JPH03243153A - 電気機器の絶縁層形成方法 - Google Patents

電気機器の絶縁層形成方法

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JPH03243153A
JPH03243153A JP3749990A JP3749990A JPH03243153A JP H03243153 A JPH03243153 A JP H03243153A JP 3749990 A JP3749990 A JP 3749990A JP 3749990 A JP3749990 A JP 3749990A JP H03243153 A JPH03243153 A JP H03243153A
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JP
Japan
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aluminum silicate
modified aluminum
organic solvent
layer
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Pending
Application number
JP3749990A
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English (en)
Inventor
Takashi Tokuda
徳田 隆士
Akihiko Takahashi
昭彦 高橋
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 入 産業上の利用分舒 本発明ζよ、電気機器における耐熱・耐圧性の高い絶縁
層を形成する方法に関する。
B 発明の概要 本発明:よ、電気15i器の絶縁層形成方法にお参で、
前処理を兼ねて変性アルミニウムシリケートと有機溶剤
とからなる下地塗料により下地層を形成し、その後、基
剤としての変性アルミニウムシリケートと、充填剤とし
てのアルミナと、有機溶剤とを含有する無機系絶縁塗料
を塗装し、加熱乾燥することにより、耐熱性、耐圧性の
高い絶縁層を簡易に形成できろようにしたものである。
C従来の技術 一般の電気機器においては、通常コーティング法により
絶縁層の形成が行われている。
例えばかご形誘導電動機においては、効率を向上させる
ための一手法として損失低減があり、その−例として回
転子の漂遊負荷損の低減がある。この漂遊負荷損を低減
するためには、コーターパー間に誘起される電圧に基づ
いて回転子鉄心を通って流れる電流によろ横流損を低減
することが有効である。
このような理由から、かご形翼導電動機におし)で(よ
横流損を低減させろためにコーターバーと回転子鉄心と
の間に絶縁を施さnて5)ろ。そして、製造上−船釣に
:よスロット内壁に絶縁が施されるが、−船釣に:よ回
転子鉄心を絶縁塗料に浸漬して行うコーティング法が採
用されてしする。
ないという問題がある。
一方、耐熱・耐圧性の高い絶縁層を形成しようとすると
処理工程が複雑で処理コストが高いという問題もある。
したがって、例えばかご形翼導電動機のアルミダイキャ
ストロータにも対応できる、高耐熱・耐圧性の絶縁層を
簡易に且つ安定して形成する方法が求められている。
D 発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来から知られて−)る絶縁塗料を用い
ても耐熱・耐圧性が高い絶縁層が得られないという問題
がある。
即ら、前述したかご形誘導電動機のスロット内壁を従来
の9P!縁塗料で形成した場合、例えばアルミダイキャ
ストロータとする場合の溶融アルミニウムのJi度(7
00〜800℃)と圧力(100kg/ci以上)とに
耐えられ且つこのときに鋳物の巣の原因となる大量のガ
スを発生しない絶縁塗膜を安定的に形成できE 課題を
解決するための手段 本発明に係る電気機器の絶縁層形成方法は、前処理とし
て母材に変性アルミニウムシリケートと有機溶剤とから
なる下地塗料を浸漬塗装し、次いで加熱乾燥して下地層
を形成し、その後、基剤としての変性アルミニウムシリ
ケート15〜40重量部に対して充填剤としてのアルミ
ナ85〜60重量部と有機溶剤とを配合してなる無機系
絶縁塗料を上記母材の下地層上に塗装し、加熱乾燥して
絶縁層を形成することを特徴とする。
本発明で(よまず、母材の下地塗装を行なう。
