JPH03246094A - 溶融熱転写用インクシート - Google Patents

溶融熱転写用インクシート

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JPH03246094A
JPH03246094A JP2043625A JP4362590A JPH03246094A JP H03246094 A JPH03246094 A JP H03246094A JP 2043625 A JP2043625 A JP 2043625A JP 4362590 A JP4362590 A JP 4362590A JP H03246094 A JPH03246094 A JP H03246094A
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JP
Japan
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ink
layer
paper
heat
base film
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JP2043625A
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English (en)
Inventor
Kikuo Hayama
端山 菊雄
Kenji Nomura
野村 健次
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、溶融熱転写用インクシートに関するもので
、詳しくは、普通紙、ラフ紙等の表面平滑性の低い転写
紙に対しても高品質の印字を可能とした溶融熱転写用イ
ンクシートに関するものである 〔従来の技術〕 コンピュータやワードプロセッサの化カブリントを溶融
熱転写方式による場合、ベースフィルムの一方の面に熱
溶融性インク層を設けた溶融熱転写用インクシートとサ
ーマルヘッドを使用する。従来の溶融熱転写用インクシ
ートは、ベースフィルムとして厚さ3.5〜6μのポリ
エステル(PET)のようなプラスチックフィルムを用
い、このフィルム上にワックスに顔料を配合した熱溶融
インク層をコーティングにより設けたものである。
溶融熱転写方式は、普通紙に印字できるとはいうものの
、全ての普通紙に鮮明な印字が行なえるわけではない。
被転写紙の表面平滑性をベック平滑度で表わしたときに
、100秒以上の値を示すカレンダー処理をした上質紙
やコート紙などであれば最高の印字が行なえ、50秒程
度の上質紙でも充分な印字品質が得られる。しかし、5
0秒に達しない平滑度の低い被転写紙を用いると、印字
の鮮明度が低下する。
次に上記理由を第3図について説明する0図において、
1はベースフィルムを示し、プラスチックフィルム基材
2の背面にスティフキング防止層3と表面にインク6を
施こしである。7は被転写紙、8はサーマルヘッドを示
す。
上記した第3図に示すように、一般に溶融熱転写用イン
クシートのインク層は2〜3nであり、これに対して被
転写紙7のセルロース繊維の直径は数10μであるため
、低平滑紙に記録するとき繊維の凸部のみにインク6が
付着し、繊維の凹部にはインク6が付着せず、いわゆる
かすれた文字となり著しく印字品質が低下する。このた
め、被転写紙として凹凸の激しい紙においては例えば特
開昭61−51386号公報に開示されているように熱
溶融性インクを低粘度化することでインクの被転写紙へ
の濡れを向上し、インクシートと紙の接触が不完全な部
分へもインクの移行を容易にするようにしたインクシー
トの提案や、第4図に示すようにインクシートのインク
6の厚みを増やし、サーマルヘッド8の発熱素子から端
部までの距離を短かくした、いわゆる端面型サーマルヘ
ラドラ使用し、インクが溶融してから剥離するまでの時
間を短か(することにより、インクを凝集剥離し被転写
紙の凹部を架橋するインクソートの提案もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のインクノートは以上のように構成されているので
、熱溶融性インクを低粘度化するものにおいては最適イ
ンク粘度幅が狭く微妙な熱制御が必要となり、過剰な熱
によっては用紙内部にまでインクが浸透してしまい、こ
のため濃度低下をおこしたり、インクシート保存時にシ
ートの裏面にインクが裏移りするような問題が生しる。
また、インク層を厚クシたインクシートでは、印加熱エ
ネルギー量によりインク層の任意の位置からインク剥離
がおこるため、エネルギー量の違いによる記録濃度差や
濃度低下をおこしやすいといった問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、記録濃度むらなくインクシト自体の耐久性に
も優れ、かつ低平滑紙へも高品質な記録が可能となる溶
融熱転写用インクシートを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る溶融熱転写用インクシートは、ベースフ
ィルムの一方の面に熱溶融性インク層を有してなる感熱
転写シートにおいて、上記熱溶融性インク層を複数層の
積層構造とし、その最下層のベースフィルム側のインク
層を透明な高過冷却性物質としたことを特徴とする。
〔作 用〕
この発明においては、凝集剥WINが透明な高過冷却性
物質であることから、剥離は必ず透明層でおき、記録物
は透明物質を介して見ることから記録エネルギーに変化
があっても記録濃度には差が生じ難く、低平滑紙へも高
品質な記録が可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明による溶融熱転写用インクシートの層構造
を示し、図において、1はベースフィルムであって、プ
ラスチックフィルム基材2の背面にスティッキング防止
