JPH0324669Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324669Y2 JPH0324669Y2 JP1985067152U JP6715285U JPH0324669Y2 JP H0324669 Y2 JPH0324669 Y2 JP H0324669Y2 JP 1985067152 U JP1985067152 U JP 1985067152U JP 6715285 U JP6715285 U JP 6715285U JP H0324669 Y2 JPH0324669 Y2 JP H0324669Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- gap
- retaining wall
- upper edge
- liners
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は掘削工事における山留壁とこの山留
壁を支持する腹起材との間の間隙を充填する裏込
材に関するものである。
壁を支持する腹起材との間の間隙を充填する裏込
材に関するものである。
(従来の技術)
従来この間隙を充填するための裏込材としては
木製の楔か場所打ちコンクリートを用いるのが通
例であつたが、木製の楔は強度が不充分で変形す
るうえに木材の乾燥や切梁の振動等によつて脱落
する危険性がある。また楔が腹起と山留壁の密着
していないと腹起材が捻じれることによる大事故
を起こす恐れがあるので、これを防ぐためにはい
ろいろな厚さと傾斜の楔を用意する必要があるが
これは殆ど不可能に近く、しかも一回しか使えな
い。一方、コンクリートは固化するまでに数日間
の養生期間が必要であり、コンクリート施工の際
の型枠作りの作業が煩雑であるほか、基礎工事が
完了し山留を解体する際には、コンクリートを破
砕しその破砕物を処分する手間がかかるという欠
点があつた。
木製の楔か場所打ちコンクリートを用いるのが通
例であつたが、木製の楔は強度が不充分で変形す
るうえに木材の乾燥や切梁の振動等によつて脱落
する危険性がある。また楔が腹起と山留壁の密着
していないと腹起材が捻じれることによる大事故
を起こす恐れがあるので、これを防ぐためにはい
ろいろな厚さと傾斜の楔を用意する必要があるが
これは殆ど不可能に近く、しかも一回しか使えな
い。一方、コンクリートは固化するまでに数日間
の養生期間が必要であり、コンクリート施工の際
の型枠作りの作業が煩雑であるほか、基礎工事が
完了し山留を解体する際には、コンクリートを破
砕しその破砕物を処分する手間がかかるという欠
点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案はコンクリートによらない安全確実な方
法の提案であつて、脱落の危険がなく、充分な強
度があり、量産が可能な楔の提供を目的としてい
る。
法の提案であつて、脱落の危険がなく、充分な強
度があり、量産が可能な楔の提供を目的としてい
る。
(問題を解決するための手段)
板状の本体の一面の上縁に複数の突起を形成し
その裏面に突起と嵌合する形状の複数の凹所を穿
設したことを特徴とする裏込ライナーAおよび一
定の傾斜を持つた楔状の本体の上縁に庇状の突出
片を設けた左向きと右向きのライナーBを山留と
腹起材との間隙に応じA,Bそれぞれ別個にある
いはA,Bを組み合わせて必要数挿入して、その
間隙を充填する。又は上記の方法を他の裏込具と
併用して実施する。
その裏面に突起と嵌合する形状の複数の凹所を穿
設したことを特徴とする裏込ライナーAおよび一
定の傾斜を持つた楔状の本体の上縁に庇状の突出
片を設けた左向きと右向きのライナーBを山留と
腹起材との間隙に応じA,Bそれぞれ別個にある
いはA,Bを組み合わせて必要数挿入して、その
間隙を充填する。又は上記の方法を他の裏込具と
併用して実施する。
(作用)
腹起のフランジにAライナーの突起2を掛けそ
の凹所3に次のAの2を掛ける。隙間の幅に応じ
て次々に重ねるが、Aの厚さより薄い隙間が残つ
た場合はBライナーを左右から打ち込むことによ
つて確実に密着する。もしその間隙に傾斜がある
ときは傾斜の大きさに応じてBを重ねて突出片5
で前のライナーに掛け、最後に打ち込むことによ
つて密着する。腹起と山留め壁との間の傾斜は水
平方向にはあるが、垂直方向には殆どないのでB
ライナーによつて傾斜の調整は概ね完全である。
の凹所3に次のAの2を掛ける。隙間の幅に応じ
て次々に重ねるが、Aの厚さより薄い隙間が残つ
た場合はBライナーを左右から打ち込むことによ
つて確実に密着する。もしその間隙に傾斜がある
ときは傾斜の大きさに応じてBを重ねて突出片5
で前のライナーに掛け、最後に打ち込むことによ
つて密着する。腹起と山留め壁との間の傾斜は水
平方向にはあるが、垂直方向には殆どないのでB
ライナーによつて傾斜の調整は概ね完全である。
裏込ブロツク(特願昭和59−66190)(特開昭60
ー208517号)と併用する場合は、裏込ブロツクが
Aライナーの厚さより大きなストロークをもつて
締めるので、打ち込むという動作は必要がない。
ー208517号)と併用する場合は、裏込ブロツクが
Aライナーの厚さより大きなストロークをもつて
締めるので、打ち込むという動作は必要がない。
(実施例)
第3図は本考案の裏込ライナーを使用した例で
ある。図の右側の例ではAライナーを2枚重ね残
