JPH03246918A - 巻回型プラスチックフィルムコンデンサ - Google Patents
巻回型プラスチックフィルムコンデンサInfo
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- JPH03246918A JPH03246918A JP4487290A JP4487290A JPH03246918A JP H03246918 A JPH03246918 A JP H03246918A JP 4487290 A JP4487290 A JP 4487290A JP 4487290 A JP4487290 A JP 4487290A JP H03246918 A JPH03246918 A JP H03246918A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、金属化フィルムと誘電体フィルムとを交互に
積層して巻回した巻回型プラスチックフィルムコンデン
サに関するものである。
積層して巻回した巻回型プラスチックフィルムコンデン
サに関するものである。
従来の技術
従来から巻回型プラスチックコンデンサに於いては、耐
電圧特性を向上させるため、コンデンサ素子の内部に複
数Bの容量を直列に形成し、誘電体に印加される電圧を
分割することによって、耐電圧特性を向上させている場
合が多い。第3図に従来の巻回型プラスチックコンデン
サを示す。第3図において、帯状の誘電体フィルム2a
、2bの長手方向に一定の間隔をおいて絶縁された複数
の島状の蒸着電極11L、1 bを設けた金属化フィル
ムは1aが隣接する1bと1bの双方と対向し、1bが
隣接する1!Lと1aの双方と対向するように配列され
、かつ金属化フィルムをサンドインチするように誘電体
フィルム3a 、3bが配列される。巻始めの最初の蒸
着電極と巻き終りの最後の蒸着電極とにリード線41L
、4bを溶接して池の誘電体フィルム3m 、 3bと
ともに巻回した構造を有する。第4図はその等価回路で
、各電極間に独立した容量C1,C2,C6・・・・C
nを形成し、電圧Vはv+ * v2 、v5 ”’
”・vnに分割され、c、 =c2−Q3=・・・・・
・CnのときはVj=V2=V!l:・・・・・・Vn
となり、誘電体フィルムに印加される電圧はv/nとな
る。
電圧特性を向上させるため、コンデンサ素子の内部に複
数Bの容量を直列に形成し、誘電体に印加される電圧を
分割することによって、耐電圧特性を向上させている場
合が多い。第3図に従来の巻回型プラスチックコンデン
サを示す。第3図において、帯状の誘電体フィルム2a
、2bの長手方向に一定の間隔をおいて絶縁された複数
の島状の蒸着電極11L、1 bを設けた金属化フィル
ムは1aが隣接する1bと1bの双方と対向し、1bが
隣接する1!Lと1aの双方と対向するように配列され
、かつ金属化フィルムをサンドインチするように誘電体
フィルム3a 、3bが配列される。巻始めの最初の蒸
着電極と巻き終りの最後の蒸着電極とにリード線41L
、4bを溶接して池の誘電体フィルム3m 、 3bと
ともに巻回した構造を有する。第4図はその等価回路で
、各電極間に独立した容量C1,C2,C6・・・・C
nを形成し、電圧Vはv+ * v2 、v5 ”’
”・vnに分割され、c、 =c2−Q3=・・・・・
・CnのときはVj=V2=V!l:・・・・・・Vn
となり、誘電体フィルムに印加される電圧はv/nとな
る。
上記の構造を有するコンデンサ素子は、その絶縁耐力の
向上の為に第6図に示すように巻回されたコンデンサ素
子の両端面の方向から巻層間に絶縁耐力の高いエポキシ
樹脂6!Lを含浸し、硬化する。誘電体フィルム3a
、sbは含浸性のよいポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(以下PETフィルムという)が使用される。
向上の為に第6図に示すように巻回されたコンデンサ素
子の両端面の方向から巻層間に絶縁耐力の高いエポキシ
樹脂6!Lを含浸し、硬化する。誘電体フィルム3a
、sbは含浸性のよいポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(以下PETフィルムという)が使用される。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来構造ではエポキシ樹脂は硬化の際の
