更に、ユニット内気密材及びユニット間気密材として、
弾性高分子ゴムを利用することができ、この弾性高分子
ゴムとして、シリコーンゴムを用いることができる。
弾性高分子ゴムを利用することができ、この弾性高分子
ゴムとして、シリコーンゴムを用いることができる。
また、石版状パネルの下縁の表面寄りに下部取付材とと
ともに取付けられ、下方に隣接する石版状パネルとの間
隙を閉塞するひれ状の弾性部材が、横雨除は材として設
けることも可能であり、石版状パネルのユニット間の側
縁上下方向に略コ字形状等の弾性部材を取付け、側方に
隣接するユニットの石版状パネルの弾性部材とともに石
版状パネルの側方の間隙を閉塞するユニット間雨除は材
を構成することもできる。
ともに取付けられ、下方に隣接する石版状パネルとの間
隙を閉塞するひれ状の弾性部材が、横雨除は材として設
けることも可能であり、石版状パネルのユニット間の側
縁上下方向に略コ字形状等の弾性部材を取付け、側方に
隣接するユニットの石版状パネルの弾性部材とともに石
版状パネルの側方の間隙を閉塞するユニット間雨除は材
を構成することもできる。
更に、石版状パネルの周辺の雨除は材と石版状パネル、
ユニット内気密板、ユニット間気密板、ユニット内気密
材及びユニット間気密材とよりなる溝状空間の等圧排水
用間隙に外気を導入して、外部風圧と略等しくすること
が可能である。
ユニット内気密板、ユニット間気密板、ユニット内気密
材及びユニット間気密材とよりなる溝状空間の等圧排水
用間隙に外気を導入して、外部風圧と略等しくすること
が可能である。
石版状パネルとしては、石材パネル、セラミック材、硝
子質材等を用いることができる。
子質材等を用いることができる。
本発明に係る乾式石版状パネル張構法は上述のようにし
てなり、石版状パネルの上下縁取付溝にそれぞれ取付材
を設け、ユニットフレームにおける石版状パネルの目地
裏部分及びユニットフレーム周縁部近傍に気密板を設け
るとともに、石版状パネル裏面の周縁部近傍に設けられ
る環状のユニット内気密材によって、石版状パネル裏面
中央部と外周縁部との気密を維持するように、ユニット
フレームに取付け、隣接する石版状パネル、ユニット内
気密板及びユニット内気密材間に等圧排水用間隙を構成
し、隣接する石版状パネル間の間隙に設けた雨除は材に
よって水の侵入を防止するとともに、等圧排水用間隙を
外気と連通せしめて、外部風圧と略等しくし、漏水を防
止するものである。
てなり、石版状パネルの上下縁取付溝にそれぞれ取付材
を設け、ユニットフレームにおける石版状パネルの目地
裏部分及びユニットフレーム周縁部近傍に気密板を設け
るとともに、石版状パネル裏面の周縁部近傍に設けられ
る環状のユニット内気密材によって、石版状パネル裏面
中央部と外周縁部との気密を維持するように、ユニット
フレームに取付け、隣接する石版状パネル、ユニット内
気密板及びユニット内気密材間に等圧排水用間隙を構成
し、隣接する石版状パネル間の間隙に設けた雨除は材に
よって水の侵入を防止するとともに、等圧排水用間隙を
外気と連通せしめて、外部風圧と略等しくし、漏水を防
止するものである。
また、ユニットフレーム周縁部には隣接するユニットフ
レームのユニット間気密板間にユニット間気密材を設け
てユニットフレーム内外の気密をはかり、石版状パネル
、ユニット間気密板、ユニット間気密材及び雨除は材に
より構成される空間を外気と連通せしめて等圧排水用間
隙とするものである。
レームのユニット間気密板間にユニット間気密材を設け
てユニットフレーム内外の気密をはかり、石版状パネル
、ユニット間気密板、ユニット間気密材及び雨除は材に
より構成される空間を外気と連通せしめて等圧排水用間
隙とするものである。
本発明の詳細を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明に係る乾式石版状パネル張構法を用い
た石版状パネル壁の説明用断手面図である。
た石版状パネル壁の説明用断手面図である。
図中1は、花崗岩その他の自然石でなる石版状パネルで
あり、後方に位置するユニットフレーム2に取付片(図
示せず)によって取付けられるものであり、石材パネル
以外にもセラミック材、硝子材その他の方形状パネルが
利用できる。
