JPH03247095A - 色信号処理回路 - Google Patents

色信号処理回路

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JPH03247095A
JPH03247095A JP2043630A JP4363090A JPH03247095A JP H03247095 A JPH03247095 A JP H03247095A JP 2043630 A JP2043630 A JP 2043630A JP 4363090 A JP4363090 A JP 4363090A JP H03247095 A JPH03247095 A JP H03247095A
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phase
output signal
color
circuit
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JP2043630A
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Shigenori Shibue
重教 渋江
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] この発明は、ビデオテープレコーダやカラーテレビジョ
ンに適用されるもので、速い位相変動を含む搬送色信号
に対しても復調後の色相の安定化が図れるようになされ
た色信号処理回路に関するものである。
[従来の技術] 第6図は例えば日本放送協会grNHKホームビデオ技
術」83〜86ページに示された従来の色信号処理回路
の構成を示すブロック図である。
同図において、(1)は低域色信号の入力端子、(2)
は低域色信号以外の不要成分を除去する低域フィルタ(
以下、LPFと称す)、(3)は低域色信号を元の周波
数に変換する第1の周波数変換器、(4)は第1の周波
数変換器(3)の出力信号から不要成分を除去する第1
の帯域フィルタ(以下、第1のBPFと称す)である。
(5)は上記第1のB P F (4)の出力信号から
カラーバースト信号成分を抽出するバースト抜取り回路
(以下、Burst  Sepと称す)、(6)は上記
第1のB P F (4)の出力の位相基準となる信号
を発生する基準信号発生回路(以下、REF  O3C
と称す)、(7)は上記BurstS e p (5)
の出力信号とRE F  OS C(6)の出力信号と
の位相比較をおこなう位相検波器(以下、PDと称す)
である。
(8)はP D (7)の出力信号によって制御される
電圧制御発振器(以下、VCOと称す)、(9)はRE
F  03C(6)(7)出力信号とVCO(8)(7
)出力信号の掛算をおこなう第2の周波数変換器、(l
O)は第2の周波数変換器(9)の出力信号から不要成
分を除去する第2の帯域フィルタ(以下、第2のBPF
と称す)、(11)は色信号の出力端子である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
テープの走行むらや回転ドラム(図示を省略)の回転む
らなどによって発生した周波数変動±△fを含んだ低域
色信号fLが入力端子(1)に入力され、L P F 
(2) に供給される。このLPF(2)は端子(1)
に人力された低域色信号以外の不要周波数成分を除去す
る。
ついで、L P F (2)の出力信号は第1の周波数
変換器(3)に供給されて本来の色信号搬送周波数fs
cに変換される。例えばNTSC方式では3.58 M
Hzの周波数となる。第1の周波数変換器(3)では必
要な色信号以外に多くの高調波成分を発生するので、第
1のB P F (4)によって不要成分を除去する。
この第1のB P F (4)の出力信号は出力端子(
11)へ供給されて色信号の出力信号となる一方、B 
u r s t  S e p (5)へ供給されて色
信号のうちカラーバースト信号のみが抜き取られ、この
B u r s t  S e p (5)の出力信号
は3.58 MH2の基準信号fscを発生するREF
  0SC(6)(7)出力信号とともにP D (7
)へ供給されて両者の位相差が検波される。
つぎに、上記P D (7)の出力信号、すなわち、位
相誤差信号は端子(1)に人力された低域色信号と同じ
周波数fL±△fを発生するV CO(8)を制御する
。このv c o (a)の出力信号はREFOS C
(6)の出力信号とともに第2の周波数変換器(9)へ
供給されて両者の掛算をおこなう。
この第2の周波数変換器(9)の出力信号はfsc+f
L±△fおよびfsc−(fL±△f)の周波数成分を
含むので、第2のB P F (10)によフて上記f
 sc+ f L±△fの成分のみを抽出する。
