JPH03235792A - 船尾部の防食防汚装置 - Google Patents
船尾部の防食防汚装置Info
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- JPH03235792A JPH03235792A JP2866490A JP2866490A JPH03235792A JP H03235792 A JPH03235792 A JP H03235792A JP 2866490 A JP2866490 A JP 2866490A JP 2866490 A JP2866490 A JP 2866490A JP H03235792 A JPH03235792 A JP H03235792A
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- conduction film
- conductive film
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- Pending
Links
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Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は船尾部の防食防汚装置に関する。
鋼船の没水部は海水による腐食と海洋生物付着による推
進性能の低下を防止するため、海水と接する面には鋼板
防食のための防食塗料と海洋生物付着防止のための防汚
塗料とが塗り重ねられている。しかし、船尾部分には船
体を構成する鋼より電位が責な銅合金、ステンレス鋼等
よりなるプロペラ−が装備されている関係上、この間の
電位差によるガルハニソク電流によって船尾部分は極め
て腐食されやすい状態にあるので、防食亜鉛の付設又は
外部より電流を船舶外板没水部及びプロペラ−に流すカ
ソード防食法が前記した塗装による防食防汚方法に付加
され、実用に供されている。
進性能の低下を防止するため、海水と接する面には鋼板
防食のための防食塗料と海洋生物付着防止のための防汚
塗料とが塗り重ねられている。しかし、船尾部分には船
体を構成する鋼より電位が責な銅合金、ステンレス鋼等
よりなるプロペラ−が装備されている関係上、この間の
電位差によるガルハニソク電流によって船尾部分は極め
て腐食されやすい状態にあるので、防食亜鉛の付設又は
外部より電流を船舶外板没水部及びプロペラ−に流すカ
ソード防食法が前記した塗装による防食防汚方法に付加
され、実用に供されている。
しかしながら、防汚塗料による海洋生物付着防止におい
ては、防汚塗料に含有されている有害物質による環境汚
染問題がある。そこで、本出願人はさきに、防汚塗料に
よらない防汚手段として、例えば特願昭61− 248897号に記載のように、船体外板没水都に絶縁
層を設け、この上に耐酸化性電気導電膜を形成し、この
導電膜を陽極として通電し、導電膜表面より塩素を発生
させる方法を提案した。この場合、導電膜表面より適切
な量の塩素を均一に発生させるためには、導電膜の電位
を塩素発生電位近傍に保持することが必要である。
ては、防汚塗料に含有されている有害物質による環境汚
染問題がある。そこで、本出願人はさきに、防汚塗料に
よらない防汚手段として、例えば特願昭61− 248897号に記載のように、船体外板没水都に絶縁
層を設け、この上に耐酸化性電気導電膜を形成し、この
導電膜を陽極として通電し、導電膜表面より塩素を発生
させる方法を提案した。この場合、導電膜表面より適切
な量の塩素を均一に発生させるためには、導電膜の電位
を塩素発生電位近傍に保持することが必要である。
ところで、船体外板没水部に前記導電膜を施工じ、これ
を陽極と巳、プロペラ−を陰極として通電し防食防汚し
ようとすると、プロペラ−に近い船尾部の導電膜は電流
の集中により耐久性が低下するのに対し、船首部は電流
が不足し適切な量の塩素発生が行なわれず防汚効果が全
体的に一様に発揮されないという問題かある。
を陽極と巳、プロペラ−を陰極として通電し防食防汚し
ようとすると、プロペラ−に近い船尾部の導電膜は電流
の集中により耐久性が低下するのに対し、船首部は電流
が不足し適切な量の塩素発生が行なわれず防汚効果が全
体的に一様に発揮されないという問題かある。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、海
洋環境を汚染することなく、効果的に防食防汚を行うこ
とのできる船尾部の防食防汚装置を提供することを目的
とする。
洋環境を汚染することなく、効果的に防食防汚を行うこ
とのできる船尾部の防食防汚装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、船体外板没水部鋼板外面に絶縁膜
を形成し、上記絶縁膜上に耐酸化性導電膜を形成し、同
耐酸化性導電膜を陽極として直流電流を通電し船体外板
没水部を防汚するものにおいて、船尾没水部の一部を残
部に対して電気的に仕切り、この仕切られた船尾没水部
の耐酸化性導電膜を陽極とし、プロペラ−及び又は船体
鋼板を陰極として直流電流を通電する電源装置を具えた
ことを特徴とする。
を形成し、上記絶縁膜上に耐酸化性導電膜を形成し、同
耐酸化性導電膜を陽極として直流電流を通電し船体外板
没水部を防汚するものにおいて、船尾没水部の一部を残
部に対して電気的に仕切り、この仕切られた船尾没水部
の耐酸化性導電膜を陽極とし、プロペラ−及び又は船体
鋼板を陰極として直流電流を通電する電源装置を具えた
ことを特徴とする。
