JPH03243243A - 無枠鋳型造型設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、マツチプレートを用いて無枠状の上・下鋳型
を同時に造型する設備の改良に関する。

（従来の技術） 従来、この種の設備の一つとしては特公昭５６−３７０
１８号公報で開示されるものがあり、この設備は、垂直
状に配置したマツチプレートと、このマツチプレートに
当接・分離可能な一対の上・下型枠と、この上・下型枠
内にそれぞれ嵌入可能な一対の上・下スクイズプレート
とで画成した一対の上、下造型室所内に、砂供給装置を
もって鋳物砂を充填したのちその鋳物砂を上・下スフイ
スプレートで圧縮し、垂直状の上・下型枠をマツチプレ
ートから分離したのちＬ字状に旋回させて水平状にし、
その抜上・下型枠を合わせて上・下型枠内から上・下鋳
型を押し出すようにしたものである。

（本発明が解決しようとする課題） しかし、このように構成された従来の設備では垂直状の
マツチプレートと上・下型枠とスフイスプレートとで画
成された造型空所内に対して上方から、すなわち、マツ
チプレートおよび上・下型枠から見た場合にはこれらの
横の箇所から鋳物砂が吹き込まれるため、マツチプレー
トの模型部において鋳物砂吹込み口に対して陰になる箇
所に鋳物砂を十分に充填させることが困難てあり、それ
に伴ない、その箇所の鋳型の硬度・強度が不足する弊害
が多発するなどの問題があった。

本発明は上記の問題を解消するためになされたものであ
る。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明の鋳型造型設備におい
ては、垂直状に配設したマツチプレートに、一対の上・
下型枠を当接・分離可能に配設し、この上・下型枠には
、鋳物砂吹込み機能と鋳物砂圧縮機能とを有する一対の
上・下砂吹込み装置の先端を嵌入可能に配設し、前記上
・下型枠を、マツチプレートと対向する位置から９０度
下降回動させてマツチプレートからずらすとともにこの
回動方向と直交する方向へさらに９０度下降回動可能に
設け、さらに水平状態にするとともに型合わせした上・
下型枠から上・下鋳型を抜き出す鋳型押し出し装置を設
けたものである。

（作　用） 次にこのように構成された設備を用いて上・下無枠鋳型
を造型する手順について述べると、まず、垂直状のマツ
チプレートに上・下型枠をそれぞれ当接するとともに、
この上・下型枠のイめ端側に上・下砂吹込み装置の先端
を嵌入して上・下造型室をそれぞれ画成し、これらの上
・下造型室に上・下砂吹込み装置により鋳物砂を゛吹込
み充填するとともに、充填された鋳物砂を上・下砂吹込
み装置とマツチプレートとで圧縮する。鋳物砂の圧縮完
了後、上・下型枠をマツチプレートからそれぞれ分離さ
せて離型を行ない、続いて上・下型枠をマツチプレート
対向位置から９０度下降回動させてマツチプレートから
ずらすとともにこの回動方向と直交する方向へさらに９
０度下降回動させて垂直状態の上・下型枠を水平状態に
回転させる。次いで、これら上・下型枠を型合わせし、
続いて、鋳型押出し装置をもって上・下型枠内から土・
下鋳型を押し出し、空になった上・下型枠を、マツチプ
レートと対向する位置に戻して−サイクルを終了する。

（実施例） 実施例について図面を参考にして説明すると、第１図に
示すように、基台（１）上には支柱（２）（２）を介し
て天井フレーム（３）が配設され、この天井フレーム（
３）の下面中央部には表面にベントホール（図示せず）
を設けた垂直状のマツチプレート（４）が装着されてい
る。このマツチプレート（４）の左右両側には、一対の
上・下型枠（５）（６）がマツチプレート（４）に当接
・分離可能にされて配設され、これら上・下型枠（５）
（６）がマツチプレート（４）に当接したときの上・下
型枠（５）（６）の左右側外側位置には、一対の上・下
砂吹込み装置（７）（８）が、その先端が上・下型枠（
５）（６）の多端開口部に嵌入可能にされて配設されて
いる。そして、上・下型枠（５）（６）は、ブラケット
（９）（１０）を介して上・下第１移動装置としての一
対の上・下策１シリンダ（１１）（１２）におけるピス
トンロッドの先端と、第１回動装置（１３）の回転軸と
に装着されている。また、上・下策１シリンダ（ＩＩ）
（１２）と第１回動装置（１３）とはフレーム（１４）
を介して第２回動装置（１５）に装着されており、この
第２回動装置（１５）は前記基台（１）上に設置されて
いる。一方、前記上・下砂吹込み装置（７）（８）には
、上・下第２移動装置としての一対の上・子弟２シリン
ダ（１６）（１７）がピストンロッド先端部において接
続されており、この上・子弟２シリンダ（１６）（１７
）はフラケット（１８）（１９）を介して前記天井フレ
ーム（３）の下面に装着されている。また、前記基台（
１）および天井フレーム（３）の左寄り位置には鋳型押
出し装置としての上向きシリング（２０）と下向きシリ
ンダ（２１）とが互いに対向して装着されており、これ
らシリンダ（２０）、（２１）はピストンロッドの先端
にテーブル（２２）、押し出し部材（２３）をそれぞれ
有している。また、前記天井フレーム（３）には前記上
・下砂吹込み装置（７）（８）に鋳物砂を補給する一対
の上・下サントホッパ（２４）（２５）が設置されてお
り、この上・下サンドホッパ（２４）（２５）の上端開
口部はスライドゲート（図示せず）によって開閉される
ようになっている。

