JPH0324246A - 高炭素クロム軸受鋼 - Google Patents
高炭素クロム軸受鋼Info
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- JPH0324246A JPH0324246A JP15886889A JP15886889A JPH0324246A JP H0324246 A JPH0324246 A JP H0324246A JP 15886889 A JP15886889 A JP 15886889A JP 15886889 A JP15886889 A JP 15886889A JP H0324246 A JPH0324246 A JP H0324246A
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- bearing steel
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Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は高炭素クロム軸受鋼に関する。
従来の技術と発明の課題
高炭素クロム軸受鋼としては、通常、Ｊｌ！３ ＳＵＪ
Ｉ〜５が用いられているが、近年、軸受の一層の長寿命
化が要請されており、そのために上記鋼に特殊合金元素
を添加したり、製鋼法を改善したりする試みがなされて
いる。
Ｉ〜５が用いられているが、近年、軸受の一層の長寿命
化が要請されており、そのために上記鋼に特殊合金元素
を添加したり、製鋼法を改善したりする試みがなされて
いる。
しかしながら、このような方法では製造コストが高くな
るという問題がある。
るという問題がある。
この発明の目的は、上記問題を解決し、従来の軸受鋼よ
りも寿命が長くかつ製造コストの安い高炭素クロム軸受
鋼を提供することにある。
りも寿命が長くかつ製造コストの安い高炭素クロム軸受
鋼を提供することにある。
課題を解決するための手段
この発明による高炭素クロム軸受鋼は、ＮＯ．０１５〜
０．１０重量％を含み、不純物としてのＴｉの含有量が
０．００１重量％以下であることを特徴とするものであ
る。
０．１０重量％を含み、不純物としてのＴｉの含有量が
０．００１重量％以下であることを特徴とするものであ
る。
上記において、Ｎは、たとえばＪＩＳＳＵＪＩ〜５など
の公知の高炭素クロム軸受鋼に含有させられる。
の公知の高炭素クロム軸受鋼に含有させられる。
上記において、Ｎの含有量を０．０１５〜０．１０重量
％に限定したのは、次の理由による。
％に限定したのは、次の理由による。
Ｎは、これを高炭素クロム軸受鋼中に含有せしめること
により、この鋼に焼入れ処理を施したさいの安定状態の
残留オーステナイトの量を多くさせる性質を有している
。しかしながら、その含有量が０．０１５重量％未満で
はこの効果を得られず、０．１０重量％を越えると鋼中
に均一に固溶しなくなり、その結果鋼材に空孔が生じ、
熱間加工性が劣化して加工中に割れが生じる。したがっ
て、Ｎの含有量は０．０１５〜０．１０重量％の範囲内
で選ぶべきである。
により、この鋼に焼入れ処理を施したさいの安定状態の
残留オーステナイトの量を多くさせる性質を有している
。しかしながら、その含有量が０．０１５重量％未満で
はこの効果を得られず、０．１０重量％を越えると鋼中
に均一に固溶しなくなり、その結果鋼材に空孔が生じ、
熱間加工性が劣化して加工中に割れが生じる。したがっ
て、Ｎの含有量は０．０１５〜０．１０重量％の範囲内
で選ぶべきである。
また、この発明の高炭素クロム軸受鋼には、種々の不可
避不純物が含まれていてもよいが、その中で不純物とし
てのＴｉの含有量が０，００１重量％を越えると、Ｔｉ
とＮとが結合してＴＩＮが生成し、これにより鋼の疲労
強度が低下する。したがって、不純物としてのＴｉ含有
量の上限は０．００１重量％とすべきである。
避不純物が含まれていてもよいが、その中で不純物とし
てのＴｉの含有量が０，００１重量％を越えると、Ｔｉ
とＮとが結合してＴＩＮが生成し、これにより鋼の疲労
強度が低下する。したがって、不純物としてのＴｉ含有
量の上限は０．００１重量％とすべきである。
発明の効果
この発明による高炭素クロム軸受鋼は、Ｎを０．０１５
〜０．１０重量％含有しているので、焼入れ処理を施し
たさいの安定状態の残留オーステナイトの量が多くなり
、靭性が向上する。
〜０．１０重量％含有しているので、焼入れ処理を施し
たさいの安定状態の残留オーステナイトの量が多くなり
、靭性が向上する。
また、Ｔｉ含有量が０．００１重量％以下であるので、
疲労強度の低下を防止できる。したがって、これを用い
て製造された軸受の寿命が飛躍的に向上する。しかも、
一般的な元素であるＮを含有するだけであるので、製造
コストが安くなる。
疲労強度の低下を防止できる。したがって、これを用い