(作用〕
このような構成によれば下記の作用が行われる。
(1)船尾部導電膜を適切な塩素発生電位に保持するこ
とができ、船尾部の防汚が可能である。
とができ、船尾部の防汚が可能である。
(2) プロペラ−を陰極として通電することにより
、プロペラ−がカソード防食される。
、プロペラ−がカソード防食される。
(3)船体鋼板を陰極としておくことにより、絶縁膜及
び導電膜か破損し、船体鋼板が露出しても、導電膜から
露出した船体鋼板へ電流が流入するので、露出鋼板がカ
ソード防食される。
び導電膜か破損し、船体鋼板が露出しても、導電膜から
露出した船体鋼板へ電流が流入するので、露出鋼板がカ
ソード防食される。
[実施例〕
本発明の一実施例を図面について説明すると、第1図は
その全体系統図、第2図は第1図の船尾部の部分水平断
面図、第3図は第2図において船尾部の絶縁膜及び導電
膜が破損した場合の状況を示す同しく部分水平断面図で
ある。
その全体系統図、第2図は第1図の船尾部の部分水平断
面図、第3図は第2図において船尾部の絶縁膜及び導電
膜が破損した場合の状況を示す同しく部分水平断面図で
ある。
まず第1〜2図において、1は海水2に接する船体外板
を構成する鋼板、3は鋼板1の外側を被覆する樹脂系強
化プラスチック等よりなる絶縁膜、4は絶縁膜3の外側
を被覆する炭素、マグネタイト、貴金属等と有機質バイ
ンダーとからなる耐酸化性電気導電膜であり、船尾部で
は、適宜中の露出絶縁膜3を介して残部の導電膜4と電
気的に仕切られている。耐酸化性電気導電膜(以下導電
膜という)4は、リード線5を介して直流電源6の(+
)極に接続されている。
を構成する鋼板、3は鋼板1の外側を被覆する樹脂系強
化プラスチック等よりなる絶縁膜、4は絶縁膜3の外側
を被覆する炭素、マグネタイト、貴金属等と有機質バイ
ンダーとからなる耐酸化性電気導電膜であり、船尾部で
は、適宜中の露出絶縁膜3を介して残部の導電膜4と電
気的に仕切られている。耐酸化性電気導電膜(以下導電
膜という)4は、リード線5を介して直流電源6の(+
)極に接続されている。
7はプロペラ−であり、プロペラ−シャフト8.スリッ
ピング9及びリード線10を介して直流電源6の(−)
極に接続されている。
ピング9及びリード線10を介して直流電源6の(−)
極に接続されている。
スリッピング9はプロペラ−シャフト8とリード線10
を電気的に接続するためのものであり、カーボンブラシ
、銀合金ブラシ等により構成される。
を電気的に接続するためのものであり、カーボンブラシ
、銀合金ブラシ等により構成される。
11は一方を直流電源6の(−)極と接続されたリード
線10より分岐したリード線12と、他方を船体鋼板1
とアースされたり一ト線13に接続されており、船体鋼
板1への電流流入をコントロールする抵抗体である。
線10より分岐したリード線12と、他方を船体鋼板1
とアースされたり一ト線13に接続されており、船体鋼
板1への電流流入をコントロールする抵抗体である。
このような構成において、直流電源6をオンにすると、
船尾部に構成された耐酸化性電気導電膜4よりプロペラ
−7に向かって直流電流14が流れる。この結果、耐酸
化性電気導電膜4表面では塩素発生が起こり、海洋生物
がその表面へ付着することを防止する。
船尾部に構成された耐酸化性電気導電膜4よりプロペラ
−7に向かって直流電流14が流れる。この結果、耐酸
化性電気導電膜4表面では塩素発生が起こり、海洋生物
がその表面へ付着することを防止する。
一方、プロペラ−7は直流電流14の流入により電位が
卑劣向へ引き下げられ、カソード防食され、この結果、
腐食の発生が防止される。
卑劣向へ引き下げられ、カソード防食され、この結果、
腐食の発生が防止される。
次に、何らかの原因で、第3図に示すように、絶縁膜3
及び耐酸化性電気導電PJ4の破損により船体鋼板1の
露出部15が形成された場合、船体鋼板1が直流電源6
の(−)極とり一ト線13.抵抗体11.リート線12
を介して接続されているため、耐酸化性電気導電膜4か
ら流出した直流電流16の一部が露出部15に流入し、
その結果、そこがカソード防食される。
及び耐酸化性電気導電PJ4の破損により船体鋼板1の
露出部15が形成された場合、船体鋼板1が直流電源6
の(−)極とり一ト線13.抵抗体11.リート線12
を介して接続されているため、耐酸化性電気導電膜4か
ら流出した直流電流16の一部が露出部15に流入し、
その結果、そこがカソード防食される。
そして、この防食強度は抵抗体11をコントロールする
ことにより、良好な防食か達成される。
ことにより、良好な防食か達成される。
なお、船尾部以外の船体外板没水部は前記特願昭61−
248897号所載の手段により、防汚及び防食ができ
ることはいうまでもなく、その際、船尾部外板没水部と
の間には適宜中で露出する絶縁層を介して両段水都の導
電膜は電気的に仕切られ、それぞれの電位に維持される
。
248897号所載の手段により、防汚及び防食ができ
ることはいうまでもなく、その際、船尾部外板没水部と
の間には適宜中で露出する絶縁層を介して両段水都の導
電膜は電気的に仕切られ、それぞれの電位に維持される
。
〔発明の効果]
要するに本発明によれば、船体外板没水部鋼板外面に絶
縁膜を形成し、上記絶縁膜上Cコ耐酸化性導電膜を形成
し、同耐酸化性導電膜を陽極として直流電流を通電し船
体外板没水部を防汚するものにおいて、船尾没水部の一
部を残部に対して電気的に仕切り、この仕切られた船尾
没水部の耐酸化性導電膜を陽極とし、プロペラ−及び又
は船体鋼板を陰極として直流電流を通電する電源装置を