次に第２図〜第８図を参照して上・下無枠鋳型を造型す
る手順について述べると、まず、第２図に示すように上
・下策１シリンダ（ｌ　ｌ）　　（１２）を伸長作動し
て上・下型枠（５）（６）をマツチプレート（４）に当
接する。次いで第３図に示すように上・子弟２シリンダ
（１６）　　（１７）を伸長作動して上・下砂吹込み装
置（７）（８）の先端を上・下型枠（５）（６）の他端
開口部に嵌入して上・下造型室を両底したのち、当該上
・下造型室内に鋳物砂を吹込み充填し、続いて上・子弟
２シリンダ（１６）　　（１７）をさらに伸長作動して
上・下造型室内の鋳物砂をマツチプレー；　（４）、上
・下砂吹込み装置（７）（８）等で圧縮して硬化させる
。鋳物砂の圧縮完了後、第４図に示すように上・子弟２
シリンダ（１６）（１７）を収縮作動して上・下砂吹込
み装置（７）（８）の先端部を上・下型枠（５）（６）
から抜き出し、続いて上・下策１シリンダ（１１）（１
２）を収縮作動して上・下型枠（５）（６）をマツチプ
レート（４）から分離するとともに離型を行なう。次い
で第５図に示すように、第１回動装置（１３）を正駆動
して鋳型内蔵の上・下型枠（５）（６）を、マツチプレ
ート（４）対向位置からずれる位置へ、すなわち手前へ
９０度下降回動させ、続いて第６図に示すように第２回
動装置（１５）を正駆動して二点鎖線で図示する状態の
上・下型枠（５）（６）を左側へ９０度下降回動させ、
必要なら下型枠（６）内の下鋳型に中子をセットする。

次いて、第７図に示すように上・下策１シリンダ（ｌ　
ｌ）　　（１２）を伸長作動して上・下型枠（５）（６
）を型合わせし、続いて、シリンダ（２０）を伸長作動
してテーブル（２２）を上昇させ下型枠（６）の下面に
当接させる。次いで、シリンダ（２１）を伸長作動して
押し出し部材（２３）を下降させて、上・下型枠（５）
（６）内の上・下鋳型（Ｍ）をテーブル（２２）上に押
し下げ、続いてシリンダ（２ｏ）を収縮作動してテーブ
ル（２２）を介し上・下鋳型（Ｍ）を下降させる。その
後、シリンダ（２１）を収縮作動して押し出し部材（２
３）を上昇させ、上・下策１シリンダ（１１）　　（１
２）を収縮作動して上・下型枠（５）（６）を互いに分
離し、第１、第２回動装置（１３）　　（１５）を逆駆
動して上・下型枠（５）（６）をマツチプレート（４）
と対向する位置に戻して−サイクルを終了する。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように本発明によれば、垂直
状のマツチプレートに当接した上・下型枠に対して、マ
ツチプレートと直交する方向から上・下型枠内に鋳物砂
を吹込むため、従来のこの種の装置のようにマツチプレ
ートの模型部に砂吹込みの陰ができることは全くなく、
したがって、鋳物砂を上・下型枠内に容易かつ確実に吹
き込み充填して所要の鋳型硬度・強度を有する上・下無
枠鋳型を適確に造型することができる優れた効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は一部切欠断面
正面図、第２図〜第８図は工程を説明するための主要部
の一部断面正面図である。 （４）；マツチプレート （５）；上型枠 （６）：下型枠 （７）：上砂吹込み装置 （８）：下砂吹込み装置 （１１）　　：上第１シリンダ （１２）　　：下第１ソリンダ （１３）　　：第１回動装置 （１５）　　：第２回動装置 （１６）　　：上第２シリンダ （１７）　　：下第２シリンダ （２０）　　（２１）　　ニジリンダ 予２ 困 筈 図 寥 囚 ８も 剪 ７ 図 賽８０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　マッチプレートを用いて無枠状の上・下鋳型を同時に
   造型する無枠鋳型造型設備であって、垂直状に配設され
   たマッチプレート（４）と、このマッチプレート（４）
   の両面に当接・分離可能に配設された一対の上・下型枠
   （５）（６）と前記マッチプレート（４）の両面にそれ
   ぞれ当接された上・下型枠（５）（６）の他端側にその
   先端部がそれぞれ嵌入して上・下型枠（５）（６）とで
   造型室を画成し、かつこれらの造型室にそれぞれ鋳物砂
   を吹き込むとともに吹込まれた鋳物砂を前記マッチプレ
   ート（４）とで圧縮する一対の上・下砂吹込み装置（７
   ）（８）と、前記上・下型枠（５）（６）を相互に進退
   動させる一対の上・下第１移動装置（１１）（１２）と
   、前記上・下砂吹込み装置（７）（８）を前記マッチプ
   レート（４）に対して水平に進退動させる一対の上・下
   第２移動装置（１６）（１７）と、前記上・下型枠（５
   ）（６）を前記マッチプレート（４）と対向する位置か
   ら９０度下降回動させてマッチプレート（４）からずら
   すとともに元位置に戻す第１回動装置（１３）と、この
   第１回動装置（１３）によって前記マッチプレート（４
   ）と対向する位置から９０度下降回動された前記上・下
   型枠（５）（６）を、前記第１回動装置（１３）による
   回動方向とは直交してさらに９０度下降回動させるとと
   もに元位置に戻す第２回動装置（１５）と、前記上・下
   型枠（５）（６）が第２回動装置（１５）によって９０
   度下降回動されるとともに前記上・下第１移動装置（１
   １）（１２）によって型合わせされた位置の上下に位置
   し、上・下型枠（５）（６）から鋳型を押し出す鋳型押
   出し装置（２０）（２１）と、を備えたことを特徴とす
   る無枠鋳型造型設備。