あり、後方に位置するユニットフレーム2に取付片(図
示せず)によって取付けられるものであり、石材パネル
以外にもセラミック材、硝子材その他の方形状パネルが
利用できる。
石版状パネル1の裏面周縁部近傍には、環状に構成され
たユニット内気密材3が設けられており、石版状パネル
1の裏面中央部と外周縁部との気密を維持している。
たユニット内気密材3が設けられており、石版状パネル
1の裏面中央部と外周縁部との気密を維持している。
このユニット内気密材3は、弾性を有する高分子ゴム等
で構成されるものであり、例えば、シリコーンゴム等が
採用されるものである。
で構成されるものであり、例えば、シリコーンゴム等が
採用されるものである。
4はユニット内で隣接する石版状パネル1の目地裏部分
に位置して設けられるユニット内縦気密板であり、ステ
ンレス網等で構成されてユニットフレーム2内外の気密
を維持するものである。
に位置して設けられるユニット内縦気密板であり、ステ
ンレス網等で構成されてユニットフレーム2内外の気密
を維持するものである。
5はユニットフレーム2の周縁部近傍に配置されるユニ
ット間縦気密板であり、ユニット内縦気密板4と同様に
ステンレス網等で構成できる。
ット間縦気密板であり、ユニット内縦気密板4と同様に
ステンレス網等で構成できる。
ユニット間縦気密板5には、図示したようにユニットフ
レーム2の側縁において、ユニット間気密材6が取付け
られており、このユニット間気密材6は、左右に隣接す
るユニットフレーム2間において互いに圧接して、石版
状パネル1後方の気密を維持している。
レーム2の側縁において、ユニット間気密材6が取付け
られており、このユニット間気密材6は、左右に隣接す
るユニットフレーム2間において互いに圧接して、石版
状パネル1後方の気密を維持している。
このユニット間気密材6は、ユニット内気密材3と同様
の弾性高分子ゴムで構成することができ、例えば、シリ
コーンゴムを用いることができるものである。
の弾性高分子ゴムで構成することができ、例えば、シリ
コーンゴムを用いることができるものである。
8は、石版状パネル1のユニット間の側縁の上下方向に
設けられるユニット間縦雨除は材であり、略コ字形状の
弾性部材で構成されて、側方に隣接する石版状パネル1
間において、交互に当接して目地部分を閉塞するもので
ある。
設けられるユニット間縦雨除は材であり、略コ字形状の
弾性部材で構成されて、側方に隣接する石版状パネル1
間において、交互に当接して目地部分を閉塞するもので
ある。
このユニット間縦雨除は材8は外部からの水の侵入を防
止し、内部からの排水を容易にするとともに、石版状パ
ネル1縁部において裏面側に外気を導入する構造でなる
ものであり、図示した形状に限定されるものではない。
止し、内部からの排水を容易にするとともに、石版状パ
ネル1縁部において裏面側に外気を導入する構造でなる
ものであり、図示した形状に限定されるものではない。
40は、ユニット内における石版状パネル1.1間の目
地部分に設けられるユニット内樅雨除は材であり、隣接
する石版状パネル1の側縁に先端が当接する弾性部材を
他方の石版状パネル1側縁に取付けてなるものである。
地部分に設けられるユニット内樅雨除は材であり、隣接
する石版状パネル1の側縁に先端が当接する弾性部材を
他方の石版状パネル1側縁に取付けてなるものである。
このユニット内縦雨除は材40は、ユニット内の石版状
パネル1.1間の目地部分から内部に水が侵入するのを
防止し、内部からの排水を容易にするとともに、石版状
パネルl側縁において、外気を導入する構造であり、図
示した形状に限定されるものではない。
パネル1.1間の目地部分から内部に水が侵入するのを
防止し、内部からの排水を容易にするとともに、石版状
パネルl側縁において、外気を導入する構造であり、図
示した形状に限定されるものではない。
ユニット間縦雨除は材8及びユニット内縦雨除は材40
は、シリコーンゴムその他の高分子ゴムで構成すること
ができる。
は、シリコーンゴムその他の高分子ゴムで構成すること
ができる。
このため、ユニット内における石版状パネル1.1の接
合部において、石版状パネル1、■、ユニット内縦気密
板4、ユニット内気密材3.3及びユニット内縦雨除は