層3と、表面にマット層4を施こし、このマットN4上
に第1層インクとして高過冷却性インク5と、その上に
第2層インクとして高感度インク6が設けである。
上記プラスチックフィルム基材2には、ポリエステル、
ポリプロピレン、セロファン、ポリカーボネートなどの
プラスチ、クフィルムが用いられるが、耐熱性や強度を
考えるとポリエステルフィルムが最適である。また、フ
ィルム厚は3.5n〜6μのものが使用されるが、極度
にフィルム厚を薄くするサーマルヘッドからの熱やプラ
テンローラとの狭圧力によりフィルムの破損(スティッ
キング)が生しやすくなる。通常は、スティッキング防
止のため、プラスチックフィルム基材2の裏面、すなわ
ちインク面と反対側のサーマルへ、ドに接する側に耐熱
N(スティッキング防止層)を設けることが望ましい。
この耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離型剖または滑性
の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。耐熱性
のある樹脂としては、ガラス転位点が60℃以上の合成
樹脂または0)1基やCoo)I基を有する熱可塑性樹
脂にアミノ基を2個以上有する化合物またはジイソシア
ネート若しくはトリイソソア不一トを加えて若干の架橋
硬化をおこさせたものが適する。熱離型剤または滑性は
、ワックス類や高級脂肪酸アミドやエステルおよび塩の
ような加熱により熔融してその作用をするものとフッ素
樹脂や無機物質粉末のように固体のままで役立つものと
がある。また、この発明によるインクシートではベース
フィルム2と第1Nインク5は界面で剥離する必要がな
く、第1層インク中で凝集剥離をおこすためにはベース
フィルム1と第1層インク5は強固に付着していること
が必要である。このため、プラスチックフィルム基材2
にマット層を設けたり、フィルム基材2自体にマット加
工を施こしたフィルムにより第1層インク5との付着強
度を増大させることが望ましい。
ベースフィルム1上のインクは、熱溶融性インクとし、
第1Nインク5は凝集剥離をおこしやすいようにインク
が熱溶融してから冷却固化するまでの時間が長い、すな
わち高過冷却性のインクが望ましい。また、第1層イン
ク5はラフ紙等の低平滑紙の凸部にインクが付着し凹部
を架橋する効果を得るためのものであり、記録濃度に関
与するものではなく、むしろ記録された第2層インク6
の濃度を記録エネルギーが変化しても常に一定となるよ
う顔料未添加の透明インクとする。また、第2層インク
はカーボンブランク(顔料)とEVA、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックスなどを配合して調
整する。
熱溶融性インクの塗布量は、第1Nインクは凝集剥離を
おこすことから第2層インクより若干多めにし、第2層
は2〜3μが高品質の印字を安定にするためには望まし
い。
第2図はこの発明によるインクシートを用い、ラフ紙等
の低平滑紙にインク転写を行なった構成図である。図中
、7は被転写紙、8はサーマルヘッドである。
サーマルヘッド8から熱エネルギーが供給されるとベー
スフィルム1を介して第1層インク5、第2Nインク6
に熱が伝り両インク5.6は溶融する。その後、熱エネ
ルギーの供給が停止されるとサーマルヘッド8から離れ
た第2層インク6が冷却固化し次第に第1層インク5が
冷却されるが、第1Nインク5は高過冷却性インクであ
るため完全に固化するまでに時間を要する。このため、
第1層インク5が完全に固化するまでの間にラフ紙から
なる被転写紙7に付着したインクシートを剥離すると第
1Nインク5中でインクが凝集剥離をおこし、ラフ紙の
凸部に第2層インク6が付着し凹部を架橋する形でイン
ク層の転写が行なわれる。
このとき、サーマルヘッド8からの熱エネルギーが多少
変動しても第1層インク5の凝集剥離部分が多少ずれる
だけで第2層インク6は完全に転写されることから記録
後の濃度に変化は生じない。
次にこの発明のインクシートの製作例について説明する
〔製作例1〕 厚み4.5nのプラスチック基材(東し製PETフィル
ム・ルミラーT T R−W F )の背面にシリコー
ン樹脂系のスティッキング防止層(lIWIio、 5
n)とこの反対面にシリコン粉末からなるマント層(膜
厚1.Om)を配したヘースフィルム面上に下記組成の
第1層インクとなる高過冷却性インクと、第2層インク
となる高感度インクとを塗布して熔融熱転写用インクシ
ートを製作した。ここで、第1層インク、第2層インク
ともホットメルト塗工すると両インクが混じり合って2
7i!構造にすることが難しいことから、第1層インク
はホントメルトインク、第2層インクは水系エマルジョ
ンインクとした。
3−LI」ニア’l− 下記配合に従いワックスを混合し、高過冷却性インクと
した。
不飽和脂肪酸モノアマイドワソク 80重量部ス(リシ
ノール酸アマイド) 飽和脂肪酸モノアマイドワックス 20重量部(ヒドロ
キシステアリン酸アマイ ド) 3しLに仁之≧と 下記組成比に従いワンクスエマルジョンの作成を行なっ
た。
(エマルジョン組成) パラフィンワックス       50重量部マイクロ
クリスタリンワックス  40重量部EVA     
         10重量部本エマルジョンは、不揮
発分30%であり、このエマルジョン85部にIPA1
5m’i−1次いでカーボンブランク(三菱化成製#4
0)15部を攪拌しながら徐々に加え10分間ミキシン
グしたのち、200メツシユの綱で炉遇して第2層イン
クを得た。次にこれらのインクをベースフィルムに塗工
した方法について述べる。
PETベースフィルム上に100℃に加温した第1層イ
ンクをロールコート法によるホントメルトコートで膜厚
2Jll(乾燥膜厚)となるよう塗工したのち、エアー
吹付けでインクを冷却固化した。
