JPH03235235A - 記録再生装置,記録装置,再生装置 - Google Patents

記録再生装置,記録装置,再生装置

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JPH03235235A
JPH03235235A JP2846690A JP2846690A JPH03235235A JP H03235235 A JPH03235235 A JP H03235235A JP 2846690 A JP2846690 A JP 2846690A JP 2846690 A JP2846690 A JP 2846690A JP H03235235 A JPH03235235 A JP H03235235A
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JP2846690A
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Yuuko Morikawa
森川 有子
Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
Harunori Kawada
河田 春紀
Toshihiko Takeda
俊彦 武田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、大容量・高密度の、特にプローブ電極に特徴
を有した記録再生装置、記録装置、再生装置に関する。
[従来の技術] 近年、記録再生装置におけるデータの記録容量は年々大
きくなる傾向があり、記録単位の大きさは小さく記録密
度は高くなっている。例えば、光記録によるディジタル
・オーディオ・ディスクにおいては記録単位の大きさは
1μm2程度にまで及んでいる。その背景には、メモリ
材料開発の活発化があり、有機色素・フォトポリマーな
との有機薄膜を用いた安価で高密度な記録媒体が登場し
てきている。
一方、最近、導体の表面原子の電子構造を直接観察でき
る走査型トンネル顕微鏡(以後STMと略す)が開発さ
れ[G、 B1nn1g et al、、 He1ve
ticaPhysica Acta、 55.726 
(1982)] 、単結晶、非晶質を問わず実空間像の
高い分解能の測定ができるようになり、しかも媒体に電
流による損傷を与えずに低電力で観測できる利点をも有
し、さらに大気中でも動作し種々の材料に対して用いる
ことができるため広範囲な応用が期待されている。
かかるSTMは金属の探針(プローブ電極)と導電性物
質の間に電圧を加えて1 nm程度の距離まで近づける
とトンネル電流が流れることを利用している。この電流
は両者の距離変化に非零に敏感であり、電流もしくは両
者の平均的な距離を一定に保つように探針を走査するこ
とにより実空間の表面情報を得ることができる。この際
、面内方向の分解能は1人程度である。
このSTMの原理を応用すれば十分に原子オーダー(数
人)での高密度記録再生を行うことが可能である。この
際の記録再生方法としては、粒子線(電子線、イオン線
)或いはX線等の高エネルギー電磁波及び可視・紫外線
等のエネルギー線を用いて適当な記録層の表面状態を変
化させて記録を行い、STMで再生する方法や、記録層
として電圧電流のスイッチング特性に対してメモリ効果
をもつ材料、例えばπ電子系有機化合物やカルコゲン化
物類の薄膜層を用いて、記録・再生をSTMを用いて行
う方法等が提案されている。
この分子レベルの記録再生を行うためには、記録層に対
向する探針先端部の曲率半径が小さければ小さいほど記
録密度が高くなるため、理想的には1原子程度まで鋭く
なっている探針が望まれている。と同時に、記録・再生
システムの機能向上、特に高速化の観点から、多数のプ
ローブを同時に駆動すること(プローブのマルチ化)が
提案され、この為に同一基板上に作製された特性の揃っ
たプローブが求められている。
従来、上記の様な電極面積あるいは先端部の極率半径が
小さいプローブ電極は切削及び電界研磨法等を用いて製
造されていた。切削法では時計旋盤を用いて繊維状結晶
の線材を切削し曲率半径5乃至10μmの微小先端部を
もつプローブの製造が可能であり、ダイスによる線引加
工によれば曲率半径10μm以下のものが可能である。
また、電界研磨法はプローブとなる線材(通常、直径1
 ma+以下)を電界液中で電圧印加によって浸食させ
先端を尖らせるものであるが、先端曲率半径0.1乃至
1μmと切削法より微小なプローブを製造することがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] これら従来の微小プローブ製造方法のうち、切削法は先
端曲率を小さくすることに適していないばかりでなく、
プローブに応力が加わるために曲がり易いという欠点も
有している。また、電界研磨法で作製したプローブ先端
も決して原子、分子オーダの曲率半径を満足するもので
はない。更に、上述した従来の製造方法では微小な形状
を再現性よく作製することが難しく、製造工程での歩留
まりが低いと同時に、同一基板上に特性の揃つた多数の
プローブを作製することは困難であフた。
また、上記方法で製作したプローブ電極は、ネジによる
固定やばね力による保持などで装置に固定されるため、
プローブ電極の先端に着目すると剛性が弱く、即ち固有
振動数が低いという欠点もある。この事は電解研磨法に
よって作製されたプローブ電極の先端についてもいえる
ことである。
従って上述の記録方法は、何れもSTMの特徴を生かし
た高密度記録を可能にする方法ではあるが、この高密度
化は、プローブ電極の先端曲率半径をいかに小さく形成
するかに依存している。
すなわち、本発明の目的とするところは、かかる問題点
を解消したプローブ電極を具備した記録再生装置、記録
装置、再生装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用コ本発明の特徴と
するところは、高分子材料からなる微小突起が導電性媒
体で被覆されているプローブ電極を有することを特徴と
する記録再生装置、又は記録装置、あるいは再生装置に
ある。
また、前記プローブ電極が、形状として円錐もしくは角
錐状の構造を有する微小突起で構成されている、又は、
材料として金、銀、白金、パラジウムいずれかの貴金属
、もしくは、それらの合金によって被覆された微小突起
で構成されている、又は、前記プローブ電極が、高分子
材料表面の微小領域を金属又は金属酸化物で被覆形成し
、該微小領域をマスクとして、該高分子材料上にレーザ
ーを照射することで得られる微小突起で構成されたもの
を具備する記録再生装置、又は記録装置、あるいは再生
装置も特徴とする。
さらには、前記プローブ電極に隣接して増幅器を備えた
構成を有すること、あるいはまた、前記プローブ電極が
複数備えられている記録再生装置、又は記録装置、ある
いは再生装置をも特徴とするものである。
すなわち、本発明は、プローブ電極、該プローブ電極に
対向して設けられた記録媒体、該プローブ電極と該記録
媒体の間に電圧を印加する手段、を有する記録再生装置
、記録装置、再生装置において、プローブ電極として、
レーザー照射によって基板上に形成された、かつ、高分
子材料からなる微小突起を用いることによって、記録・
再生を高密度かつ信頼性高く行うことを可能としたもの