この下地塗装は前処理も兼ねている。すなわら、下地塗
料中の有機溶剤により鉄心等の母材に付着しているプレ
ス油等が除去され、且つかIO)る有機溶剤が揮発した
後に;よ変性アルミニウムシリケートが反応して鉄心等
の母材表面に薄くて強固な下地1が形成される。なお、
塗装後の加熱乾燥は有!Sl溶剤が揮発しうろ温度、例
又は100〜200℃程度で行左ばよし)。
ここで、本発明で用いろ変性アルミニウムンリケートは
、ケイ酸塩系結合剤であり、シリケート(ケイ酸塩)の
硬化反応を促進する触媒としてアルミニウムを含有する
ものである。一方、有機溶剤は、母材に付着している油
等を効率よく除去できるものであればよく、例えばトル
エンが特に好適である。
かかる下地塗料における変性アルミニウムンリケートと
有機溶剤との配合割合(よ、好適には変性アルミニウム
シリケート2011Mに対して有機溶剤801!量部程
度とするのがより)。この配合割合から大きく外nカニ
下地塗料は、相等:e除去するという前処理と共に薄く
て強固な下地層が形成されろという効果を得られにくく
なる。
次に、本発明ではこのようにして得た下地層上に耐熱性
の絶縁層を形成する。
ここで用いる無機系絶縁塗料の基剤となる変性アルミニ
ウムシリケートは上述した下地塗料に用いろものと同種
である。また、充填剤として用いろアルミナは粉末状で
あれば特に限定されず、例えば平均粒子径4〜5μm程
度のものが好適である。
本発明では、変性アルミニウムシリケートとアルミナと
を組合せろことにより、高耐熱・耐圧性の無機系絶縁層
が得られ、かかる効果を得るためには、変性アルミニウ
ムシリケートとアルミナとを前者15〜40重量部に対
し、後者85〜60重量部の割合で用いる必要がある。
これは、これらの範囲以外の割合で用いても耐熱性・耐
圧性が向上するという効果が得られないからである。
かかる効果が得らnること8確かめるために次の試験を
行った。
変性アルミニウムシリケートとアルミナとの割合(組成
比)を次表のように変化させた絶縁層を形成してこnを
710℃の溶融アルミニウム中に10分間浸漬した場合
のP!縁層の剥離の有無を調へたところ、次表に示す結
果を得た。すなわち、次表に示すように上記範囲息外の
組成比とした場合には絶縁層が剥離してしま”、)、絶
縁、1の耐熱性の向上が認められなかった。
一方、ここで用し)る有機溶剤は塗料の粘度をy4整す
るためのものであり、例えばメタノールなどのアルコー
ル系溶剤を用いるのが望ましい。例えば作業性等を考慮
して200〜600 cpの粘度となるように調整する
には全体量中3〜10重量%程度用いればよい。
なお、本発明に用いろ無機系絶縁塗料:よ、上述した成
分の他、必要に応じて安定剤、顔料などの添加物を含有
するものである。
本発明で:よかかる無機系絶縁塗料を例えば回転子鉄心
のロータ内壁などの母材に塗装するので、この塗装は作
業性の面から?!l涜塗装が好ましい。そして、塗装後
、例えば300〜400℃の1度で加熱乾燥することに
より絶縁層とする。
なお、本発明に係る電気機器の絶縁層形成方法はかご形
回転子のスロット絶縁の他、各種電気機器の高耐熱・耐
圧絶縁に用いて有用なものである。
F  作     用 上記溝成の下地塗料を母材に浸漬塗装すると、有81溶
剤の作用により母材に付着しているプレス油等が除去さ
れろ。また、加熱乾燥により有機溶剤を除去すると変性
アルミニウムシリケートが反応して母材表面に薄くて強
固な下地層が形成されろ。
一方、上述した無機系絶縁塗料は、加熱乾燥されると、
変性アルミニウムシリケート中のアルミニウムが触媒と
なってシリケートの硬化反応が促進され、アルミナを含
有する高耐熱性の無機系絶縁層が形成されろ。また、上
記塗料は常温での乾燥性が良いので、均一な絶縁層が形
成されろ。
さらに、下地層と無機系11!!縁層とは同一成分のた
めに両者の密着力が良好であり、全体として強固で耐熱
性のある絶縁層となる。
実  施  例 以下、本発明を実施例に基づし)で説明する。
変性アルミニウムシリケート20重量部とトルエン80
重1部との混合1夜からなる下地塗料中に、8I21さ
また回転子鉄心を杓3分間浸漬し、その後収り出して3
0分間の自然乾燥を行い、次いで130℃の乾燥炉で2
時間の乾燥を行った。
乾燥後取り出して室温まで冷却した後、そのスロント部
にwA縁塗料を浸7jl塗装した。
この絶縁塗料は、変性アルミニウムンリケート25重量
部、平均粒子径4〜5μmのアルミナ70重量部及びメ