ついで、第2のB P F (10)の出力信号は第1
の周波数変換器(3)の搬送波としてS)、1の周波数
変換器(3)に供給される。この第1の周波数変換器(
3)の出力信号としてfscおよびf sc+ 2(f
L±Δf)の周波数成分を持つ信号が得られるが、上記
の第1のB P F (4)によってfsc成分が抽出
される。
ここで、第1の周波数変換器(3)  第1のBPF(
4)  Burst  S e p (5)   P 
D(7)  VCO(8)  REF  0SC(8)
 、第2の周波数変換回路(9)  および第2のB 
P F (10)は位相同期ループ(以下、PLL回路
と称す) (100)を構成しており、第1のB P 
F (4)の出力信号のカラーバースト信号の位相とR
E F  OS C(6)の出力信号の位相が常に同期
するように閉ループが組まれている。
つぎに、−船釣なPLL回路の動特性について述べる。
第7図は一般的なPLL回路(100)の構成を示すブ
ロック図であり、同図において、(15)は入力端子で
、この端子(15)にはθ、(s)(sニラプラスの演
算子)なる信号が人力され、P D (7)に供給され
る。このP D (7)は人力信号の位相θ1(s) 
 と、後述するV CO(8)の出力信号の位相θ。(
s) との位相比較をおこない、位相差に応じた電圧を
出力する。
ここで、P D (7)の位相差に対する出力電圧の比
、すなわち、変換定数をに、で表わす。
上記P D (7)の出力信号は多くの高周波成分を含
んでいるので、これを除去し、また、閉ループを組んだ
場合、系の応答を制御するために、ループフィルタ(1
6)へ供給される。このループフィルタ(16)の伝達
関係をF (s)で表わす。
ループフィルタ(16)の出力信号はV CO(8)の
発振周波数を制御する。このv c O(8)の出力信
号はP D (7)に帰還されて閉ループを構成する。
V CO(8)は入力端子にしたがって発振周波数が制
御されるけれども、P D (7)では位相差を検出す
るので、VCO(8)の伝達関数は(1/S)となる。
また、入力端子変化に対する出力周波数変化の比をK。
とすれば、v c O(8)の全体の伝達関数は(KO
/S)で表わせる。
つぎに、人力信号の位相θI(s)を変化させた場合の
V CO(8)出力信号の位相θ。(s)の変化、すな
わち、閉ループの伝達関数H(s)を求めると、 となる。
ここで、ループフィルタ(16)の伝達関係F (s)
に、一般に用いられている第8図に示すアクティブフィ
ルタの伝達関数F (s)は、 F (s) = (Sr1 + 1 ) / STIこ
こで、τ1王CR,,τ2=CR2 を代入すれば、閉ループの伝達関数H(s)は、K=に
0 ・ K。
(ωn:自然角周波数、ζ:ダンピング係数)とすれば
、上式は となる。
次に、(1)式のS=jωの関数を代入すれば・・・・
・・(2) となる。ここで、H(jω)の絶対値、つまり、H(j
ω)1を縦軸に、横軸にω/ωnをとって周波数応答を
見ると、第9図に示す特性となる。
第9図かられかるように、周波数特性はダンピング特性
ζによって大きく変化するが、角周波数ωが自然角周波
数ωnを越えると、6 d B10ctaveのカーブ
で減衰し、高い周波数には応答しにくい特性となる。仮
に、ζを大きくして周波数特性を伸ばしても系の位相余
裕がなく、ループが不安定となる。
また、 誤差率と して入力信号位相θ1 (S) に対 するV (8) の出力信号の位相θ。
(S) の誤 差− すなわち、 を定義すると、 (3) 式は ・・・・・・(4) となり、 さらに、 (4) 式にS=j ωの関数を代入 すれば、 −H (jω) ・・・・・・(5) となる。
ここで、 ダンピング係数この値として、 一般に使用される0゜ とした場合の誤差率 の絶対値1l−H(jω)1を縦軸に、横軸に(ω/ω
n)をとった場合の周波数応答を見ると、第10図に示
す特性となる。
第10図かられかるように、角周波数ωが自然角周波数
ωnの1/10程度であれば、誤差率は一40dBでほ
ぼ完全に応答しているが、ωがωnと同じになると、誤
差率も約−3dBとなってかなりの誤差がでることにな
る。
一般の家庭用VTRにおいて、ωnは1800(rad
/s)程度であるので、−30dB以上の誤差率を確保
できるωは、約360 (rad/s)、周波数にして
約60 ()lz)ということになる。
搬送色信号は、二つの色差信号R−YおよびB−Yを直
交する二つの搬送波cos  ωct。
sinωctでそれぞれ振幅変調し加算したものであり
、(R−Y)cos  ωct+ (B−Y)sin 
 ωctで表わせる。これをベクトル図で表わせば、第
11図(a)のようになる。また、カラーバースト信号
は(R−Y)成分を全く含まず、位相はsin  ωc
tを反転したものである。