収縮が非常に大きいため、金属化フィルムとしての誘電
体フィルム21L 、 21)上の蒸着電極は硬化収縮
による応力によシ蒸着電極に亀裂を生じ、静電容量の低
下、電界の不均一等のコンデンサにとって最も好ましく
ない現象を生ずる。
収縮が非常に大きいため、金属化フィルムとしての誘電
体フィルム21L 、 21)上の蒸着電極は硬化収縮
による応力によシ蒸着電極に亀裂を生じ、静電容量の低
下、電界の不均一等のコンデンサにとって最も好ましく
ない現象を生ずる。
そこで、誘電体フィルム2a 、2bの蒸着電極に直接
接する表面に常温非粘着で、高温で粘着性を有する熱可
そ性低分子糊を形成し、この低分子糊層を蒸着電極に合
わせて巻回した後、適当な加熱処理を行うことにより、
巻層間を密着させ蒸着電極表面へのエポキシ樹脂の浸入
を防ぐ構造が提案された。
接する表面に常温非粘着で、高温で粘着性を有する熱可
そ性低分子糊を形成し、この低分子糊層を蒸着電極に合
わせて巻回した後、適当な加熱処理を行うことにより、
巻層間を密着させ蒸着電極表面へのエポキシ樹脂の浸入
を防ぐ構造が提案された。
しかし、低分子糊は一般に有機溶剤等により希釈し、こ
れを誘電体フィルムに塗布後乾燥するという工法により
製膜されるため、厚みムラが大きい。従ってコンデンサ
素子の熱処理の際、この厚みムラ部分は池の正常な部分
に比べ密着性が弱く、蒸着電極へのエポキシ樹脂の浸潤
を防ぐ構造としては必ずしも完全なものではなかった。
れを誘電体フィルムに塗布後乾燥するという工法により
製膜されるため、厚みムラが大きい。従ってコンデンサ
素子の熱処理の際、この厚みムラ部分は池の正常な部分
に比べ密着性が弱く、蒸着電極へのエポキシ樹脂の浸潤
を防ぐ構造としては必ずしも完全なものではなかった。
本発明は以上の問題点を解決するもので、コンデンサの
耐電圧を低下させることがなく、かつ、蒸着電極上にエ
ポキシ樹脂が直接浸潤するのを防ぐことによシ、信頼性
の高い巻回型プラスチックフィルムコンデンサを提供す
ることを目的とする。
耐電圧を低下させることがなく、かつ、蒸着電極上にエ
ポキシ樹脂が直接浸潤するのを防ぐことによシ、信頼性
の高い巻回型プラスチックフィルムコンデンサを提供す
ることを目的とする。
課題を解決するだめの手段
本発明の巻回型ブラスチックフィルムコンデンブは、帯
状の誘電体フィルムの長手方向に一定の間隔をおいて絶
縁された島状の複数個の金属電極を形成した2枚の金属
化フィルムと、複数の誘電体フィルムとを交互に積層し
てなり、前記金属化フィルムの金属電極と直接接する誘
電体フィルムにポリプロピレンフィルム(以下PPフィ
ルムという)を用いることを特徴とするものである。
状の誘電体フィルムの長手方向に一定の間隔をおいて絶
縁された島状の複数個の金属電極を形成した2枚の金属
化フィルムと、複数の誘電体フィルムとを交互に積層し
てなり、前記金属化フィルムの金属電極と直接接する誘
電体フィルムにポリプロピレンフィルム(以下PPフィ
ルムという)を用いることを特徴とするものである。
作用
本発明の巻回型プラスチックフィルムコンデンサは、含
浸剤とのぬれ性が低いPPフィルムを金属化フィルム上
の電極金属に直接接するように積層1巻回するため含浸
剤が蒸着金属に浸潤するのを防止することができる。更
にPPフィルムは一定厚み当りの破壊電圧がPICTフ
ィルムに比べ20〜30%程度高いために誘電体間への
含浸剤の浸潤によらなくともコンデンサの耐電圧を低下
させることがない。
浸剤とのぬれ性が低いPPフィルムを金属化フィルム上
の電極金属に直接接するように積層1巻回するため含浸
剤が蒸着金属に浸潤するのを防止することができる。更
にPPフィルムは一定厚み当りの破壊電圧がPICTフ
ィルムに比べ20〜30%程度高いために誘電体間への
含浸剤の浸潤によらなくともコンデンサの耐電圧を低下
させることがない。
実施例
本発明の実施例を図面を用いて説明する。第1図イハ本
発明の巻回型フ”ラスチックフィルムコンデンサの展開
側面図である。第1図G)において、51L、10!L
はPETよりなる帯状の誘電体フィルムの長手方向に一
定の間隔をおいてjLJ等の金属の蒸着によって島状の
蒸着tli61L、91Lを形成した2伐の金属化フィ
ルムである。B a 14一方の誘電体フィルムで、P
Pフィルムを用いる。111Ltまもう一方の誘電体フ
ィルムであり、PICTフィルムを用いる。上記2種類
の誘電体フィルム81Lと111Lとを重ねて一対の誘