である。
以下、本発明の各構成部について詳細に説明する。
くプローブ電極〉 本発明に係るプローブ電極の製造方法においては、同一
基板上の任意の箇所に同一形状の複数の突起を容易に形
成することができる。すなわち、微小な開口部面積をも
つマスクを基板上に設置し、金属ないし金属酸化物の微
小領域を形成したのち、従来公知のレーザーアブレーシ
ョンを用いて、基板上に高分子材料からなる先端曲率半
径がμm以下の円錐もしくは角錐形の突起物を形成し、
更に配線用金属を付加することで同一基板上に同−形状
の複数のプローブ電極を任意の箇所に容易に形成できる
かかるプローブ電極においては、炭酸ガスレーザー、 
YAGレーザ−、エキシマレーザ−等を用いたレーザー
アブレーション技術により微小突起を形成するため、微
小突起材料は、ポリイミド、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ナイロンなどの高分子材料が好まし
い。また、この高分子材料は、ガラス等の絶縁性基板、
シリコン等の半導体性基板上面に形成してもよく、高分
子材料そのものを基板として用いることも可能である。
次に、高分子材料上に形成する微小領域は、従来公知の
薄膜作製技術、フォトリソグラフ技術エツチング技術が
適用できる他、金属粒子を高分子材料に混入し、薄膜を
形成することで得ることが可能であり、その作製方法は
何ら限定するものではない。例えば、基板を回転させた
状態でかかる基板上に対して斜め方向から開口部に向っ
て所望の材料を蒸着し、その後マスクを除去することに
より、前記高分子材料上に微小領域を形成することがで
きる。その他、蒸着方向においては、マスク間口部正面
より蒸着してもよく、又、斜め蒸着を2方向以上から同
時に行えば基板を回転させる必要がなくなる。更に、マ
スク蒸着だけでなく、フォトリソグラフ技術、エツチン
グ技術を通用することで、微小領域の面積を小さくする
ことが可能となり、曲率半径の小さなプローブ電極を得
られる様になる。微小領域を作製する手段として蒸着に
よる方法例を挙げたが、ここで言う蒸着法とは、抵抗加
熱法や電子ビーム法による真空蒸着以外にも、広く分子
線ビームエピタキシャル法、イオンビーム成長法等を含
むものである。
又、スパッタリング法や化学気相成長法など他の一般的
な薄膜成長方法によっても作製することかできる。
また、微小領域を形成する材料としては、金属、金属酸
化物などいずれでもよいが、経時及び環境に対する安定
性からAu、 Ag、 Pt、 Pdなどの貴金属やそ
れらの合金が望ましい。
一方、微小突起を形成するレーザーアブレーションでは
、従来技術の中ではArF、にrF、 XeCLXeF
などのエキシマレーザ−が好適であり、かかるエキシマ
レーザ−照射では、目的とする表面部分だけを容易に短
時間で制御よく改質することができる。また、ミクロン
レベルまでの任意の形状3位置制御が精度よく行なえる
。従って、本発明において同一基板上に同一形状の微小
突起を形成する上で、レーザーアブレーションは非常に
通している。更に、アブレージコン過程は、発振波長1
強度、パルス数などの照射条件を変化させることで制御
することが可能である。よって、高分子材料上に作成し
た所望の微小領域をエキシマレーザ−照射におけるマス
クとして利用し、この材料にエキシマレーザ−を照射す
ることで、微小領域に高分子材料による微小突起を形成
することができる。
この様にして形成された微小突起をプローブ電極として
用いるためには、微小突起に配線用の導電性材料を付加
すればよい。断る導電性材料は、金属でも導電性薄膜で
もよく何ら限定するものではない。
以上の様にして、簡易な製造方法で、同時に多数のプロ
ーブ電極を形成することが可能になり、更に、特性の揃
りたプローブが得られることからプローブ電極のマルチ
化に大きく貢献することができる。更に、プローブ電極
の特性が揃っているので、記録再生を再現性よく行うこ
とができ、システムの機能向上が可能になる。
く記録媒体〉 本発明で用いられる記録媒体としては、電流・電圧特性
に於いて、メモリースイッチング現象(電気メモリー効
果)をもつ材料を利用できる。
例えば、 (1)酸化物ガラスやホウ酸塩ガラスあるいは周期律表
III、 IV、 V、 Vl族元素と化合したSe、
 Te、^Sを含んだカルコゲン化物ガラス等のアモル
ファス半導体が挙げられる。それらは光学的バンドギャ
ップEgが0.6〜1.4eVあるいは電気的活性化エ
ネルギーΔEが0.7−1.6eV程度の真性半導体で
ある。カルコゲン化物ガラスの具体例としては、As−
5e−Te系、Ge−As−5e系、5i−Ge−As
−Te系、例えばSj+aGe14ASsTees  
(添字は原子%)、あるいはGe−Te−X系、S 1
−Te−X系(X=少量のV、VX族元素)例えばGe
、、Te、、5b2S2が挙げられる。更にはGe−5
b−5e系カルコゲン化物ガラスも用いることができる
上記化合物を電極上に堆積したアモルファス半導体層に
おいて、膜面に垂直な方向にプローブ電極を用いて電圧
を印加することにより媒体の電気メモリー効果を発現す
ることができる。
斯る材料の堆積法としては従来公知の薄膜形成技術で充
分本発明の目的を達成することができる。例えば好適な
成膜法としては、真空蒸着法やクラスターイオンビーム
法等を挙げることができる。また、断る材料の電気メモ
リー効果は数#、lIl以下の膜厚で観測されており、
記録媒体としての記録分解能に関しては、より薄い方が
好ましいか、均一性、記録性の観点から100Å以上1
μm以下の膜厚のものが良く、更に好適には1000Å
以下の膜厚のものがよい。
(2)更にはテトラキノジメタン(TCNQ)、TCN
Q誘導体、例えばテトラフルオロテトラシアノキノジメ
タン(TCNQF4)、テトラシアノエチレン(TCN
E)およびテトラシアノナフトキノジメタン(TNAP
)などの電子受容性化合物と銅や銀などの還元電位が比
較的低い金属との塩を電極上に堆積した有機半導体層も
挙げることができる。
断る有機半導体層の形成法としては、銅あるいは銀の電
極上に前記電子受容性化合物を真空蒸着する方法が用い
られる。
また、斯る有機半導体の電気メモリー効果は、数十μm
以下の膜厚のもので観測されているが、成膜性、均一性
の観点から100人〜1μmの膜厚のものが好ましい。
(3)また更にはアモルファスシリコンを材料とした記
録媒体を挙げることができる。例えば金属/a−5i 
(p”層/n層/i層)あるいは金属/a−5i(、+
層/p層/i層)の層構成を有する記録媒体であり、a
−5iの各層の堆積法は従来公知の方法によって充分行
うことが可能である。本発明では好適にはグローディス
チャージ法(GD)が用いられる。a−5iの膜厚はn
層としては2000人〜8000人、1 、14層は1
000人程度が好適であり、全膜厚は0.5μm〜1μ
m程度のものが良い。
(4)また更にはπ電子準位をもつ群と0電子率位のみ
を有する群を併有する分子を電極上に積層した記録媒体
を挙げることができる。
本発明に好適なπ電子系を有する色素の構造としては例
えば、フタロシアニン、テトラフェニルポルフィン等の
ポルフィリン骨格を有する色素、スクアリリウム基及び
クロコニックメチン基を結合鎖としてもつアズレン系色
素及びキノリン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾー
ル等の2ケの含窒素複素環をスクアリリウム基及びクロ
コニックメチン基により結合したシアニン系類似の色素
、またはシアニン色素、アントラセン及びピレン等の縮
合多環芳香族、及び芳香環及び複素環化合物が重合した
鎮状化合物及びジアセチレン基の重合体、さらにはテト
ラキノジメタンまたはテトラチオフルバレンの誘導体お
よびその類縁体およびその電荷移動錯体また更にはフェ
ロセン、トリスビピリジンルテニウム錯体等の金属錯体
化合物が挙げられる。
有機記録媒体の形成に関しては、具体的には蒸着法やク
ラスターイオンビーム法等の適用も可能であるが、制御
性、容易性そして再現性から公知の従来技術の中ではL
B法が極めて好適である。
このLB法によれば1分子中に疎水性部位と親木性部位
とを有する有機化合物の単分子膜またはその累積膜を基
板上に容易に形成することができ、分子オーダの厚みを
有し、かつ大面積に亘って均一、均質な有機超薄膜を安
定に供給することができる。
LB法は、分子内に親水性部位と疎水性部位とを有する
構造の分子において、両者のバランス(両親媒性のバラ
ンス)が適度に保たれている時、分子は水面上で親水性
基を下に向けて単分子の層になることを利用して単分子
膜またはその累積膜を作成する方法である。
疎水性部位を構成する基としては、一般に広く知られて
いる飽和及び不飽和炭化水素基や縮合多環芳香族基及び
鎮状多環フェニル基等の各種疎水基が挙げられる。これ
らは各々単独又はその複数が組み合わされて疎水性部分
を構成する。一方、親水性部分の構成要素として最も代
表的なものは、例えばカルボキシル基、エステル基、酸
アミド基、イミド基、ヒドロキシル基、更にはアミノ基
、(1,2,3級及び4級)等の親水性基等が挙げられ
る。これらも各々単独又はその複数が組合わされて上記
分子の親水性部分を構成する。
これらの疎水性基と親木性基をバランス良く併有し、か
つ適度な大きさをもつπ電子系を有する色素分子であれ
ば、水面上で単分子膜を形成することが可能であり、本
発明に対して極めて好適な材料となる。
具体例としては、例えば下記の如き分子等が挙げられる
〈有機材料〉 [I]クロコニックメチン色素 R+            R+ ここで81は前述の0電子率位をもつ群に相当したもの
で、しかも水面上で単分子膜を形成しやすくするために
導入された長鎖アルキル基で、その炭素数nは5≦n≦
30が好適である。
以上具体例として挙げた化合物は基本構造のみであり、
これら化合物の種々な置換体も本発明において好適であ
ることは言うにおよばない。
[IIコスクアリリウム色素 [I]で挙げた化合物のクロコニックメチン基を下記の
構造を持つスクアリリウム基で置き換えた化合物。
H3 −CHJHC3Hy M =H2,Cu、 Ni、 AI!−C14,5iC
I!2及び希土類金属イオン [III ] ポルフィ リ ン系色素化合物 R= O(:)I (COOH) C,H2n−I5 
< n < 25M =H2,Cu、Ni、  Zn、
Ai’−CA’、5ICj!z及び希土類金属イオン [■コ 縮合多環芳香族化合物 COOH r R= CnH,rlol   5 < n < 25M
=H2,Cu、  Ni、  Zn、  Al−Cl、
  5ilJ12及び希土類金属イオン Rは単分子膜を形成しやすくするために導入されたもの
で、ここで挙げた置換基に限るものではない。又、81
〜R4,Rは前述したσ電子準位をもつ群に相当してい
る。
[V]ジアセチレン化合物 0≦n、m<20 但しn+m>10 Xは親木基で一般的には−COOHが用いられるが−O
H,−CONH2等も使用できる。
[VT]その他 2) Quinquethienyl 尚、上記以外でもLB法に通している色素材料であれば
、本発明に好適なのは言うまでもない。例えば、近年研
究が盛んになりつつある生体材料(例えばバクプリオロ
トプシンやチトクロームC)や合成ポリペプチド(PB
LGなと)等も通用が可能である。
これらのπ電子準位を有する化合物の電気メモリー効果
は数十μl以下の膜厚のもので観測されているが、成膜
性、均一性の観点から15〜2000人の膜厚のものが
好ましい。
以上(1)〜(4)項に渡って述べた電気メモリー効果
を有する材料を支持する基板としては、電極としての性
格を有する必要があるが、10−’(Ω・am−’)以
上の電導率を有する導電体であれば全て使用することが
できる、即ちAu、 Pt、 Pd。
Ag、 AR,In、 Sn、 Pb、 W等の金属板
やこれらの合金、或いはこれら金属や合金を蒸着したガ
ラス。
セラミックス、プラスチック材料、又はSt(結晶、ア
モルファス)やグラファイト、又、更にはITO等の導
電性酸化物を始めとして数多くの材料が挙げられる。
く記録・再生装置の構成〉 第1図は、本発明に係るプローブ電極が、位置検出用の
ものと記録・再生用の2本官する場合の記録装置を示す
ブロック図である。第1図中、102及び103は各々
記録・再生用及び位置検出に用いられるプローブ電極で
あり、これら2本のプローブ電極間の距離は、圧電素子
を用いたプローブ電極間隔微調節機構112により微調
節可能であるが、通常は一定の間隔に保たれる。106
はプローブ電流増幅器で、109はプローブ電流が一定
になるように圧電素子を用いた微動機構107.108
を制御するサーボ回路である。113は記録・再生用プ
ローブ電極102と基板電i 104との間に記録/消
去用のパルス電圧を印加するための電源である。
パルス電圧を印加するときプローブ電流が急激に変化す
るためサーボ回路109は、その間出力電圧が一定にな
るように、HOLD回路をONにするように制御してい
る。
110はXY力方向一対のプローブ電極102.103
を移動するための、XY走査駆動回路である。
114と115は、あらかじめ1O−9A程度のプロー
ブ電流が得られるようにプローブ電極102.103と
記録媒体1との距離を粗動制御したり、プローブ電極と
基板とのXY方向相対変位を大きくとる(微動制御機構
の範囲外)のに用いられる。
これらの各機器は、すべてマイクロコンピュータ116
により中央制御されている。また117は表示機器を表
わしている。
また、圧電素子を用いた移動制御における機械的性能を
下記に示す。
Z方向微動制御範囲 : 0.1nm〜1μ丘Z方向粗
動制御範囲 =10no1〜10m111XY方向走査
範囲  : 0.In山〜1μmXY方向粗動制御範囲
: 10 nm −10mm計測、制御許容誤差 : 
<0.1nm(微動制御時)計測、制御許容誤差 +<
fnm(微動制御時)く位置検出系〉 プローブ電極先端の曲率半径が小さくなり、高密度記録
が可能となると、この高密度化は記録面内方向(X−Y
方向)へのプローブ電極の走査精度並びに位置制御精度
に大きく依存する。ここでは、基準となる位置座標に対
応する記録媒体の位置で記録再生を行っている。
また、位置検出方法は、情報の記録・再生と同様、導電
性探針(プローブ電極)と導電性物質との間に電圧を印
加しつつ両者の距離をlnm程度に迄近づけるとトンネ
ル電流が流れることを利用している。トンネル電流は、
導体表面での仕事関数に依存するため、種々の表面電子
状態についての情報を読みとることができる。これを応
用して規則的原子配列、あるいは又、任意に形成した基