て製造された軸受の寿命が飛躍的に向上する。しかも、
一般的な元素であるＮを含有するだけであるので、製造
コストが安くなる。
実施例
以下、この発明の実施例を比較例とともに示す。
下表に示す１５種の高炭素クロム軸受鋼を用意し、これ
らの鋼から外径６０■、内径１８ＩＩＩ１１厚さ１１Ｉ
ｌｌの試験片を形成し、通常の熱処理（８３０℃で１時
間加熱後油冷却）を施した。
らの鋼から外径６０■、内径１８ＩＩＩ１１厚さ１１Ｉ
ｌｌの試験片を形成し、通常の熱処理（８３０℃で１時
間加熱後油冷却）を施した。
そして、森式転がり寿命試験機を使用して転がり寿命試
験を行った。試験条件は、 潤滑 ：＃６０スピンドル浸漬、 荷重 ： ４ ０ ０ ｋｇｆ／ａｍ２最大面圧
： ５ ３ ４ ｋｇｆ／＋ａ２応力繰返数：１８００
ｃｐｍ である。その結果も下表にまとめて示す。
験を行った。試験条件は、 潤滑 ：＃６０スピンドル浸漬、 荷重 ： ４ ０ ０ ｋｇｆ／ａｍ２最大面圧
： ５ ３ ４ ｋｇｆ／＋ａ２応力繰返数：１８００
ｃｐｍ である。その結果も下表にまとめて示す。
なお、下表において、実施例１〜４および比較例１の鋼
の基合金はＪＩＳＳＵＪ２であり、実施例５〜８および
比較例２の鋼の基合金はＪＩＳＳＵＪ ３であり、実施
例９〜１２および比較例３の鋼の基合金はＪＩＳＳＵＪ
５である。
の基合金はＪＩＳＳＵＪ２であり、実施例５〜８および
比較例２の鋼の基合金はＪＩＳＳＵＪ ３であり、実施
例９〜１２および比較例３の鋼の基合金はＪＩＳＳＵＪ
５である。
（以下余白）
上表から明らかなように、発明合金１〜１２は比較合金
１〜３に比べて、寿命が飛躍的に向上していることが分
かる。
１〜３に比べて、寿命が飛躍的に向上していることが分
かる。
以 上
Claims (1)
- Ｎ０．０１５〜０．１０重量％を含み、不純物としての
Ｔｉの含有量が０．００１重量％以下である高炭素クロ
ム軸受鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886889A JPH0324246A (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 高炭素クロム軸受鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886889A JPH0324246A (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 高炭素クロム軸受鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0324246A true JPH0324246A (ja) | 1991-02-01 |
Family
ID=15681161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15886889A Pending JPH0324246A (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 高炭素クロム軸受鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0324246A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6224688B1 (en) | 1997-08-18 | 2001-05-01 | Nsk Ltd. | Rolling bearing |
| KR20030034866A (ko) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | 삼성전기주식회사 | 편향요크 |
| JP2006161091A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Nsk Ltd | ピニオンシャフト |
-
1989
- 1989-06-21 JP JP15886889A patent/JPH0324246A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6224688B1 (en) | 1997-08-18 | 2001-05-01 | Nsk Ltd. | Rolling bearing |
| KR20030034866A (ko) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | 삼성전기주식회사 | 편향요크 |
| JP2006161091A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Nsk Ltd | ピニオンシャフト |
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