JPH03239460A - 生産完了予定算出方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は生産完了予定時点を予測することによって生産
を管理する方法及びその方法に使用する装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

一般に生産ラインの生産管理を行う場合、管理者は生産
ラインに設けられた各装置の負荷を把握し、前記負荷が
各装置の処理能力を超えないように生産計画を立てて生
産ラインを管理ずれぽ、生産ラインの仕掛数は少なく、
工期が予定よりも延びることがなく良好な生産状態が実
現できる。

ところが、複雑な生産工程を有する生産ラインではこの
ような生産管理を行うことが困難であった。例えば、半
導体を生産する場合、投入された製品群であるロフトは
、生産ラインに設けられた複数の装置を予め定められた
順序で巡り、これらの装置で各種の生産処理を施され、
製品化される。

このような半導体の生産において、ロットは全ての生産
処理が完了するまでに前記順序に従って夫々の装置で複
数回の処理を施されるのが一般的であり、さらにこの処
理順序及び処理回数はロノ）の品種毎に異なるものであ
るため、管理者は、全ての装置毎の負荷を把握すること
が難しかった。

このため管理者は、夫々の品種毎に生産の主要工程とな
る装置を定め、この装置について負荷を予測し、この負
荷が装置の処理能力を超えないようにロフトの投入計画
を立てて生産管理を行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述の如き従来の生産管理においては、
全ての装置の負荷を求めることが難しく、生産ライン全
体の状況を把握することができないため、ロフトの生産
処理の完了日を予測することが困難であり、主要工程以
外の装置の負荷がその装置の処理能力を超え、工期が予
定よりも延びる場合であっても、管理者はその状態を把
握できず、このため工期の延びを抑止するためのロフト
の投入計画の変更を行うことができないという難点があ
った。

本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、生産
ラインにおける各装置の負荷を求め、これらの負荷の状
態と各装置の能力とに基づいてロットの生産処理の完了
予定時点を算出することにより、投入計画に対する工期
の延びを抑止するためのロットの投入計画の変更を行う
ことを可能とする生産完了予定日算出方法及びそれに用
いる装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段〕 本発明に係る生産完了予定算出方法は、装置毎の負荷の
変動を、製品群の投入予定数の変動と、生産完了予定の
算出の基準とする時点での仕掛数とに基づいて予測し、
予測された各装置の負荷と各装置の処理能力とを比較し
、予測された負荷が前記処理能力を超過する場合には、
負荷が処理能力を超過しないように、超過する負荷を、
その超過時点後の負荷に変更し、このように負荷が処理
能力を超過しないような製品群の負荷での生産完了予定
時点を算出する。

本発明に係る生産完了予定算出装置は、製品群の投入予
定数の変動を記憶する第１記憶手段と、前記製品群の生
産完了予定の算出の基準とする時点での仕掛数を記憶す
る第２記憶手段と、これらに記憶された投入予定数の変
動と前記仕掛数とに基づいて装置毎の負荷の変動を予測
する負荷予測手段と、前記装置の処理能力を記憶する第
３記憶手段と、この手段に記憶された各装置の処理能力
と前記負荷予測手段にて予測された各装置の変動する負
荷とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果にて
負荷が前記処理能力を超過する場合には、負荷が処理能
力を超過しないように、超過する負荷を、その超過時点
後の負荷に変更し、このように前記負荷が処理能力を超
えないような負荷計画での生産完了予定時点を計算する
完了予定計算手段とを設けてあり、これらの手段によっ
て投入予定の製品群の生産完了予定時点を算出するよう
にしである。

〔作用〕

製品群の変動する投入予定数と生産完了予定の算出の基
準とする時点での各装置における仕掛数とを加算すると
、装置毎の負荷の予測値が算出され、このように予測さ
れた各装置の負荷と予め求められる各装置の処理能力と
を比較すると、負荷が処理能力を超えるか否かが判別で
きる。そして生産完了予定時点を算出するとき、負荷が
処理能力を超える場合には、前記負荷が処理能力を超え
ないように、超過する負荷をその超過時点後の負荷に繰
り下げて装置別の投入負荷量を変更するので、製品群の
変動する投入数と装置の処理能力とに応した正確な生産
完了予定時点が算出できる。