このような搬送色信号の状態でカラーバースト信号の位
相が基準信号の位相に対して変動すると、第11図(b
)に示したように、復調後の色差信号の振幅が、位相変
動θに応じて変化する。すなわち、色相変動を生じるこ
とになる。
以上のように、PLL回路を用いて■COの出力周波数
を入力周波数に追随させようとした場合、高い周波数の
位相変動に対して応答特性が悪化して誤差が増加し、結
果として、テレビ画面上の色相むらとなってあられれる
[発明が解決しようとする課題] 従来の色信号処理回路は以上のように構成されているの
で、入力信号の速い位相変動に対して応答できない。そ
の結果、色信号の残留位相誤差成分がテレビ画面上で色
相むらとなって色信号の品質を極端に劣化させるという
問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、速い位相変動に対しても十分な応答が可能な
色信号処理回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る色信号処理回路は、色信号の位相基準と
なる基準信号発生回路の出力である基準信号の位相に搬
送色信号の位相を一致させるように動作する閉ループで
構成された位相補正回路と、上記基準信号の位相を90
度シフトする移相器と、上記位相補正回路の出力信号の
バースト信号の位相と上記基準信号発生回路の出力信号
の位相の位相差および上記位相補正回路の出力信号のバ
ースト信号の位相と上記移相器の出力信号の位相の位相
差をそれぞれ検出する第1およびjS2の位相検波器と
、これら第1および第2の位相検波器の出力信号のバー
スト信号部分の電位をそれぞれ検出して保持する第1お
よび第2のサンプルホールド回路と、上記第1のサンプ
ルホールド回路の出力信号と上記基準信号発生回路の出
力信号との積および上記第2のサンプルホールド回路の
出力信号と上記移相器の出力信号の積をそれぞれ求める
第1および第2の掛算器と、上記第1の掛算器の出力信
号と上記第2の掛算器の出力信号とを混合する混合回路
と、上記位相補正回路の出力信号を上記混合回路の出力
信号を搬送波としてベースバンドの色信号に復調する色
信号復調器とを備えたことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、閉ループで構成された位相補正回路
において、人力信号の位相変動のうち比較的低い周波数
成分を補正するとともに、第1および第2の位相検波器
において、360度の範囲にわたフて位相差を検出し、
その検出した位相差信号のバースト部分の電位を第1お
よび第2のサンプルホールド回路において1水平周期の
間保持する。そして、これら第1および第2のサンプル
ホールド回路の出力信号によって第1および第2の掛算
器において、基準信号の出力信号および移相器の出力信
号をそれぞれ振幅変調するとともに、これら第1および
第2の掛算器の出力信号を混合し、この混合回路の出力
信号を位相補正回路から出力されるカラーバースト信号
の位相と高速に同期化し、混合回路の出力信号で位相補
正回路の圧力信号を復調して、高域まで色相変動の補正
されたベースバンドの色信号を出力することができる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
第1図はこの発明の一実施例による色信号処理回路で、
VHS方式などの家庭用VTRに通用した例を示すブロ
ック図である。同図において、(1)は入力端子で、こ
の入力端子(1)にはテープ走行むらおよび回転ドラム
の回転むらなどによって発生した周波数変動上△fを含
んだfLなる搬送周波数を持つ低域色信号が人力される
(2)は低域色信号以外の不要成分を除去するLPF、
(3)は第1の周波数変換器、(4)は第1のBPFで
、上記t、、 p v (2)の出力信号は第1の周波
数変換器(3)に供給されて本来の搬送波周波数fsc
をもつ色信号に変換される。例えば、NTSC方式では
3.58 Ml(zの周波数となる。第1の周波数変換
器(3)では必要な色信号以外に多くの高調波成分を発
生するので、第1のBPF(4)によって不要成分を除
去する。
(31)はくし形フィルタ(以下、COM  Bと称す
)で、上記第1のB P F (4)の圧力信号が供給
される。このCOM  B (31)を挿入する目的は
、磁気テープ上の隣接トラックからのクロストークを除
去することである。
すなわち、一般に家庭用VTRは、磁気テープの使用効
率をあげるため、記録トラック間のすきま、いわゆるガ
ートバンドのない記録・再生モードを有している。例え
ば、VH3方式の長時間モードのように、トラック幅1
9μmに対してヘッド幅25〜30μm程度の磁気ヘッ
ドを用いて記録再生を行なうため、ガートバンドはない
このため、家庭用VTRでは、隣接するトラックの色信