材40が構成する空間が外気と略等圧である等圧排水用
間隙9を構成するものである。
合部において、石版状パネル1、■、ユニット内縦気密
板4、ユニット内気密材3.3及びユニット内縦雨除は
材40が構成する空間が外気と略等圧である等圧排水用
間隙9を構成するものである。
また、ユニット間における接合部には、石版状パネル1
.1、ユニット内縦気密材3、ユニット間気密材6及び
ユニット間縦雨除は材8によって、等圧排水用間隙9が
構成されて外気と略等圧とされるものである。
.1、ユニット内縦気密材3、ユニット間気密材6及び
ユニット間縦雨除は材8によって、等圧排水用間隙9が
構成されて外気と略等圧とされるものである。
第2図はユニット内接合部断側面図、第3図はユニ、ト
間接合部断側面図である。
間接合部断側面図である。
ここで、石版状パネル1の少なくとも上縁は外方に傾斜
する傾斜面を構成しており、上縁及び下縁の長さ方向に
取付溝10.11が設けられている。
する傾斜面を構成しており、上縁及び下縁の長さ方向に
取付溝10.11が設けられている。
石版状パネル1の上縁取付溝10には、上部取付材12
の前縁のパネル取付部14が挿入され、下縁取付溝11
には、下部取付材13の前縁のパネル取付部15が挿入
されて接着剤等で固定される。
の前縁のパネル取付部14が挿入され、下縁取付溝11
には、下部取付材13の前縁のパネル取付部15が挿入
されて接着剤等で固定される。
ユニット内の接合部においては、第2図に示すように、
取付材ブラケット27を用いて上下に隣接する取付材1
2.13を結合するとともに内方のユニットフレーム2
にボルトで締着する等して固定する。
取付材ブラケット27を用いて上下に隣接する取付材1
2.13を結合するとともに内方のユニットフレーム2
にボルトで締着する等して固定する。
この取付材ブラケット27の外方には、ユニット内横化
粧雨除は材16を取付けて、外部からの水の侵入を防止
するとともに、外観上の美観をはかっている。
粧雨除は材16を取付けて、外部からの水の侵入を防止
するとともに、外観上の美観をはかっている。
この時、ユニット内構気密板17を取付材ブラケット2
7とともにユニットフレーム2に取付け、石版状パネル
1の接合部背面のユニ7)内気密林3を支持して、石板
パネル1の背面の気宇をはかるとともに、等圧排水用間
隙21を構成するものである。
7とともにユニットフレーム2に取付け、石版状パネル
1の接合部背面のユニ7)内気密林3を支持して、石板
パネル1の背面の気宇をはかるとともに、等圧排水用間
隙21を構成するものである。
ユニット内横化粧雨除は材16及び取付材ブラケット2
7には通気孔18.19.20が穿設されており、この
通気孔18.19.20を利用して外気を等圧排水用間
隙21に導入し、該間隙21を外圧と略等しくするとと
もに、侵入した水の排水を可能としている。
7には通気孔18.19.20が穿設されており、この
通気孔18.19.20を利用して外気を等圧排水用間
隙21に導入し、該間隙21を外圧と略等しくするとと
もに、侵入した水の排水を可能としている。
ユニット間の接合部にあっては、第3図に示すように、
石版状パネル1の上縁取付溝10に上部取付材兼ユニッ
ト間気密板22が取付けられ、下縁取付溝11に下部取
付材兼ユニット間気密板23が取付けられている。
石版状パネル1の上縁取付溝10に上部取付材兼ユニッ
ト間気密板22が取付けられ、下縁取付溝11に下部取
付材兼ユニット間気密板23が取付けられている。
上部取付材兼ユニット間気密板22は、前縁が下方に折
曲されてパネル取付部24を構成し、中間部が外方に向
けて傾斜するとともに、通気孔26が穿設されており、
更に後方はフレーム取付部及びユニット間気密材6との
当接部を構成するものである。
曲されてパネル取付部24を構成し、中間部が外方に向
けて傾斜するとともに、通気孔26が穿設されており、
更に後方はフレーム取付部及びユニット間気密材6との
当接部を構成するものである。
また、下部取付材兼ユニット間気密板23は前縁が上方
に折曲されてパネル取付部28を構成し、中間部適所に
通気孔30を有し、後方はフレーム取付部31及びユニ
ット間気密材6との当接部を構成するものである。
