JPH0323976Y2 - - Google Patents

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JPH0323976Y2
JPH0323976Y2 JP18735986U JP18735986U JPH0323976Y2 JP H0323976 Y2 JPH0323976 Y2 JP H0323976Y2 JP 18735986 U JP18735986 U JP 18735986U JP 18735986 U JP18735986 U JP 18735986U JP H0323976 Y2 JPH0323976 Y2 JP H0323976Y2
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roof
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fluid supply
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は消雪装置に関するものである。特に、
屋根の上に積もつた雪を除去するための消雪装置
に係り、屋根を損傷せずに、容易に取付けること
ができ、かつ加熱流体供給管に保温材を巻き付け
るような手間のかかる作業を不要にしたことを特
徴とするものである。
〔従来の技術〕
従来、寒冷地域においては、家屋の屋根に積も
つた雪を除去するために、消雪装置が使用されて
いる。その一例として、例えば、第4図に示すよ
うな構造のものが知られている。
すなわち、この消雪装置は、屋根1の野地板2
の上に、該野地板2と間隔をおいて被覆板3を設
けることにより、屋根1の全面に亙つて流体通路
4を形成し、一方、家屋の壁5内に、加熱流体供
給管6を配設し、この加熱流体供給管6の一端部
をボイラやストーブ等の加熱装置(図示略)の排
気側に接続すると共に、他端部を前記屋根1に形
成された流体通路4内に突出させ、更にその端部
に流体通路4の長さ方向に沿つた噴出管7を設け
た構成となつている。
この装置では、加熱装置によつて生成された加
熱流体、例えば、高温排気、熱風、加熱蒸気など
を、加熱流体供給管6から噴出管7を介して、屋
根1の流体通路4へ送り込み、被覆板3を加熱す
ることにより、被覆板3の上に積もつた雪を融解
するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、前述のような従来の装置における次
のような問題点を解決せんとするものである。
すなわち、従来の装置においては、屋根1に形
成された流体通路4に加熱流体を送り込むため
に、屋根を二重構造にする必要があり、既設の屋
根にそのような改修を加えるためには、工事が繁
雑になり、屋根を損傷する他、工数、工期および
費用などの点から、工事は甚だ困難であるという
問題点がある。
また、被覆板3を均一に加熱するためには、前
記加熱流体供給管6や噴出管7を多数設けて加熱
流体を流体通路4内に満遍なく供給しなければな
らない。
更に、寒冷地では、加熱流体供給管からの無駄
な熱の放出を防ぐために、グラスウール等の断熱
材で被覆するが、これは非常に手間のかかる作業
である。この作業をあらかじめ成形した下部構成
体と上部構成体で挟むことによつて断熱処理し、
従来の断熱材の被覆作業を大幅に短縮することが
できると同時に、あらかじめ支持金具、保持部
材、加熱流体供給管、破風板を一体にして、軒先
方向に沿つて一定の長さで組み立てておき、短時
間で取付部を垂木に取り付けることができる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記のような従来の問題点を有効に
解消し得る屋根の消雪装置を提供せんとするもの
であり、屋根を損傷せずに、容易に、かつ短時間
に取付工事を行なうことができることを特徴とす
るものである。
すなわち、本考案の消雪装置は、屋根の野地板
の上面に、屋根の下端部から上方へ開口する流体
通路を形成し、前記流体通路の下端部に沿つて間
隔をおいて複数の支持金具を突出させ、該支持金
具の間に、前記流体通路の下端部に沿つた支持孔
を有する保持部材を取り付け、該保持部材の支持
孔内に、加熱流体を送るための加熱流体供給管を
配設し、該加熱流体供給管に、前記流体通路へ連
通した貫通孔を形成してなることを特徴とするも
のである。
〔作 用〕