電体とし、この誘電体と前記2枚の金属化フィルム61
L 、 101Lとを交互に積層後巻回してコンデンサ
を成す。この際、蒸着電極61L 、9!Lには誘電体
フィルム8&が直接接するように積層する。12a、1
2bは金属化フィルム61L上に形成された蒸着電極の
うち巻始めの蒸着電極と巻終シの蒸着電極上に接合した
リード線であり、電極の引出しを行う。
発明の巻回型フ”ラスチックフィルムコンデンサの展開
側面図である。第1図G)において、51L、10!L
はPETよりなる帯状の誘電体フィルムの長手方向に一
定の間隔をおいてjLJ等の金属の蒸着によって島状の
蒸着tli61L、91Lを形成した2伐の金属化フィ
ルムである。B a 14一方の誘電体フィルムで、P
Pフィルムを用いる。111Ltまもう一方の誘電体フ
ィルムであり、PICTフィルムを用いる。上記2種類
の誘電体フィルム81Lと111Lとを重ねて一対の誘
電体とし、この誘電体と前記2枚の金属化フィルム61
L 、 101Lとを交互に積層後巻回してコンデンサ
を成す。この際、蒸着電極61L 、9!Lには誘電体
フィルム8&が直接接するように積層する。12a、1
2bは金属化フィルム61L上に形成された蒸着電極の
うち巻始めの蒸着電極と巻終シの蒸着電極上に接合した
リード線であり、電極の引出しを行う。
尚、上記実施例ではPPフィルムよりなる誘電体フィル
ム8aとPICTフィルムよりなる誘電体フィルム11
1Lにより誘電体を構成するもので説明したが、第1図
(o)に示すようにPETフィルムよりなる誘電体フィ
ルムを省略してもよい。
ム8aとPICTフィルムよりなる誘電体フィルム11
1Lにより誘電体を構成するもので説明したが、第1図
(o)に示すようにPETフィルムよりなる誘電体フィ
ルムを省略してもよい。
本発明のコンデンサと従来のコンデンサについて、ヒー
トシロツク試験、DO昇田破壊試験及び充放電試験を実
施した。その結果を第2図(イ)、(ロ)及び(ハ)に
示す。第2図(イ)、(ロ)、(ハ)においてa及びb
はそれぞれ本発明の実施例(イ)、(ロ)に相当し、C
は従来のコンデンサであり、いずれもコンデンサ内部の
分割段数を10段、静電容量1500pFとなるように
し、誘電体の総厚みを等しくした。
トシロツク試験、DO昇田破壊試験及び充放電試験を実
施した。その結果を第2図(イ)、(ロ)及び(ハ)に
示す。第2図(イ)、(ロ)、(ハ)においてa及びb
はそれぞれ本発明の実施例(イ)、(ロ)に相当し、C
は従来のコンデンサであり、いずれもコンデンサ内部の
分割段数を10段、静電容量1500pFとなるように
し、誘電体の総厚みを等しくした。
ここで、ヒートショック試験は一り0℃/2時間、11
oc/2時間を1サイクルとしてくり返す条件にて行な
った。また充放電試験は5oxvのくり返し印加により
行なった。
oc/2時間を1サイクルとしてくり返す条件にて行な
った。また充放電試験は5oxvのくり返し印加により
行なった。
この試験結果から明らかなように本発明品は従来品に比
べ、ヒートショック試験及び充放電試験において非常に
優れていることが確認された。又、耐WEについても従
来品と比べ、同等以上であることが確認された。
べ、ヒートショック試験及び充放電試験において非常に
優れていることが確認された。又、耐WEについても従
来品と比べ、同等以上であることが確認された。
発明の効果
以上のように本発明のコンデンサは、金属化フィルムの
蒸着電極にPPフィルムが直接接するようにし、蒸着金
属へのエポキシ樹脂の浸潤を防ぐことにより、その破壊
を防止して、その信頼性を向上させることができるすぐ
れた効果を有する。
蒸着電極にPPフィルムが直接接するようにし、蒸着金
属へのエポキシ樹脂の浸潤を防ぐことにより、その破壊
を防止して、その信頼性を向上させることができるすぐ
れた効果を有する。
第1図は本発明の一実施例を示すコンデンサ素子の展開
側面図、第2図は本発明のコンデンサと従来のコンデン
サのヒートショックX験、DC!王破壊試験、充放電試
験をそれぞれ示す比較特性図、第3図は従来のコンデン
サ素子の展開側面図、第4図は従来のコンデンサの等出
回路図、第6図は従来のコンデンサの誘電体フィルム巾
方向からみた断面図である。 51L 、101−・・金属化フィルム、6!L 、
9!L・・・・・・蒸着電極、81L・・・・・・pp
フィルム、11a・・・・PICTフィルム、12a、