に折曲されてパネル取付部28を構成し、中間部適所に
通気孔30を有し、後方はフレーム取付部31及びユニ
ット間気密材6との当接部を構成するものである。
33は下部取付材兼ユニット間気密板23に一体的に設
けられるユニット間横気密材位置決め材であり、ユニッ
ト内気密材3を保持して石版状パネル1裏面の気密をは
かるとともに、等圧排水用間隙34を構成するもので、
図示しないが、石版状パネル1裏面上部に位置するユニ
ット内気密材3に対して同様のものを設けることも可能
である。
けられるユニット間横気密材位置決め材であり、ユニッ
ト内気密材3を保持して石版状パネル1裏面の気密をは
かるとともに、等圧排水用間隙34を構成するもので、
図示しないが、石版状パネル1裏面上部に位置するユニ
ット内気密材3に対して同様のものを設けることも可能
である。
上下に隣接する石版状パネル1の上部取付材兼ユニスト
間気密vi22及び下部取付材兼ユニット間気密板23
間には、第1図に示すユニット間気密材6が延設されて
挿入されており、後方との気密を維持している。
間気密vi22及び下部取付材兼ユニット間気密板23
間には、第1図に示すユニット間気密材6が延設されて
挿入されており、後方との気密を維持している。
35は、石版状パネル1の下縁に下部取付材兼ユニット
間気密板23とともに取付けられる合成ゴム等の弾性部
材でなるひれ状のユニット間横雨除は材であり、上下に
隣接する石版状パネル1の間隙を閉塞して水の侵入を防
止するとともに、遊端の間隙またはひれ状雨除は材に部
分的に開けた等圧給気孔により、外気圧を導入して等圧
排水用間隙34を外圧と略等圧にする構造でなるもので
ある。
間気密板23とともに取付けられる合成ゴム等の弾性部
材でなるひれ状のユニット間横雨除は材であり、上下に
隣接する石版状パネル1の間隙を閉塞して水の侵入を防
止するとともに、遊端の間隙またはひれ状雨除は材に部
分的に開けた等圧給気孔により、外気圧を導入して等圧
排水用間隙34を外圧と略等圧にする構造でなるもので
ある。
36は、縦方向の等圧排水用間隙9と横方向の等圧排水
用間隙34の交叉部に設けられるユニット間水受は排水
材であり、上方からの水を石版状パネル1の外方に案内
して排水するもので、ユニット間雨除は材35と同様の
合成ゴム等で構成することができる。
用間隙34の交叉部に設けられるユニット間水受は排水
材であり、上方からの水を石版状パネル1の外方に案内
して排水するもので、ユニット間雨除は材35と同様の
合成ゴム等で構成することができる。
ユニット内における等圧排水用間隙の交叉部には第4図
及び第5図に示すように、左右に隣接する石板パネル1
の上縁にまたがってユニット内水受は排水材37が設け
られる。
及び第5図に示すように、左右に隣接する石板パネル1
の上縁にまたがってユニット内水受は排水材37が設け
られる。
即ち、ユニット内水受は排水材37は後方のユニットフ
レーム2側から石版状パネル1の上縁に沿って折曲して
設けられ、内部に水受排水材裏等圧給気孔38を有する
ものである。
レーム2側から石版状パネル1の上縁に沿って折曲して
設けられ、内部に水受排水材裏等圧給気孔38を有する
ものである。
このことより、ユニット内の石版状パネル1の接合部に
おいて、上方からの水をユニット内水受は排水材37の
上面から石版状パネル1外方に案内して排水するもので
ある。
おいて、上方からの水をユニット内水受は排水材37の
上面から石版状パネル1外方に案内して排水するもので
ある。
38の等圧給気孔は、水受排水材裏面に等圧給気を供給
して、ユニット内気密材3の万一の空気漏れによる減圧
に対処し、水受排水材裏への圧力差及び毛細管力による
水の侵入を防いでいる。
して、ユニット内気密材3の万一の空気漏れによる減圧
に対処し、水受排水材裏への圧力差及び毛細管力による
水の侵入を防いでいる。
尚、ユニット間水受排水材36にも同様の方法を採用す
ることができる。
ることができる。
また、39は縮機の気密板の接合部における内外の気密
をはかるとともに、縦方向の水切りを兼ねる接合部シー
ル材であり、合成ゴム等の弾性部材が採用、接着される
ものである。
をはかるとともに、縦方向の水切りを兼ねる接合部シー