準となる原点を有する記録媒体に対し、斯る規則的原子
配列、或いは又、基準原点を基に位置座標系を導入し、
位置座標系に対応する特徴的なトンネル電流の変化を検
出することにより位置検出を行うと共に、位置検出結果
を基に、位置座標系と相対的な位置関係を示す記録媒体
上の記録乃至は再生位置を特定すると共に、記録・再生
位置上べのプローブ電極の位置制御を行うものである。
この時の座標軸と記録位置との位置関係を示す模式図が
第8図である。即ち、座標軸上の目盛としての位置情報
(A−I)は記録位置(A’〜I’)と常に相対的な位
置関係(A−A’など)にある。従って位置情報A−I
を検出することにより、必ずA′〜I′の記録位置を特
定できる訳である。この際、座標軸の各点(目盛)と記
録位置とは必ずしも一義的な相対配置をとる必要はない
(例えば位置情報Aに対応する記録位置がA′の他にA
 ′、A″″・・・などと複数以上存在する)が、一義
的(1:1対応)である方が精度上好ましい。また、座
標軸は一木である必要はなく、必要に応じて複数個使用
される他、1次元である必要もなく、2次元(網目状)
であっても良い。この場合2次元座標系の各格子点に対
応して、記録位置も2次元に配置される。
〈座標軸〉 本発明に用いられる位置検出系としての座標軸は規則的
原子配列、及び又は任意に形成した基準点を用いて形成
される。断る規則的原子配列としては、予め格子間距離
が分かフでいる導電性材料、即ち各種金属やグラファイ
ト単結晶等を利用することができる他、本発明で利用さ
れるトンネル電流はnA程度の大きさである為、上記導
電性材料は1O−10(Ω・cm)−’以上の電導率を
有していればよく、従ってシリコン等のいわゆる半導体
物の単結晶を用いることもできる。これらの内、代表例
として金属試料を考える。今、距離Zだけ離れたプロー
ブ電極と上記金属試料との間に、仕事関数φより低い電
圧Vを印加すると、電子はポテンシャル障壁をトンネル
することが知られている。
トンネル電流密度JTを自由電子近似で求めると、Jt
= (β V/2  π λ Z )@XIG  (−
2Z / λ ) ・・・ (1)の様に表わすことが
できる。
但しλ=h/ C「i】−:金属の外の真空中又は大気
中での波動関数の 減衰距離 h = r / 2π: rニブランク定数m :電子
の買量 β=e’/h  :  e:電子電荷 式(1)に於いて、Z=zcと一定の値とすれば、トン
ネル電流密度JTは基準原子配列の仕事関数φに応じ変
化する。従ってプローブ電極を金属試料面上、2=2c
に保ちつつ任意の直線方向に走査させれば金属原子配列
に従って周期的にトンネル電流が変化する。ここで、格
子定数が予め分かっている金属試料を用いた場合、任意
の結晶面上の成る格子点を基準とした任意の方向の原子
配列状態は自明であり、斯る方向へプローブ電極を走査
させた場合に得られる周期的トンネル電流の変化は十分
に予測し得る。従ってトンネル電流変化の予測値と実際
にプローブ電極を走査して得られたトンネル電流変化の
測定値とが等しい値をとる様にプローブ電極の走査方向
を補正すれば、プローブ電極の動きは、試料の原子配列
に沿ったものになる。即ち、原子配列を座標軸とみなせ
ば、プローブ電極はこの座標軸上を移動することになる
今、この座標軸上のプローブ電極が一定の方向に一定の
距離だけ離れた位置に移動でき、かつ移動先が記録・再
生可能な領域であるとすると、座標軸上の各点に1:1
対応した位置で記録・再生が可能となる。この場合、プ
ローブ電極が座標軸と記録領域間を移動する必要は必ず
しもなく、例えば座標軸上を動くプローブ電極(位置検
出用プローブ電極)に対して、一定の位置に記録・再生
用プローブ電極を用意()、両者を連動させる等の方法
を用いてもよい。
何れにせよ、記録領域でのプローブ電極の位置、即ち記
録位置を金属試料の結晶格子を利用した座標軸に対して
一義的に定めることができる。
以上より、記録媒体表面の一部又は全てが規則的原子配
列を有し、かつその配列状態が既知である場合には、原
子配列の結晶格子を利用した座標軸に対して一義的な相
対関係を示すX−Y座標系を持つ記録領域を設定するこ
とができる。
位置検出用の座標軸としては、他に試料面に凹凸を作っ
たり、他原子をイオン注入する等して人為的に基準とな
る点を複数個作り、これらを位置座標とすることもでき
る。然し、座標軸としての精度は前記原子配列を利用し
たものに比較すると劣る。
以上の様にして、記録媒体上に位置座標を設定すると共
に、位置座標に対応する各点での記録・再生が可能であ
ることを示したが、実際の記録・再生に当ってはその開
始点を明確にする必要がある。即ち、座標軸に基準とな
る原点を設ける必要がある。基準原点としては、座標軸
上にエツチング等の手法により凹凸を設けたり、イオン
注入等を行って記録媒体の表面状態を改ざんすることに
よって導入することもできるが、既に述べた様に原子配
列を用いた座標軸の原点として用いるにはその精度に欠
ける。今第8図に於いて座標軸上のA点を基準原点とし
て選ぶ場合、A点を識別するのとA点と一義的な相対位
置間係にある記録領域上のA′点を識別するのとは同じ
ことである。即ち、A′点が識別できれば座標軸及び座
標軸上の各点の位置は一義的に定まる。A′点に基準原
点を設定する手法としては、記録の書き込み方法と同様
の手法により、A′点に原点としての情報を入力するの
が精度的にも、又作成が容易である点に於いても優れる
。なお、斯る基準原点は1点に限る必要はなく、記録領
域の拡大等必要に応じて複数個形成してもよい。
前述した電気メモリー材料と、その支持基板(電8i)
との組み合わせにより本発明の記録媒体は構成されるが
、座標軸として原子配列を用いる場合、電気メモリー材
料自体の原子配列はその規則性に劣る場合が多く、座標
軸としての利用は余り好ましくない。従って、基板に金
屑、結晶Si、グラファイト等の規則的原子配列を有す
る材料を用いた」二で、その一部を電気メモリー材料未
堆積とし、斯る箇所の基板原子配列を座標軸として利用
することが望ましい。
[実施例コ 以下、本発明について、実施例により詳細な説明を行う
実施例1 第1図に示す記録再生装置を用いた実施例を以下に述へ
る。
プローブ電極102.103は、以下の方法で作製した
洗浄したカプトン基板上(厚さ100μm)にヘキサメ
チルジシラザン(HMDS)をスピンナー塗布しベーキ
ングを行った後、ネガ型レジスト材料(商標名R[+−
200ON−10)をスピンナー塗布しプリベークを行
う。この時膜厚は1μmになる様にした。続いて、露光
、現像、ボストベークを行い、所望のレジストパターン
を作成した。
斯る基板上にAu(膜厚5000人)を蒸着した。蒸着
は、基板を回転させた状態で斜め方向(基板鉛直方向に
対して75°方向)から行った。その後、基板をアセト
ン超音波処理、ジメチルホルムアミド(DMF)超音波
処理、純水洗浄、ベーキングを行い、リフトオフによる
2μmφの微小領域を形成した。
次に、斯る基板に波長308nmのXe(:i!レーザ
ーを用いて強度100mJ/cm2で300シヨツト照
射した。
その結果、先端が約で被覆された円錐状の微小突起が形
成された。
続いて、基板上に真空蒸着法によ)てANを膜厚500
0人堆積させる。次にポジ型レジスト材料(商標名OM
R−83)を膜厚1.2μmとなるようにスピンナー塗
布し、露光、現像、ボストベークを行う。