本考案に係る屋根の消雪装置は、前記のような
構成を有し、屋根の流体通路に加熱流体を供給す
るための加熱流体供給管を、これを取り囲む保持
部材と共に、支持金具に対して着脱可能とし、こ
れによつて、加熱流体供給管の保温工事や消雪装
置の取り付けなどを簡易化すると共に、消雪効果
を向上せしめるものである。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を第1図に基づき説
明する。
第1図中、符号8は本実施例に係る消雪装置を
示すものである。本実施例における屋根9は切妻
屋根の一部を例示するものであるが、本考案の装
置は、逆切妻屋根や連続切妻屋根(M型)にも勿
論取付可能であり、その場合、後記の「軒先」と
は、屋根の傾斜の谷部分も包含する。
図示の実施例において、屋根9の野地板10の
上面に、屋根9の下端部から上方へ開口する流体
通路11を形成する。更に、前記流体通路11の
下端部に沿つて間隔をおいて複数の支持金具12
を突出させ、該支持金具12の間に、前記流体通
路11の下端部に沿つた支持孔13aを有する保
持部材13を取り付け、該保持部材13の支持孔
13a内に、加熱流体を供給するための加熱流体
供給管14を配設する。この加熱流体供給管14
には、前記流体通路11へ連通した貫通孔14a
を形成する。
次いで、これらの詳細について更に説明すれ
ば、流体通路11は、野地板10の上方にスペー
サー15を介して外側板16aおよび16bを取
り付けることによつて構成し、軒先から屋根9の
棟木(図示略)近傍に至る屋根9のほぼ全面に亙
つて形成されている。
前記の支持金具12は、ほぼコ字状の支持部1
2aと、この支持部12aに連続して設けられた
取付け部12bとによつて構成され、この取付け
部12bを、前記野地板10を支持する垂木17
の軒先側の端部に固定する。支持部12aはコ字
状の開放側を上向きにして、軒先から突出した状
態に保持されている。
前記保持部材13は、断熱材料によつて軒先の
全長とほぼ同等の長さに形成されており、支持金
具12の支持部12aに嵌合する下部構成体13
bと、この下部構成体13bの上方をほぼ半分に
わたつて覆う上部構成体13cとによつて構成さ
れている。下部構成体13bと上部構成体13c
とが重ならない部分は前記流体通路11に連通し
ている。そして、この保持部材13の内部に形成
された支持孔13aの断面は、本実施例ではほぼ
円形である。
前記加熱流体供給管14としては通常円管が好
適であり、前記支持部材13のほぼ全長にわたつ
て配設されている。また、この支持部材13と流
体通路11とが連通する部分において、前記加熱
流体供給管14には、多数の貫通孔14aが形成
されている。
この貫通孔14aは、加熱流体供給管14の長
さ方向に、所定の間隔をおいて形成されており、
その数および大きさは任意である。すなわち、加
熱流体供給管14に送り込まれる加熱流体を、流
体通路11へ均一に噴出するようにすればよい。
また、本実施例では、前記外側板16aの上面
に平板状のトタン板18が取り付けられており、
かつ、支持部材13の上部構成体13cには、ト
タン板18を支える鉄板受金具19が取り付けら
れている。
さらに、第1図中符号20で示すものは、屋根
9の上面に設けた雪止めである。
このような構成を有する本考案の消雪装置8を
屋根9に取付ける場合には、野地板10の上に、
外側板16aおよび16bをスペーサー15を介
して平箱状に組立てることによつて、流体通路1
1を軒先まで形成し、この流体通路11を軒先に
おいて開口させた状態のまま、垂木15に支持金
具12を取り付ける。次に、この支持金具12の
支持部12aに、保持部材13の下部構成体13
bを取り付け、その下部構成体13bに加熱流体
供給管14をはめ込み、更に、この加熱流体供給
管14および下部構成体13bを覆うようにして
上部構成体13cを取り付ける。この上部構成体
13cに取付けられている鉄板受金具19を、前
記外側板16aに接続し、更に、前記加熱流体供
給管14の一端部を加熱装置に接続し、加熱流体
を供給できるようにする。
このようにして取り付ける本実施例の消雪装置
8は、外側板16a,16b、支持金具12、保
持部材13、加熱流体供給管14および鉄板受金
具19などを、工場であらかじめ加工し、準備す
ることが可能であり、かつ屋根の構造を変更し、
あるいは損傷するようなことはないから、消雪装