号搬送周波数を172fo(fo:水平周波数)のオフ
セットを持ってインターリーブするようにしている。し
たがって、COM  B (31)を通すことによって
隣接トラックからのクロスト−りを効率よく除去できる
。なお、隣接トラックからのクロストークを含まない色
信号についてはCOM  B (31)は省略してもよ
い。
(5)〜(10)は第6図に示す従来例と同一のため、
該当部分に同一の符号を付して、それらの詳しい説明を
省略する。また、(16)はループフィルタで、P D
 (7)の出力信号、すなわち、位相誤差信号の高周波
成分を除去して、端子(1) に入力された低域色信号
と同じ周波数fL±△fを発生するv c o (8)
を制御する。
以上の第1の周波数変換器(3)、第1のBPF(4)
  COM  B(31)、B u r s t  S
 e p (5)、P D (7)   ループフィル
タ(16)、v c o (a)REF  03C(6
)、第2の周波数変換器(9)および第2のB P F
 (10)によりPLL回路(100)が構成されてお
り、B u r s t  S e p (5)の出力
信号のカラーバースト信号の位相とREFo s c 
(6)の出力信号の位相が常に同期するように閉ループ
が組まれている。このような閉ループ構成によって入力
端子(1)の入力信号の位相変動のうち比較的低い周波
数成分が補正される。
(34)は第1のPDで、上記PLL回路(100)の
出力信号のバースト信号の位相とFLEF  03C(
6)の出力信号の位相との位相差を検出する。
(33)は第1の移相器で、上記RE F  OS C
(6)の出力信号の位相を一90°移相する。(35)
は第2のPDで、上記PLL回路(100)の出力信号
のバースト信号の位相と上記第1の移相器(33)の出
力信号の位相との位相差を検出する。(36) 、 (
37)は第1および第2のLPFで、上記第1および第
2のP D (34) 、 (35)の出力信号の不要
な周波数成分を除去する。
(38) 、 (39)は第1および第2のサンプルホ
ールド回路(以下、S/Hと称す)で、上記第1および
第2のL P F C3B)、(37)の出力信号が人
力され、バースト信号部分の電位を検出し保持する。
(40) 、 (41) は第3および第4のLPF、
(42)。
(43)は第1および第2の掛算器で、第1の掛算器(
42)は第3のL P F (40)を通して出力され
る第1のS / H(3B)の出力信号と上記REF 
 O3C(6)の出力信号との積を演算し、第2の掛算
器(43)は第4のL P F (41)を通して出力
される第2のS/H(39)の出力信号と上記第1のB
相器(33)の出力信号との積を演算する。
(44)は混合回路で、上記第1および第2の掛算器(
42) 、 (43)の出力信号を混合する。(45)
は第2の移相器で、上記混合回路(44)の出力信号の
位相を一90°だけシフトさせる。(46)は反転回路
で、上記混合回路(44)の出力信号の位相を反転する
。(41)は色信号復調回路(以下、DEMと称す)で
、上記PLL回路(100)の出力信号が供給され、上
記第2の移相器(45)および反転回路(46)の出力
信号を搬送波として色差信号、すなわち、R−Y、B−
Yのベースバンドの色信号に復調する。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
周波数変動上△fを含んだ低域色信号fLが端子(1)
に入力され、PLL回路(100)において、位相変動
のうち比較的低い周波数成分が補正されるまでの動作は
従来例で説明したとおりであるため、詳しい説明を省略
し、ここでは、速い位相変動に対する補正動作について
のみ説明する。
まず、REF  03C(6)の出力信号を第1の移相
器(33)に供給して一90度だけ位相をシフトする。
ここで、REF  03C(6)  の出力信号をCo
s  ωsctで表わすと、第1の移相器(33)の出
力信号はSin  ωsetとなる(ω5c=2×πx
fsc、fsc:搬送色信号の周波数)。
このように、RE F  OS C(6)の出力信号の
位相を基準として直交座標系を表わすと、第2図(a)
のようになる、また、Burst  5ep(5)の出
力信号のバースト信号の位相は、第2図(b)に示すよ
うに、本来のバースト位相を一3inωsctとした場
合、この位相に対してθなる残留位相誤差を含んでいる
。同様に、再生色信号についても本来の色信号位相に対
してθの位相誤差を含んでいる。なお、θは時々刻々と
変化しているが、説明を簡単にするため固定しているも
のとする。
Bu r s t  S e p (5)の出力信号は
第1のP D (34)および第2のP D (35)
に並列に供給される。第1のP D (34)へはRE