ル材であり、合成ゴム等の弾性部材が採用、接着される
ものである。
このようにした本発明に係る乾式石版状パネル張構法に
あっては、石版状パネル1の裏面の周縁部近傍に設けた
ユニット内気密材3によって、後方に位置するユニット
フレーム2と気密を維持しながら、上部取付材12、下
部取付材13及び取付材ブラケット27または上部取付
材兼ユニット間気密板22、下部取付材兼ユニット間気
密板23及び取付材ブラケット27によって石版状パネ
ル1を取付ける。
あっては、石版状パネル1の裏面の周縁部近傍に設けた
ユニット内気密材3によって、後方に位置するユニット
フレーム2と気密を維持しながら、上部取付材12、下
部取付材13及び取付材ブラケット27または上部取付
材兼ユニット間気密板22、下部取付材兼ユニット間気
密板23及び取付材ブラケット27によって石版状パネ
ル1を取付ける。
ユニット内においては、取付材ブラケット27の通気孔
18.19.20及びユニット内水受は排水材37の等
圧給気孔38等によって、等圧排水用間隙21に外気圧
を導入して外気と略等圧にする。
18.19.20及びユニット内水受は排水材37の等
圧給気孔38等によって、等圧排水用間隙21に外気圧
を導入して外気と略等圧にする。
また、縦方向の等圧排水用間隙9は、ユニット内縦雨除
は材40先端部より外気が導入されるとともに、横方向
の等圧排水用間隙21に連通しており、やはり外気と略
等圧にされるものである。
は材40先端部より外気が導入されるとともに、横方向
の等圧排水用間隙21に連通しており、やはり外気と略
等圧にされるものである。
ユニット間の接合部にあっては、石版状パネル1の側方
に位置するユニット間気密材6及び上下に隣接する石版
状パネル1の上部取付材兼ユニット間気密板22と下部
取付材兼ユニット間気密板23の間に位置するユニット
間気密材6によってユニットフレーム2内外の気密を維
持するものである。
に位置するユニット間気密材6及び上下に隣接する石版
状パネル1の上部取付材兼ユニット間気密板22と下部
取付材兼ユニット間気密板23の間に位置するユニット
間気密材6によってユニットフレーム2内外の気密を維
持するものである。
更に、ユニット間縦雨除は材8、ユニット間横雨除は材
35によって、等圧排水用間隙9.34に外気を導入す
るとともに水の侵入を防止し、後方に位置するユニット
間気密材6まで水を到達させないために、漏水防止を確
実にするものである。
35によって、等圧排水用間隙9.34に外気を導入す
るとともに水の侵入を防止し、後方に位置するユニット
間気密材6まで水を到達させないために、漏水防止を確
実にするものである。
また、石版状パネル1の上縁、上部取付材12、上部取
付材兼ユニット間気密板22の中間部、下部取付材13
、下部取付材兼ユニット間気密板23の中間部が前方に
傾斜する傾斜面を構成しているために、目地部分の欠陥
より侵入した水も外方に案内されて容易に排水可能とな
る。
付材兼ユニット間気密板22の中間部、下部取付材13
、下部取付材兼ユニット間気密板23の中間部が前方に
傾斜する傾斜面を構成しているために、目地部分の欠陥
より侵入した水も外方に案内されて容易に排水可能とな
る。
もちろん、湿式1法の欠点であるパネルや現場の汚れを
防止することができ、地震その他の眉間変位にも対応す
ることができ、欠陥の発生を防止することが可能となる
ものである。
防止することができ、地震その他の眉間変位にも対応す
ることができ、欠陥の発生を防止することが可能となる
ものである。
本発明に係る乾式石版状パネル張構法は、上述のように
してなり、石版状パネルの目地裏部分に設ける気密板は
、気密材に水がつかない程度であり、等圧空間に通気す
る空気流路としての必要断面積分だけでよいため、ステ
ンレス網等の耐久性のある高級材を用いても経済的であ
る。
してなり、石版状パネルの目地裏部分に設ける気密板は
、気密材に水がつかない程度であり、等圧空間に通気す
る空気流路としての必要断面積分だけでよいため、ステ
ンレス網等の耐久性のある高級材を用いても経済的であ
る。
雨除は材は、隣接する石版状パネルの目地部分において
、外部から水が侵入することを防止するとともに、万一
