JPH03246481A - ガンマー線散乱成分除去装置 - Google Patents

ガンマー線散乱成分除去装置

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JPH03246481A
JPH03246481A JP2043598A JP4359890A JPH03246481A JP H03246481 A JPH03246481 A JP H03246481A JP 2043598 A JP2043598 A JP 2043598A JP 4359890 A JP4359890 A JP 4359890A JP H03246481 A JPH03246481 A JP H03246481A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、生体に投与された放射性物質からγ線を入射
するガンマカメラにより前記生体の診断画像を収集し、
この収集画像から前記生体内での散乱線及び前記ガンマ
カメラ内の散乱線をウィンドウ設定により除去するガン
マ−線散乱成分除去装置に関する。
(従来の技術) 従来より核医学機器システムにおいては、放射性物質を
人体に投与し、この動き、収積をガンマカメラにより画
像化して診断に供している。このシステムにおいては、
人体内でのγ(ガンマ−)線の散乱、ガンマカメラ内部
(例えばコリメータ。
NaIシンチレータ等の内部)での散乱線が発生する。
この散乱線は診断情報に不要であるため、除去されなけ
ればならない。したがって、前記シンチレーションカメ
ラ等で得られた画像から散乱線成分を除去する方法とし
ては、従来より1Nucl、Med、14; 67〜7
2. 1972.  J、Nucl、Med、 254
90〜494. 1984.  J、Nucl、Med
、  29・195〜2021988、  IEEE、
Tran、Nucl、5cience、N532. 7
86〜793. 1985で既に公知である。これらの
技術内容は、以下の二つの方法である。
まず第1の方法として、第9図に示すようなエネルギー
スペクトラムEに対する計数値の関係において、光電ピ
ークP1にウィンドウaOを設定する。そしてウィンド
ラミO内の画像を収集し同時にまたは次のシーケンスと
してコンプトン散乱成分Coにウィンドウboを設定す
る。そしてそれぞれのウィンドウao、boから得られ
る光電ピーク画像A(x、y)、散乱線画像S (x、
y)を基に、散乱線の除去法としてA (x、y)−R
−8(x、y)を行なう。なおRは光電吸収ピークP1
に含まれる散乱線の割合いを推定した定数とする。
また第2の散乱線除去について説明する。散乱線は位置
(x、y)に依存して分布を有するから、これを前述し
た第1の除去方法よりさらに正確に画像を採取する。そ
こで第10図に示すようなエネルギースペクトラムEに
対する計数値の関係にンドウをElからピーク点を有す
るEpへと△Eずつ移動して行く。そして各ステップE
1乃至Epでの画像E (x、y)を収集し、ガンマカ
メラの位置に依存したそれぞれのエネルギーの画像とし
、各位置毎に散乱成分を求める。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、従来の散乱線除去方法にあっては、次のよう
な問題がある。すなわち前述した第1の方法では、1つ
の推定定数Rの値のみで散乱線除去を行っている。しか
し、例えば散乱線の分布が位置により異なると、現実の
物理現象と異なるため、位置に対する適切な散乱線除去
がなされず、画像の正確さに欠けるという問題があった
一方、第2の散乱線除去方法にあっては、散乱線除去の
精度を向上させるため、△Eを小さくし多くの画像を収
集しなければならない。このため画像の収集処理に必要
以上の時間がかかり過ぎる。
さらには2つ以上の光電ピークPを有する核種の散乱線
を除去するためには、さらに多くの画像収集を行なわな
ければならず長時間を要するという問題があった。
そこで本発明の目的は、人体内のγ線の散乱線あるいは
ガンマカメラ内部の散乱線がガンマカメラの位置に依存
しても、これらの散乱線を正確且つ簡単に除去し得るガ
ンマ−線散乱成分除去装置を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決し目的を達成する為に次のよ
うな手段を講じた。すなわち本発明は、生体に投与され
た放射性物質からγ線を入射するガンマカメラにより前
記生体の診断画像を収集しこの収集画像から前記生体内
での散乱線及び前記ガンマカメラ内の散乱線をウィンド