具えたことにより、海洋環境を汚染することなく、効果
的に防食防汚を行うことのできる船尾部の防食防汚装置
を得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
縁膜を形成し、上記絶縁膜上Cコ耐酸化性導電膜を形成
し、同耐酸化性導電膜を陽極として直流電流を通電し船
体外板没水部を防汚するものにおいて、船尾没水部の一
部を残部に対して電気的に仕切り、この仕切られた船尾
没水部の耐酸化性導電膜を陽極とし、プロペラ−及び又
は船体鋼板を陰極として直流電流を通電する電源装置を
具えたことにより、海洋環境を汚染することなく、効果
的に防食防汚を行うことのできる船尾部の防食防汚装置
を得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図5第2図は
第1図の船尾部の部分水平断面図、第3図は第2図にお
いて船尾部の絶縁膜及び導電膜が破損した場合の状況を
示す同しく部分水平断面図である。 ■・・・船体鋼板、2・・・海水、3・・・絶縁膜、4
・・・耐酸化性電気導電膜、5・・・リード線、6・・
・直流電源、7・・・プロペラ−18・・・プロペラ−
シャフト、9・・・スリッピング、10・・・リード線
、11・・・抵抗体、12.13・・・リート線、14
・・・直流電流、15・・・露出部、16・・・直流電
流。
第1図の船尾部の部分水平断面図、第3図は第2図にお
いて船尾部の絶縁膜及び導電膜が破損した場合の状況を
示す同しく部分水平断面図である。 ■・・・船体鋼板、2・・・海水、3・・・絶縁膜、4
・・・耐酸化性電気導電膜、5・・・リード線、6・・
・直流電源、7・・・プロペラ−18・・・プロペラ−
シャフト、9・・・スリッピング、10・・・リード線
、11・・・抵抗体、12.13・・・リート線、14
・・・直流電流、15・・・露出部、16・・・直流電
流。
Claims (1)
- 船体外板没水部鋼板外面に絶縁膜を形成し、上記絶縁
膜上に耐酸化性導電膜を形成し、同耐酸化性導電膜を陽
極として直流電流を通電し船体外板没水部を防汚するも
のにおいて、船尾没水部の一部を残部に対して電気的に
仕切り、この仕切られた船尾没水部の耐酸化性導電膜を
陽極とし、プロペラー及び又は船体鋼板を陰極として直
流電流を通電する電源装置を具えたことを特徴とする船
尾部の防食防汚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2866490A JPH03235792A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 船尾部の防食防汚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2866490A JPH03235792A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 船尾部の防食防汚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235792A true JPH03235792A (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=12254777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2866490A Pending JPH03235792A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 船尾部の防食防汚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03235792A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663184U (ja) * | 1993-02-10 | 1994-09-06 | 三菱重工業株式会社 | 鋼構造物用海洋生物付着防止装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6487791A (en) * | 1987-06-30 | 1989-03-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Antifouling device for structure in contact with seawater |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP2866490A patent/JPH03235792A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6487791A (en) * | 1987-06-30 | 1989-03-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Antifouling device for structure in contact with seawater |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0663184U (ja) * | 1993-02-10 | 1994-09-06 | 三菱重工業株式会社 | 鋼構造物用海洋生物付着防止装置 |
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