侵入した水も容易に排水することができ、これは石版状
パネルの上縁、上部及び下部取付材等に設けた傾斜面に
よってより容易に行うことができるものである。
、外部から水が侵入することを防止するとともに、万一
侵入した水も容易に排水することができ、これは石版状
パネルの上縁、上部及び下部取付材等に設けた傾斜面に
よってより容易に行うことができるものである。
また、上部及び下部取付材は雨除は材を兼用しており、
横方向の気密板、ユニット間、ユニット内の気密材とし
ても兼用されるので、簡素化した構造で性能の高い等圧
排水用空間を構成でき、万一限度以内の空気漏洩が発生
して内圧が低下しても、水が気密材まで至ることを防止
できるものである。
横方向の気密板、ユニット間、ユニット内の気密材とし
ても兼用されるので、簡素化した構造で性能の高い等圧
排水用空間を構成でき、万一限度以内の空気漏洩が発生
して内圧が低下しても、水が気密材まで至ることを防止
できるものである。
気密板は、石版状パネルの目地裏部分にのみ設けられる
ので、上部取付材及び下部取付材の取付けが裏面より容
易に行うことができ、調整も容易に行うことが可能とな
るものである。
ので、上部取付材及び下部取付材の取付けが裏面より容
易に行うことができ、調整も容易に行うことが可能とな
るものである。
気密材は、すべて工場製品を予め気密板側に接着し、工
場組立時は補助的にシール材を使用するだけで取付は後
すぐに動かしても破断等のおそれがなくなるものである
。
場組立時は補助的にシール材を使用するだけで取付は後
すぐに動かしても破断等のおそれがなくなるものである
。
ユニット内はもちろん、ユニット間にあっても気密材の
取付を乾式先行取付けで行えるので、局部的な補助シー
ル以外は外壁取付は後の現場でのシール工事を必要とせ
ず、天候の影響を受けることがなく、工期上の問題もな
くなるものである。
取付を乾式先行取付けで行えるので、局部的な補助シー
ル以外は外壁取付は後の現場でのシール工事を必要とせ
ず、天候の影響を受けることがなく、工期上の問題もな
くなるものである。
4゜
また、シーリング材によるパネルの汚れが無く、シール
の補修をする必要がなくなるものである。
の補修をする必要がなくなるものである。
石版状パネルの取付けは、上下縁に設けた取付溝に取付
材を挿入して行うので、石版状パネルにひび割れが発生
しても脱落する危険性が少なくものである。
材を挿入して行うので、石版状パネルにひび割れが発生
しても脱落する危険性が少なくものである。
更に、地震による建物の層間変位に対しても、石版状パ
ネルの取付溝内で取付材を滑らせる方法または取付材を
取付材ブラケット間で滑らせることによって対応するこ
とが可能となるものである。
ネルの取付溝内で取付材を滑らせる方法または取付材を
取付材ブラケット間で滑らせることによって対応するこ
とが可能となるものである。
また、石版状パネルの目地部分をシーリング材で充填し
ないので、外観上の美観が得られるものである。
ないので、外観上の美観が得られるものである。
このように、本発明は石版状パネル張外装の超高層ビル
に対応して、意匠性、高性能信頼性、安全性、高耐久性
、工場生産性、現場作業性を満足するものである。
に対応して、意匠性、高性能信頼性、安全性、高耐久性
、工場生産性、現場作業性を満足するものである。
第1図は本発明に係る乾式石版状パネル張構法を用いた
壁面の説明用断手面図、第2図はユニット内上下接合部
断側面図、第3図はユニ・ント間上下接合部断側面図、
第4図はユニ7)内接合部耕正面図、第5図はユニノ)
内接合部排側面図、第6図、第7図は従来例説明図であ
る。 1:石板状パネル、 2:ユニットフレーム、3
:ユニット内気密材、 4:ユニット内縦気密板、 5:ユニット間縦気密板、6:ユニツト間気密材、8:
ユニット間縦雨除は材、 9:等圧排水用間隙、 10:上縁取付溝、11:下
縁取付溝、 12:上部取付材、13:下部取付
材、 14:パネル取付部、15:パネル取付部
、 16:ユニツト内横化粧雨除は材、 17:ユニット内縦気密板、18:通気孔、19:通気
孔、 20:通気孔、21:等圧排水用間隙
、 22:上部取付材兼ユニット間気密板、23:下部取付
材兼ユニット間気密板、24:パネル取付部、 2