つた傾斜の部分にBライナーを2枚挿入して山留
壁に密着させている。図の中央の例ではBライナ
ーを左右から打ち込んで締めている。このように
ライナーだけで裏込を実施するのは、腹起と山留
壁との間隔が狭くて裏込ブロツクが入らない場合
やアースアンカー工法の場合等に有効である。
ある。図の右側の例ではAライナーを2枚重ね残
つた傾斜の部分にBライナーを2枚挿入して山留
壁に密着させている。図の中央の例ではBライナ
ーを左右から打ち込んで締めている。このように
ライナーだけで裏込を実施するのは、腹起と山留
壁との間隔が狭くて裏込ブロツクが入らない場合
やアースアンカー工法の場合等に有効である。
第3図の左側の例は裏込ブロツクと併用した例
である。間隙の幅が広いのでAライナーを2枚使
用している。
である。間隙の幅が広いのでAライナーを2枚使
用している。
腹起の連接部ではカバープレートのボルトの位
置に合致する穴と周辺の切り欠き部を設けた第1
図イ,ロのようにAライナーを使用してボルト穴
のカバーとすることができる。通常は第1図イの
状態で突起2を上にして使用するが、カバープレ
ート部ではロのように2を横にして使用する。
置に合致する穴と周辺の切り欠き部を設けた第1
図イ,ロのようにAライナーを使用してボルト穴
のカバーとすることができる。通常は第1図イの
状態で突起2を上にして使用するが、カバープレ
ート部ではロのように2を横にして使用する。
ライナーの材質としては充分な強度があり可縮
性が少なく量産が可能であるために硬質のプラス
チツクが適当である。
性が少なく量産が可能であるために硬質のプラス
チツクが適当である。
(効果)
一定の厚さのAライナーと一定の傾斜の左向き
と右向きのBライナーを適当数組みあはせて使用
することによつて、工事で普通に起こりうる間隙
のあらゆる幅と傾斜に順応することができる即ち
3種類のライナーだけあれば、全ての裏込ができ
るということであるから現場の作業は簡単であ
り、プラスチツク等による量産に適している。
と右向きのBライナーを適当数組みあはせて使用
することによつて、工事で普通に起こりうる間隙
のあらゆる幅と傾斜に順応することができる即ち
3種類のライナーだけあれば、全ての裏込ができ
るということであるから現場の作業は簡単であ
り、プラスチツク等による量産に適している。
Bライナーは比較的薄く傾斜の緩いものでよい
ので、打ち込み抵抗が小さく抜け出す恐れも少な
い。
ので、打ち込み抵抗が小さく抜け出す恐れも少な
い。
上縁に凹凸部と突出部を設けているので脱落の
危険性がなく、纒まつているので回収するときに
散逸することが少ない。
危険性がなく、纒まつているので回収するときに
散逸することが少ない。
硬質のプラスチツク等で製造すれば、変形しな
いので繰り返し使用してコストダウンができる。
いので繰り返し使用してコストダウンができる。
第1図はAライナーの斜視図、イ,ロはカバー
プレートの穴に合致する穴を設けたもので、イは
通常の使用状態を表しロはカバープレート箇所で
の使用状態を表す第2図はBライナーの斜視図、
第3図は本考案のライナーの使用状態の斜視図。 1はAライナー、2は突起、3は凹所、4はB
ライナー、5は突出片、6は山留壁、7は腹起、
8は裏込ブロツク。
プレートの穴に合致する穴を設けたもので、イは
通常の使用状態を表しロはカバープレート箇所で
の使用状態を表す第2図はBライナーの斜視図、
第3図は本考案のライナーの使用状態の斜視図。 1はAライナー、2は突起、3は凹所、4はB
ライナー、5は突出片、6は山留壁、7は腹起、
8は裏込ブロツク。
Claims (1)
- 山留壁と腹起との間の裏込具において、一定の
厚さを有する板状の本体の一面の上縁に複数の突
起を形成し他の一面の上縁に突起と嵌合する形状
の複数の凹所を穿設したことを特徴とする裏込ラ
イナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985067152U JPH0324669Y2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985067152U JPH0324669Y2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61193143U JPS61193143U (ja) | 1986-12-01 |
JPH0324669Y2 true JPH0324669Y2 (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=30600705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985067152U Expired JPH0324669Y2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0324669Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP1985067152U patent/JPH0324669Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61193143U (ja) | 1986-12-01 |
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