それから、HsPO4:HNOs:CHaCOOH:H
zO= 18 : 1 : 2:1の溶液でARを所望
のパターンにエツチングする。さらに、基板にアセトン
超音波処理、DMF超音波処理、純水洗浄を施してレジ
ストを剥離し、ベーキングを行って所望の配線パターン
を得た。
以上の様にして作成したプローブ電極をSEM観察した
ところ、電極高さ3μm、プローブ先端曲率半径0.1
μmであった。
次に、断るプローブ電極の近傍には、プローブ電流を増
幅するためのMOS )−ランジスタを設けた。このM
OS I−ランジスタは、従来公知の技術により得られ
るもので充分である。また、従来例では、プローブによ
り検出されるプローブ電流は1O−9Aオーダーであっ
たものが、MOS I−ランジスタで増幅することによ
り、10−’Aオーダーのプローブ電流が得られた。ま
た、本実施例の微小プローブを使用したSTHにより炭
素の臂開面を観察した結果、原子レベルで鮮明に観察す
ることができ、本実施例の微小プローブが十分、実用に
耐えるものであることを確認できた。
この微小プローブを、第1図に示す記録/再生装置のプ
ローブ電極102.103として用いた。このプローブ
電極102.103は記録媒体1の表面との距離(Z)
を制御するためのもので、電流を一定に保つように圧電
素子により、その距11i(Z)は、各々独立に微動制
御されている。更に微動制御機構は距離(Z)を一定に
保ったまま面内(x。
Y)方向にも微動制御できる様に設計されている。然し
、これらは従来公知の技術である。
2本あるプローブ電極の内、位置検出用プローブ電極1
03は基板105の位置座標としての原子配列の検出に
用いられる。他方の記録・再生用プローブ電極102は
、位置検出用プローブ電極103とX、Y方向に関して
一定の位置(プローブ電極間隔微調節機構112を用い
てその間隔を調節することができる)に保持され、記録
層101への記録・再生・消去に用いられる。
これら2木のプローブ電極は、互いに連動して面内(X
、Y)方向へ微動制御できる様に設計されているが、Z
方向に対して各々独立に微動制御される。又、記録媒体
1は高精度のX−Yステージ118上に置かれ、任意の
位置に移動させることができる(X−Y粗動機構)。な
お粗動機構のX−Y方向と微動機構のX−Y方向とは、
各移動制御機構の精度の差に起因する誤差の範囲内で一
致させることができる。
次に本実施例で用いた記録媒体の詳細について述べる。
記録媒体の構成図を第2図に示す。直径1/2インチの
(111)面を出したP型Siウェハー(Bドープ0.
3■厚)を基板105として用いた。
該基板は記録・再生装置のX−Yステージ118上に設
置する際の方向性をほぼ一定にする目的で、B−B’点
で切断されている。なおり−B’点はSi結晶の[21
1]方向にほぼ平行である。次にB−B′の中点から基
板中心に向って1 mmの位置を1μm角、深さ0.2
μmにエツチングし、基準原点(粗)201を作成した
。斯る基準原点(粗)の作成法を以下に示す。
先ず、Si基板上に電子線レジストであるポリメタクリ
ル酸メチル(PMMA ;商品名0EBR−1000東
京応化工業■)を1μmの厚さに塗布し、電子線を加速
電圧20keV 、ビーム径0.1μmφで1μm四方
の大きさに描画した。その後、専用現像液を使って電子
線照射部を溶解させた。エツチングはCF4とH2の混
合ガスを用いて圧力3 Pa、放電電力100Wで20
分間スパッタエツチングした。その時のエツチング深さ
は0.2μmであった。最後にメチルエチルケトンを使
ってPMMAを溶解した。
次に、斯る基板上、基準原点(粗)201近傍をマスキ
ングした後、下引き層としてCrを真空蒸着法により厚
さ50人堆積させ、更にAuを同法により400人蒸着
して基板電極104とした。
次に、Au電極上にスクアリリウム−ビス−6−オクチ
ルアズレン(以下5OAzと略す)のLB[(8層)を
積層し、記録層101とした。以下、記録層形成方法に
ついて述べる。先ず5OAZを濃度0.2+ng/mJ
で溶かしたベンゼン溶液を20℃の水相上に展開し、水
面上に単分子膜を形成した。溶媒の蒸発を待ち、単分子
膜の表面圧を20mN/mまで高め、更にこれを一定に
保ちながら、前記基板を水面を横切る方向に速度3mm
/分で静かに浸漬・引き上げを繰り返し、5OAZ単分
子膜の8層累積膜を基板電極104上に形成させた。
以上により作成された記録媒体1を用いて、記録・再生
の実験を行った。以下その詳細を記す。
5OAZ8層を累積した記録層101を持つ記録媒体1
の基板の切り欠き、B−B’力方向所定の方向に合わせ
て、X−Yステージ118の上に置いた。
次にB−B’から11程度基板内側の位置に位置検出用
プローブ電極102を動かし、位置検出用プローブ電極
とSi基板105 との間に0,6vのプローブ電圧を
印加した上で、X−Y方向微動機構110゜111のX
方向をB−B’にほぼ平行な方向に仮に合わせた後、長
さ1μmに渡って走査させた。次にY方向(X方向に直
角方向)にも1μmに渡り走査させた。この時X−Y座
標軸のとり方を種々変化させて表面状態の測定を繰り返
し、得られたSi原子の配列ピッチが各々6.65人及
び3.84人に最も近い値をとる様に調整した。斯る調
整により、X−Y方向微動機構のX軸はSt基板の[2
11]方向にY軸は[011]方向に合致している。こ
の時、同時に粗動機構のX−Y方向が、調整した微動機
構のX−Y方向と粗動機構の制御誤差範囲内で一致する
様に調整した。次にX−Y方向に関して粗動機構を用い
て位置検出用プローブ電極を走査し基準原点(粗)20
1の位置を検出した。斯る基準原点(粗)201の中心
から、ZmmY軸方向に沿って基板中心部に向った位置
で、徹小穆動機構を用いて、Stの格子点を検出した。
この格子点(第8図の0点)を位置座標軸原点301と
し、X方向([211]方向)に位置検出用プローブ電
極103を走査した。この際Stの[2111方向に関
しての各格子点を確認することにより、方向制御補正及
び位置座標(格子ピッチ)の確認を行った。斯る操作に
於て、位置検出用プローブ電8i103に連動して記録
・再生用プローブ電極102も記録層101上を移動し
ている。本実施例においては、両プローブ電極間距離は
Y軸方向に3mmであった。また、記録・再生用プロー
ブ電極102を用いて所望の情報の記録を行ったが、実
際の記録に先立って、位置座標軸原点301に対応する
記録位置(第3図C′点)に基準原点(徴)303を設
けた。この基準原点(徴)は、記録層101の電気メモ
リー効果を利用して形成される。即ち、記録・再生用プ
ローブ電8i102とAu電極104との間に1.0■
のプローブ電圧を印加し、プローブ電流Ipが10−’
Aになる様に2軸方向微動制御機構107を用いて、記
録・再生用プローブ電極102と記録層101表面との
距離(Z)を調整した。次に記録・再生用プローブ電8
i102を+側、Au電極104を一側にして、電気メ
モリー材料(SOA2. LB膜膜層層が低抵抗状態(
ON状態)に変化する閾値電圧vthON以上の矩形パ
ルス電圧(18V、 0.1μs)を印加し、ON状態
を生じさせた。記録・再生用プローブ電極102と記録
層101 との距離(Z)を保持したまま、記録・再生
用プローブ電極102とAu電極間104との間に1.