6:通気孔、27: 30= 33= 35: 36: 37: 38: 39= 40: 取付材ブラケット、 28:パネル取付部、通気孔、
31:フレーム取付部、気密材位置決め材、
34:等圧排水用間隙、ユニット間雨除は排水材、 ユニット間水受は排水材、 ユニット内水受は排水材、 水受排水材裏等圧給気孔、 接合部シール材、 ユニット内縦雨除は材。 特 許 出 願 人 株式会社日建設計特 許 出
願 人 イッキ化成株弐会社第 図 第 4 図 第 図 第 図 第 図
壁面の説明用断手面図、第2図はユニット内上下接合部
断側面図、第3図はユニ・ント間上下接合部断側面図、
第4図はユニ7)内接合部耕正面図、第5図はユニノ)
内接合部排側面図、第6図、第7図は従来例説明図であ
る。 1:石板状パネル、 2:ユニットフレーム、3
:ユニット内気密材、 4:ユニット内縦気密板、 5:ユニット間縦気密板、6:ユニツト間気密材、8:
ユニット間縦雨除は材、 9:等圧排水用間隙、 10:上縁取付溝、11:下
縁取付溝、 12:上部取付材、13:下部取付
材、 14:パネル取付部、15:パネル取付部
、 16:ユニツト内横化粧雨除は材、 17:ユニット内縦気密板、18:通気孔、19:通気
孔、 20:通気孔、21:等圧排水用間隙
、 22:上部取付材兼ユニット間気密板、23:下部取付
材兼ユニット間気密板、24:パネル取付部、 2
6:通気孔、27: 30= 33= 35: 36: 37: 38: 39= 40: 取付材ブラケット、 28:パネル取付部、通気孔、
31:フレーム取付部、気密材位置決め材、
34:等圧排水用間隙、ユニット間雨除は排水材、 ユニット間水受は排水材、 ユニット内水受は排水材、 水受排水材裏等圧給気孔、 接合部シール材、 ユニット内縦雨除は材。 特 許 出 願 人 株式会社日建設計特 許 出
願 人 イッキ化成株弐会社第 図 第 4 図 第 図 第 図 第 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)上下縁取付溝に上部及び下部取付材が設けられる石
版状パネルと、該石版状パネル後方に位置するユニット
フレームと、該ユニットフレームにおいて前記石版状パ
ネルの目地裏部分に位置して設けられるユニット内気密
板と、前記ユニットフレーム周縁部近傍に設けられるユ
ニット内気密板と、前記石版状パネル裏面の周縁部近傍
に設けられ、前記石版状パネル裏面中央部と外周縁部と
の気密を維持する環状のユニット内気密材と、前記石版
状パネル後方において、隣接するユニット間に設けられ
、ユニット間の内外の気密を維持するユニット間気密材
と、隣接する石版状パネル間の間隙に設けられる雨除け
材と、よりなり、隣接する石版状パネル、ユニット内気
密板、ユニット間気密板、ユニット内気密材及びユニッ
ト間気密材が構成する空間を等圧排水用間隙とし、該等
圧排水用間隙を外気と連通せしめて、外部風圧と略等し
くしてなる乾式石版状パネル張構法。 2)少なくとも上縁が外方に傾斜する傾斜面を構成する
石版パネルを利用してなる特許請求の範囲第1項記載の
乾式石版状パネル張構法。 3)石版状パネルの上下縁長さ方向に取付溝を設け、前
縁が該石版状パネルの上縁取付溝に挿入可能なパネル取
付部であり、中間部が外方に向けて傾斜面を構成すると
ともに適所に通気孔を穿設してなり、後方は取付材ブラ
ケットに取付けられる上部取付材を前記石版状パネルの
上縁取付溝に取付け、前縁が前記石版状パネルの下縁取
付溝に挿入可能なパネル取付部であり、中間部適所に通
気孔を有し、取付材ブラケットに取付けられた下部取付
材を前記石版状パネルの下縁取付溝に取付けてなる特許
請求範囲第1項または第2項記載の乾式石版状パネル張
構法。 4)ユニット内気密材及びユニット間気密材として、弾
性高分子ゴムを利用してなる特許請求の範囲第1項また
は第2項または第3項記載の乾式石版状パネル張構法。 5)ユニット内気密材及びユニット間気密材として、シ
リコーンゴムを利用してなる特許請求の範囲第4項記載
の乾式石版状パネル張構法。 6)石版状パネルの下縁の表面寄りに下部取付材ととと
もに取付けられ、下方に隣接する石版状パネルとの間隙
を閉塞するひれ状の弾性部材が、横雨除け材として設け