12b・・・・・・リート線。
側面図、第2図は本発明のコンデンサと従来のコンデン
サのヒートショックX験、DC!王破壊試験、充放電試
験をそれぞれ示す比較特性図、第3図は従来のコンデン
サ素子の展開側面図、第4図は従来のコンデンサの等出
回路図、第6図は従来のコンデンサの誘電体フィルム巾
方向からみた断面図である。 51L 、101−・・金属化フィルム、6!L 、
9!L・・・・・・蒸着電極、81L・・・・・・pp
フィルム、11a・・・・PICTフィルム、12a、
12b・・・・・・リート線。
Claims (1)
- 帯状の誘電体フィルムの長手方向に一定の間隔をおい
て絶縁された島状の複数個の金属電極を形成した2枚の
金属化フィルムと、複数の誘電体フィルムとを交互に積
層してなり、前記金属化フィルムの金属電極と直接接す
る誘電体フィルムにポリプロピレンを用いたことを特徴
とする巻回型プラスチックフィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4487290A JPH03246918A (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 巻回型プラスチックフィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4487290A JPH03246918A (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 巻回型プラスチックフィルムコンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246918A true JPH03246918A (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12703588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4487290A Pending JPH03246918A (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | 巻回型プラスチックフィルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03246918A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4964857A (ja) * | 1972-10-31 | 1974-06-24 | ||
JPS6178115A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-21 | 東レ株式会社 | 含浸式コンデンサ− |
JPS6184817A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | 松下電器産業株式会社 | コンデンサ |
JPS6199321A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-17 | 松下電器産業株式会社 | 巻回型プラスチツクフイルムコンデンサ |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP4487290A patent/JPH03246918A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4964857A (ja) * | 1972-10-31 | 1974-06-24 | ||
JPS6178115A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-21 | 東レ株式会社 | 含浸式コンデンサ− |
JPS6184817A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | 松下電器産業株式会社 | コンデンサ |
JPS6199321A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-17 | 松下電器産業株式会社 | 巻回型プラスチツクフイルムコンデンサ |
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