〔実施例〕

以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的に
説明する。第１図は本発明に係る生産完了予定算出装置
の構成を示すブロック図であり、本実施例においては、
生産完了予定日を算出する方法及び装置について説明す
る。

図中１τよ製品群であるロフトの品種別の投入数ロフト
の品種別の工程フローチャート（工程の処理順序）１月
別の操業日数、工程対応装置情報（各工程と、その工程
において使用する装置とを対応付けた情報）、標準工期
（品種に対応して予め定められたロットの投入から各工
程に到達するまでの工期の標準値）、各生産装置の処理
能力を示す装置能力、装置台数等生産完了予定日に関係
するデータを人力する人力部である。この人力部１より
入力されたデータは、各装置の負荷の予測計算、生産処
理の完了日の計算等種々の演算処理を行う、負荷予測手
段及び生産完了予定計算手段に相当する演算部２へ与え
られる。また演算部２へは、生産ライン全般の管理を行
うためのポストコンピュータ５０から、該ホストコンピ
ュータ５０に各生産ラインの端末装置から日毎に入力さ
せられる装置別の仕掛数のデータが通信回線を通して与
えられる。

入力部１から演算部２へ与えられた前記データの中で前
記投入数、工程フローチャート等、投入されるロフトに
関係するデータは第１の記憶手段であるロットデータ記
憶部３に記憶され、仕掛数のデータは第２の記憶手段で
ある仕掛データ記憶部４に記憶される。また、さらに前
記工程対応装置情報、標準工期、装置能力、装置台数、
操業日数等、生産処理を行う装置及びその操業に関する
データは第３の記憶手段である装置データ記憶部５に記
憶される。このように前記ロットデータ記憶部３及び装
置データ記憶部５には、人力部１からの入力によって前
述したようなデータが予め記憶させられており、仕掛デ
ータ記憶部４には、演算部２にて後述する演算処理を行
う日の前日の最終的な各装置の仕掛数のデータ（演算処
理日の仕掛数となる）が記憶されるようになっている。

このようにロットデータ記憶部３．仕掛りデータ記憶部
４．装置データ記憶部５に記憶されたデータは適宜、演
算部２へ読み出されて演算処理されるようになっている
。そしてこの演算処理の結果はＣＲＴよりなる表示部６
へ表示されるようになっている。

次に前述の如き装置を用いて生産完了予定日の算出を行
う方法について説明する。第２図はその手順を示すフロ
ーチャート、第３図はロフトの投入計画を示す投入計画
表を表す図、第４図は品種Ａにおける工程フローチャー
ト及び標準工期を示す表を表す図、第５図は投入計画よ
り算出した変更前の負荷計画表を表す図、第６図は変更
後の負荷計画表を表す図である。

まず、装置データ記憶部５から工程対応装置データ、標
準工期、操業日数のデータを演算部２に読み出しくステ
ップ１）、投入数、第４図に示される如き工程フローチ
ャートをロットデータ記憶部３から演算部２に読み出す
くステップ２〉。そして、この日の装置別の仕掛数のデ
ータを仕掛データ記憶部４から演算部２へ読み出す（ス
テップ３〉。

次にこのように読み出されたデータに基づき、第３図に
示される如き投入計画に対して必要とされる装置毎の日
別のロフト処理数から日毎に変動している状態を呈する
負荷の予測値を第５図の負荷計画表に示す如く求める。

この場合、負荷計画の第１８目の負荷は日別の投入数に
前記仕掛数を加算して求める（ステップ４）。但し、第
５図は処理能力が５０ロット／日である装置に対する日
別の投入数を示すものである。

このように装置の負荷が求められると、装置ブタ記憶部
５から装置能力、装置台数のデータを読み出しくステッ
プ５）、日別の装置の負荷が各装置の処理能力（装置能
力×装置台数）以下であるか否かを判断する（ステップ
６）。各装置の負荷かその処理能力を超える日がある場
合には、その日の超過数を吹口以降に繰り下げて各日の
負荷が前記処理能力を超えないように前記工程フローチ
ャートにおいて後続する工程は投入数を全体的に繰り下
げる等の調整を行い、日別の負荷を第６図の負荷計画表
に示す如く変更する（ステップ７）。