 F  OS C(6)の出力信号が供給されて両者の
位相差が検出され、また、第2のP D (35)へは
第1の移相器(33)の出力信号が供給されて両者の位
相差が検出され、第1のP D (34)の出力信号は
第2図(a)に示すように、再生バースト信号のCos
  ωsct軸成分を検出し、第2のP D (35)
の出力信号はSinωsct軸成分を検出する。
このように、RE F  OS C(6)の出力信号を
基準とした直交座標系上で、Cos  ωsct軸成分
およびSin  ωsct軸成分を求めることによフて
、360度の範囲で再生バースト信号の位相を特定する
ことができる。
ついで、第1および第2のP D (34) 、 (3
5)の出力信号はそれぞれ第1および第2のLPF(3
e) 、 (37)に供給されて不要な周波数成分が除
去される。カラーバースト信号は、第3図(a)に示す
ように、1水平周期(NTSCでは63.5μs)のう
ち約3μs程度の期間しか存在しない。そのため、第1
のL P F (36)の出力信号を第1のS/H(3
8)へ供給し、同様に、第2のLPF(37)の出力信
号を第2のS/H(39)に供給する。
これら第1および第2のS / H(38) 、 (3
9)では第3図(b)に示すような第1もしくは第2の
LPF(3B) 、 (37)の出力信号のバースト信
号部分の電位を、第3図(c)に示すように、1水平期
間ホールドする。
上記¥S1および第2のS / H(38) 、 (3
9)それぞれの出力信号はスイッチングノイズなどの不
要周波数成分が含まれるので、第1のS/H(38)の
出力信号は第3のL P F (40)に供給され、同
様に、¥S2のS/)((39)の出力信号は第4のL
 P F (41)に供給されてそれぞれの不要周波数
成分が除去される。
つぎに、RE F  OS C(6)の出力信号が第1
の掛算器(42)に′i43のL P F (40)の
出力信号とともに入力されて、この第1の掛算器(42
)において両者の積が演算され、第4図(a)に示すよ
うな信号が得られる。
また、第1の移相器(33)の出力信号が第4のL P
 F (41)の出力信号とともに第2の掛算器(43
)に人力されて、この第2の掛算器(43)において両
者の積が演算され、第4図(b)に示すような信号が得
られる。
ついで、第1の掛算器(42)の出力信号および第2の
掛算器(43)の出力信号はともに混合回路(44)に
人力されて混合され、この混合回路(44)の出力信号
には第4図(c) に示すような位相および振幅の信号
が得られる。ここで、混合回路(44)の出力信号の位
相はB u r s t  S e p (5)の出力
信号のカラーバースト信号の位相と同期しており、かつ
バースト信号のような間欠信号ではなく連続信号となっ
ている。
つぎに、上記混合回路(44)の出力信号が第2の移相
器(45)へ供給されて一90度だけ位相シフトされる
とともに、この混合回路(44)の出力信号が反転回路
(46)へ供給されてその位相が反転される。ここで、
反転回路(46)の出力信号と第2の移相器(45)の
出力信号は第5図(a) に示すように、新たな直交座
標系を構成する。また、再生バースト信号を新たな直交
座標上で示した場合、第5図(b)に示すように、混合
回路(44)の出力信号の位相と一致する。すなわち、
再生バースト信号の位相と混合回路(44)の出力信号
の相対的な位相変動が除去されるため、新たな直交座標
系上においてバースト信号の位相は固定化される。
ついで、PLL回路(100)の出力信号がDEM(4
7)に供給されて反転回路(46)の出力信号および第
2の移相器(45)の出力信号を復調キャリアとして色
差信号、すなわち、R−Y、B−Yのベースバンドの色
信号に復調される。ここで、混合回路(44)の出力信
号を仮の基準信号としてベクトル図で表わせば、第5図
(C)に示すように、位相変動θは復調出力に影響しな
い。
また、PLL回路(100)の出力バースト信号の位相
とRE F  OS C(6)の出力信号の位相とを比
較し、その位相差に応じて基準信号の位相を変調する過
程にフィードバックループをふくまないので、高速に応
答することが可能となり、PLL回路(100)の圧力
信号に含まれる比較的高周波の残留位相変動成分を効率
良く除去することができる。また、360度の広範囲に
わたって位相の検出および補正がで鮒るので、ビデオテ
ープレコーダのヘッドスイッチングポイントのような大
幅な位相変動に対しても位相補正が可能である。
なお、上記実施例では、P D (7) と第1のPD
(34)とを別々に設けたが、どちらか一方を共用して
もよい。
また、第1および第2のS / H(38) 、 (3
9)は、検出した電位をそのまま保持する零次ホールド
回路を用いたが、検出した電位間を直線で結ぶような1