0■のプローブ電圧を印加してプローブ電流■2を測定
したところ、0.5mA程度の電流が流れON状態とな
っていることが確かめられた。以上の操作により、基準
原点(徹)3o3とした。この時10nm角の記録層領
域をON状態にすることにより基準原点(徹)303に
関する原点としての位置情報と、後に書き込まれる記録
情報とが混同して再生されない様にしたが(第3図)、
基準原点(@)303の形状は何ら木実施例の形状に限
られるものではない。
次に、位置検出用プローブ電極103を格子点を確認し
ながら[211]方向に走査させ、15ピツチ毎(9,
98nm)に同時に連動して動いている記録・再生用プ
ローブ電極103を用いて記録を行った。従って記録点
304のピッチも9.98nmであった(第3図)。斯
る記録は、基準原点(徹)3o3の形成と同様の手法に
より、記録層(SOAZ、 LB膜8層)101にON
状態とOFF状態(記録前の高抵抗状態)とを作ること
により行なった。
上記の工程を経て形成された記録済み記録媒体を一担記
録・再生装置から取外した後、再度X・Yステージ11
8上に設置し、再生実験を行った。
先づ記録時と同じく、位置制御系のX−Y方向をSi格
子を利用して各々[211]及び[011]方向に合わ
せた後、X−Y方向に関して粗動機構を用いて位置検出
用プローブ電8i103を走査させ、基準原点(粗)2
01の位置を検出した。斯る基準原点(粗)201を基
に、粗動及び微動機構を用いて記録・再生用プローブ電
極102を走査させ基準原点(微)303の位置を検出
した。この時同時に、位置検出用プローブ電極103が
、Si格子点上(位置座標軸原点301)にあることを
確認した。この際、ずれていれば1ta機構を用いて、
X−Y座標系を補正し、位置検出用プローブ電極103
とSi格子点とが一致する様調整した。次に、位置検出
用プローブ電極103とAu電極104との間に0.6
vのプローブ電圧を印加し、Si格子点の位置を検出し
ながら[211]方向(X軸方向)に走査させた。この
時同時に、連動している記録・再生用プローブ電8i1
02 とAu電極104との間に1.(l Vのプロー
ブ電圧を印加し、各記録点でのON状態、若しくはOF
F状態に基づくプローブ電流量の変化を直接読み取るか
、或いはプローブ電流I、が一定になる様に記録・再生
用プローブ電極102を走査させた際の、該記録・再生
用プローブ電極102と記録層101表面との距@2の
変化をサーボ回路109を通して読み取ることにより、
記録情報の再生を行った。
この時の再生速度は、従来のタングステン探針等を使用
した時よりもほぼ1桁速くすることが可能であ)た。
記録容量を増やすためにプローブ電極102を複数設け
、各プローブ電極で記録再生を行うことも可能である。
なお、プローブ電圧を電気メモリー材料がON状態から
OFF状態に変化する閾値電圧νth OFF以上のI
OVに設定し、再び記録位置をトレースした結果、全て
の記録状態が消去されOFF状態に遷移したことも確認
した。
見立±1 次に別の実施例を示す。
洗浄したガラス基板上に、膜厚が50μmになる様にナ
イロン6.6をスピンコード法により堆積し厚膜を得た
。この時、ナイロン6.6の液中に、直径0.05pm
のアルミナ粒子を5%混入しておく。このナイロン6.
6m溶液をスピンコードすることにより、アルミナ粒子
が基板上に点在し、エキシマレーザ−を照射する際の微
小領域になる。斯る基板上に実施例1と同様にしてXe
C1’レーザーを照射した。但し、強度100mJ/c
a+2.300シヨツトとした。
続いて、基板上にAuを真空蒸着法によって膜厚30人
堆積し、プローブを被覆する。その後、プローブを切り
出し、電流増幅用のMOS )ランジスタに接続し、実
施例1と同様の記録再生を行った。
第4図に示すように、このプローブ電極102は、記録
媒体1の表面との距離(Z)を制御するためのもので、
電流を一定に保つように圧電素子により、その距離(Z
)は微動制御されている。
更に微動制御機構は、距111(Z)を一定に保ったま
ま面内(X、Y)方向にも微動制御できるように設計さ
れている。しかし、これらは従来公知の技術である。
プローブ電極102は記録媒体面内の相対方向位置検出
及び、記録・再生・消去を行う為に用いられる。また、
記録媒体1は、高精度のX−Yステージ114の上に置
かれ、任意の位置に移動させることができる(X−Y粗
動機構)。なお、粗動機構のX、Y方向と微動機構のX
、Y方向とは各移動制御機構の精度の差に起因する誤差
範囲内で致している。
次に本実施例で用いた記録媒体の詳細について述べる。
記録媒体の構成図を第5図に示す。第5図(A)は、本
発明で用いた記録媒体の平面図で、第5図(B)は、そ
のA−A’断面図である。直径1/2インチの(111
)面を出したP型Stウェハー(Bトープ0.3II1
m厚)を基板104として用いた。
該基板は記録・再生装置のX−Yステージ114上に設
置する際の方向性をほぼ一定にする目的で、B−B’点
で切断されている。なお、B−B’点はSi結晶の[2
11]方向にほぼ並行である。
次に、B−B’の中点から基板中心に向って1 mmの
位置を1μl角、深さ0.2μmにエツチングし、基準
原点(粗)を作成した。この基準原点(粗)の作成法を
以下に示す。
先ず、Si基板上に電子線レジストであるポリメタクリ
ル酸メチル(PMMA 、商品名0EBR−1000東
京応化工業■)を1μlの厚さに塗布し、電子線を加速
電圧20keV 、ビーム径0.1μIφで1μm四方
の大きさに描画した。その後、専用現像液を使って電子
線照射部を溶解した。エツチングは、CF4 とH2の
混合ガスを用いて圧力3 Pa、放電電力100Wで2
0分間スパッタエツチングした。そのときのエツチング
深さは0.2μmであった。最後にメチルエチルケトン
を使ってPMMAを溶解した。
次に、基板上基準原点(粗)201近傍をマスキングし
た後、下引き層としてCrを真空蒸着法により厚さ50
人堆積させ、更にAuを同法により400人蒸着して基
板電極103とした。
次に、Au電極上にスクアリリウム−ビス−6−オクチ
ルアズレン(以下5OAZと略す)のLB膜(4層)を
積層し、記録層101とした。以下、記録層形成方法に
ついて述べる。先ず、 5OAZを濃度0.2mg/m
l’で溶かしたベンゼン溶液を20℃の水相上に展開し
、水面上に単分子膜を形成した。溶媒の蒸発を待ち、単
分子膜の表面圧を20mN/mまで高め、更にこれを一
定に保ちながら前記基板を水面を横切る方向に速度3m
m/分で静かに浸漬・引き上げを繰り返し、5OAZ隼
分子膜の4層累積膜を基板電極103上に形成させた。
以上により作成された記録媒体1を用いて、記録・再生
の実験を行った。以下、その詳細を記す。
5OA24層を累積した記録層101をもつ記録媒体1
の基板の切り欠きB−B’方向を所定の方向に合わせて
、X、Yステージ114の上に置いた。
次に、B−B’から1 ma+程度基板内側の位置にプ
ローブ電極102を動かし、プローブ電極とSt基板1
04との間に0.6■のプローブ電圧を印加した上で、
プローブ微動機構107.109のX方向をB−B’に
ほぼ平行な方向に仮に合わせた後、長さ1μmに亘って