ウ設定により除去するガンマ−線散乱成分除去装置にお
いて、前記診断画像の収集と同時にまたはこの収集の間
に前記ガンマカメラの各位置に入射するγ線のエネルギ
ースペクトラムを前記収集画像の画素に対応して収集す
る手段と、前記各位置毎のエネルギースペクトラムから
予め設定されたエネルギーウィンドウ幅に基いて前記散
乱線の比率を求める手段と、この比率に基き前記収集画
像の画素毎に散乱線成分を除去する手段とを備えるよう
にしたものである。
(作 用) このような手段を講じたことにより、次のような作用を
呈する。位置(x、  y)に依存したエネルギースペ
クトラムEを画像収集と同時に、または引続き収集する
ことにより、位置に依存したスペクトラム全体像を正確
に処理し、このスペクトラムから散乱線の比率を求め、
この比率を収集画像に乗算する。その結果、カメラ位置
毎の散乱線が正確に且つ簡単に除去できるので、処理速
度が早くなり、収集画像の分解能が向上する。また例え
ば2つ以上のエネルギーのγ線を放出する核種またはエ
ネルギーの異なる核種を2種類以上同時にそれぞれの画
像を収集して散乱線を除去する場合には、特に正確に簡
便に行なうことができる。
(実施例) 第1図は本発明に係るガンマ−線散乱成分除去装置の一
実施例を示す概略ブロックである。同図において、シン
チレーションカメラ本体1(ガンマカメラとも言う)は
、シンチレータと複数の光電子増倍管を備えたものであ
る。A/D変換器2は、前記シンチレーションカメラ本
体1からの位置信号x、  y及びエネルギー信号Zを
ディジタル信号に変換するものである。ウィンドウ回路
5は、前記A/D変換器2から入力するエネルギー信号
EがメインCPU9により設定された所定のウィンドウ
の上限WUと下限WLの幅に入るとき、イメージメモリ
コントローラ3に書込み命令S1を出力するものである
。xyアドレス選択器6は、前記A/D変換器2から入
力する位置信号x、  yに基きxyアドレスを選択す
るものである。制御手段としてのイメージメモ・リコン
トローラ3は、前記ウィンドウ回路5から書込み命令S
1を入力したとき、前記xyアドレス選択器6からのア
ドレス信号により画像データメモリ4上のxyに対応し
たメモリアドレスの内容に1加算して画像データを記録
させるものである。またウィンドウ回路5に入力したエ
ネルギー信号Zはxyアドレス選択器6により位置(x
、  y)により識別される。
さらに波高分別器7によりZの波高値が識別されスペク
トルデータメモリ8の位置(x、y)に対応したスペク
トルの2の大きさに対応したチャンネルに相当するメモ
リの内容に1加算して、画像の収集と同時に位置に対応
したエネルギースペクトラム(x、y、e)を収集する
。すなわちデータメモリ8にはシンチレーションカメラ
の位置(x、y)のエネルギースペクトラム2がエネル
ギースペクトラム(x、y、e)の組合せで記憶される
。また前記ウィンドウ回路5は、メインCPU9からの
制御信号により光電ピークのエネルギーに対して20乃
至30%程度のウィンドウ幅を設定する。第1のメモリ
としての画像メモリ4は、ウィンドウ回路5で設定され
たウィンドウ幅に入力するエネルギーのガンマカメラ座
標(X。
y)のγ線分右画像P (x、  y)を記憶するもの
である。第2のメモリとしてのスペクトルデータメモリ
8は、ガンマカメラの視野上の位置(X。
y)毎のエネルギースペクトラムを記憶するものであり
、前記画像メモリ4に記憶される光電ピーク内のγ線の
うち、散乱成分比を推定するために充分に広いウィンド
ウ幅で収集したスペクトラムE (x、  y、  e
)を記憶する。
第3図(a)に、収集されたγ線分布画像(以下収集画
像またはP (x、y)と称する。)を示す。また第3
図(b)、  (c)、  (d)に第3図(a)内の
各収集画像bl、cl、diの各画素位置(i−1,j
)、  (L  j)、  (i+1.j)に対応して
収集されたエネルギースペクトラム(以下エネルギース
ペクトラムまたはE (x、  y。
e)と呼ぶ。)の関係を示す。
次に第1図及び第4図のフロー図を参照してγ線の散乱
線除去を行なう作用について説明する。
まずガンマカメラ1からのγ線散乱線を含む診断画像す
なわち位置信号x、  y及びエネルギー信号Zは、A
/D変換器2によりディジタル信号に変換される。そし
て位置信号X、yはイメージメモリコントローラ3及び
xyアドレス選択器6に入力し、エネルギー信号Zはウ
ィンドウ回路5及び波高分別器7に入力する。そしてメ
インCPU9からの指令を入力したウィンドウ回路5は
、あるウィンドウ幅例えば光電ピークエネルギーに対し