次にこの第1Nインク層上に水系エマルジョンインクと
なる第2層インクをグラビアコータにより膜厚3μ(乾
燥膜厚)となるよう塗工しく全インク厚5μ)、40〜
50℃の乾燥機中でインク乾燥後、任意のフィルム幅に
スリットし、プリンタ用コア芯に巻取りインクシートと
した。
このインクシートを溶融熱転写プリンタ(三菱電機製ラ
インサーマルプリンタG330形)にて記録試験したと
ころ、普通紙、ラフ紙等の低平滑紙に対しても記録濃度
や解像度が高くまた低記録エネルギーでも記録濃度の高
い鮮明な記録画像が得られた。
〔製作例2〕 製作例1で記述したと同一のヘースフイルム、第1層イ
ンクを用いて第1Iiインク塗工まで同様に行なう、そ
の後、第2層インク塗工を行なうが、このときの第2層
インクを下記のものとする。
−気2 47j− 製作例1との違いはワンクスエマルジョン組成にある。
(エマルジョン組成) カルナバワックス        20重量部パラフィ
ンワックス       70重量部EVA     
         10重量部このエマルジョンは、不
揮発分40%であり、このエマルジョン85部にIPA
I5Nを、次いでカーボンブランク(三菱化成”40)
15部を攪拌しながら徐々に加え、10分間ミキシング
したのち、200メフシエの網で濾過して第2層インク
を得た。
上記第2層インクを第1層インク塗工後のシート上に製
作例1と同様の方法で塗布して作成した溶融熱転写イン
クシートは低平滑紙にも鮮明な記録を得ることができる
〔製作例3〕 製作例1で記述したと同一のベースフィルム、第2層イ
ンクおよび同様の処理方法によってインクシートの作成
を行なったが、第1層の高過冷却性インク中にベースフ
ィルムとの付着性を向上するためにポリアミド樹脂を添
加した。下記に第1層インクの組成を示す。
j− 不飽和脂肪酸モノアマイドワック 80重量部ス(リシ
ノール酸アマイド) 飽和脂肪酸モノアマイドワックス 20重量部(ヒドロ
キシステアリン酸アマイ ド) ポリアミド樹脂(富士化成工業!!6重量部ト − マ
 イ  ド  舖 3 9 5 )〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明によれば、熱溶融性インク
層を複数層とし、その最下層のヘースフィルム側のイン
ク層を透明な高過冷却性インクとしたので、記録エネル
ギーの変化に伴なう記録濃度の差がなく、また、普通紙
、ラフ紙等の表面平滑性の被転写紙に対しても高品質の
印字が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による溶融熱転写用インク
シートの拡大断面図、第2図はこの発明のインクシート
による転写状態の構成図、第3図および第4図は従来の
インクシートによる転写状態の各々の構成図である。 1・・・ベースフィルム、2・・・プラスチソクフィル
ム基材、3・・・スティッキング防止剤、4・・・マッ
ト層、5・・・第1層インク、6・・・第2層インク、
7・・・被転写紙、8・・・サーマルヘッド。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ベースフィルムの一方の面に熱溶融性インク層を有して
    なる感熱転写シートにおいて、上記熱溶融性インク層を
    複数層の積層構造とし、その最下層のベースフィルム側
    のインク層を透明な高過冷却性物質としたことを特徴と
    する溶融熱転写用インクシート。
JP2043625A 1990-02-23 1990-02-23 溶融熱転写用インクシート Pending JPH03246094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043625A JPH03246094A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 溶融熱転写用インクシート

Applications Claiming Priority (1)

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JP2043625A JPH03246094A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 溶融熱転写用インクシート

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JPH03246094A true JPH03246094A (ja) 1991-11-01

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ID=12669034

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JP2043625A Pending JPH03246094A (ja) 1990-02-23 1990-02-23 溶融熱転写用インクシート

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JP (1) JPH03246094A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029551A1 (ja) * 2022-08-05 2024-02-08 ブラザー工業株式会社 熱転写記録媒体、転写済みフィルムおよび転写済みフィルムの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029551A1 (ja) * 2022-08-05 2024-02-08 ブラザー工業株式会社 熱転写記録媒体、転写済みフィルムおよび転写済みフィルムの製造方法

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