JPH03235077A - 位置検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、移動体に搭載された無線電話機と無線電話
交換機を設置した無線電話基地局との間で電話交換を行
う無線電話方式に係わり、移動体の位置情報の提供を、
通常行われる無線電話の呼び出し応答と同一の方法で実
現することを可能とする位置検出方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のロラン方式に代表される位置検出方式においては
、主局と２つ以上の従局とから送信される電波を、位置
を検出したい移動体が有する受信機にて受信し、これら
電波に載せられた情報から、移動体の有する位置情報検
出機によって移動体側で自位置を検出している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、各局から送信される信号を移動体が
受信し、移動体自身が位置を検出するため、移動体に位
置を検出するための装置等が必要となり、移動体への負
担が大きくなるという問題があった。

この発明の目的は、無線基地局の間で位置検出のための
情報交換を行い、位置を検出し、無線電話方式と同一の
構成により、検出した位置情報の移動体への通知サービ
スを実現することにある。

〔課題を解決するための手段］ この発明によれば、移動体から発信される特定の電話番
号を受け付けてその移動体の近隣の３局以上の無線基地
局から位置検出信号を移動体へ送出させ、その応答信号
を受信し、その情報を交換するための装置と、この情報
をもとに各位置検出信号の送信からその応答信号の受信
までと対応する時間を求めて位置情報を検出する装置と
を設け、この位置情報を発信移動体に返送する。

〔作　用〕

移動体の無線電話機により特定の電話番号を発信し、こ
の電話番号により通常の無線基地局との接続が行われ、
その延長で情報交換装置により２局以上の近隣基地局へ
位置情報確認のための信号が送信され、合計３局以上の
基地局から移動体への位置検出信号が送信され、これを
受信した移動体が返信する情報を各局が受信し、これを
位置情報として情報交換装置に返信し、３局以上の基地
局から返信された情報をまとめて位置検出装置に渡し、
位置検出装置で各位置検出信号の送信からその対応信号
の受信までと対応する時間を求めて位置情報に変換し、
接続されたままの移動体の電話機に基地局の交換機を経
由してその位置情報を通知することにより位置情報提供
サービスが実現されることになる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図を用いて説明する。

第１図はこの発明の全体構成を示している。移動体１０
１、ならびに複数の無線電話基地局１０２から構成され
る。

第２図は、この発明の中心部分である無線電話基地局１
０２の構成を示す。送受信アンテナ２０１は移動体１０
１に設置された無線電話機より発信された電話番号を受
信し、通話路を開設するためのものである。交換機２０
２は通常の電話交換機能を実施するためのものである。

情報交換装置２０３は交換Ｉ！２０２から起動を受け、
他の基地局との通話路を開設、情報交換を制御する装置
である。また位置計算装置２０４は、情報交換装置２０
３から情報を受け取り、位置を計算し、交換機２０２を
通じて位置情報を返却するためのものである。

第３図は、移動体１０１と３つのｆＥＦｌ、線電話基地
局３０２〜３０４との相対関係を示したものである。

第４図は、移動体１０１に設置された無線電話機が特定
の電話番号を発信してから、移動体１０１に位置情報が
通知され、電話が切断されるまでの制御の流れを示して
いる。ここでは特定の電話番号ｘｘｘｘｘｘχｘｘｘが
無線電話機から発信される（ステップ４０１）。無線電
話主基地局Ａ３０２に設置された交換機により情報交換
装置へ接続、隣接する無線電話従基地局Ｂ、Ｃ３０３゜
３０４への通話路が開設される（ステップ４０２）。

主基地局Ａ３０２から移動体１０１へ位置検出信号とし
てパルスを送信すると同時に、従基地局Ｂ。

Ｃ３０３，３０４を経由して移動体１０１へ位置検出信
号としてパルスを送信し、移動体１０１から返信される
信号１．２の例では応答パルスを局間の通話路を通じて
主基地局Ａ３０２の情報交換装置に渡し、局間の通話路
を切断する（ステップ４０３）。情報交換装置から位置
計算装置へ各局と移動体間の位置検出信号から応答信号
受信までの時間差情報を転送する（ステップ４０４）。

位置計算装置は情報交換装置から渡された情報をもとに
移動体１０１の位置情報を計算し、交換機２０２を通じ
て移動体１０１の無線電話機に通知する（ステップ４０
５）。無線電話機のフッキングによりサービスを終了す
る（ステップ４０６）。

第５図は、基地局と移動体間の情報交換に一例としてパ
ルス信号を用いる際の各パルス間の関係を示したもので
ある。Ｔ１〜Ｔ３は各基地局Ａ。

Ｂ、Ｃと移動体１０１との距離によって生じる遅れであ
り、ΔＡＢは基地局Ａと基地局８間の通話路上で生じる
遅れ、ΔＡＣは基地局Ａと基地局Ｃの間の通話路上で生
しる遅れであり、局間で既知の値である。Δは移動体１
０１の無線電話機で生じる遅れであり、固有の値である
。またＴＡＢは基地局Ａから発信したパルスを起点に基
地局Ｂを経由して移動体から戻るパルスと直接移動体か
ら戻るパルスとの時間差で情報交換装置で観測される、
ＴＡＣは同様に基地局Ｃを経由して送受信する情報の遅
れである。情報交換装置ではＴＡＢＴＡＣが観測される
。各遅延には以下の関係がある。

Ｔ１＋Δ＋ＴＡＢ　−ΔＡＢ＋　（Ｔ２＋Δ）＋ΔＡＢ
　　・・・（］）Ｔ１＋Δ十ＴＡＣ−ΔＡＣ＋　（Ｔ３
＋Δ）＋ΔＡＣ・・・（２）第６図は、−例としてロラ
ン方式をもとに移動体の位置を計算する例を図示したも
のである。前回説明で示した関係に基づき、位置計算装
置で（１）式より７２−ＴＩをＴＡＢ−２ΔＡＢから求
め、（２）式より７３−ＴＩをＴＡＣ−２ΔＡＣから求
め、そのＴ’２−ＴＩの双曲線とＴ３−ＴＩの双曲線と
の交点をロランダイアグラムから求め、これより移動体
の位置を計算する。なお時間差を求めるにはパルスによ
る場合に限らず、周波数変調波を用いて周波数差から、
または位相差から求めてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、移動体の位置
検出サービスを移動体側の処理を過大にすることなく、
また移動体側の構成を変更することなく、通常の無線電
話方式と同一の構成方式で実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体構成図、第２図は無
線電話基地局の構成図、第３図は基地局と移動体の関係
例を示す図、第４図はサービスの処理の流れ図、第５図
は各基地局と移動体間で交わされるパルスの関係例を示
す図、第６図はロランダイアグラムの例を示す図である
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）移動体に搭載された通話のための無線電話機と、 無線電話局に設置され、上記無線電話機との間で交信を
   行う無線電話交換機とよりなる無線電話方式において、 移動体から発信される特定の電話番号を受け取りその移
   動体の近隣に位置する３局以上の無線電話局より位置検
   出信号を上記移動体へ送出させ、その応答信号を受信し
   、その情報を交換するための情報交換装置と、 上記情報をもとに各位置検出信号の送信からその応答信
   号の受信までと対応する時間を求めて上記移動体の位置
   を計算する位置計算装置とを備え、無線電話により上記
   計算した位置出力を上記移動体へ通知することを特徴と
   する位置検出方式。