走査させた。
次に、Y方向(X方向に直角方向)にも1μmに亘り走
査させた。この時、X、Y座標軸のとり方を種々変化さ
せて表面状態の測定を繰り返し、得られたSi原子の配
列ピッチが各々6.65人及び3.84人に最も近い値
をとる様に調整した。斯る調整により、微動機構のX軸
はSi基板の[211]方向に、Y軸は[011]方向
に合致している。
この時同時に、粗動機構のX、Y方向が、調整した微動
機構のX、Y方向と粗動機構の制御誤差範囲内で一致す
る様に調整した。次に、X、Y方向に関して粗動機構を
用いてプローブ電極を走査し、基準原点(粗)2a1の
位置を検出した。斯る基準原点(粗)の中心から2mm
Y軸方向に沿って基板中心部に向かった位置に基準原点
(徹)202を設けた。断る基準原点(徹)は、記録層
101の電気メモリー効果を利用して形成される。即ち
、プローブ電極102とAu電極103との間に1.O
Vのプローブ電圧を印加し、プローブ電流IPが1O−
9Aになる様に微動機構107を用いてプローブ電極1
02 と記録層101表面との距!(Z)を調整した。
次にプローブ電極102を+側、Au電極を一側にして
、電気メモリー材料(SOAZ−LB膜膜層層が低抵抗
状態(ON状態)に変化する閾値電圧VthON以上の
矩形パルス電圧(18V、 0.1μs)を印加し、O
N状態を生じさせた。プローブ電極102と記録層10
1 との距1m(Z)を保持したまま、プローブ電極1
02とAu電極間103との間に1.OVのプローブ電
圧を印加して、プローブ電流1.を測定したところ、0
.5mA程度の電流が流れON状態となりていることが
確かめられた。以上の操作により、基準原点(徹)20
2とした。この時、10nm角の記録層領域をON状態
にすることにより基準原点(徴)202に関する位置情
報と、後に書き込まれる記録情報とが混同して再生され
ない様にしたが(第6図)、基準原点(徴)202の形
状は何ら本実施例の形状に限られるものではない。
次に、斯る基準原点(微)をプローブ電極位置制御系の
X、Y座標上の原点として、プローブ電極102を微動
走査させ0.01μmピッチで情報の記録を行った。記
録面101上の1ビツト毎の記録位置の模式図を第6図
に示した。斯る記録は、基準原点(徹)の形成と同様の
手法により、電気メモリー材料(SOAZ、 LB膜膜
層層にON状態とOFF状態(記録前の高抵抗状態)と
を作ることにより行った。
上記の工程により形成された記録済み記録媒体1を一旦
記録・再生装置から取り外した後、再度X、Yステージ
114上に設置し、再生実験を行った。先ず、記録時と
同じく、位置*J御系のX、 Y方向をSi原子目盛を
利用して、各々、[211]及び[011]方向に合せ
た後、X、Y方向に関して粗動機構を用いてプローブ電
極を走査させ、基準原点(粗)201の位置を検出した
。斯る基準原点(粗)を基に、基準原点(徹)を粗動及
び微動機構を用いて捜し出した。断る基準原点(徹)を
X、Y座標系の原点として、記録情報の再生を行った。
この際、プローブ電極102とAu電極103との間に
再生用の1.Ovのプローブ電圧を印加し、ON状態と
OFF状態領域に流れるプローブ電流量の変化を直接読
み取るか、或いはプローブ電流量、が一定になる様にプ
ローブ電極102を走査させた際のプローブ電極102
と記録層101表面との距離2の変化をサーボ回路10
6を通して読み取ることにより、基準原点(微)202
の位置検出並びに記録情報の再生を行った。
なお、プローブ電圧を電気メモリー材料がON状態から
OFF状態に変化する閾値電圧■t、、OFF以上のI
OVに設定し、再び記録位置をトレースした結果、全て
の記録状態が消去されOFF状態に遷移したことも確認
した。
見立±ユ 複数個の基準原点による基準目盛を用いて、プローブ電
極走査系のX、Y座標系を設定し、記録・再生を行った
例を以下に示す。
本実施例で用いた記録媒体1の構成図を第7図に示す。
基板104として0.7 Xl、5cmの光学研磨した
ガラス基板(1no++厚)を用いた。次にB−B′の
中点から基板中心に向かって1 mmの位置に1μm角
、深さ0.1μmの基準原点(粗)202を作成した。
斯る基準原点(粗)の作成法を以下に示す。
従来公知のフォトレジスト法により、レジスト材料(商
品名AZ1350)を1μmの厚さに塗布し、ブリベイ
クを行ったのち、第6図に対応するマスクを用いて紫外
線露光、現像、ボストベイクを行い、ガラス基板上にマ
スクパターンを形成した。
次に公知のCF4ガスプラズマエツチング法に基づき、
エツチングパワー50W、ガス圧I Pa、 CF4ガ
ス流量15SCCMの条件下でガラス面を深さ0.1p
mに迄ドライエツチングした。マスクのAZ1350は
アセトン洗浄して除去した。
斯る基板をヘキサメチルジシラザンの飽和蒸気中に放置
して表面に疎水処理を施した。次に、基板に対し、下引
き贋としてCrを真空蒸着法により厚さ50人堆積させ
、更にAuを同法により400人蒸着し基板電極103
とした。次に、このAui[極上にルテチウムシフタロ
ジアニン(LuH(PC) 2)のt−ブチル置換体の
10層LB膜を積1し、記録層101を形成させた。こ
の際、基準原点(粗)201の近傍には記録H101が
堆積されない様にした。
以下、LuH(Pc) 2のt−ブチル置換体LB膜の
成膜条件を記す。
溶  媒  :クロロホルム/トリメチルベンゼン/ア
セトン= 1/l/2 (V/V)濃   度    
: 0.5mg/mA’水  相  :純水、水温20
℃ 表面圧 : 20mN/m 基板上下速度:3mm/分 以上により作成された記録媒体1と実施例2で述べた記
録・再生装置を用いて記録・再生の実験を行った。以下
その詳細を記す。
LuH(PC) 2のt〜ブチル置換体LB膜10層を
累積した記録層101をもつ記録媒体1のB−B’力方
向X、Yステージ114のX軸方向に合わせて、X。
Yステージ上に設置した。次に実施例1と同様にして、
X、Y方向に関して粗動機構110を用いて、プローブ
電極102を走査し、基準原点(粗)201の位置を検
出した。なお、プローブ電圧は0.1■とした。斯る基
準原点(粗)201の中心からY軸方向に2mm基板中
心部に向かった位置(記録層101上)に、実施例1の
基準原点(微)の作成法と同様の手法を用いて、第1基
準原点(微)401を作った。なお、この際粗動機構の
X、Y方向と微動機構のX、Y方向とは、粗動機構の制
御誤差範囲内で一致している。次に微動機構を用いて、
第1基準原点(微)401からY軸方向に1 gmの位
置に第2基準原点(微)402を作成した。この第2基
準原点(微)402の作成法は第1基準原点(微)と同
様であり、両者を区別するため、各点の形状を異なるも
のにしてもよいが、必ずしもその必要はなく、これらの
点が他の一般記録情報と混同されない様な工夫がなされ
ていればよい。
次に、斯る第1基準原点(微)401或いは第2基準原
点(微)402の何れかをX、Y軸座標系の原点にとり
、微動機構を用いて0.01pmピッチで情報の記録を
行った。記録方法は実施例1と同等の手法に依った。
上記の工程により形成された記録済み記録媒体1を一旦
記録・再生装置から取外した後、再度X、Yステージ1