られてなる特許請求の範囲第1項〜第5項記載の乾式石
版状パネル張構法。 7)石版状パネルのユニット間の側縁上下方向に略コ字
形状等の弾性部材を取付け、側方に隣接するユニットの
石版状パネルの弾性部材とともに石版状パネルの側方の
間隙を閉塞するユニット間雨除け材を構成してなる特許
請求の範囲第1項〜第6項記載の乾式石版状パネル張構
法。 8)石版状パネルの周辺の雨除け材と石版状パネル、ユ
ニット内気密板、ユニット間気密板、ユニット内気密材
及びユニット間気密材とよりなる溝状空間の等圧排水用
間隙に外気を導入して、外部風圧と略等しくすることを
特徴とする特許請求の範囲第1項〜第7項記載の乾式石
版状パネル張構法。 9)石版状パネルとして、石材パネル、セラミック材、
硝子質材等を用いてなる特許請求の範囲第1項〜第8項
記載の乾式石版状パネル張構法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355390A JPH0826649B2 (ja) | 1990-02-24 | 1990-02-24 | 乾式石版状パネル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355390A JPH0826649B2 (ja) | 1990-02-24 | 1990-02-24 | 乾式石版状パネル取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247848A true JPH03247848A (ja) | 1991-11-06 |
JPH0826649B2 JPH0826649B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=12666947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355390A Expired - Lifetime JPH0826649B2 (ja) | 1990-02-24 | 1990-02-24 | 乾式石版状パネル取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826649B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0482203U (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 | ||
JP2017002461A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | ケイミュー株式会社 | 外壁材の連結構造と外壁材用留め金具 |
KR20220081933A (ko) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | 임성백 | 황토를 주성분으로 하는 황토블록 및 이를 이용한 벽체 시공방법 |
-
1990
- 1990-02-24 JP JP4355390A patent/JPH0826649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0482203U (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-17 | ||
JP2017002461A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | ケイミュー株式会社 | 外壁材の連結構造と外壁材用留め金具 |
KR20220081933A (ko) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | 임성백 | 황토를 주성분으로 하는 황토블록 및 이를 이용한 벽체 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0826649B2 (ja) | 1996-03-13 |
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