て20乃至30%幅で画像P (x、  y)を収集す
る。また同時にウィンドウ回路5によりウィンドウ幅を
全開にした状態で、前記画像上の位置に対応したエネル
ギースペクトラムE (x、  y、  6)を収集す
る(ステップA)。次に収集されたエネルギースペクト
ラムの計数値が多いか否か判定する(ステップB)。そ
して前記計数値が多い場合には、E (x、y、e)に
ついて光電ピーク位置を検出する(ステップC)。さら
にP (x、y)を収集するときに設定されたウィンド
ウ位置(上限位置WU、下限位置WL)に対してWL≦
e≦WU内の光電ピークの面積NPA(Net Pea
k Area)を求めるNPA (x、 y) =fwLE (x、 y、 e) de−B (x、 
y)B  (x、y) = (E (x、 y、 WU) 十E (x、 y、
 wl) )X  (WU−WL)/2 つまり光電ピーク面積NP^(x、y)及び散乱成分B
・(x、  y)を求める(ステップD)。そして診断
画像P (x、y)に散乱線の比率を乗算する。すなわ
ち P (x、、y)xNPA (x、y)/(NPA (
x、y)+B (x、y))により散乱線を除去し散乱
線除去画像P′を得る(ステップE)。
一方、前記ステップBにおいて、エネルギースペクトラ
ムの計数値が所定値よりも小さい場合には、イメージコ
ントローラ3によりフィルタリング係数a1 al=all・・・    ・・・a21+1.1a1
.2m+1・・・ a21+1.2m+1を用いて以下
の数式によりフィルタ処理を行ない、計数値の統計ノイ
ズを減少させる。
E’  (i、  j、  k) m−1jl!−1 1、j −(M+1)m、k)) そして位置情報をぼかして、より正確なエネルギースペ
クトラムを得た(ステップF)後、ステップC以降の処
理を行なう。
したがって、処理画像P (x、  y)は画像の定量
性を損う原因となっている散乱成分を除去した画像P’
  (x、y)に置換えられる。このように本実施例に
よれば、位置(x、  y)に依存したエネルギースペ
クトラムEを画像収集と同時に位置に依存したスペクト
ラム全体像を正確に処理し、このスペクトラムから散乱
線の比率を求め、この比率を収集画像P (x、  y
)に乗算する。その結果、散乱線が正確に且つ簡単に除
去できるので、処理速度が早くなり、診断画像の分解能
が向上する。また例えば2つ以上のエネルギーのγ線を
放出する核種またはエネルギーの異なる核種を2種類以
上同時にそれぞれの画像を収集して散乱線を除去する場
合には、特に正確に簡便に行なえる。
また第4図に示す収集画像の散乱線除去ステップC−H
の処理においては、エネルギースペクトラムのうち、散
乱成分は、第3図でのエネルギースペクトラムE (i
−1,j、k)の斜線部分、すなわちエネルギースペク
トラムのベースバックグランドのみであるとして散乱線
除去を行なった。
しかしながら、臨床検査においては、生体に分布したR
I(ラジオアイソトープ)より放射されるγ線は、生体
内部でも散乱するために光電ピークの形は、生体の散乱
体がない場合と比較し、これをS (x、y)とすると
、より正確なNPAとして NPA’  (x、y) =NPA (x、y)−8(x、y) により求める。
この処理方法を第5図で具体的に説明する。E(x、 
 y、  e)を臨床におけるエネルギースペクトラム
、また散乱体がない空気中の場合のエネルギースペクト
ラム、シンチレーションカメラの応答関数をEinai
r  (x、  y、  e)とすると、S (x、y
) = f :γ[E (x、 y、  e) −Eina
ir  (x、  y、  e) ] deただしE 
1nairは、Pc<e<WUにおいて、例えばピーク
及びカーブの肩が最も一致するように実数倍し、 ’:L [E(X、y、  e)  A 1 @Ein
ait   (x、   y、   e)  コ de
がm i nとなるようなAl(実数)を求める。
次に本実施例によって前記のように光電ピークの面積N
PAを求めるさらに詳細なアルゴリズムについて、第6
図を参照して説明する。第6図で横軸はエネルギースペ
クトラムEを示し、Kはメインピークエネルギーである
。第1図の波高分別器7はウィンドウ回路5で設定され
たエネルギーウィンドウ幅と同一のエネルギー範囲以内
のエネルギースペクトラムを収集するように構成されて
いる。このときウィンドウ回路5にはメインピークエネ
ルギーKに対して、K±(Ws+We)/2のウィンド
ウが設定される。Wsは予め設定されたエネルギーウィ
ンドウ幅、WeはこのWsの端部と一部がオーバラップ
されるように設定された任意のエネルギー幅である。