14上に設置し再生実験を行った。先ず、記録時と同じ
<X、Y方向に関して粗動機構によりプローブ電極を走
査させて基準原点(粗)201を見つけ出し、斯る基準
原点(粗)を基に、第1基準原点(微)401を粗動及
び微動機構を用いて捜し出した。次に微動機構を用いて
第2基準原点(微)402を検出後、第1及び第2基準
原点(微)を結ぶ線分の方向とプローブ電極走査系のY
軸方向とが一致する様にX、Y座標系を設定し直した。
この際、第1基準原点(微)401が、X、Y座標系の
原点になる様に設定した。
記録容量を増やすために微動走査範囲外に複数の基準点
を設け、各点を基準に記録・再生を行うことも可能であ
り、以上述べてきた実施例中で記録媒体の作成法につい
て述べてきたが、極めて均一な膜が作成できる成膜法で
あれば良く、実施例の方法に限定されるものではない。
なお、本発明は、基板材料やその形状および表面構造に
ついて何ら限定するものでもない。
L敗■] 実施例1の再生実験に於いて、原子目盛を用いたプロー
ブ電極走査機構のX、Y座標系の設定並びに基準原点(
粗)及び(微)の位置検出に基く位置座標原点の設定を
省略した場合、記録媒体1上の記録書き込み域を見い出
すのが非常に困難であり、又、再生は殆ど不可能であっ
た。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、■、プローブ電
極がpm以下の先端曲率半径を有するので、高密度の記
録、再生が可能である。
■、同一基板の任意の箇所に、同一形状、同一特性の複
数のプローブを作製できたので、記録、再生装置の合理
化、高機能化が達成できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、記録再生装置を図解的に示すプロツり図であ
る。 第2図(A)は記録媒体の一形態を示す平面図で、第2
図(B)はそのA−A’断面図である。 第3図は、本発明の記録媒体表面上の座標軸と記録位置
との位置関係の一形態を示した模式図である。 第4図は、本発明の実施例2を説明する記録再生装置を
図解的に示すブロック図である。 第5図(A)は実施例2で用いた記録媒体の平面図、第
5図(B)はそのA−A’断面図である。 第6図は、実施例2の記録材表面上の記録位置を示す模
式図である。 第7図(A)は本発明で用いた別の記録媒体の平面図で
、第7図(B)はそのA−A’断面図である。 第8図は、本発明の座標軸と記録位置との位置関係を示
した原理図である。 101・・・記録層 102・・・記録再生用プローブ電極 103・・・位置検出用プローブ電極 104基板電極     105・・・基板106・・
・プローブ電流増幅器 107、108・・・Z軸方向微動制御機構109・・
・サーボ回路 110・・・XY操作駆動回路 111・・・XY方向微動制御機構 112・・・プローブ電極間隔微調節機構113・・・
パルス電源   114・・・粗動機構115・・・粗
動駆動回路 116・・・マイクロコンピュータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子材料からなる微小突起が導電性媒体で被覆
    されているプローブ電極を有することを特徴とする記録
    再生装置。
  2. (2)高分子材料からなる微小突起が導電性媒体で被覆
    されているプローブ電極を有することを特徴とする記録
    装置。
  3. (3)高分子材料からなる微小突起が導電性媒体で被覆
    されているプローブ電極を有することを特徴とする再生
    装置。
  4. (4)前記プローブ電極が、円錐又は角錐状の構造を有
    する微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の記録再生装置。
  5. (5)前記プローブ電極が、円錐又は角錐状の構造を有
    する微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の記録装置。
  6. (6)前記プローブ電極が、円錐又は角錐状の構造を有
    する微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    3記載の再生装置。
  7. (7)前記プローブ電極が、金、銀、白金、パラジウム
    いずれかの貴金属、又は、それらの合金によって被覆さ
    れた微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の記録再生装置。
  8. (8)前記プローブ電極が、金、銀、白金、パラジウム
    いずれかの貴金属、又は、それらの合金によって被覆さ
    れた微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の記録装置。
  9. (9)前記プローブ電極が、金、銀、白金、パラジウム
    いずれかの貴金属、又は、それらの合金によって被覆さ
    れた微小突起で構成されていることを特徴とする請求項
    3記載の再生装置。
  10. (10)前記プローブ電極が、高分子材料表面の微小領
    域を金属又は金属酸化物で被覆形成し、該微小領域をマ
    スクとして、該高分子材料上にレーザーを照射すること
    で得られる微小突起で構成されたものであることを特徴
    とする請求項1記載の記録再生装置。
  11. (11)前記プローブ電極が、高分子材料表面の微小領
    域を金属又は金属酸化物で被覆形成し、該微小領域をマ
    スクとして、該高分子材料上にレーザーを照射すること
    で得られる微小突起で構成されたものであることを特徴
    とする請求項2記載の記録装置。
  12. (12)前記プローブ電極が、高分子材料表面の微小領
    域を金属又は金属酸化物で被覆形成し、該微小領域をマ
    スクとして、該高分子材料上にレーザーを照射すること
    で得られる微小突起で構成されたものであることを特徴
    とする請求項3記載の再生装置。
  13. (13)前記プローブ電極に隣接して増幅器を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  14. (14)前記プローブ電極に隣接して増幅器を備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  15. (15)前記プローブ電極に隣接して増幅器を備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載の再生装置。
  16. (16)前記プローブ電極が、複数備えられていること
    を特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  17. (17)前記プローブ電極が、複数備えられていること
    を特徴とする請求項2記載の記録装置。
  18. (18)前記プローブ電極が、複数備えられていること
    を特徴とする請求項3記載の再生装置。
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