置8の取り付け作業は簡易かつ迅速となる。
また、消雪装置8の保守や点検等においても、
保持部材13、加熱流体供給管14、および、鉄
板受金具19を一つのユニツトとして、家屋に対
てし着脱することができるので、家屋に損傷を与
えることがない。
更に、あらかじめ形成した下部構成体13bと
上部構成体13cで加熱流体供給管14を挟むこ
とによつて断熱処理し、従来行なわれた断熱材に
よる被覆作業に要する手間を大幅に短縮すること
ができる。
一方、前述のようにして取り付けられた本実施
例の消雪装置8は、加熱流体供給管14に形成し
た貫通孔14aから、屋根9上の流体通路11の
中に加熱流体を送り込んで、その熱により外側板
16aを介して、上面に積もつた雪を融解するも
のであるが、前記貫通孔14aが加熱流体供給管
14の長さ方向のほぼ全長に亙つて設けられてい
るので、屋根9を均一に加熱することができ、そ
の結果、効率のよい消雪が行なわれる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の
諸形状は単なる一例であつて、家屋の構造の変化
や設計上の都合などにより適宜に変更することが
可能である。
例えば、流体通路11を形成する際に、板状の
スペーサー15と外側板16a,16bとを用い
た例について示したが、第2図に示すように、前
記スペーサー15の代りに、断面が櫛歯状の凹凸
をなす金属板21を使用し、この金属板21の上
下に外側板16aおよび16bを取り付けること
ができる。また、第3図に示すように、金属板2
1の上面に、金属メツシユ22を貼着し、その上
下に外側板16aおよび16bを取り付けること
によつて、流体通路11を形成してもよい。
このような構成にすることにより、金属板21
や金属メツシユ22の良好な熱伝導性を利用し消
雪効果を向上させることができる。
さらに、第2図および第3図に示すように、金
属板21に多数の貫通孔23を形成して、流体通
路11に送り込まれた加熱流体と外側板16a,
16bとの接触を更に良好にすることもできる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案に係る屋根の消
雪装置は、屋根の野地板の上面に形成した流体通
路、複数の支持金具、支持孔を有する保持部材お
よび保持部材の支持孔内に取り付けた加熱流体か
らなり、保持部材や加熱流体供給管などの各部材
をユニツト化して屋根への取り付けを簡単にし、
かつ従来の断熱材による加熱流体供給管の被覆作
業に要する手間を大幅に短縮することができ、実
用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部縦断側面図、
第2図および第3図はそれぞれ本考案の他の実施
例の一部破断斜視図、および第4図は従来の消雪
装置の一例を示す要部の縦断側面図である。 8……消雪装置、9……屋根、10……野地
板、11……流体通路、12……支持金具、13
……保持部材、14……加熱流体供給管、14a
……貫通孔、15……スペーサー、16a,b…
…外側板、21……金属板、22……金属メツシ
ユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根の野地板の上面に、屋根の下端部から上方
    へ開口する流体通路を形成し、前記流体通路の下
    端部に沿つて間隔をおいて複数の支持金具を突出
    させ、該支持金具の間に、前記流体通路の下端部
    に沿つて支持孔を有する保持部材を取り付け、該
    保持部材の支持孔内に、加熱流体を送るための加
    熱流体供給管を配設し、該加熱流体供給管に、前
    記流体通路へ連通した貫通孔を形成してなること
    を特徴とする屋根の消雪装置。
JP18735986U 1986-12-04 1986-12-04 Expired JPH0323976Y2 (ja)

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JP18735986U JPH0323976Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5966170B1 (ja) * 2015-07-16 2016-08-10 秀夫 七尾 屋根融雪装置

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