例えば(Ws/K)xloo=20%程度に、またWe
L、2乃至4KeV程度に設定される。また次式のよう
な各係数を計算する。
次に各係数を用いて診断画像P (x、y)に対して次
式のように散乱線の比率を乗算して、NPA (x、y
)を推定する。
続いてこれに基き散乱線除去P′を得る。
第7図は以上のような手法によって前記P′を求めるフ
ロー図を示すものである。先ず前記のようにに±(Ws
+We)/2のウィンドウ幅を設定する(ステップa)
。次に診断画像P (x、  y)及びエネルギースペ
クトラムE (x、  y、  e)を計算する(ステ
ップb)。続いて各係数Ct(x。
y)、Ch (x、y)、Ce (x、Y)を計算する
(ステップC)。最後に前記(4)式に基いてNPA 
(x、y)を計算した後、これに基いて散乱線成分を除
去して散乱線除去画像P′を得る(ステップd)。
このような手法によってNPAを求めるようにすれば、
計数値が少ない場合でも各係数Ct。
Ch、Ceを確定することにより、散乱線成分B(x、
y)を正確に推定することができるので、散乱成分を正
確に除去することができしかも収集時間を短縮すること
ができる。すなわち、正確に散乱線成分B (x、y)
を求めることは困難なので、前記式(4)において(C
h+Ce)Ws/2Weは第6図に示すように、B (
x、  y)L:(Ch+Ce)Ws/2Weとなるた
めB (x、  y)を安定に決定することができる。
但し、エネルギー分解能は判値幅で10乃至15%のシ
ステムに対して適用可能となる。
次に本発明の第2の実施例を説明する。
まず前述したシンチレーションカメラにおける収集画像
をP (x、y)とする。ガンマカメラは被検体の回り
360°または180°を回転し、n度毎の投影像を収
集して投影像P (x、  y、  θ)を得る。例え
ばn=6°とすると、そのエネルギースペクトラムを前
記投影像毎に収集し、E (x。
y、e、  θ)を得る。ここでθは収集した角度を表
す。これにより角度θ毎の散乱除去を角度θの投影像P
 (x、  y、  θ)に対して前述した第4図の手
順で処理を行なう。このような断層像等を用いた装置に
おいても、上述したのと同様な効果が得られる。
またエネルギースペクトラムの計数値が不足し、このた
め充分な精度が得られない場合には、散乱線の分布の変
化は投影像はどに角度依存がないと仮定し、2・nある
いは3・nの角度毎のエネルギースペクトラムを平均的
な値として用いても良い。
次に第3の実施例について第2図を参照して説明する。
なお第1図と同一部分は同一符号を付してその詳細は省
略する。スプリット回路15は、A/D変換された位置
信号に対して特定の範囲;XO<X<Xi、yO<Y<
ylなる位置信号X。
yのみ次のウィンドウ回路5に出力する。したがって、
特定範囲の位置信号x、  yは、イメージメモリコン
トローラ3によりある条件で画像データメモリ4の対応
するx、yアドレスに画像データを記憶し、他の条件で
はスプリット回路15で設定した(x、y)の範囲; 
(以下スプリットと呼ぶ)内に入射したγ線のエネルギ
ースペクトラムE (x、  y、  e)はメインC
PU7により収集される。
この装置において、シンチグラム画像及びエネルギース
ペクトラムの収集を第8図に示すフロー図を参照して説
明する。まず0くx。
y<xmax、ymaxとする。CPU7によりスプリ
ット回路15をO<x<xmax。
Q<y<ymaxの範囲で全開する(ステップa)。そ
してウィンドウ回路5へCPU7が必要なウィンドウ幅
例えばメインピークに対し20%幅を設定しくステップ
b)、画像P (x、y)を収集する(ステップC)。
そしてm、nを初期化しくステップd)、メインCPU
・メモリ17によりウィンドウ回路15を全開に設定す
る(ステップe)。さらにm・△X≦x<(m+1)△
x、 m・△y≦y<(m+1) ・△yに対してスプ
リット回路15を設定する(ステップf)。
そしてメインCPU・メモリ17にエネルギースペクト
ラムE (x、y、e)を収集して記憶する(ステップ
g)。メインCPU17により次のm。
nを設定する(ステップh)。ここで次のm、nが設定
されると、既に収集した画像P (x、y)において、
ある一体の計数値を越える位置のみの範囲のm、nを設
定する(ステップk)。また次のm、nが設定されない
ときには、シーケンスが終了する(ステップj)。
したがって、エネルギーススペクトラムE (x。
y、  e)と、収集画像P (x、 y)との収集は
、動態検査のうち早いものを除けば、同時に収集できな
くても、最終的に得られた情報から同時に収集したもの