次ホールド回路でもよく、次数に特に制限はない。
また、第3および第4のL P F (40) 、 (
41)については、ノイズのレベルが小さい場合、省略
することも可能である。
さらに、上記実施例では、復調された色差信号を出力信
号としたが、復調された色差信号をRE F  OS 
C(6)の出力信号などで再び搬送色信号に変換しても
よく、出力信号形態に制限はない。
[発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、色信号のカラーバー
スト信号の位相を基準信号に合致させるような閉ループ
位相補正系によ)て低周波の位相変動成分が低減された
搬送色信号中のカラーバースト信号の位相と基準信号の
位相との位相差を360度の範囲にわたって検出すると
ともに、この残留位相誤差成分で基I!傷信号高速に位
相変調した信号で上記の搬送色信号を復調するように構
成したので、広帯域の色相補正を安定よくおこなうこと
ができ、色信号の色相むらを大幅に低減することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による信号処理回路の構成
を示すブロック図、第2図は再生バースト信号および再
生色信号の基準信号に対する位相関係を示した図、第3
図は各部の信号波形を示す図、第4図は位相変調動作を
示す図、第5図は位相変調された基準信号と再生色信号
および再生カラーバースト信号との位相関係を示した図
、第6図は従来の色信号処理回路の構成を示すブロック
図、第7図は従来例におけるPLL回路のブロック図、
第8図は従来例のPLL回路のループフィルタを示す図
、第9図はこのPLL回路の周波数応答を示す図、第1
0図はこのPLL回路の誤差率を示す図、第11図は位
相変動ベクトル図である。 (Ii)−・・基準信号発生回路(REF  05C)
、(34) 、 (35)・・・位相検波器(P D 
) 、(38)、(39)・・・サンプルホールド回路
(S / H) 、(42) 、(43)・・・掛算器
、(44)・・・混合回路、(47)・・・色信号復調
回路(DEM) 、(100)・・・位相補正回路(P
LL回路)。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)FM変調された輝度信号の低周波域に低域変換さ
    れてFM輝度信号と多重された映像信号から色信号を再
    生する色信号処理回路であって、搬送色信号の位相基準
    となる信号を発生する基準信号発生器と、再生された低
    域変換信号をもとの搬送周波数に変換すると同時に搬送
    色信号の位相を上記基準信号の位相に同期させるように
    動作する閉ループで構成された位相補正回路と、上記基
    準信号発生器の出力信号の位相を90°移相する移相器
    と、上記位相補正回路の出力信号のバースト信号の位相
    と上記基準信号発生器の出力信号の位相との位相差を検
    出する第1の位相検波器と、上記位相補正回路の出力信
    号のバースト信号の位相と上記移相器の出力信号の位相
    との位相差を検出する第2の位相検波器と、上記第1の
    位相検波器の出力信号のバースト信号部分の電位を検出
    して保持する第1のサンプルホールド回路と、上記第2
    の位相検波器の出力信号のバースト信号部分の電位を検
    出して保持する第2のサンプルホールド回路と、上記第
    1のサンプルホールド回路の出力信号と上記基準信号発
    生器の出力信号との積を演算する第1の掛算器と、上記
    第2のサンプルホールド回路の出力信号と上記移相器の
    出力信号との積を演算する第2の掛算器と、この第2の
    掛算器の出力信号と上記第1の掛算器の出力信号とを混
    合する混合回路と、上記位相補正回路の出力信号を上記
    混合回路の出力信号を搬送波としてベースバンドの色信
    号に復調する色信号復調回路とを具備したことを特徴と
    する色信号処理回路。
JP2043630A 1989-11-02 1990-02-23 色信号処理回路 Pending JPH03247095A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134594A (ja) * 1982-02-04 1983-08-10 Pioneer Video Corp 時間軸誤差信号発生装置
JPS6291094A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Victor Co Of Japan Ltd デジタル色信号処理回路

Patent Citations (2)

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