但し、第６図は第５図に示される負荷計画に対する変更
方法を示すものであって、処理能力が５０ロット／日で
ある装置に対して第３日日は１０ロント／日の超過があ
り、このＩＯロフトを処理能力に３０ロット／日の余裕
がある第４日日に繰り下げた例を示している。

このような日別の負荷の調節は前記工程フローチャート
に示される工程の順序に従って行われる。

このためロフトの負荷を調整された装置に工程フローチ
ャートにおいて後続する工程は、全てこの調整に応して
投入数を全体的に繰り下げる等の対応を行う。

そして、前記工程フローチャートから各ロットについて
最終工程の装置を探し出し、この装置における所望のロ
ットの最終段入日を探し出してこの負荷計画に応したロ
フトの生産処理の完了予定日を求め、その結果を表示部
６に表示する（ステップ８）。

管理者は表示部６に表示された生産完了予定日を見て該
生産完了予定日に満足であるか否かを判断しくステップ
９）、満足である場合には演算処理を終了させ、この負
荷計画を実行する。一方、前記生産完了予定日に満足し
ない場合には、投入計画を再検討して変更しくステップ
ＩＯ）、再検討後の投入計画に対して前述のステップ４
以降の処理を繰り返し新たな完了予定日を示す。管理者
は適切な生産完了予定日が示されるまでこのような処理
を繰り返し、最適な投入計画を決定する。

このように生産ラインにおける各装置の負荷を求められ
ると、ロットの投入計画に応した生産完了日が予測でき
るので、この生産完了日の予測値を管理することにより
生産完了日が延びるような負荷計画がある場合でも、生
産完了日が延びないように予め負荷計画を変更すること
が可能である。

〔発明の効果〕

本発明は以上の如きものであり、生産ラインにおける各
装置の負荷を求め、これらの負荷の状態に基づいて製品
群の生産完了予定時点を算出するため、製品群の投入予
定数に対して前記生産完了予定時点が延びることが予測
される場合には、これを抑止するための製品群の負荷の
変更を行うことが可能である等本発明は優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る生産完了予定算出装置の構成を示
すブロック図、第２図はその生産完了予定算出の手順を
示すフローチャート、第３図はロットの投入計画を示す
投入計画表を表す図、第４図は品種Ａにおける工程フロ
ーチャート及び標準工期を示す表を表す図、第５図は投
入計画より算出した変更前の負荷計画表を表す図、第６
図は変更後の負荷計画表を表す図である。 ２・・・演算部　３・・・ロットデータ記憶部　４・・
・仕掛データ記憶部　５・・・装置データ記憶部なお、
図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の装置にて生産のための処理を施すべく各装
   置に投入される製品群の生産完了予定時点を算出する方
   法であって、 前記装置毎の負荷の変動を、製品群の投入予定数の変動
   と、前記算出の基準とする時点での仕掛数とに基づいて
   予測し、予測された各装置の変動する負荷と各装置の処
   理能力とを比較し、前記予測された負荷が前記処理能力
   を超過する場合には、負荷が処理能力を超過しないよう
   に、超過する負荷を、その超過時点後の負荷に変更し、
   製品群の生産完了予定時点を算出することを特徴とする
   生産完了予定算出方法。
2. （２）複数の装置にて生産のための処理を施すべく各装
   置に投入される製品群の生産完了予定時点を算出する装
   置であって、 前記製品群の投入予定数の変動を記憶する第１記憶手段
   と、 前記製品群の前記算出の基準とする時点での仕掛数を記
   憶する第２記憶手段と、 前記装置の処理能力を記憶する第３記憶手段と、 前記第１記憶手段と第２記憶手段とに記憶された投入予
   定数の変動と仕掛数とに基づいて装置毎の負荷の変動を
   予測する負荷予測手段と、 該負荷予測手段にて予測された各装置の負荷と、前記第
   ３記憶手段に記憶された各装置の処理能力とを比較する
   比較手段と、 該比較手段の比較結果にて前記負荷が前記処理能力を超
   過する場合には、負荷が処理能力を超過しないように、
   超過する負荷を、その超過時点後の負荷に変更し、生産
   完了予定時点を計算する完了予定計算手段と を具備することを特徴とする生産完了予定算出装置。