と同様に散乱線を除去できる。
実際の臨床あるいは5PECT収集においては、前記第
2の実施例のようにエネルギースペクトラムE (x、
y、e)でθを収集角度nよりも大きくすることにより
、時間を短縮することもできる。
しかしながら、画像すべての範囲のエネルギースペクト
ラムを収集すると、非常に長い時間の収集となる。そこ
でエネルギースペクトラムの収集に先だって収集された
画像P (x、  y、  θ)において、計数値があ
る程度以上の位置だけ関心領域(以下ROIと称する)
に設定し、ROI内だけのエネルギースペクトラムの収
集をするように書込み命令S1を働かせても良い。また
前記式(1)乃至(4)で示した手法を本実施例に適用
しても同様な効果を得ることができる。
なお本発明は上述した実施例に限定されるものではなく
、このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施可能であるのは勿論である。
[発明の効果コ 本発明によれば、位置(x、y)に依存したエネルギー
スペクトラムEを画像収集と同時に、または引続き収集
することにより、位置に依存したスペクトラム全体像を
正確に処理し、このスペクトラムから散乱線の比率を求
め、この比率を収集画像に乗算することにより、散乱線
が正確に且つ簡単に除去できるので、処理速度が速くな
り、診断画像の分解能が向上する。さらに予め設定され
たウィンドウ値に一部オーバラツプされるような微小幅
のエネルギー幅を設定して、散乱成分を決定することに
よりさらに正確な散乱線除去を行なうことができる。ま
た例えば2つ以上のエネルギーのγ線を放出する核種ま
たはエネルギーの異なる核種を2種類以上同時にそれぞ
れの画像を収集して散乱線を除去する場合には、特に正
確に簡便に行なえるγ線の散乱線除去画像収集方法及び
ガンマカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るガンマ−線散乱成分除去装置の第
1の実施例を示す概略ブロック図、第2図は本発明の第
3の実施例を示す概略ブロック図、第3図(a)乃至(
d)は収集画像及び各位置におけるエネルギースペクト
ラムを示す概略図、第4図は前記第1図に示す実施例に
おける散乱線除去方法を示すフロー図、第5図は本発明
に係るエネルギーとチャンネル当りの計数値との関係を
示す概略図、第6図は第1の実施例における他の手法に
基く散乱線除去方法を説明する概略図、第7図は第6図
における散乱線除去方法を示すフロー図、第8図は前記
第2図に示す実施例における散乱線除去方法を示すフロ
ー図、第9図及び第10図は従来のγ線の散乱線除去画
像収集方法を示す概略図である。 1・・・ガンマカメラ、2・・・A/D変換器、3・・
・イメージメモリコントローラ、4・・・画像データメ
モリ、5・・・ウィンドウ回路、6・・・xyアドレス
選択器、7・・・波高分別器、8・・・スペクトルデー
タメモリ、 9・・・メインCPU、15・・・スプリット回路、P
 (x、  y)・・・収集画像、 E(x、y、e)・・・エネルギースペクトラム、Pl
・・・光電ピーク。 第 図 7 第 図 (b) (0) (d) (Q) 工オルベ゛゛−ズヘ゛クトル1りと(ヒ・−7)(

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体に投与された放射性物質からγ線を入射するガンマ
    カメラにより前記生体の診断画像を収集しこの収集画像
    から前記生体内での散乱線及び前記ガンマカメラ内の散
    乱線をウィンドウ設定により除去するガンマー線散乱成
    分除去装置において、前記診断画像の収集と同時にまた
    はこの収集の間に前記ガンマカメラの各位置に入射する
    γ線のエネルギースペクトラムを前記収集画像の画素に
    対応して収集する手段と、前記各位置毎のエネルギース
    ペクトラムから予め設定されたエネルギーウィンドウ幅
    に基いて前記散乱線の比率を求める手段と、この比率に
    基き前記収集画像の画素毎に散乱線成分を除去する手段
    とを備えたことを特徴とするガンマー線散乱成分除去装
    置。
JP4359890A 1989-03-30 1990-02-23 ガンマー線散乱成分除去装置 Expired - Fee Related JP2856478B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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