タノール5重量部を混合して調製したものである。
浸IN塗装後、約1時間自然乾燥し、次いで誘導加熱に
より300℃、1時間の加熱乾燥を行い、絶縁層を形成
した。
かかる回転子鉄心に、700〜730℃で溶融されたア
ルミニウムを140kg/cjの圧力でキャスティング
し、ローターバー及びエンドリングを形成し、実施例に
係るアルミダイキャストロータとした。
比較のため、上述した下地塗料の代りにトルエンのみを
用いて前処理を行5)、その倹間様にスロット部に絶縁
1を形成した回転子鉄心に、同様に溶融アルミニウムを
キャスティングしてローターバー及びエンドリングを形
成し、比較例に係るアルミダイキャストロータとした。
このように製造した実施例及び比較例のアルミダイキャ
ストロータのエンドリング部を切削により除去後、隣接
するローターバー間の抵抗値je測測定た。この結果を
第1図に示す。
第1図に示すように、実施例に係るロータでは比較例に
比べて抵抗値が約1ケタ大きくなっており、絶縁層と鉄
心との密着力が改善されていることが認められた。
また、両者のロータの鉄心部を旋常により切削し、アル
ミニウム導体及び鉄心界面の塗膜の形成状態を目視観察
して比較したところ、比較例のロータでは一部に塗膜の
剥離が認めらnだが、実施例のロータで(よ剥離:よ殆
んどみら1なかった。
このように本実施例の=−夕では強固に密着した絶縁層
が形成され、横流損が確実に低減さnlかご形翼導電動
機の効率アップを図ることができろ。
さらに、本発明方法により形成された絶縁層はセラミッ
ク塗膜であるので、例えばアルミダイキーストをする場
合に溶融アルミニウムの流れ性が改善され、アルミ導体
中の空隙の形成が低減できるという効果も奏することが
認められた。
なお、本発明方法でLよ、一般に行われている前処理の
代りに前処理を兼ねtコ下地層の形成を行うので、処理
工程数を増やすことなく塗膜の密着力を増大させるとい
う効果を得ることができろ。
また、塗装を浸漬塗装によって行うと、塗装ムラが少な
いので、例えばアルミダイキャスト後のローターバーと
回転子鉄心との間の抵抗道のバラツキが少いと咥う効果
も奏する。
果を示すグラフであるっ H完調の効果 本発明:よ、変性アルミニウムシリケートと有機溶剤と
からなる下地塗料により下地塗装を行った後、変性アレ
ミニラムシリケートとアルミナとを含有する無機系′@
縁塗料を塗装し、加熱乾燥することにより絶縁層を形成
する構成となって5)ろので、耐熱・耐圧性が嶌く密着
性の良好な絶縁層が簡易に形成できろ。
これを例えばかご形回転子のスロット絶縁に用L)ろと
横流損が確実に低減されてかご形翼導電動機の効率がア
ンプするという効果を得ることができ、またロスによる
温度上昇が抑えられ、電動機が小形化できろという効果
も奏する。
特  許  出  願  人 株式会社 明 1舎 代     理     人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  前処理として母材に変性アルミニウムシリケートと有
    機溶剤とからなる下地塗料を浸漬塗装し、次いで加熱乾
    燥して下地層を形成し、その後、基剤としての変性アル
    ミニウムシリケート15〜40重量部に対して充填剤と
    してのアルミナ85〜60重量部と有機溶剤とを配合し
    てなる無機系絶縁塗料を上記母材の下地層上に塗装し、
    加熱乾燥して絶縁層を形成することを特徴とする電気機
    器の絶縁層形成方法。
JP3749990A 1990-02-20 1990-02-20 電気機器の絶縁層形成方法 Pending JPH03243153A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001196217A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Sanshin:Kk 圧粉磁心の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001196217A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Sanshin:Kk 圧粉磁心の製造方法
JP4527225B2 (ja) * 2000-01-17 2010-08-18 ファインシンター三信株式会社 圧粉磁心の製造方法

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